JPH0315309Y2 - - Google Patents

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JPH0315309Y2
JPH0315309Y2 JP1982138945U JP13894582U JPH0315309Y2 JP H0315309 Y2 JPH0315309 Y2 JP H0315309Y2 JP 1982138945 U JP1982138945 U JP 1982138945U JP 13894582 U JP13894582 U JP 13894582U JP H0315309 Y2 JPH0315309 Y2 JP H0315309Y2
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JP
Japan
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infrared rays
ultraviolet
irradiated
filter
amount
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JP1982138945U
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JPS5943140U (ja
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は照射放射線中に含有される赤外線量を
調整できるようにした紫外線照射装置に関する。
(従来の技術) たとえば、光硬化性インクの乾燥に用いる紫外
線照射装置は紫外線ランプ紫外線を放射するとき
多量の赤外線を伴うので、被照射物の熱損を防ぐ
ためランプ前方を水フイルタで覆い、赤外線を除
去していた。
(考案が解決しようとする問題点) 光硬化性インクの乾燥にはインクによつて最適
温度が定つており、この温度を守るため雰囲気温
度を調整していた。しかし、この方法は設備が大
形になるほか、多量のエネルギーを必要とする。
そこで、紫外線ランプが紫外線を放射するとき
伴つて放射される赤外線を利用して被照射物を適
温に保つようにすれば余分のエネルギーを用いる
ことなく適温に保つことができる。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、紫外線照射装置において、投光開口
を有し紫外線ランプを収納した照射装置本体の投
光開口側に、上記紫外線ランプからの放射線のう
ち被照射物に照射される赤外線を低減する紫外線
透過性の複数個のフイルタを配設し、かつこれら
フイルタのうちの少なくとも1個を移動可能と
し、上記移動可能なフイルタによる赤外線の低減
量を変化させて上記投光開口から被照射物に照射
される赤外線量を調整する調整機構を設けたこと
を特徴とするものである。
(作用) 以上の構成によつて、紫外線ランプを収納した
照射装置本体の投光開口側に配設した赤外線を低
減する複数個のフイルタのうち、移動可能なフイ
ルタを調整機構によつて移動させると、フイルタ
の位置あるいは間隔が変わるために、赤外線の低
減量が変化する。しかしながら、フイルタは紫外
線透過性であるため、紫外線量は調整機構を変化
させてもほとんど変化しない。
(実施例) 本考案の詳細を図示の実施例によつて説明す
る。1は前面に投光開口を有する照射装置本体、
2はこの本体1内に設けられた紫外線ランプ、3
はこのランプ2の投光開口側において照射方向の
前方を横切る方向に並設された複数の赤外線しや
断フイルタ、34,35はこのフイルタを移動可
能に支持して赤外線照射量を調整する調整機構、
4はこのフイルタ3を介して前方に対設した被照
射物たとえば光硬化性インクで印刷された紙また
は合成樹脂板ある。
上記照射装置本体1は紫外線ランプ2の背後を
抱擁する反射板11の背面に冷却用媒体たとえば
水の流路12を設け、反射板11の最奥部に排気
孔13を設けたものである。
上記紫外線ランプ2はたとえば高圧水銀上記放
電灯で、所望波長たとえば253.7nm紫外線ととも
に多量の赤外線を放射する性質を有する。
上記赤外線しや断フイルタ2は石栄ガラス管3
1,32に純水を通流したもので、たとえば第2
図示のように、純水流入口32,32を有する取
付台33,33に装着してある。そして、取付台
33,33は基体34,34にねじ込んだ調整ね
じ35,35によつてその間隔を自在に調整でき
るようになつており、この結果フイルタ3,3も
間隔を自在に調整して赤外線照射量を所望のよう
に調整できる。そこで、取付け台34と調整ねじ
35とを上述のとおり調整機構と総称する。
つぎに、この装置の作用を説明する。いま、図
示のように純水を流入口32,32から石栄管3
1,31内に通流し、調整ねじ35,35を一杯
にねじ込んであるとする。この状態で紫外線ラン
プ2に点灯するとランプ2は紫外線とともに大量
の赤外線を放射する。これらの光は反射板11に
よつて反射されて前方に向かい、フイルタ3,3
に入射する。すると、フイルタ3,3のうち石栄
ガラス管31,31は紫外線も赤外線もよく透過
し、純水は紫外線をよく透過するが赤外線を透過
しない。この結果、フイルタ3,3は紫外線をよ
く透過し、赤外線をしや断する。しかも両フイル
タ3,3は図の実線のように調整ねじ35,35
の作用により間隔が狭く調整されて装置本体1の
投光開口の中央部に位置しているので、赤外線の
大部分はフイルタ3,3によつて吸収され、少量
がフイルタ3,3の間隙から放射されるに過ぎな
い。この状態でランプ2前方に被照射物4を置け
ば、被照射物4は紫外線で強力に照射されるが、
赤外線はわずかしか照射されないので、被照射物
4はわずかしか加熱されない。したがつて、この
状態は夏期高温時など、被照射物4を加熱したく
ないときなど適する。
つぎに、第2図の矢印のように調整ねじ35,
35を左廻りに回転させる。すると、取付台3
3,33は間隔を開く方向に移動し、フイルタ
3,3の位置は第1図破線のように本体1の投光
開口の両端まで開く、すると、フイルタ3,3の
間隔が広いので、この広い隙間から赤外線が大量
に放射され、被照射物4を照射して加熱する。し
たがつて、この状態は冬期寒冷時など、被照射物
4を加熱したいときなどに適する。
このように、本紫外線照射装置は赤外線をしや
断するフイルタの位置と間隔を調整することによ
つて、放射線に含まれる赤外線の量を調整できる
ので、周囲温度やインクの硬化特性などに応じて
赤外線の含有量を調整でき、常に最良の状態で紫
外線照射ができる。
しかして、この種装置は集光形型式が一般的
で、このような集光形の場合は投光開口の中央部
に赤外線が集中する。そうして、フイルタを赤外
線が集中する投光開口の中央部分とこれから外れ
た部分との間で移動させることによつて熱量変化
を可能にしている。しかしながら、本願の考案は
これに限定されるものではなく、フラツドタイプ
のものにおいても、投光開口からの赤外線の放射
をフイルタを移動させて調整することが可能であ
る。
なお、前述の実施例は石栄管に純水を通流して
赤外線しや断フイルタを構成したが、本考案はこ
れに限らず、たとえば紫外線をよく透過し赤外線
をしや断するガラスからなる管体中に冷却空気を
通流してもよく、また、小出力の紫外線照射装置
ではフイルタを強制冷却しなくともよい。なお、
本考案において、フイルタは少なくとも赤外線を
しや断できればよく、また、フイルタの形状は四
角棒形でも平板形でもよく、またその数は1個ま
たは3個以上でもよく、要はフイルタを移動可能
に支持しこの移動に応じてランプからの赤外線照
射量を自在に調整できればよい。さらに、フイル
タの位置を調整する調整機構は前述の例に限ら
ず、たとえば本体の両端に1対の波形受台を設
け、棒上フイルタを受台の所望の位置に移動する
ことによつて赤外線照射量を調整してもよい。
[考案の効果] このように、本考案に紫外線照射装置は、紫外
線ランプを収納した照射装置本体の投光開口側に
配設した赤外線を低減する複数個の紫外線透過性
のフイルタのうちの少なくとも1個を移動可能に
して、複数個のフイルタによる赤外線の低減量を
変化させ、投光開口から被照射物に照射される赤
外線量を調整する調節機構を設けたので、被照射
物に対する紫外線の照射量をほとんど変化させる
ことなく、赤外線の照射量を所望に調整できる。
これによつて被照射物が熱に強いものであれば
紫外線とともに赤外線を多く照射することによつ
て光反応を促進させることができる。また、被照
射物が熱に弱いものであれば紫外線量は変化させ
ずに赤外線量を少なくして被照射物への熱の影響
を少なくすることができる。しかも、それらの調
整を単にフイルタを移動させるだけで容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の紫外線照射装置の一実施例の
説明図、第2図は同じくフイルタ間隔調整機構の
一例の説明図である。 1…装置本体、2…紫外線ランプ、3…赤外線
しや断フイルタ、4…被照射物、31…石栄ガラ
ス管、34,35…調整機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 紫外線ランプと; この紫外線ランプを収納するとともに、上記
    紫外線ランプからの放射線を投光する投光開口
    を有してなる照射装置本体と; 上記紫外線ランプからの放射線のうち被照射
    物に照射される赤外線を低減する紫外線透過性
    の複数個のフイルタと; これらフイルタのうちの少なくとも1個を移
    動可能であり、上記移動可能なフイルタを移動
    することによつて上記複数個のフイルタによる
    赤外線の低減量を変化して、上記投光開口から
    被照射物側に照射される赤外線量を調整する調
    整機構と; を具備したことを特徴とする紫外線照射装置。 (2) 前記フイルタは紫外線を透過し赤外線を低減
    するガラス管内に冷却媒体を通流するものであ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の紫外線照射装置。 (3) 前記フイルタは石英ガラス管内に水を通流す
    るものであることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の紫外線照射装置。 (4) 前記複数個のフイルタはそれぞれが移動可能
    な2個のフイルタ体からなり、これらフイルタ
    体の位置を移動させることによつて互いの間隔
    を変えて、被照射物への赤外線照射量を調整す
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれか1項に記載の紫外
    線照射装置。
JP13894582U 1982-09-16 1982-09-16 紫外線照射装置 Granted JPS5943140U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13894582U JPS5943140U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 紫外線照射装置

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JP13894582U JPS5943140U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 紫外線照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5943140U JPS5943140U (ja) 1984-03-21
JPH0315309Y2 true JPH0315309Y2 (ja) 1991-04-03

Family

ID=30311591

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JP13894582U Granted JPS5943140U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 紫外線照射装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544533U (ja) * 1977-06-14 1979-01-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS544533U (ja) * 1977-06-14 1979-01-12

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JPS5943140U (ja) 1984-03-21

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