JPH021578Y2 - - Google Patents

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JPH021578Y2
JPH021578Y2 JP1984132191U JP13219184U JPH021578Y2 JP H021578 Y2 JPH021578 Y2 JP H021578Y2 JP 1984132191 U JP1984132191 U JP 1984132191U JP 13219184 U JP13219184 U JP 13219184U JP H021578 Y2 JPH021578 Y2 JP H021578Y2
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JP
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valve
valve body
flow rate
check valve
spring
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JP1984132191U
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JPS6147165U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は正流流量を容易に調整できるように構
成した逆止弁に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 配管系の逆流防止の為に用いられる逆止弁の一
般的な使用例としては第4図に示したように低レ
ベルに設置されたタンク1からポンプ2により流
体3を高所のタンク4に輸送する配管系5が知ら
れている。低レベルから高レベルへ流体を輸送す
るこのような系に於いては、ポンプ停止時の水頭
によりタンク4から、タンク1へ流体3aの逆流
を防止する為にポンプ2の吐出側に逆止弁6を設
け、また必要に応じてニードル弁7を設けてい
る。第5図は従来のリフト式逆止弁6の断面を示
すものである。すなわち、この逆止弁6は上部に
蓋8がボルト9およびナツト10で着脱自在に弁
箱11に固定されており、弁箱11内には流路1
2が形成され、流路12に弁座13が形成されて
いる。この弁座13に接離自在に弁体14が設け
られている。弁体14はスプリング15により弁
座シート面16に押しつけられている。しかし
て、この逆止弁6は正流時、流体の動圧により弁
体14は押し上げられ弁が開となる。一方逆流に
対しては、弁体14の自重と、スプリング15に
より弁体14がシート面16に押しつけられ、逆
流を防止する。
正流時の弁の開度は、流体の種類と弁体の自重
及びスプリング15の強さをパラメータとして決
まる。
この点を利用してスプリング15の強さを変え
て弁開度を変化させ流量を調整することが出来
る。
第6図は従来のスイング式逆止弁を示し、外観
は第5図に示したリフト式逆止弁と同様である
が、第5図の逆止弁6と異なる点は、弁体17と
この弁体17を支えるアーム18、ピン19、ハ
ンガー20および止めねじ21から成つているこ
とである。弁体17とアーム18は、ハンガー2
0にピン19で支持されており、ピン19を中心
にして40〜50゜回転変位できる構造になつている。
正流時、動圧により、弁体17が押し開けら
れ、弁が開となる。逆流に対しては、弁体17の
自重と、流体圧力により、弁体17が戻り弁が閉
となる。
このような配管系に於いては第4図に示したよ
うに、その配管系5の流量はポンプ2の性能と配
管系のヘツドロスとタンク1,2間の水頭差によ
り決まる。
流量を設計流量に調整する方法としては、もつ
とも一般的には、ポンプ出口にニードル弁7を設
け、その開度を絞ることにより調整する方法があ
る。この場合調整は容易であるが、設定後、誤操
作により、弁開度を変えてしまう恐れがある。誤
操作防止の為に、ハンドルを鎖等でロツク必要が
ある。
また、逆止弁6のスプリング15の強さを大き
くすることにより、流量を変化させる方法もあ
る。これは具体的には、スプリング15の材質、
線径等をパラメータとしてスプリング15の強さ
を大きくするもので、スプリング15そのものを
交換して、調整する方法である。
その為、微調整を行うには、種々のバネ強さの
スプリング15を用意しておき、現地でのテスト
により、スプリング15の種類を選択する必要が
ある。
このようにして、従来の逆止弁においては逆止
作用と正流流量調整を逆止弁とニードル弁にそれ
ぞれ機能分担しており、配管系に冗長性と誤操作
の可能性などが生じる問題点があつた。
[考案の目的] 本考案は上記背景技術の問題点を解決するため
になされたもので、正流流量を逆止弁自体で、容
易に調整できるようにした逆止弁を提供すること
にある。
[考案の概要] 本考案は弁体内に雌ねじを形成し、この雌ねじ
に調節管をねじ込んでロツクナツトで両者を固定
してなるもので、正流時、逆止弁の弁体の押し上
げ量をねじで微調整することにより、正流の設定
流量を調整することができるように構成した逆止
弁である。
本考案によれば逆止弁自体で逆止作用と流量調
整作用を有するのでニードル弁のような調整バル
ブが不必要になる。また手動弁のようにハンドル
の誤操作の恐れがない。
[考案の実施例] 以下、本考案に係る逆止弁の一実施例を第1図
から第3図を参照しながら説明する。なお、第1
図中、第5図と同一部分には同一符号をもつて示
し重複する部分の説明を省略する。
本考案が第5図に示した従来の逆止弁と異なる
点は弁体14を弁部14aと、この弁部14aの
上部に円筒部14bを形成し、円筒部14bの内
面に雌ねじ22を形成したものから構成する。そ
してこの円筒部14bの雌ねじ22に調節管23
をねじ込みかつ調節管23の外周面に形成した雄
ねじ24にロツクナツト25をねじ込んで構成し
たことにある。なお、調節管23内には蓋8と円
筒部14bの底面に接してスプリング15が挿入
されている。すなわち、第3図に分解して示した
ように弁体14に調節管23をねじ込み、ロツク
ナツト25のねじ部26をねじ込んで構成する。
ロツクナツト25は弁体14と調節管23のねじ
のゆるみを抑える為のダブルナツトの機能を果す
ものであり、これにより弁体14と調節管23と
がしつかりと確実に固定される。
弁体14と調節管23とロツクナツト25を組
立てたものに、調節管23の内側にスプリング1
5を挿入し、弁箱11の内部に組み込み、蓋8を
閉じてボルトナツト9,10で締結することによ
り逆止弁が構成される。
なお、正流時、流体が流れるためには第2図に
拡大して示したように調節管23と蓋8との間に
ギヤツプLが必要である。
つぎに上記構成の逆止弁における流量の調整方
法について述べる。
正流の流量は押し上げられた弁体14と弁箱1
1のシート面16とのギヤツプにより決まるもの
であるから、調節管23と蓋8とのギヤツプ
“L”を調節することにより、流量を調整するこ
とができる。すなわちギヤツプ“L”を大きくと
れば流量が増加するし、ギヤツプ“L”を小さく
すれば流量が低下する。このギヤツプ“L”を弁
体と調節管23のねじ込み量により調節する。
弁体14の弁座シート面16の形状は弁体14
の形状とほぼ同じであり、流量特性も類似してい
るので、ギヤツプ“L”の予測は容易であり、予
め、“L”を設定しておき、現地テストにより微
調整を行う。
スプリング15は逆止効果を有する程度の強さ
とし、流量調整には、効かないものを使用する。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
なく、弁箱内の主要構成部品は、弁体と調節管と
ロツクナツトとからなることは同様であるが、ス
プリングを除くこともできる。すなわち、流量を
20〜30%程度以下に絞る場合、ギヤツプ“L”は
かなり小さくなる。1インチの弁の場合は約1mm
である。このようにギヤツプが小さい場合、スプ
リングの逆止効果は不要となるので、スプリング
を取り除くことが出来るのである。
[考案の効果] 本考案に係る逆止弁の効果を下記に掲げる。
(1) ニードル弁のような、流量を調整する目的の
配管部品が不要である。
(2) ねじにより微調整ができるので、現地調整が
容易である。
(3) 配管系運転前に流量設定し、逆止弁を組立て
てしまえば、誤操作などにより、流量が変わる
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る逆止弁の一実施例を示す
縦断面図、第2図は第1図の“A”部を拡大して
示す部分断面図、第3図は第1図における逆止弁
の内部構造物を分解して示す部分断面図、第4図
は逆止弁の使用例を示す配管系統図、第5図およ
び第6図は従来の逆止弁をそれぞれ示す縦断面図
である。 1……タンク、2……ポンプ、3……流体、4
……タンク、5……配管系、6……逆止弁、7…
…ニードル弁、8……蓋、9……ボルト、10…
…ナツト、11……弁箱、12……流路、13…
…弁座、14,17……弁体、15……スプリン
グ、16……弁座シート面、18……アーム、1
9……ピン、20……ハンガ、21……止めね
じ、22……雌ねじ、23……調節管、24……
雄ねじ、25……ロツクナツト、26……ねじ
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に蓋が着脱自在に密閉され内部に流路が形
    成された弁箱と、この弁箱内部の該流路に形成さ
    れた弁座と、この弁座に接離自在に設けられる弁
    が形成され筒状部を有する弁体と、この弁体の筒
    状部底面と前記蓋の下面との間に介挿されたスプ
    リングと、前記弁体の筒状部内面に形成された雌
    ねじと、この雌ねじにねじ込む雄ねじが外面に形
    成された調節管と、この調節管の雄ねじにねじ込
    んで該調節管および前記弁体を固定するためのロ
    ツクナツトとを具備したことを特徴とする逆止
    弁。
JP13219184U 1984-08-31 1984-08-31 逆止弁 Granted JPS6147165U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13219184U JPS6147165U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13219184U JPS6147165U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6147165U JPS6147165U (ja) 1986-03-29
JPH021578Y2 true JPH021578Y2 (ja) 1990-01-16

Family

ID=30690754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13219184U Granted JPS6147165U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 逆止弁

Country Status (1)

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JP (1) JPS6147165U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842092A (ja) * 1971-09-27 1973-06-19
JPS5417529A (en) * 1977-07-11 1979-02-08 Tomoyuki Ishizaki Straight stop*check valve

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842092A (ja) * 1971-09-27 1973-06-19
JPS5417529A (en) * 1977-07-11 1979-02-08 Tomoyuki Ishizaki Straight stop*check valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6147165U (ja) 1986-03-29

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