JPH0316705Y2 - - Google Patents

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JPH0316705Y2
JPH0316705Y2 JP8396385U JP8396385U JPH0316705Y2 JP H0316705 Y2 JPH0316705 Y2 JP H0316705Y2 JP 8396385 U JP8396385 U JP 8396385U JP 8396385 U JP8396385 U JP 8396385U JP H0316705 Y2 JPH0316705 Y2 JP H0316705Y2
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shaft
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ball
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車、二輪車、飛行機等の乗物その
他動植物、人形等を模した物を遊戯者が操作する
ことにより揺動させ、遊戯者自らも揺動部に乗つ
て遊戯するようにした遊戯装置に関するものであ
る。
従来技術 従来、遊戯者が自ら揺動する乗物に乗つて遊戯
する装置には遊園地等にあるように、一定の動き
が周期的になされるものが一般的であり、遊戯者
は単に揺動に身を任せ、乗物に乗つた乗客の疑似
体験を得るものであり、年齢の低い幼児向きの遊
戯装置であつた。
しかるに従来においても遊戯者自らの動作によ
つて揺動する遊戯装置の例があるが(特開昭60−
31784号公報)、これは遊戯者の体重移動により乗
物を揺動させ、好趣的に遊戯するものである。
また揺動遊戯装置の場合、揺動部がほぼ水平状
態にある場合は問題ないが、揺動部が傾むいたと
きは一方の支持部材に重力が集中し再び水平状態
に復帰させるのに大きな力を必要としたり、ある
いは揺動部の傾き加減によつて駆動手段にかかる
負荷が異なるので円滑な働きをさせるために出力
の大きな駆動手段を用い、駆動機構も大掛かりな
ものとする必要があつた。
考案が解決しようとする問題点 以上のように従来例では遊戯者は単に揺動する
遊戯装置に乗るだけであるか、あるいは体重移動
による揺動を楽しむ程度のもので、遊戯者自らの
操縦により前後左右に揺動させるものではなかつ
た。
また揺動部を円滑に前後方向に揺動させるよう
にするためには前記した如く駆動機構を大きなも
のとしなければならず、広いスペースを必要と
し、かつコスト高ともなつた。
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その
目的する処は遊戯者自らの乗る揺動部を自らの操
縦で前後左右に揺動させることができ、かつ揺動
部の重心下方で一点支持するようにした駆動機構
を用いることで出力の小さい駆動手段を採用し、
駆動機構を小さくすることが可能な揺動遊戯装置
を供する点にある。
問題点を解決するための手段および作用 本考案は床上に設置された基台と、自動車等の
乗物または動植物・人形等を模した物および遊戯
者を乗せる揺動部と、同揺動部と前記基台との間
に介在し前後および左右方向に指向した揺動軸を
有する揺動軸部材と、前記基台に外殻を固定され
前記揺動部材の一方向の揺動軸両端に内輪を嵌着
せしめた2個の軸受と、前記揺動軸に外殻を固定
され前記揺動軸部材の他の方向の揺動軸両端に内
輪を嵌着せしめた2個の軸受と、前記揺動部およ
び前記揺動軸部材を駆動する駆動手段と、同駆動
手段に指示を与え、前記揺動部の動きを操作する
操作手段とより構成され、前記揺動軸部材の前後
および左右に指向する揺動軸の中心軸が交叉する
点の上方に揺動部の重心が位置するようにしたも
のである。
遊戯者は前記揺動部に乗り、前記操作手段を操
作することで揺動部を前後にピツチング、左右に
ローリングさせることができる。
また揺動部は重心下方で一点支持された形とな
り揺動を滑かにするとともに揺動に大きな力を必
要とせず、出力の小さな駆動手段が採用でき、駆
動機構も小型化できる。
実施例 以下第1図以降に図示した本考案の一実施例に
ついて説明する。
第1図は本実施例の揺動遊戯装置1の外観図で
ある。
同揺動遊戯装置1の下部は支持台2であり、床
上に固定されており、その上に揺動部3が前後方
向および左右方向に揺動自在に支持されている。
揺動部3は運動台となつており、遊戯者の座る
座席4と、同座席4に対向してTVモニター5が
搭載されている。
TVモニター5の手前側には操作卓6が備えら
れていて、同操作卓6上に配置された4個の操作
ボタン7を遊戯者が操作することにより揺動部3
を前後左右に揺動させることができる。
TVモニター5にはTVゲームが映し出され、
遊戯者は画面を見ながら操作ボタン7を操作し、
操作ボタン7の操作に基づいて画面が変化すると
ともに座席が動揺するのであたかも自らが飛行機
等を操縦しているような臨場感を味わえ、大いに
趣向性に富むものである。
次に揺動部3の駆動機構について説明する。
第2図は揺動部3の支持および揺動機構を説明
するための要部概略図である。
前後方向に指向した揺動連結軸10と左右方向
に指向した揺動連結軸11とが十字形に一体に形
成されており、各揺動連結軸の両端には軸受たる
ジヨインボール12,13および14,15が取
りつけられている。
前後方向揺動連結軸10の両端のジヨインボー
ル12,13は各々そのハウジングを2本足の支
柱16,17の頂部に固定されており、各支柱1
6,17自体は下方の基台21に立設されている
のでジヨインボール12,13は定位置に固定さ
れた状態にある。
揺動連結軸10,11の交叉する部分Pから
は、支持棒19が下方に延びており、同支持棒1
9と揺動連結軸10,11とは一体に構成されて
いる。
また左右方向揺動連結軸11の両端のジヨイン
ボール14,15はそのハウジングが揺動部3の
台枠18(破線で図示)に固定され、同台枠18
を支持している。
そして揺動部台枠18の後部側板は後記する上
下動連結棒20に支持されている。
以上のような構成で前記支持棒19の下端を左
右方向に移動させると、前後方向揺動連結軸10
を支軸に左右方向揺動連結軸11とともに揺動部
台枠18がローリングし、また上下動連結棒20
を上下方向に移動すれば、左右方向揺動連結軸1
1を支軸に揺動部台枠18がピツチングする。
よつて台枠18に載せられる揺動部3はローリ
ングおよびピツチングが自在であり、しかも遊戯
者を含め揺動部3の全体の重心はほぼ前記揺動連
結軸10,11の交叉部P上にあるようにしてお
り、一点支持されてバランスがとれた状態となつ
ているので駆動力は小さくて済むようになつてい
る。
この駆動機構の実際の構成を第3図以降に示
す。
基台21に立設された支柱16と17との間に
おいて、左右方向に指向してボールねじ22が基
台21に固定された一対の支持板23によつて回
転自在に支持されており(第4図、第6図参照)、
同ボールねじ22には正面の支持板23を外側に
貫通して端部にプーリ24が固着されている。
前記支持棒19の先端は溝が形成されていて該
ボールねじ22をまたいだ状態に位置する。
ボールねじ22と平行に駆動軸を持つモータ2
5が基台21に設置されており、該駆動軸の先端
に固着されたプーリ26と前記プーリ24の間に
ベルト27が架設され、モータ25の駆動をボー
ルねじ22の回転駆動に伝達するようになつてい
る。
ボールねじ22にはフランジナツト28が嵌合
されており、同フランジナツト28と一体の平板
29に突設された一対の支持片30にそれぞれジ
ヨインボール31が取り付けられていて、前記支
持棒19の先端に取り付けられた一対のジヨイン
ボール32との間に連結棒33が設けられてい
る。
したがつてモータ25が正逆転駆動するとプー
リ26,24およびベルト27を介してボールね
じ22が回転し、同ボールねじ22の回転はフラ
ンジナツト28を介して平板29を左右に移動さ
せ、さらに平板29の移動はジヨインボール3
1,32および連結棒33を介して支持棒19の
先端部を左右に移動させる。
前記した如く支持棒19の先端部の移動は揺動
部台枠18および揺動部3をローリングさせるこ
とになる。
また2本足の支柱16の間には駆動軸を垂直下
方に向けてモータ34が設置されており、駆動軸
の先端にはプーリ35が嵌着されている。
同モータ34の後方には基台21上に敷設され
た支持台36に支持部材37が立設されその後方
側面に支持板38が突設され(第3図、第5図参
照)、同支持板38の端部は支持台36との間に
介在する支持棒39によつて支持されている。
この支持板38と支持台36とによつて垂直方
向に指向してボールねじ40が回転自在に支持さ
れ、同ボールねじ40はさらに支持台36を下方
に貫通して先端部にプーリ41を嵌着している。
同プーリ41と前記モータ34の駆動軸に設け
られたプーリ35との間にはベルト42が架渡さ
れていて、モータ34の駆動によりボールねじ4
0が回転するようになつている。
該ボールねじ40にはフランジナツト43が嵌
合しており、同フランジナツト43と一体の平板
44の上面に左右一対の支持片45が固定され、
各支持片45に突設された円筒部材46にロツド
エンド形のジヨインボール47が取付けられ、同
ジヨインボール47のロツドエンド部に前記上下
動連結棒20が嵌着されている。
各上下動連結棒20の上端部にはロツドエンド
形のジヨインボール48がそれぞれ嵌着されてお
り、両ジヨインボール48間に連結棒49が嵌合
している。
そして連接棒49の中央にやはりロツドエンド
形のジヨインボール50が嵌合されている。
揺動部台枠18の後方側面には支持板51が側
面に平行に固着されており(第4図参照)、同支
持板51に内側に向けて突設された支持片52が
設けられ、同支持片52には前記ジヨインボール
50のロツドエンド部分が装着されている。
したがつてモータ34を正逆転駆動することに
より、プーリ35,41およびベルト42を介し
てボールねじ40を回転させ、同ボールねじ40
の回転によりフランジナツト43を介して平板4
4を上下動させ、同平板44の上下動と一体に上
下動連結棒20、連接棒49を介して揺動部台枠
18の後方側が上下に移動するので揺動部台枠1
8とともに揺動部3はピツチングする。
以上のように揺動部3はモータ25の駆動によ
り前後方向揺動連結軸10を軸にローリングし、
モータ34の駆動により左右方向揺動連結軸11
を軸にピツチングする。
なお本実施例の装置に使用されている各ジヨイ
ンボールは外殻のハウジング球面と、球面内輪と
の間で自由に調心できるものである。
したがつてジヨインボールは揺動部3の揺動に
ともなう連結部分の位置のずれを補正するととも
に駆動変位を伝達する役割を果たす。
特にジヨインボールが重要な役割を果たす上下
動連結棒20に嵌着されるジヨインボール47,
48および連接棒49に嵌合するジヨインボール
50について揺動部台枠18がローリングし一方
に傾いた状態を第8図に示し説明する。
上下動連結棒20は下端のジヨインボール47
の自動調心により若干の傾きを許されかつ上端の
ジヨインボール48により連結棒49も若干揺動
部台枠18が水平状態にあるときよりもずれてお
り、さらに連結棒49の中間に位置するジヨイン
ボール50のそのロツド部50aが揺動部台枠1
8と一体に傾くのを同ジヨインボール50の作用
により許している。
このように各ジヨインボールがそれぞれに自動
調心されることにより全体で揺動部台枠18の揺
動をある程度まで許している。
揺動部3の揺動角度を一定の限界内のものとす
るために前記フランジナツト28と一体に動く支
持片30にアクチユエータ53が設けられ(第4
図参照)基台21に固定された平板54に2個の
リミツトスイツチ55が所定位置に取り付けられ
ている(第3図参照)。
フランジナツト28の移動によりアクチユエー
タ53が移動しリミツトスイツチ55をオンした
ところでモータ25の駆動を停止することにより
2個のリミツトスイツチ間を移動可能範囲とし、
揺動部台枠18のローリング角度を一定範囲内の
ものとすることができる。
また同様にフランジナツト43と一体に上下動
する支持片45にアクチユエータ56を設け、支
持部材37の側面に2個のリミツトスイツチ57
を所定位置に固着しアクチユエータ56によりオ
ン、オフさせるようにしている。
よつてピツチング角度も一定範囲内とものとす
ることができる。
本実施例の遊戯装置は以上のような揺動機構を
備え、2個のモータ25,34によつて駆動する
のであるがこの2個のモータ25,34は遊戯者
が操作する前記操作ボタン7によつて制御され
る。
本実施例では操作ボタン7は操作卓6に4個前
後左右に配置されていて(第1図参照)、右のボ
タンを押せばモータ25が正回転して揺動部3の
右側を下方に揺動させ、逆に左のボタンを押せば
モータ25は逆回転して揺動部3の左側を下方に
揺動させる。
また前方のボタンを押せばモータ34が正回転
して揺動部3の前側を下に揺動させ、逆に後方の
ボタンを押せばモータ34が逆回転して揺動部3
の後側を下に揺動させる。
さらに例えば右ボタンと前方のボタンとを同時
に押すことにより揺動部3を右前方を斜め下方に
揺動させることも可能である。
よつて遊戯者はTVモニター5を見ながら操作
ボタン7を操作し揺動部3の揺動を身体に感じつ
つ遊戯することができるのであたかも実際に乗物
を操縦しているかの錯覚のもとに遊戯を楽しむこ
とができる。
しかも自動調心のジヨインボールを採用するこ
とにより速い応答の下で揺動を滑かに行うことが
可能で一層臨場感を増すことができる。
揺動部は重心下方において一点支持された形と
なつているので、駆動に大きな力を必要とせず、
モータには出力の小さいものが採用できるので機
構自体の小型化と、低い価格で提供できる。
なお本実施例では遊戯者のすわる座席自体が複
数のスプリングを介して揺動部に支持されており
座席が揺動部の動きに直接追随しないようにして
いるので揺動部の急激な動きや振動を吸収し遊戯
者に不快を感じを与えないようにしている。
また基台21は左右一対の車輪58と脚部材5
9によつて床上に支持されており、脚部材59側
の基台側端を持ち上げて車輪58を用いて容易に
本装置を移動することができる。
本実施例ではTVモニターを一個備えたものと
したが、複数にしてもよく、さらには座席を複数
とし、二人以上の遊戯者が一度に楽しむことがで
きるようにしてもよい。
また揺動部を操作する手段に操作ボタンを用い
たがジヨイステイツクあるいはハンドルを採用す
ることも可能である。
さらに遊戯者の足元にフツトスイツチを備え、
アクセルのように使用し、同スイツチが踏まれた
ときは、前記モータの回転速度を速めるようにす
ることも考えられる。
なおTVモニターを揺動部に搭載せずに単純に
揺動操作を楽しむこともできる。
考案の効果 本考案は遊戯者自体が揺動部に乗り操作手段を
操作することより自ら揺動を体感しつつ遊戯がで
きるので乗物の操縦等を疑似的に体験でき興味が
そそられるものである。
揺動部は重心下方で一点支持されたようになつ
ているので揺動が滑らかになされ乗心地がよい。
また出力の小さな駆動手段が採用でき、装置自
体の小型化とともに価格の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る揺動遊戯装置の実施例の
外観図、第2図は本実施例の揺動駆動機構を説明
するための説明図、第3図、第4図は本実施例の
駆動機構を示す斜視図、第5図は同駆動機構の正
面図、第6図はその前面図、第7図はその後面
図、第8図は揺動部台枠を傾けた状態における駆
動機構の前面図である。 1……揺動遊戯装置、2……支持台、3……揺
動部、4……座席、5……TVモニター、6……
操作卓、7……操作ボタン、10……前後方向揺
動連結軸、11……左右方向揺動連結軸、12,
13,14,15……ジヨインボール、16……
支柱、17……支柱、18……揺動部台枠、19
……支持棒、20……上下動連結棒、21……基
台、22……ボールねじ、23……支持板、24
……プーリ、25……モータ、26……プーリ、
27……ベルト、28……フランジナツト、29
……平板、30……支持片、31……ジヨインボ
ール、32……ジヨインボール、33……連結
棒、34……モータ、35……プーリ、36……
支持台、37……支持部材、38……支持板、3
9……支持棒、40……ボールねじ、41……プ
ーリ、42……ベルト、43……フランジナツ
ト、44……平板、45……支持片、46……円
筒部材、47,48……ジヨインボール、49…
…連接棒、50……ジヨインボール、51……支
持板、52……支持片、53……アクチユエー
タ、54……平板、55……リミツトスイツチ、
56……アクチユエータ、57……リミツトスイ
ツチ、58……車輪、59……脚部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床上に設置された基台と、自動車等の乗物また
    は動植物・人形等を模した物および遊戯者を乗せ
    る揺動部と、同揺動部と前記基台との間に介在し
    前後および左右方向に指向した揺動軸を有する揺
    動軸部材と、前記基台に外殻を固定され前記揺動
    部材の一方向の揺動軸両端に内輪を嵌着せしめた
    2個の軸受と、前記揺動部に外殻を固定され前記
    揺動軸部材の他の方向の揺動軸両端に内輪を嵌着
    せしめた2個の軸受と、前記揺動部および前記揺
    動軸部材を駆動する駆動手段と、同駆動手段に指
    示を与え前記揺動部の動きを操作する操作手段と
    よりなり、前記揺動軸部材の前後および左右に指
    向する揺動軸の中心軸が交叉する点の上方に前記
    揺動部の重心が位置するようにしたことを特徴と
    する揺動遊戯装置。
JP8396385U 1985-06-05 1985-06-05 Expired JPH0316705Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8396385U JPH0316705Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

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JP8396385U JPH0316705Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

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JPS61200094U JPS61200094U (ja) 1986-12-15
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ID=30633064

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