JPH03168535A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［允明の目的］ （産業上の利用分！ｌＩＦ） 本発明は、披調理物を調理室山のターンテブルに載置し
て回転させながら加熱するようにした調理器に関する。

（従来の技術） 従来、例えば電子レンジにおいては、調理室の内底部に
披調理物を載置するためのターンテーブルを配設し、こ
のターンテーブルを回転させることにより、披１凋理物
をむらなく加熱する構成としている。この場合、ターン
テーブルを同転させるための構戊は、例えば次のように
なっている。

即ち、減速機構付きのモータ等を調理室の底阪下面側に
配設し、その底板に形成した貫通孔を介して回転軸を底
板から上方に突出させ、もってターンテーブルに固定す
る構成となっており、これにより回転や山からターンテ
ーブルに回転力が伝達されるようになっている。

（発明が鯉決しようとする課題） しかしながら、このような従来構成のものでは、上記し
たように稠理室の底仮に貫通孔を形成する構造であるた
めに、モータの回転軸と貴通孔との間隙を介して調理室
内からの水等の〆夜体が浸入する虞がある。この場合、
万一水が浸入すると、モータの性能にＦｊ／　響を与え
るだけでな＜、電気系統にも短絡等を生じる虞がある。

従って、この部分を冫一ルする等して防水手段を充分に
胞し、女全対策に備える必要があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、ターンテーブルを回転させるために調理室の底板に貫
通孔を設ける必要がなく、従って、防水手段も設ける必
要のない調理器を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、調理室の底部に被調理物が載置されるターン
テーブルを有するものを対象とし、前記ターンテーブル
の底面部にリング状の回転子を設け、この回転子に対応
して調理室の底部にリング状の振動子を設け、前記回転
子及び振動子間の軸心ずれを防止する位置ずれ防止手段
を設け、前記回転子及び振動子により前記ターンテーブ
ルを回転させる超音波モータを構成したところに特徴を
有する。

（作用） 本発明の調理器によれば、超音波モータを構戊するリン
グ状の振動子に超音波振動を付与することにより、これ
と苅をなすリング状の回転子はターンテーブルと一体に
回転される。このとき、ターンテーブルは位置ずれ防止
手段により軸心ずれを起こすことなくその回転軌道を維
持しながら回転状態が保持される。つまり、ターンテー
ブルは回転軸を介さずに振動子により直接回転力が与え
られて回転するようになる。従って、調理室内部で水等
の液体をこぼした場合でも、電気的構成部分に液体が浸
入することがなくなる。

（実施例） 以下、本発明を電子レンジに適用した場合の第１の実施
例について第１図乃至第４図を参照しながら説明する。

まず、電子レンジの全体構成は第１図に示す通りで、外
箱１内には内部を調理室２とした内箱３が配設されてお
り、この内箱３の外側面部にはマイクロ波の発生源であ
るマグネトロン４が設けられ、内箱３内部にマイクロ波
を放射することにより周知の高周波加熱の原理に基づき
被加熱物を加熱するようになっている。被加熱物として
の食品が載置される円盤状のターンテーブル５は調理室
２の底部に着脱可能に装着されており、後述するように
、その底面部と内箱３との間に構成された超音波モータ
６を駆動回路７により駆動させて回転する構成である。

また、このターンテーブル５には、底面外周部にローラ
８が複数箇所に取り付けられ、食品の栽置状態でも、超
音波モータ６から回転力が与えられるとスムーズな回転
状態が得られるようになっている。高圧トランス及び高
圧コンデンサ等からなる電源回路部９は外箱１内底部に
設けられ、マグネトロン４，駆動回路７及びその他の図
示しない電気的な構成部分に給電するようになっている
。

さて、次に、超音波モータ６の構或について述べる。第
２図は超音波モータ６部分を拡大して示す断面図で、タ
ーンテーブル５の底面中央部にカップリング１０が固定
され、その底面外周部５ａには摩擦材１１が取り付けら
れ、もって回転子１２としている。一方、内箱３の底仮
１３には下方から回転子１２と対向するようにリング状
の振動子１４が取り付けられている。この振動子１４は
、周方向に沿って多数個の振動体１５に分割された状態
で形成され、各振動体１５の下面には圧電セラミック等
の圧電素子１６が固定され、振動体１５を励振するよう
になっている。また、この振動子１４が取り付けられた
内箱３の底板１３には、各振動体１５に対応して多数個
の突部１３ａが形威されており（第３図に振動子１４の
周方向に沿った断面で示す）、各振動体１５からの振動
を回転子１２に伝達するようになっている。また、カッ
プリング１０の中央部１０ａは、回転子１２の下面より
も突出して形成されており、これと対向する出箱３の底
板１３には凹部１３ｂが形成されており、これらにより
位置ずれ防止千段１７が描或されている。つまり、ター
ンテーブル５は、この位置ずれ防止千段１７により回転
軌道が保持されるようになっている。

次に、超音波モータ６の動作原理の概略について第４図
及び第５図を参照しながら説明する。

第４図に示すように、リング状をなす振動子Ａ（実施例
中では振動子１４：以下符号のみて実胞例に対応する部
分を示す）は、周方向に沿って形或された多数個の振動
体ａ（１５）がその各下面部に取り付けられた圧電素子
ｂ（１６）により励振される。この場合、各振動子Ａは
圧電素子ｂから発する超音波振動（毎秒数万同程度）で
励振されると、振動子Ａ自身の固有振動数で振動するよ
うになり、各振動体ａの先端部分を第５図（振動子と回
転子の対向状態で示す部分拡大図）中に矢印の実線で示
すように楕円軌道を描くように振動させ、これによって
生ずる波を図中右方向に進行させる。この状態で、振動
子Ａ上に栽置され加圧接触状態にある回転子Ｂ（１２）
は、振動子Ａの発する波により、その進行方向と反対で
ある図中左方向に移動されるようになり、もって回転子
Ａに回転力が与えられるのである。

さて、上述の動作原理に話づき、本実施例においては、
振動子１４が駆動回路７により駆動されると、回転子１
２は振動子１４に生じている波により回転力が与えられ
る。これにより、ターンテ一ブル５が回転子１２と一体
となって回転するのである。そして、この場合、ターン
テーブル５の回転軌道は泣置ずれ防止手段により保持さ
れる。

このような第１の実施例によれば、ターンテーブル５は
、底面部に設けられた回転子１２と内箱３の底部に設け
られた振動子１４とにょり措成された超音波モータ６に
より回転駆動されるので、従来と異なり、内箱３の底板
１３に貫通孔を設けて回転力伝達用のモータ等の回転軸
を上方に突出させる必要がなくなる。これにより、水等
の肢体が超音波モータ６の電気的構成部分に侵入する文
がなくなり、防水手段を設ける必要がなくなると共に、
安全対策も簡！ｌ１に行え、且つ信頼性が向上する。

また、上記第１の実施例によれば、調理室２の底面には
モータの回転軸等の突出物がなくなることにより、従来
、マグネトロン４からのマイクロ波が回転軸により電界
集中をおこしたり、或は貫通孔からの電波漏れ等の不具
合が起こることもなくなる。さらに、回転軸が突出しな
いＩＭ成となることにより、調理室２の底板１３の掃除
も簡便にできるため、使い勝手が良くなるという利点も
ある。

第６図は、本発明の第２の実施例を示すもので、第１の
実施例における位置ずれ防止千段１７に代えて位置ずれ
防止千段１８をＩｇ　ｂ２したものである。

即ち、カップリングｌｏ側の底部中央に四部１ｏｂを形
成し、内箱３の底板１３例の対応する位置に突部１３ｃ
を形成しているものであり、これによっても第１の丈施
例と全く同様の作用効果が得られるものである。

尚、上記各実施例においては、超音波モータ６こおいて
、回転子１２はカップリング１ｏにより構成するように
したが、これに限らず、例えばターンテーブル５と一体
に形成されたものでも良いし、また、振動子１４は底板
１３を介して振動を回転子１２に伝達する構成としたが
、これに限らず、例えば振動子１４を調理室２内に設け
る構成としても良い。

また、上記各実施例においては、位置ずれ防止千段１７
或は１８をターンテーブル５の回転中心部分に形成した
場合について述べたが、これに限らず、例えばローラ８
の回転軌道に沿って溝を設けることにより位置ずれ防止
手段としても良い等種々の女形が可能である。

さらに、上記各実施例においては、ターンテーブル５に
ローラ８を設けた構戊のものについて述べたが、このよ
うなローラ８は必要に応じて設；ナれば良い。

そして、上記各実施例は本発明を電子レンジに適用した
場合について述べたが、これに限らず、ターンテーブル
を用いた．苅理器全般に適用できる等、本発明の要旨を
逸脱しない範囲山で種々の変形が可能である。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明の調理器によれ
ば、ターンテーブルと調理室の底部との間に形戊した超
音波モータによりターンテーブルを回転させ、その回転
軌道を位置ずれ防止手代により保持させるようにしたの
で、従来と異なり、回転軸を有する駆動用モータ等を用
いないので、調理室の底部に回転軸揮通用の貫通孔を設
ける必要がなくなり、調理室内にこぼした水等の肢体が
電気的構成部分に浸入する虞がなくなる。従って、防水
手段を施す必要がなくなり、且つ、短絡等に対する安全
対策も簡便にできるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の第１の実施例を示し、第１
図は全体構成の概略を示す正面図、第２図は要部の構成
を示す縦断側面図、第３図は超音波モータの構或部分を
周方向に沿って示す縦断側面図、第４図及び第５図は超
音波モータの動作原理の説明図であり、第６図は本発明
の第２の実施例を示す第１図相当図である。 図面中、２は調理室、３は内箱、４はマグネトロン、５
はターンテーブル、６は超音波モータ、１０はカップリ
ング、１２は回転子、１３は底仮、１４は振動子、１６
は圧電素子、１７及び１８は位置ずれ防止手段である。 ２調理室 ｆ 弟 １ 図 第 ２ 図 第 ３ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、調理室の底部に被調理物が載置されるターンテーブ
   ルを有するものにおいて、前記ターンテーブルの底面部
   に設けられたリング状の回転子と、この回転子に対応し
   て調理室の底部に設けられたリング状の振動子と、前記
   回転子及び振動子間の軸心ずれを防止する位置ずれ防止
   手段とを具備し、前記回転子及び振動子により前記ター
   ンテーブルを回転させる超音波モータを構成したことを
   特徴とする調理器。