JPH03162206A - 固形ホットメルト接着剤の包装方法およびそれに用いる包装容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は、固形ホットメルト接着剤の包装方法およびそ
れに用いる包装容器に係わり、詳しくは注型および包装
を一体的になし得る固形ホットメルト接着剤の包装方法
およびそれに用いる包装容器に関する． 〔従来の技術〕 近時、ホットメルト接着剤は、接着作業の高速化と無公
害化に最も適した接着剤として、包装、製本、合板、木
工、製靴等において幅広く用いられている． 従来、ブロック状のホットメルト接着剤は、第２図にそ
の包装方法のフローシ一トを示すように、１７０℃前後
の溶融ホットメルト接着剤ＭＡをタンク２２より離型剤
を塗布した鉄製の鋳型２３に注入し（同図（ａ））、こ
れを冷却して固形化した後（同図（ｂ））、鋳型２３の
把手２３ａを把持して鋳型２３を逆さまにして固形のホ
ットメルト接着剤ＳＡを鋳型から取り出し（同図（ｃ）
）、１個づつまたは数個まとめて内面離型処理した紙箱
容器２１に箱詰めして、出荷されている（同図（ｄ））
．また、予め鋳型２３内に紙箱容器２１をセントし、冷
却後これを取り出し閉蓋した後、出荷されたりもしてい
る． 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記従来の包装方法では、紙を包装材料
として用いるため、使用時に開封する際、破損した紙片
および紙屑がホットメルト接着剤に付着したり、或いは
これらの紙片および紙屑が周囲の環境を汚染したりする
ことがたびたび生じた．また、紙片および紙屑がホット
メルト接着剤に付着した場合は、塗工した接着層への異
物混入となり、そのために塗布欠孔部が生じ、所定の接
着層が得られず、所望の接着性能が得られなかったり、
或いは最終製品に外観品質不良が生したりするなどの問
題があった． さらに、紙片および紙屑が周囲の環境を汚染した場合も
間接的に最終製品の外観品質不良につながるという問題
があった． 特に、クリーン性・清潔性が強く要求される、食品、医
療、衛生材料等の接着剤として用いる場合は、かかる問
題はあってはならないことである。

本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであって、そ
の目的とするところは、開封時の破損等によるホットメ
ルト接着剤への異物の付着・混入、周囲環境汚染のない
包装容器を提供するにある．〔課題を解決するための手
段〕 上記目的を達威するための請求項１記戦の発明に係る固
形ホットメルト接着剤の包装方法は、耐熱性の離型層が
内面に形威された耐熱性の合戒樹脂製の包装容器に、溶
融状態にあるホットメルト接着剤を注入する工程と、注
入されたホットメルト接着剤を冷却する工程と、前記包
装容器を閉蓋する工程とを有してなることを骨子とし、
また請求項２記載の発明に係る固形ホットメルト接着剤
用包装容器は、耐熱性の離型層が内面に形成され、注入
口を有し、該注入口より溶融状態にあるホットメルト接
着剤を注入して注型することが可能な耐熱性の合成樹脂
製の容器本体と、前記注入口を開閉自在に閉蓋する閉じ
蓋とを有してなることを骨子とする． 〔作用〕 包装容器に溶融状態にあるホットメルト接着剤を注入し
た後、包装容器を閉蓋するとともに、閉蓋する前、また
は、後で冷却すると、包装容器内のホットメルト接着剤
は固化して固形ホットメルト接着剤になる。このように
して、固形ホットメルト接着剤の密封パックが製造され
る．〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
下記実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更
しない範囲において適宜変更実施可能なものである． 第１図は、本発明に係る固形ホットメルト接着剤の包装
方法の一例を示す模式図であり、同図において、１ｌは
固形ホットメルト接着剤用包装容器であり、固形ホット
メルト接着剤用包装容器１ｌの真上には、ヒーターを備
えた鋼製のタンク１５が配されている．タンク１５の底
部には溶融状態のホットメルト接着剤ＭＡを包装容器１
ｌに注入するための注入管ｌ６が装着されており、また
注入管１６には、溶融ホットメルト接着剤ＭＡの注入お
よび注入停止をなすためのコック１７が装着されている
。

包装容器１１は、ポリエチレンテレフタレートを鋳型或
形して得た容器の内面に、シリコーン系、またはフッソ
系等の耐熱性の離型剤を塗布した容器本体ｌ２と、該容
器本体ｌ２を閉蓋するための閉じＭ１３とからなり、前
記容器本体ｌ２の上部には例えば１５Ｘ２０ｃｍ程度の
長方形状の開口部が設けられて、溶融ホットメルト接着
剤ＭＡを注入するための注入口１２ａが形威されている
。

以上の如き包装容器１ｌを用いて固形ホットメルト接着
剤ＳＡを包装するには、先ず、コックｌ７を回し、タン
ク１５より容器本体ｌ２に、１００〜２００℃、通常１
２０〜１７０℃程度に加熱溶融したホットメルト接着剤
ＭＡを注入する。

次いで、ホットメルト接着剤ＭＡを放冷するか、または
適宜の冷却機を用いて包装容器ｌ１の外部から強制冷却
して固形ホットメルト接着剤ＳＡとする． 最後に、容器本体１２を閉じ１１３にて閉蓋することに
より固形ホットメルト接着剤ＳＡの包装が完了する。

溶融ホットメルト接着剤ＭＡの冷却は、閉し蓋１３の閉
蓋後に行ってもよい． なお、上記実施例では、包装容器１１として、ポリエチ
レンテレフタレート製のものを使用したが、本発明にお
いては、溶融ホットメルト接着剤ＭＡの包装容器ｌｌ内
での温度は、溶融ホットメルト接着剤ＭＡが注型可能な
程度に流動する程度の温度であれば充分であるので、耐
熱性がポリエチレンテレフタレートより劣る池の熱可塑
性樹脂、例えばポリプロピレンまたはポリエチレンテレ
フタレート以外に、例えばポリカーボネート、メチルベ
ンテンボリマー、ボリフェニレンスルフィド、ポリスル
ホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスル
ホン、ボリフェニレンオキサイド、ナイロン等の耐熱性
プラスチックを容器材料として用いることも可能である
。

また、上記実施例では、注入口が長方形状の包装容器に
ついて説明したが、注型時に溶融ホットメルト接着剤を
注入することが可能であって、開封時に取り出しが容易
な形状のものであれば、楕円状、円状、正方形状等、種
々の形状のものであってよい。

さらに、密封性をあげて塵埃の侵入を防止するため、さ
らにこれをフィルムなどで真空パックしてもよい。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明したように、本発明に係る包装容器を
用いれば、容器の破損により開封の際に生じる包装部材
の接着剤への付着・混入および周囲環境の汚染がなく、
さらに注型と包装とを一体的、且つ、迅速になし得る等
、本発明は優れた特有の効果を奏する．

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る固形ホットメルト接着剤の包装
方法の一例を示す模式図、第２図は従来の包装方法のフ
ローシートである． １１−・包装容器 １２一容器本体 １３−・閉し蓋 ＭＡ−一溶融ホットメルト接着剤 ＳＡ−一一固形ホットメルト接着剤 特 許 出 願 人 サンスター技研株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．耐熱性の離型層が内面に形成された耐熱性の合成樹
   脂製の包装容器に、溶融状態にあるホットメルト接着剤
   を注入する工程と、 注入されたホットメルト接着剤を冷却する 工程と、 前記包装容器を閉蓋する工程とを有してな ることを特徴とする固形ホットメルト接着剤の包装方法
   。
2. ２．耐熱性の離型層が内面に形成され、注入口を有し、
   該注入口より溶融状態にあるホットメルト接着剤を注入
   して注型することが可能な耐熱性の合成樹脂製の容器本
   体と、 前記注入口を開閉自在に閉蓋する閉じ蓋と を有してなることを特徴とする固形ホットメルト接着剤
   用包装容器。