JPH0317724Y2 - - Google Patents

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JPH0317724Y2
JPH0317724Y2 JP16115286U JP16115286U JPH0317724Y2 JP H0317724 Y2 JPH0317724 Y2 JP H0317724Y2 JP 16115286 U JP16115286 U JP 16115286U JP 16115286 U JP16115286 U JP 16115286U JP H0317724 Y2 JPH0317724 Y2 JP H0317724Y2
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JP
Japan
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drinking
floating object
drinking container
container
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば杯やグラス、湯呑などの飲
用容器に酒やジユース、お茶などの飲料液を注い
だときに、飲料液の表面に種々の形からなる浮き
物が浮かび上がるようになつている飲用容器に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、飲料液を注ぐと浮き物が浮かび上がる飲
用容器として、登録実用新案第48803号の模様浮
出容器が考案されている。
この模様浮出容器は、容器の内底に接続して下
部に縦孔が穿設され、上端に適宜の模様片を付し
下端に膨大部が設けられた支脚を有する構造から
なつている。そして、平素は支脚は上記の縦孔に
収容されれており、容器に液体を注ぐと支脚が縦
孔が浮上して、液体表面に模様片が浮遊するよう
になつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した従来の模様浮出容器
は、容器の下部に細長な支脚を収容する縦孔が穿
設されているため、容器の下部をその分高くしな
ければならなかつた。
この考案は上記のような課題に鑑み、その課題
を解決しよとするものであつて、その目的とする
ところは、飲料液を注ぐと浮き物が浮かび上がる
飲用容器でありながら、その容器の下部が高くな
るのを防ぐことのできる飲用容器を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するためにこの考案は、飲料
液3を注ぐと浮き物4が浮かび上がる飲用容器1
において、前記浮き物4の内部に中空部4aを形
成し、該浮き物4の下面に上記中空部4aに通じ
る小孔4bを穿設し、前記飲用容器1の内側の底
にその下端を固定して上方に向けて柱状の保持材
2を設け、該保持材2の上端に突起片2aを設け
ると共に、柱状の保持材2に上記浮き物4の小孔
4bを上下動及び回動自在に挿通した構成よりな
るものである。
〔作用〕
以上のような構成を有するこの考案は次のよう
に作用する。
すなわち、柱状の保持材は平素は浮き物の中空
部内に収容されるので、飲用容器の下部に柱状の
保持材を収容するための縦孔を不要にするように
作用する。
そして、例えば杯やグラス、湯呑などの飲用容
器に酒やジユース、お茶などの飲料液を注ぐと、
飲用容器の底にあつた浮き物のみが、浮力により
柱状の保持材に沿つて上昇して飲料液の表面に浮
き上がるように作用する。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考案
をより具体的に説明する。
ここで、第1図は浮き物が飲用容器の飲料液の
表面に浮き上がつた場合の断面図、第2図は第1
図の平面図、第3図は飲用容器に飲料液が注がれ
てない場合の断面図である。
図において、例えば杯からなる飲用容器1の内
側1aの底中央には、上方に向けて柱状の保持材
2が一体的に、つまり保持材2の下端は固定され
て設けられている。この飲用容器1及び柱状の保
持材2は陶器からなつている。飲用容器1は杯と
して使用されるもので、飲用容器1の内側1aは
略回転放物面状に形成されていて、この内側1a
に日本酒からなる飲料液3を注ぐようになつてい
る。
飲用容器1の内側1aの底中央に設けられた柱
状の保持材2には、浮き物4が取り付けられてい
る。浮き物4は種々の形からなり、例えば第2図
に示すようなカメの形のものがある。浮き物4の
形としては、例えば、カメやツルのような縁起が
いいとされているものや、水などの液体に浮かぶ
船や動物或いは花、現在流行中のキヤラクター商
品を形どつたものなどがある。
浮き物4は飲用容器1と同様に陶器で造られて
いるため、その比重が飲料液3の比重より大きく
なり、飲料液3に浮くことができない。しかし、
浮き物4の内部には中空部4aが形成されてい
て、浮き物4全体の見掛けの比重が飲料液3の比
重よりも小さくなるように造られており、これに
より、浮き物4は飲料液3に浮くことができる。
カメの形に造られた浮き物4は、内部中空部4
aに通じる小孔4bが下面中央に穿設されてい
る。そして、この小孔4bには上記の上方に向け
て飲用容器1の底の中央に設けられた柱状の保持
材2が挿通されており、カメの形をした浮き物4
はこの保持材2を中心に上下動及び回動できるよ
うになつている。
柱状の保持材2の上端には側方に突出する突起
片2aが形成されていて、この突起片2aによ
り、浮き物4が保持材2の上端から簡単に外れる
のを防いでいる。但し、この突起片2aが形成さ
れた保持材2の上端から、浮き物4を強制的に取
り外したり、取り付けたりできるように、突起片
2aは形成されている。そして、カメの浮き物4
を別の例えばツルの浮き物4に取り替えることが
できるようになつている。
次に、上記実施例の構成による飲用容器の使用
について説明する。
杯からなる飲用容器1の内側1aに、日本酒か
らなる飲料液3を注ぐと、飲用容器1の内側1a
の底中央にあつた浮き物4、飲料液3による浮力
を受ける。浮き物4は内部が中空であるため、浮
き物4全体の見掛けの比重は飲料液3の比重より
小さくなる。このため、浮き物4には該浮き物4
を飲料液3の表面に押し上げようとする浮力が働
き、この浮力により、浮き物4は該浮き物4が取
り付けられている柱状の保持材2に沿つて上動
し、飲料液3の表面に浮き上がる。
飲用容器1の杯は手で持たれるので、飲用容器
1内の飲料液3の表面は僅かに揺れ、このため、
飲料液3の表面に浮き上がつたカメの形をした浮
き物4は、表面の揺れにより、同じように揺れた
り、又保持材2を中心にゆつくり回つたりして、
あたかも日本酒が注がれた杯の表面でカメが泳い
でいるような印象を与え、飲料液3としての日本
酒を飲む者を楽しませることができる。
飲用容器1内の飲料液3を飲み干した後は、飲
料液3に浮いていた浮き物4はその自重により、
飲用容器1の内側1aの底中央に下動する。そし
て、飲用容器1に飲料液3を注ぐと、再び飲料液
3の表面に浮かび上がり、上述と同様な機能を果
たす。
続いて、上記実施例の構成による陶器からなる
飲用容器の構造について簡単に説明する。
先ず、ろくろを用いて粘土で杯の形の飲用容器
1を造り、次に飲用容器1の内側1aの底中央に
粘土で柱状の保持材2を取り付ける。その後、
1300℃で10時間程度、時間をかけて上記の粘土で
造られた飲用容器1を焼いた後、10時間程度、時
間をかけて冷やす。
一方、浮き物4も粘土で上記の飲用容器1と同
様な方法で造る。
そして、最後に飲用容器1の保持材2に浮き物
4を取り付けて、仕上がる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で
種々の改変をなし得ることは勿論である。
例えば、上記実施例においては、飲用容器1が
杯の場合で説明したが、飲用容器1はグラスやコ
ツプ、湯呑などでもよく、その形も上記実施例の
形状に限定されず、又その材質も陶器に限らず、
ガラス材、プラスチツク材などからなつていても
よい。
また、浮き物4の中空部4aに例えば鈴などの
ような音の出るものを入れておき、浮き物4が浮
き上がるとき、音が出るようにすることも可能で
ある。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、この考案に係
る飲用容器によれば、浮き物の内部に中空部を形
成し、該浮き物の下面に上記中空部に通じる小孔
を穿設し、飲用容器の内側の底にその下端を固定
して上方に向けて柱状の保持材を設け、該保持材
の上端に突起片を設けると共に、柱状の保持材に
上記浮き物の小孔を上下動及び回動自在に挿通し
たことにより、柱状の保持材は平素は浮き物の中
空部内に収容されるので、飲用容器の下部に柱状
の保持材を収容するための縦孔を不要にでき、こ
れにより、飲料液を注ぐと浮き物が浮かび上がる
飲用容器でありながら、その容器の下部が高くな
るのを防ぐことができるという極めて実用的有益
なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る飲用容器の実施例を示す
ものであつて、第1図は浮き物が飲用容器の飲料
液の表面に浮き上がつた場合の断面図、第2図は
第1図の平面図、第3図は飲用容器に飲料液が注
がれてない場合の断面図である。 符号の説明、1:飲用容器、1a:内側、2:
保持材、2a:突起片、3:飲料液、4:浮き
物、4a:中空部、4b:小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 飲料液を注ぐと浮き物が浮かび上がる飲用容器
    において、前記浮き物の内部に中空部を形成し、
    該浮き物の下面に上記中空部に通じる小孔を穿設
    し、前記飲用容器の内側の底にその下端を固定し
    て上方に向けて柱状の保持材を設け、該保持材の
    上端に突起片を設けると共に、柱状の保持材に上
    記浮き物の小孔を上下動及び回動自在に挿通した
    ことを特徴とする飲用容器。
JP16115286U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0317724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16115286U JPH0317724Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16115286U JPH0317724Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6366974U JPS6366974U (ja) 1988-05-06
JPH0317724Y2 true JPH0317724Y2 (ja) 1991-04-15

Family

ID=31087197

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JP16115286U Expired JPH0317724Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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JPS6366974U (ja) 1988-05-06

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