JPH03148211A

JPH03148211A - 毛髪用トリートメント剤と、その使用方法

Info

Publication number: JPH03148211A
Application number: JP28635889A
Authority: JP
Inventors: Tomio Inoue; 富夫井上
Original assignee: JAPAN HAPPY KK
Current assignee: JAPAN HAPPY KK
Priority date: 1989-11-02
Filing date: 1989-11-02
Publication date: 1991-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は１頭髪のシャンプー後等に、傷んだ頭髪の保護
や１毛髪の性状修復のために使用する毛髪用トリートメ
ント剤と、そのトリートメント剤の使用方法に関するも
のである。

ｒ従来の技術」および「発明が解決しようとする課題」シャンプー後の毛髪用トリートメント剤として「ポリペ
プチド（ＰＰＴ）と油性分」を主成分とするものが、広
く使用されている。

この従来の毛髪用トリートメント剤は、毛髪表面に油性
の皮膜を形成してシャンプーで傷んだ毛髪を保護！！１
髪する作用があるものの、紫外線や発汗による塩分、或
はパーマネントウェーブ処理。

またはシャンプーによって損傷している鱗片状の毛表皮
や毛皮質を修復して毛髪機能を回復向上する作用がなく
、その上、前記の油性皮膜も次回のシャンプーで溶解消
滅する難点がある。

本発明は、以上の従来技術の難点を解消する新規のトリ
ートメント剤と、その使用方法を提供するのが目的であ
る。

「課題を解決するための手段」以上の技術課題を解決する本発明は「・　「水溶性天然糖または血漿あるいは代用血漿」の
少くとも一つ以上を主成分とする毛髪用トリートメント
剤」と「上記の主成分のものに、「天然樹脂のセラックＪまた
は「蛋白質のケラチン」を添加した毛髪用トリートメン
ト剤」と「以上の各毛髪用トリートメント剤を毛髪に塗布し、し
かるのち、「塗布した毛髪を「概ね４０℃〜５０℃」×
「概ね１０分〜２０分」の条件で加熱処理」または「ア
ルカリ剤で膨潤処理」する二次処理を施す使用方法」に
よって構成されている。

詳しくは１本発明の毛髪用トリートメント剤は。

ぶどう等・デキストラン・プルラン（澱粉を原料とする
天然多糖類の商品名）等の水溶性天然糖、または血漿、
或は公知の「ポリビニールピロリドン・ポリビニールア
ルコール」や「デキストラン等の代用血漿のうちの、任
意の一つ、または複数のものを主成分として選択し、溶
媒の１ｗ製水に溶解させたもので、それ等主成分の物質
が概ね１０〜５０％（重量％）の割合で溶解混合されて
いるなお、前記の水溶性天然糖は、前記例示の外、天然
系多糖類のカラギーナン・アルギン酸（海藻系）、ペク
チン（果皮果肉系）、グアーガム（種子系）、キチン（
海老等の動物系）、キサンタンガム（微生物系）等のも
のが含まれる。

一方、セラックまたはケラチンを添加する前記の毛髪用
トリートメント剤は、前記の「水溶性天然糖または血漿
、或は代用血漿Ｊの主成分による毛髪機能の回復作用を
増幅向上させる意図で添加するもので、任意量のセラッ
クまたはケラチンを予めアルコ′−ルに溶解させ、その
溶解液を、界面活性剤と共に、前記の「水溶性天然糖ま
たは血漿。

或は代用血漿」の溶解液に加えたエマルジョンになって
いる。なお、前記のセラックとは、ラックカイガラ虫が
分泌する樹脂状物質を精製した。公知の天然樹脂のセラ
ックを意味する。

また、前記の使用方法は、前記の各毛髪用トリートメン
ト剤の作用促進の一手段として１毛髪を体温以上の適温
の加熱状態に若干時間保持するもので、赤外線加熱また
は蒸気、或は温風加熱等によ、っで、対象毛髪を前記の
条件に加熱保持したり、或はアルカリ剤によって毛髪を
潤膨させて施される。

１作用」以上の本発明の毛髪用トリートメント剤は。

「水溶性天然糖または血漿或は代用血漿」の少くとも一
つが主成分をなしており、そのうちの水溶性天然糖は固
結力・造膜性・粘着性・艶出し性等に優れると共に、接
着力と保水性等に富む物性を有し、また、血漿は動物性
蛋白であり、アルブミン、グロブミンの血液蛋白と、フ
ィブリノーゲンを有して、優れた結着性能があり、人間
生体に極めて適応する物性を有するので、これらの供給
を受けた毛髪は、紫外線やシャンプーまたはパーマネン
トウェーブ処理によって、剥離したり損傷している鱗片
状の毛表皮や、その毛表皮の下にあって同じく損傷して
いる毛皮質が修復される。

即ち、前記の主成分による造膜・結着・固着・粘着の諸
特性に基づいて、流出欠落している毛皮質の間充物質が
補充されて、概ね健康毛の毛皮質の形状構造に修復され
ると共に、欠落したり損傷している鱗片状の毛表皮が修
復されて、概ね健康毛の毛表皮に回復し、損傷によって
低下している毛表皮と毛皮質の機能を向上回復する作用
がある。

さらに、セラックまたはケラチンを添加した毛髪用トリ
ートメント剤は、セラックが有する多量の天然樹脂分と
ワックス分による皮膜形成特性と。

ケラチンが有する動物体の保護特性に基づいて、前記の
水溶性天然糖と血漿（または代用血漿）による前記の諸
作用が一段と増幅促進される。

そして、以上の諸作用を享受した毛髪は１毛表皮と毛皮
質が修復されると共に、修復した毛表皮にシャンプーに
よって容易に剥離消滅しない保護皮膜が生成され、その
修復状態を長期に安定維持することができる。特に、前
記のセラックを用いた毛髪用トリートメント剤は、セラ
ックが多量に有する天然樹脂分（概ね９５％以上含有）
とワックス分（概ね１．５〜２．５％）が皮膜を形成す
るので、皮膜自体の艶と安定性が極めて良く、例えば４
０〜５０回のシャンプー後にも該皮膜が消滅せず、光沢
と健康上状態を維持することができる。また、前記のケ
ラチンを用いた毛髪用トリートメント剤は、ケラチン自
体が難水溶性であり。

機能回復した毛髪は水洗やシャンプー耐性に優れ、同じ
く修復毛の安定性が極めて良い。

一方、前記の使用方法によると、加熱処理やアルカリ剤
処理によって毛髪が膨潤するので、塗布されたトリート
メント剤の毛表皮と毛皮質への滲透供給が活性化し、前
記の作用が一段と顕著になる。

「実施例」以下、実施例を例示して説明する。即ち、水溶性天然糖
１０％（重量％）溶解した精製水溶液に、該精製水溶液
の３％（重量％）に当る量の「アルカリ溶解したセラッ
ク」を混入してエマルジョンにした毛髪用トリートメン
ト剤を生成し、シャンプー後に常温塗布して使用した。

その使用後の毛髪は、使用前の毛髪に比べて色・艶・櫛
通し性・毛様等の性状が回復して、概ね健康上と同一レ
ベルの状態を示し、良好な処理作用が存在した。そして
、その後毎日、通常のシャンプーを行い毛髪機能の維持
状況を確認したところ、使用日から４５０後に至るまで
、トリートメント剤の再使用の必がない程度の毛髪性状
が継続し、極めて良好な安定性が存在した。

「発明の効果」以上の説明のとおり１本発明の毛髪用トリートメント剤
は、損傷毛髪の機能を向上回復する優れた毛髪処理性能
と、その向上回復した毛髪機能が、極めて長期間温存継
続する格段の持続安定性を有し、広く一般の日常生活の
便宜を向上する顕著な効果がある。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）「水溶性天然糖または血漿、あるいは代用血漿」
のうちの少くとも一つ以上を主成分とすることを特徴と
する毛髪用トリートメント剤。
（２）「天然樹脂のセラツク」または「蛋白質のケラチ
ン」の少くとも一つを混合した特許請求の範囲第（１）
項記載の毛髪用トリートメント剤。
（３）特許請求の範囲第（１）（２）項記載の毛髪用ト
リートメント剤を塗布し、しかるのち、「該毛髪を「概
ね４０℃〜５０℃」×「概ね１０分〜２０分」の条件で
加熱処理」または「該毛髪をアルカリ剤によって膨潤処
理」の二次処理を施すことを特徴とする毛髪用トリート
メント剤の使用方法。