JPH03168506A

JPH03168506A - 燃焼器

Info

Publication number: JPH03168506A
Application number: JP30730089A
Authority: JP
Inventors: Kazuya Kawakami; 和也川上; Hiroyuki Ebara; 裕行荏原
Original assignee: Dainichi Kogyo Co Ltd
Current assignee: Dainichi Kogyo Co Ltd
Priority date: 1989-11-27
Filing date: 1989-11-27
Publication date: 1991-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、燃焼用空気を強制的に供給して燃焼させる
ものに係り、特に酬熱性および耐久性に優れ、燃焼量の
可変幅を広く設定することのできる燃焼器に間するもの
である。

（従来の技術）従来、湯沸器等においては、一次空気と燃料ガスとの予
混合スが炎口平板より噴出して火炎を形成し、この火炎
に空気供給ファンから供給される二次空気を強制的に噴
出して燃焼を促進させる構成の燃焼器が広く用いられて
いる（例えば、特開平１−１４２３０５号公報参照）。

（発明が解決しようとする課題）ところで、前記したような燃焼器が小燃焼量で燃焼する
ときは、炎口平板の近傍で殆どの燃焼反応が完結し、熱
線により炎口平板の温度が上昇し熱膨張して変形を生じ
ることから、燃焼量の可変幅を広く設定しにくい欠点が
あった。

一方、大燃焼量のときは、予混合気の噴出速度が早くな
る等により炎口平板の温度が低くなるものの、代わって
二次空気を噴出する空気供給板の温度が上昇し、同様に
熱膨張して変形を生じ易いものである。

この発明は前記した課題を解決するためになされたもの
で、燃焼量の可変幅を広く設定でき、長間に亘り変形す
ることのない燃焼器を得ることを目的としたものである
。

（課題を解決するための手段）前記した目的を達成するために本発明は、一次空ヌと二
次空気を供給する空気供給ファンと、一次空気と燃料ガ
スを混合させる混合管と、混合管と連設し上面に長尺間
口を有する噴出部と、外方に張り出すように形成された
多数の無孔膨出部と各無孔膨出部を覆うように二次空気
を噴出する多数の空気噴出孔を有し、噴出部の長辺両側
に対向して立設する空気供給板と、長尺開口に内接して
予混合気を噴出する細長炎口板とを備え、且つ前記細長
炎口板は短辺略中央を頂部とするアーチ形状をなすと共
に、周縁に長手方向の熱膨張を吸収し得る水平間隙を有
して挟着されてなる構成としたものである。

（作用）以上の構成とすれば、空気供給板の温度上昇によって生
しる熱膨張に対しては、多数の無孔膨出部を形成するこ
とにより補強されているので変形せず、また、小燃焼量
で燃焼する場合、温度上昇する細長炎口板は、短辺方向
の熱膨張を膨らんで逃がすと共に、長手方向の熱膨張を
水平間隙が吸収することから変形を生じることがなく、
燃焼量の可変幅をより広く設定することができることと
なる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を湯沸器に適用しての第１図〜
第５図により説明する。

１は熱交換器２を載置する枠体で、その底壁に垂下して
空気供給ファン３を設けている。空気供給ファン３の吹
出側には、仕切板４を設けて空気室５が形成され、該空
気室５を介して空気供給ファン３と混合管６の間口部７
が連通している。混合管６に連設して上面に長尺開口８
を有する噴出部９を設け、長尺間口８に多数の炎口１０
を有する細長炎口板１１を内接している。内接させるに
、ここでは細長炎口板１ｌの長辺端縁部より垂下して複
数個の垂下片ｌ２をとびとびに設け、これとは別に垂下
片１２夫々の両端に熱膨張吸収用の水平間隙１３を確保
するに足る幅広な凹部１４を有する凹凸金具１５を形成
し、この両者をかみ合わせ凸部１６と噴出部９とを溶接
することにより垂下片１２を挟着し、一方、細長炎口板
１１の短辺端縁部も同様に、掛止金具１７どの間に水平
間隙１３を有して掛止している。なお、水平間隙１３は
同一である必要はなく、各部の熱膨張度を労慮して決定
しても構わない。

１８は噴出部９の長辺両側に対向して立投ずる空気供給
板で、その鉛直面には外方に張り出した無孔膨出部１９
を多数形成している。また更に、隣り合う無孔膨出部１
９の間および各無孔膨出部１９の上方夫々に位置して多
数の空気噴出孔２０を穿設している。空気噴出孔２０は
、二次空気通路２１および仕切板４に多数穿設された通
風口２２を介して空気室５と連通している。

なお、２３は都市ガス、灯油の気化ガス等の燃料ガスを
混合管６に噴出するノズルである。

また、本例渇沸器は灯油を燃料とする構成例を示してお
り、そのために灯油を加熱気化させる気化器２４、電磁
ボンブ２５、油受皿２６、送油管２７を介して図示しな
い油タンクと連通ずる定油面器２８、およびノズル２３
開閉用のソレノイト体２９を備えている。

次に前記した構成における動作を説明する。

熱交換器２に水が流入すると、ソレノイド体２９に給電
してノズル２３が開口すると共に、電磁ボンブ２５が始
動して気化器２４に灯油を圧送する。気化器２４は略一
定の高温に制御されているので、灯油は加熱気化して気
化ガスとなり、ノズル２３より混合管６内に噴出する。

また、空気供給ファン３も始動して空気室５に燃焼用空
のを送り込み、その一部が一次空気として開口部７より
混合管６に流入する。従って、混合管６内で一次空気と
気化ガスが混合し予混合気となって炎口１０より噴出し
、適宜の着火手段により着火・燃焼する。また、空気室
５内の残りの燃焼用空気は二次空気として通風口２２を
経て二次空気通路２１に至り、火炎の奥深くまで達する
ように空気噴出孔２０より勢いよく噴出するので燃焼が
促進し、高温度にして火足の短い火炎が形成される。こ
のことから、高さの低い小型な熱交換器２を採用できて
コストが低減すると共に、湯沸器全体も小型に形成でき
ることとなる。

叙上の燃焼により熱交換器２が加熱されるため、流入水
が眉となって出湯する。そして、大燃焼量で燃焼すると
き、予混合気は空気供給板Ｉ８の上端付近へ達するまで
に殆どの燃焼反応が完結する。よって、空気供給板１８
全体の温度が上昇して熱膨張することとなるが、無孔膨
出部１９が空素供給板１８の補強の役目を果たすと共に
、熱膨張による変形を吸収するために、二次空気が所定
方向に噴出して良好な燃焼を持続できるものである。

一方、小燃ｔｉｆｌｌで燃焼するときは、細長炎口板１
１の近傍で燃焼反応が完結する等により、至近から熱線
を受ける細長炎口板１１の温度が上昇する。しかし乍ら
、細長炎口板１１はアーチ形状をなしていることから、
膨らんで短辺方向の熱膨張を逃がすと共に、長手方向は
水平間隙１３が垂下片ｌ２の動きを許容して熱膨張を吸
収するために、長期に渡って変形することがない。

以上の如く、細長炎口板１１は温度上昇しても変形せず
、十分な耐熱性および耐久性を有するので燃焼量を一層
小さくでき、もって燃焼量の可変ｇを広く設定でき、湯
沸器に用いて出湯温度の調節幅が広がる等により使い勝
手が一段と向上するものである。

（発明の効果）以上に説明した通り本発明の燃焼器によれは次の効果が
得られる。

（１）多数の無孔膨出部を備えて二次空気を噴出する空
気供給板は、燃焼により温度が上昇しても、無孔膨出部
が補強し且つ熱膨張を吸収することから変形せず、二次
空気が所定方向に噴出して良好な燃焼を持続できる。

（２）細長炎口板ζよ短辺略中央を頂部とするアーチ形
状をなすと共に、長手方向の熱膨張を吸収するための水
平間隙を有して挟着されているので、小燃焼量の際に至
近から熱線を受けて高温となったときには短辺方向が膨
らみ、長辺方向についても水平間隙が熱膨張を吸収する
ので、長期に渡って何ら変形することがなく、耐熱性お
よび耐久性が十分であることより、小燃焼量を更に小さ
くでき、燃焼量の可変幅を広く設定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の燃焼器の一部切欠き断面斜視図、第２
図は同じく縦断面図、第３図は同じく部分分解図、第４
図は同じく拡大図、第５図は本発明の燃焼器を適用した
湯沸器の構造図である。３−・・空気供給ファン、６−−−一混合管、８長尺開
口、９−・一一噴出部、１１　・一細長炎口板、１３　
　水平間隙、１８　一空ス供給板、１　９　−−−無孔
膨出部、２０　　空気噴出孔。

Claims

【特許請求の範囲】

一次空気と二次空気を供給する空気供給ファンと、一次
空気と燃料ガスを混合させる混合管と、混合管と連設し
上面に長尺開口を有する噴出部と、外方に張り出すよう
に形成された多数の無孔膨出部と各無孔膨出部を覆うよ
うに二次空気を噴出する多数の空気噴出孔を有し、噴出
部の長辺両側に対向して立設する空気供給板と、長尺間
口に内接して予混合気を噴出する細長炎口板とを備え、
且つ前記細長炎口板は短辺略中央を頂部とするアーチ形
状をなすと共に、周縁に長手方向の熱膨張を吸収し得る
水平間隙を有して挟着されてなる燃焼器。