JPH03165813A - オゾン分解剤 - Google Patents

オゾン分解剤

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JPH03165813A
JPH03165813A JP2216989A JP21698990A JPH03165813A JP H03165813 A JPH03165813 A JP H03165813A JP 2216989 A JP2216989 A JP 2216989A JP 21698990 A JP21698990 A JP 21698990A JP H03165813 A JPH03165813 A JP H03165813A
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peroxide
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activated carbon
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瀬尾 純将
Norikazu Yoshida
吉田 範和
Yoshiaki Kimura
木村 儀昭
Susumu Matsumoto
進 松本
Hideki Sugi
秀樹 椙
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、オゾン分解剤に関するものである。
力のあるガスであるため、その酸化力を利用して、水処
理、悪臭威分の分解脱臭、及び化学工業での酸化剤とし
て用いられることが多くなっている二また、複写機等の
高電圧発生装置を組み込んだ機器から、無声放電により
オゾンの発生が認められる。
一方、オゾンは大気汚染防止の点から、また作業環境許
容濃度として0. 06ppm以下に規制され、十分な
除去処理が必要である。これらの処理のための従来技術
としては特開昭59−42022にも記載があるように
、(1)熱分解法、(2)薬液洗浄法、(3)活性炭法
等がある。
(1)熱分解法は、オゾンが高温で迅速に分解する性質
を利用したものであるが、オゾンを含むガスを高温で処
理しなければならないため、その処理コストが高いとい
う難点がある。
(2)薬液洗浄法は、酸化力の強いオゾンの化学的性質
を利用し、還元性の水溶液でオゾンを処理する方法であ
るが、還元剤として用いるチオ硫酸ナトリウム等の薬剤
のコストが高いこと、またその廃液の処理が必要なこと
などの難点がある。
(3)活性炭法は、活性炭層でオゾンガスの酸化力を利
用し活性炭の炭素を炭酸ガスに化学変化させてオゾンを
除去したり、あるいは、活性炭表面での接触分解により
オゾンを直接に無害な酸素に分解除去する方法であるか
、高濃度のオゾンは活性炭と激しく反応するため、爆発
の危険性がある。
また、水分の共存下では、低温に於けるオゾンの分解率
か大きく低下する難点がある。
〈発明か解決しようとする課題〉 活性炭法は、コスト的に安価であるため既に実用化され
ている方法である。例えば、特開昭49−123187
に、活性炭にシリカーアルミナゲルを混合したものが開
示されている。しかし、その寿命は短く、市場の要望を
満たしていない。また、特開昭57−77019にはM
n, V , Fe、Cu, Ni, Cr, Co、
Zn等の酸化物やこれらの塩を活性炭に担持させた触媒
や、Pd, Pt, Agを活性炭に担持させた触媒か
開示されている。しかしながら、これらのオゾンの分解
率は低く、寿命も短いことか確認されている。更に、特
開昭59−42025には鉄系オゾン分解剤で分解する
際の温度依存性か示されている。すなわち、50゜Cで
は99. 999%、30°Cでは55.9%、20°
Cでは4.2%と低温になるほどオゾンの分解率か著し
く低下することか記載されている。
上述のように低温及び/又は水分の共存下ではオゾンの
分解活性は大きく低下する。一方、オゾンガスを発生し
、使用する条件として、オゾンの特性を生かすため低温
下で発生させ、そのオゾンガスを使用する際に、水分を
多く含む高湿度の条件下で使用されることか多い。
本発明は、ガス成分中に含まれるオゾンを分解除去する
に際して、低温度、高湿度条件下においても、高活性、
長寿命のオゾン分解剤を提供することを目的としている
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、上記問題点を解決するため、オゾン分解
剤について種々検討を重ねた結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、過酸化物を含有するオゾン分解剤に関
する。
本発明のオゾン分解剤は、従来のオゾン分解剤に比べ 
オゾンの分解能か著しく高く、しかも低温度、高湿度下
においても高活性を維持し、オゾンを容易に分解するこ
とができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される過酸化物は、過酸化水素、無機過酸
化物、有機過酸化物から広く選ぶことかできるが、好ま
しいものとしては、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム
、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過酸化亜鉛、過
炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過塩素酸及びそ
の塩(ナトリウム塩等)、過硫酸及びその塩(ナトリウ
ム塩等)過リン酸及びその塩(カリウム塩等)、過酢酸
などの有機過酸、過酸化ベンゾイル等か挙げられる。
特に好ましい過酸化物としては過酸化カルシウム、過酸
化バリウム、過酸化亜鉛、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸
ナトリウムから選ばれる一種以上の化合物が挙げられる
本発明のオゾン分解剤は、性能をあげるため、通常用い
られる多孔質の担体を含むことが好ましい。好ましい担
体としては、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、シリ
カマグネシア、天然ゼオラ5 イト、合成ゼオライト、ケイソウ土、活性炭、鹿沼土、
粘土鉱物、無機繊維等をあげることかできるか、特にこ
れらに限定されることはなく、通常用いられる担体であ
ればいずれも使用可能である。
その中で,特に好ましいものは活性炭である。担体に活
性炭を用いると、オゾン分解活性か高くなり、より低い
温度で使用できるようになる。オゾン分解剤の成型物の
強度、爆発の危険性等実用面を考慮すると、担体として
活性炭を単独で用いるより、他の担体と一緒に用いるの
かより好ましい。
担体を使用する場合、オゾン分解剤に占める担体の割合
は任意であるが、好ましくは1〜99重量パーセント特
に好ましくは30〜95重量パーセントである。活性炭
を他の担体と一緒に用いる場合、担体中に占める活性炭
の割合は好ましくは5〜90重量%、特に好ましくは1
0〜70重量%である。
本発明のオゾン分解剤は使用する原料の形態により粉末
として得られることが多く、粉末の状態でそのまま使用
しても良いが、使用上の制約がある場合には、固体粒子
の大きさによって粒径1 mm6 − 程度の顆粒、2mmから20mm程度のペレット状粒剤
等、種々の形態に成型して用いることも出来る。
一般に粉末をペレット状等に成形する場合、成形し易く
するために結合剤(バインダー)を用いることが多いが
、本発明のオゾン分解剤においても例外ではなく、通常
使用される結合剤を用いて成形することは可能である。
好ましい結合剤としてはベントナイト、コロイド状シリ
カ、白陶土、カオリン、水ガラス等の無機物あるいはア
ルギン酸ナトリウム、にかわ、グルコース、デキストリ
ン、ヒドロキシプロビルセルロース( RPC)、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩(CMC) 、ポ
リビニルアルコール(PVA) 、ポリビニルピロリジ
ノン(PVP)ほか有機ポリマー系結合剤などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではなく、通常使用さ
れる結合剤であればいずれも使用が可能である。また、
この他にもハニカム状に成形したり、糸状プラフチック
成形物にオゾン分解剤を担持させて使用することも可能
であり、これら使用方法になんら制約を受けるものでは
ない。
本発明のオゾン分解剤を製造する際に使用する原料は特
に限定されず、通常入手しうるいずれの原料も使用でき
る。
本発明のオゾン分解剤を使用する際の使用温度は特に限
定されず、例えば、−10゜C〜150゜Cという広範
囲の温度において使用することが出来る。
特にO0C〜50℃という低温においても使用できる。
〈実施例〉 以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれら実施
例によりなんら限定されるものではない。
実施例1 50%過酸化カルシウム200[,合成ゼオライト10
00g及び結合剤としてカルボキシメチルセルロース・
ナトリウム塩100gに少量の水を加え、押し出し成形
機にて孔径4mmのダイスより押出した。
押出されたうどん状のオゾン分解剤は直ちにカッターに
て3〜10mm長に切り、110゜Cで乾燥して円柱状
のオゾン分解剤を得た。得られたオゾン分解剤の100
0m/ (780g)をステンレススチール製パイプ(
内径55mm)に充填し、50゜Cに保持しておいた。
該オゾン分解剤に、予め約850ppmのオゾン濃度に
調整されたオゾン含有空気を、毎分5リットルの流量で
、水封に通じ加湿した後、該オゾン分解剤に通じ、その
出口のガスをオゾンモニターに導いてオゾン濃度を検出
した。その主な破過時間のデータを第1表に示した。
実施例2 80%過酸化バリウム200g、シリヵアエロジル10
00g及び結合剤としてアクリル系ポリマーエマルジョ
ン(固形分50%含有) 200gを使用し、実施例1
と同様にしてオゾン分解剤を得た。得られた該オゾン分
解剤1000mA’ (409g)を使用して、実施例
1と同様にしてテストを実施し、その結果を第1表に示
した。
実施例3 過酸化亜鉛200g、合成ゼオライト1000g及び結
合剤としてコロイド状シリヵ(固形分約20%含有)4
00gを使用し、実施例lと同様にしてオゾン分解剤を
得た。得られた該オゾン分解剤1000rILl(57
5g)を使用して実施例1と同様にしてテストを実施し
、9 一 その結果を第1表に示した。
実施例4 実施例3で使用したオゾン分解剤と同一のオゾン分解剤
を使用し、オゾン含有ガスを加湿せずに、他は実施例l
と全く同じ条件でテストを実施した。
結果は第l表に示した。
実施例5 50%過酸化カルシウム125g、天然ゼオライト10
00g及び結合剤としてカルポキシメチルセルロース・
ナトリウム塩100gを使用し、実施例1と同様にして
オゾン分解剤を得た。得られた該オゾン分解剤1 00
0mj7 (798g)を使用して実施例1と同様にし
てテストを実施し、その結果を第1表に示した。
実施例6 過ホウ酸ナトリウム200g,シリカマグネシア200
g,天然ゼオライト800g及び結合剤としてポリビニ
ルアルコール120gを使用し、実施例1と同様にして
オゾン分解剤を得た。得られた該オゾン分解剤1000
mj (770g)を使用して実施例1と同様にしてテ
ストを実施し、その結果を第l表に示した。
1 〇 一 実施例7 実施例6において、過ホウ酸ナトリウムの代わりに過炭
酸ナトリウムを用い、そのほかは実施例6と同様にして
オゾン分解剤を得、これを用いて実施例1と同様にして
テストを実施した。結果を第1表に示した。
実施例8 実施例lにおいて、合成七オライトの半量を活性炭に置
き換えたオゾン分解剤1000yd (510g)を使
用し、温度を25゜Cにした以外は全く同様にしてテス
トを実施し活性炭の効果をみた。その結果を第1表に示
した。
比較例1 過酸化物の効果を見るため、実施例3で使用した合成ゼ
オライト1000gと結合剤としてコロイド状シリカ(
固形分約20%含有’) 400gを使用し、過酸化亜
鉛は用いずにその他は実施例1と同様にして成形して円
柱状の剤を得た。得られた剤100(W(554g)を
使用して実施例lと同様にしてテストを実施し、その結
果を第1表に示した。
比較例2 過酸化物の効果を見るため、実施例5に使用した天然ゼ
オライト1000gと結合剤としてカルボキシメチルセ
ルロース・ナトリウム塩100gを使用し、過酸化カル
シウムは用いずにその他は実施例1と同様にして成形し
て円柱状の剤を得た。得られた剤1000mj2 (7
44g)を使用して実施例1と同様にしてテストを実施
し、その結果を第1表に示した。
実施例9 50%過酸化カルシウム200g,活性炭550g、天
然ゼオライト450g及び結合剤としてカルボキシメチ
ルセルロース・ナトリウム塩100gを使用し、実施例
1と同様にして円柱状のオゾン分解剤を得た。
得られたオゾン分解剤を200mj (96g)を内径
35mmのガラス管に充填し、常温(約25゜C)にて
予め約850ppmのオゾン濃度に調整されたオゾン分
有空気を、毎分5リットルの流量で、水封に通じ加湿し
た後、該オゾン分解剤に通じ、その出口のガスをオゾン
モニターに導いてオゾン濃度を検出した。
その主な破過時間のデータを第1表に示した。
実施例l0 50%過酸化カルシウム200g、活性炭1000g 
、合成ゼオライト350g,シリカアエロジル200g
及び結合剤としてカルボキシメチルセルロース・ナトリ
ウム塩100gを使用し、実施例1と同様にして円柱状
のオゾン分解剤を得た。得られたオゾン分解剤200 
ml(104g)を使用して実施例9と同様にしてテス
トを実施し、その結果を第1表に示した。
実施例11 実施例lOで使用したオゾン分解剤と同じオゾン分解剤
を使用し、試験条件として、水封を通さないでオゾンガ
スを供給した以外は全く同じ条件でテストした。その結
果は第1表に示した。
実施例12 過酸化亜鉛250g、活性炭1ooog、シリヵアルミ
ナ450g、シリカアエロジル200g及び結合剤とし
てカルボキシメチルセルロース・ナトリウム塩long
を使用し、実施例1と同様にして円柱状のオゾン分解剤
を得た。得られたオゾン分解剤200ml(113g)
を使用して実施例9と同様にしてテストを実施− 1 
3 一 し、その結果を第1表に示した。
比較例3 通常市販されているオゾン分解剤(活性炭と鹿沼土を主
或分とした8mm径の打錠品)を200 ml(130
g)を使用し、実施例9と同様にしてテストを実施した
。破過時間のデータを第1表に示した。
比較例4 通常市販されている粒状の活性炭( 4 mm径×2〜
8mm長の円柱状ペレット)を200 mj’(114
g)使用し、実施例9と同様にしてテストを実施した。
破過時間のデータを第1表に示した。
比較例5 比較例4で使用した粒状活性炭と同じ活性炭を使用し、
試験条件として、水封を通さないでオゾンガスを供給し
た以外はまったく同じ条件でテストを実施した。結果を
第1表に示した。
実施例13 実施例10で使用したオゾン分解剤と同じオゾン分解剤
を40yd (21g)使用し、内径28mmのステン
レススチール製パイプに充填した後、予め約2000p
pm14 のオゾン濃度に調整されたオゾン含有空気を、毎分lリ
ットルの流量で約50゜Cにて該オゾン分解剤に通じ、
その出口のガスをオゾンモニターに導いてオゾン濃度を
検出した。その主な破過時間のデータを第l表に示した
比較例6 通常市販されている粒状のモレキュラーシーブ(径1/
16インチ、長さ2〜8mmの円柱状ペレット)を40
mA’(28g)使用し、実施例l3と同様にしてテス
トを実施し、その結果を第1表に示した。
1 5 − 実施例14 オゾン分解剤の爆発性を調べるため、実施例10で使用
したオゾン分解剤70ml(36g)を内径36mmの
ステンレススチール製パイプに充填し、予めオゾナイザ
ーで発生され、約4200ppmのオゾン濃度に調製さ
れたオゾン含有空気を、加湿せず毎分2.5リットルの
流量で、約30゜Cにて該オゾン分解剤に通した。24
時間後、オゾン含有空気をストップし、オゾン分解剤を
充填してあるステンレス製パイプに、振盪機で5分間振
動、衝撃を与えたかオゾン分解剤は爆発しなかった。
比較例7 実施例14において、オゾン分解剤の代りに比較例4で
使用した市販の粒状活性炭70yd (46g)を用い
た以外は同様にして爆発性試験を行った。振盪機で衝撃
を与え始めると直ぐに粒状活性炭は爆発した。
く発明の効果〉 本発明によれば、従来のオゾン分解剤の欠点を補うべく
次ぎの効果が得られる。すなわち、低温及び/又は水分
の共存下でもオゾンの分解活性は、さほど低下するわけ
ではなく、ガス成分中に含まれるオゾンを分解除去する
に際して、従来条件より低温度、高湿度条件下において
も、高活性、長寿命のオゾン分解剤を提供することかで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、過酸化物を含有するオゾン分解剤。 2、過酸化物が過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過
    酸化亜鉛、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムから
    選ばれる少なくとも一種である請求項1に記載のオゾン
    分解剤。 3、活性炭を含有する請求項1又は2に記載のオゾン分
    解剤。
JP2216989A 1989-08-29 1990-08-20 オゾン分解剤 Expired - Lifetime JPH0624608B2 (ja)

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JP22035389 1989-08-29

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