JPH0314804Y2 - - Google Patents

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JPH0314804Y2
JPH0314804Y2 JP11260586U JP11260586U JPH0314804Y2 JP H0314804 Y2 JPH0314804 Y2 JP H0314804Y2 JP 11260586 U JP11260586 U JP 11260586U JP 11260586 U JP11260586 U JP 11260586U JP H0314804 Y2 JPH0314804 Y2 JP H0314804Y2
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antenna
cable
whip antenna
whip
buoy
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JP11260586U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遭難救助用ブイに使用されるに好適な
ホイツプアンテナに関するものである。
(従来の技術) 現在、国際無線通信諮問委員会(CCIR)等で
は、国際的遭難救助システム(FGMDSS)につ
いて検討を行つている。近年この遭難救助用ブイ
に関する電気的仕様が決定したが、これによる
と、遭難救助用ブイの先端部には、ブイの電気的
作動確認と、捜索用を併わせたランプの設置が義
務付けられている。通常この種のブイでは送信用
アンテナが必要であるが、ブイの先端部にランプ
を設置する場合には、何らかの方法により、ラン
プに給電するDCケーブルをアンテナ近傍に配線
する必要が生ずる。一般に従来のブイでは電気的
作動確認のためランプを設置することはあつた
が、捜索用は必要とされなかつたので、ランプの
位置はアンテナより下部でよく、この種の問題は
生じなかつた。またアンテナとしても、通常アン
テナは電気回路の最終要素であり、アンテナの上
に更に電気回路を設置するような場合はなく、従
つて今回のようなアンテナ近傍に給電線を配置す
るような必要はなかつた。このため、アンテナ近
傍に給電用DCケーブルを配線したようなアンテ
ナは他に例を見ないのが実状である。
(考案が解決しようとする問題点) 以上述べたように、ランプ等の電気回路に給電
するためのDCケーブルをアンテナの近傍に配線
すると、アンテナから放射される電波によつて
DCケーブル内に誘起電流が生じ、そのため指向
性等のアンテナ特性に致命的影響を与えるという
問題点がある。
本考案の目的は、かかる従来装置の問題点を解
決せんとするものであつて、アンテナ特性に悪影
響を与えることなく、アンテナ上方部に設置され
た電気回路に給電するための給電ケーブルの配線
を可能としたブイ用ホイツプアンテナを提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) アンテナの下部とアンテナの上部にフイルタも
しくはトラツプを配置することによつて、前述誘
起電流を除去することおよび給電ケーブルにシー
ルドケーブルを使用することによつて前述問題点
が解決される。
(実施例) 以下第1図及び第2図に示す本考案実施例につ
き詳説する。第1図及び第2図において、1はホ
イツプアンテナとしての反射板、2はホイツプア
ンテナとしてのアンテナ素子、3はフイルタとし
ての貫通コンデンサ、もしくは貫通フイルタ、4
はホイツプアンテナ用のマツチングボツクス、5
はトラツプ、6は上部電気回路に給電あるいは信
号を送る為のDCケーブルである。この場合、ア
ンテナ素子2はその長さがほぼ1/4波長に設定さ
れており、直径0.2波長の反射板1の中央部に垂
直に取り付けられ、これによつてホイツプアンテ
ナを形成している。ここでDCケーブル6の配線
によるアンテナ入力のVSWRの多少の変化を吸
収するためにアンテナ入力部近傍にはマツチング
ボツクス4を配置している。またDCケーブル6
は反射板1に取り付けられた貫通コンデンサー3
から、アンテナ素子2の内部を通つて、アンテナ
素子2の先端に設置されたトラツプ5に設けられ
たDCケーブルのトラツプ入力端子に接続され、
トラツプ5を経てDCケーブルのトラツプ出力端
子からアンテナ外部に引き出され、アンテナ上方
に設置された電気回路へ接続されている。
このアンテナは基本的にはホイツプアンテナで
あるから、アンテナ自体の作動は一般のホイツプ
アンテナと同様である。しかしながら本アンテナ
と通常のホイツプアンテナとの根本的相異点はア
ンテナ近傍にDCケーブルを配線している点であ
る。すなわち、アンテナとは本来電磁波を発射す
るものであるから、このアンテナの近傍にDCケ
ーブルを配置した場合には、当然のことながら、
このDCケーブルにもアンテナからの電磁波が誘
起され、かつまた、このDCケーブル上に誘起さ
れた電流によつてアンテナ自身も影響を受ける。
従つてアンテナ近傍にケーブルを配線すること
は、アンテナ特性に致命的影響を与える。反射板
上に設けた貫通コンデンサと、アンテナ先端部に
設置したトラツプは、この相互結合のためDCケ
ーブルに誘起した電流をアンテナの出入口部で除
去する作用をなしている。
トラツプ5は、給電用のDCケーブルに誘起さ
れる電流に対し、その部分で恰もインピーダンス
が無限大となるように動作するので、この誘起電
流が除去されるものである。
給電ケーブルとしてシールドケーブルを使用す
るとこの誘起電流の発生がさらに阻止される。
第3図は、DCケーブルの配線された従来のホ
イツプアンテナの指向特性を示し、第4図は本考
案に係るホイツプアンテナの指向特性を示すもの
である。図より明らかなように、従来のものでは
相互結合の影響によつて指向特性に乱れが生じて
いるが、本考案の場合には対称性の保たれた良好
な指向特性が得られることが分る。
この場合、反射板上に設けた貫通フイルタ3は
トラツプであつても、またアンテナ先端に設置し
たトラツプはフイルタであつても有効に作動す
る。すなわち、アンテナ入出力部にトラツプもし
くはフイルタを設置することがアンテナを有効に
作動させる原理である。
(考案の効果) 前記したように本考案のアンテナでは、アンテ
ナ素子近傍にDCケーブルを配線することが可能
であるため、CCIR規格等を満足するアンテナが
提供可能となる。
さらに本規格等では遭難用ブイと供に、捜索用
レーダトランスポンダの船への配備を義務付けて
いるが、本アンテナの上部にこの捜索用レーダト
ランスポンダを配置することも可能となり遭難用
ブイと捜索用レーダトランスポンダの一体化もで
きることから装置の小型化にも極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すホイツプアン
テナの斜視図、第2図は第1図の実施例の概略断
面図、第3図はDCケーブルの配置された従来の
ホイツプアンテナにおける指向特性を示すグラフ
および第4図は本考案に係るホイツプアンテナの
指向特性を示すグラフである。 1……反射板、2……アンテナ素子、3……貫
通コンデンサ、4……マツチングボツクス、5…
…トラツプ、6……DCケーブル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 有限反射板とアンテナ素子とからなるホイツ
    プアンテナにおいて、該ホイツプアンテナの上
    方に設置された電気回路を駆動するための給電
    ケーブルと、該給電ケーブル両端に接続され、
    前記ホイツプアンテナの下部と上部とにそれぞ
    れ設置されたフイルタもしくはトラツプとを備
    えて前記ホイツプアンテナからの放射電波によ
    り前記給電ケーブルに誘起される電流を除去可
    能としたことを特徴とするブイ用ホイツプアン
    テナ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項のアンテナに
    おいて、前記給電ケーブルが中空円筒状電気的
    導体からなる前記アンテナ素子の中空円筒内に
    配置されたことを特徴とするブイ用ホイツプア
    ンテナ。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項もしくは第2
    項のアンテナにおいて、前記給電ケーブルがシ
    ールドケーブルから構成されていることを特徴
    とするブイ用ホイツプアンテナ。
JP11260586U 1986-07-22 1986-07-22 Expired JPH0314804Y2 (ja)

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JP11260586U JPH0314804Y2 (ja) 1986-07-22 1986-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6320609U JPS6320609U (ja) 1988-02-10
JPH0314804Y2 true JPH0314804Y2 (ja) 1991-04-02

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