JPH0317448B2 - - Google Patents

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JPH0317448B2
JPH0317448B2 JP61193528A JP19352886A JPH0317448B2 JP H0317448 B2 JPH0317448 B2 JP H0317448B2 JP 61193528 A JP61193528 A JP 61193528A JP 19352886 A JP19352886 A JP 19352886A JP H0317448 B2 JPH0317448 B2 JP H0317448B2
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JP
Japan
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fruit
picking
section
air
harvesting
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Shigeaki Okuyama
Hiroshi Suzuki
Yoshihiro Ueda
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、みかんやりんごやその他の果実等の
収穫対象を収穫するための収穫装置に関し、詳し
くは、収穫対象を検出するための視覚式の検出手
段と、その検出手段による検出結果に基づいて移
動手段に装着された摘取部を収穫対象の摘取可能
位置に移動させる制御手段とを有し、前記摘取部
は、収穫対象の捕捉用の空間、及び、その空間内
へ収穫対象を入れるための開口を備える捕捉部を
有している収穫装置に関する。
かかる収穫装置は、摘取部を収穫対象に向けて
移動させるに伴つて、収穫対象を捕捉部の捕捉用
の空間内に取入れたのち、摘取作動を行わせて、
収穫対象を収穫するものである。
このため、かかる収穫装置においては、摘取部
を収穫対象に向けて精度良く移動させて、収穫対
象を開口を通して捕捉用の空間内に入れることを
確実に行なわせる必要がある。しかしながら、前
記検出手段における検出誤差や移動手段において
移動させる際の誤差、並びに、収穫対象が風等の
ために遊動することに起因して、収穫対象を捕捉
用の空間内に所望通り取入れることができなくな
る虞があつた。
ちなみに、検出手段の検出精度や移動手段の精
度を充分に高めて、上記不都合を極力解決するこ
とが考えられるが、その場合、全体構成が高価に
なる不利があり、もちろん、収穫対象が遊動する
と、収穫対象を所望通り取入れることができない
ものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであ
つて、その目的は、検出手段の検出誤差や移動手
段において移動させる際の誤差が生じても、しか
も、収穫対象が遊動することがあつても、収穫対
象を捕捉用の空間内に確実に取入れることができ
るようにする点である。
本発明による収穫装置は、収穫対象を検出する
ための視覚式の検出手段と、その検出手段による
検出結果に基づいて移動手段に装着された摘取部
を収穫対象の摘取可能位置に移動させる制御手段
とを有し、前記摘取部は、収穫対象の捕捉用の空
間、及び、その空間内へ収穫対象を入れるための
開口を備える捕捉部と、捕捉された収穫対象の果
梗を切断する切断手段と、その切断手段を駆動す
るエアアクチユエータを有しているものであつ
て、 その特徴構成は、前記エアアクチユエータに空
気を送るエアポンプが、前記開口を通して前記捕
捉用の空間内に向けて空気を吸引させる吸引手段
と兼用される状態で備えられている点にある。
上記特徴構成による作用効果は以下のとおりで
ある。
すなわち、摘取部を収穫対象に向けて移動させ
るに伴つて、収穫対象を捕捉部の捕捉用の空間内
に取入れる際に、吸引力を用いて収穫対象を開口
を通して捕捉用の空間内に移動させ、しかるのち
に、切断手段によつてその果梗を切断するのであ
る。
従つて、検出手段の検出誤差や移動手段におい
て移動させる際の誤差が生じることがあつても、
しかも、収穫対象が遊動することがあつても、吸
引力を用いて収穫対象を捕捉用の空間内に確実に
取入れることができるのであり、もつて、冒記不
都合を回避して一層良好に使用できるようになつ
た。又、この吸引力を発生させるための吸引手段
は、前記切断手段を駆動するエアアクチユエータ
に空気を送るエアポンプを兼用するものであるの
で、専用の吸引手段を必要とせずに、従つて、構
造の複雑化やコスト上昇といつた不利を生ずるこ
となく上記の効果を得るに至つた。
以下、図面に基づいて実施例を説明する。
() 全体構成 第1図及び第2図は夫々本発明の実施例であ
る果実収穫装置の外観を示し、第1図は乗用果
実収穫装置の一実施例を示し、他方、第2図
は、機体とは分離して設置されるモニタ装置8
からの指令に基づいて動作する遠隔操作型果実
収穫装置の一実施例を示している。
そして、第1図の乗用型果実収穫装置は果樹
の下側に位置して収穫作業を行う様に構成され
たもので、りんごの様に、果樹が比較的大きい
場合に適し、他方、第2図の遠隔操作型果実収
穫装置は、みかんの様に果樹が小さく、隣立す
る果樹間が狭い場合でも作業できる様に枠体型
の本体1が構成され、本体1が果樹をまたぐ状
態で作業を行うべく構成されている。
これら果実収穫装置の機体はいずれも任意の
場所に移動できる様に走行装置2が設けられた
本体1、果実を検出するために本体1に設置さ
れた視覚式の検出手段としての位置検出装置
3、及び、摘取装置4から構成されている。
この摘取装置4はいずれも多自由度を有する
多関節アーム5、及び、そのアーム5の先端に
装着された摘取部6から構成され、摘取部6が
この多関節アーム5によつて果実を摘み取り可
能な位置へ移動されるように構成されている。
この移動手段である多関節アーム5としては、
第1図に示す様な油圧駆動式のリンク構造のも
の、また、第2図に示す様な電動式で高剛性構
造のもの、その他、多数の関節を有する柔構造
のもの等、任意の多自由度一多関節アームが利
用できる。
アーム5先端の摘取部6で摘み取つた果実
を、該アーム5の移動によつて所定の箇所に設
けられた収納部へ輸送することも可能である
が、第1図及び第2図に示す果実収穫装置で
は、収穫作業の能率向上のために、摘取部6か
らは、伸縮性及び可撓性を有する輸送筒体7が
本体1に連設され、この輸送筒体7を通して、
果実を本体1内の収納部(図示せず)に輸送す
る様に構成されている。また第1図に示すもの
では、この様な輸送筒体7をアーム5の内部に
設けることで、アーム5の移動に輸送筒体7が
支障になることを防止し、かつ、そのことによ
つてアーム5の取り付け位置の選択性を広げる
ものである。
また第1図、第2図に示される3はテレビカ
メラ9等を用いて構成される果実の位置検出装
置の一実施例であるが、その詳細な構成並びに
操作については後述する。
前記走行装置2は、傾斜地にも適用できる様
に本体1に対して上下動するなり、またはアウ
トリーが一等の補助装置を設けるなり等の構成
にすることも可能である。
() 摘取部の構造 前記摘取部6は、第3図に示す様に、果実の
捕捉用の空間を内部に備え、且つ、その空間内
へ果実を入れるための開口を上部に備える円筒
形の捕捉部10を有し、この捕捉部10の上部
開口には上方に向かつて拡がる誘導部11が配
設されると共に、吸引手段としてのエアポンプ
18にて、前記開口を通して捕捉用の空間内に
向けて空気の吸引をすべく構成されている。
この誘導部11は物体が接触した方向を検出
して信号を発する接触センサーの機能を有すべ
く構成され、詳細は後述するが、この信号に基
づいて前記アーム5を制御して捕捉部10に果
実が導入される様にアーム5先端の摘取部6を
移動させるものである。更に、摘取部6果実に
接近する際にその周囲の葉などを吹き払うべ
く、誘導部11の周囲には上方に開口した排気
口19が設けられている。
また、前期誘導部11は、前記のように接触
センサー11cとしての機能を併せ有するよう
に、下方向にわずかに回動可能に構成された複
数の接触部材11a…から構成され、各々の接
触部材11a…の果実との接当に基づく回動が
検出されるべく、各々の接触部材11a…には
夫々スイツチ11b…が付設されている。この
接触センサー11cとしてはこの構成に限ら
ず、タツチセンサー等の接触センサーを誘導部
11の内壁に装着したものでもよい。
この様な構成によつて捕捉部10に導入され
た果実の果梗を切断すべく、捕捉部10の上端
部に切断手段としてのカツター12が設けられ
ている。
このカツター12の構造は、第4図に示す様
に外部リングギア13に噛合し、夫々軸芯x周
りに回転するギア部を有する刃14が外部リン
グギア13の内側に複数個配された構造を有し
ている。この外部リングギア13の中心は捕捉
部10の上部開口の中心に一致すべく配置され
ると共に、この外部リングギア13を回転させ
るエアモータ15が捕捉部10に装着されてい
る。いま、この外部リングギア13がエアモー
タ15によつて矢印方向に回転させられると
各々の刃14は捕捉部10に固定の前記軸芯x
周り矢印方向に会同し、このとき互いの交叉点
が中心に集まり果梗を切断する。従つて、果梗
は捕捉部10の上部開口の中心部に寄せられて
切断されるために果実に無理な力が作用せず果
実をいためることがなく、また果梗の逃げを防
止して確実に切断できるものである。
カツタ12による果梗切断に必要な位置決め
はカツタ12の刃14のすぐ下側に設けられた
複数の光センサ16…からの信号に基づいて後
述の制御方法で行なわれる。
これら光センサ16…は発光部16a及び受
光部16bの対から成る構造を有し、いずれの
センサ16…もその光が捕捉部10の上部開口
の中心から夫々、略果梗の太さ程度一側方に片
寄つて開口を横切るように配置されている。従
つて、果実がカツタ12の位置にある場合には
全ての光が遮断されるが、果梗がカツタ12の
位置にある場合には、細いために少なくとも一
部の光は遮断されず、この事に基づいて、これ
ら光センサ16…からの信号に基づいて、カツ
タ12の位置に果梗が来る様に摘取部6の位置
決めが行なわれる。
捕捉部10下部には前記同様の光センサ17
…が、上下に所定の間隔を置いて、その光が捕
捉部10の中心軸を通る様に設けられていて、
前記光センサ16…からの信号に基づいて位置
決めを行つた時に果実の底部の位置を検出する
ことで、その大きさを検出することが可能な様
に構成されている。これらセンサ17…は果実
の大きさ検出の目的で設けられたものである
が、果実が確実に捕捉部10に入つていること
を確認するためにも利用することができる。
前述の様に捕捉部10の底部の開口と本体1
側の収納部とは可撓性並びに伸縮性を有する輸
送筒体7で連結されていて、果梗が切断される
ことで摘み取られた果実は、前記捕捉部10か
ら吸引された空気及び自重によつて、この輸送
筒体7を通つて収納部に輸送される。
本体1側に設けられた空気を吸引するエアポ
ンプ18の排気は前記輸送筒体7に一体的に保
持させた排気通路20を通して前記誘導部の排
気口19並びに前記カツタ12を駆動するエア
アクチユエータとしてのエアモータ15へ導び
かれている。エアモータ15に排気を送る排気
通路20には電磁弁21,21′が設けられて
いて、これら電磁弁21,21′に計算機から
信号を送り、エアモータ15の動作を必要に応
じて制御する様に構成されている。この様に本
実施例では排気を利用して果梗切断用のカツタ
12を動作させる様に構成してあるが、エアモ
ータに代えエアシリンダを用いてもよい。
また、前記誘導部11の接触部材11aを対
象果実に合わせて適宜適当な剛性を有する材料
(例えばゴム)を選択することによつて果実の
摘み取り作業を確実に行ない得る。
また、排気の一部を捕捉部10の上部開口の
内部に噴出させることによつて、果実が捕捉部
10の開口に対してその中央になる様に構成し
てもよい。
() アームの制御 前記アーム5は計算機によつて制御されるべ
く構成されたものであり、その制御用計算機に
はアーム5の先端部を与えられた座標の位置ま
で移動させるルーチンや、先端部を与えられた
量だけ移動させるといつた基本的動作を行うル
ーチンを用意することによつて、所謂ロボツト
言語を用いてプログラミング可能に構成されて
いる。このロボツト言語の構造はアーム5の制
御方式と共に従来構成と同様のものを利用する
ことができる。
また、この計算機は、複数のセンサーからの
信号を取り込み、これら信号に基づいて制御の
変更を行うことが可能に構成されており、前記
接触部材11a及びそのスイツチ11bから成
る接触センサ11c…及び、捕捉部10の光セ
ンサ16,17…の信号が計算機に取り込ま
れ、これらセンサからの信号に基づく制御が行
なわれるべく構成されている。
この計算機によるアーム5の制御は第5図イ
及び第5図ロに示すシーケンスに従つて行なわ
れる。
まず第5図イの,に示す様に摘み取るべ
き果実の位置を記憶媒体であるメモリから読み
出し、その位置から所定距離真下の位置Rに摘
取部6を移動させる。この果実の位置は後述す
る手段によつてあらかじめ測定され、摘み取る
べき順序を決定し、その順序に配列し直してメ
モリーに記憶してあり、この果実の摘み取り段
階ではメモリから順に読み出すだけである。
次にからまでの段階に制御が移り、前記
誘導部11の接触センサ11c…からの信号に
基づいて、果実に接触した接触センサ11c…
側に摘取部6を移動させることで、前記捕捉部
10が果実の真下に移動する様にその水平位置
を調節しながら徐々に摘取部6を上昇させる。
この上昇の際に捕捉部6の上部開口に設けら
れた光センサ16…が全て光が遮断された信号
を発するとの段階でこれを検出して制御で
示される段階に移す。一方、これら光センサ1
6…が前記メモリから読み出された高さを通過
しても前記の遮光の信号が発せられない場合に
は、制御はの段階から,の段階に移り、
その果実の収穫動作を中止して次の果実の収穫
動作に移る。もしからの段階で果実の底部
が捕捉部10の入口である上部開口に入れば前
記の様に上部開口に設けられた光センサ16…
から信号が発し、制御がの段階に移る。そこ
で以下のシーケンスでは、捕捉部10に入つた
ものが果実かどうかを確認して、果実と確認さ
れた時のみ前記カツタ12を動作させて摘み取
りを行うべく構成してある。
この果実確認の方法は、捕捉部10上部開口
に設けられた光センサ16…が前記信号を発し
た後、これら光センサ16…うち所定個数のも
のが光が通過するときの信号を発するまでの間
に摘取部6が上昇する距離を測定して、この距
離が所定の範囲にあるときのみ果実が捕捉部1
0に入り、その果梗かこれら光センサ16…相
当位置に至つたものと認定してカツタ12を動
作させ摘み取り動作を行うものである。
即ち、の段階では上昇距離の測定を開始す
る。次のxiの段階では捕捉部6の上部開口に設
けられた光センサ16…が光が通過するときの
信号を発したときに割込みがかかる様にするた
めのものである。
摘取部6はxiで示されるシーケンスに基づい
て、アーム5によつて上昇させられる。
この上昇の際に前記割込みが入ると第5図ロ
に示すシーケンスに制御を移し、上昇距離を調
べた後所定範囲内の上昇距離であれば、カツタ
12を動作させるものである。一方所定距離上
昇しても割込みがかからない場合には制御が
,に示されるシーケンスに移り、その果
実の収穫動作を中止し摘取部6を最初の位置R
に戻した後次の果実の収穫動作に移る。
即ち、前記割込みによつて第5図ロのシーケ
ンスの制御が移るとの段階で摘取部6が果
実の大きさ程度に設定された量上昇したかを調
べその量に至つていない時にはのシーケ
ンスを経て前記第5図イので示される段階に
制御を移し、捕捉部6への果実の導入からやり
直す。この様に上昇量を調べることによつて捕
捉部6葉などの異物が入ることによる誤動作を
防止している。
さて、前記所定量の上昇があつた場合には、
果実が捕捉部6に入つたものとして、第5図ロ
のからxiで示されるシーケンスに制御が
移り、まず摘取部6移動を停止し、捕捉部6の
下部に設けられた前記光センサ16…によつて
大きさを検出した後カツタ12を動作させ果実
を摘み取る。そして摘取部6を最初の位置Rに
戻し、その果実の収穫動作を終え、次の果実の
収穫動作に移る様に構成されている。
尚、捕捉部10の下部に設けられた光センサ
17…によつて検出された大きさは選別に用い
られるものであるが、誤動作防止のために利用
することも可能である。即ち、これら光センサ
17…によつて、果実が捕捉部10内にあるか
どうかを調べ、あることが検出されたときのみ
前記バルブ21及び21′を操作してカツタ1
2を動作させる構成するものである。
() 位置検出装置 第6図イに示すのは位置検出装置の一実施例
の原理図であつて、テレビカメラ9及びレーザ
光源22から構成され、第6図ロのシーケンス
に基づいて動作する。
テレビカメラ9は、その光軸tが第1横軸芯
E1に直交した状態を保つてその軸芯E1周りに
図外のモータにより回転駆動可能に構成される
と共に、スポツト光線発射装置としてのレーザ
光源22もその光軸rが第2横軸芯E2に直交
した状態を保つてその軸芯E2周りに図外のモ
ータにより回転駆動可能に構成されている。ま
た、これらテレビカメラ9およびレーザ光源2
2は上下軸芯E3周りにも図外のモータにより
回転駆動可能に構成されている。
これら両横軸芯E1,E2とは同一点で交叉し、
また第2横軸芯E2とレザー光源22と上下軸
芯E3とは同一点で交叉する様に配されている。
これら両横軸芯E1,E2は平行状態を保つたま
ま上下軸芯E3周りに回転すると共に第2横軸
芯E2は上記状態を保つたまま上下軸芯E3上を
移動する様に構成されている。
従つて、テレビカメラ9及びレーザ光源22
は、それらの光軸t,rが常に同一平面上にあ
つて、この平面は上下軸芯E3周りに回転する
と共に、光軸t,rはその平面内で回動し平行
の場合を除き一点で交叉する。
各軸芯E1,E2,E3周りの基準からの回転角
θ1,θ2,θ3は各軸芯に設けられた第1、第2、
第3ロータリエンコーダ25,26,27によ
つて検出される様に構成されている。
更に、制御用コンソール(図示せず)からテ
レビカメラ9を第1横軸芯E1周りに任意に回
転させることが可能に構成されると共に、この
検出装置3を制御する計算機にレーザ光源22
の移動、位置検出、作業の終了及び、レーザ光
源22のオフセツトである第2横軸芯E2周り
の回転角の指示が行なえる用に構成されてい
る。
第6図ロのフローチヤートに示される様にレ
ーザ光線の移動を指令すると計算機はレーザ光
源22を所定の順序で移動させ、その光軸rに
あるレーザ光線を移動させる。
この所定の順序として、本実施例では、1回
の指令毎に上下軸芯E3周りの所定範囲を一定
角度ずつ回転し、所定範囲の回転が終ると次に
レーザ光源22をこの軸芯E3上を一定距離ず
つ所定範囲内で上昇し、その位置で再度前と同
じく回転するように設定されている。従つて、
光軸r上のレーザ光線はこの移動指令毎に移動
し、特定の探索範囲内で一定間隔で発射され
る。
つまり作業者はレーザ光線を移動させる毎に
テレビカメラ9を第1横軸芯E1周りに回転さ
せてレーザ光線が照射している果実Aをその画
面の基準点に捕えることでその座標を入力でき
る。即ち、この画面は光学的にSで示される模
式画面と同一であつて、第6図イに示されるよ
うに、この基準点はテレビカメラ9の光軸tに
相当しており、このときの各軸E1,E2,E3
りの回転角θ1,θ2,θ3及びテレビカメラ9から
レーザ光源22までの距離dを検出して果実の
座標を算出する様に構成されている。
即ち、第6図ロに示される様に、位置検出指
令が出されると、計算機は前記各情報θ1,θ2
θ3,dを取り込んで、果実の位置の座標を三角
測量の原理及び円筒座標を利用して算出する。
次に算出された座標を基にして前記摘取装置4
その座標に届くかどうかを判断する。届かない
場合にはその事を作業者に知らせるべく表示を
行うのみであり、他方届く場合にはその座標を
記憶するものであるが、それまで検出された位
置と下記の如き所定の比較を行つて摘み取り順
序を決定し、その順序に配列上で並ぶ様にソー
テイングを行つて記憶する。この順序は下方の
もの程順位が優先し、次に近くのもの程順位が
高く設定されている。従つて、摘み取り時には
下のものから順に摘み取られると共に、ほぼ同
じ高さのものは近くのものから摘み取られる様
に構成されている。
ここで、レーザ光源のオフセツト角θ2につい
て説明すると、この量を変化させることで果実
の探索範囲を変更することが可能であると共
に、前方の葉などの障害物にレーザ光線が当る
場合に、この量を変化させ、これを回避するた
めに変更可能に構成されている。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る収穫装置の実施例を示し、
第1図及び第2図はそれぞれ果実収穫装置の全体
斜示図、第3図は摘取部の縦断面図、第4図は第
3図の−線矢視図であり、第5図イ,ロはア
ームの制御シーケンスを示すフローチヤート、第
6図イ,ロは位置検出装置の一実施例の原理図、
並びに、その制御シーケンスを示すフローチヤー
トチヤートである。 3……検出手段、5……移動手段、6……摘取
部、10……捕捉部、12……切断手段、15…
…エアアクチユエータ、18……エアポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 収穫対象を検出するための視覚式の検出手段
    3と、その検出手段3による検出結果に基づいて
    移動手段5に装着された摘取部6を収穫対象の摘
    取可能位置に移動させる制御手段とを有し、前記
    摘取部6は、収穫対象の捕捉用の空間、及び、そ
    の空間内へ収穫対象を入れるための開口を備える
    捕捉部10と、捕捉された収穫対象の果梗を切断
    する切断手段12と、その切断手段12を駆動す
    るエアアクチユエータ15を有している収穫装置
    であつて、 前記エアアクチユエータ15に空気を送るエア
    ポンプ18が、前記開口を通して前記捕捉用の空
    間内に向けて空気を吸引させる吸引手段と兼用さ
    れる状態で備えられている収穫装置。
JP19352886A 1986-08-18 1986-08-18 収穫装置 Granted JPS6244117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19352886A JPS6244117A (ja) 1986-08-18 1986-08-18 収穫装置

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JP19352886A JPS6244117A (ja) 1986-08-18 1986-08-18 収穫装置

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JPS6244117A JPS6244117A (ja) 1987-02-26
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