JPH0336360Y2 - - Google Patents

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JPH0336360Y2
JPH0336360Y2 JP1980047464U JP4746480U JPH0336360Y2 JP H0336360 Y2 JPH0336360 Y2 JP H0336360Y2 JP 1980047464 U JP1980047464 U JP 1980047464U JP 4746480 U JP4746480 U JP 4746480U JP H0336360 Y2 JPH0336360 Y2 JP H0336360Y2
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engagement
piston
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rod
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は注射器に係り、注射器本体内に装填さ
れる薬液カートリツジ内のピストンと該注射器本
体側のピストンロツドとの連結及び連結解除を極
めて簡単にしかも確実に行なうことができる注射
器を提供することを目的とする。
例えば歯科治療において、抜歯のため歯肉に麻
酔剤を注射するのに使われる注射器は、麻酔薬を
充填した薬液カートリツジを用いるものが一般化
している。注射器本体内に装着された薬液カート
リツジは、カートリツジに内蔵のピストンと注射
器本体に保持されたピストンロツドとを連結する
必要があるが、特に歯肉等に麻酔剤を注射する場
合、医師は注射針が血管内に刺されていないこと
を確認するために突刺後いつたんピストンロツド
を僅かに引き戻し、カートリツジ内に血液が吸引
されるかどうかを確かめなければならないため、
カートリツジ内のピストンとピストンロツドの連
結は強固に行なう必要がある。
しかるに、従来の注射器は、薬液カートリツジ
内のピストンとピストンロツドの連結に夫々予め
螺設してあるねじの嵌合を用いたり、或いはピス
トンロツドの先端部に設けたコルクの栓抜き形状
のコイルをピストンにねじ込んで連結する構成で
あるため、連結及び連結解除が非常に面倒であ
り、又連結が完全にできたのかどうかははつきり
と判らないので、例えば連結が不完全であつたた
めに突刺位置の確認時ピストンを引き戻すことが
できないことがある等の欠点を有していた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面とともにその一実施例につき説明する。第
1,2図は夫々本考案になる注射器の一実施例の
平面図及び拡大断面図、第3,4図は夫々係合部
材の一実施例の正面図及び断面図、第5図はガイ
ド部材の一実施例の平面図を示す。
第1,2図中、注射器1は、注射器本体2と、
注射器本体2内に装填される薬液カートリツジ3
と、注射器本体2の先端部に着脱される注射針4
とから大略構成されている。薬液カートリツジ3
は、両端開口部を夫々ゴムキヤツプ5とピストン
6で封止したガラス製の筒体7内に麻酔液等の薬
液を充填して構成されている。ピストン6はゴム
材等からなり、その端面に後述するクランプ部材
を嵌合される係合孔8が穿設されている。
注射器本体2は、薬液カートリツジ3を装着さ
れる装着部9を有する外筒10内にピストンロツ
ド保持用の内筒11をばね11aによつて附勢し
た状態に嵌装して大略構成されている。9aは、
装着部9の周面に形成したカートリツジ装着用の
窓孔である。ピストンロツド12は中空の軸より
なり、その先端部には係合部材としてのクランプ
部材13が嵌合させてある。
このクランプ部材13は、第3、4図に示す如
く、中空筒状体の先端部をスリツト14によつて
3分割した形状をなし、該分割部30は内側から
拡径或いは縮径可能とされている。クランプ部材
13の貫通孔15は、後端側から先端側にいくに
つれて内径が徐々に小さくなる縮径孔部15aを
介してスリツト14に連通している。
又、クランプ部材13の先端部には鍔状の係合
部材16が形成してあり、この係合部16が薬液
カートリツジ3のピストン6に穿設された係合孔
8に係合する。
ピストンロツド12は、注射器本体2の後端部
に設けた指掛け17を固定するキヤツプ18を挿
通して注射器本体2の外部に延出しているが、ピ
ストンロツド12は非円形断面形状であるため、
ピストンロツド12は指掛17に対して回り止め
されている。
ピストンロツド12の後端部には、筒状のホル
ダ19がロウ付け固定してあり、このホルダ19
に大略U字状のグリツプ20の基部が回動可能に
取付けてある。21は、グリツプ20の基部をホ
ルダ19に対して抜け止めするためのピンであ
る。グリツプ20の基部の中央部には中空筒状部
22が突設してあり、この中空筒状部22には1
箇所後述するピン24が係合する切欠溝22aが
形成してある。
23はピストンロツド12の中空部内に回動摺
動可能に設けた係合操作ロツドで、その先端部は
クランプ部材13の貫通孔15内に延在してい
る。貫通孔15の縮径孔部15a内にロツド23
が進入或いは退出することにより、クランプ部材
13が拡径又は縮径される。ロツド23の後端部
はグリツプ20の中空筒状部22内に遊嵌してお
り、ロツド23の後端部に固定したピン24が切
欠溝22aを挿通し、後述のガイド部材25の傾
斜ガイド溝25aに係合している。
ガイド部材25は、第5図に示す如く、中空筒
状体よりなり、ホルダ19の中空部に圧入固着し
てある。傾斜ガイド溝25aは、ガイド部材25
の外周に本実施例の場合90度より僅かに大なる角
度範囲で、かつ軸線に対して所定角度傾斜させて
穿設してある。そして、この傾斜ガイド溝25a
には、ロツド23後端部のピン24先端部を係合
させてある。
注射器1の使用に際しては、先ず注射針4を注
射器本体2の先端部に装着し、次に装着部9に薬
液カートリツジ3を装填する。
薬液カートリツジ3の装填に際しては、先ず、
人指し指と中指を指掛け17に掛止し、親指をグ
リツプ20に掛止する。次に、グリツプ20に掛
止した親指を引きながらピストンロツド12の外
壁段部によつて内筒11をばね11aを圧縮する
方向に変位せしめる。これにより、カートリツジ
装着部9は薬液カートリツジ3を装着できる状態
となる。そこで、ゴムキヤツプ5側を先端に薬液
カートリツジ3を窓孔9aを介して外筒10内に
装着し、後端部が完全に外筒10内に収納された
ら、それまで引いていた親指の引きをゆるめる。
これにより、内筒11はばね11aの力により
ピストンロツド12を押動しつつ前進し、薬液カ
ートリツジ3の端部に当接して係止され、カート
リツジ装着部9への薬液カートリツジ3の装着が
終る。
次に、親指でグリツプ20を押しつつ、ピスト
ンロツド12を前進せしめ、クランプ部材13先
端の係合部16をピストン6の係合孔8内に嵌合
させる。この状態においては、係合部16は第4
図に実線で示した如く縮径されているため、ピス
トン6をクランプしてはいない。次に人指し指と
中指を指掛け17に掛止したままでグリツプ20
を一方向に約90度回動変位せしめる。
グリツプ20の回動操作に伴いロツド23もグ
リツプ20とともに一体的に回動され、ピン24
はガイド部材25の傾斜ガイド溝25aに沿つて
案内される。従つて、ロツド23は傾斜ガイド溝
25aの軸方向長さ分程度ホルダ19から押し出
され、ロツド23の先端部がクランプ部材13の
縮径孔部15a内に進入する。
その結果、クランプ部材13先端部は第4図中
二点鎖線で示される如く内側からロツド23によ
つて周方向上全体に亘つて拡径され、係合部16
が係合孔8を押し広げながらピストン6を筒体7
の内壁に押圧して係合孔8に緊密に係合し、ピス
トンロツド12とピストン6の連結が強固になさ
れる。
このように、ピストン6とピストンロツド12
の連結操作はグリツプ20の回動操作により極め
て簡単かつ確実に行なうことができ、しかも連結
が確実になされたことはグリツプ20の回動位置
によつて確実に知ることができる。
尚、このことは、ピストン6とピストンロツド
12の連結解除についても同様であり、グリツプ
20を逆方向に約90度回動操作することにより、
ロツド23の先端部がクランプ部材13内部から
退出するので、クランプ部材13の弾性により係
合部16は縮径される。その結果、ピストン6は
筒体7の内壁に押圧されなくなり、ピストンロツ
ド12を引くことにより、簡単にピストンロツド
12とピストン6との連結が解除される。
注射に際しては、カートリツジ装着時と同じ持
ち方で注射器1を持ち、注射針4の先端部を歯肉
適所に突刺す。次に、親指を僅かに引き戻し、突
刺箇所が血管内にないことを吸引された逆流液の
色で判別する。突刺箇所が正常であれば、親指を
グリツプ20から外し、中指と人指し指は指掛1
7に掛けたままの位置でグリツプ20全体を掌で
押圧してピストンロツド12を押し込む。これに
より、ピストン6はピストンロツド12に押さ
れ、薬液カートリツジ3内の薬液は注射針4を介
して歯肉内に注入される。
このように、注射器1はグリツプとしてU字形
状のグリツプ20を設けてあるから、吸引時と注
入時で親指の掛止或いは掛止解除を極めて簡単に
行なうことができる。
尚、上記実施例において、注射器1としては口
腔内の麻酔用に限らず、口腔以外の他の用途のも
のにも適用できるのは勿論である。
上述の如く、本考案になる注射器は、薬液カー
トリツジを注射器本体内のカートリツジ装着部に
装着し、ピストンロツド先端部の係合部材を薬液
カートリツジ内のピストンの係合孔に嵌合させ、
ピストンロツド内の係合操作ロツドをグリツプに
指を掛けたまま所定角度回動操作することによ
り、係合操作ロツド先端部が係合部材内に進入
し、これにより係合部材の先端部が拡径して係合
孔と係合する構成であるため、グリツプを回動さ
せる極めて簡単な操作によりピストンとピストン
ロツドを連結することが出来、しかも係合部材の
先端部は3以上に分割されているため、係合部材
の先端部は周方向上全体に亘つて拡径し、これに
より係合部材の先端部が係合孔内にしつかりと係
合して、ピストンとピストンロツドを強固に連結
することができ、例えばピストンロツドをピスト
ンに螺合させる構成の従来の注射器、或いはピス
トンロツドの先端部に設けたコルクの栓抜き状の
コイルをピストンにねじ込んで連結させる構成の
従来の注射器等に比較して、極めて簡単にピスト
ンとピストンロツドを連結或いは連結解除するこ
とができ、さらに又クランプ部材の拡径或いは縮
径はグリツプに指を掛けたまま係合操作ロツドを
回動操作すればよいから、操作が極めて簡単であ
る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は夫々本考案になる注射器の一実施
例の平面図及び拡大断面図、第3,4図は夫々係
合部材の一実施例の正面図及び断面図、第5図は
ガイド部材の一実施例の平面図である。 1……注射器、2……注射器本体、3……薬液
カートリツジ、6……ピストン、8……係合孔、
12……ピストンロツド、13……クランプ部材
係合部材、20……グリツプ、23……係合操作
ロツド、24……ピン、25……ガイド部材、2
5a……傾斜ガイド溝、30……分割部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注液用のピストンを有する薬液カートリツジ3
    を着脱自在に装着される筒状のカートリツジ装着
    部9を有する注射器本体2と、該注射器本体に摺
    動自在に保持され、該カートリツジ装着部内に進
    入・退出自在とされた中空のピストンロツド12
    と、該ピストンロツド内に回動摺動可能に設けた
    係合操作ロツド23と、先端を拡径、縮径可能に
    3以上に分割された中空筒状をなし、前記ピスト
    ンロツドの先端近傍に設けられており、装着され
    たカートリツジ3のピストン6端面に穿設されて
    いる係合孔8に先端が嵌合する係合部材13と、
    前記ピストンロツドの後端部に所定角度範囲回動
    可能に取付けられ前記係合操作ロツドに連結され
    たグリツプ20と、前記ピストンロツドの後端部
    に固定され、前記係合操作ロツドの後端部に設け
    たピン24が係合する傾斜ガイド溝25aを有す
    るガイド部材25とからなり、グリツプとともに
    係合操作ロツド23を一方向に回動させることに
    より、ガイド部材25の傾斜ガイド溝25aに係
    合するピン24によつて係合操作ロツド23を軸
    方向に変位させ、これにより該係合操作ロツド先
    端部が係合部材13の分割部30を周方向上全体
    に亘つて拡径し、該係合部材先端が該ピストン6
    の係合孔8を内側よりカートリツジ内壁に押圧し
    て該係合部材13が該係合孔8に係合し、グリツ
    プを逆方向に回動させることにより該係合部材1
    3が縮径し該係合孔8との係合を解除される構成
    としてなる注射器。
JP1980047464U 1980-04-08 1980-04-08 Expired JPH0336360Y2 (ja)

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JPS56150549U JPS56150549U (ja) 1981-11-11
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MX2011011298A (es) * 2009-04-30 2011-11-18 Sanofi Aventis Deutschland Conexion axialmente ajustable de vastago de piston a piston para mecanismo de impulso para un dispositivo de administracion de farmacos.
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576267U (ja) * 1980-06-13 1982-01-13

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