JPH03171789A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JPH03171789A
JPH03171789A JP31136189A JP31136189A JPH03171789A JP H03171789 A JPH03171789 A JP H03171789A JP 31136189 A JP31136189 A JP 31136189A JP 31136189 A JP31136189 A JP 31136189A JP H03171789 A JPH03171789 A JP H03171789A
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JP
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semiconductor laser
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JP31136189A
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Kazuhiko Itaya
和彦 板谷
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電流狭窄効果と先導波効果を有するInGa
AlP系半導体レーザ装置に係わり、特に電流阻止層の
キャリア濃度の最適化をはかった半導体レーザ装置に関
する。
(従来の技術) 近年、高密度光ディスクシステムや高速レーザプリンタ
或いはバーコードリーダ等への応用を目的として、短波
長の半導体レーザの開発が進められている。この中でも
0.6μm帯(赤色)に発振波長を持つInGaAlP
系半導体レーザは、有望な短波長レーザとして注目され
ている。このInGaAlP系半導体レーザは、有機金
属を用いた化学気相成長法(以下、MOCVD法と略記
する)により製作することができる。
MOCVD法を用いて作成した単一の基本横モードを有
するInGs+AIP系半導体レーザとして、第4図に
示す如きリッジ埋込み型のレーザが提案されている。な
お、図中41はn −GaAs基板、42はn−GaA
sバッファ層、43はn−1nGaP:+ンタクト層、
44はn一InGaAlPクラッド層、45はl nG
aP活性層、46.47.48はp−1nGaAIPク
ラッド層、49はn−GaAs[流阻止層、50はp−
GaAsコンタクト層、51.52は電極を示している
ところで、InGaAlP結晶のp型ドーバントとして
は、Mgが比較的高濃度のp型ドーピングができるもの
として知られている。しかしながら、Mgは配管付着等
が原因によるドーピングの遅れが問題となるために、n
型結晶を成長させた後でMgドープのp型結晶を成長さ
せるとpn接合が例えば活性層からずれて素子特性を悪
化させる。
このドーピング遅れを回避する方法として、Mgドープ
のp型結品を成長させる前に、成長を中断する方法があ
る。P抜け等の問題のため、InGaAlP結晶はMO
CvD法等で用いる成長温度では、長い中断を取れない
。一方、GaAs結品上では比較的長く中断時間をとっ
ても、結晶は損なわれない。また、一度Mgがドープさ
れ出せば、その後成長する層には遅れの問題は起こらな
いため、p−GaAs基板上にMgドーブのp型結晶を
成長させていくとドーピングの遅れのない良質の半導体
レーザ用ダブルヘテロ構造が形成できる。
この考えを第4図に示す半導体レーザに適用し、基板4
1からクラッド層44までをp型、クラッド層46〜4
8及びコンタクト層50をn型、電流阻止層49をp型
としたところ、Mgのドーピング遅れを起こさずに製作
することができた。しかしながら、電流狭窄効果が不安
定であり、十分な信頼性を有する素子を作成することは
困難であった。即ち、第4図に示す構造でp1”を逆に
して作成した素子のうち、大きなリーク電流を生じ、レ
ーザ発振しないものがあった。
本発明者らの実験によると、第4図に示すレーザでpo
nを逆にすると、レーザの電流一電圧特性がサイリスタ
におけるターンオン現象と同様の特性を示しており、ま
たターンオン後の電圧が06l〜1vと極めて低いこと
が明らかとなった。そのために、レーザの発振を著しく
困難にしていた。これは、電流阻止層の導゛電型が、拡
散長の長い電子を少数キャリアとするp型となったため
に、ターンオンし易くなったためであると考えられる。
(発明が解決しようとする課題) このように従来、電流阻止層をp型とした半導体レーザ
においては、電流阻止層を含むブロック部のターンオン
に起因する電流狭窄効果低減の問題により、素子特性の
劣化や信頼性の低下を招いていた。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、p型電流阻止層を用いた場合におい
ても、電流狭窄効果の低減を未然に防止することができ
、素子特性の向上及び信頼性の向上をはかり得る半導体
レーザ装置を提供することにある。
[発明の構威] (課題を解決するための手段) 本発明の骨子は、p型電流阻止層のキャリア濃度を高め
ることにより、ターンオン現象を防止することにある。
即ち本発明は、活性層をp型及びn型のクラッド層で挟
み、p型クラッド層を基板側としたInGaAlP系材
料からなるダブルヘテロ構造部と、このダブルヘテロ構
造部のn型クラツド層上に、又はn型クラッド層の少な
くとも一部を除いて形成されたGaA IAs系材料か
らなるp型電流阻止層と、前記n型クラッド層及びp型
電流阻止層上に形成されたn型コンタクト層とを備えた
半導体レーザ装置において、前記電流阻止層のキャリア
濃度Dを、該キャリア濃度に対する電子の拡散長が電流
阻止層の厚さdよりも短くなるように設定したものであ
る。
(作用) 本発明によれば、GaAlAs系(GaA I As又
はGaAs)からなるp型電流阻止層のキャリア濃度を
高くして、電子の拡散長を電流阻止層の厚さよりも小さ
くしているので、ブロック部(電流阻止層及びその上下
層からなるpnpn構造)におけるターンオン現象は起
き難くなる。
また、強いレーザ光の存在でブロック部がターンオンし
ても、ターンオン後の電圧を上昇させ、確実な電流狭窄
を得ることができる。従って、低しきい値で信頼性の高
い半導体レーザを実現することが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わる半導体レーザの素子
構造を示す断面図である。図中11はp−GaAsi板
であり、この基板11上にはMgドープのp−GaAs
バッファ層12及びMgドープのp−1nGaPコンタ
クト層l3が形成されている。コンタクト層13上には
、Mgドープのp−1nGaAIPクラッド層14.1
nGaP活性層15及びn−1nGaAIPクラッド層
16.17.18からなるダブルヘテロ接合構造が形成
されている。
クラッド層18はストライブ状に加工されており、これ
によりpクラッド層にストライブ状リブが形成されてい
る。ここで、クラッド層17は低AI組威若しくはIn
GaP層であり、リッジ形或のためのエッチング停止層
として作用する。ダブルヘテロ接合の各層及びコンタク
ト層13の格子定数はGaAsl板と等しく、且つクラ
ッド層14.16のバンドギャップエネルギーは活性層
15のそれより大きくなるようにIn,Ga,AIの組
成が決定されている。
ダブルヘテロ接合構造の側面には、Mgドープ( 5 
X 10”cs−’)による厚さ 1.5μmのp−G
aAs電流阻止層19が形成されている。クラッド層1
8及び電流阻止層19上には、n−GaAsコンタクト
層20が形成されている。
そして、コンタクト層20の上面にはnm電極21が被
着され、基板11の下面にp側電極22が被着されてい
る。
この構造では、電流狭窄は電流阻止層19により行われ
、先導波はストライプ状のメサに形成されたクラッド層
18により行われる。なお、バッファ層12の形成はG
aAs上に形成するI nGaA I P系結晶の品質
向上のためである。
p−GaAs基板11とバッファ層12との間で戒長を
20分間中断し、この間にp型不純物としてのMgの供
給量を安定化した。また、コンタクト層13はクラッド
層14とp−GaAsバッファ層12との間の電気抵抗
の低減を目的とするものであり、GaAsよりもバンド
ギャップが大きく、且つクラッド層14よりもバンドギ
ャップが小さいものであればよい。
さて、゜第1図に示す構造のレーザの電流狭窄を良好に
実現するためには、電流阻止層19のキャリア濃度,膜
厚の設定が重要である。以下、これらのパラメータの設
定に関して説明する。
クラッド層18の外側の電流狭窄部は次のような層構造
を有する。即ち、p−1nGaAIPクラッド層14,
n−InGaAlPクラッド層16,17,p−GaA
s電流阻止層19及びn−GaAsコンタクト層20は
pnpnの順に接合を持つ、所謂サイリスクを形或する
p−GaAs電流阻止層19は活性層15よりも禁制帯
幅が小さいため、活性層15からしみ出す光を吸収する
。このとき、生成・拡散する少数キャリアである電子が
n−GaAsコンタクト層20まで到達すると、これが
ゲート電流となり、このサイリスク構造がターンオンす
る。
よって、p−QaAs電流阻止層19の電子の拡散長を
電流阻止層1つの厚さ以下程度にしなければならない゛
第2図にMOCVD法によるMgドーブのGaAsの電
子III誘起電流法によって求めた、キャリア濃度と電
子の拡散長との関係を示す(Jounal of Cr
ystal Growth 55 (1981) p1
83−191)。このようにキャリア濃度が3 8 1
0”cm−’を越えると、6μm程度あった拡散長は短
くなる傾向を示す。ここで、第2図の曲線より下若しく
は左側では前記サイリスタ構造がONとなり、曲線より
上若しくは右側ではOFFとなる。
従って、サイリスタ構造のターンオンを防止するには、
電流阻止層19のキャリア濃度を第2図の曲線より上若
しくは右側に設定する必要がある。本実施例においては
、リッジを平坦化するのに適した1〜1.5μmなる電
流阻止層の厚さに対しては3 X to19cm−’以
上とすれば、上記の条件を満たす拡散長とすることがで
きる。
本発明者らの実験によれば、電流阻止層1つのキャリア
濃度を5 X 10I9cI−3と設定した第1図に示
すレーザはストライプ幅を5μm1共振器長を300μ
mとしたとき、しきい値35mAで発振し、20mWま
で単一横モードの良好な特性が得られた。寿命試験にお
いても50℃,3−wの条件で1000時間以上の安定
な動作を確認した。
このよう本実施例によれば、p−GaAs電流阻止層1
9のキャリア濃度を最適に設定することにより、電流阻
止層1つを含むサイリスク構造のターンオ.ンを防止す
ることができ、半導体レーザの素子特性及び信頼性の向
上をはかることができる。また、基板側にp型層として
いるので、Mgのドーピング遅れを回避することが可能
となり、これによっても素子特性の向上をはかることが
できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。実施例では、エッチングストップ層が電流阻止層と
n型クラッド層の間に存在していたが、このエッチング
ストップ層は必ずしも必要なく、省略することもできる
。また、リッジ構造を有するレーザに限らず、第3図に
示す如く電流阻止層にストライプ状窓を設けた構造に適
用することも可能である。
また、ダブルヘテロ構造において、活性層はInGaP
に限らずI nGaA I P系材料で、クラッド層よ
りも禁制帯幅が小さいものであればよい。同様に、電流
阻止層はGaAsに限らずGaAlAs系材料であれば
よい。つまり、pクラッド層を In1−w  (Ga+−x Alx)w P,活性層
を I n+−w  (Ga+−y Aly ) w PS
nクラッドを 1 nH−w  (Ga+−z A lz ) w P
としたとき、(0≦y<x≦1,O≦y<z≦1.0<
w<1)の関係であればよい。同様に、p型電流阻止層
はGa1−UAIUAsとしたとき、(0≦uく1)の
関係であればよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
[発明の効果〕 以上詳述したように本発明によれば、p型電流阻止層の
キャリア濃度を最適化することにより、pnpnサイリ
スクのターンオン現象を防止することができる。従って
、電流狭窄効果の低減を未然に防止することができ、素
子特性の向上及び信頼性の向上をはかり得る半導体レー
ザ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる半導体レーザの素子
構造を示す断面図、第2図はキャリア濃度と電子の拡散
長との関係を示す特性図、第3図は本発明の変形例を示
す断面図、第4図は従来レーザの素子構造を示す断面図
である。 1 1−p − G a A s基板、1 2−p −
 G a A sバッファ層、1 3−p − 1 n
 G a P コンタクト層、1 4−p − 1 n
 G a A I Pクラッド層、1 5−1 n G
 a P活性層、 16,17.18・・・n−1nGaAIPクラッド層
、 1 9 ・−p − G a A s電流阻止層、20
・・・n − G a A Sコンタクト層、21.2
2・・・電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 活性層をp型及びn型のクラッド層で挟み、p型クラッ
    ド層を基板側としたInGaAlP系材料からなるダブ
    ルヘテロ構造部と、このダブルヘテロ構造部のn型クラ
    ッド層上に、又はn型クラッド層の少なくとも一部を除
    いて形成されたGaAlAs系材料からなるp型電流阻
    止層と、前記n型クラッド層及びp型電流阻止層上に形
    成されたn型コンタクト層とを備えた半導体レーザ装置
    において、 前記電流阻止層のキャリア濃度Dを、該キャリア濃度に
    対する電子の拡散長が電流阻止層の厚さdよりも短くな
    るように設定したことを特徴とする半導体レーザ装置。
JP31136189A 1989-11-30 1989-11-30 半導体レーザ装置 Pending JPH03171789A (ja)

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JP31136189A JPH03171789A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 半導体レーザ装置

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JP31136189A Pending JPH03171789A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 半導体レーザ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042886A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd Iii−v族化合物半導体膜の形成方法及び半導体素子
RU2726382C1 (ru) * 2019-12-26 2020-07-13 Акционерное общество "НИИ "Полюс" им. М.Ф. Стельмаха" (АО "НИИ "Полюс" им. М.Ф. Стельмаха") Лазер-тиристор

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