JPH0315081Y2 - - Google Patents

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JPH0315081Y2
JPH0315081Y2 JP12035186U JP12035186U JPH0315081Y2 JP H0315081 Y2 JPH0315081 Y2 JP H0315081Y2 JP 12035186 U JP12035186 U JP 12035186U JP 12035186 U JP12035186 U JP 12035186U JP H0315081 Y2 JPH0315081 Y2 JP H0315081Y2
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tube
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outer tube
needle
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として食道内に突出した静脈瘤の治
療に用いる穿刺針に関する。
(従来の技術) 従来、この種の穿刺針としては、可撓性合成樹
脂材から成る所定長さの外側チユーブの基端に基
筒を設け、外側チユーブよりも小径で先端に管針
を備え、基端に基筒を設けた内側チユーブを外側
チユーブの基筒の基部から外側チユーブ内に抜挿
自在に挿入し、外側チユーブの基筒の基部に内側
チユーブの基筒を当接して管針を外側チユーブの
先端より突出させたものは知られている。そして
穿刺針を食道内に挿入して静脈瘤に管針を刺入し
た後両チユーブを介してX線用造影剤、固化剤、
止血剤等の注入を行なうものである。
しかしながらこの穿刺針に用いる外側チユーブ
および内側チユーブの夫々の長さ寸法は1500mmな
いし2500mmに及ぶものであり、所定寸法に切断す
る際所定寸法に対して長短の差異が生じ易いた
め、切断後両チユーブの寸法合せおよび寸法調整
を行なわなければならないため穿刺針の組付作業
が仲々困難である。
また外側チユーブの基筒の基部に内側チユーブ
の基部を当接して管針を外側チユーブの先端から
突出させるため管針の突出長さは一定である。従
つて静脈瘤の大きさ、穿刺部位に対応せる管針の
突出長さの異なる多種類の穿刺針を用意しなけれ
ばならない不都合がある。そこで管針の外側チユ
ーブの先端からの突出長を任意に調整することが
出来る穿刺針の出現が望まれていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる従来の不都合を解消し、静脈瘤
に穿刺する内側チユーブの先端に備えた管針の外
側チユーブの先端からの突出長を任意に調整する
ことが出来る穿刺針を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであつて、所定長さの外側チユーブの基端に
基筒を設け、外側チユーブよりも小径で先端に管
針を備え、基端に基筒を設けた内側チユーブを、
外側チユーブの基筒の基部から外側チユーブ内に
抜挿自在に挿入し、外側チユーブの基筒の基部に
内側チユーブの基筒を当接して管針を外側チユー
ブの先端から突出させるものにおいて、外側チユ
ーブの基筒の基部側内周面に螺条を形成し、該螺
条内に螺挿して該基筒の長さをその軸線方向に調
整する調整部材を設け、基筒と調整部材との間に
調整部材を基筒に固定する固定部材を設け、管針
の外側チユーブの先端からの突出長を調整自在と
したことを特徴とする。
(実施例) 以下本考案を図面によつて説明する。
第1および第2図は本考案実施の1例を示すも
のである。
図面で、1はテフロン、ポリアミド等のように
人体との接触において無害の可撓性合成樹脂から
成り食道等の体腔内に挿入し得る長さとした外側
チユーブであつて、その基端1aには側方に分岐
口2を突設した基筒3を設けた。4は外側チユー
ブ1と同材質から成り、外側チユーブ1よりも小
径でかつこれよりも長い長さとした内側チユーブ
であつて、その先端4aに短い管針5を結着し、
また基端4bに基筒6を設けた。
そして内側チユーブ4を外側チユーブ1の基筒
3の基部7の開口7aから外側チユーブ1内に抜
挿自在に設けて内側チユーブ4の先端4aの管針
5を外側チユーブ1の先端1bから出没出来るよ
うにし、外側チユーブ1の基筒3の基部7に内側
チユーブ4の基筒6を当接したとき第1図示のよ
うに管針5が外側チユーブ1の先端1bから突出
するようにした。以上の構成は従来のものと相違
しない。
そして本考案においては、外側チユーブ1の基
筒3の長さLを調整するために次のように構成し
た。
外側チユーブ1の基筒3の基部7側の開口7a
内周面に螺条3を形成し、内側チユーブ4よりも
大径とした挿通孔9を備える筒状体の外周面に前
記基筒3の螺条8に螺挿する螺条10を形成した
ボルト状の調整部材11を設けると共に、調整部
材11をその周方向に回転させて該基筒3の軸線
方向Xに移動出来るようにした。そして外側チユ
ーブ1の基筒3と調整部材11との間に固定部材
12を設けて調整部材11の末端11bを基筒3
の所定長さLに固定した。図示例では固定部材1
2にロツクナツトを用い調整部材11を回転させ
その末端11b位置を基筒3の所望長さLに設定
したときロツクナツトを基筒3の基部7側に移動
して締付けて調整部材11が回動しないように固
定した。
尚図面で13は外側チユーブ1の基筒3内に挿
嵌したプラスチツクのチユーブ、14はチユーブ
13の係止部材、15は内側チユーブ4の基端4
bに取付けたプラスチツクのチユーブである。
前述のように構成したので、外側チユーブ1の
基筒3の基部7側内周面に形成した螺条8内に調
整部材11の螺条10を螺挿し、調整部材11を
その周方向に回転させながら基筒3の軸線方向X
に移動して長さLを調整することが出来ると共
に、固定部材12の締付けで調整部材11を外側
チユーブ1の基筒3に不動に固定出来る。
従つて外側チユーブ1および内側チユーブ4の
切断の際両チユーブ1,4に所定寸法との差異が
生じても調整部材11の移動調整と、固定部材1
2による調整部材11の固定とによつて内側チユ
ーブ4の先端4aに結着した管針5の外側チユー
ブ1の先端1bからの突出長Hを大人、子供等の
使用者および静脈瘤の大きさに対応させて任意に
調整出来るため、従来のように多種類の穿刺針の
用意が不要な為保管管理を簡素化することが出来
る。更に外側チユーブ1および内側チユーブ4の
所定寸法に切断後の両チユーブ1,4の寸法調整
を要しないため穿刺針の組付が極めて簡単であ
る。
前記実施例では外側チユーブ1の基筒3の基部
7内周面に形成した螺条8内に、調整部材11の
先端11a側の螺条10を螺挿したが、調整部材
11の先端側挿通孔の内周面に螺条を形成し、外
側チユーブ1の基筒3の外周面に螺条を形成し、
該基筒の外周面にロツクナツトを摺動自在に嵌込
むと共に、基筒の螺条を調整部材の螺条内に螺挿
し、ロツクナツトを摺動させて調整部材を外側チ
ユーブの基筒に固定してもよい。
第3図は本考案に用いる外側チユーブ1の変形
例を示すものであつて、外側チユーブ1の先端1
b部分の内周面に内側チユーブ4の先端4aを係
止する段部16を形成した。
このようにするときは、外側チユーブ1より長
く形成された内側チユーブ4の先端4aが後方よ
り強く押圧されて係止部16に係止されたとき内
側チユーブ4の先端4a部分で弾発力を生じ、こ
の弾発力で外側チユーブ1の先端1bから突出せ
る管針5を体腔内の静脈瘤に穿刺した際、管針5
が外側チユーブ1内に押返されるとを防止出来
る。
(考案の効果) このように本考案によるときは、外側チユーブ
の基筒の基部側内周面に螺条を形成し、該螺条内
に螺挿して該基筒の長さをその軸線方向に調整す
る固定部材を設け、基筒と調整部材との間に調整
部材を基筒に固定する固定部材を設け、管針の外
側チユーブの先端からの突出長を調整自在とし
た。従つて外側チユーブの基筒の基部側内周面に
形成した螺条内に調整部材を螺挿しこれを回転し
て該基筒の軸線方向に移動させ、固定部材を設け
たから該固定部材で調整部材を基筒に不動に固定
することが出来るので、外側チユーブの基筒の長
さをその軸線方向に所望長さに調整固定出来て、
それに伴つて内側チユーブの先端に備える管針の
外側チユーブの先端からの突出長を使用者および
静脈瘤の大きさに合せて所望長さに調整出来、更
に外側チユーブおよび内側チユーブの所定寸法に
切断後の両チユーブの寸法調整を行なうことなく
組付けすることが出来る静脈瘤穿刺針を提供する
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施の1例を示す一部截除した
側面図、第2図は第1図のA部分の拡大図、第3
図は本考案に用いる外側チユーブの変形例を示す
第2図と同様の拡大図である。 1……外側チユーブ、1a……外側チユーブの
基端、1b……外側チユーブの先端、3……基
筒、4……内側チユーブ、4a……内側チユーブ
の先端、4b……内側チユーブの基端、5……管
針、6……基筒、7……基筒の基部、8……螺
条、11……調整部材、12……固定部材、H…
…突出長、L……基筒の長さ、X……軸線方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長さの外側チユーブの基端に基筒を設け、
    外側チユーブよりも小径で先端に管針を備え、基
    端に基筒を設けた内側チユーブを、外側チユーブ
    の基筒の基部から外側チユーブ内に抜挿自在に挿
    入し、外側チユーブの基筒の基部に内側チユーブ
    の基筒を当接して管針を外側チユーブの先端から
    突出させるものにおいて、外側チユーブの基筒の
    基部側内周面に螺条を形成し、該螺条内に螺挿し
    て該基筒の長さをその軸線方向に調整する調整部
    材を設け、基筒と調整部材との間に調整部材を基
    筒に固定する固定部材を設け、管針の外側チユー
    ブの先端からの突出長を調整自在としたことを特
    徴とする静脈瘤穿刺針。
JP12035186U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH0315081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12035186U JPH0315081Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12035186U JPH0315081Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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Publication Number Publication Date
JPS6326351U JPS6326351U (ja) 1988-02-20
JPH0315081Y2 true JPH0315081Y2 (ja) 1991-04-03

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ID=31008585

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JP12035186U Expired JPH0315081Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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US6613017B1 (en) * 2000-08-08 2003-09-02 Scimed Life Systems, Inc. Controlled depth injection device and method
US7935082B2 (en) * 2007-09-27 2011-05-03 Biosense Webster, Inc. Control handle with device advancing mechanism

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