JPH03151584A - 密閉型電動圧縮機の過負荷保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、過電流検出器と熱動継電器とを備えてなる密
閉型電動圧縮機の過負荷保護装置に関する。

（ロ）従来の技術 本発明に先行する実開昭５２−１２３８０９号公報に記
載された従来の密閉型電動圧縮機の過負荷保護装置では
、第４図に示すように、過電流検出器（１）と熱動継電
器（２）を、密閉型電動圧縮機（３）に直列に接続する
ことで、前記電動圧縮器（３）に過電流が発生した場合
にも、又前記電動圧縮機（３）の密閉容器に過熱状態が
発生した場合にも電源電圧を遮断できるように構成して
いる。

しかしながらこの種従来の密閉型電動圧縮機の過負荷保
護装置では、前記過電流検出器（１）の他に前記熱動継
電器（２）も大電流路（４）に接続されているため、乙
の熱動継電器（２）の接点容量が大きくなってこの熱動
継電器（２）が大形化してコストアップする欠点、この
熱動ａ電器（２）の大形化にともなって過負荷保護装置
の全体が大形化すると共にこの熱動継電器が温度追従性
の悪いものになる等の欠点がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は前述の欠点を解消し、密閉型電動圧縮機の過負
荷保護装置のコストダウンと性能アップを図るものであ
る。

（ニ）　課題を解決するための手段 本発明は、密閉型電動圧縮機に過電流検出器の常閉型バ
イメタルスイッチを接続すると共に、前記密閉型電動圧
縮機の密閉容器或いは吐出パイプに常開型の熱動継電器
を取り付けてなるものにおいて、 前記過電流検出器に、前記常閉型バイメタルスイッチの
加熱用ヒーターを設け、このヒーターに前記熱動継電器
を直列接続することで小電流回路を形成し、この小電流
回路を、前記常閉型バイメタルスイッチ及び前記密閉型
電動圧縮機等よりなる大電流回路に対して並列な状態で
、電源に接続したものである。

（ホ〉作　用 本発明によれば、密閉型電動圧縮機に過を流が発生した
場合には過電流検出器の常閉型バイメタルスイッチが発
熱して開成することで癌閉型電動圧縮機への給電は停止
される。また、密閉容器或いは吐出パイプに過熱状態が
発生した場合にも、この過熱状態に連動して常開型の熱
動継電器が閉成しこの熱動継電器を通してヒーターに通
電されこのヒーターの発熱により前記常閉型バイメタル
スイッチが発熱して開成することで密閉型電動圧縮機へ
の給電は停止される。また、小電流回路はヒーター抵抗
により電流が制限され小電流しか流れないので、この小
電流に対応して前記熱動１１電器も接点容量の小さいも
のにでき、この熱動継電器の小容量化分だけ、この熱動
継電器が小形化してコストダウンされ過負荷保護装置が
小形化され更に熱動継電器の温度追従性が高まるように
なる。

（へ）実施例 次に本発明の一実施例について説明する。

第１図及び第２図において、（５）は密閉型電動圧縮機
で、円筒状の密閉容器（６）の内部に、圧縮要素（図示
しない）と電動機（７）を収納している。（８）は電動
機（７）の補助巻線、（９）は主巻線で、運転コンデン
サ（１０）が直列接続されている。

電動機（７）は一対の大電流回路（１１）（１２）を通
して電源（１３）から給電されている。

（１４）は過負荷保護装置で、過電流検出器（１５）と
熱動継電器（１６）等から構成されている。過電流検出
器（１５）はモの常閉型バイメタルスイッチ（１７）を
一方の大電流回路（１１〉に介設している。熱動継電器
（１６）は常開型のスイッチ部（１８〉を有し、このス
イッチ部（１８）が過熱温度の検出時に閉成するよう構
成されている。この熱動ｉｔ器（１６）は、前記密閉容
器（６）の上端面に取り付けられ密閉容器（６）の内部
の電動機（７）や冷媒の過熱状態を検出する。　（１９
）は熱動継電器（１６）等を収納した制御ボックスで、
密閉容器（６）との間にガスケット（２０〉を介設して
いる。

而して前記過負荷保護装置（１４）は、過電流検出！（
１５）に、前記常閉型バイメタルスイッチ（１７）＋７
）加熱用ヒーター（２１）を設け、このヒーター（２１
）に熱動継電器（１６）を直列接続することで小を流回
路（２２）を形成し、この小電流回路（２２）を、常閉
型バイメタルスイッチ（１７）及び電動機（７）等より
なる大電流回路（１１）（１２）に対して並列な状態で
、電源（１３）に接続しである。

前記過負荷保護装置では、過電流が発生すると過電流検
出器（１５）の常閉型バイメタルスイッチ（１７）が発
熱して開成し、密閉型電動圧縮機（５）への給電を遮断
するようになる。また、密閉容器（６）に過熱状態が発
生した場合にも、この過熱状態に連動して常開型の熱動
継電器（１６）が閉成しこの熱動継電器（１６）を通し
てヒーター（２１）に通電されこのヒーター（２１）の
発熱により常閉型バイメタルスイッチ（１７）が発熱し
て開成し、密閉型電動圧縮機く５）への給電を遮断する
ようになる。また小電流回路（２２）はヒーター（２１
）の抵抗によって電流が制限され小電流しか流れないの
で、この小電流に対応して熱動継電器（１６）も接点容
量の小きいものにでき、この熱動継電器（１６）の小容
量化分だけ、この熱動！！Ｔ器（１６〉が小形化してコ
ストダウンされこの過負荷保護装置（１４）が小形化さ
れ更に熱動継電器（１６）の温度追従性が高まるように
なる。

第３図は他の実施例を示し、他の実施例では、熱動継電
器（１６）を、密閉容器（６）に接続・連通した吐出パ
イプ（２３）に取り付け、この吐出パイプ（２３）を介
して冷媒の過熱状態を検出すべく構成しである。他の実
施例では、特に説明しないその他の部分は前記実施例と
同様に構成されている。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成したから、小電流回路はヒー
ターの抵抗により電流が制限され小電流しか流れないの
で、この小電流に対応して熱動継電器を接点容量の小さ
いものにでき、この熱動継電器の小容量化分だけ、この
熱動継電器を小形化してコストダウンできると共に温度
追従性の優れたものにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電気回路図、第２図は同実
施例に備えた熱動継電器の取り付は状態の説明図、第３
図（イ〉は他の実施例の一部の側面図、第３図（ロ）は
同一部の正面図、第４図は従来例の電気回路図である。 （５）・・・密閉型電動圧縮機、（６）・・・密閉容器
、（１１）（１２）・・・大電流回路、（１３）・・・
電源、（１５）・・・過電流検出器、（１６）・・・熱
動継電器、（１７）・・・バイメタルスイッチ、（２１
）・・・ヒーター、（２２）・・・小電流回路、（２３
）・・・吐出パイプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）密閉型電動圧縮機に過電流検出器の常閉型バイメタ
   ルスイッチを接続すると共に、前記密閉型電動圧縮機の
   密閉容器或いは吐出パイプに常開型の熱動継電器を取り
   付けてなるものにおいて、 前記過電流検出器に、前記常閉型バイメタルスイッチの
   加熱用ヒーターを設け、このヒーターに前記熱動継電器
   を直列接続することで小電流回路を形成し、この小電流
   回路を、前記常閉型バイメタルスイッチ及び前記密閉型
   電動圧縮機等よりなる大電流回路に対して並列な状態で
   、電源に接続したことを特徴とする密閉型電動圧縮機の
   過負荷保護装置。