JPH0645742Y2 - ニードル弁調整機構 - Google Patents

ニードル弁調整機構

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JPH0645742Y2
JPH0645742Y2 JP40242890U JP40242890U JPH0645742Y2 JP H0645742 Y2 JPH0645742 Y2 JP H0645742Y2 JP 40242890 U JP40242890 U JP 40242890U JP 40242890 U JP40242890 U JP 40242890U JP H0645742 Y2 JPH0645742 Y2 JP H0645742Y2
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lock nut
needle valve
knob member
screwed
valve body
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JP40242890U
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早苗 中村
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、摘み部材によって、着
座部と弁本体との間隙を調整し、その後ロックナットに
よってこれを締めて流体の流量の制御をするニードル弁
調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ニードル弁調整機構は、着座部
に対する弁体の位置を、摘み部材を回動変位させること
によって調整することにより流体の流量を制御するもの
である。
【0003】従来技術において、例えば、図5に示すよ
うに、摘み部材4と、この摘み部材4を弁本体10に対
して固定するためのロックナット6とを有するニードル
弁調整機構2がある。
【0004】先ず、弁体を開放する場合において、ロッ
クナット6をロッド8の上方に螺回させると、該ロック
ナット6の上部に設けられた摘み部材4に当接する。さ
らにこれを螺回させれば、前記摘み部材4がともに螺回
し、最上位に達する。この際、前記ロッド8は、前記摘
み部材4とともに上昇しているため、ロッド8の下端部
に設けられた弁体が開放状態とされる。なお、ロックナ
ット6を螺回させることで摘み部材4を上方に変位させ
る理由は、ロックナット6の径が摘み部材4の径よりも
大きく、従って、小さいトルクで前記摘み部材4を螺回
させることができるからである。
【0005】該弁体の位置を調整する際には、前記摘み
部材4を螺回させて所望の位置に変位させる。その後、
ロックナット6を弁本体10上面部に当接させて締め、
ロッド8を固定することによって弁体が固定される。す
なわち、摘み部材4を所望の位置に変位させた時点で
は、ロックナット6は、まだ摘み部材4に当接してお
り、該ロックナット6を弁本体10側に変位させる際に
初めて前記摘み部材4から離される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成によると、弁体を全開にした時は、摘み部材4の平面
部とロックナット6の平面部とが当接してロックされて
しまう。このため、弁体を閉じたい時には、弁体を閉じ
た後、該摘み部材4がロックナット6とともに回転しな
いように該摘み部材4を押さえておいてロックナット6
を弛め、ロックナット6と摘み部材4とを離す必要があ
り、非常に面倒であるという不都合が生じていた。ま
た、これは指先で行う細かい作業であるため、前記のよ
うな構成では、開閉がしにくく、作業時間がかかるとい
う欠点があった。
【0007】本考案は前記の課題を解決するためになさ
れたものであって、摘み部材とロックナットとの締結を
回避し、これによって、ニードル弁の開閉を容易にする
とともに作業時間を減少させることを可能とするニード
ル弁調整機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、弁本体の着座部に対して弁体の位置を
調整することにより流体の流量を制御するためのニード
ル弁調整機構において、一端部に摘み部材を有し、他端
部に前記弁体を有し、周側部には弁本体に螺合するねじ
部が形成されるとともに、前記摘み部材と前記ねじ部と
の間に一定の幅を有したねじ逃げ部が形成されたロッド
と、前記ロッドのねじ部に螺合し、前記弁体の位置を固
定するためのロックナットと、前記摘み部材と前記ロッ
クナットとの間に配設される弾性体と、からなることを
特徴とする。
【0009】
【作用】本考案に係るニードル弁調整機構では、ニード
ル弁を全開する際は、ロックナットを摘み部材方向に螺
回させる。これにより、該ロックナットは、該摘み部材
に当接し、該摘み部材を伴って変位する。前記摘み部材
が最端位置に到達し、さらにロックナットを螺回する
と、弾性体が該ロックナットに押されて変形する。これ
により、ロックナットは、ロッドの一端部に形成された
螺溝の無いねじ逃げ部に到達する。ここで、ロックナッ
トは、締まることなく空回りをする。この後、所望の位
置に弁体を固定する際には、先ず、摘み部材によりロッ
ドを所望の位置に螺回させる。次に、摘み部材を固定し
て、ロックナットをニードル弁方向に螺回させ、該ロッ
クナットを締める。
【0010】
【実施例】本考案に係るニードル弁調整機構について、
実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
【0011】図1は、本考案に係るニードル弁調整機構
20を含むスピードコントローラ22の概略側面説明図
である。
【0012】前記スピードコントローラ22は、ニード
ル弁調整機構20と接続部32とを含む。該スピードコ
ントローラ22は略円筒状に形成され、その一部に、図
示しないシリンダ等に接続するための接続部32が一体
的に形成されている。該接続部32は、前記スピードコ
ントローラ22の本体24と直交するように所定の長さ
を有し、前記本体24に嵌着されている。該接続部32
は、後述する孔部52に連通するよう構成されている。
【0013】前記スピードコントローラ22の本体24
の先端部には前記スピードコントローラ組込部26から
外部に露呈し、図示しない流体供給源等に接続するため
の突出部28が形成される。突出部28の外周部には螺
溝30が形成されている。また、本体24には第1の環
状溝40が刻設され、第1環状溝40には可撓性部材か
らなるチェック弁42が組み込まれる。チェック弁42
の屈曲する先端部は、スピードコントローラ組込部26
の内周壁に当接する。スピードコントローラ22の上端
部には、押さえナット50が一体的に固着されている。
前記本体24には、その軸線に沿って孔部52が形成さ
れる。該孔部52は、チェック弁42の上方部分にまで
到達するとともに、一旦縮径して孔部54となり、この
孔部54はさらに拡径して孔部56となり、突出部28
の端部で開口する。この場合、孔部52には横断する孔
部58が連通し、また、孔部56には、前記孔部58と
同様にこの孔部56を横断する孔部60が連通してい
る。
【0014】前記ニードル弁調整機構20は、摘み部
材、ロッド、ロックナットおよび弾性体からなる。前記
孔部52には、弾性部材からなる摘み部材62によって
螺回動作する弁本体である、後述するニードル弁72を
変位させるためのロッド64が螺入する。前記ロッド6
4は、一端部に摘み部材62が固着され、該一端部側に
後述するロックナット78の厚みより螺溝65が1つ分
だけ短く形成される距離を有した、螺溝65が刻設され
ないねじ逃げ部34が形成される。また、前記ロッド6
4は螺合部分を経て一旦平滑化されるとともに、その先
端部に所定間隔離間してフランジ66、68が形成され
る。フランジ66とフランジ68の間にはシール部材3
6が嵌合し、且つ、フランジ68の先端部はテーパ状に
形成されて弁体であるニードル弁72を形成する。ニー
ドル弁72は孔部54と孔部52との境界部分に形成さ
れた着座部74に着座するよう構成されている。ロック
ナット78は、前記摘み部材62と押さえナット50と
の間のロッド64に螺入して設けられている。図2に示
すように、前記摘み部材62の中、ロックナット78側
の部位には、弾性体80が一体的に形成される。該弾性
体80は、本実施例では、前記摘み部材62の下側平面
部に形成され、少なくとも2つの半球状の凸部80a、
80bからなる。
【0015】本実施例に係るニードル弁調整機構20は
基本的には以上のように構成されるものであり、次にそ
の動作について説明する。
【0016】前記のように構成したスピードコントロー
ラ22によると、先ず、ニードル弁72を着座部74か
ら最も離間させて全開状態とした場合、接続部32、孔
部58、孔部54、孔部56が連通状態に至る。この場
合、孔部60は孔部56と連通されているが、孔部60
は孔部58と連通状態には至らない。これは、チェック
弁42が前記スピードコントローラ組込部26の内周壁
部に圧接しているからである。
【0017】さて、前述したように着座部74とニード
ル弁72との間隙を全開にする時は、ロックナット78
をロッド64の上方に螺回させる。該ロックナット78
を螺回し続けると、この上部に設けられた弾性体80の
凸部80a、80bに当接し、次いで、前記凸部材80
a、80bが形成された摘み部材62を伴って上昇す
る。前記摘み部材62が最上位に到達し、さらに、ロッ
クナット78を螺回させると、前記凸部80a、80b
が該ロックナット78に押し上げられて変形する。これ
により、ロックナット78は、螺溝65が刻設されない
ねじ逃げ部34に到達する。ロックナット78は、ねじ
逃げ部34に隣接した螺溝65一山分にだけかかって最
上位に達している。さらに、押圧によって変形する凸部
80a、80bがその上部に形成されている。従って、
ロックナット78は、締まることなく空回りする。一
方、ロッド64の他端部には、ニードル弁72が形成さ
れている。このため、ロッド64の上昇に伴い該ニード
ル弁72も上昇し、摘み部材62が最上位に達した時に
は、ニードル弁72は着座部74より最も離され、全開
状態となる。
【0018】次に、ニードル弁72を変位させて該ニー
ドル弁72と着座部74との間隙を調整する。先ず、摘
み部材62により、ロッド64をニードル弁72が所望
の位置に達するまで螺回させる。次いで、前記ニードル
弁72を固定するために、前記ロックナット78を押さ
えナット50に対して締め、前記凸部80a、80bか
らロックナット78を離す。該ロックナット78は、摘
み部材62に対して固く締め付けられていないので、該
ロックナット78を下方に螺回して、容易に押さえナッ
ト50に当接させて締めることができる。これにより、
ニードル弁72と着座部74とは、所望の間隙を有して
固定される。なお、ニードル弁72と着座部74との間
隙を完全に閉じたい時は、前記摘み部材62が最下位に
達するまで下方に螺回させればよい。
【0019】次に、本考案の第2の実施例として、ニー
ドル弁調整機構20aを図3に示す。なお、前述した実
施例と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその
詳細な説明は省略する。
【0020】本実施例では、弾性部材からなる摘み部材
62の中、ロックナット78側の部位に、弾性体82が
形成される。該弾性体82は、前記摘み部材62の下側
平面部より外方に向くように角度を有して所定の長さ延
在する少なくとも2つの凸部82a、82bからなる。
【0021】このように構成された凸部82a、82b
は、第1実施例と同様にして、該ロックナット78に押
し上げられて変形する。この場合、前記凸部82a、8
2bの変形は第1実施例の場合よりもさらに容易とな
る。
【0022】次に本考案の第3の実施例としてのニード
ル弁調整機構20bを図4に示す。なお、第1および第
2実施例と同一の構成要素には同一の参照符号を付して
その詳細な説明は省略する。
【0023】本実施例では、摘み部材62とロックナッ
ト78との間に、バネワッシャ84aで形成される弾性
体84が、一端部側にねじ逃げ部34を有し他端部側に
着座部74に着座するニードル弁72を有するロッド6
4に嵌合して設けられている。
【0024】このような構成の場合、第1実施例および
第2実施例と同様に、ロックナット78は、これを上昇
し続けると、バネワッシャ84aを押し上げて変形さ
せ、ねじ逃げ部34に到達する。
【0025】
【考案の効果】本考案に係るニードル弁調整機構によれ
ば、以下の効果が得られる。
【0026】ロッドの一端部に一定の距離を有したねじ
逃げ部を形成するとともに摘み部材とロックナットとの
間に弾性体を設けたので、前記摘み部材とロックナット
とが締まることがなくなる。このため、摘み部材からロ
ックナットを離すことが簡単化され、この結果、容易に
ニードル弁の開閉を行うことができるという利点が得ら
れる。また、これに伴い作業時間を減少させることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を含むスピードコントロー
ラの断面説明図である。
【図2】図1に示す第1実施例の要部拡大断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例の要部拡大断面図である。
【図4】本考案の第3実施例の要部拡大断面図である。
【図5】従来例のスピードコントローラの要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
20、20a、20b…ニードル弁調整機構 34…ねじ逃げ部 62…摘み部材 64…ロッド 72…ニードル弁 74…着座部 78…ロックナット 80、82、84…弾性体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体の着座部に対して弁体の位置を調整
    することにより流体の流量を制御するためのニードル弁
    調整機構において、一端部に摘み部材を有し、他端部に
    前記弁体を有し、周側部には弁本体に螺合するねじ部が
    形成されるとともに、前記摘み部材と前記ねじ部との間
    に一定の幅を有したねじ逃げ部が形成されたロッドと、
    前記ロッドのねじ部に螺合し、前記弁体の位置を固定す
    るためのロックナットと、前記摘み部材と前記ロックナ
    ットとの間に配設される弾性体と、からなることを特徴
    とするニードル弁調整機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載のニードル弁調整機構におい
    て、弾性体は摘み部材と一体的に形成されることを特徴
    とするニードル弁調整機構。
  3. 【請求項3】請求項1記載のニードル弁調整機構におい
    て、ねじ逃げ部の幅は、弾性体の変形量の範囲内で、ロ
    ックナットの幅より短く設定されることを特徴とするニ
    ードル弁調整機構。
JP40242890U 1990-12-27 1990-12-27 ニードル弁調整機構 Expired - Lifetime JPH0645742Y2 (ja)

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JPH0495180U JPH0495180U (ja) 1992-08-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180025558A (ko) * 2016-09-01 2018-03-09 서치수 포집튜브용 유량 밸브 조절기

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JPH0495180U (ja) 1992-08-18

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