JPH03169815A - 肝臓障害予防及び治療剤 - Google Patents

肝臓障害予防及び治療剤

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JPH03169815A
JPH03169815A JP1307741A JP30774189A JPH03169815A JP H03169815 A JPH03169815 A JP H03169815A JP 1307741 A JP1307741 A JP 1307741A JP 30774189 A JP30774189 A JP 30774189A JP H03169815 A JPH03169815 A JP H03169815A
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JP
Japan
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JP1307741A
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Hiroyuki Ide
博之 井出
Toshihiko Ariyoshi
有吉 敏彦
Shunichi Kitajima
北島 俊一
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Eneos Corp
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Nippon Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、肝臓障害を予防するための予防剤又は肝臓障
害を改善するための治療剤に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
肝臓障害には、肝毒物等により肝代謝障害が引き起こさ
れ、肝細胞の機能低下に基づいて起こる、例えば急性又
は慢性の肝炎、肝硬変、劇症肝炎、薬物性肝炎、ウイル
ス性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝等が有る。このよ
うな肝臓障害の予防或いは治療剤は、種々知られている
が、治療効果,副作用等の問題などがあり、十分に満足
すべき状態にない. 本発明者は,上記現状に鑑み,亀類の甲羅について,鋭
意研究を進めた結果、この甲羅中に肝臓障害を予防,す
なわち強肝作用及び治癒する成分が含まれていることを
見い出し、新しい肝臓障害予防及び治療剤を提案した(
特願昭63−159258号)。
しかし、この予防及び治療剤には、薬効成分以外の成分
が多く含まれ,効果を挙げるためには、多量の投与を必
要とした. 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は、かかる現状に鑑み、甲羅中の肝臓障害に対
する薬効成分の探求を進めた結果、この成分の一つが、
核酸塩基のウラシルであることが分かり、この知見によ
り、さらに研究を進めた結果,ウラシル以外の他の核酸
塩基であるグアニン、アデニン、ヒボキサンチン、シト
シン及びキサンチンも同様の効果を有することが分った
.本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発
明の目的は、副作用が極めて少なく、肝臓障害に対し優
れた効果を有する肝臓障害予防及び治療剤を提案するこ
とにある. 本発明は、グアニン、アデニン、ヒポキサンチン、ウラ
シル、シトシンまたはキサンチンのいずれか一種又は二
種以上の化合物を有効成分として含むことからなる肝臓
障害予防及び治療剤で有る.上記グアニン、アデニン、
ヒポキサンチン、ウラシル、シトシンまたはキサンチン
は、何れも核酸塩基戒分であり、デオキシリボ核酸(D
NA)やリボ核酸の加水分解により得られるものである
本発明では,これらの成分を含有するものであり,これ
らの成分は天然物から抽出して得られるものでも合成に
より得られるものでも、いずれも用いることができる.
これらの成分は,単独で用いることができるが、2種以
上混合して用いることもできる.これらの戒分を肝臓障
害予防及び治療剤として用いる場合は、散剤、液剤、懸
濁剤、乳剤顆粒剤等の形態とし、経口或いは経官等での
経腸投与による方法でも、また注射剤の形態とし、経静
脈投与としても良い.また、この投与量は,患者の病理
状態、年齢、体重或いは併用薬剤等を考.慮して適宜選
定される.一般的には、経口投与で0.1〜10,OO
Omg/日程度である。以下、本発明の実施例を示す. 〔実施例〕 (実施例1) スッポンからの  、 スッポンの背中を凍結乾燥し、これを破砕器により粉末
とし,この粉末800gに5倍量の水を加えて,室温で
,2時間攪拌した後、3000rpn+テ10分間遠心
分離した.その上清をエバポレーターで45℃の温度で
減圧下に濃縮し、これにメタノールを加えて70%メタ
ノール水溶液とし、3000rpm、4℃の温度で20
分間の遠心分離により除タンパクした後、再びエバポレ
ーターで減圧濃縮した。この濃縮液を300Orpmで
10分間遠心分離した後、その上清をセファデックX 
G − 25 (50mmφX 900mm)を用い、
水を溶離液としてゲル濾過を行い、紫外線の照射により
黄色蛍光を発する黄色蛍光両分を集め、これを減圧濃縮
し、再び水を加えて溶かした.この液を、DE−52を
用いた陰イオン交換樹?カラムクロマトグラフィーで,
11■Oを溶離液として分離し、黄色蛍光画分(紫外線
により黄色蛍光を発する流出分)と青色蛍光及び短波長
吸収画分に分離した.次いで、後者の青色蛍光及び短波
長吸収画分をシリカゲル力ラムクロマトグラフィーで、
青色蛍光画分(紫外線により青色蛍光を発する流出分)
、短波長吸収画分(254nmの波長の光を吸収する流
出分)及び結晶画分(蛍光及び吸光を有せず、結晶とな
った留出分)とに分離した。
このうちの結晶画分を,クロロホルムにより再結晶して
棒状結晶約20a+gを得た.この結晶について,シリ
カゲルを用いた薄層クロマトグラフィーにおけるRf値
(展開溶媒;酢酸:アセトン:メタノール:ベンゼン=
5:lO:30:55)、融点、紫外吸収スペクトル、
赤外吸収スペクトル、元素分析及び質量分析を行った.
この結果を第1表に示した。
これらの物性値から,この結晶成分がウラシルであるこ
とが確認された. 適舅』Uυ4艷 上記で得た結晶成分を蒸留水に0.0z%濃度に溶解し
て被験液Aを調整した.この被験液はゾンデを用いて,
それぞれ1回につき5一〇/kg経口投与した. また,市販の合成ウラシル(特級、キシダ化学株式会社
)を用いて. 0.02. 0.20及び2.00%水
溶液を調製して、被験液B,C.Dとし,同様に,それ
ぞれ1回につき5 mffi/kg経口投与した.退妻
Q[毀 体重150gのウイスタ一系雄性ラットを1群4匹で用
いた。また、肝臓障害の起炎薬物として四塩化炭素(C
CL)を20%となるようにコーン油で希釈調製し、そ
の2 n+Q/kgを腹腔内投与を行なった。
このCCU,の腹腔内投与から24時間経過した後、腹
大静脈より採血し、開腹後肝臓を摘出した。これらにつ
き、血清GOT及びGPT活性を検査し、さらに摘出肝
臓の病理標本を作製し、11−E染色を施して病理組織
学的検査を行った。
莢股韮立通謀 A群:CCQ4投与12時間前、直前及びCCQ4投与
6時間後に被験液Aを投与。
B群:CCQ4投与l2時間前、直前及びCCQ4投与
6時間後に被験液Bを投与。
C群二〇〇fl4投与12時間前,直前及びCCQ4投
与6時間後に被験液Cを投与。
D群:CCQ4投与12時間前、直前及びCCL投与6
時間後に被験液Dを投与。
E群:比較としてCCQ4投与のみ。
F群:比較としてCCQ,投与に代えコーン油のみを2
 mQ/kg腹腔内に投与。
藝一果 上記の検査結果を第2表に記載した。
一方、病理組織学的検査の結果、E群は中心静脈の細胞
壊死や中間帯におよぶ腫大肝細胞が多数見られ、細胞浸
潤も著しかったが、A−D群では、中心静脈域にのみ腫
大肝細胞が見られたにすぎなかった。
上記結果から、スッポンに背甲から抽出されたウラシル
を投与したA群も、合成で得られたウラシルを投与した
群も、いずれも血清GOT, GPTの上昇抑制が認め
られ,また組織学的な検査から肝臓障害に対し予防効果
、即ち強肝作用があることは、明らかである, (実施例2) 実施例1において,試験群の構成を次のように代えた以
外は、実施例lと全く同様の試験を行った。
只遣』1l東暖 A群:CCQ4投与直前に被験液Bを投与。
B群: ccn,投与直前に被験液Cを投与。
C群: CCQ.投与直前に被験液Dを投与。
D群:比較としてccn,投与のみ。
藍一来 この検査結果を第3表に記載した。
一方、病理組織学的検査の結果、D群は中心静脈の細胞
壊死や中間帯におよぶ腫大肝細胞が多数見られ、細胞浸
潤も著しかった。これに対し,A〜C群は、中心静脈域
にのみ腫大肝細胞が見られたにすぎなかった. 上記結果から、被験液を投与したA−C群は血清GOT
, GPTの上昇抑制が認められ、また組織学的な検査
から肝臓障害を抑制していることは明らかである。
(実施例3) 実施例1において、試験群の構成を次のように代えた以
外は、実施例1と全く同様の試験を行った. 試遣』10東戊 A群:被験液Bを3日間連続投与後にCCfl,投与。
B群:被験液Cを3日間連続投与後にCCQ4投与。
C群:被験液Dを3日間連続投与後にccQ4投与。
D群:比較としてCCU,投与のみ。
藍一来 この検査結果を第4表に記載した。
第 4 表 (平均値) 一方、病理組織学的検査の結果、D群は中心静脈の細胞
壊死や中間帯におよぶ腫大肝細胞が多数見られ、細胞浸
潤も著しかった。これに対し、A〜C群は,中心静脈域
にのみ腫大肝細胞が見られたにすぎなかった。
上記結果から、被験液を投与したA−C群は血清GOT
. GPTが低く、また組織学的な検査からccn4に
よる肝臓障害の程度が低いことは明らかで、肝臓障害予
防機能を有することが分かる。
(実施例4) 実施例1において、試験群の構戊を次のように代えた以
外は,実施例1と全く同様の試験を行った。
試E』Il4暖 A群:CCQ4投与6時間後に被験液Cを投与。
B群: ccn.投与6時間後に被験液Dを投与。
C群:比較としてCCQ4投与のみ。
慧一見 この検査結果を第5表に記載した。
第5表 (平均値) 一方、病理組織学的検査の結果、C群は中心静脈の細胞
壊死や中間帯におよぶ腫大肝細胞が多数見られ、細胞浸
潤も著しかった。これに対し,A.B群は、中心静脈域
にのみ腫大肝細胞が見られたにすぎなかった. 上記結果から、被験液を投与したA−C群は血清GOT
.GPTが低く、また組織学的な検査からCCQ4によ
る肝臓障害の程度が低いことは明らかで、肝lIFi7
t害の治癒効果を有することが分かる。
(実施例5) 実施例lにおいて、試験群の構成を、経口投与と静脈内
投与と投与方法を代えた以外は、実施例1と同様の試験
を行った。
抜旌艷Δ様友 A群: CCQ,投与直前に被験液Cを経口投与。
B群二〇CIl4投与直前に被験液Cを静脈内投与。
C群:比較としてCCQ4投与のみ。
糀一来 この検査結果を第6表に記載した。
第6表 (平均値) 一方、病理組織学的検査の結果、C群は中心静脈の細胞
壊死や中間帯におよぶ腫大肝細胞が多数見られ、細胞浸
潤も著しかった。これに対し,A、B群は、中心静脈域
にのみ腫大肝細胞が見られたにすぎなかった。
上記結果から、経口投与の場合も、静脈内投与の場合も
血清GOT, GPTが低く、また組織学的な検査から
、投与方法の如何にかかわらず,肝11111!害の防
止効果を有することが分かる。
(実施例6) 逮1目1l盟E2 実施例1と同様の合或ウラシルを用いて、0.02、0
.20及び2.00%水溶液を調製して,被験液B.C
、Dとし,ゾンデを用い、それぞれ5mQ/kg経口投
与した。
髭Eし虹糞 実施例1と同様なラットを1群4匹で用いた。
また、肝臓障害の起炎薬物としてアリルアルコールを2
%となるように生理食塩水で希釈調製し,その1.8t
Q/kgを腹腔内投与した.このアリルアルコール投与
から24時間経過した後、腹大静脈より採血し、同時に
開腹して,肝臓を摘出した。これらにつき、血清GOT
及びGPT活性を検査し、さらに摘出肝臓の病理標本を
作製し、11−E染色を施して病理組織学的検査を行っ
た. 莢歇豆皇豊玖 A群:アリルアルコール投与と同時に被験液Bを投与。
B群:アリルアルコール投与と同時に被験液Cを投与。
C群:アリルアルコール投与と同時に被験液Dを投与。
D群:比較としてアリルアルコール投与のみ。
E群:比較としてアリルアルコール投与に代え生理食塩
水のみを1 . 8ml2/ kg腹腔内に投与。
監一来 この検査結果を第7表に記載した。
一方、病理組織学的検査の結果、D群は門脈域から中間
帯におよぶ広範囲の壊死が認められ細胞浸潤が著しかっ
た。これに対し,A−C群では門脈域にわずかな壊死像
が認められたにすぎなかった。
上記結果から、被験液を投与したA−C群は血清GOT
. GPTが低く、また組織学的な検査からアリ/L/
 7 /t/コールによる肝臓障害の程度が低いことは
明らかで、肝臓障害の予防効果を有することが分かる。
(実施例7) 実施例6において、試験群の構或を次のように代えた以
外は,実施例6と全く同様の試験を行った。
X違JfLL色皮 A群:アリルアルコール投与6時間後に被験液Bを投与
6 B群:アリルアルコール投与6時間後に被験液Cを投与
. C群:アリルアルコール投与6時間後に被験液Dを投与
D群:比較としてアリルアルコール投与のみ。
輩一来 この検査結果を第8表に記載した。
一方、病理組織学的検査の結果、D群は門脈域から中間
帯におよぶ広範囲の壊死が認められ細胞浸潤が著しかっ
た。これに対し、A−C群では門脈域にわずかな壊死像
が認められたにすぎなかった。
上記結果から、被験液を投与したA−C群は血清GOT
. GPTが低く,また組織学的な検査からアリルアル
コールによる肝臓障害の程度が低いことは明らかで、肝
臓障害の治癒効果を有することが分かる。
(実施例8) 校抜旌△盟盟 実施例6と同様に行った。
莢腹友盟 実施例6において、肝臓障害の起炎薬物とじてD−ガラ
クトサミンの10%生理食塩水を用い、その5mu/k
gを腹腔内投与した以外は、実施例6と同様の方法で行
った。
莢腹韮立且裟 A群=D−ガラクトサミン投与と同時に被験液Bを投与
B群=D−ガラクトサミン投与と同時に被験液Cを投与
C群=D−ガラクトサミン投与と同時に被験液Dを投与
. D群:比較としてD−ガラクトサミン投与のみ。
E群:比較としてD−ガラクトサミン投与に代え生理食
塩水のみを1.8mfl/kg腹腔内に投与。
蟇一来 この検査結果を第9表に記載した。
一方、病理組織学的検査の結果、D群は肝小コ散在性壊
死が著しく、細胞浸潤像も認められた。
これに対し、A−C群ではわずかな壊死像が認占られた
にすぎなかった. 上記結果から、被験液を投与したA.B群は1清GOT
,GPTが低く,また組織学的な検査がらA一C群はD
−ガラクトサミンによる肝臓障害の程度ズ低いことは明
らかで、肝mH害の予防効果を有1ることか分かる. (実施例9) 実施例8において,試験群の構成を次のよう番二代えた
以外は、実施例8と全く同様の試験を行てた。
鉱七JLIL暖 A群:D−ガラクトサミン投与6時間後に被験液Cを投
与. B群:D−ガラクトサミン投与6時間後に被験液Eを投
与. C群:比較としてD−ガラクトサミン投与のみ.蟇一果 この検査結果を第10表に記載した。
一方、病理組織学的検査の結果、C群は肝小葉散在性壊
死が著しく、細胞浸潤像も認められた。
これに対し.A.B群ではわずかな壊死像が認められた
にすぎなかった。
上記結果から,被験液を投与したA.B群は血清GOT
. GPTが低く,また組織学的な検査からD−ガラク
トサミンによる肝臓障害の程度が低いことは明らかで、
肝臓障害の治癒効果を有することが分かる. (実施例10) 盈歇蓋生災毀 市販のウラシル、ヒボキサンチン及びアデニンを生理食
塩水を用いて2%溶液として懸濁させ,被験液E,F,
Gとし、ゾンデを用い,それぞれ2n+M/kg経口投
与した. 抜駿左孟 体重150 gのウィスタ一系雄性ラットを1群3匹で
用いた.また,肝臓障害の起炎薬物としてCCQ4を2
0%となるようにコーン油で稀釈調整し、その2mfl
/kgを腹腔投与を行った。このCCU,の腹腔内投与
から24時間経過した後,腹大静脈より採血し,開腹後
肝臓を摘出した。これらにつき、血清GOT, GPT
及びICDIf活性を測定し、摘出した肝臓の一部から
ミクロゾームを調製し,チトクロームP − 4.5 
0量,及びb5量、アニリンヒドロキシラーゼ(Ani
line hydroxylaae).アミノビリン,
N−ジメチラーゼ(Aminopyline N−de
methylase), 7−エトキシクマリン,O−
ジエチラーゼ(Ethoxycoumar−ine O
−deethylase)及びグルコース−6−フォス
フエート(Glucose−6−phosphatas
e)活性を測定した.さらに摘出肝臓の病理標本を作製
し.H−E染色を施して病理組織学的検査を行った. 芙腹韮立盈處 A群:CCQ4投与30分前に被験液Eを投与。
B群: ccn.投与30分前に被験液Fを投与。
C群: CCQ,投与30分前に被験液Gを投与。
D群:比較としてCCa4投与のみ. E群:比較としてCCn4投与に代え生理食塩水のみを
2mQ/kg腹腔内に投与. 監一果 上記の検査結果を第11表に記載した。
一方,病理組織学的検査の結果、D群は中心静脈域の壊
死ならびに門脈域にわたる肝細胞の腫大が認められ、細
胞浸潤も著しかったが,A−C群では、中心静脈域にの
み腫大肝細胞が見られたにすぎなかった。
上記結果から、ウラシル、ヒポキサンチンおよびアデニ
ンを投与することにより障害は改善され、特にアデニン
の効果は顕著であった。
(実施例11) 披簾戒坐災毀 市販のグアニン、シトシン及びキサンチンを生理食塩水
を用いて2%溶液として懸濁させ、被験液H.I.Jと
し、ゾンデを用い、それぞれ2mM/kg経口投与した
. 凰監左迭 試験群構成を次のように設定し、試験方法は実施例10
と全く同様の方法で行った。
鉱m欠檀滅, A群:CCL投与30分前に被験液Hを投与。
B群:CC124投与30分前に被験液工を投与。
C群: CCQ4投与30分前に被験液Jを投与。
D群:比較としてCCQ4投与のみ。
慧一星 上記の検査結果を第■2表に記載した6一方、病理組織
学的検査の結果、D群は中心静脈域の壊死ならびに門脈
域にわたる肝細胞の腫大が認められ、細胞浸潤も著しか
ったが、A−C群では、中心静脈域にのみ腫大肝細胞が
見られたにすぎなかった。
上記結果から、グアニン、シトシンおよび゛キサンチン
を投与することにより障害は改善され、特にグアニンの
効果は顕著であった。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の肝蔵障害予防及び治療剤は、副作
用が少なく、肝蔵障害に対し極めて優れた効果を有する
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グアニン、アデニン、ヒポキサンチン、ウラシル、シト
    シンまたはキサンチンのいずれか一種又は二種以上の化
    合物を有効成分として含む肝臓障害予防及び治療剤。
JP1307741A 1989-11-29 1989-11-29 肝臓障害予防及び治療剤 Pending JPH03169815A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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