JPH03171789A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ装置Info
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- JPH03171789A JPH03171789A JP31136189A JP31136189A JPH03171789A JP H03171789 A JPH03171789 A JP H03171789A JP 31136189 A JP31136189 A JP 31136189A JP 31136189 A JP31136189 A JP 31136189A JP H03171789 A JPH03171789 A JP H03171789A
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Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、電流狭窄効果と先導波効果を有するInGa
AlP系半導体レーザ装置に係わり、特に電流阻止層の
キャリア濃度の最適化をはかった半導体レーザ装置に関
する。
AlP系半導体レーザ装置に係わり、特に電流阻止層の
キャリア濃度の最適化をはかった半導体レーザ装置に関
する。
(従来の技術)
近年、高密度光ディスクシステムや高速レーザプリンタ
或いはバーコードリーダ等への応用を目的として、短波
長の半導体レーザの開発が進められている。この中でも
0.6μm帯(赤色)に発振波長を持つInGaAlP
系半導体レーザは、有望な短波長レーザとして注目され
ている。このInGaAlP系半導体レーザは、有機金
属を用いた化学気相成長法(以下、MOCVD法と略記
する)により製作することができる。
或いはバーコードリーダ等への応用を目的として、短波
長の半導体レーザの開発が進められている。この中でも
0.6μm帯(赤色)に発振波長を持つInGaAlP
系半導体レーザは、有望な短波長レーザとして注目され
ている。このInGaAlP系半導体レーザは、有機金
属を用いた化学気相成長法(以下、MOCVD法と略記
する)により製作することができる。
MOCVD法を用いて作成した単一の基本横モードを有
するInGs+AIP系半導体レーザとして、第4図に
示す如きリッジ埋込み型のレーザが提案されている。な
お、図中41はn −GaAs基板、42はn−GaA
sバッファ層、43はn−1nGaP:+ンタクト層、
44はn一InGaAlPクラッド層、45はl nG
aP活性層、46.47.48はp−1nGaAIPク
ラッド層、49はn−GaAs[流阻止層、50はp−
GaAsコンタクト層、51.52は電極を示している
。
するInGs+AIP系半導体レーザとして、第4図に
示す如きリッジ埋込み型のレーザが提案されている。な
お、図中41はn −GaAs基板、42はn−GaA
sバッファ層、43はn−1nGaP:+ンタクト層、
44はn一InGaAlPクラッド層、45はl nG
aP活性層、46.47.48はp−1nGaAIPク
ラッド層、49はn−GaAs[流阻止層、50はp−
GaAsコンタクト層、51.52は電極を示している
。
ところで、InGaAlP結晶のp型ドーバントとして
は、Mgが比較的高濃度のp型ドーピングができるもの
として知られている。しかしながら、Mgは配管付着等
が原因によるドーピングの遅れが問題となるために、n
型結晶を成長させた後でMgドープのp型結晶を成長さ
せるとpn接合が例えば活性層からずれて素子特性を悪
化させる。
は、Mgが比較的高濃度のp型ドーピングができるもの
として知られている。しかしながら、Mgは配管付着等
が原因によるドーピングの遅れが問題となるために、n
型結晶を成長させた後でMgドープのp型結晶を成長さ
せるとpn接合が例えば活性層からずれて素子特性を悪
化させる。
このドーピング遅れを回避する方法として、Mgドープ
のp型結品を成長させる前に、成長を中断する方法があ
る。P抜け等の問題のため、InGaAlP結晶はMO
CvD法等で用いる成長温度では、長い中断を取れない
。一方、GaAs結品上では比較的長く中断時間をとっ
ても、結晶は損なわれない。また、一度Mgがドープさ
れ出せば、その後成長する層には遅れの問題は起こらな
いため、p−GaAs基板上にMgドーブのp型結晶を
成長させていくとドーピングの遅れのない良質の半導体
レーザ用ダブルヘテロ構造が形成できる。
のp型結品を成長させる前に、成長を中断する方法があ
る。P抜け等の問題のため、InGaAlP結晶はMO
CvD法等で用いる成長温度では、長い中断を取れない
。一方、GaAs結品上では比較的長く中断時間をとっ
ても、結晶は損なわれない。また、一度Mgがドープさ
れ出せば、その後成長する層には遅れの問題は起こらな
いため、p−GaAs基板上にMgドーブのp型結晶を
成長させていくとドーピングの遅れのない良質の半導体
レーザ用ダブルヘテロ構造が形成できる。
この考えを第4図に示す半導体レーザに適用し、基板4
1からクラッド層44までをp型、クラッド層46〜4
8及びコンタクト層50をn型、電流阻止層49をp型
としたところ、Mgのドーピング遅れを起こさずに製作
することができた。しかしながら、電流狭窄効果が不安
定であり、十分な信頼性を有する素子を作成することは
困難であった。即ち、第4図に示す構造でp1”を逆に
して作成した素子のうち、大きなリーク電流を生じ、レ
ーザ発振しないものがあった。
1からクラッド層44までをp型、クラッド層46〜4
8及びコンタクト層50をn型、電流阻止層49をp型
としたところ、Mgのドーピング遅れを起こさずに製作
することができた。しかしながら、電流狭窄効果が不安
定であり、十分な信頼性を有する素子を作成することは
困難であった。即ち、第4図に示す構造でp1”を逆に
して作成した素子のうち、大きなリーク電流を生じ、レ
ーザ発振しないものがあった。
本発明者らの実験によると、第4図に示すレーザでpo
nを逆にすると、レーザの電流一電圧特性がサイリスタ
におけるターンオン現象と同様の特性を示しており、ま
たターンオン後の電圧が06l〜1vと極めて低いこと
が明らかとなった。そのために、レーザの発振を著しく
困難にしていた。これは、電流阻止層の導゛電型が、拡
散長の長い電子を少数キャリアとするp型となったため
に、ターンオンし易くなったためであると考えられる。
nを逆にすると、レーザの電流一電圧特性がサイリスタ
におけるターンオン現象と同様の特性を示しており、ま
たターンオン後の電圧が06l〜1vと極めて低いこと
が明らかとなった。そのために、レーザの発振を著しく
困難にしていた。これは、電流阻止層の導゛電型が、拡
散長の長い電子を少数キャリアとするp型となったため
に、ターンオンし易くなったためであると考えられる。
(発明が解決しようとする課題)
このように従来、電流阻止層をp型とした半導体レーザ
においては、電流阻止層を含むブロック部のターンオン
に起因する電流狭窄効果低減の問題により、素子特性の
劣化や信頼性の低下を招いていた。
においては、電流阻止層を含むブロック部のターンオン
に起因する電流狭窄効果低減の問題により、素子特性の
劣化や信頼性の低下を招いていた。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、p型電流阻止層を用いた場合におい
ても、電流狭窄効果の低減を未然に防止することができ
、素子特性の向上及び信頼性の向上をはかり得る半導体
レーザ装置を提供することにある。
的とするところは、p型電流阻止層を用いた場合におい
ても、電流狭窄効果の低減を未然に防止することができ
、素子特性の向上及び信頼性の向上をはかり得る半導体
レーザ装置を提供することにある。
[発明の構威]
(課題を解決するための手段)
本発明の骨子は、p型電流阻止層のキャリア濃度を高め
ることにより、ターンオン現象を防止することにある。
ることにより、ターンオン現象を防止することにある。
即ち本発明は、活性層をp型及びn型のクラッド層で挟
み、p型クラッド層を基板側としたInGaAlP系材
料からなるダブルヘテロ構造部と、このダブルヘテロ構
造部のn型クラツド層上に、又はn型クラッド層の少な
くとも一部を除いて形成されたGaA IAs系材料か
らなるp型電流阻止層と、前記n型クラッド層及びp型
電流阻止層上に形成されたn型コンタクト層とを備えた
半導体レーザ装置において、前記電流阻止層のキャリア
濃度Dを、該キャリア濃度に対する電子の拡散長が電流
阻止層の厚さdよりも短くなるように設定したものであ
る。
み、p型クラッド層を基板側としたInGaAlP系材
料からなるダブルヘテロ構造部と、このダブルヘテロ構
造部のn型クラツド層上に、又はn型クラッド層の少な
くとも一部を除いて形成されたGaA IAs系材料か
らなるp型電流阻止層と、前記n型クラッド層及びp型
電流阻止層上に形成されたn型コンタクト層とを備えた
半導体レーザ装置において、前記電流阻止層のキャリア
濃度Dを、該キャリア濃度に対する電子の拡散長が電流
阻止層の厚さdよりも短くなるように設定したものであ
る。
(作用)
本発明によれば、GaAlAs系(GaA I As又
はGaAs)からなるp型電流阻止層のキャリア濃度を
高くして、電子の拡散長を電流阻止層の厚さよりも小さ
くしているので、ブロック部(電流阻止層及びその上下
層からなるpnpn構造)におけるターンオン現象は起
き難くなる。
はGaAs)からなるp型電流阻止層のキャリア濃度を
高くして、電子の拡散長を電流阻止層の厚さよりも小さ
くしているので、ブロック部(電流阻止層及びその上下
層からなるpnpn構造)におけるターンオン現象は起
き難くなる。
また、強いレーザ光の存在でブロック部がターンオンし
ても、ターンオン後の電圧を上昇させ、確実な電流狭窄
を得ることができる。従って、低しきい値で信頼性の高
い半導体レーザを実現することが可能となる。
ても、ターンオン後の電圧を上昇させ、確実な電流狭窄
を得ることができる。従って、低しきい値で信頼性の高
い半導体レーザを実現することが可能となる。
(実施例)
以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わる半導体レーザの素子
構造を示す断面図である。図中11はp−GaAsi板
であり、この基板11上にはMgドープのp−GaAs
バッファ層12及びMgドープのp−1nGaPコンタ
クト層l3が形成されている。コンタクト層13上には
、Mgドープのp−1nGaAIPクラッド層14.1
nGaP活性層15及びn−1nGaAIPクラッド層
16.17.18からなるダブルヘテロ接合構造が形成
されている。
構造を示す断面図である。図中11はp−GaAsi板
であり、この基板11上にはMgドープのp−GaAs
バッファ層12及びMgドープのp−1nGaPコンタ
クト層l3が形成されている。コンタクト層13上には
、Mgドープのp−1nGaAIPクラッド層14.1
nGaP活性層15及びn−1nGaAIPクラッド層
16.17.18からなるダブルヘテロ接合構造が形成
されている。
クラッド層18はストライブ状に加工されており、これ
によりpクラッド層にストライブ状リブが形成されてい
る。ここで、クラッド層17は低AI組威若しくはIn
GaP層であり、リッジ形或のためのエッチング停止層
として作用する。ダブルヘテロ接合の各層及びコンタク
ト層13の格子定数はGaAsl板と等しく、且つクラ
ッド層14.16のバンドギャップエネルギーは活性層
15のそれより大きくなるようにIn,Ga,AIの組
成が決定されている。
によりpクラッド層にストライブ状リブが形成されてい
る。ここで、クラッド層17は低AI組威若しくはIn
GaP層であり、リッジ形或のためのエッチング停止層
として作用する。ダブルヘテロ接合の各層及びコンタク
ト層13の格子定数はGaAsl板と等しく、且つクラ
ッド層14.16のバンドギャップエネルギーは活性層
15のそれより大きくなるようにIn,Ga,AIの組
成が決定されている。
ダブルヘテロ接合構造の側面には、Mgドープ( 5
X 10”cs−’)による厚さ 1.5μmのp−G
aAs電流阻止層19が形成されている。クラッド層1
8及び電流阻止層19上には、n−GaAsコンタクト
層20が形成されている。
X 10”cs−’)による厚さ 1.5μmのp−G
aAs電流阻止層19が形成されている。クラッド層1
8及び電流阻止層19上には、n−GaAsコンタクト
層20が形成されている。
そして、コンタクト層20の上面にはnm電極21が被
着され、基板11の下面にp側電極22が被着されてい
る。
着され、基板11の下面にp側電極22が被着されてい
る。
この構造では、電流狭窄は電流阻止層19により行われ
、先導波はストライプ状のメサに形成されたクラッド層
18により行われる。なお、バッファ層12の形成はG
aAs上に形成するI nGaA I P系結晶の品質
向上のためである。
、先導波はストライプ状のメサに形成されたクラッド層
18により行われる。なお、バッファ層12の形成はG
aAs上に形成するI nGaA I P系結晶の品質
向上のためである。
p−GaAs基板11とバッファ層12との間で戒長を
20分間中断し、この間にp型不純物としてのMgの供
給量を安定化した。また、コンタクト層13はクラッド
層14とp−GaAsバッファ層12との間の電気抵抗
の低減を目的とするものであり、GaAsよりもバンド
ギャップが大きく、且つクラッド層14よりもバンドギ
ャップが小さいものであればよい。
20分間中断し、この間にp型不純物としてのMgの供
給量を安定化した。また、コンタクト層13はクラッド
層14とp−GaAsバッファ層12との間の電気抵抗
の低減を目的とするものであり、GaAsよりもバンド
ギャップが大きく、且つクラッド層14よりもバンドギ
ャップが小さいものであればよい。
さて、゜第1図に示す構造のレーザの電流狭窄を良好に
実現するためには、電流阻止層19のキャリア濃度,膜
厚の設定が重要である。以下、これらのパラメータの設
定に関して説明する。
実現するためには、電流阻止層19のキャリア濃度,膜
厚の設定が重要である。以下、これらのパラメータの設
定に関して説明する。
クラッド層18の外側の電流狭窄部は次のような層構造
を有する。即ち、p−1nGaAIPクラッド層14,
n−InGaAlPクラッド層16,17,p−GaA
s電流阻止層19及びn−GaAsコンタクト層20は
pnpnの順に接合を持つ、所謂サイリスクを形或する
。
を有する。即ち、p−1nGaAIPクラッド層14,
n−InGaAlPクラッド層16,17,p−GaA
s電流阻止層19及びn−GaAsコンタクト層20は
pnpnの順に接合を持つ、所謂サイリスクを形或する
。
p−GaAs電流阻止層19は活性層15よりも禁制帯
幅が小さいため、活性層15からしみ出す光を吸収する
。このとき、生成・拡散する少数キャリアである電子が
n−GaAsコンタクト層20まで到達すると、これが
ゲート電流となり、このサイリスク構造がターンオンす
る。
幅が小さいため、活性層15からしみ出す光を吸収する
。このとき、生成・拡散する少数キャリアである電子が
n−GaAsコンタクト層20まで到達すると、これが
ゲート電流となり、このサイリスク構造がターンオンす
る。
よって、p−QaAs電流阻止層19の電子の拡散長を
電流阻止層1つの厚さ以下程度にしなければならない゛
。
電流阻止層1つの厚さ以下程度にしなければならない゛
。
第2図にMOCVD法によるMgドーブのGaAsの電
子III誘起電流法によって求めた、キャリア濃度と電
子の拡散長との関係を示す(Jounal of Cr
ystal Growth 55 (1981) p1
83−191)。このようにキャリア濃度が3 8 1
0”cm−’を越えると、6μm程度あった拡散長は短
くなる傾向を示す。ここで、第2図の曲線より下若しく
は左側では前記サイリスタ構造がONとなり、曲線より
上若しくは右側ではOFFとなる。
子III誘起電流法によって求めた、キャリア濃度と電
子の拡散長との関係を示す(Jounal of Cr
ystal Growth 55 (1981) p1
83−191)。このようにキャリア濃度が3 8 1
0”cm−’を越えると、6μm程度あった拡散長は短
くなる傾向を示す。ここで、第2図の曲線より下若しく
は左側では前記サイリスタ構造がONとなり、曲線より
上若しくは右側ではOFFとなる。
従って、サイリスタ構造のターンオンを防止するには、
電流阻止層19のキャリア濃度を第2図の曲線より上若
しくは右側に設定する必要がある。本実施例においては
、リッジを平坦化するのに適した1〜1.5μmなる電
流阻止層の厚さに対しては3 X to19cm−’以
上とすれば、上記の条件を満たす拡散長とすることがで
きる。
電流阻止層19のキャリア濃度を第2図の曲線より上若
しくは右側に設定する必要がある。本実施例においては
、リッジを平坦化するのに適した1〜1.5μmなる電
流阻止層の厚さに対しては3 X to19cm−’以
上とすれば、上記の条件を満たす拡散長とすることがで
きる。
本発明者らの実験によれば、電流阻止層1つのキャリア
濃度を5 X 10I9cI−3と設定した第1図に示
すレーザはストライプ幅を5μm1共振器長を300μ
mとしたとき、しきい値35mAで発振し、20mWま
で単一横モードの良好な特性が得られた。寿命試験にお
いても50℃,3−wの条件で1000時間以上の安定
な動作を確認した。
濃度を5 X 10I9cI−3と設定した第1図に示
すレーザはストライプ幅を5μm1共振器長を300μ
mとしたとき、しきい値35mAで発振し、20mWま
で単一横モードの良好な特性が得られた。寿命試験にお
いても50℃,3−wの条件で1000時間以上の安定
な動作を確認した。
このよう本実施例によれば、p−GaAs電流阻止層1
9のキャリア濃度を最適に設定することにより、電流阻
止層1つを含むサイリスク構造のターンオ.ンを防止す
ることができ、半導体レーザの素子特性及び信頼性の向
上をはかることができる。また、基板側にp型層として
いるので、Mgのドーピング遅れを回避することが可能
となり、これによっても素子特性の向上をはかることが
できる。
9のキャリア濃度を最適に設定することにより、電流阻
止層1つを含むサイリスク構造のターンオ.ンを防止す
ることができ、半導体レーザの素子特性及び信頼性の向
上をはかることができる。また、基板側にp型層として
いるので、Mgのドーピング遅れを回避することが可能
となり、これによっても素子特性の向上をはかることが
できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。実施例では、エッチングストップ層が電流阻止層と
n型クラッド層の間に存在していたが、このエッチング
ストップ層は必ずしも必要なく、省略することもできる
。また、リッジ構造を有するレーザに限らず、第3図に
示す如く電流阻止層にストライプ状窓を設けた構造に適
用することも可能である。
い。実施例では、エッチングストップ層が電流阻止層と
n型クラッド層の間に存在していたが、このエッチング
ストップ層は必ずしも必要なく、省略することもできる
。また、リッジ構造を有するレーザに限らず、第3図に
示す如く電流阻止層にストライプ状窓を設けた構造に適
用することも可能である。
また、ダブルヘテロ構造において、活性層はInGaP
に限らずI nGaA I P系材料で、クラッド層よ
りも禁制帯幅が小さいものであればよい。同様に、電流
阻止層はGaAsに限らずGaAlAs系材料であれば
よい。つまり、pクラッド層を In1−w (Ga+−x Alx)w P,活性層
を I n+−w (Ga+−y Aly ) w PS
nクラッドを 1 nH−w (Ga+−z A lz ) w P
としたとき、(0≦y<x≦1,O≦y<z≦1.0<
w<1)の関係であればよい。同様に、p型電流阻止層
はGa1−UAIUAsとしたとき、(0≦uく1)の
関係であればよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
に限らずI nGaA I P系材料で、クラッド層よ
りも禁制帯幅が小さいものであればよい。同様に、電流
阻止層はGaAsに限らずGaAlAs系材料であれば
よい。つまり、pクラッド層を In1−w (Ga+−x Alx)w P,活性層
を I n+−w (Ga+−y Aly ) w PS
nクラッドを 1 nH−w (Ga+−z A lz ) w P
としたとき、(0≦y<x≦1,O≦y<z≦1.0<
w<1)の関係であればよい。同様に、p型電流阻止層
はGa1−UAIUAsとしたとき、(0≦uく1)の
関係であればよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
[発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、p型電流阻止層の
キャリア濃度を最適化することにより、pnpnサイリ
スクのターンオン現象を防止することができる。従って
、電流狭窄効果の低減を未然に防止することができ、素
子特性の向上及び信頼性の向上をはかり得る半導体レー
ザ装置を実現することができる。
キャリア濃度を最適化することにより、pnpnサイリ
スクのターンオン現象を防止することができる。従って
、電流狭窄効果の低減を未然に防止することができ、素
子特性の向上及び信頼性の向上をはかり得る半導体レー
ザ装置を実現することができる。
第1図は本発明の一実施例に係わる半導体レーザの素子
構造を示す断面図、第2図はキャリア濃度と電子の拡散
長との関係を示す特性図、第3図は本発明の変形例を示
す断面図、第4図は従来レーザの素子構造を示す断面図
である。 1 1−p − G a A s基板、1 2−p −
G a A sバッファ層、1 3−p − 1 n
G a P コンタクト層、1 4−p − 1 n
G a A I Pクラッド層、1 5−1 n G
a P活性層、 16,17.18・・・n−1nGaAIPクラッド層
、 1 9 ・−p − G a A s電流阻止層、20
・・・n − G a A Sコンタクト層、21.2
2・・・電極。
構造を示す断面図、第2図はキャリア濃度と電子の拡散
長との関係を示す特性図、第3図は本発明の変形例を示
す断面図、第4図は従来レーザの素子構造を示す断面図
である。 1 1−p − G a A s基板、1 2−p −
G a A sバッファ層、1 3−p − 1 n
G a P コンタクト層、1 4−p − 1 n
G a A I Pクラッド層、1 5−1 n G
a P活性層、 16,17.18・・・n−1nGaAIPクラッド層
、 1 9 ・−p − G a A s電流阻止層、20
・・・n − G a A Sコンタクト層、21.2
2・・・電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 活性層をp型及びn型のクラッド層で挟み、p型クラッ
ド層を基板側としたInGaAlP系材料からなるダブ
ルヘテロ構造部と、このダブルヘテロ構造部のn型クラ
ッド層上に、又はn型クラッド層の少なくとも一部を除
いて形成されたGaAlAs系材料からなるp型電流阻
止層と、前記n型クラッド層及びp型電流阻止層上に形
成されたn型コンタクト層とを備えた半導体レーザ装置
において、 前記電流阻止層のキャリア濃度Dを、該キャリア濃度に
対する電子の拡散長が電流阻止層の厚さdよりも短くな
るように設定したことを特徴とする半導体レーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31136189A JPH03171789A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 半導体レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31136189A JPH03171789A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 半導体レーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03171789A true JPH03171789A (ja) | 1991-07-25 |
Family
ID=18016240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31136189A Pending JPH03171789A (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 半導体レーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03171789A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007042886A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Iii−v族化合物半導体膜の形成方法及び半導体素子 |
RU2726382C1 (ru) * | 2019-12-26 | 2020-07-13 | Акционерное общество "НИИ "Полюс" им. М.Ф. Стельмаха" (АО "НИИ "Полюс" им. М.Ф. Стельмаха") | Лазер-тиристор |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP31136189A patent/JPH03171789A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007042886A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Iii−v族化合物半導体膜の形成方法及び半導体素子 |
RU2726382C1 (ru) * | 2019-12-26 | 2020-07-13 | Акционерное общество "НИИ "Полюс" им. М.Ф. Стельмаха" (АО "НИИ "Полюс" им. М.Ф. Стельмаха") | Лазер-тиристор |
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