JPH0315008A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0315008A
JPH0315008A JP15194289A JP15194289A JPH0315008A JP H0315008 A JPH0315008 A JP H0315008A JP 15194289 A JP15194289 A JP 15194289A JP 15194289 A JP15194289 A JP 15194289A JP H0315008 A JPH0315008 A JP H0315008A
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JP
Japan
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distance
focus
focal length
zoom
zooming
Prior art date
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Pending
Application number
JP15194289A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeya Tsukamoto
剛也 塚本
Masatoshi Ito
正利 伊藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/537,416 priority patent/US5204710A/en
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  • Lens Barrels (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動焦点調節動作ならびにモータ駆動等によ
るズーミング動作を行うことのできるカメラに関する。
さらに詳しくは、焦点調節用のフォーカスレンズおよび
焦点距離変更用のバリエータレンズを有する撮影光学系
と、被写体に対する合焦位置からの偏差を検出する焦点
検出手段と、この焦点検出手段による検出偏差に基づい
て前記フォーカスレンズを合焦位置に向かって移動させ
る焦点調節手段と、前記バリエータレンズを移動させる
ためのズーム操作手段とを備えたカメラに関する。
〔従来の技術〕
上述したカメラにおいて、従来、四群構或のインナーフ
ォーカスタイプの撮影光学系を備え、その撮影光学系に
おけるフォーカスレンズの物理的に繰出し可能な最大量
に対応して定まる最短撮影距離が、焦点距離の短いほど
短くなる特性を有していることを利用して、フォーカス
レンズがその繰出し最大点に達することで被写体が最短
撮影距離よりもカメラ側に位置すると判別された場合に
、焦点距離を自動的に短く変更して最短撮影距離が短く
なる状態を現出し、それによって、インナーフォーカス
タイプの撮影光学系を備えたズームレンズを採用しなが
らも、被写体がカメラから遠距離にあると近距離にある
とに拘らず、広い範囲の被写体に対して自動焦点調節動
作を可能にしてピントの合った撮影を行えるように構威
したものが知られている(例えば、特開昭60−143
310号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来のカメラにおいては、次のような
問題があった。
つまり、先に述べたように上述の従来のカメラは、その
撮影光学系の有する短焦点距離になるほど最短撮影距離
が短くなるレンズ特性を利用したものであるが、カメラ
における撮影光学系には、そのほか、ある撮影距離の被
写体に対する合焦状態で焦点距離が変化してもフォーカ
スレンズの位置は変化せず従って最短撮影距離は焦点距
離に拘らず一定であるレンズ特性を有する前玉移動タイ
プや、インナーフォーカスタイプであってもある撮影距
離の被写体に対する合焦状態で焦点距離が変化した場合
にフォーカスレンズの繰出し量が長焦点距離側と短焦点
距離側の両端側で少なくその中間部分で多くなることで
最短撮影距離が中間部で長く短焦点距離側と長焦点距離
側で短くなるレンズ特性を有するものがある。
そのため、前者の前玉移動タイプでは、前述した従来の
カメラの構或でなくても広い範囲の被写体に対して自動
焦点調節動作によりピント合わせを行って撮影すること
ができる。ところが、この場合、被写体までの距離が極
めて短い場合でも長焦点距離状態での撮影が可能である
から、被写体の撮影倍率が極端に大きくなってしまって
視野からはみ出してしまったり、或は、自動焦点調節動
作を被写体像のコントラストに基づいて行う方式におい
ては撮影倍率が大き過ぎることに起因して被写体像に明
瞭なコントラストが生じず自動焦点調節動作の信頼性が
低下する事態を招来する虞がある。
一方、後者のレンズ特性を有する撮影光学系に、前述し
た従来のカメラの構成を適用した場合、中間の焦点距離
状態から短焦点距離側においては、焦点距離が短いほど
最短撮影距離は短くなるので、近くの被写体であっても
自動焦点調節動作によるピント合わせが可能であるもの
の、中間の焦点距離状態から長焦点距離側においては、
逆に、焦点距離が長いほど最短撮影距離が短くなるので
、自動焦点調節動作によるピント合わせはできても、上
述した前玉移動タイプと同様に、被写体までの距離が極
めて短い場合の長焦点距離状態での撮影が可能になって
しまうから、被写体の視野からのはみ出しや自動焦点調
節動作の信頼性の低下という不都合が生じてしまう。
このことは、言葉を変えて述べると、前述した従来のカ
メラにおいては、被写体までの距離が短い場合に最短撮
影距離が短くなるようにズーミングを行って広い範囲の
被写体に対してピント合わせを可能にしようとする目的
を有していたのであり、そのための判断基準として、物
理的に定まるフォーカスレンズの最大繰出し量を用いて
いるために、レンズ特性の異なる撮影光学系に対して適
用した場合に生じることとなろ過大な撮影倍率について
は考慮されていなかったということである。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、焦点距離を変更する
に際して、過大な撮影倍率が生じることを防止すること
のできるカメラを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるカメラの特徴構戒は、例えばフォーカスレ
ンズの位置を検出するフォーカスレンズ位置検出手段に
よる検出結果に基づいて被写体までの距離情報を検出す
るといった構成の距離情報検出手段を設け、前記フォー
カスレンズの移動可能範囲から定まる最短撮影距離とは
別に焦点距離が長いほど大となる近接リミット距離を設
定し、前記測距手段による検出結果に基づいて前記近接
リミット距離よりもカメラ側に被写体が位置する場合に
前記バリエータレンズを自動的に焦点距離を短くする方
向に移動させるズーム制御手段を設けたことにある。
〔作 用〕
つまり、近接リミット距離が、焦点距離が長いほど大と
なるように設定されており、ズーム制御手段が、被写体
までの距離がその近接リミット距離よりも短い場合に自
動的に焦点距離を短くして撮影倍率を小さくするから、
焦点距離が長い状態でカメラ近傍の被写体を撮影するこ
とを回避して、撮影倍率が極端に大きくなることを防止
できる。そして、その近接リミット距離が、物理的に定
まるフォーカスレンズの移動範囲に対応する最短撮影距
離とは別に設定されているから、焦点距離の変化に対す
るフォーカスレンズの移動の態様に拘らず、すなわち撮
影光学系のレンズ特性に拘らず、かつ、その撮影光学系
の機構的な制約とは無関係に自由に、所望の撮影倍率範
囲での撮影を行えるようにすることができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。
第l図は、ビデオカメラの撮影光学系(S)およびそれ
に係る制御装置の概略構成を示している。撮影光学系(
S)は、前方から順に、固定レンズ(1)、光軸(L)
に沿って移動して撮影光学系(S)の焦点距離を連続的
に変更するバリエータレンズ(2)、同じく光軸(L)
に沿って移動して撮影光学系(S)の焦点調節を行なう
フォーカスレンズ(3)、ハーフプリズム(4)、およ
びマスターレンズ(5)等から構成されており、このマ
スターレンズ(5)の後方に配置されたCCDからなる
撮像素子(6)上に画像を結像するように構成されてい
る。
この撮影光学系(S)に入射する被写体からの光線束の
一部は、前記ハーフプリズム(4)によって結像用の光
線束から分岐され、全反射ミラー(7)によって反射さ
れた後、焦点検出用の受光素子(8)上に結像され、こ
の受光素子(8)からの光電変換された出力信号が焦点
検出回路(21)を介して、マイクロコンピュータ(9
)に人力されるように構或されている。マイクロコンピ
ュータ(9)は、この出力信号を用いて、撮影光学系(
S)が被写体に対して合焦状態にあるか否かを判別し、
もし非焦点状態であれば、合焦状態となるよう焦点調節
駆動回路(IO)に制御信号を出力する。そして、焦点
調節駆動回路(10)は、この制御信号により、フォー
カスレンズ(3)を光軸(L)に沿って移動させるため
のステッピングモー夕からなるフォーカスモーク(11
)の動作を制御してフォーカシングを行なう。
すなわち、被写体からの光線束を分岐させて前記受光素
子(8)上に結像させる光学系、焦点検出回路(21)
およびマイクロコンピュータ(9)が焦点検出手段を構
成しており、マイクロコンピュータ(9)、焦点調節駆
動回路(IO)およびフォーカスモータ(11)が焦点
調節手段を構成している。
(12)は撮影光学系(S)の焦点距離を大に(テレ方
向に)変化させるためのテレキー(12T)或は撮影光
学系(S)の焦点距離を小に(ワイド方向に)変化させ
るためのワイドキー(12W)に対する手動による抑圧
操作でテレ側或はワイド側の何れか一方のスイッヂが閉
成されるパワーズーム方向スイッチで、このパワーズー
ム方向スイッチ(12)の状態信号が、マイクロコンピ
ュータ(9)に入力されている。マイクロコンピュータ
(9)は、この状態信号に応じて、ズーム駆動回路(1
3)に制御信号を出力する。そして、ズーム駆動回路(
13)は、この制御信号によりバリエータレンズ(2)
を光軸(L)に沿って移動させるズームモータ(14)
の動作を制御してズーミングを行なう。
すなわち、パワーズーム方向スイッチ(12)、マイク
ロコンピュータ(9)、ズーム駆動回路(13)および
ズームモータ(14)がズーム操作手段を構成している
また、バリエータレンズ(2)には、位置検出用のブラ
シ(15)が付設されており、このブラシ(15)が、
バリエータレンズ(2)の移動に伴なって、光軸(L)
方向に沿って位置するズームエンコーダ(16)上を摺
動するように構或されている。
ズームエンコーダ(16)からは、バリエータレンズ(
2)の位置に応じた位置検出信号が出力され、マイクロ
コンピュータ(9)に入力されるように構成されている
。マイクロコンピュータ(9)はその位置検出信号に基
づいて、バリエータレンズ(2)の位置を知ることがで
きる。すなわち、前記ブラシ(15)、ズームエンコー
ダ(16)およびマイクロコンピュータ(9)がバリエ
ータレンズ位置検出手段を構成している。
一方、フォーカスレンズ(3)にも、位置検出用のブラ
シ(17)が付設されており、このブラシ(l7)がフ
ォーカスレンズ(3)の移動に伴なって、光軸(L)方
向に沿って位置するフォーカスエンコーダ(l8)上を
摺動ずるように構或されている。
フォーカスエンコーダ(18)からは、フォーカスレン
ズ(3)の位置に応じた位置検出信号が出力され、マイ
クロコンピュータ(9)に入力されるように構或されて
いる。マイクロコンピュータ(9)はその位置検出信号
に基づいて、フォーカスレンズ(3)の位置を知ること
ができる。すなわち、前記ブラシ(l7)、フォーカス
エンコーダ(l8)およびマイクロコンピュータ(9)
がフォーカスレンズ位置検出手段を構成している。
また、(l9)は、後程詳述するが、前記テレキ−(1
2T)或はワイドキー(12W)に対する押圧操作に応
じて全ての範囲でズーミングを行なう《ノーマルモード
》と、それに加えて被写体までの距離に応じて自動的に
ズーミング動作の制御を行なう《オートモード》との切
替えを行なうためのズームモード切替スイッチで、この
ズームモード切替スイッチ(19)の状態信号がマイク
ロコンピュータ(9)に入力されている。
なお、後述するが、電源が投入された直後には、上述し
た《オートモード》が自動的に設定されるように構成さ
れている。
また、図中(20)は、ファインダ内に設けられた表示
装置で、フォーカスエリアの表示や、後述する近距離撮
影時の警告表示やズーミング禁止の警告表示を行なう。
次に、このビデオカメラのズーミング動作の概略を説明
する。
第2図に、ズーミングに伴なう撮影光学系(S)の焦点
距離[fl と、フォーカスエンコーダ(18)からの
出力電圧として得られるフォーカスレンズ(3)の繰出
し量[ml との関係を示す。
本実施例では、いわゆるインナーフォーカスタイプを採
用しているので、焦点距離の変更のためのバリエータレ
ンズ(2)の移動によって同一撮影距離に対する撮影光
学系(S)の焦点位置が変わるので、焦点距離が異なれ
ば、ビデオカメラから同じ距離に位置する被写体に対し
て撮影光学系(S)を合焦状態とするためのフォーカス
レンズ(3)の繰出し量は異なったものとなる。
図中細い実線で示したラインは、ビデオカメラからある
距離(以下、撮影距離と称する)に位置する被写体に対
して合焦状態を維持したままズーミングを行なった場合
のフォーカスレンズ(3)の動きを、いくつかの撮影距
離について描いたものである。図中破線で示したライン
[ML]は、フォーカスレンズ(3)を繰り出すことの
できる物理的に定まる最大繰出し量であって、フォーカ
スレンズ(3)をそれ以上前方に繰り出すことはできな
い。従って、フォーカスレンズ(3)をこの破線よりも
上方に移動させる必要がある場合には、ピントの合わな
い画像となる。
そのため、この場合には、前述した表示装置(20)を
用いて近距離撮影時の警告表示を行なうように構成して
ある。
上述のように、フォーカスレンズ(3)の最大繰出し量
が物理的に定まるので、第3図に破線で示すように、焦
点距離の変化に応じて変わる撮影可能な最近接距離、す
なわち最短撮影距離[nlのライン[C F]を描くこ
とができる。
ところが、第2図に示すように、この撮影光学系(S)
は、そのフォーカスレンズ(3)の繰出し量がテレ側と
ワイド側の双方において小さく中間部において大きい、
というレンズ特性を有しているために、このライン[C
F]で示されるように、テレ側における最短撮影距離が
それよりも焦点距離の短い中間部よりも短くなってしま
う。そのため、焦点距離の長いテレ側で撮影した場合に
撮影倍率が大きくなり過ぎて撮ろうとする被写体が視野
内に収まらなかったり、或は、被写体像のコントラスト
を用いて焦点検出を行う方式であると、被写体までの距
離が近くかつ倍率が大きいために合焦判別用のフォーカ
スエリア内に位置する被写体部分のコントラストが充分
でないことに起因して自動焦点調節動作が正常に行なわ
れなくなる事態が生じる。
そこで、そのような不都合を回避するため、このカメラ
においては、第2図に破線で示される物理的な最短撮影
距離に対応するライン(以下、物理的リミットラインと
称する)[ML]とは別に、フォーカスエンコーダ(1
8)からの出力電圧と比較することによってフォーカス
レンズ(3)の移動を制限するために第2図に太い実線
で示す電気的な撮影範囲制限用のテレ側で階段状となる
ライン(以下、電気的リミットラインと称する)  [
EL]を設けてある。そして合焦状態において、前述し
たフォーカスレンズ位置検出手段とバリエータ位置検出
手段による検出結果から第2図を用いて被写体までの距
離が分るから、その得られた距離が上述した電気的リミ
ットライン[E L]に対応する距離(以下、近接リミ
ット距離と称する)よりも短い場合に、具体的には、あ
る焦点距離状態におけるフォーカスエンコーダ(l8)
からの出力電圧がその焦点距離状態における電気的リミ
ットライン[EL]に対応する設定電圧よりも高い場合
に、マイクロコンピュータ(9)は、ズーム駆動回路(
I3)に制御信号を出力して、バリエータレンズ(2)
を撮影光学系(S)の焦点距離が短くなる方向に、すな
わちワイド方向に自動的に移動させ、撮影倍率が極端に
大きくならない焦点距離状態で撮影することができるよ
うに構威してある。
すなわち、マイクロコンピュータ(9)が、距離情報検
出手段ならびにズーム制御手段を構成している。
上述した電気的リミットライン[EL]を用いてズーミ
ング動作の制御を行なうのが先に述べた《オートモード
》であり、それを解除したすなわち通常の手動操作によ
るズーミング動作を可能にするのが先に述べた《ノーマ
ルモード》である。なお、上述qた《オートモード》で
の撮影可能な最近接距離は、第3図に実線で示すライン
となる。
そして、《オートモード》においては、被写体が近接リ
ミット距離よりもカメラ側に位置している場合に、ワイ
ド側に自動的にズーミングする(以下、この動作をオー
トズーミング動作と称する)ことに加えて、以下のよう
にズーミング動作を制御するように構成してある。
なお、本実施例では、撮影距離に対するフォーカスレン
ズ(3)の位置情報であるフォーカスエンコーダ(l8
)の出力電圧と、近接リミット距離に対応するフォーカ
スレンズ(3)の基準位置情報である電気的リミットラ
イン[EL]に対応する電圧とを比較してオートズーミ
ング動作を行っているが、以下、説明を分りやすくする
ために、撮影距離と近接リミット距離とに置き換えて説
明する。
<A>オートズーミング動作の途中で人為操作で前記テ
レキー(12T)が押圧された場合には、ズーミング動
作を停止するように構成してある。すなわち、この場合
は、オートズーミング動作がなされているものの撮影者
がそれ以前の画角に戻そうとしてテレキー(12T)を
抑圧操作したと判断し、その場合に、手動操作によるテ
レ側へのズーミング動作を行なうとそれが終了した時点
で再び被写体が近接リミット距離よりもカメラ側に位置
しているとの判別結果に基づくオートズーミング動作が
なされることで画角が頻繁に変化することとなるので、
それを回避するようにしてある。
<B>オートズーミング動作が起動されることのない撮
影状態で、すなわちある焦点距離状態において被写体が
その焦点距離の近接リミット距離よりも遠方に位置して
いる状態で、前述したテレキー(12T)或はワイドキ
ー(12W)に対する押圧操作によるテレ側或はワイド
側への焦点距離の変更(以下、この動作を人為ズーミン
グ動作と称する)が可能であるが、テレ側への人為ズー
ミング動作によって、近接リミット距離が被写体までの
距離よりすなわち撮影距離よりも大となる焦点距離とな
った場合に、ズーミング動作を停止するように構成して
ある。
すなわち、この場合にも、先の<A>と同様に、テレ側
への人為ズーミング動作を継続して行なうとそれが終了
した時点でオートズーミング動作がなされて画角が頻繁
に変化することとなるので、それを回避するようにして
ある。
さらに、この場合、その旨を撮影者に警告するために、
表示装置(20)を用いてズーミング禁止の警告表示を
行なうように構成してある。その表示を説明すると、第
4図(イ)はある被写体(PO)に対する通常の撮影状
態でのファインダ像を示しており、この撮影状態からテ
レ側への人為ズーミング動作がなされて、近接リミット
距離が撮影距離よりも大になってズーミング動作が停止
されると、以後その状態が解消されるまで、すなわち、
テレキー(12T)が解放されるまで、第4図(口)に
示すように、ファインダ像においてフォーカシングフレ
ーム部分(FF)を点滅させるように構成してある。な
お、警告としては、ファインダ内における警告表示だけ
ではなく、例えば、アラーム等の、音による警告も可能
である。
<C>オートズーミング動作が起動されることのない撮
影状態で、フォーカシングフレーム内の被写体が移動す
る等で撮影光学系(S)がその被写体に対する合焦状態
から逸脱した場合、既に述べたように、焦点検出手段に
よる検出偏差に基づいて焦点調節手段によるフォーカス
レンズ(3)を移動させての自動焦点調節動作が行なわ
れることとなる。
この場合、被写体がカメラに向かって移動するとそのと
きの焦点距離における近接リミット距離よりもカメラ側
に位置することとなる場合があり、移動する被写体に対
して追随して自動焦点調節動作を行なっていると撮影倍
率が大きくなり過ぎる結果、コントラストが低下して焦
点検出の信頼性が低下することとなる。
そこで、フォーカスレンズ位置検出手段による現在のフ
ォーカスレンズの位置に対応する撮影距離に、焦点検出
手段による検出偏差に基づく焦点調節動作で生じる撮影
距離の変化量を加えた予測撮影距離が、前記近接リミッ
ト距離よりも小になる場合に、自動焦点調節動作を行な
うとともに、バリエータレンズ(2)を自動的にワイド
側に移動させ、前記予測撮影距離が近接リミット距離よ
りも大となる焦点距離に変更する(以下、この動作を仮
想オートズーミング動作と称する)ように構成してある
そして、上述のように予測撮影距離が近接リミット距離
よりも小である場合に仮想オートズーミング動作を行な
うことによって、同じ状況下で先に自動焦点調節動作を
行ないその結果撮影距離が近接リミット距離よりも小と
なることでオートズーミング動作を行なう場合に比して
、自動焦点調節動作とズーミングとを同時に行なうこと
による撮影準備のための時間短縮を図ることができ、狙
ったタイミングでの撮影を失敗なく行なえる。
なお、この仮想オートズーミング動作を行なうに際して
、焦点検出手段による検出偏差がある設定値よりも大き
い場合には、ズーミング動作を行なわないように構成し
てある。
この制御を第5図を用いて説明する。第5図において、
横軸方向にビデオカメラ(VC)からの距離を取ってあ
る。
まず、現在被写体(PO)が図中(I)の位置にあって
ビデオカメラ(VC)はその被写体(PO)に対して合
焦状態にあるとする。この被写体(PO)が次第にビデ
オカメラ(VC)に近付いて、図中(II)の位置に移
動すると、その位置での被写体(PO)に対して焦点検
出手段による検出偏差(以下、デフォーカス量[DF]
 と称する)として[D F ,]が得られるから、こ
のデフォーカス量[D F ,]に基づいて自動焦点調
節動作が行なわれる。次いで被写体(PO)が図中(I
II)の位置まで移動すると、同様に得られたデフォー
カス量[D F g]に基づいて自動焦点調節動作が行
なわれる。さらに被写体がビデオカメラ(VC)から近
接リミット距離[L D]よりも小なる距離にある図中
(■)の位置まで移動すると、既に述べたように、同様
に得られたデフォーカス量 [D F .]に基づく自動焦点調節動作が行なわれる
とともに、自動的にワイド側へのズーミング動作が行な
われる。これが通常の仮想オートズーミング動作である
ところが、被写体(PO)が図中(I)の位置にあって
ビデオカメラ(VC)が合焦状態にある場合にビデオカ
メラ(VC)から近接リミット距離[LD]よりも小な
る距離にある図中(V)の位置にその被写体(PO)と
は別の物(PO’ )が通り掛かったとすると、上述の
ように仮想オ一トズーミング動作を行なうと、撮ろうと
している被写体(PO)は動いていないのに、ワイド側
へのズーミング動作が行なわれて画角が大きく変化する
とともに、別の物(PO’ )に焦点が合ってしまうこ
ととなる。
そこで、この場合のように、得られるデフォーカス量[
DF.]が父−ム用設定デフォーカス量よりも大きけれ
ば、狙った被写体(PO)の移動ではないと判断して、
ズーミング動作を行なわず、同じ撮影状態での撮影を継
続して行なえるようにしてある。
ただし、撮影者が意図的に手前の被写体を撮ろうとする
場合もあるので、自動焦点調節動作は継続して行い、そ
のような場合に、フォーカスレンズ(3)の移動に連れ
てデフォーカス量[DF]が次第に減少することで、仮
想オートズーミング動作が行われるように構成してある
<D>オートズーミング動作が起動された後、フォーカ
スレンズ位置検出手段およびバリエータレンズ位置検出
手段の夫々の検出結果に基づいて、距離情報検出手段に
より検出される撮影距離情報と、各焦点距離状態での近
接リミット距離との比較を繰り返し、撮影距離が近接リ
ミット距離以上となった時点で、バリエータレンズ(2
)の移動を停止して、オートズーミング動作を終了させ
るように構成してある。
つまり、カメラの焦点距離が大、すなわちテレ側の撮影
状態に設定されている場合、浅い被写界深度の撮影や望
遠効果を生かした撮影を意図していることが多いから、
前述のようにオートズーミング動作によって極端に倍率
の大きい撮影や自動焦点調節動作の信頼性の低い状態で
の撮影を回避するようにした場合であっても、上述した
撮影意図をなるべく生かせるように、撮影可能な状態の
最もテレ側の状態で撮影を行なえるようにしてある。
なお、このようなオートズーミング動作の停止は、具体
的には次のように行なわれる。
<i>ズームモード切替スイッチ(19)に対する操作
で《ノーマルモード》から《オートモード》に切り替え
られた直後、および、電源が投入された直後で既に述べ
たように自動的に《オートモード》が設定された場合に
おいては、被写体が停止状態であっても、現在の撮影距
離がその焦点距離状態での近接リミット距離よりも小と
なっている場合があり、その場合には、既に述べたよう
に、オートズーミング動作(以下、この場合をリミット
オートズーミング動作と称する)が行なわれる。
この場合の動作を第6図(イ)を用いて説明する。この
第6図(イ)は先に挙げた第2図の一部を拡大したもの
である。リミットオートズーミング動作が起動される前
に、焦点距離が[f1]であり、[1.2m]の位置に
ある被写体に対してフォーカスレンズ(3)が合焦状態
となる位置[i]にあったとする。この状態でリミット
オートズーミング動作が行なわれることにより、焦点距
離が小となる方向(図中右方向)にズーミングが行なわ
れ、それに伴なって、フォーカスレンズ(3)は、被写
体が移動していないので、[1.2m]の撮影距離を現
出するライン[F L ,, .]に沿って移動する。
そして、近接リミット距離が[1m]となって撮影距離
よりも短くなる[f2]の焦点距離となった時点で、リ
ミットオートズーミング動作は終了する。このとき、フ
ォーカスレンズ(3)は、[j]の位置にある。
くu〉 《オートモード》における通常の撮影状態で被
写体が近付いて来ることにより撮影距離が近接リミット
距離よりも小になると予測される場合に、既に述べたよ
うに仮想オートズーミング動作が行なわれる。
この場合の動作を第6図(0)を用いて説明する。この
第6図(0も第2図の一部を拡大したものである。仮想
オートズーミング動作が起動される前に、焦点距離が[
f1]であり[5m]の位置にある被写体に対してフォ
ーカスレンズ(3)が合焦状態となる位置[m]にあっ
たとする。この状態で被写体が動いて[1.2mlの位
置に移動すると、焦点検出手段による検出偏差に基づい
て予測撮影距離が[1.2m]と算出され、この予測撮
影距離がその焦点距離での近接リミット距離よりも小な
ので仮想オートズーミング動作が行なわれることとなる
そして、焦点距離が小となる方向(図中右方向)にズー
ミングが行なわれるとともに[1. 2m]の撮影距離
となるように自動焦点調節動作が行なわれるので、それ
ら両動作の合或されたものとして、フォーカスレンズ(
3)は、前記[m]の位置から、[1.2m]の撮影距
離を現出するライン[F L ., .]に向かう、図
中一点鎖線で示すライン[ILiに沿って移動する。
この移動は、通常、バリエータレンズ(2)の焦点距離
変更のための最大移動量が例え?[20mm]程度であ
るのに比して、フォーカスレンズ(3)の焦点調節のた
めの最大移動量が例えば[2om]程度であって、バリ
エータレンズ(2)の移動量に比してフォーカスレンズ
(3)の移動量が小さいので、図示のように前記ライン
[ILlの傾きは急で、まず[n]の位置に達して、[
1. 2m]の撮影距離となった後、先の<i>の場合
と同様に、[1. 2m]の撮影距離を現出するライン
[FL,■]に沿って移動し、同様(こ、近接リミット
距離が[1m]となって撮影距離よりも短くなる[f2
]の焦点距離となった時点で、仮想オートズーミング動
作は終了する。このとき、フォーカスレンズ(3)は、
同様に[j]の位置にある。
<E>仮想オートズーミング動作が行なわれる場合、通
常は、上述した<D>の〈■〉の動きとなって、撮影距
離より近接リミット距離が小となった時点で仮想オート
ズーミング動作は終了する。しかし、下記のように、フ
ォーカスレンズ(3)の移動が、電気的リミットライン
[E L]と交叉しない場合には、前述の<D>の制御
で仮想オートズーミング動作を終了させようとすると、
不都合が生じる。
この場合の動作を第6図(ハ)を用いて説明する。この
第6図(ハ)も第2図の一部を拡大したものである。仮
想オートズーミング動作が起動される前に、焦点距離が
[fs]であり[2m]の位置にある被写体に対してフ
ォーカスレンズ(3)が合焦状態となる位置[p]にあ
ったとする。この状態で被写体が動いて[0. 8m]
の位置に移動すると、焦点検出手段による検出偏差に基
づいて予測撮影距離が[0. 8m]と算出され、この
予測撮影距離が、その焦点距離での近接リミット距離よ
りも小なので仮想オートズーミング動作が行なわれるこ
ととなる。
そして、焦点距離が小となる方向(図示右方向)にズー
ミングが行なわれるとともに[0.8m]の撮影距離と
なるように自動焦点調節動作が行なわれるので、それら
両動作の合成されたものとして、フォーカスレンズ(3
)は、前記[p]の位置から、[0.8m]の撮影距離
を現出するライン[FLo.s]に向かう、図中一点鎖
線で示すライン[IL.]に沿って移動する。この移動
は、先に述べたように、焦点調節のための移動の方が速
いので、図示のようにそのライン[IL2]の傾きは急
で、かつ、移動当初は上向きとなる。ところが、ある焦
点距離[f4]よりも短焦点距離側では、フォーカスレ
ンズ(3)の等撮影距離現出ライン(例えば、上記cF
t,o.a])は右下りの傾きとなるので、ワイド側へ
のズーミングがなされるにつれて、フォーカスレンズ(
3)は図示のように、一旦繰り出された後に再び繰り込
まれるように移動することとなる。
方、前記電気的リミットライン[E L]は、前記焦点
距離[f4]よりも短焦点距離側においては近接リミッ
ト距離が長くなることを回避すべく右下りとはならない
ように例えば図示の如く水平のラインとして設定してあ
るから、上述のフォーカスレンズ(3)の移動ライン[
rL.]は電気的リミットライン[EL]とは交わらな
いこととなる。
ところが、この場合、前述した<D>の制御を行なうと
、距離情報検出手段により検出される撮影距離は常に近
接リミット距離よりも大きいことから、その判別結果に
基づいて、バリエータレンズ(2)とフォーカスレンズ
(3)は僅かに移動した時点で停止し、その時点での予
測撮影距離と近接リミット距離との比較結果に基づいて
再び仮想オートズーミング動作が起動されることとなる
ため、バリエータレンズ(2)とフォーカスレンズ(3
)が移動と停止とを繰り返しながらのがくがくしたズー
ミング動作となってしまい、異和感があるのみならず、
合焦状態で撮影できるようになるまでの時間が増加する
ことともなる。
そこで、このような場合には、撮影距離が近接リミット
距離よりも大きくなった時点で仮想オートズーミング動
作を終了させるのではなく、焦点検出手段による検出偏
差が、近接側の状態から離隔側の状態に変わった時点で
仮想オートズーミング動作を終了させるように構或して
ある。
つまり、このような場合に、フォーカスレンズ(3)の
最終的な移動目標位置は、予測撮影距離である[0. 
8m]の撮影距離を現出するライン[F’L,o.s]
上であって、第6図(ハ)で示せばフォーカスレンズ(
3)の移動ライン[IL2]が上記ライン[FL..s
コと交わる位置[q]である。
そこで、この位置の近傍でのフォーカスレンズ(3)の
移動をさらに細かく見ると、第6図(二)に示すように
、フォーカスレンズ(3)は、[0. 8m]の撮影距
離を現出する状態に、それよりも大きな撮影距離現出状
態から接近側となる検出偏差に基づいて接近してくる。
ところで、一般の自動焦点調節動作においては合焦位置
近傍でのフォーカスレンズ(3)のふらつきをなくすた
めに合焦位置の前後に不感帯を設けて制御するが、本実
施例のようなインナーフォーカスタイプの撮影光学系(
S)では第2図にも示したようにズーミングに伴なって
フォーカスレンズ(3)も移動するから、ズーミング中
の自動焦点調節動作は、ズーミングに伴なうピントのズ
レに対して追随性良く焦点調節するべく、不感帯を設け
ずに制御している。そのた・め、前述した接近してくる
フォーカスレンズ(3)は、一旦[0. 8m]の撮影
距離を現出する状態となって合焦状態になった後ミ゛そ
の状態を行き過ぎて、それよりも小さな撮影距離現出状
態となり、今度は、焦点検出手段により離隔側となる検
出偏差が得られるようになる。以後、ズーミング動作を
停止しなければ、フォーカスレンズ(3)は、図示のよ
うに、[0. 8m]の撮影距離を現出するライン[F
Lo.]に交わることを繰り返しながら、そのライン[
FLo..]に沿って移動することとなる。
そこで、フォーカスレンズ(3)が[0. 8m]の撮
影距離を現出する状態となったことを、前述したように
、焦点検出手段による検出偏差が接近側の状態から離隔
側の状態に変わったことを以て検知し、その検知時に仮
想オートズーミング動作を終了させることで、仮想オー
トズーミング動作を行なう場合にフォーカスレンズ(3
)の移動が電気的リミットライン[EL]に交わること
なく行なわれるような場合であっても、不自然なズーミ
ング動作が生じることなく、迅速に所望の状態にして仮
想オートズーミング動作を終了させることができるよう
に構或してある。
<F>リミットオートズーミング動作であっても、仮想
オートズーミング動作であっても、ズーミング動作の制
錬のために、現在の撮影距離或は予測撮影距離と、近接
リミット距離との比較を行なっている。この近接リミッ
ト距離は、既に述べたように、フォーカスレンズ(3)
の物理的に移動できる範囲から定まる物理的な最短撮影
距離とは別にフォーカスレンズ(3)の位置情報と比較
する基準値として、焦点距離が大きいほど長くなるよう
に設定したものである。
そして、その近接リミット距離を用いてズーミング動作
を制御する、すなわち、《オートモード》によるズーミ
ングを行なうことの目的は、既に述べたように、焦点距
離の大きい状態では近くの物体を撮影しないようにして
、撮影倍率が極端に大きくなったり、或はそれに起因し
て自動焦点調節動作の信頼性が低下したりすることを回
避することにある。
従って、設定される近接リミット距離としては、本実施
例で説明する段階状のものに替えて、連続的に変化する
直線状や曲線状のものであっても構わず、その方が精度
は高くなる。しかしながら、そのためには、焦点距離の
変化を連続的に捉えるべくバリエータレンズ(2)の位
置を連続的に検出できるようにする必要があり、エンコ
ーダ等の検出用の機構の複雑化やコストアップを生じる
こととなる。
そこで、本実施例においては、焦点距離状態を判別する
ためのバリエータレンズ(2)の位置検出は、ズームエ
ンコーダ(l6)の導通パターンの変化で、例えば、第
2図に示すように、テレ領域にあるか、ワイド領域にあ
るか、或はその中間のミドル領域にあるか、といった3
つの領域検出を以て行なっている。
ところが、上述した3つの領域に対応して近接リミット
距離を設定したのでは、あまりにも大きな範囲に対して
同じ近接リミット距離となってしまい、所期の目的を充
分に達或することができなくなってしまう。そのため、
焦点距離状態の検出は上記3つの領域としながら、それ
ぞれの領域を複数に等分し、その分割領域ごとに近接リ
ミット距離を設定することによって、全体として、第2
図に示すように多段階に変化するものとして設定してあ
る。
具体的には、《オートモード》におけるズーミングの速
度を定速にし、上記3つの領域の間での移行は前記ズー
ムエンコーダ(l6)の導通パターンの変化を以て検知
できるから、その時点を起点として、通常上記1つの領
域を通過するのに要する時間を複数の分割領域に分割し
た分割数で除した時間が経過するごとに、近接リミット
距離を1段階づつ変更して行くように構成してある。
そのため、ズニミングが頻繁に行なわれる《オートモー
ド》での通常の撮影時には上述したズーミングに伴なう
近接リミット距離の更新を行なうことができるものの、
《ノーマルモード》から《オートモード》に切り替わっ
た直後、或は、電源が投入された直後で既に述べたよう
に自動的に《オートモード》が設定された場合といった
、《オートモード》でのズーミング動作の制御が未だ行
なわれていない状態では、ズームエンコーダ(16)の
導通パターンの検出によって、焦点距離状態が前述した
3つの領域の何れかにあるかが分るだけで、その領域内
の何れの分割領域にあるのかは分からない。
そこで、電源投入時、および《ノーマルモード》から《
オートモード》への切替時には、一旦バリエータレンズ
(2)を駆動してワイド側域はテレ側の何れかへのズー
ミング、好ましくはワイド側へのズーミングを行ない、
ズームエンコーダ(l6)の導通パターンの変化が検出
された時点でバリエータレンズ(2)の移動を停止する
とともに、メモリ等に格納されている複数の近接リミッ
ト距離のうちから、その焦点距離に対応する近接リミッ
ト距離、すなわち、ミドル領域或はワイド領域の何れか
の領域における最も焦点距離の大きい分割領域に対応す
る近接リミット距離(以下、初期近接リミット距離と称
する)を読み出し、現在の撮影距離或は予測撮影距離と
比較するための基準値として初期設定した後、《オート
モード》でのズーミング動作の制御を開始するように構
成してある。
なお、《ノーマルモード》から《オートモード》への切
替えがなされた場合であっても、《ノーマルモード》で
バリエータレンズ(2)の移動が全くなされていなかっ
た場合には、上述した初期近接リミット距離の初期設定
は必要ではなく、むしろ切替時のワイド側へのズーミン
グ動作が煩しく無駄に時間を費して撮影のタイミングを
逃すこともあることから、《オートモード》において前
記基準値として初期設定され或いは更新設定された近接
リミット距離を記憶するとともに、《ノーマルモード》
におけるズーミング動作の有無を検知して記憶するよう
にし、《ノーマルモード》でズーミング動作がなされな
かった場合には、《オートモード》に切り替わった直後
の初期近接リミット距離の初期設定を行なわないように
構成してある。
従って、全体として、焦点距離を検出するための構成は
単純な構或で安価なものとしながら、初期状態からオー
トズー ミング動作に支障を来すことなく、近接リミッ
ト距離の変化段階を多数にして、きめの細かいズーミン
グ動作の制御を行なえるようにしてある。
次に上述したビデオカメラの動作を、第7図ないし第1
5図のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下
のフローチャートの説明において、撮影距離値あるいは
近接リミット距離値という表現は、フォーカスレンズ(
3)の位置情報あるいはフォーカスレンズ(3)の基準
位置情報、すなわち、何れもフォーカスレンズ(3)の
繰出し量に対応する情報のことである。
第7図はこのビデオカメラに電源投入されたときのハー
ド割込みで起動される。《パヮーオンリセット》のルー
チンである。
このルーチンがスタートすると、先ず、初期設定や前述
した初期近接リミット距離の初期設定の準備を行なうた
めのサブルーチン《イニシャライズ》をコールする<#
OO1>。第8図に、このサブルーチン《イニシャライ
ズ》のフローを示す。このルーチンがコールされると、
イニシャルフラグ[iF]をセットし<#lOl> 、
ズームモードを《オートモード》にすべくオートモード
フラグ[APZF]をセットし<#102> 、初期近
接リミット距離を読み込むために近接リミット距離値[
ZPL IM]をリセットし<#l03) 、ズーミン
グを可能にすべくズーム許可フラグ[ZAF]をセット
し<#104> 、ズーミング方向をワイド側とすべく
ワイド方向駆動フラグ[WZFコをセットした後<#1
05>、リターンする。
第7図に戻って説明を続けると、サブルーチン《イニシ
ャライズ》からリターンした後、続いてサブルーチン《
焦点検出》をコールする< #002>。第9図に、こ
のサブルーチン《焦点検出》のフローを示す。このルー
チンがコールされると、前述した受光素子(8)からの
焦点検出用の出力信号を入力し〈#201〉、その出力
信号を用いて撮影光学系(S)の被写体に対する合焦位
置からの偏差を算出してその偏差をフォー力スモータ(
11)を駆動するための駆動パルス数に変換してデフォ
ーカス値[PDF]とし<#202)、前記偏差が接近
側であるか離隔側であるかを判別して<#203> 、
離隔側であれば遠側駆動フラグ[FFF]をセットし<
#204> 、接近側であれば遠側駆動フラグ[FFF
]をリセットした後<9205> 、リターンする。
第7図に戻って説明を続けると、サブルーチン《焦点検
出》からリターンした後、前述したパワーズーム方向ス
イッチ(12)の状態をチェックする<#003>。パ
ワーズーム方向スイッチ(l2)のテレ側或はワイド側
の何れかのスイッチが閉威されていれば、続いて何れの
スイッチかを判別する<1004>。そして、ワイドキ
ー(12W)に対する押圧操作でワイド側のスイッチが
閉成されていればワイド方向駆動フラグ[WZF]をセ
ットし<1005> 、一方ワイドキー(12W)に対
する押圧操作でなければテレ方向駆動フラグ[TZF]
をセットした後<#006> 、サブルーチン《ズーム
制限演算》をコールする<#010>。
このサブルーチンについては後述する。
一方、<#003>のステップでの判別でパワーズーム
方向スイッチ(12)のテレ側或はワイド側の何れのス
イッチも閉成されていなければ、続いて、サブルーチン
《モード判別演算》をコールする<#007>。
第10図に、このサブルーチン《モード判別演算》のフ
ローを示す。このルーチンがコールされると、前述した
ズームモード切替スイッチ(l9)の状態をチェックす
る<#301>。ズームモード切替スイッチ(19)が
《ノーマルモード》側であれば、続いてオートモードフ
ラグ[APZF]をチェックしてこのルーチンがコール
される前のズームモードを判別する<#310>。オー
トモードフラグ[APZF]がリセットされていて前の
ズームモードが《ノーマルモード》であれば、ズームモ
ードに変化はないのでリターンし、オートモードフラグ
[APZF]がセットされていて前のズームモードが《
オートモード》であれば、ズームモードが《ノーマルモ
ード》に切り替わったことを示しており、オートモード
フラグ[APZF]をリセットする<#31D。続いて
、後述するズーム中フラグ[INZF]をチェックして
現在ズーミング中であるか否かを判別し<#312>、
ズーミング中でなければそのままリターンし、ズーミン
グ中であれば、サブルーチン《ズーム駆動ストップ》を
コールし<#313> 、そのサブルーチンからリター
ンしたのち、元のルーチンにリターンする。
第11図に、サブルーチン《ズーム駆動ストップ》のフ
ローを示す。このルーチンがコールされると、ズーム駆
動回路(13)に制御信号を出力してバリエータレンズ
(2)の移動を停止させた後<#40D 、ズーム中フ
ラグ[INZFコをリセットシ〈#402〉、ズーム許
可フラグ[ZAF]をリセットした後<#403> 、
オートモードフラグ[APZF].,,をチェックして
ズームモードを判別し<1404>、《オートモード》
であれば、後述する分割領域判別用のタイマを停止して
<#405>その時点のタイマのタイマカウント値[T
C]をセーブした後<#406> 、一方、《ノーマル
モード》であれば何も行なわずに、リターンする。
第10図に戻って説明を続けると、<#30Dのステッ
プでの判別でズームモード切替スイッチ(19)が《オ
ートモード》側であれば、続いてオートモードフラグ[
APZF]をチェックしてこのルーチンがコールされる
前のズームモードを判別する<#320>。オートモー
ドフラグ[APZF]がセットされていて前のズームモ
ードが《オートモード》であれば、ズームモードに変化
はないのでリターンし、オートモードフラグ[APZF
]がリセットされていて前のズームモードが《ノーマル
モード》であれば、ズームモードが《オートモード》に
切り替わったことを示しており、オートモードフラグ[
APZF]をセットする<#32D。
続いて、近接リミット距離値[ZP.LIM]がリセッ
トされているか否かを判別する<1330>。
後述するが《ノーマルモード》でズーム駆動がなされた
場合に近接リミット距離値[ZPLIM]をリセットす
るように構成してあり、この近接リミット距離値[ZP
L IM]がリセットされているか否かを判別すること
によって、《ノーマルモード》におけるズーム駆動の有
無を判別できる。近接リミット距離値[ZPL IM]
がリセットされていなければ《ノーマルモード》でのズ
ーム駆動は無かったことを示しており、以前の《オート
モード》での近接リミット距離値[ZPL4M]が保持
されているので、そのままリターンする。
一方、近接リミット距離値[ZPL IM]がリセット
されていれば《ノーマルモード》でのズーム駆動が有っ
たことを示しており、バリエータレンズ(2)の位置が
以前とは異なっているから、電源投入時と同様に初期近
接リミット距離の初゛期設定の準備のために、イニシャ
ルフラグ[IP]をセットし〈#33l〉、ズーム許可
フラグ[ZAF]をセットし<#332> 、ワイド方
向駆動フラグ[WZF]をセットした後<#333>、
リターンする。
第7図に戻って説明を続けると、サブルーチン《モード
判別演算》からリターンした後、オートモードフラグ[
APZF]をチェックしてズームモードを判別し<#0
08> 、ズームモードが《ノーマルモード》であれば
、<#002>でコールしたサブルーチン《焦点検出》
で得られた結果に基づいて焦点調節を行なうべく、サブ
ルーチン《焦点調節》をコールする<1020>。この
サブルーチンについては後程説明する。一方、ズームモ
ードが《オートモード》であれば、続いてイニシャルフ
ラグ[IF]をチェックしてイニシャライズ動作中であ
るか否かを判別し<1009> 、イニシャライズ動作
中であればサブルーチン《ズーム制限演算》をコールし
<#OIO>、イニシャライズ動作中でなければサブル
ーチン《オートズーム演算》をコールする<#01D。
第12図に、サブルーチン《ズーム制限演算》のフロー
を示す。このルーチンがコールされると、まずイニシャ
ルフラグ[IP]をチェックしてイニシャライズ動作中
か否かを判別する<#50D。イニシャライズ動作中の
場合には、続いてズーミング中か否かを判別する<#5
02>。
ズーミング中でなければ、続いてズームエンコーダ(l
6)の導通パターンから現在の焦点距離情報を読み取っ
てこれを基準焦点距離値[ZPF]とし<#503> 
、ズーム駆動を開始すべくズーム許可フラグ[ZAF]
をセットした後<#504>、リターンする。
一方、ズーミング中の場合は、同じく現在の焦点距離情
報を読み取ってこれを現在焦点距離値[ZPFMV]と
した後<#505> 、その現在焦点距離値[ZPFM
■]を、<#503>のステップでズーム駆動開始前に
読み込んだ基準焦点距離値[ZPF]と比較する<#5
06>。両焦点距離値が同じ間は、焦点距離状態に変化
はないので、引き続いてズーム駆動を行なうべくズーム
許可フラグ[ZAF]をセットしテ〈#504〉、リタ
ーンする。両焦点距離値が異なった場合は、イニシャラ
イズ動作中であるのでワイド側へのズーミング中であり
、焦点距離状態が、テレ領域からミドル領域へ、或はミ
ドル領域からワイド領域に変化したことを示しており、
続いて、その焦点距離状態の最もテレ側の分割領域に対
応する近接リミット距離を読み込んで近接リミット距離
値[ZPLIM]とし〈#507〉、後述する分割領域
判別用のタイマをリセットし<#507a>ズーム駆動
を停止すべくズーム許可フラグ[ZAF]をリセットし
<#508> 、イニシャルフラグ[IP]をリセット
した後<#509>、リターンする。以上が前記<F>
で述べたイニシャライズ動作における初期近接リミット
距離の初期設定である。
一方、<#50Dのステップでイニシャライズ動作中で
ないと判別された場合には、続いてワイド方向駆動フラ
グ[WZF]およびテレ方向駆動フラグ[TZF]をチ
ェックして、設定されているズーミングの方向を判別す
る<#510>。ズーミングの方向がワイド側であれば
、以下に述べるズーミングの制限は必要ないので、ズー
ム許可フラグ[ZAF]をセットした後<1520>、
リターンする。
<#510>のステップでの判別でズーミングの方向が
テレ側であれば、続いてズームモードを判別する<#5
1D。ズームモードが《ノーマルモード》であれば、こ
の場合もズーミングの制限は必要ないのでズーム許可フ
ラグ[ZAF]をセットした後<#520> 、リター
ンする。
ズームモードが《オートモード》である場合には、この
サブルーチンのこの<#51Dのステップの実行される
のが、テレキー(12T)に対する手動操作によるズー
ミング動作中のみであることから、前記<A>および<
B>の動作制御を行なうためのフローに進む。まず、後
述するオートズーム駆動中フラグ[lAZF]をチェッ
クして、オートズーミング動作中であるか否かを判別す
る<#512>。
オートズーミング動作中でなければ、フォーカスエンコ
ーダ(l8)からの出力信号によりフォーカスレンズ(
3)の位置情報を入力してこれを現撮影距離値[FPN
OWコとし<#513> 、それを近接リミット距離値
[ZPLIM]と比較する〈#5l4〉。現撮影距離値
[FPNOW]が近接リミット距離値[ZPLIM]よ
りも大きい間は、ズーム許可フラグCZAF]をセット
して<#520>、リターンする。そして、現撮影距離
値[FPNOW]が近接リミット距離値[ZPLIM]
以下になれば、ズーム駆動を停止すべくズーム許可フラ
グ[2AP]をリセットし<#515> 、ズーミング
禁止警告表示(第4図(0)参照)を行なった後<#5
16>、リターンする。以上が、前記<B>の動作制御
である。
一方、<#512>のステップでの判別でオートズーミ
ング動作中であった場合には、オートズーミング動作中
にテレキー(12T)に対する抑圧操作がなされた場合
であって、既に述べたようにズーミング動作を終了すべ
く、ズーム許可フラグ[ZAFlのリセット<#515
>とズーミング禁止警告表示<1516>とを行なった
後、リターンする。以上が、上記<A>の動作制御であ
る。
第7図に戻って説明を続けると、サブルーチン《ズーム
制限演算》からリターンした後、ズーム許可フラグ[Z
AF]をチェックしてズーミング動作が許可されている
か否かを判別する<#012>。ズーミング動作が許可
されていればサブルーチン《ズーム駆動》をコールし<
101.3>、ズーミング動作が許可されていなければ
サブルーチン《ズーム駆動ストップ》をコールする。
サブルーチン《ズーム駆動スl・ツプ》については、既
に説明した。第13図に、サブルーチン《ズーム駆動》
のフローを示す。このサブルーチンがコールされると、
ワイド方向駆動フラグ[WZF]およびテレ方向駆動フ
ラグ[TZF]をチェックして、設定されているズーミ
ングの方向を判別する<#601/。設定されているズ
ーミングの方向に応じて、テレ側駆動であればバリエー
タレンズ(2)をテレ側に移動させるべ<<#602>
 、ワイド側駆動であればバリエータレンズ(2)をワ
イド側に移動させるべ< <#603>、それぞれズー
ム駆動回路(13)に制御信号を出力した後、ズーミン
グ中であることを示すべくズーム中フラグ[INZP]
をセットする< #604>。
続いて、オートモードフラグ[APZF]をチェックし
て現在のズームモードを判別する<#605>、ズーム
モードが《ノーマルモード》であれば、このズームモー
ドでズーム駆動が行なわれたことを示すべく、近接リミ
ット距離値[ZPLIM]をリセットした後<#606
> 、リターンする。
一方、ズームモードが《オートモード》であれば、ズー
ムエンコーダ(l6)の導通パターンから現在の焦点距
離情報を読み取ってこれを現焦点距離値[ZPFMV]
とじ<#607> 、次いで、先に説明したサブルーチ
ン《ズーム駆動ストップ》でセーブしたタイムカウント
値[TC]を読み出す<#608>。続いて、現焦点距
離値[ZPFMV]を、前回このルーチンがコールされ
たときに設定された前回焦点距離値[ZLATB]と比
較する<#610>  。
上記両焦点距離値が同じであれば、前述したワイド、ミ
ドル、テレの大きな3つの領域間での焦点距離状態の変
化ではないので、続いて、lつの領域内での分割領域判
別のルーチンに進む。
ここで分割領域判別について説明すると、既に述べたよ
うに、ひとつひとつの大きな領域を等分割し、それら分
割領域間での移行を、タイマを用いて制御するように構
成してある。《オートモード》でのズーミング動作は等
速度で行なうように構成してあり、前記タイマは、テレ
領域なりミドル領域なりひとつの大きな領域を通過する
のに要する時間を、分割領域の分割数で割った時間でタ
イムアップするように構成してある。そして、このタイ
マを、テレ方向へのズーミング時にはインクリメントし
、ワイド方向へのズーミング時にはデクリメントするよ
うに構成するとともに、《オートモード》でのズーミン
グ停止時には既に第11図を用いて説明したように、こ
のタイマを停止させてその時点のタイマカウント値[T
C]をセーブするようにし、上述のように<#60B>
のステップでこのタイマカウント値[TC]を読み出し
て再びタイマによる時間計測を行なえるように構成して
ある。そして、以下で詳述するが、このタイマのタイマ
カウント値[TC]が設定したタイムアップ値に達する
か“0”となった時点で、隣接する分割領域に移行した
と判断するように構成してある。
分割領域判別のルーチンに入ると、まずワイド方向駆動
フラグ[WZF]およびテレ方向駆動フラグ[TZF]
をチェックしてズーミングの方向を判別する<#620
>。テレ側への駆動であれば、タイマカウントをインク
リメント<3621>、タイマカウント値[TC]が設
定したタイムアップ値[TL]に達したか否かを判別し
<#622>、タイマカウント値[TC]がタイムアッ
プ値[TL]に達するまではそのままリターンするが、
タイマカウント値[TC]がタイムアップ値[TL]に
達すれば、現在がテレ側への駆動中であるので、現在の
分割領域よりもひとつテレ側の分割領域に対する近接リ
ミット距離を読み込んで、これを近接リミット距離値[
ZPLIM]とし<#623>、前記タイマをリセット
してスタートさせた後<#630〉、リターンする。
一方、<#620)のステップでの判別で、ワイド側へ
の駆動であれば、タイマカウント値[TC]が“0″か
否かを判別する< #624>。タイマカウント値[T
C]が“0”ならば、イニシャライズ動作が終了してバ
リエータレンズ(2)が停止したままであるので、タイ
マカウントのデクリメントに備えるべくタイマのタイマ
カウント値[TC] としてタイマアップ値[TL]を
セットしてスタートさせた後<#625>。一方、タイ
マカウント値[TC]が“Osでなければ、このステッ
プをスキップして、タイマカウンタをデクリメントし<
#626> 、タイマカウント値[TC]が“0”に達
したか否かを判別し<#627> 、タイマカウント値
[TC]が“0”に達するまではそのままリターンする
が、タイマカウント値[TC]が“0”に達すれば、現
在がワイド側への駆動中であるので、現在の分割領域よ
りもひとつワイド側の分割領域に対する近接リミット距
離を読み込んで、これを近接リミット距離値[ZPLI
M]とじ<#628> 、前記タイマのタイマカウント
値[TC]としてタイムアップ値[TL]をセットして
スタートさせた後<#631> 、リターンする。
また、<#610>のステップでの判別で、現焦点距離
値[ZPFMVコが前回焦点距離値[ZLATE]と異
なっていた場合には、前述したワイド、ミドル、テレの
大きな3つの領域間での焦点距離状態の変化を示してい
るので、次回にこのルーチンがコールされたときの<#
610>のステップでの判別のための基準となるように
、現焦点距離値[ZPFMV]を前回焦点距離値[ZL
ATE]とし〈#61l〉、次いでズーミングの方向を
判別し<#612> 、その判別結果に応じて、分割領
域どうしの間での移行の場合と同様に、それぞれ現在の
分割領域よりも1つのワイド側或は1つテレ側の分割領
域に対する近接リミット距離を読み込んでこれを近接リ
ミット距離値[zPLIM]とした後<#623又は#
628> 、タイマをリセット又はセットとして再スタ
ートさせ<#630又は#63l〉、リターンする。
第7図に戻って説明を続けると、<#012>のステッ
プでの判別結果に応じてコールした上述の《ズーム駆動
》あるいは《ズーム駆動ストップ》の何れかのサブルー
チンからリターンした後、引き続いてサブルーチン《焦
点調節》をコールする<#020>。このサブルーチン
については後述する。
一方、<#007>のステップでコールしたサブルーチ
ン《モード判別演算》からリターンした後、《オートモ
ード》であってイニシャライズ動作中でない場合には、
<#008>のステップ、<#009>のステップを通
った後、サブルーチン《オートズーム演算》をコールす
る<#Ol1>。
第14図に、サブルーチン《オートズーム演算》のフロ
ーを示す。このルーチンがコールされると、ズーム中フ
ラグ[INZF]をチェックして現在ズーミング中であ
るか否かを判別する<#701> o現在ズーミング中
でなければ、次にオートズーミング動作を行なうか否か
を判定するために、フォーカスエンコーダ(I8)から
の出力信号によりフォーカスレンズ(3)の位置情報を
入力してこれを現撮影距離値[FPNOW]とした後<
#702>、それを近接リミット距離値[ZPLrM]
と比較する <#703>  。
現撮影距離値[FPNOW]が近接リミット距離値[Z
PL IM]以下であれば、前述したリミットオートズ
ーミング動作を行なうべく、リミットズームフラグ[L
ZF]をセットし<1710> 、仮想ズームフラグ[
IZF]をリセットし<#71D、次いで、ワイド方向
駆動フラグ[WZFコ、ズーム許可フラグ[ZAF] 
、オートズーム駆動中フラグ[IAZF]をそれぞれセ
ットした後<#730〜#732> 、リターンする。
一方、<#703>のステップでの判別で現撮影距離値
[FPNOW]が近接リミット距離値[2PLIM]よ
りも大きければ、前述した仮想オートズーミング動作を
行なうか否かを判定するルーチンに進む。
まず、サブルーチン《焦点検出》でセット又はリセット
される遠側駆動フラグをチェックしてフォーカスレンズ
(3)の駆動方向を判別する<#720>。フォーカス
レンズ(3)が遠側に駆動される場合には仮想オートズ
ーミング動作を行なう必要がないので、ズーム許可フラ
グ[ZAF]をリセットした後<#740> 、リター
ンする。
方、フォーカスレンズ(3)が近側に駆動される場合に
は、次いで、先に第5図を用いて説明したように、得ら
れたデフォーカス量がズーム用設定最大デフォーカス量
よりも大きい場合にオートズーミング動作を禁止すべく
、ズーム用設定最大デフォーカス量を読み出して、これ
を最大デフォーカス値[MAXFP] とした後<#7
21>、これをサブルーチン《焦点検出》で得られたデ
フォーカス値[PDF] と比較する<#722>。
デフォーカス値[PDF]が最大デフォーカス値[MA
XFP]以上の場合には、仮想オートズーミング動作を
禁止するので、ズーム許可フラグ[ZAF]をリセット
した後<#740> 、リターンする。一方、デフォー
カス値[PDF]が最大デフォーカス値[MAXFP]
よりも小さい場合には、次いで、現撮影距離値[FPN
OW]にデフォーカス値[PDF]を減算して予測撮影
距離値[ZPTOTAL]とじ<#723> 、これを
近接リミット距離値[ZPLIM]と比較する<#72
4>。
予測撮影距離値[ZPTOTAL]が近接リミット距離
値[ZPLIM]よりも大きい場合には、仮想オートズ
ーミング動作を行なう必要がないのでズーム許可フラグ
[ZAF]をリセットした後<#740> 、’Jター
ンする。一方、予測撮影距離値[ZPTOTAL]が近
接リミット距離値[ZPLIMコ以下の場合には、仮想
オートズーミング動作を行なうべく、仮想ズームフラグ
[IZF]をセットシ<#725〉、リミットズームフ
ラグ[LZF]をリセットし<#726> 、次いで、
ワイド方向駆動フラグ[WZFコ、ズーム許可フラグ[
ZAF]、オートズーム駆動中フラグ[IAZF]をそ
れぞれセットした後<#730〜732〉、リターンす
る。
以上が前記<C>の動作制御である。
次に、オートズーミング動作を終了させるための制御に
ついて説明する。<#701>のステップでズーミング
中であると判断されれば、次いで、フォーカスエンコー
ダ(18)からの出力信号によりフォーカスレンズ(3
)の位置情報を人力してこれを現撮影距離値[FPNO
W]とした後<1750> 、それを近接リミット距離
値[2PLIMコと比較する<#75D。
現撮影距離値[FPNOW]が近接リミット距離値[Z
PLIM]以下である間は、オートズーミング動作を継
続して行なう必要があるので、そのままリターンする。
一方、現撮影距離値[FPNOW]が近接リミット距離
値[ZPLIM]よりも大きい場合には、次いで、リミ
ットズームフラグ[LZF]をチェックしてリミットオ
ートズーミング動作中であるか否かを判別する<#75
2>。
リミットオートズーミング動作中であれば、ズーミング
動作を終了すべく、ズーム許可フラグ[ZAFコをリセ
ットし<#760> 、オートズーム駆動中フラグ[I
AZF]をリセットした後<#761>、リターンする
。以上が、前記<D>の動作制御である。
一方、<#752>のステップでの判別でリミットオー
トズーミング動作中でなければ、仮想オ一トズーミング
動作中であるので、続いて遠側駆動フラグ[FFF]を
チェックしてフォーカスレンズ(3)の駆動方向を判別
する<#753>。駆動方向が接近側である間は仮想オ
ートズーミング動作を継続して行なうべく、そのままリ
ターンし、駆動方向が離隔側になれば仮想オートズーミ
ング動作を終了すべく、ズーム許可フラグ[ZAF]と
オートズーム駆動中フラグ[IAZF]をリセットした
後<#760、#761> 、リターンする。以上が、
前記<E>の動作制御である。
第7図に戻って説明を続けると、サブルーチン《オート
ズーム演算》からリターンした後、ズーム許可フラグ[
ZAF]をチェックしてズーミング動作が許可されてい
るか否かを判別する<#015>。ズーミング動作が許
可されていればサブルーチン《ズーム駆動》をコールし
<#013>、ズーミング動作が許可されていなければ
、続いて、ズーム中フラグ[INZF]をチェックして
現在ズーミング中であるか否かを判別する<#016>
現在ズーミング中であればサブルーチン《ズーム駆動ス
トップ》をコールし<#014> 、現在ズーミング中
でなければサブルーチン《焦点調節》をコールする<#
020> . サブルーチン《ズーム駆動》及び《ズーム駆動ストップ
》については既に説明した。第15図に、サブルーチン
《焦点調節》のフローを示す。
このルーチンがコールされると、遠側駆動フラグ[FF
F]をチェックしてフォーカスレンズ(3)を駆動する
方向を判別する<#801>。設定されているフォーカ
シングの方向に応じて、遠側駆動であればフォーカスレ
ンズ(3)を遠側に移動させるべ< <#802> 、
近側駆動であればフォーカスレンズ(3)を近側に移動
させるべ< <#803>、それぞれ焦点調節駆動回路
(lO)に制御信号を出力した後、リターンする。
なお、このサブルーチン《焦点調節》における動作を補
足すると、このサブルーチンでは、焦点距離が一定のま
まで被写体の移動等に応じた自動焦点調節動作を行なう
とともに、焦点距離の変更に伴うフォーカスレンズ(3
)の移動を?行なうように構成してある。すなわち、フ
ォーカスレンズ(3)を固定した状態でバリエータレン
ズ(2)を移動させて焦点距離の変更を行なうと、第2
図に示すグラフから明らかなように、撮影光学系(S)
は被写体に対する合焦状態から逸脱することとなる。そ
のため、次回のループでコールされるサブルーチン《焦
点検出》において偏差が検出されるので、その検出偏差
に基づいてこのサブルー■チン《焦点調節》でフォーカ
スレンズ(3)の移動が行なわれることで、結果として
、第2図に示すような焦点距離の変化に応じたフォーカ
スレンズ(3)の追随移動がなされるのである。この移
動は、勿論《オートモード》においても《ノーマルモー
ド》においても全く同様に行なわれるものである。
第7図に戻って説明を続けると、サブルーチン《焦点調
節》からリターンした後、再び〈#002〉のステップ
に戻り、以後、上述した動作を繰り返す。
〔別実施例〕
次に、本発明の実施例を列記する,。
〈1〉先の実施例では、近接リミット距離として、第2
図に示すように、長焦点距離側で大きくなるように階段
状に設定したものを説明したが、その場合に変化の段数
は任意に変更することが可能であり、勿論、ズームエン
コーダ(l6)の導通パターンにより検出される大きな
領域の数を3種類以外の数としたり、それぞれの大きな
領域ごとの分割領域の数を5個以外の数とすることがで
きる。また、ズームエンコーダ(16)の分解能を高く
して、焦点距離状態の検出を全てズームエンコーダ(1
6)からの出力信号に基づいて行ってもよい。なお、ズ
ームエンコーダ(16)の形式は、ブラシ(15)が接
触する形式の機械式のものに替えて、フォトインクラプ
タ等の光学式のものであってもよい。さらに、バリエー
タレンズ位置検出手段は、先の実施例で説明したズーム
エンコーダ(l6)を用いるものに替えて、磁気型や静
電容量型の近接スイッチを複数個併設してそれからの出
力信号を処理するように構成してもよい。また、近接リ
ミット距離が段階状に変化するものに替えて連続的に変
化するものとすることも可能である。
〈2〉フォーカスレンズ位置検出手段においても、上述
の<1>と同様の変更が可能である。また、フォーカス
レンズ(3)を駆動するにあたって、フォーカスモータ
(1l)をステッピングモー夕から構成することに替え
て、フォーカスレンズ位置検出手段からの検出結果に基
づいてフィードバック制御する形式で実施してもよい。
〈3〉本発明のカメラにおいては、近接リミット距離を
、撮影光学系(S)におけるフォーカスレンズ(3)の
移動範囲から物理的に定まる最短撮影距離とは別に設定
してあるから、撮影光学系(S)のレンズ構成に限定さ
れない。先の実施例で説明したレンズ構或とは別の撮影
光学系における近接リミット距離とそれにより制限され
る撮影範囲についていくつか例示する。
第l6図(イ)に示すものは前玉移動タイプの撮影光学
系で、ある撮影距離にある被写体に対して合焦状態で焦
点距離を変化させた場合でも、フォーカスレンズは移動
せず、図中細い実線で示すように水平の移動ラインとな
る。
一方、第17図(イ)に示すものはインナーフォーカス
タイプの撮影光学系であるが、ある撮影距離にある被写
体に対して合焦状態で焦点距離を変化させた場合に、長
焦点距離側ほどフォーカスレンズが繰り出され、図中細
い実線で示すように右下がりの移動ラインとなる。
第16図(イ)および第l7図(イ)に示すレンズ特性
を有する撮影光学系に対して、図中に太い実線で示すラ
インが設定した近接リミット距離で、図中破線で示すラ
インが物理的に定まる最短撮影距離である。その結果、
第16図(イ)に示すものについては第16図(口)に
実線で示すように、また、第l7図(イ)に示すものに
ついては第l7図(ロ)に実線で示すように、最近接撮
影距離が変化する。なお、第l6図(0)および第17
図(ロ)に破線で示すラインは、最短撮影距離に対応し
て定まる最近接撮影距離である。
従って、第16図(イ)に示す前玉移動タイプの撮影光
学系においては最短撮影距離からのみでは撮影範囲が焦
点距離に拘らず同じであったものに比して、本発明の近
接リミット距離によって撮影範囲を制限することができ
る。
また、第17図(イ)に示すインナーフォーカスタイプ
の撮影光学系においては、最短撮影距離から定まる最近
接距離に比して、本発明の近接リミット距離によって撮
影範囲をより大きく制限することができる。
〈4〉焦点検出手段による焦点検出方法は、被写体像を
分割する位相差方式だけでなく、赤外線投射や超音波発
振によるアクティブ方式等、種々の方式で実施すること
ができる。
〈5〉距離情報検出手段として、先の実施例で説明した
構或のものに替えて、バリエータレンズ位置情報および
フォーカスレンズ位置情報とは無関係に被写体までの距
離を検出する例えば赤外線式や超音波式の構成のものを
設けてもよい。また、上記〈4〉に示したアクティヴ方
式の焦点検出手段とした場合には、距離情報検出手段を
焦点検出手段と兼用することも可能である。
く6〉先の実施例では、イニシャライズ動作時における
初期近接リミット距離の初期設定のため、ワイド側へズ
ーミングするものを説明したが、サイド側へのズーミン
グに換えてテレ側へズーミングするように構成すること
も可能である。
く7〉先の実施例では、仮想オートズーミング動作の終
了にフォーカスレンズ(3)の駆動方向が、接近側から
離隔側に変化する時点を採用したが、仮想オートズーミ
ング動作中も予測撮影距離と近接リミット距離を常に比
較することによって、予測撮影距離が近接リミット距離
よりも大きくなる時点を採用することも可能である。
く8〉リミットオートズーミング動作が起動された後、
そのズーミング動作を終了させるにあたって、先の実施
例では、近接リミット距離が焦点距離に応じて段階状に
変化するものであったから、撮影距離が近接リミット距
離よりも大きくなった時点を以て行っていたが、近接I
J ミット距離を焦点距離に応じて連続的に変化するよ
うに設定した場合には、撮影距離が近接リミット距離に
一致した時点を以て行えばよく、或は、近接リミット距
離の設定の形態の如何に拘らず、設定された近接リミッ
ト距離よりも一定距離以上離れた時点で(すなわち、近
接リミット距離とは別に停止制御用の距離を焦点距離ご
とに設定し、その停止制御用の距離に達した時点で)、
焦点距離の変更動作を停止するようにしてもよい。
さらに、リミットオートズーミング動作や仮想オートズ
ーミング動作を行うにあたって、現在の撮影距離或は予
測撮影距離が近接リミット距離よりも小さい間は、ファ
インダ像にそのことを示す表示を継続して行い、撮影距
離が近接リミット距離よりも大きくなれば、オートズー
ミング動作は継続して行いながら上記表示のみを中止し
、撮影者が、例えばテレキー(12T)の抑圧操作やそ
の他の停止用のキー等に対する操作によって、所望の画
角となる任意のタイミングでオートズーミング動作を停
止することができるように構成してもよい。
〈9〉本発明は、先の実施例で説明したビデオカメラの
ほか、ムービカメラ或いは静止画像を撮影する通常のフ
ィルムを用いるカメラや電子スチルカメラを対象として
実施することが可能である。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によるカメラは、ズーミ
ングを伴った撮影を行うにあたって、撮影光学系の最短
撮影距離とは別に設定した近接リミット距離を用いて、
撮影光学系のレンズ特性に拘らず、撮影可能な最小距離
が長焦点距離になるほど大きくなるようにその撮影範囲
に制限を加え、被写体がその撮影範囲よりもカメラ側に
位置する場合に、焦点距離を短くして撮影倍率を小さく
変更することによって、カメラの近くに位置する被写体
を長焦点距離状態で撮影して極端に大きな撮影倍率とな
ることを防止するようにしたものであるから、撮ろうと
する被写体が視野からはみ出してしまったりする事態や
、或はコントラスト検出方式による自動焦点調節動作の
信頼性が低下してしまったりする事態を回避することが
でき、レンズ構成に拘らず、常に適当な画角でかつ確実
にピント合わせを行ってのズーミングを伴う撮影を行う
ことのできるカメラを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るカメラの実施例を示し、第■図は撮
影光学系および制御装置の概略構或図、第2図は焦点距
離とフォーカスレンズの繰出し量との関係を示すグラフ
、第3図は焦点距離と最近接撮影距離との関係を示すグ
ラフ、第4図(イ)および(0)はファインダ像の正面
図、第5図は被写体の移動とデフォーカス量との関係を
示す概略説明図、第6図(イ)ないし(二)はフォーカ
スレンズの移動を示す説明図、第7図ないし第15図は
カメラの動作を示すフローチャートである。第16図(
イ)および(ロ)はそれぞれ別の実施例における焦点距
離とフォーカスレンズの繰出し量との関係を示すグラフ
、第17図(イ)および(ロ)はそれぞれ第l6図(イ
)および(ロ)の実施例における焦点距離と最近接距離
との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、焦点調節用のフォーカスレンズおよび焦点距離変更
    用のバリエータレンズを有する撮影光学系と、被写体に
    対する合焦位置からの偏差を検出する焦点検出手段と、
    この焦点検出手段による検出偏差に基づいて前記フォー
    カスレンズを合焦位置に向かって移動させる焦点調節手
    段と、前記バリエータレンズを移動させるためのズーム
    操作手段とを備えたカメラにおいて、被写体までの距離
    情報を検出する距離情報検出手段を設け、前記フォーカ
    スレンズの移動可能範囲から定まる最短撮影距離とは別
    に焦点距離が長いほど大となる近接リミット距離を設定
    し、前記距離情報検出手段による検出結果に基づいて前
    記近接リミット距離よりもカメラ側に被写体が位置する
    場合に前記バリエータレンズを自動的に焦点距離を短く
    する方向に移動させるズーム制御手段を設けてあるカメ
    ラ。 2、前記距離情報検出手段が、前記フォーカスレンズの
    位置情報を検出するフォーカスレンズ位置検出手段であ
    り、前記近接リミット距離が各焦点距離ごとのフォーカ
    スレンズの基準位置情報であり、前記ズーム制御手段が
    、前記フォーカスレンズ位置検出手段により検出される
    フォーカスレンズの位置情報と前記近接リミット距離に
    対応するフォーカスレンズの基準位置情報とを比較した
    結果に基づいて前記バリエータレンズを移動させるか否
    かを判別するものである請求項1記載のカメラ。
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