JPH031796Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031796Y2
JPH031796Y2 JP1985150238U JP15023885U JPH031796Y2 JP H031796 Y2 JPH031796 Y2 JP H031796Y2 JP 1985150238 U JP1985150238 U JP 1985150238U JP 15023885 U JP15023885 U JP 15023885U JP H031796 Y2 JPH031796 Y2 JP H031796Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
signal
leak
section
amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985150238U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6258729U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985150238U priority Critical patent/JPH031796Y2/ja
Publication of JPS6258729U publication Critical patent/JPS6258729U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031796Y2 publication Critical patent/JPH031796Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、厳密な漏れ検査を要求される被測
定体の気密性を、この被測定体にヘリウムなどの
プローブガスを充填してこのプローブガスの漏出
に基づいて測定検査するところのリークテスト装
置におけるリークデイテクタに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
このような用途に用いられる一般的なリークテ
スト装置は、第3図に示すような構成になつてい
る。この装置をその作用に基づいて説明すると、
被測定体1は、その内部にプローブガス(例えば
ヘリウムガス)が充填密封された台板2にシール
機構を介するフランジ接合により開閉自在に設置
された真空容器3内に収められる。この被測定体
1の漏れを検査するには、テストバルブ9、リー
クバルブ10および分析管バルブ16をいずれも
閉状態にし、粗引き用バルブ8とフオアバルブ1
4を開状態にして、油回転真空ポンプ7,15、
油拡散ポンプ13を同時に運転する。油回転真空
ポンプ7によつて真空容器3内の大気が粗引き排
気され、マニホルド4の圧力、即ち真空容器3内
の真空度がピラニ真空計5の読みで所定の値、例
えば2×10-2Torrに到達し、それに対し漏れ計
測管路は油拡散ポンプ13、油回転真空ポンプ1
5の作動によつて排気が行なわれ、その管路の真
空度がピラニ真空計17の読みで所定の値、例え
ば2×10-4Torrに到達したとする。この時点に
おいて分析管バルブ16を開き、ついでテストバ
ルブ9を開いて、粗引き用バルブ8を閉じる。
被測定体1は予めグロスリークテストを合格し
たもので、微細なピンホールもしくはヒビ割れな
どから微小な漏れを起こしているときは、漏れプ
ローブガスはコールドトラツプ11、分析管バル
ブ16を経てリークデイテクタ6へ流入すると同
時に、感度調整バルブ12を経て油拡散ポンプ1
3、さらにフオアバルブ14を経て油回転真空ポ
ンプ15によつて大気中に排出される。そして、
リークデイテクタ6に流入されたプローブガス
は、そのイオン電流によつて電気信号に変換さ
れ、検出リーク量に相当する電気的な検出信号が
出力され、この検出信号が基準値と比較されて、
基準値以上でなければ被測定体1はリークテスト
に合格したものとされる。
ところで、前記リークデイテクタ6により検出
されるリーク量には、被測定体1からの漏出プロ
ーブガスによるリーク量の他に、真空容器3内に
取り込まれて減圧された大気中に含有されている
ヘリウムによつてリークデイテクタ6に測定前
(テスト前)に存在していたリーク量相当分のバ
ツクグラウンドが重畳されている。そのため、バ
ツクグラウンドのレベル以下の微小リークのテス
トでは、被測定体1からの漏出プローブガスによ
るリーク量の変化が、バツクグラウンドによつて
あたかも減衰されてしまう状態となつて顕著に表
われない。
例えば、第4図においてt1時からt2時までがテ
スト期間であるが、被測定体1によるリーク量が
バツクグラウンドにうずもれて目立たなくなつて
いる。従つて、正確なリーク量の測定が困難であ
り、バツクグラウンドの変化によりテスト結果に
ばらつきが生じる不都合がある。
この場合、テスト時にバツクグラウンドを消去
すれば前記不都合は解消される筈である。そのた
めに従来では、テスト開始前に手動操作により
バツクグラウンドに拘らずリーク量測定系の検出
レベルを零に調整したり、テスト開始前のバツ
クグラウンドのレベルを電気信号に変換して記憶
しておき、テスト結果のリーク量から前記バツク
グラウンドのレベルの記憶値を減算する電気信号
演算を行なつたりしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前述のの方法によると、テス
トを行なう毎に手動による零レベル調整操作を要
するので、テストの省力化並びに高速化を図るこ
とができない。特にこの種のリークテストによる
厳密な漏れ検査が要求される部品としては、カー
クーラのコンプレツサ容器などの自動車関連気密
部品、空調用や冷凍用圧縮機、電子管などの気密
部品が主であつて、これらの部品は何れも大量に
生産されるものであることから、何よりも検査を
迅速に行ない得ることが要求されるので、検査の
高速化を図れないのは重大な問題である。一方、
の方法では、リーク量の検出感度が、バツクグ
ラウンドの計測領域と略々同程度の感度になつて
しまい、リークデイテクタにおける最高感度によ
る微小リークテストができない問題点がある。
この考案は、前記した従来の問題点に鑑みてこ
れを解消するためになされたもので、正確かつ高
速に微小リークテストを行なうことのできるリー
クテスト装置におけるリークデイテクタを提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記目的を達成するために、高真
空排気系によつて高度の真空状態にされた容器の
内部空間に流路接続されこの容器に収容された被
測定体から漏出するプローブガスを導入し検出す
るリークテスト装置のリークデイテクタにおい
て、漏出するプローブガスのイオン電流により検
出リーク量に相当する電気的な検出信号を出力す
るリーク量検出部と、テスト状態であるか否かの
別によりテストON信号またはテストOFF信号を
出力するテスト信号出力部と、このテスト信号出
力部の出力信号により制御される切換制御素子、
前記リーク量検出部の検出信号と零レベル信号と
を比較増幅器及びこの比較増幅器の出力信号を記
憶する記憶素子からなるバツクグラウンド零調整
制御部とを備え、前記テストOFF信号により前
記比較増幅器を前記切換制御素子を介して前記リ
ーク量検出部の加算増幅器に接続して検出信号を
零レベルにする帰還自動制御ループが閉成される
とともに、前記テストON信号により前記記憶素
子が前記切換制御素子を介して前記加算増幅器に
接続されるよう構成したことを要旨とするもので
ある。
〔作用〕
前記構成としたことにより、テスト前状態時に
はテストOFF信号によりバツクグラウンド零調
整制御部がリーク量検出部の検出信号をバツクグ
ラウンドに拘らず零レベルになるよう制御すると
ともに、テスト開始によるテストON信号により
零レベル調整制御が解除されるから、バツクグラ
ウンドを除去した被測定体のリーク量のみが検出
信号として出力される。従つて、微小リークテス
トを正確に行なえるとともに、非テスト状態時に
は検出信号が常に零レベルに自動的に保持されて
いるから、テスト毎に零レベルに調整する必要が
なく、極めて迅速に測定することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の1実施例について詳説する。
第1図はこの考案のリークデイテクタの1実施
例のブロツク構成図を示す、このリークデイテク
タは、リーク量検出部18とバツクグラウンド零
調整制御部19とテスト信号出力部20とから構
成されている。
リーク量検出部18は、加算増幅器21を備
え、この加算増幅器21の正側入力端+には、漏
れプローブガスを電気信号に変換したプローブガ
スイオン電流の入力端子22が接続されていると
ともに、その出力端子は検出信号出力端子23に
導出されている。
一方、バツクグラウンド零調整制御部19は、
両入力端に加算増幅器21から出力される検出信
号および零レベル信号端子24からの零レベル信
号が入力される比較増幅器25と、調整用接点a
およびテスト用接点bを備えコモン端子が加算幅
器21の負側入力端一に接続された切換制御素子
26と、比較増幅器25の出力信号を記憶する記
憶素子27とにより構成されている。前記切換制
御素子26は、テスト状態であるか否かの別によ
りテスト信号出力部20から出力されるテスト
ON信号またはテストOFF信号により切換制御さ
れる。このテスト信号出力部20は、被測定体
の、例えば赤外線検知により自動的に信号出力す
る。
次に、前記構成とした実施例に係るリークデイ
テクタの作用について説明する。いま、非テスト
状態である場合、テスト信号出力部20からのテ
ストOFF信号により切換制御素子26が調整用
接点aに接続されている。従つて、加算増幅器2
1から出力される検出信号が比較増幅器25にお
いて零レベル信号と比較され、その差信号が増幅
された後に切換制御素子26を介して加算増幅器
21の負側入力端に帰還される。この帰還自動制
御ループによつて、加算増幅器21から出力され
る検出信号が零レベルに保持される。
次に、第2図に示すT1時にテスト信号出力部
20からテスト信号が出力されて切換制御素子2
6がテスト用接点bに切換え接続されると、比較
増幅器25の出力信号が記憶素子27に記憶さ
れ、かつこの記憶された信号が加算増幅器21に
帰還される。即ち、帰還自動制御ループが開成さ
れて零レベル調整制御が解除され、加算増幅器2
1からは漏れプローブガスに相当する検出信号が
出力され、次にテストOFF信号が出力されるま
でこの状態を保持する。そして、第2図のT2時
にテストが終了してテストOFF信号が出力され
ると、前述と同様の動作により検出信号が零レベ
ルに調整制御される。このリークデイテクタは、
テスト状態を検出してテスト信号を出力するテス
ト信号出力部20を内蔵しているので、大量に生
産される気密部品の連続自動リークテストを行な
うリークテスト装置に適用して特に顕著な効果を
発揮するものである。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のリークテスト装置に
よると、非テスト状態時には、主に大気中のヘリ
ウムに基づくバツクグラウンドの大小に拘らず検
出信号を自動的に零レベルに調整制御して保持す
るとともに、テスト時には零レベル調整制御を解
除する構成としたので、被測定体のリーク量のみ
を検出リーク量として得ることができ、バツクグ
ラウンド以下の微小リークテストに際しても高速
測定を行ない得るとともに正確な測定値を得るこ
とができる。また、複数のテストポートを有する
タイプの装置において、この各テストポートのバ
ツクグラウンドにばらつきがあつても、非テスト
時はバツクグラウンドの大小に拘らず検出信号を
零レベルに保持するので、この場合においても微
小リークテストを正確に行なうことができる。
しかも、例えば被測定物の移動の検知等により
テスト信号を出力するテスト信号出力部を備え、
このテスト信号によりバツクグラウンド零調整制
御部の切換制御素子を切換制御する構成としたの
で、大量に生産される気密部品を自動的にかつ高
速でリークテストできるリークテスト装置に適用
して特に顕著な実用的効果を発揮するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のリークデイテクタの1実施
例のブロツク構成図、第2図は第1図の検出リー
ク量を示す図、第3図はこの考案が適用されるリ
ークテスト装置のブロツク構成図、第4図は従来
のリークデイテクタによる検出リーク量を示す図
である。 18……リーク量検出部、19……バツクグラ
ウンド零調整制御部、20……テスト信号出力
部、21……加算増幅器、25……比較増幅器、
26……切換制御素子、27……記憶素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高真空排気系によつて高度の真空状態にされた
    容器の内部空間に流路接続されこの容器に収容さ
    れた被測定体から漏出するプローブガスを導入し
    検出するリークテスト装置のリークデイテクタに
    おいて、漏出するプローブガスのイオン電流によ
    り検出リーク量に相当する電気的な検出信号を出
    力するリーク量検出部と、テスト状態であるか否
    かの別によりテストON信号またはテストOFF信
    号を出力するテスト信号出力部と、このテスト信
    号出力部の出力信号により制御される切換制御素
    子、前記リーク量検出部の検出信号と零レベル信
    号とを比較する比較増幅器及びこの比較増幅器の
    出力信号を記憶する記憶素子からなるバツクグラ
    ウンド零調整制御部とを備え、前記テストOFF
    信号により前記比較増幅器を前記切換制御素子を
    介して前記リーク量検出部の加算増幅器に接続し
    て検出信号を零レベルにする帰還自動制御ループ
    が閉成されるとともに、前記テストON信号によ
    り前記記憶素子が前記切換制御素子を介して前記
    加算増幅器に接続されるよう構成したことを特徴
    とするリークテスト装置のリークデイテクタ。
JP1985150238U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH031796Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985150238U JPH031796Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985150238U JPH031796Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6258729U JPS6258729U (ja) 1987-04-11
JPH031796Y2 true JPH031796Y2 (ja) 1991-01-18

Family

ID=31066198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985150238U Expired JPH031796Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH031796Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60150237A (ja) * 1984-01-14 1985-08-07 Sony Corp 磁気記録媒体の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60150237A (ja) * 1984-01-14 1985-08-07 Sony Corp 磁気記録媒体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6258729U (ja) 1987-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6314794B1 (en) Method and apparatus for detecting leaks in heat exchangers for motor vehicles
US7905132B1 (en) Leak testing using tracer gas permeable membrane
JP2655315B2 (ja) 複合分子ポンプを使用した漏洩探知装置
JPH07286927A (ja) 漏れ試験の方法および装置
US6857307B2 (en) Method and device for the determination of the gas permeability of a container
JPH03195935A (ja) 漏洩を検出する装置および方法
US20090277249A1 (en) Method and device for determining the quality of seal of a test object
US4272985A (en) Method of and apparatus for compensating for temperature in leak testing
US8201438B1 (en) Detection of gas leakage
JP4037954B2 (ja) トレーサガス式漏れ検出器
US5600996A (en) Method and apparatus for testing the tightness of housings
JP2018533741A (ja) 酸素を用いたリーク検知
JP3348147B2 (ja) 温度式膨張弁の感温制御部の気密検査機
JPH031796Y2 (ja)
US20030233866A1 (en) Method for operating a film leak indicator and a corresponding film leak indicator for carrying out said method
JP3348484B2 (ja) 漏洩試験方法及び漏洩試験装置
JPH09115555A (ja) 電池の気密性の検査方法及び検査装置
JPH07286928A (ja) ヘリウムリークディテクタ
JP4605927B2 (ja) 漏洩試験装置
JPH05172686A (ja) リークテスト装置と方法
JP3382727B2 (ja) 漏れ試験装置
CN220322645U (zh) 一种密封性测试系统
JP3349130B2 (ja) リーク検査装置
JPS6111630Y2 (ja)
JPH0240515Y2 (ja)