JPH03174118A - 液晶表示素子およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子およびその製造方法

Info

Publication number
JPH03174118A
JPH03174118A JP2220347A JP22034790A JPH03174118A JP H03174118 A JPH03174118 A JP H03174118A JP 2220347 A JP2220347 A JP 2220347A JP 22034790 A JP22034790 A JP 22034790A JP H03174118 A JPH03174118 A JP H03174118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
liquid
display element
crystal display
composite film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2220347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2844880B2 (ja
Inventor
Chisato Kajiyama
千里 梶山
Toru Kashiwagi
亨 柏木
Kensaku Takada
憲作 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to DE1990625118 priority Critical patent/DE69025118T2/de
Priority to NO904175A priority patent/NO302638B1/no
Priority to EP90118391A priority patent/EP0421240B1/en
Publication of JPH03174118A publication Critical patent/JPH03174118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2844880B2 publication Critical patent/JP2844880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はTVや一般OA機器用の液晶表示装置等に使
用される液晶表示素子と、その製造方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 従来の液晶表示素子は、数μmの間隔に固定した一対の
透明電極間に液晶材料を注入することによって形成され
ていた。しかしながら、上記構成では、大面積のデイス
プレィの作成が困難であり、また液晶を封入した一対の
ガラス基板には、それぞれ、偏光軸が互いに直交した偏
光板を取付ける必要があるため、画面の明るさ、視野角
等が不充分であった。
そこで近時、マトリクス高分子と液晶材料とを溶剤中に
溶解した溶液を透明電極上に流延塗布し、乾燥させて高
分子/液晶複合膜を形成した後、この複合膜上に透明電
極を重ね合わせた液晶表示素子か提案された[Po1y
IIer Preprints、Japan Vo13
7、  No、8.  P2450  (1988)コ
 。
上記液晶表示素子においては、複合膜が、スポンジ構造
になったマトリクス高分子の孔を液晶で充填した構造を
有しており、無電圧時には、孔内の成品分子がランダム
な状態にあるため、入道光が散乱されて、複合膜は不透
明な状態になっている。そして、複合膜を挾んだ一対の
透明電極間に電圧が印加されると、Δε〉O[但し、Δ
εは誘電率異方性であって、式:Δε−ε1−ε、で表
される(なお、ε、は分子軸方向の誘電率、ε。
は分子軸に対して直交方向の誘電率を示す)コのとき、
電気光学効果によって液晶分子が電場方向に配向して、
入射光が散乱されずに複合膜を通過てきるようになり、
複合膜か透明な状態に転換する。
上記構成からなる液晶表示素子においては、マトリクス
高分子と液晶材料とを含有する溶液を塗布、乾燥させる
だけで、上述した電気光学効果を有する複合膜を形成し
得るため、液晶表示素子の大面積化が容易である。しか
も、マトリクス高分子の選択により、複合膜に可撓性を
付与できる上、表面に透明導電膜を形成する等して導電
性を付与した可撓性の透明フィルム等を、透明電極とし
て使用できるため、液晶表示素子への可撓性の付与が可
能になるという利点がある。
なお、これに類似した液晶表示素子として、クリック(
Taliq )社が製造するrNCAP液晶」が市販さ
れている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記構成からなる液晶表示素子は、印加電圧
に対する液晶の応答性が悪いため、応答速度が遅い、透
過率の変化量が小さい等の問題かあり、高精細度、高速
応答性が要求されるマトリクス駆動型の成品素子に採用
することが困難である。また、十分な透過率の変化量を
得ようとすると、駆動電圧を高圧化しなければならず、
周辺機器等の高耐圧化が必要になるという問題がある。
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであって
、マトリクス高分子と液晶とからなる複合膜を備え、し
かも、印加電圧に対する応答性が高い液晶表示素子と、
この液晶表示素子を製造する方法を提供することを目的
としている。
く課題を解決するための手段および作用〉上記課題を解
決するため、本発明者らは、高分子/液晶複合膜中に残
存する液体成分の量と、液晶の印加電圧に対する応答性
との関係について検討した。すなわち、従来の複合膜に
おいては、塗膜形成時の乾燥時間が長い程、液晶の応答
性が悪くなって、駆動に必要な電圧が高くなる傾向があ
り、原因を調査したところ、塗布液に使用した溶媒の、
複合膜中への残存量が多い程、液晶の応答性が高くなる
ことか判明した。この原因については明らかでないが、
一般に、液晶の表示性能のうち、応答速度は、液晶材料
の粘度に依存することが知られており、複合膜中に残存
する溶媒が、膜中の液晶相の粘度を下げることが原因の
1っであろうと推測される。しかし、上記溶媒は、元来
、形成後の膜中に残存しないことを前提とした低沸点の
液体であるため、膜形成時の乾燥時間を短くして、溶媒
をより多く膜中に残存させるようにしても、上記溶媒は
、使用時に複合膜中から徐々に気化して、最終的に膜中
から失われてしまうため、長期間の使用によって、経時
的に液晶の応答性が悪化するという問題があった。
そこで、本発明者らは、さらに検討を行い、複合膜の形
成時や使用時に、膜中から気化して失われる量の少ない
高沸点液体を膜中に含有させれば、長期間の使用によっ
ても液晶の応答性が悪化しないことを見出し、この知見
に基づいて、この発明を完成した。したがって、この発
明の液晶表示素子は、複合膜が、常圧において150℃
以上の沸点を有する高沸点液体を、液晶に対して1〜3
0重量%の割合で含有することを特徴としている。
この発明の液晶表示素子において複合膜中に含有される
液晶としては、通常の液晶表示素子に用いられるT N
 (Twisted Nematic)系等のネマティ
ック液晶か好適に使用される。また、液晶材料としては
、特に限定されないが、誘電率異方性Δεか大きいもの
を使用するのが、良好な特性を得るうえで好ましい。
上記液晶と共に複合膜を構成するマトリクス高分子とし
ては、可視光に対する透明性が高いものが好ましく、例
えばポリメチルメタクリレート(PMMA)に代表され
るアクリル樹脂(アクリル系、メタクリル系)が好適に
使用される。
また、上記マトリクス高分子には、複合膜の透明電極へ
の密着性を向上して、透明電極と複合膜との位置ずれや
剥離を防止し、液晶表示素子のフレキシブル化、大面積
化をさらに容易にするため、接着性高分子または粘着性
高分子を併用することもてきる。上記接着性高分子、粘
着性高分子としては、マトリクス高分子との相溶性に優
れたものを使用することが好ましく、例えば、マトリク
ス高分子として前記アクリル樹脂を使用する場合には、
アクリル系またはメタクリル系の類似の接着性高分子、
粘着性高分子か好適に使用される。しかし、作製上の条
件を満たす限りは、どのような材質あるいはどのような
組み合わせのものでも採用可能であり、要は、目的とす
る液晶表示素子の性能から判断して選択されるべきであ
る。
上記液晶とマトリクス高分子とからなる複合膜中に含有
される高沸点液体は、常圧における沸点が150℃以上
である必要があり、特に300℃以上であることが好ま
しい。高沸点肢体の沸点が150℃未満では、使用時に
複合膜中から徐々に気化してしまい、長期間の使用によ
って、液晶の応答性が悪化することが避けられないから
である。
なお、上記高沸点液体は、使用環境にもよるが、−30
−0℃程度まで凍結しないものであることが好ましい。
上記条件を満たす高沸点液体としては、種々のものか考
えられるが、高分子用として一般に使用されている各種
の可塑剤か、マトリクス高分子や液晶に悪影響を与えず
、しかも、入手の容易さ、価格等の点で有利であるため
、好適に使用される。
一方、アルコール類、アルデヒド類、アミン類、強酸、
強アルカリ等は、種類にもよるか、上記マトリクス高分
子や液晶に悪影響を与え、しかも安定性が悪いため、好
ましくない。
なお、上記高沸点液体は、液晶相の粘度を下げ、液晶の
応答性を高めるという、この発明の目的上、複合膜中に
おいて、スポンジ構造のマトリクス高分子よりも、液晶
相中に、より多く含有されていることが好ましい。また
、スポンジ構造のマトリクス高分子中に、上記可塑剤等
の高沸点液体が多く含有されていると、複合膜の強度が
低下するため、この観点からも、上記高沸点液体は、液
晶相中に、より多く含有されていることが好ましい。
上記のように、スポンジ構造のマトリクス高分子よりも
、液晶相中に、より多くの高沸点液体を含有させるため
には、高沸点液体として、マトリクス高分子よりも、液
晶との相溶性に優れたものを使用すれば良い。例えば、
マトリクス高分子としてアクリル樹脂を使用し、液晶と
して、前記TN系のネマティック液晶を使用する場合に
は、アクリル樹脂との混和性があまり良くなく、ネマテ
ィック液晶との相溶性に優れたジ−2−エチルヘキシル
フタレート、ジイソデシルフタレート、ジ−2−エチル
ヘキシルアゼレート等の可塑剤を、高沸点液体として、
単独で、または2種以上混合して使用すれば良い。
上記高沸点液体の、複合膜中における含有量は、液晶の
含有量に対して、1〜30重量%の範囲内である必要が
あり、特に上記範囲中でも10重量%前後であることが
好ましい。
高沸点液体の液晶に対する含有量が1重量%未満では、
印加電圧に対する液晶の応答性を向上させることができ
ず、逆に30重量%を越えると、却って、液晶の応答性
が低下してしまう上、無電圧時の液晶の白濁の度合い(
光散乱の度合い)が低下して、はっきりした表示を行え
なくなる。上記応答性の低下や白濁の度合いの低下は、
高沸点肢体によって液晶が必要以上に希釈されてしまう
ことが主たる原因であると考えられる。
なお、上記複合膜には、液晶表示素子をカラー表示タイ
プにするため、従来公知の各種染料を配合することもて
きる。
また、複合膜の膜厚は、光散乱方式の液晶表示素子とす
るために、可視光の波長以上である必要かある。たたし
、あまりに厚さが大なるときは、素子の駆動電圧が高く
なりすぎるという問題があるため、実際上は20〜30
μm程度であるのが適当である。
上記各成分からなる複合膜を挾着する一対の透明電極と
しては、ガラス、プラスチックフィルム[例えばポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルホ
ン(PES)]等の透明支持体の表面に、ITO(イン
ジウム・チン・オキサイド)や5n02等の導電膜を蒸
着やスパッタリング等で形成したものが挙げられる他、
通常の液晶パネルに用いられる透明導電ガラスやフィル
ムも使用可能である。
この発明の液晶表示素子を製造する方法としては、塗布
液として、常圧における沸点が150℃未満の低沸点溶
媒中に、常圧における沸点が150℃以上の高沸点液体
とマトリクス高分子と液晶材料とを配合したものを使用
すると共に、この塗布液の乾燥、固化を、上記高沸点液
体の沸点よりも低い温度で行う、この発明の製造方法に
よれば、製造工程を増加させることなく、従来とほぼ同
じ工程により、印加電圧に対する液晶の応答性に優れた
、この発明の液晶表示素子を製造てきるという利点があ
る。
すなわち、この発明の製造方法においては、方の透明電
極上に上記塗布液を塗布し、乾燥、固化させて複合膜を
形成した後、この複合膜の上に他方の透明電極を重ね合
わせて熱処理等を行えば、余分な工程を経ずに、従来よ
りも印加電圧に対する液晶の応答性に優れた、この発明
の液晶表示素子を製造できるのである。
上記塗布液に使用される低沸点溶媒としては、溶解或い
は分散されるマトリクス高分子、液晶材料、および高沸
点液体の種類に応じて、沸点が150℃未満の従来公知
の各種溶媒の中から、適当な溶媒を選択して使用するこ
とができる。
なお、上記低沸点溶媒としては、できるだけ沸点か低く
、気化しやすいもの(蒸気圧の高いもの)か好ましく用
いられる。なぜなら、低沸点溶媒が気化し難く、透明電
極上に塗布液が塗布されてから乾燥、固化するまでに長
時間を要すると、マトリクス高分子のスポンジ構造中に
液晶相が分散された構造をうまく形成することができな
いからである。
なお、上記低沸点溶媒中への前記各成分の配合割合は、
この発明では特に限定されず、塗布液を透明電極上に塗
布するコート方法の種類や、形成される複合膜の膜厚等
に応じて、適宜の範囲を選択することができる。
上記塗布液を透明電極上に塗布する方法としては、バー
コード法、スプレーコート法、ローラコート法、フロー
コート法等の、従来公知のコート方法を適用することが
できる。
次に、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。な
お、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではな
い。
〈実施例〉 実施例1 マトリクス高分子としてのポリメチルメタクリレート(
旭化成工業株製、登録商標デルペット)80重量部と、
粘着性高分子(アクリル系、帝国化学側製)20重量部
との混合物と、液晶材料(メルクジャパン社製、型番E
63)とを、液晶材料:高分子混合物−6:4(重量比
)の割合で、全体の溶質濃度が15重量%となるように
、低沸点溶媒としてのジクロロメタン中に溶解した。次
に、この溶液中に、高沸点液体としてのジ−2エチルへ
キシルアゼレート(DOZ)を、液晶材料に対して10
重量%の割合で配合して、塗布液を作製した。
この塗布液を、透明導電フィルム(ITO−ポリエーテ
ルサルホン膜、厚さ100μm)上にバ−コート法で塗
布し、室温で30分間、次いで80℃で30分間乾燥し
て厚み30μmの複合膜を得た。
そして、この複合膜上に前記と同し透明導電フィルムを
重ね合わせ、80℃で10分間熱処理して液晶表示素子
を得た。
実施例2 マトリクス高分子としてのポリメチルメタクリレート(
旭化成工業■製、登録商標デルペット)80重量部と、
粘着性高分子(アクリル系、帝国化学■製)20重量部
との混合物と、液晶材料(メルクジャパン社製、型番E
63)とを、成品材料:高分子混合物−6=4(重量比
)の割合で、全体の溶質濃度が20重量%となるように
、低沸点溶媒としてのクロロホルム中に溶解した。次に
、この溶液中に、高沸点液体としてのジイソデシルフタ
レート(DIDP)を、液晶材料に対して13重量%の
割合で配合して、塗布液を作製した。
この塗布液を、透明導電フィルム(ITO−ポリエーテ
ルサルホン膜、厚さ100μm)上にバーコード法で塗
布し、室温で30分間、次いで70℃で30分間乾燥し
て厚み20μmの複合膜を得た。
そして、この複合膜上に前記と同し透明導電フィルムを
重ね合わせ、70℃で10分間熱処理して液晶表示素子
を得た。
比較例1 高沸点液体としてのジ−2−エチルへキシルアゼレー)
 (DOZ)を配合しなかったこと以外は、上記実施例
と同様にして塗布液を作製した。
そして、この塗布液を、透明導電フィルム(ITO−ポ
リエーテルサルホン膜、厚さ100μm)上にバーコー
ド法で塗布し、室温で30分間乾燥して厚み30μmの
複合膜を得、この複合膜上に前記と同じ透明導電フィル
ムを重ね合わせたのち、80℃で10分間熱処理して液
晶表示素子を得た。
電気光学応答性試験 作製した液晶表示素子を分光光度計(島津製作所製、型
番UV−160)にセットした状態で、両透明電極間に
60Hzの正弦波交流電圧を印加して、各種波長の光の
透過率と印加電圧との関係を測定した。実施例1の結果
を第1図、実施例2の結果を第2図、そして、比較例1
の結果を第3図に示す。
なお、各図において、透過率(%)は2枚の透明導電フ
ィルム自身の光吸収を補正した値を示し、電圧(V)は
両電極間の実効電圧を示している。
また、両図中における各符号は、それぞれ、下記波長の
光のデータに相当する。
−O−ニア00nm −・−:600nm −△ −:500ns −ムー:400ns 第3図の結果より、比較例の液晶表示素子においては、
印加電圧に対する透過率の変化が緩慢で、透過率を高め
るために高電圧を必要とした。また、各波長による透過
率の差が大きく、特に短波長側の光の透過率の変化量が
不充分で、90Vまての印加電圧ては十分な透過率が得
られなかった。
これに対し、第1図の結果より、実施例1の液晶表示素
子においては、印加電圧に対する透過率の変化か急峻て
、しかも、波長による透過率の差が小さく、30Vの印
加電圧で、可視光の全領域の透過率を100%にするこ
とができた。
また、第2図の結果より、実施例2の液晶表示素子にお
いては、印加電圧に対する透過率の変化がさらに急峻で
、20Vの印加電圧で、波長400n11の光以外の光
の透過率を100%にすることができた。
実施例3 高沸点液体としてのジ−2−エチルヘキシルアゼレート
(DOZ)を、液晶材料に対して1重量%の割合で配合
したこと以外は、前記実施例1と同様にして、液晶表示
素子を得た。この液晶表示素子の電気光学応答性を、前
記試験方法で測定したところ、270vの印加電圧で、
はぼ十分な透過率が得られた。
実施例4 高沸点液体としてのジ−2−エチルヘキシルアゼレート
(DOZ)を、液晶材料に対して30重量%の割合で配
合したこと以外は、前記実施例1と同様にして、液晶表
示素子を得た。・この液晶表示素子の電気光学応答性を
、前記試験方法で測定したところ、実施例1の測定結果
とほぼ同じてあったが、印加電圧5V以下の領域では、
実施例1の測定結果よりもわずかに透過率か向上した。
比較例2 高沸点液体としてのジ−2−エチルヘキシルアゼレート
(DOZ)を、液晶材料に対して50重量%の割合で配
合したこと以外は、前記実施例1と同様にして、液晶表
示素子を得た。この液晶表示素子の電気光学応答性を、
前記試験方法で測定したところ、素子は、印加電圧に対
して全く応答せず、透過率が変化しなかった。
比較例3 高沸点液体としてのジ−2−エチルヘキシルアゼレート
(DOZ)を、液晶材料に対して0. 1重量%の割合
で配合したこと以外は、前記実施例1と同様にして、液
晶表示素子を得た。この液晶表示素子の電気光学応答性
を、前記試験方法で測定したところ、ジ−2−エチルヘ
キシルアゼレート(DOZ)を添加していない比較例1
の測定結果と有意な差は認められなかった。
〈発明の効果〉 この発明の液晶表示素子は、以上のように構成されてい
るため、大面積化が容易で、しかも、可撓性の付与か可
能であると共に、印加電圧に対する液晶の応答性が良く
、応答速度が速い上、透過率の変化量か大きい。したが
って、この発明の液晶表示素子は、高精度、高速応答性
が要求されるマトリクス駆動型の液晶素子に採用するこ
とか可能で、上記マトリクス駆動型の液晶素子を、より
高精度化、高画素化し得るものとなる。
また、この発明の液晶表示素子の製造方法によれば、従
来とほとんど同じ工程により、この発明の液晶表示素子
を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の液晶表示素子における印加電圧と透
過率との関係を示すグラフ、第2図は実施例2の液晶表
示素子における印加電圧と透過率との関係を示すグラフ
、 第3図は比較例1の液晶 表示素子における印加電圧と透過率との関係を示すグラ
フである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マトリクス高分子と液晶とからなる複合膜を一対の
    透明電極で挾着した液晶表示素子において、上記複合膜
    が、常圧において150℃以上の沸点を有する高沸点液
    体を、液晶に対して1〜30重量%の割合で含有するこ
    とを特徴とする液晶表示素子。 2、液晶がネマティック液晶であり、マトリクス高分子
    がアクリル樹脂であると共に、高沸点液体が、ジ−2−
    エチルヘキシルフタレート、ジイソデシルフタレート、
    ジ−2−エチルヘキシルアゼレートからなる群より選ば
    れた少なくとも1種である請求項1記載の液晶表示素子
    。 3、常圧における沸点が150℃未満の低沸点溶媒中に
    マトリクス高分子と液晶材料とを溶解または分散させた
    塗布液を、一対の透明電極のうちの一方の表面に塗布し
    、乾燥、固化させて複合膜を形成した後、他方の透明電
    極を上記複合膜上に積層して、複合膜が一対の透明電極
    で挾着された液晶表示素子を製造する方法において、上
    記塗布液として、常圧における沸点が150℃以上の高
    沸点液体を配合したものを使用すると共に、この塗布液
    の乾燥、固化を、上記高沸点液体の沸点よりも低い温度
    で行なうことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
JP2220347A 1989-09-26 1990-08-21 液晶表示素子およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2844880B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE1990625118 DE69025118T2 (de) 1989-09-26 1990-09-25 Flüssigkristallanzeige
NO904175A NO302638B1 (no) 1989-09-26 1990-09-25 Fremvisningselement basert på flytende krystaller, og fremgangsmåte for fremstilling av elementet
EP90118391A EP0421240B1 (en) 1989-09-26 1990-09-25 Liquid crystal display element

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-250922 1989-09-26
JP25092289 1989-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03174118A true JPH03174118A (ja) 1991-07-29
JP2844880B2 JP2844880B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=17215020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2220347A Expired - Lifetime JP2844880B2 (ja) 1989-09-26 1990-08-21 液晶表示素子およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2844880B2 (ja)
KR (1) KR0153442B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
KR910006756A (ko) 1991-04-30
KR0153442B1 (ko) 1998-11-16
JP2844880B2 (ja) 1999-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4433900A (en) Permanent display liquid crystal device via voltage application
JPH03164713A (ja) 強誘電性液晶電気光学装置とその作製方法
JP5513916B2 (ja) 液晶表示素子
US5866034A (en) Heat resistant polymer composition, alignment layer formed using the same and liquid cyrstal display having the alignment layer
CN112015018A (zh) 一种调光器件及其制备方法
EP0421240B1 (en) Liquid crystal display element
JPH03174118A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JPH08334757A (ja) 液晶表示装置、偏光位相差複合フィルムおよびそれらの製造方法
JPS61186932A (ja) 液晶素子
JPH04319911A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JP2889656B2 (ja) 液晶表示素子
JP3033636B2 (ja) 高分子分散型液晶複合膜
JPH04278915A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JPH0588212A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JPH02280120A (ja) 液晶表示素子
JPH0792452A (ja) 液晶表示用高分子とそれを用いた液晶素子および液晶素子の製造方法
JPH05303082A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JPH02280121A (ja) 液晶表示素子
JPH04318812A (ja) 表示素子
JPH01281428A (ja) 強誘電性液晶表示素子
JPH04249221A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JPS6019127A (ja) 液晶表示装置
JPH0667165A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JPS6370227A (ja) 強誘電性液晶表示素子
JPH03209424A (ja) 液晶構成体