JPH03160950A - オクタコサノール含有機能性菓子類 - Google Patents

オクタコサノール含有機能性菓子類

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JPH03160950A
JPH03160950A JP1296256A JP29625689A JPH03160950A JP H03160950 A JPH03160950 A JP H03160950A JP 1296256 A JP1296256 A JP 1296256A JP 29625689 A JP29625689 A JP 29625689A JP H03160950 A JPH03160950 A JP H03160950A
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JP
Japan
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octacosanol
confection
confectionery
raw materials
functional
Prior art date
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JP1296256A
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English (en)
Inventor
Chiaki Toya
戸矢 千明
Toru Okamoto
亨 岡本
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T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オクタコサノールを有効成分として含有する
マイルドで優れた香味に改善された機能性菓子類に関す
る。
さらに詳しくは、本発明は、食感にザラザラとした異味
感がなく、優れた香味改善機能を有し、更に体力増強、
疲労回復、精力増進、ストレス解消などの各種の優れた
生理活性機能を有するオクタコサノールを含有する香味
の改善された機能性菓子類に関する。
(従来の技術) 最近、体力増強、疲労回復、精力増進、ストレ1 ?解消など各種の生理活性機能を有する機能性材料が注
目され、該■材料・および該材料を含有する機能性食品
類の開発が活発に行われてきている。例えば、小麦胚芽
油中に・含まれるオクタコザノールも注目されている機
能性材料の一つである。
このオクタコサノールは、人体の運動量の増加、耐久力
の向上、活カの増強、筋肉の痛みの軽減などの生理活性
機能を有することが知られており、その有効性が認めら
れている(”The Physiologicat E
ffect of Wheat Germ Oil o
n Human in Exerc ise” , C
har les .C.Thomas , publ 
isher , Spr ingf ie Id ,1
.1972)。
上述のような効果は、オクタコサノールが人体の基礎代
謝レートを安定化させ、それにより筋肉のグリコーゲン
貯蔵量を改善することができるために生ずるものとされ
ている。
以上のように、オクタコサノールは、人体の耐久力、精
力、体力の増強、筋カアップ、心臓機能の強化、酸素運
搬能の向上などに効果のある生理活性物質であり、今後
広く飲食品用、化粧品用の2 機能性素材として期待される物質である。
しかしながら、このオクタコサノールは、非水溶性の白
色の固体(融点80゜C以上)であり、そのまま食した
場合口中でザラザラとした異味感のある食感を有し、そ
のまま食するには問題があった。そのため、従来、ゼラ
チンカプセルあるいは錠剤に或型したものが栄養補助食
品として市販されていた。しかし、錠剤の場合は、その
食味は良くなく口中でかむと粉っぽく食品としては適さ
ないものであった。また、ゼラチンカプセルの場合も味
わって食べることができず、水とともに飲み込まざるを
得ないものであった。
そこで、上述のような問題を解決するため、オクタコサ
ノールをキャンディーに配合して食味のよい状態でしか
も効率よくオクタコサノールを人体に供給することので
きる栄養補助食品についての改善提案がなされている(
特開昭63−116645号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記提案のオクタコサノールを3一 キャンディーに配合した栄養補助食品は、香味の面で必
ずしも満足できるものではなく、キャンディー以外の香
味の改善された機能性食品の出現が望まれていた。
そこで、本発明者らは、生理的活性機能を有するオクタ
コサノールを食感に異味感なく、シかも香味の改善され
た状態で食することのできるオクタコサノール含有食品
について鋭意研究を行ってきた。
その結果、オクタコサノールを菓子類原材料に配合する
ことにより得られる機能性菓子類が、食感に異味感なく
食することができるばかりでなく、予想外にもまろやか
でマイルドな味覚に香味が改善されることを発見して、
本発明を完威した。
従って、本発明の目的は、オクタコサノールを有効威分
として菓子類原材料に配合することにより、マイルドで
食感に異味感がなく、シかも香味が改善され、さらにオ
クタコサノールが保有する疲労回復、体力増強などの生
理的活性機能を有する機能性菓子類を提供するにある。
4 (課題を解決するための手段) 本発明は、上述の従米提案の問題点を解決するためにな
されたもので、本発明によれば、オクタコサノールを菓
子類の原材料に配合することにより、食感に異味感を有
することなく、更に、まろやかでマイルドな味覚に香味
の改善された機能性菓子類を提供することができる。
本発明で用いるオクタコサノールは、炭素数28の直鎖
脂肪族アルコールであり、純品は融点約83゜Cの白色
固体である。天然界においては、小麦胚芽油をはじめと
してアルファル7ア草、リンゴの果皮、ぶどうの果皮、
米糠、砂糖キビなどから得られる植物ワックス中に1−
100ppmの濃度で極微量含まれている。
本発明においては、上述のワックス類からオクタコサノ
ールを分離濃縮した市場で容易に入手できる純度5〜2
0%程度の天然産のオクタコサノールか一般的には使用
される。また、この純度のものに制約されることなく更
に精製した高純度品のものを使用することもできる。市
場で入手でき5 る該オクタコサノールは、オクタコサノールと構造類似
の長鎖アルコールであるトリアコンタノール、テトラコ
サノール、ヘキサコサノールなどを含んだ混合物である
が、これら長鎖アルコールは、オクタコサノールの生理
活性機能に影響を与えることはないので、混合物の状態
で使用しても何らさしつかえない。
本発明におけるオクタコサノール(純度lO%として、
以下同様)の配合量は、菓子類の種類によっても異なる
が、通常、菓子類の原材料100重量部に対して約0.
Ol〜約2重量部を例示することができ、より好ましく
は、約0.05〜約1重量部を挙げることができる。
オクタコサノールの配合量は、特に上記した範囲に限定
されるものではないが、余り多すぎると均一に混合する
のがむつかしく、オクタコサノールが析出しやすくなる
ので、食味が落ちる傾向がでる。また、逆に少なすぎる
と、オクタコサノールの機能、効果が発揮しにくくなる
ので上述の範囲にするのが望ましい。
6 また、本発明の機能性菓子類は、主として、例えば、小
麦粉:砂糖、ブドウ糖などの糖質;バタ、マーガリン、
ショートニング、カカオバター植物硬化油などの油脂:
ミルク、粉乳、練乳などの乳製品;カカオマス;食用色
素:香料:卵;膨張剤;滑沢剤;結着剤;乳化剤;酸味
料などから製造される菓子類の原材料にオクタコサノー
ルを配合せしめ、例えば、焼或、ねり上げもしくは打錠
することにより容易に製造することができる。
上述の焼或する場合における上記菓子類の焼成温度は、
菓子の種類にもよるが、通常は160℃〜300゜Cで
行われる。特に、香味の改善が認められる180°C〜
250゜Cで行うのが好ましい。
例えば、上述のようにして製造される本発明の機能性菓
子類としては、例えば、ビスケット、クッキー、パイ、
ケーキなどの焼き菓子:ポテトチップ、パフスナックな
どのスナック;錠菓;チョコレート;チューインガム;
ソフトキャンディゼリーキャンディーなどを好ましく挙
げることができる。
7 本発明の機能性菓子類の製造は、菓子類の種類によって
も異なるが、一般的には、例えば、オクタコサノールを
前記の菓子類原材料と均一に混合、所望により練り合わ
した後、常法により容易に行うことができる。
本発明の代表的な菓子類である(1)錠菓、(2)焼き
菓子(クッキー)(3)チョコレートを例に挙げてその
製造法について以下に説明する。
(1)錠菓の製造 錠菓の製造は、例えば、噴霧乾燥などの手段を用いて粉
末化したオクタコサノールパウダー(オクタコサノール
含有量0.15%、パウダーは以下同様)1重量部を砂
糖、ブドウ糖などの糖質、結着剤、滑沢剤、酸味料、色
素、香料などの錠菓の原材料2〜20重量部と均一に粉
体混合、所望により造粒した後、打錠することにより容
易に行うことができる。
(2)焼き菓子(クッキー)の製造 クッキーの製造は、微粉砕化したオクタコサノール1重
量部を小麦粉、糖質、油脂、乳製品、卵、8 膨張剤、乳化剤、香料などのクッキー原材料50〜50
00重量部と均一に混合した後、約180℃〜約220
℃の温度で焼き上げることにより容易に行うことができ
る。
上記のオクタコサノールとクッキー原材料との混合の形
態は、特別に制約されることはなく、例えば、粉体状で
行うことができ、また、あらb)じめ練り合わせたクッ
キー原材料にオクタコサノールを添加して行うこともで
きる (3)チョコレートの製造 チョコレートの製造は、微粉砕化したオクタコサノール
1重量部をカカオバター、カカオマス、糖質、粉乳など
のチョコレートi材料50〜I0000重量部と均一に
混合した後、ナンパリングなどの常法の手段を用いるこ
とにより容易に行うことができる。
上述のようにして得ることのできるオクタコザノールを
含有する本発明の機能性菓子類は、味がマイルドでザラ
ザラとした異味感はなく、優れた食感を有しており、オ
クタコサノールを配合して9 いない菓子類と比較して香味が著しく改善されている。
以下に、本発明について、実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。
(実施例) 実施例l 錠菓の製造 下記に示す配合割合で常法により錠菓組戒物を調製した
(組成)          (配合割合)オクタコサ
ノールパウダー    100砂糖(粉糖)     
     787レモン果汁パウダー        
20クエン酸(微粉)25 天然着色剤             35%ゼラチン
水溶液        40滑沢剤         
     20レモン香料(パウダー)       
 51000 上記組或物を常法により打錠してオクタコサノ10 ル含有の新規錠菓(1個の重量は2g)を調製した。一
方、上記組或物からオクタコサノールを除き、オクタコ
サノールを含まない錠菓(1個の重量は2g)を調製し
た。オクタコサノールを配合した新規錠菓と該化合物を
加えていない上記の錠菓について、専門パネラーIO人
により比較した。その結果、専門バ不ラーlO人の全員
がオクタコサノールを加えた新規錠菓は、該化合物を加
えていない錠菓と比較して、口中での食感に異味感がな
く、マイルドな香味に改善されており、格段に優れてい
るとした。
実施例2 クッキーの製造 下記に示す処方に従って常法によりクッキー組戒物を調
製した。
(組戒)          (配合割合)オクタコサ
ノール          l小麦粉(薄力粉’)  
      1 000上白糖           
 310ショートニング         37011 食塩                8レシチン  
            lベーキングパウダー   
       3炭酸水素アンモニウム       
 4水                      
150バターフレーバー           ll8
48 上記組戊物を常法に従って焼成し、オクタコサノール含
有の新規クッキー(1個の重量は8g)を調製した。一
方、上記処方よりオクタコザノルを除き、オクタコサノ
ールを含まないクッキー(1個の重量は8g)を調製し
た。オクタコザノルを配合した新規クッキーと該化合物
を加えていない上記のクッキーについて、専門パネラー
10人により比較した。その結果、専門パネラー9人が
オクタコサノールを加えた新規クッキーは、該化合物を
加えていないクッキーと比較して、日中での食感に異味
感がなく、マイルドな香味に改善されており、格段に優
れているとした。
実施例3 12 ミルクチョコレートの製法 下記に示す処方に従って常法によりミルクチョコレート
組威物を調製した。
(組或)          (配合割合)オクタコサ
ノール         1.0コーンサラダ油   
       20.0レシチン          
   3.0カカオバター          230
.0カカオマス           150.0粉糖
              443.0全脂粉乳  
          150.0食塩(微粉)1.0 バニリン             0,5チョコレー
トフレーバー      1.51000.0 上記組戊物を常法に従ってねり上げ、オクタコサノール
含有の新規ミルクチョコレートを調製した。一方、上記
処方よりオクタコサノールを除き、オクタコサノールを
含まないミルクチョコレートを調製した。オクタコサノ
ールを配合した新規ミ13 ルクチョコレートと該化合物を加えていない上記のミル
クチョコレートについて、専門パネラー10人により比
較した。その結果、専門パネラーIO人の全員がオクタ
コサノールを加えた新規ミルクチ3コレートは、該化合
物を加えていないミルクチョコレートと比較して、口中
での食感に異味感がなく、マイルドな香味に改善されて
おり、格段に優れているとした。
(発明の効果) 本発明は、オクタコサノールを有効威分として菓子類原
材料に配合することにより、マイルドで食感に異味感が
なく、シかも香味が改善され、さらにオクタコサノール
が保有する疲労回復、体力増強などの生理的活性機能を
有する機能性菓子類を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オクタコサノールを有効成分として含有すること
    を特徴とする香味の改善された機能性菓子類。
JP1296256A 1989-11-16 1989-11-16 オクタコサノール含有機能性菓子類 Pending JPH03160950A (ja)

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JP1296256A JPH03160950A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 オクタコサノール含有機能性菓子類

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JP1296256A JPH03160950A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 オクタコサノール含有機能性菓子類

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ID=17831217

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JP (1) JPH03160950A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0901804A1 (en) * 1997-09-12 1999-03-17 Loders Croklaan B.V. Fat continuous dispersions
CN104782867A (zh) * 2015-04-20 2015-07-22 王永帮 一种糖果用増香调味组合物

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