JPH0317488Y2 - - Google Patents

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JPH0317488Y2
JPH0317488Y2 JP1986107563U JP10756386U JPH0317488Y2 JP H0317488 Y2 JPH0317488 Y2 JP H0317488Y2 JP 1986107563 U JP1986107563 U JP 1986107563U JP 10756386 U JP10756386 U JP 10756386U JP H0317488 Y2 JPH0317488 Y2 JP H0317488Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ケーブルテレビ(以下「CATV」
という)システム、その他の伝送システムにおけ
る周波数変換装置に使用されるフイルタユニツト
に関する。
【従来技術】
従来、CATV、電話伝送、その他の伝送シス
テムにおいて、PLL(Phase Locked Loop)を
利用した可変周波数発振回路を局部発振器とする
周波数変換装置がある。ここで、周波数変換装置
の用語は、AM,FM等の変調器、中間周波と高
周波等の周波数帯域を変換する周波数変換器等の
周波数の変換を伴う装置の意味に使用する。
PLLは、発振器の出力をM分周した発振信号と
基準発信器の出力する基準発振信号との位相を比
較して、その位相差が固定されるようにフイード
バツク制御するものであり、発振周信号の周波数
を基準発振信号の周波数のM倍に可変的に安定化
するものである。係るPLLには、発振周波数を
可変にするためのN値設定部を有しており、この
N値を可変的に設定することにより、所望の周波
数の発振信号を得ることが出来る。ただし、固定
されたP分周のプリスケーラを介在させる場合に
は、上記MとNとの関係は、M=PNとなる。 従来装置に於けるN値設定部は、デイツプスイ
ツチ、サムホイールスイツチを使用したものであ
つた。そして、係るスイツチを設定することによ
り、所定の伝送チヤンネルの周波数に対応した周
波数の搬送波を得ていた。 一方、周波数変換装置の出力側には、所定のチ
ヤンネルに対応した帯域信号のみを通過させるた
めの帯域通過フイルタ(以下「チヤンネルフイル
タ」ともいう。)、その他所定の周波数特性を得る
ためのフイルタ等が設けられている。このフイル
タは、製造時に帯域を設定しておき、使用時に変
化させることのできない固定式と、全帯域を数区
分して、区分された帯域に対応した帯域通過フイ
ルタを数個組み込んでおき、使用時に、使用チヤ
ンネルに応じて、帯域フイルタを選択するように
した切換式等がある。
【考案が解決しようとする問題点】
CATV等の伝送システムにおいては、周波数
変換装置を設置した後、チヤンネルを頻繁に変更
することは無い。したがつて、上記したデイツプ
スイツチ、サムホイールスイツチは、一旦、N値
の設定が完了すると、その後、そのスイツチが操
作されることは殆ど無い。このため、価格の高い
可変スイツチを使用する必然性がなかつた。ま
た、特に、サムホイールスイツチを用いる時は、
周波数またはチヤンネルの直読値を設定出来るよ
うにしているため、内部数値への変換回路、メモ
リ回路等を設ける必要があり、より高価になる。
また、デイツプスイツチは、周波数またはチヤン
ネルの直読値を設定するものではないため、仕様
書等を参照して設定しなければならないという煩
わしさがある。 一方、チヤンネルフイルタに関しては、固定式
は切換式に比べ構成が簡単で安価に製造出来ると
いう利点があるが、N値の変換に際し、そのN値
に対応した特性のフイルタを選別して設置しなけ
ればならないという煩雑さのため、設置後のチヤ
ンネルプランの変更に容易に対応できないという
欠点がある。 それに対し、切換式では、CATVシステムで
はチヤンネル数が非常に多いため、全チヤンネル
に対して専用の帯域通過フイルタを組み込む事は
不可能であり、たとえ、組み込んだとしても、無
駄が多すぎるという問題がある。そのため、全帯
域を数区分して、それに対応した帯域通過フイル
タを数個組み込むようにしているが、この方式で
は、必要以上に帯域が広くなるため、スプリアス
や雑音抑制の点で問題がある。スプリアスは、他
のチヤンネル信号へのビート障害等の原因とな
り、雑音はC/Nの悪化による受信障害等の原因
となる。 本考案者は、PLLのN値設定部に設定される
N値と周波数変換装置のチヤンネルフイルタ等の
帯域とが1対1に対応している事に注目し、N値
設定部をパターンスイツチとして構成を簡単且つ
固定化し、そのN値設定部と使用チヤンネル専用
のチヤンネルフイルタ等とを一体化して、取替自
在なフイルタユニツトを構成出来ることを考案し
た。 したがつて、本考案の目的は、CATV等の伝
送システムにおいて、安価な周波数変換装置を提
供し、そのN値の誤設定を防止し、保守を容易に
することである。
【問題点を解決するための手段】
上記問題点を解決するための考案の構成は、N
値設定部に設定された値に基づいて、基準周波数
の信号に位相同期され、その信号に対しN倍の周
波数の搬送波を出力する可変周波数発振回路を有
し、前記搬送波により入力信号を所定周波数帯域
に変換する周波数変換部と、該周波数変換部の入
力側または出力側に配設されたフイルタとを有す
る周波数変換装置におけるフイルタユニツトであ
つて、 前記N値設定部は基板上に形成された配線パタ
ーンの端子間の接続または切断状態により、N値
を設定する手段からなり、前記N値設定部により
設定されたN値に応じた周波数特性のフイルタ
を、前記N値設定部と一体的に組み込み、この一
体的に組み込まれたユニツトを前記周波数変換装
置に対し着脱自在にしたことである。 ここで、周波数変換装置とは、前述した様に搬
送波をベースバンド信号で変調(FM,AM等)
する変調器、周波数帯域を変換する狭義の周波数
変換器を含むものであり、周波数の変換を伴う装
置として定義されるもの指すものとする。
【作用】
フイルタとN値設定部は、一体化されユニツト
化されている。したがつて、新規設定、保守によ
る交換時には、そのフイルタユニツトごと、周波
数変換装置に設定又は交換される。フイルタユニ
ツトに配設されたN値の設定は、基板上に形成さ
れた配線パターンで構成されている。N値の設定
は、配線パターンの所定の端子間をはんだ等で接
続して、例えば2進数の各桁のオンオフを設定し
たり、その逆に所定の端子間の接続を切断して2
進数の各桁のオンオフを設定することにより行わ
れる。N値は搬送波の周波数を決定するものであ
り、信号の出力される周波数帯域により、一意的
に設定される。したがつて、信号が通過するフイ
ルタの周波数特性は、その周波数帯域により一意
的に決定される。このため、N値が設定されると
フイルタの特性はそのN値により特定される。し
たがつて、フイルタがチヤンネルフイルタであれ
ば、そのフイルタは設定されたチヤンネル専用と
なる。したがつて、周波数変換装置に本フイルタ
ユニツトを組み込む時は、チヤンネルプランに応
じて、対応するユニツトが組み込まれることにな
る。
【実施例】
以下、本考案を具体的な実施例に基づいて説明
する。第1図は、本実施例に係る周波数変換装置
の電気的構成を示したブロツクダイヤグラムであ
る。映像信号は映像信号変調器1に入力し、搬送
波はこの信号により振幅変調される。また、音声
信号は、音声変調器2に入力し、搬送波はこの信
号により周波数変調される。その後、映像信号変
調器1と音声変調器2の出力は、それぞれ、1次
周波数変換器16,17へ入力する。この周波数
変換器へ入力する搬送波は電圧制御発振器10か
ら出力される。この搬送波は、第1局部発振周波
数に精確にPLLにより制御されている。即ち、
電圧制御発振器10の出力は、プリスケーラIC
11により、P分周され、その出力がPLLシン
セサイザIC12に入力している。PLLシンセサ
イザIC12は、N値設定部13によつて設定さ
れたN値を読み込み、N分周した信号と、基準発
振信号との位相差を演算し、その位相差の変動を
防止するように信号を出力する。係る信号は低域
通過フイルタ14により積分された後、制御電圧
発生回路15により、電圧制御信号が電圧制御発
振器10に与えられる。この様にして、搬送波は
基準周波数の所定倍の周波数の信号に精確に同期
される。こうして、中間周波数に変調された映
像、音声信号は、第1局部発振周波数信号との和
ビートの周波数に変換される。 次に、その出力は、同様な回路により、第2局
部発振周波数信号との差ビート周波数に変換さ
れ、結合器30を介してチヤンネルフイルタ31
に出力れる。 この様な周波数変換装置に於いて、N値設定部
13,23とチヤンネルフイルタ31は、第2図
のように一体的にユニツト化されて着脱自在に構
成されている。図において40は、筐体であり、
42はプリント基板、44はPLLシンセサイザ
IC12,22に対するコネクタである。また、
46,47はチヤンネルフイルタ31を伝送路に
挿入するためのコネクタである。プリント基板4
2上には、N値設定部13,23が形成されてお
り、それは、パターン配線50により構成されて
いる。パターン配線は、コネクタ44の各ピンに
接続された端子50〜68と、その端子に対向し
て設けられ、各端子は共に接続された端子70〜
88とからなつている。端子50は、給電線であ
り、端子50と70をハンダで接続することによ
り、端子基部90は電源電圧となる。また、設定
すべきN値に対応して各端子間を選択的に接続す
ることにより、N値が設定される。コネクタ44
側の端子はPLLシンセサイザIC12,22の入
力側でプルダウンされている。このため、接続さ
れた端子例えば52は、高レベルとなり、接続さ
れていない端子例えば51は、電圧が印加されな
いので接地状態となり低レベルとなる。この様に
して、端子間をハンダで接続することにより、
PLLシンセサイザIC12,22に入力すべきN
値を2進数として設定する事が出来る。 またこの様に設定されたN値により特定される
チヤンネルに対応した帯域を通過するチヤンネル
フイルタ31がプリント基板上42上に形成され
ている。 この様に、本実施例のフイルタユニツトは、N
値設定部とチヤンネルフイルタとを一体化してユ
ニツト化しているため、周波数変換装置に対し容
易に着脱出来る。 上記実施例では、N値設定部を配線パターンの
所定の端子間をはんだで接続する構成としたが、
全ての端子間をプリント配線またはリード線で接
続しておき、所定の端子間のプリント配線または
リード線を切断することによりN値を設定する構
成としても良い。 また、上記実施例では、フイルタはチヤンネル
フイルタを選択したが、この他、搬送波除去、ス
プリアス除去、等価等の他のフイルタでも良い。
要は、設定されたN値により特定される周波数特
性のフイルタであれば良い。 また、変調器における搬送波の周波数を決定す
るためのN値設定部と、変調波を通過させるフイ
ルタとを一体化したフイルタユニツトでも良い。
【考案の効果】
本考案は、CATV等の伝送スシテムの周波数
変換装置におけるフイルタユニツトであつて、 搬送波の周波数を決定するN値設定部を基板上
に形成された配線パターンの端子間の接続または
切断状態によりN値を設定するもので構成し、前
記N値設定部により設定されたN値に応じた周波
数特性のフイルタを、前記N値設定部と一体的に
組み込み、この一体的に組み込まれたユニツトを
前記周波数変換装置に対し着脱自在にしたことを
特徴としている。 したがつて、この考案のフイルタユニツトは、
周波数帯域毎に専用化されたものであり、装置へ
の設定が容易である。N値設定部は配線の接続、
切断等の状態による手段を用いているので、N値
設定部を安価に作成出来る。またフイルタと一体
化しているため、N値設定を変更する必要がなく
保守等が容易となる。また、チヤンネルプランに
応じて、周波数変換装置の内このフイルタユニツ
トのみを交換すれば良いため、保守が容易である
と共に、安価かつ構成の簡単なフイルタユニツト
のみを多数製造してストツクしておけば良く、高
価かつ複雑な周波数変換装置を多数ストツクする
必要はなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の具体的な一実施例に係るチ
ヤンネルフイルタユニツトが組み込まれた周波数
変換装置の電気的構成を示したブロツクダイヤグ
ラム、第2図は、その実施例に係るチヤンネルフ
イルタユニツトの機械的構成を示した斜視図であ
る。第3図は同ユニツトの電気的構成を示した回
路図である。 12,22……PLLシンセサイザIC、10,
20……電圧制御発振器、40……筐体、44,
46,47……コネクタ、50〜68,70〜8
8……端子、90……端子基部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 N値設定部に設定された値に基づいて、基準周
    波数の信号に位相同期され、その信号に対しN倍
    の周波数の搬送波を出力する可変周波数発振回路
    を有し、前記搬送波により入力信号を所定周波数
    帯域に変換する周波数変換部と、該周波数変換部
    の入力側または出力側に配設されたフイルタとを
    有する周波数変換装置におけるフイルタユニツト
    であつて、 前記N値設定部は基板上に形成された配線パタ
    ーンの端子間の接続または切断状態により、N値
    を設定する手段からなり、前記N値設定部により
    設定されたN値に応じた周波数特性のフイルタ
    を、前記N値設定部と一体的に組み込み、この一
    体的に組み込まれたユニツトを前記周波数変換装
    置に対し着脱自在にしたことを特徴とするフイル
    タユニツト。
JP1986107563U 1986-07-14 1986-07-14 Expired JPH0317488Y2 (ja)

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JP1986107563U JPH0317488Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

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JPS6315639U JPS6315639U (ja) 1988-02-02
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615129B2 (ja) * 1973-06-18 1981-04-08

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JPS5615129U (ja) * 1979-07-11 1981-02-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5615129B2 (ja) * 1973-06-18 1981-04-08

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