JPH0316945Y2 - - Google Patents

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JPH0316945Y2
JPH0316945Y2 JP9690086U JP9690086U JPH0316945Y2 JP H0316945 Y2 JPH0316945 Y2 JP H0316945Y2 JP 9690086 U JP9690086 U JP 9690086U JP 9690086 U JP9690086 U JP 9690086U JP H0316945 Y2 JPH0316945 Y2 JP H0316945Y2
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chain
float
float ball
ball
locking device
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗浄水の貯溜タンク側壁等に設置さ
れた操作ハンドルの操作力を玉鎖を介してフロー
ト弁に伝達するようにしたフロート弁の鎖接続構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のフロート弁の構成を示せば第7図の通り
である。同図に示す如く、洗浄水の貯溜タンク1
の底部にはフロート弁2が装着されている。該フ
ロート弁2は、タンク底部の取付孔3にパツキン
4及びナツト5を介して装着されたフロートボー
ル受台6と、該受台6に着座し、受台6の流出口
7を開閉制御するフロートボール8とよりなる。
受台6の上部側には、逆円錐状の弁座9が設けら
れており、また流出口7内にはフロートボール8
の昇降動作を案内する放射状のガイド10が設け
られている。11はオーバーフロー管である。こ
のオーバーフロー管11の途中には、フロートボ
ルー8の上昇限界位置を規制する環状のストツパ
ー12が取り付けられている。そして、フロート
ボール8の上部側は、C字状の鎖13を介して操
作ハンドル14に連結されており、下部側には前
記ガイド10の孔10aに貫通装着されるガイド
バー15が取り付けられている。
例えば、大便使用時の便器洗浄に際し、操作ハ
ンドル14を操作すると、鎖13を介してフロー
トボール8が引き上げられ、フロートボール8は
弁座9より離れて浮力により上昇し、ストツパー
12に引つ掛かつて保持される。このため、流出
口7が開となるので、タンク1内に貯溜されてい
た洗浄水は流出口7から便器側へ流れ、便鉢内面
を洗浄する。そして、タンク内の洗浄水高さが低
くなると、フロートボール8もこれに連れて低下
し、やがて流出口7を流れる洗浄水の吸引力によ
り弁座9へ着座する。然る後は、図示しないボー
ルタツプからの補給水によりタンク1内へ所定量
の洗浄水が貯溜され、次回の使用に備えて待機す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の前記C字状の鎖13にあつて
は、操作ハンドル14を勢いよく操作したときや
組立出荷時等において、鎖13自体が絡み付き、
鎖13の全長が短くなつて、フロートボール8が
弁座9から常時離れて、流出口7を開いたままに
することがあつた。このため、無駄な洗浄水の使
用量が増加するという欠点があつた。またC字状
鎖13の場合は、ある程度の引張強度を得るため
には、その鎖径を大きくしなければならないが、
線径を大きくすると個々の鎖間の長さ(ピツチ)
Pが長くなり、洗浄水量の微調整ができないとい
う欠点があつた。なお、鎖13の線径を小さくす
れば、ピツチPを短くできるので洗浄水量の微調
整が可能である。然しながら、この場合は、引張
強度が不足し、操作ハンドル14を勢いよく操作
したときに、鎖13がちぎれるという問題があつ
た。更にフロートボール8には、常時水圧が作用
しており、その通常圧力は0.5Kgf、高い時には
1〜2Kgfの力が働く。そのため、鎖13とフロ
ートボール8との連結部において、フロートボー
ル8に亀裂が入り裂傷破断されるという問題があ
つた。この切断の問題は、前記線径を小さくした
場合に起こり易く、鎖13の切断の問題と、フロ
ートボール8の裂傷破断の問題とを同時に考慮す
る必要があつた。
〔考案の目的〕
本考案は従来の前記問題点に鑑みてこれを改良
除去したものであつて、確実かつ安定した動作を
行うことのできるこの種のフロート弁の鎖接続構
造を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案の手段は、
洗浄水の貯溜タンク底部に設置されたフロート弁
と、タンク側壁に設置された操作ハンドルとを鎖
で接続する構造であつて、フロートボールの上部
壁にリジツドな筒状の係止具を内部側から外部側
へ貫通して取り付け、該係止具の突出先端部にピ
ン材及びコネクタを介して玉鎖の一端側を接続
し、玉鎖の他端側を操作ハンドルに接続してい
る。
〔作用〕
第1図乃至第6図の実施例で明らかな如く、フ
ロートボール18にリジツドな筒状の係止具20
を貫通して装着し、該係止具20と操作ハンドル
14とを玉鎖19で連結することにより、操作力
は直接係止具20へ伝達されるので、従来のよう
にフロートボール18が裂傷破断されることはな
い。また玉鎖19を用いることで、鎖自体の絡み
を防止することができ、フロート弁22が常時開
状態となる等のこともない。更に、ガイドバー1
5をリジツドな係止具20へ螺着して取り付ける
ことができ、洗浄水流によりガイドバー15が脱
落するなどの事故もない。すなわち、機能的に優
れたフロート弁22を提供することが可能であ
る。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。なお、従来の場
合と同一符号は同一部材である。
第1図は本考案の一実施例を示す洗浄水貯溜タ
ンク1の縦断面図である。同図に示す如く、この
実施例にあつては、肉厚を厚くしたフロートボー
ル18の上部壁18aに、第2図に拡大して示す
リジツドな筒状の係止具20を貫通装着してい
る。この係止具20は、下端側に鍔部21とガイ
ドバー15を螺着するための螺子孔23を有し、
中間に逸脱防止のため鍔部30を有し、上端側に
凹部24が形成されている。該凹部24の側壁2
5にはピン材26が螺子嵌合等により貫通して装
着されており、該ピン材26に第3図に示すコネ
クタ27が取り付けられている。そして、このコ
ネクタ27の割り溝28内に玉鎖19の一端側が
カシメ等により抜けないように連結されている。
玉鎖19の他端側は、第1図に示す如く、操作ハ
ンドル14に連結されている。
このようなフロートボール18と操作ハンドル
14の接続構造であれば、操作ハンドル14の操
作力は直接係止具20へ伝達され、係止具20の
鍔部21及び筒状部29の面接合部を介してフロ
ートボール18へ伝達される。そのため、フロー
トボール18は、係止具20との接触部の全面で
前記操作力を受けることができ、応力の分散化が
なされるので、従来のようにフロートボール18
の連結部がちぎれる等のことはない。また玉鎖1
9は、玉と玉との間で相互に回動できるようにな
つており、捩れ等を自ら解除できるので、鎖自体
の絡み付きがなく、玉鎖19の全長が短くなる等
の事故がない。このため、フロート弁22が常時
開状態となる等のこともない。更に、ガイドバー
15をリジツドな係止具20の螺子孔23へ螺着
して取り付けることができるので、このガイドバ
ー15が洗浄水流により脱落するなどの事故もな
く、安定した弁の開閉動作を行うことが可能であ
る。更にまた玉鎖19の場合は、玉と玉の間の長
さ(ピツチ)が従来のC字形鎖に比較して短いの
で、玉鎖19の全長を微調整することが可能であ
る。すなわち、洗浄水量の微調節が可能である。
ところで、本考案は上述の実施例に限定される
ものではなく、例えば、リジツドな係止具20と
フロートボール18の結合態様は、第4図及び第
5図に示す如く、係止具20の筒状部29に凸部
31を設けて、フロートボール18に前記凸部3
1に嵌合する凹部32を形成してもよく、またそ
れとは逆に、フロートボール18に凸部34を設
けて、筒状部29に凹部33を形成してもよい。
更に、第6図に示す如く、筒状部29の下面側に
設けた鍔部21と、玉鎖19を結合するためのピ
ン材26とでフロートボール18の上下を挟持す
るようにしてもよい。また係止具20の形状、大
きさ及び玉鎖19と係止具20の結合の態様等は
適宜の変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあつては、フロー
トボールと操作ハンドルとを接続する玉鎖自体の
絡み付きがないので、玉鎖の全長が短くなつてフ
ロートボールが開いたままになることがなく、確
実な弁の開閉動作が可能である。また玉鎖は、そ
のピツチが非常に短いので、玉鎖全長の微調整が
可能であり、洗浄水量の微調整をすることが可能
である。更に操作ハンドルの操作力は、リジツド
な係止具との面接合を介してフロートボールに伝
達されるので、従来のようにフロートボールの連
結部がちぎれる等のことはない。更にまたガイド
バーの取り付けは、リジツドな係止具へ螺合嵌合
等で取り付けることが可能であり、容易に脱落す
る等のことはない。すなわち、フロート弁の確実
な動作を保証することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す洗浄水貯溜タ
ンクの縦断面図、第2図は係止具の拡大縦断面
図、第3図はコネクタと玉鎖との関係を示す斜視
図、第4図乃至第6図はそれぞれ本考案の変形実
施例を示す係止具とフロートボールの結合態様を
示す縦断面図、第7図は従来の洗浄水貯溜タンク
を示す縦断面図である。 1……貯溜タンク、22……フロート弁、14
……操作ハンドル、19……玉鎖、18……フロ
ートボール、20……係止具、26……ピン材、
27……コネクタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗浄水の貯溜タンク底部に設置されたフロート
    弁と、タンク側壁に設置された操作ハンドルとを
    鎖で接続する構造であつて、フロートボールの上
    部壁にリジツドな筒状の係止具を内部側から外部
    側へ貫通して取り付け、該係止具の突出先端部に
    ピン材及びコネクタを介して玉鎖の一端側を接続
    し、玉鎖の他端側を操作ハンドルに接続したこと
    を特徴とするフロート弁の鎖接続構造。
JP9690086U 1986-06-25 1986-06-25 Expired JPH0316945Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9690086U JPH0316945Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9690086U JPH0316945Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS635083U JPS635083U (ja) 1988-01-13
JPH0316945Y2 true JPH0316945Y2 (ja) 1991-04-10

Family

ID=30963207

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JP9690086U Expired JPH0316945Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5354521B2 (ja) * 2008-10-22 2013-11-27 株式会社Lixil 便器洗浄用の洗浄水の排出装置
JP7241254B2 (ja) * 2021-03-25 2023-03-17 亨 今井 定量給水装置

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Publication number Publication date
JPS635083U (ja) 1988-01-13

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