JPH03172234A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、静電式複写機やツヤクシミリ装置等の画像
形成装置に装備される給紙装置に関する。

〈従来の技術〉 従来より、画像形成装置としての例えば複写機において
は、所定サイズの用紙を収容した給紙カセットを、複写
機本体に抜取り可能に挿入し、異なるサイズの用紙を使
用する必要が生じた場合に、給紙カセットを交換するだ
けて、簡単に用紙サイズを変更することができるように
している。

この給紙カセットは、−膜内に、複写機本体の側面から
一部を突出させた状態で装むされているので、複写機本
体の大きさよりもかなり大きい設置面積が必要となり、
事務所等の限られた空間の利用効率が低下するという問
題が発生する。

そこで、給紙カセットを、複写機本体から抜取り可能な
状懸で複写機本体内に完全に収容可能なものが提案され
ている（例えば、実開昭６３−４９３４号公報参照）。

この複写機では、複写機本体に設けられた給紙ローラを
、給紙カセットに収容された用紙に摺接させることによ
り、用紙が送出される。

ところで、給紙カセットの複写機本体内への挿入時に、
用紙が給紙ローラに当接すると、用紙が給紙ローラによ
って擦られて用紙に皺や波打ち等を生じ、給紙不良の原
因となる。このような給紙不良を回避するべく、上記複
写機においては、給紙カセットの挿入時は、用紙と給紙
ローラを離間させておき、挿入後に用紙を給紙ローラに
当接させるようにしており、これを具現するために、給
紙カセットのボトムプレートを、リフト機構によって昇
降させるようにしている。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記のリフト機構は、複写機の駆動系により
動力を得て、上記ボトムプレートを自動的に持ち上げる
構成であるので、その構造が複雑になると共に、コスト
が高くつくという問題があった。

このような問題は、上記した複写機に限らず、用紙を給
紙カセットの引き出し方向と直角方向に送出する給紙装
置を具備する普通紙ツヤクシミリやブリンク等のＯＡ機
器についても同様に生じている。

この発明は、上記の問題点に鑑み、簡単な構造にて、給
紙カセットの装着時に用紙が給紙ローラに摺接するのを
防止できる給紙装置を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明に係る給紙装置は、
画像形成装置本体に引き出し可能に挿入される給紙カセ
ットに収容された用紙を、当該用紙に摺接させた給紙ロ
ーラによって、上記引き出し方向と直交する方向に送出
する給紙装置において、上記給紙カセットの一端部を、
用紙が給紙ローラに当接する・上昇位置とこれより下方
の下降位置との間を回動自在に支持し、且つ画像形成装
置本体内に挿入される挿入位置と画像形成装置本体から
引き出される引出し位置との間を移動自在な支持体と、
画像形成装置本体に取り付けられ、支持体の挿入位置へ
の移動に伴って給紙カセットの底面と係合して、挿入位
置への移動が完了した時点て給紙カセットを上昇位置へ
回動させ、当該上昇位置に保持する係合部材とを具備す
ることを特徴とするものである。

〈作用〉 上記の構成によれば、支持体を挿入位置へ移動させる際
、この支持体の移動に伴って、給紙カセットの底面が、
係合部材に係合される。そして、支持体の挿入位置への
移動完了時点で、上記係合部材によって、給紙カセット
が、その一端部を中心として上昇位置に回動されて、給
紙カセットに収容された用紙が給紙ローラに当接される
。また、給紙カセットは、係合部材によって、上記上昇
位置に保持される。

〈実施例〉 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第１図はこの発明の一実施例としての給紙装置を示す概
略断面図であり、第４図は給紙装置を含む複写機を示す
斜視図である。第１図及び第４図を参照して、この給紙
装置は、複写機本体１から引き出し自在に装着される支
持体としてのケーシング２と、このケーシング２内に収
容された用紙収容用の給紙カセット−３と、給紙カセッ
ト３に収容された用紙を送出する給紙ローラ４と、複写
機本体１に取り付けられ、給紙カセット３の底面として
のカム面３Ｃに係合する係合部材としてのころ５とを備
えている。

ケーシング２は、複写機本体１内に挿入される挿入位置
と、複写機本体１内に設けられたガイド部材（図示せず
）に沿って、複写機本体１の正面ｌａ側へ引き出される
引き出し位置との間を、水平方向にスライド自在に設け
られている。

ケーシング２の一端部２ａ側の一対の側面２ｃから突設
した軸２１．２１によって、給紙カセット３の一端部３
ａが、回動自在に支持されており（第３図参照）、この
回動によって、給紙カセット３は、用紙Ｐを水平な状態
で給紙ローラ４に当接させる上昇位置（第２図参照）と
、他端部３ｂがケーシング２の底面２　ｄ　ｌ：載置さ
れる下降位置（第１図参照）とに移動する。給紙カセッ
ト３が上昇位置にある状態で、一端部３ａ側でのカム面
３ｃの底面２ｄからの高さｇが、他端部３ｂ側での高さ
ｈよりも低くなるように、カム面３ｃが用紙２面に対し
て傾斜している。なお、上記高さｈは、ころ５のｉ￥に
等しくしである。

ころ５は、ケーシング２の側面２ｃに穿設された一対の
水平方向に延びる長大２２．２２を通して、ケーシング
２に貫通された状態で、複写機本体１の一対の側板１ｂ
間に架設された円柱ころである。ケーシング２ところ５
とは、上記長大２２゜２２によって、相対的な移動を許
容されている。

このころ５は、ケーシング２の挿入位置への移動に伴っ
て、給紙カセット３のカム面３ｃに係合し、ケーシング
２の挿入位置への移動完了時点て、他端部３ｂ側のカム
面３ｃに係合して、上昇位置に回動させる。

この実施例によれば、ケーシング２を複写機本体１内の
挿入位置へスライドさせる際、給紙カセット３のカム面
３Ｃがころ５に係合された状態て、両者が相対的に移動
することにより、給紙カセット３が、軸２１を中心とし
て上昇位置側へ回動する。そして、ケーシング２の挿入
位置への移動が完了した時点で、給紙カセット３の他端
部３ａ側のカム面３Ｃがころ５に係合し、給紙カセット
３に収容された用紙Ｐが、給紙ローラ４に当接されると
共に、当該ころ５によって、給紙カセット３が上昇位置
に保持される（第２図参照）。このように、給紙カセッ
ト３の挿入完了時点で用紙を給紙ローラ４に当接させる
ことができるので、給紙カセット３の挿入中に、用紙Ｐ
と給紙ローラ４とが摺接するのを防止することかできる
。しかも、これを、給紙カセット３のカム面３Ｃにころ
５を係合させるという簡単な構造にて、実現することが
できる。

なお、この発明は、上記実施例に限定されるものてはな
く、例えば、ころ５を複写機本体１に回動自在に支持す
ることにより、カム面３ｃに対して円滑に接触させるこ
とができる。

また、第５図に示すように、給紙カセット３０の他端部
３０ｂ側（複写機の正面側）を回動自在に支持し、複写
機本体に固定された係合部材としてのカム部材５０を、
ケーシング２０の一端部２０ａの開口２０ｅを通して、
給紙カセット３０の用紙Ｐに平行な底面３０ｃに係合さ
せるようにすることもてき、その他、この発明は、上記
各実施例に限定されるものではなく、この発明の要旨を
変更しない範囲で種々の設計変更を施すことができる。

〈発明の効果〉 以上のように、この発明によれば、支持体を挿入位置へ
移動させる際、この支持体の移動に伴って、給紙カセッ
トの底面が、係合部材に係合され、支持体の挿入位置へ
の移動完了時点で、上記係合部材によって、給紙カセッ
トが、その一端部を中心として上昇位置に回動されて、
給紙カセットに収容された用紙が給紙ローラに当接され
る。すなわち、給紙カセットの挿入中に、用紙と給紙ロ
ーラが摺接するのを防止することかでき、しかも、これ
を、給紙カセットの底面に係合部材を係合させるという
簡単な構造にて、実現することができるという特有の効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はケーシングが引き出し位置にある状態を示す給
紙装置の概略断面図、 第２図はケーシングが挿入位置にある状態を示す給紙装
置の概略断面図、 第３図はケーシングが挿入位置にある状態を示す給紙装
置の平面図、 第４図はケーシングを引き出した状態を示す複写機の斜
視図、 第５図は他の実施例の給紙装置を示す概略断面図である
。 １・・・複写機本体、 ２．２０・・・ケーシング（支持体）、３．３０・・・
給紙カセット、 ３ａ、３０ａ・・・一端部、 ３ｂ、３０ｂ・・・他端部、 ３Ｃ・・・カム面（底面）、４・・・給紙ローラ、５・
・・ころ（係合部材）、 ５０・・・カム部材（係合部材）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像形成装置本体に引き出し可能に挿 入される給紙カセットに収容された用紙 を、当該用紙に摺接させた給紙ローラに よって、上記引き出し方向と直交する方 向に送出する給紙装置において、 上記給紙カセットの一端部を、用紙が 給紙ローラに当接する上昇位置とこれよ り下方の下降位置との間を回動自在に支 持し、且つ画像形成装置本体内に挿入さ れる挿入位置と画像形成装置本体から引 き出される引出し位置との間を移動自在 な支持体と、 画像形成装置本体に取り付けられ、支 持体の挿入位置への移動に伴って給紙カ セットの底面と係合して、挿入位置への 移動が完了した時点で給紙カセットを上 昇位置へ回動させ、当該上昇位置に保持 する係合部材とを具備することを特徴と する給紙装置。