JPH0317099A - マラリアワクチン - Google Patents

マラリアワクチン

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JPH0317099A
JPH0317099A JP2116693A JP11669390A JPH0317099A JP H0317099 A JPH0317099 A JP H0317099A JP 2116693 A JP2116693 A JP 2116693A JP 11669390 A JP11669390 A JP 11669390A JP H0317099 A JPH0317099 A JP H0317099A
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JP
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asp
pro
protein
asn
polypeptide
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Application number
JP2116693A
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English (en)
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Mitchell Stuart Gross
ミッチェル・スチュアート・グロス
James Francis Young
ジェイムズ・フランシス・ヤング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/44Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from protozoa
    • C07K14/445Plasmodium
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスモジウム( P lasmodiulT
l)属の寄生虫による感染に拮抗するワクチン、さらに
詳しくは、その中央の繰返しドメインの側面にあるプラ
スモジウム表面蛋白の領域からの免疫原決定因子を含有
し、該繰返しドメインからの繰返し免疫原決定因子の全
てより少ない因子を含有するポリペプチドであってマラ
リア寄生虫による感染を抑制する治療剤として有用なポ
リペプチド;これらのポリペプチドを精製する方法;こ
れらのポリペプチドをコードする発現ベクター;および
マラリア感染からヒトを治療する方法に関する。
(従来の技術および課題) マラリアは重度の広範な疾患であってそれに関する長午
の多大な努力にもかかわらず、ワクチンが開発されてい
ない。例えば、サイエンス( S c ience) 
,第226巻,679頁(1984午l1月9日)参照
。実験的に、ヒトを包含する補乳動物が、照射スポロゾ
イトでのワクチン接種によって、マラリア、すなわちプ
ラスモジウム病因剤による感染から保護されている。ク
リドら(C lyde et al.)nアメリカン・
ジャーナル・オブ・トロピカル・メディスン・アンド・
ハイジーン(Am.J . T rop.Med. H
 yg.)n第24巻,397頁(l975)8よびリ
ークマンら(R ieckman et al.)nプ
ル・ダブリュ・エッチ・オー(Bull,WHO)n第
57巻(Supp. 1)n 2 6 1頁(1979
)nヨシダら(Yoshida et al.)nサイ
エンス,第207巻.71頁(1980)は、かかる保
護が、少なくとも、スポロゾイト表面の蛋白、サーカム
スボロゾイト(CS)蛋白に拮抗する抗体によって部分
的に媒介され;CS蛋白に対して出現したモノクローナ
ル抗体がin vitroにおける感染性を中和し、i
n vivoにて動物を保護することを報告している。
該CS蛋白は種内にて大いに展開的に保護されるが、種
を越えて全く異なることは明らかである。
4種のプラスモジウムが、ヒトに感染することが知られ
ている。これらはピー、ファルシパラム( P .fa
lciparum)、ビー●ビバックス( P .vi
vax)、ビー・オベール( P .ovale)およ
びピー・マラリアエ( P .malariae)であ
り、後者の2種は非常に低頻度l;て発生ずる。科学的
に興味のある他の種はビー・バージエイ( P .be
rghei)およびビー・クノウレシ( P .kno
vlesi)であり、これらの種のホストは、各々、誓
歯動物およびサルである。
ケンプら(Ke+++p et 81.)は、W0.8
 4−0 2917−Aにおいて、イー・コリにおける
ビー・7アルシバラムcDNAのクローニングおよび発
現を開示している。
デイムら(Dame et al..)は、サイエンス
(Science)、第225巻,593頁(1984
)において、イー・コロにおけるピー・7アルシパラム
のCS蛋白のクローニングおよび発現を報告している。
該蛋白は分子量約44000で約412個のアミノ酸か
らなると記載されている。それはテトラベプチドの41
のタンデム繰返し、CS蛋白に対して出現したモノクロ
ーナル抗体に結合した繰返し領域から誘導された合或7
−、11−および15一残基ペプチドからなる。
ピー、ファルシパラムのCS蛋白の繰返しテトラペブチ
ドに基づく抗スポロゾイトワクチンは、個々においては
ほとんど免疫性を付与せず、その免疫性は短期間であっ
て戊功していない。サイエンス,1土上: 522 (
1 988)。従って、マラリア寄生虫に対する効果的
なワクチンについての要求は、なお満たされていないま
まである。
(課題を解決するだめの手段) 本発明は、一般的に、プラスモジウム表面蛋白の中央の
繰返しドメインの側面にある第1の領域からの1以上の
免疫原決定因子と、該繰返しドメインの側面にある第2
の領域からの1以上の免疫原決定因子とを含有し、かつ
、中央の繰返しドメインからの繰返し免疫原決定因子の
全てより少ない因子を含有するか、全く欠くポリペプチ
ドに関する。
一具体例において、本発明は、プラスモジウム表面蛋白
繰返しドメインの少なくとも1つはあるが、全てより少
ない繰返し免疫原決定因子と、該繰返しドメインの側面
にあるプラスモジウム表面蛋白の領域からの1以上の免
疫原決定因子とを含有するりペプチドに関する。
本発明のもう一つの具体例においては、該ポリペプチド
は、実質的に、中央の繰返しドメインの側面にある領域
からのすべての免疫原決定因子を含有し、中央の繰返し
ドメインからの免疫原決定因子を欠いている。また、さ
らにはフランキング領域からの実質的に全ての免疫原決
定因子からなるポリペプチドは、中央の繰返しドメイン
からの少なくとも1つはあるが、全てより少ない免疫原
決定因子を含有する。
本発明のポリペプチドにおいて有用な免疫原決定因子は
、好ましくは、プラスモジウム・7アルシパラム、ビー
・ピバックス、ピー・マラリアエおよびビー・オベール
の表面蛋白にて存するものを包含する。
本発明のさらに別の具体例において、該ポリペプチドは
、遺伝学的に、キャリア蛋白、好ましくは、ポリペプチ
ドの発現を強化するか、またはポリペプチドの免疫原性
を強化する、またはその両?であるキャリア蛋白に融合
している。
好ましい具体例において、本発明のポリペプチドは、免
疫原キャリア蛋白、例えば、CS蛋白の第2のフランキ
ング領域に融合しているプラスモジウム・サーカムスポ
ロドイト(C S)蛋白の第1のフランキング領域に、
合戊リンカーを介して融合したインフルエンザウイルス
非構造蛋白lの81N−末端アミノ酸(NSI■)から
なる。
かかるポリペプチドは、さらに、CS蛋白中央の繰返し
ドメインから1以上であるが、全てより少ない免疫原決
定因子、例えば、 アミノ酸配列: (Asn−X−Y−Pro)[XはA
laまたはV81, YはAsnまたはAspを意味す
る] で示されるテトラベプチドからなる繰返しドメインから
の免疫原決定因子を含有していてもよい。
中央の繰返しドメインからの免疫原決定因子は、例えば
、キャリア蛋白と第1のフランキング領域の間に、また
は第1のフランキング領域と第2のフランキング領域の
間に位置してもよい。
もう一つの態様において、本発明は、該ポリペプチドを
コードする発現ベクター、該ポリペプチドからなるワク
チン、該ポリペプチドを精製する方法および該ポリペプ
チドを用いてマラリアによる感染からヒトを治療する方
法を包含する。
本発明の他の態様および利点を、以下の詳細な記載に開
示する。
図面の簡単な記載 第1図(a)および第1図(b)は、2つの群のC3H
/HENマウス、すなわち、NSlm+RLfΔ9で免
疫化した1群とR 3 2 t6Lxzで免疫化した他
の群のC3H/HENマウスの抗体応答を説明するグラ
フ形のELISAデータを示す。
第2図(a)および第2図(b)は、2つの群のC 5
 7 B L/6マウス、すなわち、NS1a+−RL
fΔ9で免疫化した1詳とR 3 2 tet3zで免
疫化した他の群のC57BL/6マウスの抗体応答を説
明するグラ7形のEL I SAデータを示す。
第3図(a)および第3図(b)は、2つの群のB A
 L B/Cマウス、すなわち、NSII,RLfΔ9
で免疫化した1群とR 3 2 tet,,で免疫化し
た他の群のBALB/Cマウスの抗体応答を説明するグ
ラ7形のELISAデータを示す。
好ましい具体例の記載 原生動物のマラリア寄生虫であるプラスモジウムは、そ
の外部細胞表面に存する多くの発生期特異的蛋白を有す
る。これらの表面蛋白は、共通して3つの領域、すなわ
ち、中央の繰返しエビトープ領域またはドメインと、対
をなすフランキング領域を有することが判明した。該対
の第1のフランキング領域は中央の繰返しドメインのカ
ルポキシー末端に融合し、該対の第2のフランキング領
域は該中央の繰返しドメインのアミノ末端に融合してい
る。
本発明のポリペプチドは、第1および第2のフランキン
グ領域の間の中央の繰返しドメインの全てより少ない免
疫原決定因子を含有するか、または全く有さないプラス
モジウム表面蛋白の一部から誘導され、マラリア寄生虫
による感染を抑制するだめの治療剤としての用途にて十
分な量を発現する。
換言すれば、本発明のポリペプチドは、野生型の繰返し
領域にて存在するよりも、第1と第2のフランキング領
域の間に、より少数の縦列繰返しを有している。すなわ
ち、ピー・7アルシバラムによる感染からヒトを保護す
るポリペプチドにおいては、該ポリペプチドは、無傷の
第1のフランキング領域、すなわち、ビー・ファルシパ
ラム・サーカムスポロゾイト蛋白(PfCSP)のN一
末端フランキング領域と、無傷の第2のフランキング領
域、すなわち、PfCSPからのC一末端フランキング
領域と、第1と第2のフランキング領域の間にて、pr
cspからの41以下の縦列繰返し、すなわち、41以
下の式: Asn−X−Y−Pro [式中、XはAlaまたはVal、YはAspまたはA
snを意味する1 で示されるテトラペブチドとからなっていてもよい。
野生型のプラスモジウム表面蛋白において、該繰返し領
域は免疫優性である。本発明のポリペプチドにおいて、
縦列繰返しまたは繰返し単位の数および位置は、第18
よび第2のフランキング領域に対する免疫応答をマスキ
ングしないように選択される。好ましくは、本発明のポ
リペプチドにおける繰返し数は、野生型蛋白にて存在す
る繰返し数のわずか半分である。さらに好ましくは、本
発明のポリペプチドにおける繰返し数は、野生型蛋白に
て存在する繰返し数のわずか約4分の1である。
4種のプラスモジウムがヒトに感染すると知られており
、最も流行しているのはピー・7アルシパラム、つづい
てビー・ビバックスであり、より低度にてピー・マラリ
アエおよびビー・オベールである。
プラスモジウム・ファルシパラム・スボロゾイト期サー
カムスボロゾイト(C S)蛋白の中央の繰返しドメイ
ンは、41個の縦列の繰返しテトラペプチドからなり、
そのうち31個はアミノ酸配列(アスパラギン(Asn
)一アラニン(Ala)−Asn−プロリン( P r
o))を有し、そのうち4個は配列(Asn−バリン(
Val)一アスパルテート( A sp)− P ro
)を有する。該中央の繰返しドメインの両側は、領域工
および領域■を含む、いわゆるフランキング領域であり
、該csi白の2つの領域は、ビー・クノウレシ( P
 .knovlesi)  (サルのマラリア)CS蛋
白の対応する領域のアミノ酸配列とほとんど同一である
(デイムら(Dame et al.)nサイエンス.
225 : 593 (1984))。
ビー・7アルシバラム血液期(blood stage
)の種々の表面蛋白もまた、繰返しエピトープ、例えば
、S抗1[ ( P ro−A Ia−L ys−A 
Ia− S er−G ln−Gly−Gly−Leu
−Glu−Asp)  ; RESA抗原(Glu−G
lu−Asn−Va1〜Glu−His−Asp−Al
a)  ;11RA抗原(Va1〜Thr−Thr−G
 In−G lu−P ro);およびPF−1 1抗
K ( G lu−G Iu−Va1〜Va1〜G l
u−G lu−V81−Va1〜P ro)を有してい
る。
ピー・ビバックスのサーカムスポロゾイト蛋白は繰返し
エビトープ(G Iy−Asp−Arg−A la−A
sp−Gly−Gin−Pro−Ala)を有し、ピー
・マラリアエのサーカムスボロゾイト蛋白は繰返しエビ
トーゾ(Asn−Asp−A la−G Iy)および
(Asn−AlaA la−G ly)を有する。
本発明のポリペプチドは、プラスモジウム表面蛋白の中
央の繰返しドメインの側面にある第1の領域からの1以
上の免疫原決定因子と、該繰返しドメインの側面にある
第2の領域からのl以上の免疫原決定因子とを含有し、
かつ、該中央の繰返しドメインからの繰返し免疫原決定
因子の全てより少ない因子を含有するか、全く欠いてい
る。
免疫原決定因子は、B細胞またはT細胞応答を誘発する
アミノ酸配列である。免疫原決定因子は、一般に、少な
くとも6個のアミノ酸からなる。蛋白内の免疫原決定因
子の正確な同定は、モノクローナル抗体マッピングおよ
び/またはアミノ酸の欠失、その後の活性検定を包含す
る標準方法により行なうことができる。好ましくは、本
発明のポリペプチドは、第1および第2のフランキング
領域の各々から少なくとも約l5個のアミノ酸、さらに
好ましくは、少なくとも約30個、最も好ましくはシグ
ナル配列を減じた無傷の第1および第2のフランキング
領域からなる。
一つの具体例において、本発明のポリペプチドは、プラ
スモジウム表面蛋白の中央の繰返しドメインからの繰返
し免疫原決定因子のうち、少なくとも1個はあるが、全
てより少ない免疫原決定因子と、該繰返しドメインの側
面にある表面蛋白の領域からの1以上の免疫原決定因子
を含有する。
もう一つの具体例において、本発明のポリペプチドは、
中央の繰返しドメインの側面にある領域からの実質的に
すべての免疫原決定因子を含有し、中央の繰返しドメイ
ンからの免疫原決定因子を欠いているか、または、中央
の繰返しドメインからの繰返し免疫原決定因子のうち、
少なくとも1個はあるが、全てより少ない免疫原決定因
子を含有する。「実質的にすべて」とは、実質的に、シ
グナル配列を減じた無傷の第1および第2のフランキン
グ領域を用いることを意味し、わずか約20個のアミノ
酸を各領域から欠いていることが好ましく、シグナル配
列を減じた無傷の第1および第2のフランキング領域を
用いることがさらに好ましい。
好ましくは、本発明のポリペプチドはハイブリッドポリ
ペプチド、すなわち、表面蛋白の一部とキャリア蛋白の
間の遺伝的融合からなる蛋白である。
中央の繰返しドメインを構戊する繰返しテトラベブチド
の全部よりも少ないか、または欠いているプラスモジウ
ム・7アルシパラム・サーカムスポロゾイト(CS)蛋
白の一部に遺伝学的に融合したキャリア蛋白からなるハ
イブリッドボリペブチドがより好ましい。
キャリア蛋白がポリペプチドの免疫原性を強化するだけ
でなく、形質転換体によるポリペプチドの発現を強化す
るハイブリッドポリペプチドであることが特に好ましい
。かかるキャリア蛋白の他の望ましい特性として、ポリ
ペプチドの精製または処方強化が挙げられる。かかるキ
ャリア蛋白の例は、NSl。(インフルエンザウイルス
(A/PR/8/34)非構造蛋白lの81N−末端ア
ミノ酸)(バエツら(Baez 81 al.)nヌク
レイツク・アシッズ・リサーチ(Nucleic Ac
idsResearch)n 8 : 5845 (1
980));R32([(Asn−A la−Asn−
Pro)+a−(Asn−V81−AspPro)]!
) (ヤングら(Young et al.)nサイエ
ンス.228 :958 (1985));およびga
lKを包含する。
本発明のポリペプチドの個々の具体型は:NSla+ 
 RLfΔ9,インフルエンザウイルス非構造蛋白1の
81N一末端アミノ酸(NS1a+)と、シグナル配列
(1 8N一末端アミノ酸)を減じたビー・ファルシパ
ラムCS蛋白の領域I含有のフランキング領域およびそ
の最初の9N−末端アミノ酸を減じた領域■含有のフラ
ンキング領域(RLfΔ9)とからなる融合ポリペプチ
ド。
N’S1g.のRLfΔ9への融合は、−Asp−Hi
sMet−Lau−Thr−Asp−をコードする合或
DNAリンカー配列を介して促進される; NS 1a+  RLfAuLh,NS l81と、シ
グナル配列を減じたピー、ファルシパラムCS蛋白の領
域■含有のフランキング領域および無傷の領域■含有の
フランキング領域(RLfAuth)とからなる融合ポ
リペプチド: ?Sl81一ぐAsn−X−Y−Pro)n− R L
fAuth.NSla+と、RLfAut.hと、(A
sn−X−Y−Pro)とからなり、XがAlaまたは
ValおよびYがAsnまたはAspであり、nが1以
上であって100以下、好ましくは50以下の整数であ
り、さらには該( A sn−X −Y − P ro
)がNSl81とRLfAuthの間に■置する融合ポ
リペプチド;およびN S l srR LfAuth
+ (Asn−X−Y−Pro)n,NSla、と、R
LfAuthと、(A19n−X−Y−Pro)とから
なり、XおよびYが前記と同じであって、nが<41で
あり、さらには(Asn−X−Y−Pro)がピー・フ
ァルシパラムCS蛋白の領域I含有のフランキング領域
と領域■含有のフランキング領域の間、すなわち、先に
中央の繰返しドメインにより占有されている領域に位置
する融合ポリペプチドを包含する。
しかしながら、かかるポリペプチド類は例示にすぎない
。ここに挙げた開示に基づき、当業者であれば、本発明
の範囲内にある他のポリペプチド、例えば、ピー・ファ
ルシパラム以外の種々のマラリア寄生虫のサーカムスボ
ロゾイト蛋白を含む、表面蛋白からの配列からなるポリ
ペプチド、該表面蛋白からより多くのまたはより少ない
アミノ酸からなるポリペプチド、化学的に修飾されてい
るポリペプチド、および他のもしくは付加アミノ酸また
は蛋白配列に融合するポリペプチドをいかにして構築し
、試験するか解るであろう。かかるポリペプチドは、遺
伝工学および/または蛋白合戊の標準技法により容易に
構築され、実質的に以下の記載に従って動物実験にて試
験することができる。例えば、本発明の蛋白は、欧州特
許出願EP278940号に記載のハイブリッドHBs
Ag粒子を形戊しうる融合蛋白において、B型肝炎ウィ
ルスの表面抗原(HBsAg)に融合した中央の繰返し
ドメインを欠いている実質的に無傷のサーカムスポロゾ
イト蛋白のような表面蛋白のフランキング領域からのア
ミノ酸配列からなっていてもよい。
表面蛋白フランキング領域、テトラペプチド、合戊D 
N Aリンカー配列およびキャリア蛋白についての遺伝
的コーディング配列は、当業者であれば公知技法を用い
ることによって容易に得ることができる。これらは、好
ましくは、メッセンジャーRNAの逆転写による、また
はゲノムDNAからの無傷の遺伝子の直接クローニング
による合戊を包含する。ピー・ファルシパラム・メッセ
ンジャーRNAの逆転写法が、エリスら(Ellis 
 et81.)nネイチャー(N81ure)n  3
 0 2 : 5 3 6 (1963)に記載されて
いる。ピー・7アルシパラム・ゲノムDNAからの無傷
の遺伝子の直接クロニング法が、デイムら(前掲)にお
いて記載されている。繰返し単位含有ポリペプチドのク
ローニングおよび発現が、特許出願番号第0 7/2 
56229号に記載されている。
プラスモジウムDNAの全部または一部をクローンした
場合、表面蛋白の全部または一部をコードするそのフラ
グメントを公知技法により製造することができる。
DNAを合戊する方法はよく知られており、商業上利用
できるDNAシンセサイザーを用いて実施してもよい。
ポリペプチドのコーディング配列をイー・コリ発現ベク
ターに挿入してもよく、そのうち多くは公知であり、容
易に利用することができる。本発明をイー・コリを用い
て実施するにおいて、本発明のポリペプチドをコードす
るDNA配列は、イー・コリにおける形質転換用のDN
Aベクター内の調節因子に機能的に結合する。かかる調
節因子からなる多数のダラム陰性菌発現ベクターが利用
可能である。該調節因子は、RNAボリメラーゼ結合お
よび転写をもたらすプロモーターからなる。
調節可能な、すなわち、誘発可能なまたは抑制解除しう
るプロモーターが好ましい。種々の有用なプロモーター
が、イー・コリにおける異種ポリペプチドの発現にて利
用可能である。これらは、trpプロモーターおよびA
PLプロモーターを包含する(例えば、米国特許第45
78355号およびコート二一ら(Courtney 
81 81.)nネイチャー?13:149 (198
5))。以下においてさらに詳細に記載されているよう
に、本発明のポリペプチドをコードするコーディング配
列は、イー・コリ発現ベクターpMG−1によって、特
に良好に発現されることが見いだされた。NSI■以外
のキャリア蛋白、例えば、R32およびgalKをコー
ドするpMG−Iml!導体もまた有利に用いることが
できる。
本発明をストレブトミセス( S treptomyc
es)にて実施するにおいて、本発明のポリペプチドを
コードするDNAコーディング配列は、ストレプトミセ
スの形質転換用のDNAベクター内の調節因子に機能的
に結合する。該調節因子は、RNAポリメラーゼ結合お
よび転写をもたらすプロモーターからなる。調節可能な
、すなわち、誘発可能なまたは抑制解除しうるプロモー
ターが好ましい。
種々の有用なプロモーターが、ストレブトミセスの異響
ポリペプチドの発現にて利用可能である。
例えば、ストレプトミセス・ガラクトース・オペロンの
ガラクトースー誘発プロモーター(ホーンワルドら(F
ornwald et al.)nプロシーディングス
・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシス
@ ユ−@1ス・エー(Proc.N81l.Acad
.Sci.USA)n8土:2130 (1987))
、エス・りヴイダンス( S . lividans)
β−ガラクトシダーゼ遺伝子(エックハードら(Eck
hardt et 81.)ジャーナル・オブ・バクテ
リオロジー,169:4249 (1987);ブロウ
ナーら( B rawneret al.)n米国特許
第4717666号)およびエス・ロンギスポラス(S
.longisporus) トリブシンインヒビター
遺伝子(欧州特許出願第87307260.7)の構戊
プロモーター、またはエム−エチノスボルサ(M .e
chinosporsa)にて報告されているような時
間的調節プロモーター(バウムら(Baum et a
l.)nジャーナル・オブ・バタテリオロジー,170
:71 (1988))が挙げられる。ストレプトミセ
スにおける転写終止領域は、各ストレプトミセス遺伝子
の3′末端、例えば、ストレブトミセスガラクトースオ
ペロンの末端での終止シグナルから誘導されるか、また
はエス・フラジアエ( S . fradiae)ネオ
マイシンホスホトランスフェラーゼ遺伝子の末端でみも
れる(トンプソンおよびグレイ( T hompson
およびG ray) ,ブロシーデインダス・オブ・ナ
ショナル・アカデミー・オブ・サイエンシス・ユー・エ
ス・エー.SO:5 1 90 (1 983) )。
ストレプトミセスの蛋白エクスボート配列は、エス・り
ヴイダンスβ−ガラクトシダーゼ遺伝子、エス・りヴイ
ダンスLEP−10遺伝子(欧州特許出願第87307
260.7)およびエス・ロンギスボラス・トリブシン
・インヒビター遺伝子から単離されるものを包含する。
本発明のポリペプチドをコードする遺伝子を、遺伝的選
択マーカー系からなるラージDNA分子に組み入れる。
該選択マーカー系は、マーカー遺伝子が形質転換細胞に
選択可能な新たな表現型を付与する多くの公知マーカー
系のいずれかとすることができる。例えば、チオストレ
ブトン耐性リボソームメチラーゼ(thiostrsp
ton resistanceribosomal m
ethylase)( }冫プソンら( T homp
son) ,ジン(Gene)n20:51 (198
2))nネオマイシンホスホトランス7エラーゼ(ne
omycinphosphotransferase)
  ( hンプソンら.iIiI掲)およびエリスロマ
イシン(erthromycin)耐性リポソームメチ
ラーゼ(トンプソンら,前掲)のようなストレブトミセ
ス薬剤耐性遺伝子が挙げられる。
該DNA分子はまた、plJ101誘導体くキーサーら
(Keiser et al.)nモレキュラー・アン
ド・ジエネラル・ジネティックス(Mol.Gen.G
enet.)n185:223 (1982))のよう
なストレブトミセスにおける自律複製用配列またはSL
P 1誘導ベクター(ビブら(B ibb et a1
〜)+モレキュラー・アンド・ジェネラル・ジネティッ
クス,184 :230 (1981))を有していて
もよい。
該DNA分子はまた、遺伝子を増幅させるマーカーを有
していてもよい。ストレプトミセスにおける遺伝子コピ
ー数の増幅に供するかかるマーカーは、スペクチノマイ
シン(spectinomycin)耐性(ホルネマン
ら(Hornemann et 81−:L ジャーナ
ル・オブ・バクテリオロジー.169:2360 (1
987))およびアルギニン栄養要求性(アルテンバッ
チナーら(Altenbuchner 81 al.)
nモレキュラー・アンド・ジェ不ラル・ジネティノクス
,195:134 (1984))の遺伝子を包含する
本発明を酵母にて実施するにおいて、本発明のポリペプ
チドをコードするDNAコーディング配列は、酵母の形
質転換用DNAベクター内の調節因子に機能的に結合す
る。形質転換、クローニングおよび発現系が利用可能で
あるいずれの酵母ホストも用いることができる。代表例
は、ハンセヌラ( }i 215−enula)、ビチ
ア( P ichia)、タルベロミセス( K lu
veromyces)、シゾサッカロミセス(Schi
zosaccharomyces)、カンジダ(Can
dida)およびサツ力ロミセス( S acchar
omyces)属の酵母を包含する。好ましい酵母ホス
トはサツ力ロミセス●セレビシアエ(Saccharo
myces cerevisiae)である。
調節因子はRNAボリメラーゼ結合および転写をもたら
すプロモーターからなる。調節可能な、すなわち、誘発
可能なまたは抑制解除しうるプロモーターが好ましい。
種々の有用なプロモーターを、酵母における異種ポリペ
プチドの発現に利用しうる。これらは、銅誘発メタロチ
オニン遺伝子(CUPI)プロモーターおよび解糖遺伝
子グリセルアルデヒド=3 ホスフエートデヒドロゲナ
ーゼ(TDH3)およびアルコールデヒドロゲナーゼ(
ADH)の構或プロモーターを包含する。酵母における
転写終止領域は、各酵母遺伝子、例えば、イソ−1−チ
トクロームC (CYC 1)用遺伝子のいずれかの3
′末端から誘導される。
本発明のポリペプチドをコードする遺伝子を、遺伝的選
択マーカー系からなるラージDNA分子に組み入れる。
該選択マーカー系は、マーカー遺伝子が形質転換細胞に
選択可能な新たな表現型を付与するような多くの公知マ
ーカー系のいずれかとすることができる。例えば、ホス
ホーリポシル・アントラニレート・インメラーゼ(TR
PI)または才ロチジン−5′−ホスフエート・デカル
ポキシラーゼ(URA3)のような生合或酵素用酵母遣
伝子またはG418耐性またはベノミル・アントラニレ
ート・インメラーゼ(TRPI)またはベノミル耐性の
ような異種薬剤耐性遺伝子が挙げられる。該DNA分子
はまた、酵母2−ミクロンーサークル複製開始点領域の
ような酵母における自律複製配列、またはARSIのよ
うな染色体自律複製領域(ARS)およびCEN3のよ
うな酵母動原体(C E N)を有していてもよく、ブ
ラスミドの自律複製が可能となる。
さらにまた別の発現系も知られており、容易に利用する
ことできる。例えば、種々の昆虫細胞およびその発現系
を、鱗翅目細胞の異種蛋白発現における用途として、バ
キュロウイルス発現系のような異種蛋白の発現に利用す
ることができる。真核性発現系において発現をもたらす
ことが必要な場合、表面蛋白のカルボキシ末端アンカー
領域を欠失させる必要があるかもしれない。例えば、ア
ミノ9392〜412、ピー・7アルシバラム力ルボキ
シ末端アンカー領域を含む領域の欠失を必要とするかも
しれない。(米国特許出願番号第O7/2 8 7 9
 3 4号参照)。
もう一つの典型的な発現系は米国特許出願番号第0 7
/2 2 2 2 0 2号に開示されている系であり
、その開示は、イー・コリのプロモーター配列に機能的
に結合した選択異種遺伝子で形質転換されたサルモネラ
( S almonel Ia)菌株に関し、該形質転
換体は異種遺伝子の産物を構戊的に発現する能力を有す
る。
かかるように発現させたポリペプチドを、その多くが当
業者に周知の標準的蛋白単離技法を用いて産生細胞培養
から単離して精製する。典型的で、有用な精製法は、(
1)細菌細胞を分断し、(2)細胞デブリを清浄化し、
(3)本発明のポリペプチドを浄化細胞エキスにおいて
存在する他のポリペプチドから分離し、および(4)残
存ポリペプチド、炭水化物、核酸、リポ多糖類およびエ
ンドトキシンを包含する残存不純物を除去して最終的に
精製することからなる。
本発明のワクチンにおいて、好ましくは、生理学的pH
に緩衝させたポリペプチド水溶液を直接用いることがで
きる。また、該ポリペプチドは、多くの公知アジュバン
トのいずれかと混合し、または吸収させることができる
。かかるアジュバントは、例えば、水酸化アルミニウム
、ムラミル・ジペブチドおよびタイルA (Quit 
A)のようなサポノンス( saponons )を包
含する。さらには、該ポリペプチドをリポソームのよう
な極微粒子中lこてカプセル化してもよい。さらには、
本発明のポリペプチドを、死菌ポルデテラ( B or
detella.)のような免疫刺激巨大分子または破
傷風トキソイドに接合してもよい。
ワクチン調製法は、一般に、米国、メリーランド州,ボ
ルティモア,ユニバーシティー・パーク・プレス編,ポ
ラーら(Voller et al.)n rワクチン
の新たな傾向および開発J(1978)に記載されてい
る。リポソーム中でのカプセル化は、例えば、7ラート
ン( F ullerton)の米国特許第42358
77号に記載されている。蛋白の巨大分子への接合は、
リハイト( L ikhite)の米国特許第4372
945号およびアルマーら( A rmoret 81
.)の米国特許第4474757号に開示されている。
クイルAの使用は、例えば、ダルスルガードら(Dal
sgaard et al.)nアクタ・ベテリナリア
・スカンジナビ力(Acta Vet.Scand.)
n18 : 349 (1977)に開示されている。
各ワクチン中に存するポリペプチドの量は、有意な好ま
しくない副作用を伴うことなく、免疫保護応答を誘発す
る量である。かかる量は用いられる個々のポリペプチド
により変化する。一般的に、各用量は1〜1000pg
、好ましくは、lO〜200μgのポリペプチドからな
ると思われる。
個々のワクチンについての最適用量は、患者の抗体価の
観察および他の応答を含む、標準的研究により確認する
ことができる。最初のワクチン接種から、約4週間でブ
ーストを患者Iこ投与し、つづいて感染の危険がある期
間中、6ケ月毎に付加ブーストを投与することが好まし
い。
一般的には、筋肉内、皮下内または静脈内投与が好まし
いが、ある場合には、他の経路が有用であるかもしれな
い。例えば、組換え型サルモネラを用いる場合、好まし
い投与経路は経口投与であるかもしれない。
以下の実施例は例示であって、本発明を限定するもので
はない。CS蛋白コーディング配列は、ジェームス◆ウ
エバー( J ames Weber)nウ才ノレター
・リード・アーミイ・インスティテユート・フォアかレ
サーチ(Waiter Reed Army Inst
itutefor R esearch)により、pU
c8、標準イー・コリ・クローニングベクター(例えば
、メリーランド州、ガイザースバーグ(Gaither
sburg)nベテスダ・リサーチ・ラボラトリース・
インコーポレイテ4 ’7 ド(Bethesda  
Research  Labor81ories,rn
c.)から入手可能)のEcoRI部位におけるλmP
Flの2337塩基対EcoRI7ラグメント(デイム
ら(Dame etal.)nサイエンス,225 :
 593 (1 984))として供給された。
実施例 次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例l ?Ns1■RLrΔ9の構築 簡単に要約すれば、pNs1■RLfΔ9の構築は以下
のように行なった。後記の第1のpC S P、ビー・
7アルシバラム・サーカムスボロゾイト(CS)蛋白の
最初のl8アミノ酸を除き、すべてをコードする121
6塩基対フラグメントを有するイー・コリ発現ベクター
を制限エンドヌクレアーゼFokIで消化し、末端充填
(クレノー(K lenow)フラグメント)シ、制限
エンドヌクレアーゼBamHlで消化した。CS蛋白の
アミノ酸19(Leu)〜123(Pro)をコードす
る得られた318塩基対フラグメントを電気溶離法(e
lectro−elution)により回収した。
第2のpCSPを制限エンドヌクレアーゼTthlll
Iで消化し、末端充填し、制限エンドヌクレアーゼSa
i!で消化した。CS蛋白のアミノi!22 9 7 
(Gly) −4 1 2 (Asn)をコードする得
られた655塩基対フラグメントを電気溶離法により回
収した。(この配列は、領域■含有のフランキング領域
の9N一末端アミノ酸、288(Pro) −2 9 
6 (Gin)を欠いている。)318塩基対および6
55塩基対CS蛋白遺伝子フラグメントを、予め制限エ
ンドヌクレアーゼBamHI8よびSalIで消化した
後記イー・コリ発現ベクターptJcl8に連結した。
得られたベクターをpLIcRLfΔ9と称した。
pUCRLfΔ9を制限エンドヌクレアーゼBamHI
で消化し、末端充填し、制限エンドヌクレアーゼSal
Iで消化した。CS蛋白アミノ酸19〜123および2
97〜412をコードする得られた1035塩基対7ラ
グメントを電気溶離法により回収した。
インフルエンザウイルス非構造蛋白lのN一末端アミノ
酸1  (Met) −8 1  (Met)をコード
するDNAフラグメントおよび合+ffiDNAリンカ
ー配列を有する後記の発現ベクターpMG−1を、制限
エンドヌクレアーゼEcoRVおよびXhoIで消化し
た。ついで、予めp[JcRLfΔ9から単離したl0
35塩基対7ラグメントをpMG=1に連結した。得ら
れた発現ベクター、pN31stRLfΔ9は、以下の
配列二 N S 1 81−A!3p−H iS−Met−Le
u−Thr−Asp−P roC S II−123−
C S 2*y−。2を有する蛋白をコードする。
pNs1a+RLfΔ9の構築を以下に詳説する。
A.pCSPの構築 精製したpUC8クローンlプラスミドDNA(40z
lg)を、400μQの中塩濃度の緩衝液(50mMh
リス、50mMNaCQ,1mMジチオスレイトール(
DTT)およびl O mMMgc Q,からなる、p
H7.5)中、37゜Cにて1.5時間、制限エンドヌ
クレアーゼS Lu IおよびRsal(各酵素100
単位)で消化した。サーカムスポロゾイト(CS)蛋白
の(CS蛋白シグナル配列をコードすると考えられてい
る)最初の18アミノ酸を除いたすべてをコードする、
得られた1216塩基対フラグメン1・を、6%ポリア
クリルアミドゲル(PAGE)での電気泳動法により単
離し、電気溶離法により回収した。
10μgの発現ベクターpAsI(ATCC39262
、エム・ローゼンバーグ(M . R osenber
g)の米国特許第4578355号にてさらに詳しく記
載されている)を、前記の中塩濃度の緩衝液200μQ
中、37°Cにて1.5時間、制限エンドヌタレアーゼ
BamH I (2 5単位)で消化した。ついで該切
断プラスミドを、25℃にて15分間、DNAポリメラ
ーゼI1ラージ・フラグメント( L argeF r
agmentX該BamH1部位を末端充填するため、
20mMトリス塩酸、pH7.5、7mMMgCQ2、
60mMNaCQ,6mM2一メルカプトエタノールお
よび0.25mM各4デオキシヌクレオチドトリホスフ
ェート中、クレノー7ラグメント5単位)で処理した。
ついで、サーカムスポロゾイト蛋白遺伝子フラグメント
(lμg)を、l単位のT4−DNAリガーゼ(lig
ase)を加えt;リガーゼ緩衝液30llQ(50m
Mトリス、lmMDTT% 1 0mMMgCQ,、1
00μMrATPからなる、pH7.5)中、4℃にて
16時間、このベクター100ngに連結した。
該連結混合物をイー・コリ株MM294CI+に形質転
換した。アンビンリン耐性コロー−t−得、CS遺伝子
フラグメントのpAslへの挿入用にスクリーンに付し
た。適当な構築を有するプラスミド(pCSP)を同定
した。
B.pUCRLfΔ9の構築 晴裏したpCSPプラスミドDNA(100μg)を、
前記の中塩濃度の緩衝液400μQ中、370Cにて3
時間、制限エンドヌクレアーゼFokI(100単位)
で消化した。その後、該ブラスミドを前記のDNAポリ
メラーゼI1ラージ・フラグメントで処理し、F ok
 I部位を末端充填した。つぎに該ブラスミドを、前記
の中塩濃度の緩衝液400μα中、37゜Cにて3時間
、制限エンドヌクレアーゼBamH I(l O O単
位)で消化した。CS蛋白のアミノ酸19〜123をコ
ードする得られた318塩基対7ラグメントを6%ポリ
アクリルアミドゲル(PAGE)における電気泳動法に
より単離し、電気溶離法により回収した。
別のpcsptooμg部を、前記の中塩濃度の緩衝液
400μQ中、65℃にて3時間、制限工ンドヌクレア
ーゼTthlll I ( l O O単位)で消化し
た。その後、該プラスミドを前記のDNAポリメラーゼ
エ、ラージ・フラグメントで処理し、TthlllI部
位を充填した。つぎに該プラスミドを、中塩濃度の緩衝
液400μα中、37゜Cにて3時間、制限エンドヌク
レアーゼSalI(100単位)で消化し、CS蛋白の
アミノ酸297〜412をコードする得られた655塩
基対フラグメントを6%ポリアクリルアミドゲルにおけ
る電気泳動法により単離し、電気溶離法により回収した
IOμgの発現ベクターpUcI8(ヤニシューバー口
冫ら(Yanish−Perron et al.)n
ジン,33:103(1985))、標準イー・コリ・
クローニングベクター(例えば、メリーランド州、ガイ
ザースバーグ、ベセスダ・リサーチ・ラボラトリース・
インコーボレイティッドから入手可能)を、前記の中塩
濃度の緩衝液200μQ中、37゜Cにて2時間、制限
エンドヌクレアーゼBamHIおよびSalI(各20
単位)で消化した。ついで、末端充填した318塩基対
BamHI/FokIフラグメント(lμg)と末端充
填した655塩基対TthNII/Sailフラグメン
ト(1pg)を、1単位のT4DNAリガーゼを加えた
前記リガーゼ緩衝液30μQ中、4゜Cにて16時間、
pUclgに連結した。
適当な構築を有するブラスミド(pU C R L f
Δ9)を同定した。
C.pMG−1の構築 10μgの発現ベクターpMG27N−(エム・グロス
ら(M.Gross et al.)nモレキュラー・
アンド・セルラー・バイオロジー(Mol.C all
. B iol.)n 5 :1015(1985))
を、前記の中塩濃度の緩衝液2 0 0 prl中、3
7℃にて3時間、制限エンドヌクレアーゼBamHIj
;よびS a.c I (各50単位)で消化した。
インフルエンザウイルス(A/PR/8/34)非構造
蛋白1(NSI)コーディング領域(バエズら(Bae
z et al.)nヌクレイック・アシッズ・リサー
チ(Nucleic Acids Research)
n 8 : 5 8 4 5(1980))を有する発
現ベクターpAPR801(ヤングら(Young e
t al.)nプロシーデインダス・オブ・ナショナル
・アカデミー・オブ・サイエンシスU S A(Pro
c.N81l,Acad.Sci.U S A)n 8
 0 :6 105(1 983))I Oμgを、高
塩濃度の緩衝液(50mMhリス塩酸、lmMDTT,
10mMMgCI2,およびl 0 0’mMNaCl
2,pH7.5)2 00,l7Q中、37゜Cにて2
時間、制限エンドヌクレアーゼNcoIおよびBamH
I(各20単位)で消化した。NSIの最初の81N=
末端アミノ酸をコードする得られた230塩基対ソラグ
メントを、6%ポリアクリルアミドゲル(PAGE)電
気泳動法により単離し、電気溶離法により回収した。
40ngの前記BamH I / Sac I一切断p
MG27−を、230塩基対Neo I / BamH
 I N S 1 m+−コード7ラグメント80ng
と、以下の配列:を有する合戊リンカー80ngと連結
した。
得られたブラスミド、pMG−1を、pMG27N一の
BamHI部位に連結した配列をコードする?Sl81
のBamH1部位:合成リンカーのNcoI部位に連結
した配列をコードするNSla+のNco■:およびp
MG27N−のSacI部位に連結した合戊リンカーの
Sacl部位で同定した。このベクターは、独特制限部
位を取り入れ、3つの解読フレームのいずれかにおいて
DNAフラグメン1・の挿入を容易にし、cI Iリポ
ソーム結合部位のATG開始コドンの下流の3つのすべ
ての解読フレームにおけるTGA終止コドンの挿入をも
たらし、発現した場合、3つのすべての解読フレームか
らNSI■融合蛋白をもたらす。制限エンドヌクレアー
ゼNdelでpMG−1を消化し、その後に前記のベク
ターを連結することにより、非融合(すなわち、NSl
■に融合していない)蛋白の発現が得られる。
D.pNS l.,RLfA9の構築 発現ベクターpUCRLf(1 00/7g)を、前記
の高塩濃度の緩衝液400μQ中、37゜Cにて3時間
、制限エンドヌクレアーゼBamH I(1 0 0単
位)で消化した。その後、該切断ブラスミドを、前記の
DNAポリメラーゼ■、ラージ・フラグメントで処理し
、BamHI部位を末端充填した。つぎに、該ブラスミ
ドを、前記の中塩濃度の緩衝液400μQ中、37゜C
にて3時間、制限エンドヌクレアーゼSail(20単
位)で消化した。得られたl035塩基対フラグメンl
・を6%ポリアクリルアミドゲル(PAGE)での電気
泳動法により単離し、電気溶離法により回収した。
発現ベクターpMG−1(IQμg)を、前記の中塩濃
度の緩衝液400μQ中、37゜Cにて3時間、制限エ
ンドヌクレアーゼEcoRVおよびXhol(各25単
位)で消化した。ついで、pUcRIJからの末端充填
した1035塩基対BamH I / Sal I(4
00μg)フラグメントを、1単位のT4−DNAリガ
ーゼを加えた前記リガーゼ緩衝液30μQ中、4゜Cに
て16時間、このベクター100ngに連結した。
該連結混合物をイー・コリ株MM294(1+に形質転
換した。アンビシリン耐性コロニーが得られ、正しく配
向した挿入遺伝子を有するクローン?にスクリーンに付
した。適当な構築を有するブラスミド(pNS1a+R
LfΔ9)を同定し、イー・コリ株AR 5 8(C 
I ts8 5 7)に形質転換し、pMG−1発現ベ
クターに連結した合戊リンカーから誘導される6アミノ
酸(Asp−H is−MeL−Leu−Thr−As
p)を介して、インフルエンザ非構造蛋白l1すなわち
、NSI。の81N一末端アミノ酸に融合した、最初の
18N−末端アミノ酸(CS+−+s)、中央の繰返し
ドメインおよび領域■含有のフランキング領域の9N−
末端アミノ酸(C S zsm−2em)を欠いている
サーカムスボロゾイト蛋白遺伝子産物(RLfΔ9)の
発現について試験した。
NS L■RLfΔ9は、以下: N S l 81−Asp−H is−Met−Lau
−Thr−Asp−Pro−CSIラー+z3−c S
 !17−41に示される配列を有する。
(合戊リンカーのC宋端からの)AspをRLfΔ9(
CS+s−+。一CS 2!7−4 1)から分離して
いるプロリンは、pCSPのBamH I /Fokl
 7ラグメントの充填BamHI部位のアーチファクト
であ細胞ヲルリアーベルタニ・ブロス(Luria−B
ertani  Broth) (L B)中、32°
0,650nm(A,,。)にて吸光度0 6まで、か
つ温度を42゜Cまで3時間誘溝して3時間増殖させ、
発現プラスミドのPLプロモーターの転写、つづいてN
Slslcsi白誘導体の翻訳金開始させた。細胞をl
mQ部サンプリングし、ベレントに付し、溶解緩衝液(
10mM}リス塩酸、pH7.8、25%(vol/v
ol)グリセロール、2%2−メルカプトエタノール、
2%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、0.1%プロ
モフエニルブルー(bromophenyl blue
)に再懸濁させ、105゜Cの加熱ブロノクにおいて5
分間インキユベーションした。
蛋白をSDS−PAGE(1.3%アクリルアミド、3
0:0.8のアクリルアミド:ビスアクリルアミド比)
により分離した。蛋白をニトロセルロースに移し、イー
・コリにて産生されたNSl81RLfΔ9蛋白を、領
域■と称されるCS蛋白ドメインと反応するポリタロー
ナル抗体(デイムら、サイxンス 225:593(1
 984))ならびニNsh1N白と反応するポリクロ
ーナル抗体を用いるウェスタンプロット(Wester
n B lot)分析1こより検出した。イー・コリ産
生NSla+RLfΔ9蛋白はまた、ピー・7アルシバ
ラムcS蛋白のテトラペプチド繰返しドメインと関連す
る5モノクローナル抗体と非反応的であることが示され
た。
実施例2 pN S l .R L fAuthの構築前記のイー
・コリ発現ベ−クタ−pc S Pを、中塩濃度のIl
k衝液中、制限エンドヌクレアーゼBamH工とFok
Iで消化した。最初の18N−末端アミノ酸を減じた領
域■含有のフランキング領域をコードする得られたDN
Aフラグメントを電気溶離法により回収した。
第2のpcsp部を中塩濃度の緩衝液中、制限エンドヌ
クレアーゼTthllllおよびSalIで消化した。
最初の9N−末端アミノ酸を減じた領域■含有のフラン
キング領域をコードする得られたDNA7ラグメントを
電気溶離法により回収した。
?記イー・コリ発現ベクターpUcl8を、中塩濃度の
緩衝液中、制限エンドヌクレアーゼBamHIとSal
Iで消化した。
CS′?Jr白の中央の繰返しドメインのC一末端フラ
ンクの領域『を含有する領域の9N一末端アミノ酸( 
C S Z■,,.)を回復するため、そのアミノ酸は
制限エンドヌクレアーゼ”lhllilでのpCSPの
消化において失われたものであるが、FokI末端およ
びTthlllI末端を有し、以下の配列ヲ有する合戊
DNAフラグメントを製造しl:。
BamH I/FokIフラグメント、TthlllI
/Sailフラグメントおよび合戊フラグメントを、B
amH I / Sal I消化pUc18に連結した
得られたブラスミド、plJ C R L fAuLh
を、中塩濃度の緩衝液中、制限エンドヌクレアーゼBa
mH Iで消化し、末端充填し、制限エンドヌクレアー
ゼSalIで消化した。最初の18N−末端アミ?酸お
よび中央の繰返しドメインを欠いているサーカムスポロ
ゾイト蛋白をコードする得られたDNA7ラグメントを
電気溶離法により回収した。
ついで、単離し、末端充填したBamHI/S81I7
ラグメントを、予め制限エンドヌクレアーゼEcoRV
およびXhoIで消化された前記NS igコードイー
・コリ発現ベクター、pMG−1に連結した。得られた
発現ベクター、pN S I■RLfAuLhは、以下
の配列を有する蛋白を発現する。
N S l a,−Asp−H is−M81−Leu
−Thr−Asp−Pro−CS19−+。〜G Iy
−C S 2。−。,(領域Iおよび領域■を含有する
CSフランキング領域(C S 19−+zsおよびC
 S 288−412)を分離しているグリシンは、合
或FokI /Tthlll I DNAリンカー配列
のアーチ7アクトである。)N S 1 81R L 
I’Authの完全ヌクレオチドおよびアミノ酸配列を
以下に示す: 実施例3 I)NS la+RLfAuth+(NANP)2の構
築前記のpN S l 81 R L fAuthを、
中塩濃度の緩衝液(前に記載されており、KCffを含
有している)中、25゜Cにて3時間、制限エンドヌク
レアーゼSmaIで消化した。
以下の配列: を有する合成リンカーを、該Smal消化のpNSlc
+RLfAuthに連結しt;。該合戊DNAリンカー
は、(NANP)z(個々の文字はアミノ酸を示す、N
はアスパラギン(Asn)n Aはアラニン(Ala)
、Pはプロリン(Pro)) 、C S蛋白の免疫優性
繰返しドメインのいわゆるコンセンサス配列からなるテ
トラペブチドをコードする。pN S l*+RLfA
uthの制限エンドヌクレアーゼSmaIでの消化は、
合成DNAリンカーによりコードされたかなり多数の繰
返しテトラベブチドの、免疫優性?返しドメインによっ
て前に領有されているCS蛋白の領域への連結を可能と
する。付加的テトラベプチドーコードDNA7ラグメン
トは、同様にベクターに連結されるかもしれない。得ら
れたプラスミド、pN S l s + R L f 
Auth 十(N A N ’P )!は、以下の配列
を有する蛋白をコードする:N S 1 81−Asp
−H rs−MaL−Leu−Thr−Asp−Pro
−C S r*−+■3−(N A N P )z−G
 ly−C S zsa−+ + t実施例4 pNS l81(NANP)*RLrAuLhの構築前
記の発現ベクターpUcRLfAuthを、制限エンド
ヌクレアーゼBamHIで消化した,  (NANF’
)4をコードする合或DNAフラグメントを、BamH
r消化pUcRLfに連結した。該合成DNAフラグメ
ントは以下の配列を有しt;:得られたプラスミドをp
UC 1 8(NANP)4RLfAuLhと称しt;
?現ベクターp U C l 8 ( N A N P
 ) i R L f A u thヲ、制限エンドヌ
クレアーゼBamHIで消化し、末端充填(クレノーフ
ラグメント)し、制限エンドヌクレアーゼSalIで消
化して得られたDNA塩基対7ラグメントを電気溶離法
により回収した。
末端充填したBamH/S81I 7ラグメントを、予
め制限エンドヌクレアーゼEcoRVおよびXho工で
消化した前記NS1a1−コード発現ベクターpMG1
に連結した。得られたプラスミドをpNSl81(NA
NP)+RLfAuthと称し、それは合或DNA7ラ
グメントによりコードされた繰返しテトラペプチドがN
SI■のアミノ酸(Met)とNco1/SacI合戊
DNAリンカーのN一末端Aspの間に挿入されている
蛋白をコードする:N S l it−(N A N 
P )n−Asp−H is−Met−L 6u−Th
r−Asp−P ro−C S II−123−G l
y−C S *s*−4rz実施例5 pNs 18+(NVDP)4RLfAuthの構築p
NS 1st(NVDP)nRLfAuthの構築は、
(NVDP)4(CS蛋白の中央の繰返しドメインの種
々のテトラペプチド配列)をコードする合成DNA!,
lンカーが以下の配列を有する以外、前記pN 3 1
 st(N A N P )4R L fAuthの記
載と同じであった。
得られたプラスミドは以下の配列を有する蛋白をコード
する。
N S l m+(N V D P )n−Asp−H
 is−Met−L eu−Thr−Asp−P ro
−C S IS−口!−G ly−C S’zas−4
+z実施例6 N S 1 .lR L fΔ9のイー・コリからの単
離温度感受性λ溶[(C I ts8 5 7 )にて
NSI19+RLfΔ9の合或を誘導した後、遠心分離
により細菌細胞を収集し、得られたペレットを−70°
Cにて冷凍した。該濃縮、冷凍細胞約12gを、5Qm
Mトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(TRIS
)、lomMエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)
、5%グリセロールおよびlQmMジチオスレイトール
(DTT)を有する溶解緩衝液(pH8)120−中に
て希釈することにより解氷した。リソチーム(ミズリー
州、セントルイス、シグマ・ケミカル・カンパニー (
Sigma ChemicalCo.))を、希釈細胞
1 mQ当たり、0.2mgの最終濃度まで加え、該溶
液を4゜Cにて30分間撹拌した。該溶液が液化したと
思えるまで、該細胞をブランゾン佛ソニケーター( B
 ranson sonicaLor)を用いて音波処
理に付した。lO%デオキシコレ−ト溶液を最終濃度0
.1%(V/V)まで加え、該溶液をソーバル・アール
・シー・5B遠心機(Sorvall RC  5 B
 centrifuge)(デュポン社)において、1
5600Xgで4℃にて30分間遠心分離に付した。
上澄液を捨て、残っている蛋白含有のペレットを、50
mMグリシン、2mMEDTAおよび5%グリセロール
を有する緩衝溶液(pH l O) I. 00−に懸
濁させた。該懸濁液を前記と同様に音波処理に付し、ト
リトン@X−100(:/グマ)を最終濃度l%(V/
V)まで加えた。該音波処理溶液を4゜Cにて30分間
撹拌し、前記と同様に遠心分離に付した。
尿素を該蛋白含有上}登液に最終尿素濃度8Mまで加え
、該試料を50%酢酸溶液でpH5.5に滴定した。該
試料を、20mM酢酸ナトリウム、l%トリトンX−1
00および8M尿素含有の緩衝溶液(pH5.5)で予
め平衡にしたQAEセファロース■ファースト・フロー
( S epharose@F low)( フ7 −
 7シア( P harmacia))の25mQ力ラ
ム上、300cm/時間の流速にてクロマトグラフィー
に付した。蛋白は非結合フラクション中にあり、120
cm/時間の流速にて、20mM酢酸ナ1・リウムおよ
び8M尿素含有の緩衝溶液(pH5.5)で予め平衡に
したSPセファロース■ファースト・フロー(ファーマ
シア)の10mf2カラムに(史用した。
溶出液を280r++y+にて吸光度についてモニター
規察した。蛋白は、100mMトリスおよび8M尿素を
含有する緩衝液(pH8)でこのカラムから溶出した。
得られた産物のSDS−PAGEは、4000OkDの
見掛け分子量で主バンドおよび約80%純度を示した。
該精製方法により、蛋白1.mg当たり、約14のエン
ドトキシン単位を含有する蛋白12mgが得られた。
実施例7 N S l a r R L fΔ9のイー・コリから
の単離温度感受性λ溶原にてNSIa.RLfΔ9の合
戊を誘導した後、遠心分離により細菌細胞を収集し、得
られたベレットを−70°Cにて冷凍した。
該濃縮、冷凍細胞約636gを、60mM}リス、12
mMEDTA,6%グリセロールおよび12mMジチオ
スレイトール(DTT)を有する緩衝溶液(pH8)2
200mf2中にて希釈することにより解氷した。該解
氷細胞を、6000〜700Qpsiにて、マントン・
ガウリン・ホモジナイザー(Manton Gauli
n homogenizer)に2回通した。
10%デオキシコレート溶液を最終濃度0.1%(V/
V)まで加え、該溶解産物を4゜Cにて30分間撹拌し
、ソーバル・アール・シー・5E遠心機(デュポン社)
を用い、loo00Xgで4℃にて60分間遠心分離に
付した。
ベレットを捨て、1050または2100バイオクリル
( B iocryl)ビーズ混合物(スベルコ)(S
upeleo) 2 5 pQを蛋白含有の上澄液1m
l2に加えた。該溶液を撹拌し、航記のように遠心分離
に付した。
ベレットを捨て、固体硫酸アンモニウムを残りの蛋白含
有上澄液に、20%飽和濃度まで5分間にわたって加え
た。
試料を撹拌し、前記と同様に遠心分離に付した。
該ベレットを、20mM酢酸ナトリウム、l%トリトン
■X−100および8M尿素含有の緩衝溶液(pH 5
.5) 4 0 0nI12に懸濁させた。この懸濁液
を遠心分離に付し、上澄液を100mMトリスおよび8
M尿素を含有する緩衝溶液(pH8.0)に対して透析
した。該リテンテートをpH5.5に調整し、20+y
+M酢酸ナトリウム、1%トリトン■X−100および
8M尿素を含有する緩衝溶液(pH5.5)で予め平衡
にしたSPセファロース[相]ファースト・フロー(フ
ァーマシア)の100d2カラム上、lOml2/分の
流速にてクロマトグラ7イーに付した。該カラムを平衡
緩衝液、つづいて0.I M 1〜 IJスおよび8M
尿素含有の緩衝液、pH8にて洗浄した。該カラムを,
O.lMhリスおよび8MR.素を含有する緩衝液(p
H 8 )中にて調製した0.0〜0.5M塩化ナトリ
ウムの線状グラジエント500ml2で溶出した。
蛋白は0.3M塩化ナトリウムで溶出した。該産物を含
有するフラクションをプールし、YMIO膜を用いるア
ミコン(Amicon)撹拌セル中にて濃縮し、20m
Mトリスを有する緩衝溶液(pH8.0)に対して透析
し、つづいてリン酸塩緩衝セライン(pH7.0)に対
して透析した。
得られt;産物のSDS−PAGE分析は、40000
kDの見掛け分子量で主バンドおよび一連の少量の戊分
を示した。該精製方法により、蛋白lmg当たり、14
4のエンドトキシン単位を含有する蛋白25mgが得ら
れた。
実施例8 R 1 6CSPのイー・コリからの単離イー・コリに
て発現させたR 1 6CSPは、灯記のpUc8クロ
ーンiから単離し,たXhoIIフラグメントを、予め
制限エンドヌクレアーゼBamHlで消化した前記のp
CSI)に連結することにより調製した。実施例9にて
、ELISA捕獲抗原として用いられるRl6CSPを
以下のように精製した。
イー・コリにてRl6CSPのき戊を誘導した後、遠心
分離により細菌細胞を収集し、得られたべレソトを−2
0’C!にて冷凍した。該濃縮、冷凍細胞約373gを
、50mMトリス、lOmMEDTA,5%グリセロー
ルおよび10mMジチオスレイトールを有する緩衝液(
pH 3.0)  1 .4 3Q中にて解氷した。1
0%デオキンコレート(W/■)溶液を最終濃度0.1
%(/V)まで加え、その後、該細胞を.7000ps
iにて、マントン・ガウリン・ホモジナイザーに2回通
した。0.5Mトリス、pH8.0緩衝液(W/v)中
、ポリエチレンイミン(B R L)のlO%溶液を、
該ホモジネートに最終濃度0.5%まで加えた。該溶液
を4゜Cにて1時間撹拌し、ソーバル・アール・シー・
2B遠心機(デュポン社)を用い、13000xgで4
゜Cにて45分間遠心分離に付した。
ペレットを捨て、固体硫酸アンモニウムを該上澄液に、
35%飽和濃度まで5分間にわたって加えた。該溶液を
撹拌し、前記と同様に遠心分離に付した。
該ベレットを、300−の20mM}リスおよび10m
MEDTAを有する緩衝液(pH8.0)に懸濁させた
。8M尿素300+nQ、l,QmM酢酸ナトリウム2
.7Qおよび4M尿素を含有する溶液を加え、pHを直
ちに4.0に調整した。試料を前記と同様に遠心分離に
付した。
該上澄液を、23mM酢酸ナトリウムおよび4M尿素を
含有する緩衝液(pH4.0)にて平衡にしたSPセフ
ァロース[株]7ア−スト・フロー(7アーマシア)の
50一カラムに用いた。該カラムを20mM酢酸ナトリ
ウムを有する緩衝液(pH 5 .0)で洗浄し、洗浄
緩衝液中に0.0〜1.0M塩化ナトリウムを含有する
線状グラジエント250一で溶出した。産物は約0.3
M塩化ナトリウムで溶出した。
イオン交換生或物5〇一部を10%トリ7ルオロ酢酸(
TFAXV/V)でpH2.3に調整し、0.1%TF
Aにて平衡にしたC4逆相カラム(ビダソク(Vyda
c)  l X 2 5 cm)上のクロマトグラフィ
ーに付した。0.1%TFA中、0〜60%アセトニト
リル(ACN)の線状グラジエントを45分間にわたっ
て操作し、産物は約60%ACNで溶出した。該逆相産
物は、IM炭酸水素アンモニウムlml当たり25μα
の添加により中和しtこ。
逆相産物約45ml2を、2Mグアニジン塩酸塩を含有
する緩衝液(pH5.0)に対して透析し、YM3 0
v(アミコン)上にて20−に濃縮した。
10+nl2部を、2.0Mグアニジン塩酸塩を有する
緩衝M(pH5.0)にて平衡にしたスベロース■(S
uperose@ )  1 2 (7 7−マシア)
2.5X50cmカラムでクロマトグラフィーlご付し
た。358kDの見掛けMrで溶出した蛋白を20mM
酢?ナトリウム含有の緩衝液(pH4.5)に対して透
析した。
スベロース産物のクマンー( C oomassie)
染色SDS−PAGEは、72kDおよび70kDの見
掛け分子量で2つの主バンドを示した。最終産物のアミ
ノ酸分析およびN一末端塩基配列決定は予想値の15%
以内であった。
実施例9 マウスのNSI■RLfΔ9に対する抗体応答その免疫
原性を測定するに、精製したNS1■RLfΔ9抗原を
、3種のマウス系、すなわち、C57BL/6 (}t
−2’) 、BALB/C (H−24)およびC3H
/l{EN (H−2つに接種した。これらのマウスの
うちH−25ハブロタイプだけが、ビー・7アルシパラ
ム・サーカムスポロゾイト蛋白の反復エビトープに対す
る抗体を産土することが知られている。該抗原を7口イ
ントアジュバント( F reund’ s adju
vant)と一緒に注射し、免疫動物からの血清試料を
固相酵素免疫測定法(ELISA)にてスクリーンした
。対照動物は、?32tet32,CS蛋白の繰返しテ
トラベプチドを含有する抗原で免疫処理した。3種すべ
てのマウス系のNS181RLrΔ9での接種は、サー
カムスポロゾイト蛋白のリピートレス(フランキング)
領域との抗体反応性をもたらした。免疫原性検定の詳細
および結果を以下に示す。
各3種のマウス系を、各群4〜5匹の動物からなる2群
に分けた。第1群の動物はNSla+RLfΔ9で免疫
処理し、第2群はR32tet32で免疫処理した(ジ
ェイ・ヤングらO .Young et al.)nサ
イエンス(Science) . 228 : 958
 (198 5))n R 3 2tet3 2は2つ
のXhoI[フラグメントを有し、各7ラグメントは配
列[(Asn−AlaAsn−Pro)n,(Asn−
V81−Asp−Pro)] .を有するベブチドをコ
ードする。tet32は、テトラサイクリン耐性遺伝子
によりコードされた32アミノ酸ベブチドである。
実施例6の記載に従って精製されたNSI■RLfΔ9
抗原を、投与直前に完全フロイントアジュバントと混合
した。マウス(6〜8週齢)を、各?、抗[50μgで
皮下的に免疫処理し、右後馬蹄側壁に200μα量投与
した。マウスを2回、最初は、完全フロイントアジュバ
ント中、抗l1i[50μg含有の単200μα量で免
疫処理した。抗原を不完全7口イントアジュバントに乳
化さセ6以外、最初の注射に用いられたと同様のプロト
コルに従って、4週間後にブースター注射を行なつtこ
動物を第2の免疫処理から7日後に放血させた。
群内のすべての動物からの全血液をプールし、4℃にて
一夜凝固させ、遠心分離に付して血清を分離し、ついで
それを−70゜Cにて貯蔵した。ELISA法を用い、
プールした血清を、R 3 2tet32、NSI■R
LfΔ9またはRl6CSPに対して産生される抗体に
ついて試験した。
(R16CSPを調製し、前記の記載に従って精製した
。) 「サンドイッチJELISA法は、マイクロタイトレー
ションプレートのウエル壁に吸着した捕獲抗原としてR
32tet32、R16CSP8よ?NSI■RLfΔ
9を取り入れた。
捕獲抗原は、捕獲抗原0.75μg8よびポイルカゼイ
ン(Casein) 0 .2 p gを含有するPB
S溶液50μQをウェルに添加することにより、マイク
ロタイトレーションプレートのウエル壁に吸着させた。
この溶液は、ズルベコ(Dulbecco’s)リン酸
塩緩衝食塩水(PBS)(0.8%NaCf2;0.2
17%Na2HPO.−7H■0 ; 0.02%KH
2PO.;および0.02%KCCからなる、pH7.
4の水溶液)5mflに対して、後記の0.5%ボイル
カゼイン溶液4μQからなる溶液2.5−に、捕獲抗原
8μQC3.76μg)を加えることにより調製した。
一夜室温にてインキユベーションした後、ウェル内容物
を吸出し、プレート上の残っている活性結合部位を、ポ
イル[15%カゼイン溶液(5g/Qカゼイン(ジエイ
・ティー・ベーカー・ケミカル・カンパニー(J .T
.Baker Chemical Co.); 0.l
 g/Qチメルソール(Thimsrsol)  (シ
グマ・ケミカル・カンパニー)  ; 0.0 2 g
/127エノール・レッド(シグマ・ケミカル・カンパ
ニー)nPB3900ml2、pH7.4;および0.
INNaOHIOQmi2:l:1%ツウィーン20(
ポリオキシエチレンソノレヒ′タン申モノラウレート、
シグマ・ケミカノレ・カンパニー)との混合物(99:
1)でフロックし tこ。
マウスの血清試料を、0.025%ツウィーン20含有
の0.5%ボイル・カゼイン溶液中、1:100:1:
1000;l:10000;l:1oooooおよびl
 : 1000000に希釈した。
ついで試験血清をウエルに加え、2時間インキユベーシ
ョンした後、血清を取り出し、該ウエルを0.05%ツ
ウィーン20含有のPBS溶液で2回洗浄した。ついで
、血清に用いたと同様の希釈剤で1 : 2000に希
釈した、ベルオキンダーゼに接合した抗マウスIgGA
bを該ウエルに加えた。1時間インキユベーションした
後、該ウエル内容物を吸出し、0.05%ツウイーン2
0含有のPBS溶液で3回洗浄し、純粋なベルオキシダ
ーゼ基質溶液(キルケガード&ぺり一 ( K irkegaard& P erry) 、製
造者の指示に従って製造)を加えた。ベルオキシダーゼ
を基質と反応させ、暗緑色産物を形戊させ、その色相強
度は血清試料中Iこ存在する抗体量に比例する。結果を
、15分後、ELISAプレート・リーダーを用いて4
05〜414nmで読み取り、光学濃度(0.D.)単
位にて記録した。
結果を第1図(a)および第1図(b)(cH3/HE
Nにおける抗体応答)、第2図(a)および第2図(b
)(C57BL/6における抗体応答)および第3図(
a)および第3図(b)(BALB/Cにおける抗体応
答)にて示す。
すべての3種のマウス系、CH3/HEN (H−2k
)nBALB/C (H−2つむよびC57BL/6 
(H−2つをNSla+RLfΔ9抗原で接種し、ザー
カムスボロゾイト蛋白のリピートレス領域に強く反応す
る抗体を形成させた。NSla+RLfΔ9捕獲抗原に
対する反応性は、Rl6CSPに対する反応性よりもほ
んのわずかに大きいだけである。(Rl6CSP捕獲抗
原はCS蛋白のリビートレス部に対する抗体のみを検出
するのに対して、NSI,,RL.fΔ9捕獲抗原は抗
一NS1 81および抗−RLfΔ9抗体の両方の検出
が可能である)。予想したとおり、C57BL/6マウ
スが抗体応答を有するのに対して、CH3/HENマウ
スはR 3 2 Let32に対する抗体応答を有さな
かった。C57BL/6マウスにて観察された抗体応答
よりも明らかに低<(llogの差)、BALB/Cマ
ウスのR 3 2 Let32に対する応答は予想され
ないが、(NANP)n。に対するこのハブ口タイプの
マウスに関して文献中に報告されている否定的な応答と
は異なる(デル・ギウディスら(Del Giudic
a et 81.)は、ジャーナル・オブ・イムノロジ
−(J.Immunol.)n1 37 : 2952
(1986)に8いて、キャリア蛋白のない(NANP
)4。で免疫処理した、BALB/C(H−2つを包含
する9種の異なるH−2ハブ口タイプを有する14系の
マウスのうち、H−2′マウスだけが、(NANP)4
。に対する抗体応答を有した。H−24マウス(BAL
B/C)は全く応?しなかった。キャリア蛋白としてキ
ーホールリンペットヘモシアニンに結合させた(NAN
P)n。
で免疫処理したBALB/Cは抗−(NANP)4。
抗体を生じた。) 実施例lO スボロゾイト侵入の抑制(I S I)この研究におい
ては、NS la+RLfΔ9で免疫処理したウサギの
血清を、ビー・ファルシパラム・スポロゾイトの肝細胞
への侵入、スポロゾイト発生部■および赤血球外期への
戊熟を抑制するその能力について試験した。
3種のマウス系、BALB/C,C57BL/6および
A/JをNS lalRLfA9で免疫化し、完全フロ
イントアジュバントまたは水酸化アルミニウムのいずれ
かを投与し、CS蛋白のリピートレス領域に対する高抗
体価を生じさせた。しかしながら、ホリンデール・エム
・アールら(Hollingdale,M.R. et
 al.)nジャーナル・オブ・イムノロジー,132
(7):909 (1984)に記載のスボロゾイト侵
入の抑制(tsl)法に従って?定した場合、これらマ
ウスの血清は、スボロゾイトの培養ヒト肝癌細胞(He
pG2−A16)への侵入を遮断することができなかっ
た。
対照的に、ニュージーランド・ホワイト・ウサギ(Ne
w Zealand white rabbit)をN
sla+RLfA9 (1 0 0μg) ’t’免疫
化し、0,3および7日に完全7ロイントアジュバント
を投与し、(たとえ、マウスにて測定される価よりも小
さいとしても)CS蛋白のリピートレス領域に対して高
抗体価を生じた。しかしながら、NSI■RLfΔ9で
免疫処理されたウサギからの血清は、ホリンデールIS
I検定法に従って試験した場合、スボロゾイトによる肝
癌細胞侵入を有意に抑制すること(l匹の動物では98
%、平均抑制率は約60%)が測定された。
ピー・7アルシパラムのクロロキン(chloroqu
ine)耐性株(7G8株)およびピー・ファルシパラ
ムのクロロキン感受性株(NFS4株)のスボロゾイト
は、各々、NSI■RLfΔ9で免疫処理したウサギか
らの血清によって肝癌細胞侵入?有意に抑制された。ピ
ー・7アルシバラム株7G8のスポロゾイトによる肝癌
侵入の抑制(平均85%)は、NFS4株について測定
したISI(平均60%)よりも大きかった。
ヒト肝癌細胞の代わりに正常なヒト肝細胞を用いたIS
I研究において、ピー・ファルンバラム株NF54スポ
ロゾイトは、NSl81RLrΔ9で免疫処理したウサ
ギからの血清により肝細胞の侵入を抑制された(l四の
ウサギからの血清は89%抑制を示し、平均抑制は約4
5%であった)。
これらの研究は、NSI■RLfΔ9抗原におけるスボ
ロゾイト中和エピトーブの存在を示唆している。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および第1図(b)は、2つの群のC3H
/HENマウス、すなわち、NSla+RLfΔ9で免
疫化した1群とR 3 2 teL32で免疫化した他
の群のC3H/HENマウスの抗体応答を説明するEL
 I SAデータであり、第2図(a)および第2図(
b)は、2つの群のC57BL/6マウス、すなわち、
NSla+RLfΔ9で免疫化したinとR 3 2 
t6txzで免疫化した他の群のC57BL/6マウス
の抗体応答を説明するELISAデータであり、第3r
lA(a)および第3図(b)は、2つの群のB A 
L B/Cマウス、すなわち、N S l s1RLf
Δ9で免疫化した1群とR 3 2 tet,2で免疫
化した他の群のBALB/Cマウスの抗体応答を説明す
るELISAデータである。 特許出願人 スミスクライン・ビーチャム・コーポレイ
ション 代 理 人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プラスモジウム(Plasmodium)表面蛋白
    の第1のフランキング領域からの1以上の免疫原決定因
    子と、第2のフランキング領域からの1以上の免疫原決
    定因子とを含有し、かつ、その間の繰返しドメインから
    の繰返し免疫原決定因子の全てより少ない因子を含有す
    るか、全く欠くポリペプチド。 2、第1と第2のフランキング領域の間のプラスモジウ
    ム表面蛋白繰返しドメインの少なくとも1つの繰返し免
    疫原決定因子を含有する請求項1記載のポリペプチド。 3、実質的に、第1のフランキング領域と第2のフラン
    キング領域の全ての免疫原決定因子を含有する請求項1
    記載のポリペプチド。 4、プラスモジウム表面蛋白の免疫原決定因子が、ピー
    ・ファルシパラム(P、falciparum)、ピー
    ・ビバックス(P、vivax)、ピー・マラリアエ(
    P、malarial)またはピー・オベール(P、o
    vale)のいずれかの表面蛋白から選択される請求項
    1記載のポリペプチド。 5、さらに、第1と第2のフランキング領域の間のプラ
    スモジウム表面蛋白繰返しドメインの少なくとも1つの
    免疫原決定因子を含有する請求項3記載のポリペプチド
    。 6、キャリア蛋白に融合した請求項1〜請求項5記載の
    いずれかの1つのポリペプチド。7、表面蛋白がサーカ
    ムスポロゾイト(circum−sporozoite
    )蛋白である請求項1〜請求項6記載のいずれかの1つ
    のポリペプチド。 8、キャリア蛋白がインフルエンザウイルス非構造蛋白
    1の81のN−末端アミノ酸からなる請求項6記載のポ
    リペプチド。 9、第1のフランキング領域がピー、ファルシパラムC
    S蛋白のアミノ酸19(Leu)〜123(Pro)に
    対応するアミノ酸配列からなり、第2のフランキング領
    域がピー・ファルシパラムCS蛋白のアミノ酸297(
    Gly)〜412(Asn)に対応するアミノ酸配列か
    らなる請求項3記載のポリペプチド。 10、第1のフランキング領域がピー、ファルシパラム
    CS蛋白のアミノ酸19(Leu)〜123(Pro)
    に対応するアミノ酸配列からなり、第2のフランキング
    領域がピー、ファルシパラムCS蛋白のアミノ酸288
    (Asn)〜412(Asn)に対応するアミノ酸配列
    からなる請求項1記載のポリペプチド。 11、さらに、式: −(Asn−X−Y−Pro)_n− [式中、XはAlaまたはVal、YはAsnまたはA
    sp)nは免疫原決定因子がフランキング領域の間に位
    置する場合は41以下の整数であり、免疫原決定因子が
    フランキング領域の前にある場合は100以下の整数を
    意味する] で示される免疫原決定因子を含有する請求項9または請
    求項10記載のポリペプチド。 12、式: NSl_1_−_8_1−Asp−His−Met−L
    eu−Thr−Asp−Pro−CS_1_9_−_1
    _2_3−CS_2_9_7_−_4_1_2で示され
    る請求項1記載のポリペプチド。 13、式: NSl_1_−_8_1−Asp−His−Met−L
    eu−Thr−Asp−Pro−CS_1_9_−_1
    _2_3−Gly−CS_2_8_8_−_4_1_2
    で示される請求項1記載のポリペプチド。 14、式: NSl_1_−_8_1−Asp−His−Met−L
    eu−Thr−Asp−Pro−CS_1_9_−_1
    _2_3−(Asn−X−Y−Pro)_n−Gly−
    CS_2_8_8_−_4_1_2 [式中、XはAlaまたはVal、YはAsnまたはA
    spおよびnは1以上であって41以下の整数を意味す
    る] で示される請求項1記載のポリペプチド。 15、式: NSl_8_1−Asp−His−Met−Leu−T
    hr−Asp−Pro−CS_1_9_−_1_2_3
    −(Asn−Ala−Asn−Pro)_n−Gly−
    CS_2_8_8_−__4_1_2 [式中、nは1以上であって41以下の整数を意味する
    ] で示される請求項1記載のポリペプチド。 16、nが2である請求項15記載のポリペプチド。 17、式: NSl_8_1−Asp−His−Met−Leu−T
    hr−Asp−Pro−CS_1_9_−_1_2_3
    −(Asn−Val−Asp−Pro)_n−Gly−
    Cs_2_8_8_−_4_1_2 [式中、nは1以上であって41以下の整数を意味する
    ] で示される請求項1記載のポリペプチド。 18、式: NSl_1_−_8_1−(Asn−X−Y−Pro)
    _n−Asp−His−Met−Leu−Thr−As
    p−Pro−CS_1_9_−_1_2_3−Gly−
    CS_2_8_8_−_4_1_2 [式中、nは1以上であって100以下の整数を意味す
    る] で示される請求項1記載のポリペプチド。 19、式: NSl_1_−_8_1−(Asn−Ala−Asn−
    Pro)_n−Asp−His−Met−Leu−Th
    r−Asp−Pro−CS_1_9_−_1_2_3−
    Gly−CS_2_8_8_−_4_1_2[式中、n
    は1以上であって100以下の整数を意味する] で示される請求項1記載のポリペプチド。 20、nが4である請求項19記載のポリペプチド。 21、式: NSl_1_−_8_1−(Asn−Val−Asp−
    Pro)_n−Asp−His−Met−Leu−Th
    r−Asp−Pro−CS_1_9_−_1_2_3−
    Gly−CS_2_8_8_−_4_1_2[式中、n
    は1以上であって100以下の整数を意味する] で示される請求項1記載のポリペプチド。 22、nが4である請求項21記載のポリペプチド。 23、請求項1のポリペプチドをコードする発現ベクタ
    ー。 24、イー・コリ発現ベクターである請求項23記載の
    ベクター。 25、イー・コリ発現ベクターのpMG−l。 26、イー・コリ発現ベクターのpNSl_8_1−R
    LfΔ9。 27、イー・コリ発現ベクターのpNSl_8_1−R
    LfAuth。 28、nが1以上の整数であるイー・コリ発現ベクター
    のNSl_8_1、RLfAuth+(NANP)_n
    。 29、nが1以上の整数であるイー・コリベクターのp
    NSl_8_1(NANP)_nRLfAuth。 30、nが1以上の整数であるイー・コリ発現ベクター
    のpNSl_8_1(NVDP)_nRLfAuth。 31、免疫保護量の請求項1記載のポリペプチドからな
    る、プラスモジウム・スポロゾイトによる感染からのヒ
    ト保護用ワクチン。 32、有効量の請求項1記載のポリペプチドとプラスモ
    ジウム・スポロゾイトに対する抗体応答を誘発するワク
    チン剤を共同投与することからなる、プラスモジウム・
    スポロゾイトによる感染からのヒト治療方法。
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