JPH03152938A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH03152938A
JPH03152938A JP29116589A JP29116589A JPH03152938A JP H03152938 A JPH03152938 A JP H03152938A JP 29116589 A JP29116589 A JP 29116589A JP 29116589 A JP29116589 A JP 29116589A JP H03152938 A JPH03152938 A JP H03152938A
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JP
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film
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opaque
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Haruo Wakai
若井 晴夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コプラナー型と呼ばれる薄膜トランジスタの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
コブラナー型の薄膜トランジスタは、絶縁性基板上にl
型半導体層を形成し、このl型半導体層のチャンネル領
域をはさむ両側部の上に、n型半導体層とこのn型半導
体層を介して前記l型半導体層に接続されたソース電極
およびドレイン電極を形成するとともに、前記l型半導
体層のチャンネル領域およびソース、トレイン電極の上
にこれらを覆うゲート絶縁膜を形成し、このゲート絶縁
膜の上に前記l型半導体層と対向するゲート電極を形成
した構造となっている。
ところで、薄膜トランジスタにおいては、トランジスタ
特性および生産性を向上させるために、活性層であるl
型半導体層の層厚をできるだけ薄くすることが望まれて
いる。しかし、上記コブラナー型の薄膜トランジスタは
、l型半導体層の上に堆積させたn型半導体層をその上
に堆積させたソース、ドレイン電極用金属膜のパターニ
ングに続いてソース、ドレイン電極の形状にパターニン
グする際に、l型半導体層のチャンネル領域の表面もエ
ツチングされてダメージを受けるという問題があり、そ
のためにコプラナー型薄膜トランジスタでは、その1型
半導体層の層厚を薄くすることは難しい。
このため、従来から、前記l型半導体層のチャンネル領
域の上にエツチングストッパ用絶縁膜を設けておいて、
n型半導体層のパターニング時にl型半導体層がダメー
ジを受けるのを防ぐことが考えられており、このように
すれば、l型半導体層の層厚を薄くしてトランジスタ特
性および生産性を向上させることができる。
このエツチングストッパ用絶縁膜を備えたコプラナー型
薄膜トランジスタは、従来、第2図に示すような製造工
程で製造されている。
この薄膜トランジスタの製造方法を説明すると、まず、
第2図(a)に示すように、ガラス等からなる絶縁性基
板1の上に、ポリ・シリコン等からなるl型半導体層2
をトランジスタ素子形状に形成する。このl型半導体層
2は、基板1上にi型半導体を堆積させ、この堆積層を
パターニングする方法で形成する。
次に、第2図(b)に示すように、上記1型半導体層2
のチャンネル領域の上に、窒化シリコン(S i’ N
 )等’からなるエツチングストッパ用絶縁膜3を形成
する。このエツチングストッパ用絶縁膜3は、基板1上
にそのほぼ全面にわたって窒化シリコン等を堆積させ、
この堆積膜をパターニングする方法で形成する。
次に、第2図(c)に示すように、基板1上にそのほぼ
全面にわたって、ポリ・シリコン等からなるn型半導体
層4と、クロム等からなるソース。
ドレイン電極用金属膜5とを順次堆積させ、その上にフ
ォトレジスト(ここではポジ型レジスト)を塗布してこ
れを乾燥させた後、このフォトレジスト層6を、ソース
、ドレイン電極の形状に合わせた露光マスク7を用いて
露光処理する。なお、図においてAは照射光を示してい
る。
次に、上記フォトレジスト層6を現像処理してソース、
ドレイン電極形成領域以外のフォトレジスト層6を除去
した後、第2図(d)に示すように、上記フォトレジス
ト層6をエツチングマスクとしてソース、ドレイン電極
用金属膜5とその下のn型半導体層4と順次エツチング
(エツチング条件を変えてエツチング)シ、前記ソース
、ドレイン電極用金属膜5からなるソース電極5aおよ
びドレイン電極5bを形成するとともに、続い℃前記n
型半導体層4をソース、ドレイン電極5a5bの形状に
パターニングする。このとき、l型半導体層2のチャン
ネル領域の上にはエツチングストッパ用絶縁膜3がある
ため、n型半導体層4のエツチング時にl型半導体層2
がダメージを受けることはない。
次に、上記フォトレジスト層6を剥離し、この後、第2
図(e)に示すように、基板1上にそのほぼ全面にわた
って窒化シリコン等からなるゲート絶縁膜8を堆積させ
、このゲート絶縁膜8の上に、クロム等からなるゲート
電極用金属膜を堆積させてこの堆積膜をパターニングす
る方法で、前記l型半導体層2と対向するゲート電極9
を形成して、Iti膜トランジスタを完成する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の製造方法で製造された薄膜ト
ランジスタは、第2図(e)に示したように、ソース、
ドレイン電極5a、5bおよびn型半導体層4のチャン
ネル領域側の側縁部がエツチングストッパ用絶縁膜3の
上に重なった状態となるため、トランジスタのオン電流
が著しく小さくなってしまうという問題をもっている。
これは、ソース、ドレイン電極5a、5bのドのn型半
導体層4とl型半導体層2との界面に形成されるチャン
ネルが、n型半導体層4とエツチングストッパ用絶縁膜
3との重なり部分(n型半導体層4とl型半導体層2と
の間にエツチングストッパ用絶縁膜3が介在している部
分)aには形成されないためであり、そのためにチャン
ネル長が長くなって、l型半導体層2を介してソース、
ドレイン電極5a、5b間を流れるオン電流が小さくな
る。
なお、上記エツチングストッパ用絶縁膜3を、その側縁
がソース、ドレイン電極5a、5bおよびl型半導体層
4の側縁と一致する大きさとすれば、ソース、ドレイン
電極5a  5bとエツチングストッパ用絶縁膜3との
重なりをなくしてチャンネル長を短くすることができる
が、第2図(C)に示したフォトレジスト層6の露光処
理」−程で使用する露光マスク7の位置合わせ精度には
限界があり、僅かでも露光マスク7の位置が狂うと、第
2図(d)に示した工程でパターニングされたソース、
ドレイン電極5a、5bの一方とエツチングストッパ用
絶縁膜3との間に隙間ができるから、次のn型半導体層
4のエツチング時に、」二記隙間部分のl型半導体層2
がダメージを受けてしまう。
したがって、l型半導体層2がダメージを受けるのを確
実に防ぐには、上記エツチングストッパ用絶縁膜3を、
露光マスク7の位置合わせ誤差を見込んである程度大き
く形成しておくしかない。このため、上記従来の製造方
法では、ソース、ドレイン電極5a、5bおよびn型半
導体層4がエツチングストッパ用絶縁膜3の上に重なる
のは避けられないことである。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、l型半導体層にダメ
ージをり、えることなくn型半導体層をエツチングする
ことができ、しかも、ソース。
ドレイン電極の下のn型半導体層とl型半導体層との界
面に形成されるチャンネルの長さを短くしてオン電流を
大きくとることができる薄膜トランジスタの製造方法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、透明な基板上
にl型半導体層をトランジスタ素子形状に形成する工程
と、 前記l型半導体層のチャンネル領域の上に不透明膜を形
成する工程と、 この後前記基板上にそのほぼ全面にわたってn型半導体
層を堆積させ、このn型半導体層の上にフォトレジスト
を塗酊した後、このフォトレジスト層を、前記チャンネ
ル領域の不透明膜を露光マスクとして前記基板の下面側
から露光処理する工程と、 前記フォトレジスト層を現像処理して前記不透明膜上の
フォトレジスト層を除去した後、このフォトレジスト層
をエツチングマスクとして前記不透明膜上のn型半導体
層をエツチング除去し、次いで前記フォトレジスト層を
剥離する工程と、前記n型半導体層の上にソース、ドレ
イン電極を形成する工程と、 前記ソース、ドレイン電極および前記l型半導体層の上
にゲート絶縁膜を堆積させ、このゲート絶縁膜の上にゲ
ート電極を形成する工程と、からなることを特徴とする
ものである。
なお、上記不透明膜は金属膜でも絶縁膜でもよいが、上
記不透明膜を金属膜とする場合は、この不透明金属膜を
これと同一パターンの拡散防止絶縁膜を介してl型半導
体層のチャンネル領域の上に形成するとともに、前記不
透明金属膜を、その上のn型半導体層をエツチング除去
した後に前記拡散防止絶縁膜を残して除去し、この後に
ソース。
ドレイン電極を形成すればよい。
〔作用〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば、l型半
導体層のチャンネル領域の上に不透明膜を形成しておぎ
、この後に堆積させたn型半導体層 0 の上に塗布したフォトレジスト層を、前記不透明膜を露
光マスクとして基板のド面側から露光しているから、こ
のフォトレジスト層に前記不透明膜と同一パターンの開
口を形成することかできる。
そして、この製造方法では、上記フォトレジスト層をエ
ツチングマスクとしてn型半導体層をエツチング除去し
ているため、」二記n型半導体層は、前記不透明膜上の
部分だけをこの不透明膜と同一パターンにエツチングさ
れるし、またこのn型半導体層のエツチング部分の下に
は不透明膜があり、この不透明膜がエツチングストッパ
となるから、上記n型半導体層のエツチング時にi型半
導体層がエツチングされてダメージを受けることはない
そして、この製造方法では、上記n型半導体層が前記不
透明膜と同一パターンにエツチングされるから、このn
型半導体層をi型半導体層のチャンネル領域を除く全域
に残すことができ、したがって、ソース、ドレイン電極
の下のn型半導体層とi型半導体層との界面に形成され
るチャンネルの長さを短くして、オン電流を大きくとる
ことがで1 きる。
なお、上記不透明膜は金属膜でも絶縁膜でもよく、上記
不透明膜を絶縁膜とし、この不透明膜をそのまま残して
おけば、ソース、ドレイン電極となる金属膜を堆積させ
る際にその金属が1型半導体層中に拡散するのを上記不
透明膜によって防ぐことができる。
また、上記不透明膜を金属膜とする場合は、この不透明
金属膜をこれと同一パターンの拡散防止絶縁膜を介して
i型半導体層のチャンネル領域の上に形成すればよく、
このようにすれば、上記不透明金属膜を堆積させる際に
その金属がi型半導体層中に拡散するのを上記拡散防止
絶縁膜によって防ぐことができる。また、この場合は、
前記不透明金属膜を、その上のn型半導体層をエツチン
グ除去□した後に除去して、この後にソース、ドレイン
電極を形成すればよく、このように前記不透明金属膜を
除去した後にソース5 ドレイン電極を形成すれば、ソ
ース、ドレイン電極間が前記不透明金属膜によって短絡
されることはないし、また、2 前記不透明金属膜の下の拡散防止絶縁膜を残しておけば
、ソース、ドレイン電極となる金属膜を堆積させる際に
その金属が1型半導体層中に拡散するのを上記拡散防止
膜によって防ぐことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図に示した製造工程図を
参照して説明する。
まず第1図(a)に示すように、ガラス等からなる透明
な絶縁性基板11の上に、ポリ・シリコン等からなる1
型半導体層12をトランジスタ素子形状に形成する。こ
のl型半導体層12は、基板11上にi型半導体をプラ
ズマCVD法により堆積させ、この堆積層をフォトリソ
グラフィ法によりパターニングする方法で形成する。
次に第1図(b)に示すように、上記i型半導体層12
のチャンネル領域(中央部)の上に、窒化シリコン(S
iN)等からなる拡散防止絶縁膜13と、アルミニウム
等からなる不透明金属膜14とを同一パターンに積層形
成する。この拡散防止絶縁膜13と不透明金属膜14は
、基板3 11上にそのほぼ全面にわたって窒化シリコン(SiN
)等の絶縁膜とアルミニウム等の不透明金属とをプラズ
マCVD法およびスパッタリング法等により順次堆積さ
せ、この堆積膜をフォトリソグラフィ法によりバターニ
ング方法で形成する。
この場合、上記不透明金属膜14はl型半導体層12の
上に堆積させた拡散防止絶縁膜13の上に堆積されるか
ら、上記不透明金属膜14の堆積時にその金属がl型半
導体層12中に拡散してl型半導体層12が導電性をも
ってしまうことはない。
次に第1図(c)に示すように、基板11上にそのほぼ
全面にわたって、ポリ・シリコン等からなるn型半導体
層15を堆積させ、このn型半導体層15の上にフォト
レジスト(ネガ型レジスト)を塗布してこれを乾燥させ
た後、このフォトレジスト層16を、前記チャンネル領
域の不透明金属膜14を露光マスクとして基板11の下
面側から露光処理する。なお、図においてAは照射光を
示している。
次に第1図(d)に示すように、露光処理した 4 フォトレジスト層16を現像処理して不透明金属膜14
上のフォトレジスト層16を除去した後、このフォトレ
ジスト層16をエツチングマスクとして不透明金属膜1
4の上のn型半導体層15をエツチング除去し、この後
、第1図(e)に示すように前記フォトレジスト層16
を剥離する。
次に、第1図(f)に示すように、前記不透明金属膜1
4をエツチング除去する。なお、前記不透明金属膜14
の上のl型半導体層15をエツチング除去した状態では
、不透明金属膜14の周囲にn型半導体層15が第1図
(e)に示すように立上がった状態に残っているが、上
記不透明金属膜14をエツチング除去すると、この不透
明金属膜14と一緒にn型半導体層15の立上がり部も
除去される。
次に、上記基板]1上にそのほぼ全面にわたってクロム
等のソース、ドレイン電極用金属膜をスパッタリング法
等によって堆積させ、この金属膜をバターニングして、
上Ha n型半導体層15の上に、ソース電極17aお
よびドレイン電極17b 5 を形成する。この場合も、l型半導体層12のチャンネ
ル領域の上には前記拡散防止絶縁膜〕3があるから、上
記ソース、ドレイン電極用金属膜の堆積時にその金属が
l型半導体層12中に拡散してしまうことはない。なお
、上記ソース電極17aおよびドレイン電極17bは、
上記ソース。
ドレイン電極用金属膜のパターニング時に形成するフォ
トレジスト(図示せず)の露光処理における露光マスク
の位置合わせ誤差を見込んで、ソース、ドレイン電極1
7a、17bのチャンネル領域側の側縁がn型半導体層
15の側縁より僅かに外側にくるような大きさに形成す
る。このようにすれば、上記露光マスクの位置合わせに
誤差があっても、ソース5 ドレイン電極17a、17
bをn型半導体層15の上だけに形成することができる
この後は、第1図(h)に示すように、前記基板11上
にそのほぼ全面にわたって窒化シリコン(Si N)等
からなるゲート絶縁膜18をプラズマCVD法等によっ
て堆積させ、このゲート絶縁6 膜18の上に、前記l型半導体層12と対向するゲート
電極19を、クロム等のゲート電極用金属膜を堆積させ
てこの金属膜をバターニングする方法で形成して薄膜ト
ランジスタを完成する。
しかして、上記薄膜トランジスタの製造方法によれば、
l型半導体層12のチャンネル領域の上に不透明金属膜
14を形成しておき、この後に堆積させたn型半導体層
15の上に塗布したフォトレジスト層16を、前記不透
明金属膜14を露光マスクとして基板11の下面側から
露光しているから、このフォトレジスト層16に前記不
透明金属膜14と同一パターンの開口を形成することが
できる。そして、この製造方法では、上記フォトレジス
ト層16をエツチングマスクとしてn型半導体層15を
エツチング除去しているため、上記n型半導体層]5は
、前記不透明金属膜14上の部分だけをこの不透明金属
膜14と同一パターンにエツチングされるし、またこの
n型半導体層15のエツチング部分の下には不透明金属
膜14があり、この不透明金属膜14がエツチングスト
7 ツバとなるから、上記n型半導体層15のエツチング時
にl型半導体層12がエツチングされてダメージを受け
ることはない。そして、この製造方法では、上記n型半
導体層15が前記不透明金属膜14と同一パターンにエ
ツチングされるから、このn型半導体層15を1型半導
体層12のチャンネル領域を除く全域に残すことができ
、したがって、ソース、ドレイン電極17a、17bの
ドのn型半導体層15とl型半導体層12との界面に形
成されるチャンネルの長さを短くして、オン電流を大き
くとることができる。
また、上記実施例では、前記不透明金属膜14をこれと
同一パターンの拡散防止絶縁膜13を介してl型半導体
層12のチャンネル領域の上に形成しているため、上記
不透明金属膜]4を堆積させる際にその金属がl型半導
体層12中に拡散するのを上記拡散防止絶縁膜12によ
って防ぐことができる。また、前記不透明金属膜14を
、その上のn型半導体層15をエツチング除去した後に
除去して、この後にソース、ドレイン電極17a。
8 17bを形成しているから、ソース、ドレイン電極17
a、17b間が前記不透明金属膜14によって短絡され
ることはないし、また、前記不透明金属膜14の下の拡
散防止絶縁膜]3を残しておけば、ソース、ドレイン電
極用金属膜を堆積させる際に、その金属がi型半導体層
]2中に拡散するのを上記拡散防止膜13によって防ぐ
ことができる。
なお、上記実施例では、不透明金属膜14のエツチング
除去を、フォトレジスト層16を剥離した後に行なって
いるが、この不透明金属膜14は、フォトレジスト層1
6の剥離前に、n型半導体層15のエツチングに続けて
エツチング除去してもよい。
また、上記実施例では、i型半導体層12のチャンネル
領域の上に形成する不透明膜14を金属膜としているが
、この不透明膜は絶縁膜でもよく、その場合は前記拡散
防止絶縁膜12は形成する必要はない。また、上記不透
明膜を絶縁膜とする場合は、この不透明膜をそのまま残
しておいてソー9 ス、ドレイン電極17a、17bを形成すればよく、こ
のように不透明膜を残しておけば、ソース。
ドレイン電極用金属膜を堆積させる際にその金属がi型
土導体層12中に拡散するのを上記不透明膜によって防
ぐことができる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれば、i型半
導体層のチャンネル領域の上に不透明膜を形成しておき
、この後に堆積させたn型半導体層の上に塗布したフォ
トレジスト層を、前記不透明膜を露光マスクとして基板
の下面側から露光しているから、このフォトレジスト層
に前記不透明膜と同一パターンの開口を形成して、上記
n型半導体層を前記不透明膜と同一パターンにエツチン
グすることができるし、またこのn型半導体層のエツチ
ング部分の下には不透明膜があり、この不透明膜がエツ
チングストッパとなるから、上記n型半導体層のエツチ
ング時にi型半導体層がエツチングされてダメージを受
けることはない。そして、この製造方法では、上記n型
半導体層が前記不透0 間膜と同一パターンにエツチングされるから、このn型
半導体層をi型半導体層のチャンネル領域を除く全域に
残すことができ、したかって、ソス、ドレイン電極の下
のn型半導体層とi型半導体層との界面に形成されるチ
ャンネルの長さ短くして、オン電流を大きくとることが
できる。
また、上記不透明膜を金属膜とする場合、本発明では、
不透明金属膜をこれと同一パターンの拡散防止絶縁膜を
介して1型半導体層のチャンネル領域の上に形成してい
るから、上記不透明金属膜を堆積させる際にその金属が
i型半導体層中に拡散するのを上記拡散防止絶縁膜によ
って防ぐことができる。また、本発明では、前記不透明
金属膜を、その上のn型半導体層をエツチング除去した
後に除去して、この後にソース、ドレイン電極を形成し
ているから、ソース、ドレイン電極間が前記不透明金属
膜によって短絡されることはないし、また、前記不透明
金属膜の下の拡散防11−絶縁膜を残しているから、ソ
ース、ドレイン電極となる金属膜を堆積させる際にその
金属がi型半導体層中1 に拡散するのを上記拡散防止膜によって防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す薄膜トランジスタの製
造工程図、第2図は従来の薄膜トランジスタの製造工程
図である。 11・・・基板、12・・・i型半導体層、13・・・
拡散防止絶縁膜、14・・・不透明金属膜、15・・・
n型半導体層、16・・・フォトレジスト層、17a・
・・ソース電極、17b・・・ドレイン電極、18・・
・ゲート絶縁膜、1つ・・・ゲート電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明な基板上にi型半導体層をトランジスタ素子
    形状に形成する工程と、 前記i型半導体層のチャンネル領域の上に不透明膜を形
    成する工程と、 この後前記基板上にそのほぼ全面にわたってn型半導体
    層を堆積させ、このn型半導体層の上にフォトレジスト
    を塗布した後、このフォトレジスト層を、前記チャンネ
    ル領域の不透明膜を露光マスクとして前記基板の下面側
    から露光処理する工程と、 前記フォトレジスト層を現像処理して前記不透明膜上の
    フォトレジスト層を除去した後、このフォトレジスト層
    をエッチングマスクとして前記不透明膜上のn型半導体
    層をエッチング除去し、次いで前記フォトレジスト層を
    剥離する工程と、前記n型半導体層の上にソース、ドレ
    イン電極を形成する工程と、 前記ソース、ドレイン電極および前記i型半導体層の上
    にゲート絶縁膜を堆積させ、このゲート絶縁膜の上にゲ
    ート電極を形成する工程と、からなることを特徴とする
    薄膜トランジスタの製造方法。
  2. (2)不透明膜は金属膜であり、この不透明金属膜をこ
    れと同一パターンの拡散防止絶縁膜を介してi型半導体
    層のチャンネル領域の上に形成するとともに、前記不透
    明金属膜を、その上のn型半導体層をエッチング除去し
    た後に前記拡散防止絶縁膜を残して除去し、この後ソー
    ス、ドレイン電極を形成することを特徴とする請求項1
    に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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