JPH0317290A - 継ぎ目なし電鋳スリーブの製法 - Google Patents

継ぎ目なし電鋳スリーブの製法

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JPH0317290A
JPH0317290A JP15104189A JP15104189A JPH0317290A JP H0317290 A JPH0317290 A JP H0317290A JP 15104189 A JP15104189 A JP 15104189A JP 15104189 A JP15104189 A JP 15104189A JP H0317290 A JPH0317290 A JP H0317290A
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electroformed
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Masahiko Adachi
雅彦 足立
Hiroaki Shinkawa
新川 博昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は継ぎ目なし電鋳スリーブの製法に関する。
〔従来の技術] 電鋳法による継ぎ目なし電鋳スリーブの製造は既に知ら
れている。
このような継ぎ目なし電鋳スリーブは例えばプリンタ、
複写機といった画像形戒装置の現像装置におけるトナー
搬送現像スリーブとして採用されている。
従来、このような継ぎ目なし電鋳スリーブは、電鋳用マ
スターを電解浴中に吊り下げるか、マスター軸線方向を
横にしてマスタ一端部を電解浴中に浸漬し、1亥マスタ
ー上にスリーブを析出させ、次いで該スリーブをマスタ
ーから抜き取って得ている。
また、マスターから電鋳スリーブを抜き取り易くするた
め、電鋳スリーブ内径をマスター外径より若干増加させ
るように作用する内部応力を該スリーブに発生させるよ
うに、しかし該内部応力のために電鋳工程中に析出スリ
ーブに皺が発生する等の不都合がないように、電鋳浴(
電解浴)OpH値、金属或分濃度、浴温、マスター回転
速度、電解液の撹拌速度等を羽整レている(特開昭63
−153292号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、電鋳スリーブに皺を発生させないで該スリーブ
をマスターから容易に抜き取れるように前記電鋳条件を
調整するには、各要因を管理する必要があり、それは高
価につくとともに選択できる電鋳条件幅を狭くする。
そこで本発明は、皺発生による不良率を低下させること
ができ且つ電鋳用マスターから電鋳スリーブを容易に抜
き取ることができ、それでいて従来より電鋳条件を広い
範囲から選ぶことができる安価な電鋳スリーブの製法を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的に従い、両端部にスリーブ皺発生防止
用微少凹凸面を形威した電鋳用マスター上に電鋳スリー
ブを析出させることを特徴とする継ぎ目なし電鋳スリー
ブの製法を提供するものである。
マスター表面に微少凹凸を形成する方法としては、第1
図に示すように研削加工や切削加工によりマスターMの
円周方向に連続するように形威する場合、第2図に示す
ように、ホーニング加工、化学エッチング、レーザ加工
等により不連続に形戒する場合等が考えられる。なお、
第2′図は第2図中のA部を拡大した状態を示しており
、第2″図は第2゜図のx−x ’線に沿う各種断面形
状を示している。
ところで、電鋳工程中のマスターおよび析出するスリー
ブにおける応力関係条件を図示すると第3図に示すよう
になる。第3図において、F1はスリーブSとマスター
Mの密着力、F2はスリーブS内部応力(圧縮力)、F
3はスリーブSとマスターMの熱膨張または熱収縮差に
より発生する界面での力、 F4はスリーブ抜き用液体による浸透圧、である。
なお、F3はマスターから電鋳スリーブを抜き取るにあ
たり、これら両者を熱処理液(スリーブ抜き液)に浸漬
して加熱処理または冷却処理し、電鋳スリーブとマスタ
ーの熱膨張係数の差を利用する場合に発生する力であり
、F4は該処理液がマスターとスリーブ間へ侵入するこ
とに起因する力である。
電鋳工程中にはスリーブがマスターから離れたり、スリ
ーブに皺が発生しないことが必要であり、そのための条
件式は、 Fl>F2の垂直分力 ・・・弐■ である。
また、電鋳スリーブがマスターから抜けるための条件式
は、 Fl<F2の垂直分力十F3の垂直分力十F4の垂直分
力 ・・・弐■ である。
本発明において凹凸を付すべきマスター上の位置は、前
記弐のを満足させるものでなければならず、それは少な
くともマスターの両端部である。
勿論皺発生防止の観点からはマスター全面に凹凸を付し
てもよい。しかしマスター中央部だけに凹凸を付す場合
には皺発生は防止できない。これはマスタ一端部におい
てスリーブがマスターから離れ、その間隙にスリーブ抜
き液が侵入し、該液の浸透圧がスリーブを押し上げるた
めであると考えられる。
本発明におけるマスター表面の凹凸の状態、程度は、前
記弐のおよび■の双方の条件を満足させること、すなわ
ち電鋳スリーブの皺発生防止およびマスターからスリー
ブが抜け易いことの双方を考慮すると、不連続な凹凸で
面粗さがRz一略1〜3μmであることが望ましい。
皺の発生に対しては不連続な凹凸でも連続した凹凸でも
アンカー効果が発揮されるのでよいが、マスター円周方
向に連続した凹凸では、スリーフ析出後、マスターから
該スリーブを抜き取るためにこれら両者をスリーブ抜き
液に浸漬したとき、該液がスリーブとマスター凸部間に
侵入しにくく、該液の浸透圧をスリーブ抜きに利用しに
くい。この点不連続な凹凸の場合は液がマスター凸部を
避けながら容易に侵入するため、浸透圧の効果を期待で
きる。
凹凸部分の面粗さは、前記値より小さいと鴎発生を防止
し難く、前記値より大きいとスリーブ抜けが困難となる
また、マスター両端部に凹凸を形成する場合、その幅は
略1〜2 +nmが望ましい。l mn+未満では皺が
発生し易く、2鮒を超えるとスリーブ抜けが困難になる
また、前記電鋳用マスターの材質は、■オーステナイト
系ステンレス鋼やフエライト系ステンレス鋼、■クロム
メッキまたはニッケルメッキした鉄、■ニッケル、■チ
タン、■クロームまたはニッケルメッキしたアルξニュ
ウムや黄銅等が考えられる。マスターの材質によりマス
ターとその上の電鋳スリーブとの密着力が異なるが、マ
スターからの電鋳スリーブの抜き取り易さの点ではオー
ステナイト系ステンレス鋼が良い。
なお、スリーブ抜き取りにあたり、加熱または冷却処理
するときには、熱膨張または熱収縮差を利用した力を有
効に発生させるためにマスターに大きい熱容量を持たせ
ないようにマスターを中空管とすることが望ましい。
〔作 用〕
本発明によると、スリーブ皺発生防止用微少凹凸面を形
成した電鋳用マスターが準備され、電解浴中において該
マスター上に電鋳スリーブが析出形成される。該スリー
ブはマスター上のスリーブ皺発生防止凹凸面に密着し、
電鋳工程中の皺発生が防止される。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を画像形威装置の現像装置におけ
るトナー搬送用現像スリーブを製作する場合を例にとっ
て説明する。
なお、ここで該現像スリーブの材質、各部寸法は次のと
おりである。
材質ニッケル、厚さ35μm、外径25mm、長さ25
(bnm, 先ず、オーステナイト系ステンレス鋼からなる電鋳用マ
スターを準備する。該マスターの中央部をテープ等でマ
スキングし、ガラスビーズによるホーニング加工にてマ
スター両端部を約2mm幅にわたり凹凸面とする。該凹
凸部の面粗さR2=約2μmである。
この電鋳用マスター(陰極)を適当な支持体にて支持し
、回転させつつ電鋳用電解浴に浸漬するとともにニッケ
ル陽極を該浴中に浸漬する。
陽極および陰極を50士FCに維持するように浴温を設
定するとともに陰極にはフィルタを介して新鮮な電解液
を連続的に供給するようにし、約1〜15A/dtg”
の範囲の電流密度で電鋳処理を行い、該マスター上に電
鋳スリーブを析出させる。
該電解液は、 スルファ【ン酸ニッケル 220〜450g/f}13
 BOj         4 0 g/j2応力減少
剤       10〜100ppmを含む安定した組
成よりなり、PH4.0〜4.7の液である。
応力減少剤はサッカリンナトリウムであり、前記式のお
よび■を満足させる圧縮応力を電鋳スリーブに発生させ
る。
かくして析出した電鋳スリーブを電鋳用マスターととも
にスリーブ抜き液(ここでは45゜C以下の水)に浸漬
して冷却し、マスターから離し、すべらせて抜き取る。
かくして可撓性の継ぎ目なし現像スリーブが皺無く、た
やすく得られる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、他にも
種々の態様で実施することができる。
例えば、前記電解浴の組戊は、どのような材質の電鋳ス
リーブを得ようとするか等に応し、前記実施例の他にも
適宜選択決定することができ、そのようなスリーブ材質
としては、前記Niの他、AI、Ti,Cr..Mo,
W,Ni−Co系合金、Ni−Co−Fe系合金、黄銅
、ステンレススチール等を含有するものを例示すること
ができる。
また、前記応力減少剤には、前記サッカリンナトリウム
の他に、ナフタリンジスルフォン酸ナトリウム、バラト
ルエンスルフォンアミド、ベンゼンジスルフォン酸ナト
リウム等を例示できる。
また、前記マスター上の微少凹凸部の断面形状は第2”
図に示すようにどのようなものであってもよく、例えば
微少凹凸をホーニング処理にて得る場合、そのホーニン
グビーズの粒径、粒径分布、材質形状、およびホーニン
グ圧力、処理時間等により任意なものが得られる。
なお、以上の説明は、現像スリーブにかかわるものであ
るが、本発明は表面の必要箇所に凹凸を有する継ぎ目な
しスリーブが要求される種々の分野に適用することがで
きる。
〔発明の効果] 以上の説明からわかるように、本発明によると、皺発生
による不良率を低下させ且つ電鋳用マスターからの電鋳
スリーブの抜き取りを容易に行うことができ、それでい
て従来より電鋳条件を広い範囲から選ぶことができる安
価な継ぎ目なし電鋳スリーブの製法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電鋳用マスター表面の凹凸状態の1例の説明図
、第2図は電鋳用マスター表面の凹凸状態の他の例の説
明図、第2゛図は第2図中のA部の拡大説明図、第2゜
′図は第2゛図のx−x’線に沿う各種断面形状説明図
である。第3図はマスターと電鋳スリーブにおける応力
関係条件を説明するための図で第3図(1)はマスター
と電鋳スリーブの斜視図、第3図(2)は第3図(1)
のB部の拡大説明図である。 M・・・電鋳用マスター S・・・電鋳スリーブ。 出 願 人 ξノルタカメラ株式会社 (1) (2) (4) 7〜 ス′; −ノ“S M・・・t鋳用マスター 2′図 (3) 手続補正書坊弐) l.事件の表示 平戒l年特許願第151041号 2.発明の名称 継ぎ目なし電鋳スリーブの製法 3.補正をする者 事件との関係  特許出願人 墨541 住 所 大阪市中央区安土町二丁目3番13号名 称 
(607)ミノルタカメラ株式会社4.代理人 ◎530大阪市北区天神橋2丁目3番9号大阪国際ビル 7.補正の内容 (1)明細書中、第l1頁第8行目から第16行目を次
のとおり補正する。 「 第1図は電鋳用マスター表面の凹凸状態のl例の説
明図、第2図は電鋳用マスター表面の凹凸状態の他の例
の説明図、第3図は第2図中のA部の拡大説明図、第4
図は第3図のX一X゜線に沿う各種断面形状説明図であ
る。第5図はマスターど電鋳スリーブにおける応力関係
条件を説明するための図で第5図(1)はマスターと電
鋳スリーブの斜視図、第5図(2)は第5図(1)のB
部の拡大説明図である。」6. 補正の対象 (1) (2) (3) (4) M・・・電鋳用マスクー S・・−1$4スリーフ 手 続 補 正 書(自 発) 適 7.補正の内容 (1)明細書を下記正誤表のとおり補正する。 l. 2. 3. 事件の表示 平底1年特許願第151041号 発明の名称 継ぎ目なし電鋳スリーブの製法 補正をする者 事件との関係  特許出願人 ◎541 住 所 大阪市中央区安土町二丁目3番13号名 称 
(607)Sノルタカメラ株式会社大阪国冫 4,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両端部にスリーブ皺発生防止用微少凹凸面を形成
    した電鋳用マスター上に電鋳スリーブを析出させること
    を特徴とする継ぎ目なし電鋳スリーブの製法。
JP15104189A 1989-06-13 1989-06-13 継ぎ目なし電鋳スリーブの製法 Expired - Lifetime JP2881818B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011074976A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Ntn Corp 摺動部材の製造方法および摺動部材
KR20190033649A (ko) * 2017-01-25 2019-03-29 히타치 긴조쿠 가부시키가이샤 금속박의 제조 방법 및 금속박 제조용 음극

Cited By (3)

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JP2011074976A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Ntn Corp 摺動部材の製造方法および摺動部材
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US10900138B2 (en) 2017-01-25 2021-01-26 Hitachi Metals, Ltd. Metallic foil manufacturing method and cathode for manufacturing metallic foil

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