JPH03167527A - カラー液晶表示素子及びカラー液晶表示装置 - Google Patents

カラー液晶表示素子及びカラー液晶表示装置

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JPH03167527A
JPH03167527A JP30645189A JP30645189A JPH03167527A JP H03167527 A JPH03167527 A JP H03167527A JP 30645189 A JP30645189 A JP 30645189A JP 30645189 A JP30645189 A JP 30645189A JP H03167527 A JPH03167527 A JP H03167527A
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JP
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electrode
liquid crystal
crystal display
conductive
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JP30645189A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuhiro
憲治 松廣
Masao Ogawara
雅夫 大河原
Kazutoshi Sawada
和利 沢田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラーで高密度表示に適したカラー液晶表示
素子及びカラー液晶表示装置に関するものである。
[従来の技術] 高密度表示を行う液晶表示素子の導電接続は、通常夫々
の基板の端部に端子電極を設けて行われている。
このため、セル内面にカラーフィルターが設けられ,カ
ラーフィルター上に電極が設けられた第1の基板と、単
に電極が設けられた第2の基板とを電極面を対向させて
形成したカラー液晶表示素子においても、外部駆動回路
との導電接続は夫々の基板において行なわれていた。即
ち、夫々の基板の端部に端子電極を形威し、第1の基板
の表示用電極は第lの基板上の接続電極を経て第1の基
板上の端子電極に接続され、また、第2の基板の表示用
電極は第2の基板上の接続電極を経て第2の基板上の端
子電極に接続され、夫々の基板の端子電極に導電接続手
段を接続して外部駆動回路と導電接続を行なっていた。
[発明の解決しようとする課題1 このようにカラーフィルター上に電極が設けられた場合
、カラーフィルターの耐熱性に制約されるため、I T
 O ( InJs−SnOz) . SnOz等の透
明電極の形成時に基板温度を通常150〜200℃程度
以下としなくてはならない。
しかし、この程度の温度で形成された電極は機械的に極
めて弱く、また、基板との密着力も弱く、化学的にも充
分安定とは言えないという問題点を有している。
また、カラーフィルターの上に有機物の保護層を設け、
その上にITOを形或することが通常行われているが、
この時、電極端子を形成するITOの下にもこの有機物
層が存在することになる場合がある。この場合、端子部
のITOは機械的にも極めて弱くなるため,導電接続の
手段が制限されてしまっていた。
このため、厳しい条件下で使用される場合、カラーフィ
ルター側の電極の信頼性が不足しているものであった。
本発明の目的は、かかる欠点を改良し、信頼性の高い端
子部での導電接続を可能にしたカラー液晶表示素子及び
、信頼性の高い導電接続を有するカラー液晶表示装置を
得ることである。
[課題を解決するための手段j 本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり
、基板上にカラーフィルターを形成し、その上に電極を
形成した第1の基板と、電極を形或した第2の基板とを
電極面が相対向するように配置して、その周辺部を周辺
シール材でシールし、内部に液晶を封入してなるカラー
液晶表示素子において,第1の基板におけるカラーフィ
ルター上の電極を、第2の基板における電極に基板間導
電接続手段により導電接続してなり、かつ第2の基板の
外部駆動回路との接続の端子部分は導電性被膜を有する
ことを特徴とするカラー液晶表示素子、及び、基板上に
カラーフィルターを形成し、その上に電極を形成した第
1の基板と、電極を形成した第2の基板とを電極面が相
対向するように配置して、その周辺部をシール材でシー
ルし、内部に液晶を封入してなるカラー液晶表示素子と
外部駆動回路とを導電接続してなるカラー液晶表示装置
において、第2の基板が、第2の基板の表示用電極と、
シール外に設けられて、第2の基板の表示用電極の端子
となる第1の端子電極と、及びその表示用電極とその第
1の端子電極とを接続する第1の接続電極と、並びにシ
ール外に設けられてなり、基板間導電接続手段により第
1の基板の表示用電極と導電接続される第2の端子電極
と、及びその基板間導電接続手段とその第2の端子電極
とを接続する第2の接続電極とを有し、かつ第2の基板
上の第1の端子電極及び第2の端子電極は導電性被膜を
有するとともに外部駆動回路と導電接続されていること
を特徴とするカラー液晶表示装置を提供するものである
.本発明では、液晶表示素子の基板内面にカラーフィル
ターが設けられ、このカラーフィルターの上に電極が設
けられた構造の基板を使用する。そして、本発明では、
このカラーフィルター上の電極は端子電極とはされずに
、他方の基板に基板間導電接続手段を通じて接続され、
他方の基板上の端子電極を通じて外部駆動回路と接続さ
れる。
これにより、ハンダ付け等の高温下での処理による劣化
、接続部を剥そうとする外力による破損、取り扱い中の
傷つき、高湿度下での接続部分のITOの電気分解によ
る消失等の点で従来のカラーフィルターのない基板にお
ける外部駆動回路との接続と同等の高い信頼性を有する
導電接続が可能になる。
本発明に使用される基板としては、通常の液晶表示素子
に使用されるガラス、プラスチック等の基板が使用でき
る。
この第1の基板としては、基板上にカラーフィルターを
形成し、その上にI T O (Ir+203−SnO
a) 、Sn02等の透明電極を形成したものが使用さ
れる。
このカラーフィルターとしては、染色法、印刷法、光硬
化性着色樹脂をバターニングする方法等の公知のカラー
フィルターの形成方法が使用でき、必要に応じてそれら
の間に遮光膜を配置する、カラーフィルターと基板間に
接着性向上等の効果を有する膜を形成する、カラーフィ
ルター上にカラーフィルターの凹凸を補正したり電極の
接着性を向上させる等の膜を形成する等の構成を付加し
てもよい。
このカラーフィルターの上に電極を形成する。この電極
としては、通常は前述したような透明電極が使用され、
蒸着法、スバッタ法等公知の低温プロセスで透明電極を
形成できる方法により形成されればよい。また、この透
明電極に金属の細線等の低抵抗の非透明電極を併設して
ちよい。
第1図は、本発明の基板上の電極のパターンを示す平面
図であり、(A)は第1の基板を表わし、(B)は第2
の基板を表わしている。
本発明では、この第1の基板lのカラーフィルターの上
の電極は、表示用の電極2と、その表示用の電極を第2
の基板上の電極に基板間導電接続するための基板間導電
接続手段に繁げられる接続電極3とからなる。
一方、第2の基板では、基板上に直接電極が形成される
。もちろん、基板上にアルカリ溶出防止膜、着性向上膜
、遮光膜等を設けていてもよいし、第1の基板と同様に
金属の細線等の低抵抗の非透明電極を併設してもよい。
この、第2の基板4では、第2の基板の表示用電極5、
シール外に設けられて、第2の基板の表示用電極の端子
となる第1の端子電極6、及びその表示用電極とその第
1の端子電極とを接続する第1の接続電極7、並びにシ
ール外に設けられてなり、基板間導電接続手段9により
第1の基板の表示用電極2と導電接続される第2の端子
電極8、及びその基板間導電接続手段9とその第2端子
電極8とを接続する第2の接続電極lOを有している。
第2の基板の表示用電極5とシール外に設けられた第2
の基板の表示用電極用の端子電極6及びその表示用電極
とその端子電極とを接続する接続電極7を有する。それ
と同時に、シール外に設けられた第1の基板1の表示用
電極2の端子電極8及び第1の基板の表示用電極2から
基板間導電接続手段9により導電接続される端子電極8
と基板間導電接続手段とを接続する接続電極10を有し
ている。
これにより、第1の基坂lの表示用電極2は、第1の基
板Iの接続電極3、基板間導電接続手段9、第2の基板
の接続電極lOを経由して第2の基板4の端子電極8に
接続され、この第2の基板の端子電極8により外部駆動
回路と導電接続される。
この外部駆動回路との導電接続は、通常の液晶表示素子
で使用されている導電ゴムコネクターによる接続、ハン
ダ接続、導電異方性接着材による接続、ヒートシールに
よる接続等が使用できるほか、駆動用IC等を直接基板
上に設けるCOG方式を用いてもよい。そして本発明で
は端子電極上にカーボンペースト、銀ペースト等の厚膜
導体、Niメッキ等の薄膜導体等をを付けることによる
導体処理を行ない、導電性被膜l1を設ける。
なお、この図の例では、表示用電極、接続電極、端子電
極がストライブ状の1本の電極とされているが、本発明
はこれに限られなく、接続用電極を金属電極にしたり、
斜めに配置したり、電極の巾を部分的に変えたりする等
、通常の演晶表示素子で行われているパターン設計を行
ってもよい。
本発明では、このように外部駆動回路との導電接続が信
頼性の低いカラーフィルター上の端子電極でなく、信頼
性の高い第2の基板の端子電極で行なわれる構成を有し
ているため、信頼性の高い導電接続が可能になる。
本発明の基板間導電接続手段は、通常の液晶表示素子で
行なわれている基板間導電接続手段が使用でき、シール
内側、シール中、シール外側のいずれであっても使用で
きる。
具体的には、銀ペースト、カーボンペースト等の導電ペ
ーストを点状に印刷してもよいし、シール材中にNiメ
ッキ等により導電性とされたスペーサーを混入して用い
てもよい。
これらの内、前者は低抵抗となるので、容量(面積)の
大きな電極を接続する場合であって接続数が比較的少な
い場合に好適であり、後者はドットマトリックス表示の
ように接続数が多く、ファインピッチが要求される場合
に好適である。
また、基板間導電接続部は、第1図のように他の部分と
同じパターンの電極パターンとしてもよいし、電極の巾
を変えたり、千鳥配置(2列の配置)したりしてもよい
主として、本発明のような電極の下にカラーフィルター
を設けるのは、ドットマトリックス表示のように高密度
表示の場合が多く、基板間導電接続手段も後者のような
シール中に導電性スベーサーを混入して用いることが好
ましくなる。この場合、導電性スペーサーを混入したシ
ールは、通常のシール部の外側の所定の部分にのみ設け
る場合と、セル全体を導電性スベーサーを混入したシー
ル材でシールする方法が考えられるが、工程的には後者
のほうか有利である。またこの場合、導電性スペーサー
を混入したシールは、導電接続部においては他のシール
部分に比してシール巾を広く取ることが好ましく、通常
1.5〜4倍程度とされることが好ましい。
この場合、導電性スペーサーは、通常のシール部分で使
用される通常のスペーサーと同じ大きさのものを使用す
る。このため、金属性のスペーサーや全体が導電性のス
ベーサーよりは、非導電性スベーサーにNi, Au等
の導電薄膜をメッキ等で付着させた導電性スペーサーを
用いることが好ましい。これにより、間隙制御の均一性
を損なうことなく、接続抵抗を下げることができる。
なお、基板間導電接続部以外では、両基板の電極が対向
しないようにしておける。この場合、シールは垂直方向
(基板に垂直方向)にのみ導電性を有する異方導電性膜
として働くので、電極が形成された基板では基板間隙よ
りち広い電極間隙が取られているかぎり、隣接電極間で
の短絡は生じない。
本発明では、カラーフィルターを設ける基板はいずれの
基板でもよいが、通常は接続する端子電極の数が少ない
方の基板とすることが好ましい。例えば、 320X 
 3色×200ドットのドットマトリックス液晶表示素
子の場合には、 200本の電極群を有する基板側にカ
ラーフィルターを設けることにより、基板間導電接続手
段により接続される電極数を200本にできる。この場
合、もし他の基板側にカラーフィルターを設けると、9
60本の電極を基板間導電接続しなくてはならなくなる
。このため、前述のように200本の電極群を有する基
板側にカラーフィルターを設けることにより、パターン
上の制約が緩くなるとともに、信頼性も高くなる。
また、液晶表示素子としてツイストネマチック(TN)
/夜晶表示素子をはじめ、近年注目を集めているスーパ
ーツイストネマチック(STN)液晶表示素子、スメク
チック液晶を用いた強誘電性液晶表示素子等にも使用で
きる。
特に、液晶分子のねじれ角を160〜300@とじた表
示用のSTN液晶セルに、電極を設けない逆ねじれの液
晶素子や複屈折板等の複屈折補償手段を積層した白黒ス
ーパーツイスト液晶表示素子に適用して、これにカラー
フィルターを設けることによりカラー液晶表示素子とし
て用いる場合に好適である。このような、表示用液晶セ
ルに複屈折補償手段を積層した白黒スーパーツイスト液
晶表示素子では、複屈折補償手段により表示用液晶セル
を通過してきただ円偏光を補償し、カラーフィルターを
設けない状態では、ほぼ白黒の表示が得られるため、こ
れにカラーフィルターを設けることにより、高コントラ
スト比、広視野角のカラー液晶表示素子が容易に得られ
る。
このような白黒スーパーツイスト液晶表示素子は、基板
間隙の制御が極めて厳密に要求されるため、本発明のよ
うに電極の下にカラーフィルターを正確に設けた構成を
採ることが必要となり、本発明の導電接続構造を採るメ
リットが極めて大きい。
カラーフィルターの表面の凹凸を平滑化する層は、カラ
ーフィルター周辺のシールの下まで設けてもよいし、印
刷、フォトリソ等の手段を用いて設けないようにしても
よい。後者のほう?有機物上のシールの信頼性が多少低
い場合でち問題にならず、好ましい。
また、以上の例では、一方の基板にカラーフィルターを
設けた例を説明したが、両方の基板に分割してカラーフ
ィルターを形成して、夫々対向する基板のカラーフィル
ターが積層されていない部分の電極に基板間導電接続を
取るようにすることもできる。
本発明では、液晶表示素子の他の構成用件、即ち、配向
膜、絶縁膜、液晶材料、シール材、偏光板、反射板、照
明手段、駆動回路等は公知の液晶表示素子用の構成が使
用できる。
例えば、液晶分子を特定の方向に配向させるための処理
は、公知のラビング法、斜め蒸着法等が使用でき、必要
に応じて、電極上にSiO■、丁i0■、A1■0,等
の無機材料の膜及び/又はポリイミド、ボリアミド等の
有機材料の膜を形成した後、配向処理されればよい。
本発明は、この外、本発明の効果を損しない範囲内で、
通常の浦晶表示素子で使用されている種々の技術が適用
可能である。
本発明のカラー液晶表示素子は、パーソナルコンピュー
ター、ワードプロセッサー、ワークステーション等のカ
ラー表示素子として好適であるが、この外、カラー液晶
テレビ、カラー表示魚群探知器、カラー自動車用表示素
子、カラー表示レーダー カラー表示オシロスコープ、
カラー表示の各種ドットマトリックス表示装置等の種々
の用途に使用可能である。
[作用] 本発明では、第2の基板においては、第2の基板の表示
用電極とシール外に設けられた第2の基板の表示用電極
用の端子電極及びその表示用電極とその端子電極とを接
続する接続電極を有している。それと同時に、シール外
に設けられた端子電極で.あって第1の基板の表示用電
極の端子電極及び第1の基板の表示用電極から基板間導
電接続手段により導電接続される端子電極とを接続する
接続電極を有している。
これにより、第1の基板の表示用電極は、第■の基板の
接続電極、基板間導電接続手段、第2の基板の接続電極
を経由して第2の基板の端子電極に接続され、この第2
の基板の端子電極により外部駆動回路と導電接続される
高デューティーの表示にこのような接続を用いる場合、
接続抵抗を十分低くする必要があるが、本発明の場合第
1の基板のシール部の下に有機膜上のITOがある場合
は特に接続抵抗を下げることができる。これは導電性ス
ペーサーがめり込むため接触面積が広くなるためである
。抵抗値のコントロールはこのような構成の違い、シー
ル圧着時の圧力、混入するスベーサーの種類及び密度、
電極部の面積のコントロールによって可能であり、表示
に応じた最適設計をすれば良い。
これにより、外部駆動回路との導電接続がカラーフィル
ター上の端子電極でなされるのでないので、カラーフィ
ルター上の電極という安定性の悪い電極を用いても、高
信頼性のカラー液晶表示素子が可能となる。
[実施例1 実施例1 ガラス基板上に960本のストライプ状の列電極群(夫
々表示用電極、接続電極、端子電極が1本の縦方向のス
トライブ状の列電極に形成)及び200本のストライブ
状の接続電極と端子電極(横方向にストライブ状)を形
成し、端子部分及び基板間導電接続部分を除きSi02
−TiO2の絶縁膜を100nm厚に形成し、外部駆動
回路との接続の端子部分には無電解ニッケルメッキ及び
無電解金メッキにより複層の導電性被膜を設けた。シー
ル内側の部分には、この上にポリイミドを厚さ70nm
程度積層し、これをラビングして配向膜を形成して、列
電極基板とした。
一方、ガラス基板上に染色法によるRGB3色の厚さ 
2.0μmの厚膜カラーフィルターを形或し、この上に
日本合成ゴム(株)のオブトマーシリーズ(ポリイミド
系)のオーバーコート膜を全面に形成し、前期列電極群
と直交するように200本のストライプ状の行電極群(
夫々表示用電極と接続電極が1本の横方向のストライブ
状の行電極に形成)を形成し、基板間導電接続部分を除
き、ポリイミドを厚さ70r+m程度積層し、これをラ
ビングして配向膜を形成して、行電極基板とした。
この行電極群は、ITOを基板温度180℃でスバッタ
法で厚さ300nmに形成し、それをフオトリソ法でバ
ターニングした。
この列電極基板と行電極基板とを液晶分子のねじれ角が
90゜となるように配置して、周辺をシール材でシール
してセルを形成し、ネマチツク液晶を注入してドットマ
トリックス液晶セルを製造した。
このシール材中には、直径lOμmの積木ファインケミ
カル社製のNi/Auメッキ付きの導電性スペーサーで
ある「ミクロパールAtJJを3wt%混入して用いて
、基板間導電接続を行なう辺のみシール巾を他の辺に対
して 1.5倍にした。
また、シール内側のセル内面部分には直径7.5μmの
積水ファインケミカル社製の非導電性スペーサーである
「ミクロパール」を散布した。
この液晶セルを一対の偏光板間に配置してやはり端子部
にAuめっきの導電性被膜を設けたフレキシブル基板を
熱圧着することにより、外部駆動回路と接続して1/1
00デューテイーで駆動したところ、良好なカラー表示
が得られ、その導電接続の信頼性も高いものであった。
実施例2 実施例1と同様の960X  ZOOドットのドットマ
トリックス表示であり、基板間隙を74tmとし、液晶
分子のねじれ角を240゜とした外は実施例1と同様に
して表示用セルを製造した。
一方、電極を設けなくポリイミドの配向膜のみを設けた
基板間に、表示用セルの液晶分子のねじれ方向と逆方向
の240゜のねじれを有する液晶を封入して複屈折補償
用セルを製造した。
この表示用セルに複屈折補償用セルを積層して、その外
側に一対の偏光板を配置して、異方性導電膜で外部駆動
回路と接続して1/200デューティーで駆動したとこ
ろ、実施例1と同様に良好なカラー表示が得られ、その
導電接続の信頼性も高いものであった。
実施例3 実施例1の列電極基板と行電極基板とを用いて、周辺を
実施例1で用いた非導電性スペーサーを混入したシール
材でシールし、基板間導電接続をこのシール部のすぐ外
側で実施例lで用いた導電性スベーサーを混入したシー
ル材で行ってセルを形成し、ネマチック液晶を注入して
ドットマトリックス液晶セルを製造した。
この冫夜晶セルを一対の偏光板間に配置して異方性導電
膜で外部駆動回路と接続して駆動したところ、実施例l
と同様に良好なカラー表示が得られ、その導電接続の信
頼性も高いものであった。
実施例4 640X  3X  400ドットのドットマトリック
ス表示であり、基板間隔を6μmとし、液晶分子のねじ
れ角を250゜とし、第2の基板の端子部分には無電解
ニッケルメッキにより導電性被膜を設けた他は実施例2
と同様にして表示セルを製造した。第2の基板の導電性
被膜を設けた部分には所定の方法で、フリップチップを
半田接続する方法でチップを実装し、基板上の少数の端
子部と外部駆動回路もやはり半田接続して用いた。
この表示用セルに複屈折補償用のセルを積層し、その外
側にl対の偏光板を配置してl/400デューテイーで
駆動したところ、実施例2と同様に良好な表示が得られ
、その導電接続の信頼性も高いものであった。
実施例5 補償用のセルのかわりに一軸性の高分子フィルム2枚を
積層し、表示パネルの両外側に1対の偏光板を配置して
1/400デューティーで駆動したほかは実施例4と同
じカラー表示を作成したところ、実施例4と同様に良好
なカラー表示が得られた。
[発明の効果] 本発明では、このように外部駆動回路との導電接続が信
頼性の低いカラーフィルター上の端子電極でなく、信頼
性の高い第2の基板の端子電極で行なわれる構或を有し
ているため、信頼性の高い導電接続が可能になる。
これにより、外部駆動回路との導電接続が従来のカラー
フィルターを設けていない液晶表示素子と同様に行える
ため、基板の電極上へのメタライズ処理、ハンダ付け処
理等が自由に行えるため、導電接続の自由度が向上し、
作業性が向上し、導電接続のやり直しも可能となり、生
産性及び補修性が良くなり、かつ、電極に傷が付きにく
く、剥離を生じにくくなるため、取り扱いが容易で信頼
性も高いものとなる。
また、本発明により、第2の基板上で全ての接続が可能
になると、パネルの検査、TAB方式、チップオングラ
ス(COG)方式等の駆動回路の実装上もきわめて有利
となる。即ち、従来の方式では、第1の基板への実装を
行った後、基板を反転させてから、第2の基板への実装
を行なわなくてはならず、実装装置としても複雑なもの
となってしまう。
さらに、従来の方式では電極の下に有機物の層があるた
めに温度が上がる接続方法、例えば半田付等を行なうこ
とは困難であった。本方式では、半田付も従来通り使用
するとができ、接続方法の選択の幅も広い。
また、第2の基板に導体性被膜を有することにより、I
TOだけの場合に比べ著しく面抵抗を下げられるため、
細線の引き回し抵抗のばらつきが小さくなり、ひいては
抵抗のばらつきに起因する表示のムラも小さくなる。
また、第2の基板に導電被膜を有するため、外部駆動回
路をヒートシール、異方性導電膜、異方性導電ゴム、接
触タイプのCOG方式のような接触手段で接続する場合
にも、接触抵抗が低くなるというメリットを有する。ま
た、熱圧接よる金属/金属接合の手段でも接続が可能で
あり、もちろん半田付接続にも対応できるメリットを有
する。
尚、COGの方法は多様な方法が考えられるが、同じ導
電性のスベーサーを用いることが工程が類似であるため
好ましい。
本発明は、本発明の効果を損しない範囲内で公知の液晶
表示素子に使用される種々の応用が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基板上の電極のパターンを示す平面
図であり、(A)は第1の基板を表わし、(B)は第2
の基板を表わしている。 第lの基板    : 1 表示用電極    : 2、5 接続電極     : 3、7、10 第2の基板    : 4 端子電極     : 6、8 基板間導電接続手段: 9 導電性被膜    :ll (A) 第1 3:接続電極 図 2:表示用電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上にカラーフィルターを形成し、その上に電
    極を形成した第1の基板と、電極を形成した第2の基板
    とを電極面が相対向するように配置して、その周辺部を
    周辺シール材でシールし、内部に液晶を封入してなるカ
    ラー液晶表示素子において、 第1の基板におけるカラーフィルター上の電極を、第2
    の基板における電極に基板間導電接続手段により導電接
    続してなり、 かつ第2の基板の外部駆動回路との接続の端子部分は導
    電性被膜を有することを特徴とするカラー液晶表示素子
  2. (2)基板間導電接続手段は導電性を有するシール材か
    らなることを特徴とする請求項1記載のカラー液晶表示
    素子。
  3. (3)基板上にカラーフィルターを形成し、その上に電
    極を形成した第1の基板と、電極を形成した第2の基板
    とを電極面が相対向するように配置して、その周辺部を
    周辺シール材でシールし、内部に液晶を封入してなるカ
    ラー液晶表示素子と外部駆動回路とを導電接続してなる
    カラー液晶表示装置において、 第2の基板が、 第2の基板の表示用電極と、 シール外に設けられて、第2の基板の表示 用電極の端子となる第1の端子電極、 及びその表示用電極とその第1の端子電極 とを接続する第1の接続電極と、 並びにシール外に設けられてなり、基板間 導電接続手段により第1の基板の表示用電極と導電接続
    される第2の端子電極と、 及びその基板間導電接続手段とその第2の 端子電極とを接続する第2の接続電極と、 を有し、 かつ第2の基板上の第1の端子電極及び第2の端子電極
    は導電性被膜を有するとともに外部駆動回路と導電接続
    されている ことを特徴とするカラー液晶表示装置。
  4. (4)基板間導電接続手段は周辺シール材中にあること
    を特徴とする請求項3記載のカラー液晶表示装置。
  5. (5)外部駆動回路はICチップが基板に直接実装され
    る方式により、実装されていることを特徴とする請求項
    3または請求項4記載のカラー液晶表示装置。
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