JPH03157086A

JPH03157086A - Ｐａｌ／ｓｅｃａｍ兼用受信装置

Info

Publication number: JPH03157086A
Application number: JP29643389A
Authority: JP
Inventors: Yuji Sakai; 裕司酒井
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1989-11-15
Filing date: 1989-11-15
Publication date: 1991-07-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、例えばフランスのように、ＰＡＬ方式のテ
レビジョン放送とＳＥＣＡＭ方式のテレビジョン放送の
両者を受信するのに使用されるＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ兼用
受信装置に関する。

〔発明の概要〕

この発明は、ＰＡＬ方式とＳＥＣＡＭ方式のテレビジョ
ン放送を受信しうるＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ兼用受信装置に
おいて、色副搬送波を検出することによってＰＡＬ方式
とＳＥＣＡＭ方式とを識別するための第１の判別情報を
発生する回路と、第１の判別情報とＶＨＦローバンドを
受信中であることを示す第２の判別情報から映像中間周
波フィルタの通過帯域内に受信された映像中間周波信号
が入るように、局発周波数をシフトする回路とが備えら
れており、ＰＡＬ方式及びＳＥＣＡＭ方式の全ハンドを
自動選局することができる。

〔従来の技術〕

イギリス、西ドイツ等では、ＰＡＬ方式がカラーテレビ
ジョン方式として採用されているが、地方によっ°ては
、フランスのＳＥＣＡＭ方式のカラーテレビジョン放送
を受信できる必要がある。−方、フランスでも、周辺の
国のＰＡＬ方式のカラーテレビジョン放送を受信できる
必要がある。これらの必要性からＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ兼
用受信装置が使用されている。

テレビジ目ン受信装置の選局方式の一つとして、受信周
波数帯域を走査して、放送波のある周波数で自動的に走
査が停止する自動選局或いはサーチ選局と称されるもの
が知られている。この自動選局システムは、映像搬送波
の有無と対応するＡＦＴ（自動微開１ｍ）信号と水平同
期信号及び垂直同期信号の有無とから放送波が有ると判
定するものである。

かかる自動選局システムをＰＡＬ／Ｓ、ＥＣＡＭ兼用受
信装置に採用しようとすると、両テレビジョン方式の間
で、ＶＨＦローバンドに関する伝送方式が異なることか
ら問題が生じる。

第３図Ａは、ＰＡＬ方式のＶＨＦローバンド、ＶＨＦＡ
イハント、Ｕ　ＨＦとＳＥＣＡＭ方式ノｖ方式ノビＨＦ
ハイバンドとの伝送方式を示している。つまり、映像搬
送波Ｐ（搬送波周波数ｆｐ）より上側に変調映像信号の
側帯波成分と変調音声信号（音声搬送波Ｓ、搬送波周波
数ｆｓ）とが分布している。従って、局発信号しく局発
周波数ｆりでアッパーヘテロダイン検波することで、映
像中間周波信号が得られる。映像中間周波数ｆｔ（＝ｆ
Ｉｌ−ｆｐ）は、ＰＡＬ方式の場合の３８゜９Ｍ七又は
ＳＥＣＡＭ方式の３２．７Ｍ七である。

第３図Ａの場合には、破線で示す映像中間周波フィルタ
の帯域内に映像中間周波信号が入り、自動選局が正常に
行われる。

しかしながら、ＳＥＣＡＭ方式のＶＨＦローバンドでは
、第３図Ｂに示すように、映像搬送波Ｐより下側に変調
映像信号の側帯波成分と音声信号とが位置する周波数関
係とされている。従って、アッパーヘテロダイン検波し
た時には、映像中間周波数ｆｉの上側に映像信号成分が
位置し、映像中間周波フィルタの帯域内に含まれる成分
が少なくなる。従って、映像検波した結果、第３図Ｃに
示すように、映像信号の高域の周波数成分が殆ど無い信
号となる。しかし、映像搬送波Ｐがあり、水平同期信号
及び垂直同期信号が得られるので、自動選局時に周波数
の走査が停止する。このため、自動選局でＰＡＬ方式及
びＳＥＣＡＭ方式のＶＨＦローバンドを受信することが
できなかった。ｒＣは、色副搬送波周波数を示している
。

（ｆ　ｔ＝３８．９Ｍセ）の受信装置と同様に、（ｆ　
１＝３２．７Ｍ七）の受信装置でも、問題が生じる。Ｓ
ＥＣＡＭ方式の受信装置では、ＶＨＦハイバンド及びＵ
ＨＦｏでは、ロウアーヘテロダイン検波がされ、ＶＨＦ
ローバンドでは、アッパーヘテロダイン検波がされる。

従って、第４図Ａに示すように、ＳＥＣＡＭ方式のＶＨ
Ｆハイバンド及びＵＨＦ、ＰＡＬ方式のＶＨＦハイバン
ド及びＵＨＦでは、ロウアーヘテロダイン検波がされる
。

その結果、第４図Ａで破線で示す映像中間周波フィルタ
の帯域に映像中間周波信号が含まれる。また、ＳＥＣＡ
Ｍ方式のＶＨＦローバンドの映像中間周波信号も同様に
、映像中間周波フィルタの帯域内に入る。

しかしながら、ＰＡＬ方式のＶＨＦローバンドの信号を
アッパーヘテロゲイン検波すると、第４図Ｂに示すよう
に、映像中間周波信号の主として高域成分が映像中間周
波フィルタの帯域に含まれない。従って、自動選局時に
、周波数の走査が停止するが、正常な受信画像が得られ
ない問題が生じる。

〔発明が解決しようとする課題〕

自動選局を行う時に、その地域で受信でき不放送波をテ
レビジョン方式の切り換えを行わずにできることが望ま
しい。しかしながら、従来の受信装置は、上述のように
、ＰＡＬ方式とＳＥＣＡＭ方式とでＶＨＦローバンドの
周波数関係が異なるために、全バンドに関しての自動選
局ができなかった。このために、ＰＡＬ方式の自動選局
とＳＥＣＡＭ方式の自動選局とを別個に行う必要があっ
た。

従って、この発明の目的は、ＰＡＬ方式及びＳＥＣＡＭ
方式の全バンドで自動選局ができるＰＡＬ方式／ＳＥＣ
ＡＭ兼用受信装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、ＰＡＬ方式とＳＥＣＡＭ方式のテレビジョ
ン放送を受信しうるＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ兼用受信装置に
おいて、色副搬送波を検出することによってＰＡＬ方式とＳＥＣ
ＡＭ方式とを識別するための第１の判別情報を発生する
回路８と、第１の判別情報とＶＨＦローバンドを受信中であること
を示す第２の判別情報から映像中間周波フィルタ３の通
過帯域内に受信された映像中間周波信号が入るように、
局発周波数をシフトする回。

路２．６とを備えている。

〔作用〕

ＶＨＦローバンドを自動選局する時に、（ｆｉ＝３８．
９ＭＨｚ）の受信装置でＳＥＣＡＭ方式のＶＨＦローバ
ンドの放送波を受信した時では、色副搬送波が検出され
ない。従って、この放送波がＳＥＣＡＭ方式と判定され
、局発周波数がシフトされる。その結果、映像中間周波
信号の映像搬送波の周波数もシフトし、映像中間周波フ
ィルタの帯域に映像中間周波信号が入るようにされる。

この結果、ＳＥＣＡＭ方式のＶｌ（Ｆローバンドの放送
波も自動選局動作で選局できる。（ｆｉ＝３２゜７　Ｍ
Ｈｚ）の受信装置の場合でも、ＰＡＬ方式の■ＨＦロー
バンドの放送波も同様に自動選局で受信できる。

［実施例〕以下、この発明の一実施例について説明する。

この一実施例は、ＰＡＬ方式の受信装置であって、ＳＥ
ＣＡＭ方式の放送をも受信できるようにした例である。

第１図において、１がアンテナ、２がチューナ、３が映
像中間周波増幅及び検波回路である。映像中間周波増幅
及び検波回路３には、２種類（即ち、標準の周波数と後
述のようにシフトされた周波数）の映像搬送波周波数に
対応してＡＦＴ用同調回路４Ａ及び４Ｂが設けられてい
る。これらの同調回路４Ａ及び４Ｂは、制御回路６から
の制御信号により切り換えられる。映像中間周波増幅及
び検波回路３からの複合カラー映像信号が出力端子５に
取り出される。出力端子５には、図示せずも、ＰＡＬ方
式及びＳＥＣＡＭ方式の夫々のカラー映像信号も色復調
するための回路が接続されている。

チューナ２は、例えばＰＬＬシンセサイザ方式のもので
、マイクロコンピュータからなる制御回路６から選局デ
ータ及びバンド切り替え信号が供給される。映像中間周
波増幅及び検波回路３には、ＡＦＴ　（自動微開１１）
回路が設けられている。ＡＦＴ回路で形成されたＡＦＴ
信号が制御回路６に供給される。また、水平同期信号及
び垂直同期信号が映像中間周波増幅及び検波回路３から
制御回路６に供給される。ＡＦＴ信号により、映像中間
周波数が３８．９ＭＨｚとなるように、局発周波数が制
御される。また、ＡＦＴ信号で示される映像搬送波信号
の有無と水平同期信号及び垂直同期信号の有無とから放
送波の有る周波数で走査が停止する自動選局がなされる
。

検波されたカラー映像信号がバンドパスフィルタフに供
給される。バンドパスフィルタ７は、色副搬送波周波数
ｆｃを中心とした通過帯域を有する。ＰＡＬ方式受信用
のチューナの時では、４゜４３ＭＨｚが色副搬送波周波
数ｆｃである。バンドパスフィルタフの出力信号が判別
回路８に供給される。判別回路８は、バンドパスフィル
タフの出力信号の有無を判別する。判別回路８の出力信
号は、色副搬送波の有無を示しており、この判別回路８
の出力信号が制御回路６に供給される。

上述の一実施例は、ＰＡＬ方式の受信装置であるため、
アッパーヘテロダイン検波がなされる。

ＰＡＬ方式のＶＨＦローバンド、そのハイバンド、その
ＵＨＦとＳＥＣＡＭ方式のハ・イバンド、そのＵ　ＨＦ
の放送信号は、第２図Ａに示すように、映像搬送波Ｐ（
映像搬送波周波数ｆｐ）の上側に色副搬送波Ｃ（色副搬
送波周波数ｆｃ）と変調音声信号Ｓ（音声搬送波周波数
Ｉｓ）とが位置している。従って、アッパーヘテロダイ
ン検波した結果の映像中間周波信号は、破線で示す映像
中間周波フィルタの帯域に含まれる。この場合では、映
像搬送波Ｐが有ることを示すＡＦＴ信号が発生し、また
、水平同期信号、垂直同期信号が検波出力として得られ
、更に、色副搬送波の有ることを示す出ノｊ信号が判別
回路８から得られる。

制御回路６は、ＶＨＦローバンドを受信していることが
バンド切り替え情報から分かっている。

従って、ＶＨＦローバンドを選局する時に、上述のよう
に、放送波が有り、また、色副搬送波が有る時には、Ｐ
ＡＬ方式のＶＨＦローバンドの放送波を受信していると
判断する。

一方、ＳＥＣＡＭ方式のＶＨＦローバンドは、第２図Ｂ
に示すように、映像搬送波の下側に側帯波成分、色副搬
送波、変調音声信号が位置しているため、アッパーヘテ
ロダイン検波で得ら′れる映像中間周波信号の一部しか
破線７で示す映像中間周波フィルタの帯域内に含まれな
い。従って、映像搬送波Ｐ及び水平同期信号、垂直同期
信号が検出されるのに対し、色副搬送波が検波出力に含
まれない。

判別回路８により色副搬送波が無いことが判別されると
、制御回路６は、ＳＥＣＡＭ方式のＶｆ（Ｆローバンド
内の放送波を受信したと判断する。

この判断に基づいて、チューナ２に対する選局データを
変更し、局発周波数ｆ！をΔｆシフトする。

Δｆは、４から５ＭＨｚ程度に選ばれる。従って、第２
図Ｃに示すように、映像中間周波数もｆｉがら（ｆｉ−
Δｆ）シフトし、映像中間周波信号がフィルタの帯域内
に入る。また、映像中間周波増幅及び検波回路３に設け
られているＡＦＴ用の同調回路の同調周波数をｆｉから
（ｆｉ−Δｆ）に切り換えるための制御信号が制御回路
６がら発生する。上述のように、局発周波数のシフトと
同調周波数の切り替えを行ってから、ＳＥＣＡＭ方式の
ローバンド内の放送波として再度、同調動作がなされる
。

以上の実施例は、（ｆ　１＝３８．９Ｍ）ｔｚ）に設定
されている受信装置の例である。しかし、（ｆｔ−３２
，７ＭＨｚ）に設定されている受信装置に対しても同様
にこの発明を適用できる。この場合には、バンドパスフ
ィルタ７が４．２５ＭＨｚの（Ｂ−Ｙ）信号に関する色
副搬送波又は４．４０６ＭＨｚの（Ｒ−Ｙ）信号に関す
る色副搬送波を検出する特性とされる。また、（ｆ　１
＝３２．７ＭＨ７，）の受信装置で、ＰＡＬ方式のＶＨ
Ｆローバンドの放送波が受信された時には、局発周波数
ｆｌが（ｆｆｆｉ＋Δｒ）にシフトされる。

〔発明の効果〕

この発明は、ＰＡＬ方式及びＳＥＣＡＭ方式の全バンド
において、放送波を自動的に受信する自動選局ができる
。また、ＰＬＬシンセサイザ方式のチューナでは、選局
用のデータとして、ＰＡＬ方式とＳＥＣＡＭ方式とを識
別するための情報が不要となり、選局用データを記憶す
るた゛めのメモリの容量を小さくできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図、第２図はこ
の発明の一実施例の動作説明のための周波数スペクトル
図、第３図及び第４図は従来の受信装置の説明に用いる
周波数スペクトル図である。図面における主要な符号の説明３：映像中間周波増幅及び検波回路、６：制御回路、７：色副搬送波検出用のバンドパスフィルタ。

Claims

【特許請求の範囲】ＰＡＬ方式とＳＥＣＡＭ方式のテレビジョン放送を受信
しうるＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ兼用受信装置において、色副搬送波を検出することによってＰＡＬ方式とＳＥＣ
ＡＭ方式とを識別するための第１の判別情報を発生する
手段と、上記第１の判別情報とＶＨＦローバンドを受信中である
ことを示す第２の判別情報から映像中間周波フィルタの
通過帯域内に受信された映像中間周波信号が入るように
、局発周波数をシフトする手段とを備えたことを特徴とするＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ兼用受信
装置。