JPH03164454A - 球状セメントとその製造方法 - Google Patents

球状セメントとその製造方法

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JPH03164454A
JPH03164454A JP30146289A JP30146289A JPH03164454A JP H03164454 A JPH03164454 A JP H03164454A JP 30146289 A JP30146289 A JP 30146289A JP 30146289 A JP30146289 A JP 30146289A JP H03164454 A JPH03164454 A JP H03164454A
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Japan
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cement
spherical
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molten
flame
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JP30146289A
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Takahiko Yoshimura
吉村 孝彦
Shusuke Harada
原田 修輔
Akihiko Miyauchi
宮内 明彦
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Sumitomo Cement Co Ltd
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Sumitomo Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、水セメント比を小さくし、緻密なコンクリ
ートを製造することを可能にする球状セメントとその製
造方法に関する。
「従来の技術」 従来、セメントとして例えばボルトランドセメントを製
造するには、原科を粉砕してこれをロータリーキルンで
焼威し、その後得られたセメントクリンカーを空気で急
冷する。そして、冷却したセメントクリンカーに石膏粉
末を添加し、さらにこれをチューブミルなどにより再度
微粉砕して所望する拉度のセメントを得ろ。
「発明か解決しようとする課題」 ところで、このようにして得られたセメントにあっては
、粉砕により角張った形状となることから、粒子間の摩
擦抵抗が大きくよってセメントと水とを混練した際、流
動性および充填性にやや劣るといった課題がある。
「課題を解決するための手段」 この発明における請求項!および2記載の球状セメント
とその製造方法では、高温火炎中にセメントクリンカー
を通過させて溶融または半溶融状態とし、次いでこれを
冷却し、その後石膏を添加して球状のセメントを得るこ
とを上記課題の解決手段とした。
また請求項3および4記載の球状セメントとその製這方
法では、高温火炎中にセメントクリンカーと石膏粉末と
の混合物を通過させて溶融または半nZ融状態とし、そ
の後これを冷却して球状セメントを得ることを上記課題
の解決手段とした。
さらに請求項5および6記載の球状セメントとその製造
方法では、高温火炎中にセメントクリンカーを通過させ
て溶融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、そ
の後球状の石膏粉末を添加して球状セメントを得ること
を上記課題の解決手段とした。
以下、本発明における請求項lおよび2に記載した発明
を、ボルトランドセメントに適用した例をもとに詳しく
説明する。
まず、従来と同様に原料を粉砕してこれをロータリーキ
ルンで焼戊し、その後得られたセメントクリンカーを空
気で急冷する。そして、冷却したセメントクリンカーを
チューブミルなどによって再度微粉砕し、分級して平均
粒径60μR以下のセメント粒子を得る。ここで、セメ
ント粒子の平均粒径を60μ叉以下にするのは、最終的
に得られろ球状セメントの平均粒径を40IljI程度
以下にするためであり、また球状セメントの平均粒径を
40μ友程度以下にするのは、その流動性および充填性
を十分向上せしめるためである。なお、セメント粒子の
平均粒径を通常のセメント粒子の拉径より大きくするの
は、後述するように球状化することによって見掛けの平
均拉径が小さくなるf二めである。
次に、ブロバン,ブタン.プロピレン.アセトン.水票
などの可燃ガスや、重油,軽油などの液体燃料または石
油、さらにはオイルコークスなどの固体燃料を燃料とす
る火炎発生装置を用色し、この装置から火炎を発生せし
める。次いで、この火炎中に上記の平均粒径40μ次以
下のセメント粒子を祈定量ずつ供給してこれを溶融また
は半溶融化せしめ、さらにこれを冷却する。
すると、溶融または半溶融したセメント粒子は、その表
面張力で第1図に示すように球状化する。
ここで火炎温度としては、セメントの種類によっても異
なるが、少なくとも1300℃以上、好ましくは150
0℃以上が必要であり、l 3 0 0 ’Cより低い
とセメント粒子が十分溶融または半溶融状態に至らず、
したがってセメント粒子が十分に球状にならず好ましく
ない。また、火炎中での滞留時間としては、0.01〜
0,02秒程度が好ましい。なお、上記火炎発生装置の
燃料として天分の多いものを使用する場合には、セメン
ト成分が目標の成分となるように予めセメント原料の配
合を調整する必要がある。
その後、得られた球状のセメントクリンカー100重量
部に対しO〜5重量部程度の石膏粉末を添加し、所望す
る水硬スピードに調整して末発明の球状セメントとする
。ここで石膏粉末の添加量を0〜5重量部程度としたの
は、石膏は1300℃以上では分解して石膏の形で残る
物が少なくなることから、通常のセメントと同様の水硬
スピードの調整ができないためである。また石膏粉末の
平均粒度としては、セメントクリンカーの平均粒度に合
わせて80μ屓以下程度にするのが、得られるセメント
の流動性や充填性を高めるうえで好ましい。
このようにして得られた球状セメントにあっては、球形
であることから粒子間の摩擦抵抗が少なく、よって従来
のセメントに比べ同一の水セメント比では大きなフロー
値を有するものとなる。そして、これにより流動性がよ
く充填性らよくなることから、硬化後のセメント硬化体
の強度が従来のセメントからなるものに比べ高いものと
なる。
なお、球状セメント粒子は従来の普通のセメント粒子に
比べ表面積が顕著に減少するため、水硬スピードが遅く
なる。
また、請求項3および4記載の発明が請求項lおよび2
記載の発明の例と異なるところは、火炎発生装置の火炎
中にセメントクリンカー単独でなくセメントクリンカー
と石青粉末との混合物を供給し焼成溶融化する点である
。そしてこの場合、火炎中より取出し冷却することによ
り、石膏粉末を添加することなく球状のセメントが得ら
れる。
ここで、火炎中に供給する混合物としては、いずれもそ
の平均粒径が60ux以下程度とされ、また火炎の温度
も上記列と同様に1300℃以上とされる。さらに、こ
の場合にセメントクリンカーに混合される石膏粉末の量
は、石膏粉末の一部が1300℃以上で分解することか
ら、上記例に比べ多く配合するものとされる。
このようにして得られた球状のセメントにあっても、上
記例と同様に大きなフロー値を有するものとなり、よっ
て流動性がよく充填性もよくなることから、硬化後のセ
メント硬化体の強度が高いものとなる。
また、請求項5および6記載の発明が請求項1および2
記載の発明の例と異なるところは、得られた球状のセメ
ントクリンカーに添加する石膏粉末として、球状の石青
粉末を用いる点である。ここで球状の石膏粉末としては
、セメントクリンカーの場合と同様に高温火炎中に通過
させたり、あるいは石膏製造工程において球状化処理を
施したものなどが用いられる。
このようにして得られた球状化セメントにあっても、上
記請求項3の発明のものと同様、従来に比べその流動性
や充填性がより向上する。
なお、上記例ではこの発明をボルトランドセメントに適
用したが、他のセメント、例えば(アルミナセメント.
早強セメント.中庸熱セメント.超早強セメント,ジェ
ットセメントにも適用することができる。
「実施伊I」 以下、JIS標準モルタルに基づいた実施例によりこの
発明をさらに具体的に説明する。
従来の製造方法によりセメントクリンカーを作製し、得
られたセメントクリンカーを火炎中にて焼戊溶融(半溶
融)せしめた後、冷却して石膏粉末を加え、セメントを
得た。
得られたセメントに以下に示すような配合で標檗砂およ
び水を加えてモルタルを作製した。このモルタルの圧縮
強度.[ll]げ強度,フロー値を.MS標準モルタル
に基づいて調べ その結果を第1表に示す。
セメント;   520g 標準砂 ; l040g 水      ;   338g(W/C=65 %)
また、比較のため従来のセメントを用い、上記配合によ
りモルタルを作製し、上記実施例と同様その結果を第 l表に併記する。
第1表 第1表に示した結果より、実施例のものは比較例のもの
に比べ、圧縮強度,曲げ強度、フロー値のいずれにおい
てら優れていることが確認された。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明の球状セメントおよびその
製造方法は、高温火炎中にセメントクリンカーを通過さ
せてこれを溶融または半溶融状態とすることにより、そ
の表面張力によってセメンてこの球状のセメントにあっ
ては、球形であることから粒子間の摩擦抵抗が少なく、
よって従来のセメントに比べ同一の水セメント比では大
きなフロー{直を有するしのとなる。そして、これによ
り流動性がよく充填性らよくなることから、硬化後のセ
メント硬化体が緻密なものとなり、また強度か従来のセ
メントからなるものに比べ高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第!図は、本発明において球状化されたセメントタリン
力一の状態を示す顕微鏡写真である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高温火炎中にセメントクリンカーを通過させて溶
    融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、その後
    石膏を添加して得られたことを特徴とする球状セメント
  2. (2)高温火炎中にセメントクリンカーを通過させて溶
    融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、その後
    石膏を添加することを特徴とする球状セメントの製造方
    法。
  3. (3)高温火炎中にセメントクリンカーと石膏粉末との
    混合物を通過させて溶融または半溶融状態とし、その後
    これを冷却して得られたことを特徴とする球状セメント
  4. (4)高温火炎中にセメントクリンカーと石膏粉末との
    混合物を通過させて溶融または半溶融状態とし、その後
    これを冷却することを特徴とする球状セメントの製造方
    法。
  5. (5)高温火炎中にセメントクリンカーを通過させて溶
    融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、その後
    球状の石膏粉末を添加して得られたことを特徴とする球
    状セメント。
  6. (6)高温火炎中にセメントクリンカーを通過させて溶
    融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、その後
    球状の石膏粉末を添加することを特徴とする球状セメン
    トの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5512523A (en) * 1993-02-03 1996-04-30 Asahi Glass Company Ltd. Monolithic refractory powder mixture
JP2008001566A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Denki Kagaku Kogyo Kk アルミナセメント、アルミナセメント組成物及びそれを用いた不定形耐火物。
JP2021138588A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 株式会社トクヤマ 球状の水硬性粉末の製造方法

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