JPH03148472A - 防錆剤包装体 - Google Patents

防錆剤包装体

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JPH03148472A
JPH03148472A JP1273728A JP27372889A JPH03148472A JP H03148472 A JPH03148472 A JP H03148472A JP 1273728 A JP1273728 A JP 1273728A JP 27372889 A JP27372889 A JP 27372889A JP H03148472 A JPH03148472 A JP H03148472A
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長坂 孟
Yoshiaki Inoue
井上 義彰
Shigeru Murabayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子品、電子部品等、特に半導体、半導体部品
等の保存に用いられる防錆剤包装体に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
防錆作用を有する組成物を包装材料に包装し包装体とし
、半導体部品等の防錆に用いる試みがなされている。通
常の通気性包装材料としては、紙と有孔プラスチックフ
ィルムとを貼り合わせたものが用いられている。しかし
ながら、この包装材料は通常の紙が用いられているため
、これを防錆剤の包装に用いると、一帯状に連結した複
数の防錆剤包装体を切断して個々の包装体に切断する際
、紙粉等が発生し包装体の表面に付着するという問題、
右よび防錆剤組成物の微粉がプラスチックフィルムの孔
と紙層とを通して漏れ出る問題がある。
この紙粉や微粉等は被保存物である半導体部品等を汚染
し、電気回路がショートしたり、回路に錆を発生させる
ことになり好ましくない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、上記の問題点に鑑み、防錆剤組成物の
微粉が包装材料を通過することなく、また複数の連結し
た防錆剤連続包装体を個々の防錆剤包装体に切断する際
の粉塵、特に紙粉等が発生することなく、もって半導体
部品等を防錆しつつ好適に保存することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を解決するための手段は、防錆剤包装体を、
防錆剤が繊維状物質と接着剤とからなる 基材シートを
用いた通気性包装材料に包装されものとしたことである
なお、前記の解決手段において、防錆剤とは防錆作用を
有する物質ないし組成物であり、例えば不飽和脂肪酸化
合物を含む組成物、シリカゲル、生石灰、ゼオライト等
の吸湿性物質などが挙げられる。不飽和脂肪酸化合物を
含む組成物としては、例えば不飽和脂肪酸化合物と塩基
性物質と吸着剤とからなる組成物、不飽和脂肪酸化合物
と塩基性物質と吸着剤と50℃以下のいずれの温度でも
固体でありかつ50〜230℃で流動体ないし液体とな
る物質とからなる組成物等が挙げられる。この組成物の
粒径の粒径は50μ以下のものが混入されている。ここ
で不飽和脂肪酸化合物とは、不飽和脂肪酸、不飽和脂肪
酸エステル、不飽和脂肪酸の遷移金属塩等の不飽和脂肪
酸塩の一種または二種以上の混合物などであり、不飽和
脂肪酸残基は炭素数がlO以上で単数または複数の二重
結合を有するものが好ましい。塩基性物質としては、塩
基性のアルカリ金属化合物、アルカリ土類化合物等が好
ましく、吸着剤としては前記吸湿性物質の他、活性炭、
活性白土等が挙げられる。不飽和脂肪酸化合物を含む組
成物は、半導体または半導体部品等の電子品、電子部品
の銅、銀、アルミニウム等に錆を発生させる酸素、水分
、酸性物質、ハロゲン化合物、アンモニア化合物、アミ
ン化合物等を吸収することが可能であり好ましい。
通気性包装材料の基材シートとしては、繊維状物質と接
着剤とからなるものが用いられる。繊維状物質としては
、クラフトバルブ、ケミカルパルプ等の天然バルブ、ナ
イロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチッ
クからなる、合成パルプ、炭素繊維などの一種または二
種以上が挙げられる。これらの中でクラフトパルプ等の
天然パルプ、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成バ
ルブ、炭素繊維が好ましい。繊維状物質の幅は0゜02
〜0.51111が好ましく、長さは0−1〜30mm
が好ましい。接着剤としては天然ゴム、ブタジエン−ス
チレンゴム、クロロプレン、アクリル酸エステル重合物
、ポリウレタン、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等
の一種または二種以上が挙げられ、天然ゴム、ブタジエ
ン−スチレンゴム、クロロプレン、アクリル酸エステル
重合物、ポリビニルアルコール等が好ましい。基材シー
トを製造する方法の例を挙げると、繊維状物質に接着剤
を抄紙時に添加する方法、繊維状物質を抄紙後に接着剤
を添加する方法などが挙げられる。ここで抄紙方法とし
ては、例えば、前記繊維状物質を水に懸濁し好ましくは
固形物濃度0.1〜10重量%のスラリーとし、網等で
スクリーンした後、プレス等で脱水し、好ましくは50
−150℃で乾燥し、好ましくは水分7重量%以下とす
る方法が挙げられる。接着剤の量は繊維状物質100部
(重量部、以下同じ。)に対して0.1〜30部が好ま
しく、5〜20部が特に好ましい。抄紙過程もしくは抄
紙後に、必要に応じてサイズ剤、顔料、凝集剤等を添加
してもよい。
基材シートの坪量は10〜200g/d、ガーレ一式透
気度は50.000秒/100WIl以下、厚みは0.
02〜1m5゜水に浸出したときのpHは2〜10、平
均開孔径は0、IM以下が好ましく、坪量2G〜100
g/ fn″、ガーレ一式透気度30.000秒/10
0mt以下、厚み0.04〜0゜5fl、水に浸出した
ときのpH4〜9が特に好ましい。
通気性包装材料は、前記記載シートを用いたものである
。通気性包装材料は、たとえば前記の基材に他の材料を
張り合わせたり、被覆ないしコートする等して形成され
る。通気性包装材料の態様例を挙げると次のと右りであ
る。
(1)基材シートを用い、かつガーレ一式透気度10G
000秒/100ml以下かつ透湿度1g/rn24h
r以上の包装材料。
この態様の通気性包装材料としては、例えば、基材シー
トと開孔低軟化点フィルムとを貼り合わせたもの。(以
下、通気性包装材料Aという。
なお、開孔低軟化点フィルムとは、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などの低軟化点樹脂からなりかつ開孔されたフ
ィルムをいう。ここで開孔低軟化点フィルムの厚みは5
〜100ミ、開孔径は0005〜15uaが好ましく、
開孔率は1%以上が好ましく、厚み20〜100ミ、開
孔径0.lO〜10m、開孔率2〜40%が特に好まし
い。開孔低軟化点フィルム等のフィルムの開孔方法は限
定されず、基材シートとフィルムとを張り合わせた後、
針で開孔する方法、フィルムを開孔しした後基材シート
張り合わせる方法等が挙げられる。フィルム層と基材シ
ートとの張り合わせ方法としては、押し出しラミネート
法、熱圧ラミネート法等が挙げられる。
また、基材シートの片面に開孔低軟化点フィルムを貼り
合わせ、基材のもう一方の面に開孔ラミネートフィルム
を貼り合わせたものでもよい。(以下、通気性包装材料
Bという。)な右、) 開孔ラミネートフィルムとは、
ポリアミド、ポリエステル等の高軟化点樹脂フィルムと
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体などの低軟化点樹脂フィル
ムとの貼り合わせ材からなりかつ開孔されたフィルムを
いう。ここで開孔ラミネートフィルムの厚みは20〜1
50ミ、開孔径0.05〜15 mm 、開孔率は1%
以上が好ましく、厚み20〜100ミ、開孔径0.1〜
10mm、開孔率2〜40%が特に好ましい。
0)基材シートを用い、かつ包装材料の切断面を介して
通気しうるものである包装材料。
この態様の通気性包装材料としては、基材シートの片面
に開孔低軟化点樹脂フィルムを貼り合わせ、基材シート
のもう一方の面にポリアミド、ポリエステル等の高軟化
点樹脂フィルムとポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの低
軟化点樹脂フィルムとのラミネート材からなのラミネー
トフィルムを張り合わせたもの(通気性包装材料C)が
例示される。
(J基材シートを用い、かつ酸素透過度1.000d/
m24 tir−atm以上かつ透過度1g/m24h
r以上の包装材料。
この態様の通気性包装材料としては、基材の片面に開孔
低軟化点フィルムを貼り合わせ、基材のもう一方の面に
酸素透過性フィルムを被覆しまたは貼り合わせてなるも
の。(以下、通気性包装材料りという。)なお、ここで
酸素透過性フィルムないし酸素透過性膜層はその酸素透
過度が2,000−/m″−day−atm以上が好マ
シ<、2、000 W11/mday−atm以上が特
に好ましい。酸素透過性フィルム層の材料としては、シ
リコン樹脂、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等が好ましい。
また、基材シートの片面に開孔低軟化点フィルムを貼り
合わせ、基材のもう一方の面に開孔低軟化点/酸素透過
性フィルムを貼り合わせたものも挙げられる(通気性包
装材料Eという。)なお、開孔低軟化点/酸素透過性フ
ィルムとは、開孔低軟化点フィルムと酸素透過性フィル
ムとからなるラミネートフィルムをいう。
ここで酸素透過性フィルムとしては、たとえばポリブタ
ジエンフィルムなどもあげられる。
なお、酸素透過性フィルムの厚みは0−1−100μが
好ましく、1〜50μがより好ましい。
上記した、これらの態様例において、基材シートと開孔
低軟化点フィルムとの間に補強材(ワリフ、クロス等)
を挟着してもよい。
防錆剤組成物を通気性包装材料に包装する方法は、特に
限定されず、組成物を秤量後通気性包装材料に三方シー
ル包装機または四方シール包装機等により好ましくは低
軟化点樹脂フィルム側を内側として包装することができ
る。
包装形態としては、パウチ形態の他、錠剤状の組成物を
ブリスター包装したもの等が挙げられる。
参考例1(基材シートの製造) クラフトパルプ100kgを水4.000kgで叩解し
ポリアルリル酸エステル接着剤10kgを添加してスラ
リーとした。このスラリーを金網でスクリーンした後、
プレスロールで水分20%に脱水し、さらに、乾燥ロー
ルで105℃にて乾燥し、水分4%とした。(加工速度
20m/sin)こうして得られた基材シートは坪量5
0g/rn”、厚み0.06+am、ガーレー式透気度
15秒/lOOI111であった。
実施例1 参考例1で製造した基材シートに、開孔ポリエチレンフ
ィルム(新日本アルク■製、開孔Bタイプ、厚み30μ
)を140℃、15kg/cd、3秒の熱圧で張り合わ
せ、通気性包装材料Aを製造した。通気性包装材料Aの
酸素透過度、ガーレ一式透気度、透湿度および厚みを第
1表に示す。
一方、大豆油脂肪酸1g、消石灰0.5g、粉末活性炭
1gを均一にカッターミキサーで混合せしめ、25℃に
て10分間静置すると固い塊になった。
この塊を粉砕して粉末とした。この粉末組成物の粒度分
布を第2表に示す。
この組成物2.5gと酸化マグネシラ2.5gとを前記
通気性包装材料Aに開孔ポリエチレンフィルム面を内側
として三方シール包装機で包装した。その際個々の包装
体への切断はシール部分の切断により?OX70mmの
包装体となるようにした。得られた包装体(包装体Aと
いう。第1図参照。)100個を拡大鏡で観察し、包材
表面への紙蝮付着状況を確認した結果を第3表に示す。
また、包装体1個を空気250−と共にKON(塩化ビ
ニリデンコートナイロン)/PE(ポリエチレン)製の
袋に密封し、25℃で保存した。袋内の酸素濃度経時変
化を同じ(第3表に示す。
実施例2 実施例1で得られた通気性包装材料Aの基材シート面(
開孔ポリエチレンフィルムの反対面)に開孔ラミネート
フィルム(15ミポリエステルフイルム715ミポリエ
チレンフイルムの開孔複合フィルム、厚み25ミ、開孔
率3%)を195℃、35kg/cd、5秒の熱圧で張
り合わせ、通気性包装材NBを製造した。通気性包装材
料Bの酸素透過度、ガーレ一式透気度、透湿度および厚
みを第1表に示す。
通気性包装材料Bを用いて実施例1で行ったと同様に、
包装体(包装体Bという。第3図参照)を作成し、同様
の試験を実施した。結果を第3表に示す。
実施例3 実施例1で得られた通気性包装材料Aの基材シート面(
開孔ポリエチレンフィルムの反対面)にラミネートフィ
ルム(15ミポリエステルフイルム/15ミポリエチレ
ンフイルムからなる複合フィルム、厚み25ミ、開孔率
3%)を195℃、35kg/ctl、5秒の熱圧で張
り合わせ、通気性包装材料Cを製造した。通気性包装材
料Cの酸素透過度、ガーレ一式透気度、透湿度および厚
みを第1表に示す。
通気性包装材料Cを用いて実施例1で行ったと同様に、
包装体(包装体Cという。第2図参照。)を作成し、同
様の試験を実施した。結果を第3表に示す。
実施例4 実施例1で得られた通気性包装材料Aの基材シート面(
開孔ポリエチレンフィルムの反対面)にシリコン樹脂を
15g/rn”にてコートレ、85℃で3分間熱加工し
、通気性包装材料りを製造した。通気性包装材料りの酸
素透過度、ガーレ一式透気度、透湿度および厚みを第1
表に示す。
通気性包装材料りを用いて実施例1で行ったと同様に、
包装体(包装体りという。第4図参照。)を作成し、同
様の試験を実施した。結果を第3表に示す。
比較例1 実施例1にふける基材シートの代わりに純白ロール紙(
坪量?Og/rn”、厚みQ−2m)を用いた以外は実
施例1と同じ方法で通気性包装材料りを製造し、また包
装体りを製造した。通気性包装材料りふよび包装体りに
ついて実施例1で行ったと同様の試験を実施した。結果
を第1表および第3表に示す。
比較例2 実施例2における基材シートの代わりに純白ロール紙(
坪量70g/m”、厚み0.2Wm)を用いた以外は実
施例2と同じ方法で通気性包装材料Mを製造し、また包
装体Mを製造した。通気性包装材料M右よび包装体Mに
ついて実施例1で行ったと同様の試験を実施した。結果
を第1表および第3表に示す。
比較例3 実施例3に右ける基材シートの代わりに純白ロール紙(
坪量70g/m、厚み0.2m+)を用いた以外は実施
例3と同じ方法で通気性包装材料Nを製造し、また包装
体Nを製造した。通気性包装材料Nおよび包装体Nにつ
いて実施例1で行ったと同様の試験を実施した。結果を
第1表ふよび第3表に示す。
比較例4 実施例4に右ける基材シートの代わりに純白ロール紙(
坪量70g/mj、厚み0.2B)を用いた以外は実施
例4と同じ方法で通気性包装材料0を製造し、また包装
体0を製造した。通気性包装材料0および包装体0につ
いて実施例1で行ったと同様の試験を実施した。結果を
第1表および第3表に第1表 実施例11A    100.0001  51 35
4110011実施例21B   1 10.0001
  371  51115011実施例a1c   1
 1.2001   本1  4+15011実施例4
1D   l  10.0001   零1  581
120+1比較例11Ll  90.0001  71
 3041 9011比較例21M   1 9.00
01  451  19114011比較例3 IN 
  1 1.2001  −1  2114011比較
例410  1 10.0001  11  5711
101第2表 1 3以上 1  31 o、ot〜0.051  6
111〜3 1 1510.001〜0.011  2
+10.2〜1  l  551G、001以下 1 
111  O,05〜0.21181     1  
  第3表 1比較例4101 11171131 51 11 0
11M素透過度度 1) l測定方法  ^STIID
1434143411 透i度3) I m定方性JI
S Z−02081実施例5 シリコンウェハー20枚(直径5in)と実施例4で得
られた包装体りとをポリプロピレン性容器(ディズ20
0X 200X 250m)に入れ、これをさらにポリ
エチレン(厚み30μ)/アルミニウム(15μ)/ポ
リエチレン(25μ)の袋に入れ、酸素5%になるよう
に窒素ガスで置換した後密封し、25℃で3日間保存し
た。その後航空便で輸送した後開封してシリコンウェハ
ーの表面を拡大鏡で観察した。その結果、結露、0.3
μ以上のダストの付着、変色がなく、良好な保存状態で
あり、このシリコンウェハーを加工してICチップを製
造したところ、不良率は9%であった。
比較例5 実施例5における包装体りの代わりに、比較例2で製造
した包装体M1比較例3で製造した包装体N1比較例4
で製造した包装体0を用いる以外は実施例5と同様に行
った。その結果、いずれも0.3μ以上のダストの付着
があり、■Cチップに加工したところ、不良率は、包装
体Mでは19%、包装体Nでは14%、包装体Oでは1
1%であった。
〔発明の作用と効果〕
本発明によれば、前記構成を採用したことにより、防錆
剤包装体の製造時、帯状の防錆剤包装体を個々に切断す
る際に紙粉が発生したり、防錆剤組成物の微粉が包装材
料から漏れ出ることがなく、半導体、半導体部品等の電
子品、電子部品などを好適に防錆しつつ保存することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の防錆剤包装体の態様例をその
断面図で示したものである。 第1図は、基材シートの内面に開孔低軟化点樹脂フィル
ムを張り合わせた通気性包装材料Aを用いてなる包装体
Aの−態様である。 第2図は、基材シートの内面に開孔低軟化点樹脂フィル
ムを張り合わせ、外面に低軟化点フィルムと高軟化点フ
ィルムとのラミネートフィルムを張り合わせた通気性包
装材料Cを用いてなる包装体Cの−態様でムり、包装体
の切断面を介して通気しうるものである。 第3図は、基材シートの内面に開孔低軟化点樹脂フィル
ムを張り合わせ、外面に低軟化点フィルムと高軟化点フ
ィルムとからなる開孔ラミネートフィルムを張り合わせ
た通気性包装材料Bを用いてなる包装体Bの−態様であ
る。 第4図は、基材シートの内面に開孔低軟化点樹脂フィル
ムを張り合わせ、外面に低軟化点フィルムと高軟化点フ
ィルムとからなる開孔ラミネートフィルムを張り合わせ
た通気性包装材料りを用いてなる包装体りの−態様であ
る。 図面において、1は開孔低軟化点樹脂フィルム、2は基
材シート、3および6は低軟化点樹脂フィルム層、4お
よび7は高軟化点樹脂フィルム層、5はラミネートフィ
ルム、8は開孔ラミネートフィルム、9は酸素透過性樹
脂層、10は防錆剤組成物をそれぞれ表す。 特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 代理人  弁理士 小 堀 貞 文 罪、I凹 奉3 回 lハ     −7)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 防錆剤が繊維状物質と接着剤とからなる基材シ
    ートを用いた通気性包装材料に包装されてなる防錆剤包
    装体。
  2. (2) 通気性包装材料がガーレー式透気度100,0
    00秒/100ml以下かつ透湿度1g/m^3・24
    hr以上の通気性包装材料である請求項1に記載の防錆
    剤包装体。
  3. (3) 通気性包装材料が酸素透過度1,000ml/
    m^3・24hr−atm以上かつ透湿度1g/m^3
    ・24hr以上の通気性包装材料である請求項1に記載
    の防錆剤包装体。
  4. (4) 通気性包装材料が包装材料の切断面を介して通
    気しうるものである請求項1に記載の防錆剤包装体。
JP1273728A 1989-01-23 1989-10-23 防錆剤包装体 Expired - Lifetime JP2881849B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012127546A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 日東電工株式会社 放熱部材およびその製造方法

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