JPH03147665A - 帯板の巻取り張力付与装置 - Google Patents

帯板の巻取り張力付与装置

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JPH03147665A
JPH03147665A JP28705289A JP28705289A JPH03147665A JP H03147665 A JPH03147665 A JP H03147665A JP 28705289 A JP28705289 A JP 28705289A JP 28705289 A JP28705289 A JP 28705289A JP H03147665 A JPH03147665 A JP H03147665A
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endless belt
slit
slit strip
strip plate
pressing mechanism
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Yuritoshi Isobe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば板金コイルなどの幅広な帯板を該帯
板の長手方向に沿って複数条に裁断するスリ、ターライ
ンにおいて、帯板のスリット後に各スリ、ト帯板を巻取
る際に生しる張力の不均衡を調整し、均等な巻取り張力
を付与する帯板の巻取り張力付与’AIに関するもので
ある。
〔従来の技術] 通常、帯板の幅方向の厚みは中央が厚(両側が薄くなっ
ている。これを帯板の長手方向に沿って平行に裁断して
共通の巻取りドラムに巻取ると、巻取り径に差を生しる
ために各スリット帯板間の巻取り速度にも差が出る。 
  ゛ その粘果、巻取りドラムに巻取られる各スリット帯板の
巻取り張力が不均衡となり、巻取りドラムに巻取られた
両端側のスリット帯板は中央で巻取られたものに比べ柔
巻きとなり、巻取りドラムからスリット帯板を抜き取っ
たとき、テレスコープ状になったり、楕円状に潰れたり
して、巻戻し或いは運搬等が不可能な状態になる欠点が
あった。
このため、板金コイルなどの幅広な帯板を多条のスリッ
ト帯板に裁断分割する設備において番よ、スリット帯板
を巻取る装置に供給する途中に巻取り張力を付与する装
置が設すられ、多条のスリット:;シ仮はこの装置で所
定の巻取り張力が付与された後、共通のを取り1ラムで
巻取られる。
従来、この張力付与装置としてスリット・訃板の表面に
t員傷を一!−ンえることムく機能するものとしては、
例えば特公昭51−35458号公報や特開昭56−1
36748号公報が知られている。
特公昭51−35458号公報に示された装置は、裁断
した多条のスリット帯板を巻取る1r11に方眼状のス
リットを刻設した仰性体表向を持−)−L1整ロールに
接触させて、調整l」−ルに作用するブレーキにより壱
取り張力を発生させて各条の張力炎動を目動的に調整す
ることができるようになっている。
また、特開昭56−136748号公報に示された装置
は、エンドレスベルトを利用したものであって、上下に
配置されたエンドレス・\ルトの相対向する外側表面の
間に裁断した多条のスリット帯板を通し、エンドレスベ
ルトの内側表向を摩擦Hで押圧して上下のエンドレスヘ
ル(・をスリット帯板の表裏面に押しつLJ圧着さセー
、移動する7す71、帯板と一体となってエンドレスベ
ルトを回転さセるようにして、摩擦片とエンドレスベル
トの内側表面との間の滑りによる摩擦力で各スリ、ト4
j目Hに巻取り張力を付jjすることができるようにな
っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、特公昭51−35458号公報に示され
た装置を使用した場合におけ−るスリット帯板表面の擦
り疵の発生や押し付けによる紋様の付着は、スリット帯
板の4.4質や表面処理の抽類によっては、史には極薄
板材に発生し製品品質を甲乙(っている。
特に、軟らかい材ネ−1のスリット帯板のように弱い張
力で巻取る場合や押紋様の発生防止のためにスリット帯
板と調整ロールの間の押圧力を十分に取れない場合、或
いはこれらの接触面が汚れている場合によく発生する。
これに対して、エンドレスベルトを使用した張力4=J
与装置ではエンドレスベルトとスリット帯板が一体的に
移動し、しかもエンドレスベルトの内側表面−に制動を
与えて、エンドレスベルトを介し°ζスリット帯板に巻
取り張力を付与するので、スリット帯板の表向に擦り疵
が発生ずるのを防くことができる利点がある。
このエンドレスベルトを利用した張力(J与装置では、
エンドレスベルトの内側表面で滑りを生しさセ、エンド
レスベルトの外側表面はスリット帯板と滑りを生しるこ
となく一体的移動するようにしなければならないので、
エンドレスベルトの内側表面の滑り摩擦係数を常に外側
表面より小さくしなければならない。しかし、スリット
帯板の表面に浦脂等が付着している場合にはスリット帯
板と外側表面との滑りPi!擦係数が内側表面より小さ
くなり、スリット帯板と外側表面との間で滑りが生して
、スリット:帯板の表面に疵をつけることがあった。
また、これを肪ぐために、エンドレスベルトの内側表面
と外側表面の材質のみで調整して、常に内側表面を外側
表面より滑り易い状態に保っは困江であった。
この発明は、上記のような問題点に鑑み、その問題点を
解決すべく側室されたものであって、その目的とすると
ころは、エンドレスベルトの内側表面を押圧する押圧機
構を空気圧力体と巻取り張力付与体とから構成すること
により、エンドレスベルトの外側表面のスリット帯板へ
の押し付け圧着は押圧機構の空気圧力体を使用して滑り
摩擦抵抗がゼロの状態で行うようにし、エンドレスベル
トの内側表面との滑り摩擦は押圧機構の巻取り張力付与
体を使用して所定の巻取り張力を発生さ一巳るためにの
み用いられるようにすることで、スリット帯板と外側表
面との滑り摩擦抵抗を内側表面より大きい状態に保ち、
スリットd)2板とエンドレスベルトの外側表面とで滑
りを生しないようにすることのできる帯板の巻取り張力
付与Ajt置を提(Jjすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上のl」的を達成するためにこの発明は、循環動白花
に保持されたエンドレスヘル1−を幅方1iilに複数
並設しl:ものを上下に相対向して配設し、上]・各エ
ンドレスベルトの内側表面側に配置した押1fiJRで
−L下各エンドレスベルトを、L下のエンルス・ベルト
の相対向する外側表面の間に通したスリット4;ン板に
押し付け任6し、スリット・:;P板との圧着でエンド
レスベルトを、移1す1するスリット帯板と一体とμっ
で循環動さυ、土泥押圧機471とエンドレスベルトの
内側表面との滑り摩1x力で各スリy l・帯板に張力
を付写する張力付4装置であって、各エンドレスベルト
の内側表面を押圧する前記押圧機構を空気Yf力体とを
取り張力f・J”1体とから構成したものよりなる。
〔作用〕
以上のような構成を有゛するこの発明は次の上うに作用
する。
ずなわら、エンドレスベルトの内側表面を押圧する押圧
機構を空気圧力体と巻取り張力付与体とから+Rt戊す
ることにより、エンドレスベルトの外側表面のスリット
帯板への押し付け圧着は押圧機構の空気圧力体を使用し
て滑り摩擦抵抗がゼロの状態で行うように作用し、エン
ドレス、ルトの内側表面との滑り摩擦は押圧機構の巻取
り張力付与体を使用して所定の巻取り張力を発生させる
ように作用する。
そして、各エンドレスベルトは、移動する各スリット帯
板との摩擦係合で該スリット帯板と滑りを生しることな
く一体となって各々独立して循環動し、押圧機構を構成
する巻取り張力付与体とエンドレスベルトの内側表面と
の間の滑りによる摩擦力で、スリット帯板表面に疵をつ
けることなく各スリット帯板に均等な張力を付与するよ
うに作用する。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発明をより具
体的に説明する。
ここで、第1図は張力付与装置の正面図である。
図において、張力付与装置lはスリット帯板2に所定の
巻取り張力を付与する装置で、該張力付与装置Iは図示
しないスリット帯板の巻取りドラl、の前方側でスリッ
ト帯板2の移動通路の途中に配置されている。張力付写
装置lは、上下に相対iilして循環動自在に保持され
たエンドレスベルト3と、該エンドレスベルト3の内側
表面3aを押圧する押圧機構4とから主に横取されてい
る。
エンドレスベルト3はスリット帯板2の移動力lidに
循環動自在に配置され、これが幅方向つまりスリット帯
板2の移動方向に対して直交方向に複数並設して配置さ
れ、更にこれらが上下に相対向して配置されている。そ
して、上下に並設された各エンドレスベルト3は一対の
プーリ5,5間に各々張設されている。
エンドレスベルト3の外側表面3bは、スリット帯板2
と一体となってスリット帯板2を移動させる機能を果た
すものである。これに対し、エンドレスベルト3の内側
表面3aは、上記押圧機構4との間の滑りによる摩擦力
で、スリット帯板2に張力を発生させる機能を果たすも
のである。
このような機能の相違から、一般にエンドレスベルト3
の外側表面3bは、内側表面3aよりもFj擦係数の大
なる材質で形成されている0例えば、外側表面3bは軟
質ウレタン樹脂やゴムなどで形成され、内側表面3aは
硬質ナイロンや銅板などで形成されている。
各プーリ5は、上部軸受ブラケット6及び下部軸受ブラ
ケット7側に横設された前軸8、後軸9に各々遊転自在
に取付けられている。即ち、各プIJ 5は独立してス
リット帯板2の移動方向に回転できるように軸支され、
これにより、各エンドレスベルト3は独立してスリット
帯板2の移動方向に循環動できるようになっている。
また、前軸8.後軸9に遊転自在に軸支された各プーリ
5には駆動源が全く取付けてなく、エンドレスベルト3
は移動するスリット帯板2との摩擦係合で循環動する以
外に、自刃で循環動することができない。つまり、エン
ドレスベルト3はスリット帯板2と接しない限り循環動
することはない。
上側のエンドレスベルト3がプーリ5を介して取付けら
れている上部軸受ブラケット6は、連焉棒lOを介して
その上方の油圧シリンダ11に1動連結されており、こ
の抽圧シリンダIIにょて!I7IIg:できるように
なっている。
下側のエンドレスベルト3がプーリ5を介し取イ・1け
られている下部軸受ブラケット7は、スピンド12に固
定されている。また、これらの上P軸受ブラノノ゛ノド
6及び下部軸受ブラヶ、ドアに番。
上下のエンドレスベルト3を挾み相対向する位まに前記
押圧ja横4が取付けられている。
スタンド12の上部には上記抽圧シリンダ11が固定さ
れており、上下のエンドレスベルト3ζJ上下部軸受ブ
ラケット6.7等を介してスタンド12に保持されてい
る。
第2図は張力付与装置の要部の側断面図、第3図は第2
図A−A矢視断面図である。
前記各押圧機構4は、上述のように上部軸受ブラケット
6及び下部軸受ブラケット7に、上下のエンドレスベル
ト3を挟み相対向する位置に各々取付けられ、また、各
押圧m楕4は上下各エンドレスベルト3の内側表面3a
側に配置されている。
押圧機構4はエンドレスベルト3の内側表面3aを押圧
して、内側表面3aの裏面側となるエンドレスベルト3
の外側表面3bをスリット帯板2に押し付け圧着して、
移動するスリ、ト帯仮2とエンドレスベルト3を一体的
にする機能を有すると共に、移動するスリット帯板2と
一体となって循環動するエンドレスベルト3に制動を与
えて、エンドレスベルト3を介してスリット帯板2に所
定の巻取り張力を付与する機能を有する。
このような機能をイfする押圧機構4は、空気圧力体I
4と巻取り張力付与体I5がら構成されている。
このうち、空気圧力体14は、上述した押圧機構4の機
能の中で、エンドレスベルト3の外側表面3bをスリッ
ト帯板2に押し付け圧着して、移動するスリット帯板2
とエンドレスベルト3を一体的にする機能を果たす。
空気圧力体14は、圧縮空気供給源14a、圧力調整器
14b、圧縮空気の流路となる配管14C1配管接続口
14d、圧縮空気室14e、圧縮空気噴射口14fなど
から構成されている。
空気圧力体14の圧縮空気室14eは一定の幅と長さと
厚みを有する中空状からなり、その長平方向がスリット
帯板2の移動方向に対して直交方向にエンドレスベルト
3の幅方1iJに分割して配設されている。即ち、圧縮
空気室14eは幅方向に並設された各エンドレスベルト
3に対応して、エンドレスベルト3の幅方向に分割して
各々設けられている。圧縮空気室14eは中空状の内部
に圧縮空気を密封したもので、内部の空気の漏れを生し
させない密封性の材料からなっている。
圧縮空気室14eの一面側に形成された圧縮空気噴射口
14fは、エンドレスベルト3の内側表面3aに直接接
触している。そして、各圧縮空気噴射口14fの開口幅
はエンドレスベルト3の幅より小さく形成され、エンド
レスベルト3によって圧縮空気噴射口14fの開口部は
完全に塞がれ、圧縮空気噴射口14fがら噴射された圧
縮空気が全部エンドレスベルト3の内側表面3aに作用
し、漏れることがないようになっている。
圧縮空気は圧縮空気供給117X 14 aで造られ、
圧力1!整器14b、配管14c及び配管接続口14d
を経て圧縮空気室14eに入り、圧縮空気室I4eに流
入した圧縮空気は圧縮空気噴射口14rからエンドレス
ベルト3の内側表面3aに噴射されてエンドレスベルト
3の内側表面3aを押圧し、内側表面3aの裏面側のエ
ンドレスベルト3の外側表面3bをスリット帯板2に押
し付け圧着させる。
このとき、空気圧によるエンドレスベルト3の内側表面
3aとの間の滑りFJ擦低抵抗非常に小さく、漬り摩擦
抵抗はゼロと考えても問題はない。
これに対して、スリット帯板2の表面に油脂等が付着し
て非常に滑り易い状態にあっても、スリット帯板2とエ
ンドレスベルト3の外側表面3bとの間の滑り摩擦抵抗
がゼロとなることはない。
このため、常に、エンドレスベルト3の内側表面3aの
滑り摩擦抵抗を外側表面3bより小さい状態に保つこと
ができ、エンドレスベルト3は内側表面3aで滑るのみ
で外側表面3bT:滑りを生しることがなく、エンドレ
スベルト3の外側表面3bとスリット帯板2との間では
滑りを生しることがムい。
11;1記即圧機横4の一部を構成する巻取り張力付与
体15は、上述した押圧機構4の機能の中で、移動する
スリット帯板2と一体となって循環動するエンドレスベ
ルト3に制動をLj、えて、エンドレスベルト3を介し
てスリット帯板2に所定の巻取り張力を付すする機能を
果たす。
巻取り張力付与体15は、スリット帯板2の移動力11
すで圧縮空気室14eの両側に隣接して設けられている
。巻取り張力付与体15はその接触片15aがエンドレ
スベルト3の内側表面3aと直接接触してその摩擦によ
り、エン[レスヘルド3の循環動を制動する。この接触
ハ152はエンドレスベルト3の幅方向に配設されてい
る。
スリット帯板2は空気圧力体14によってエンドレスベ
ルト3と一体的になっているので、エンドレスベルト3
の循環動を制動すると、スリット帯板2も制動され、ス
リット帯板2の表面を疵つけることなくスリット帯板2
に所定の巻取り張力を付与することが可能となるのであ
る。
次に上記実施例の構成に基づく帯板の巻取り張力付与装
置の作用について説明する。
先ず、油圧シリンダ11により上部軸受ブラケ、7ト6
を引き上げて、]:部エンドレスベルト3群を下部エン
ドレスベルト3群と十分な隙間を取った状態で各スリッ
ト帯板2をこの間に通して、図示しない巻取りドラムに
各スリット帯板2の先端を係止した後、上部軸受ブラケ
フト6を停止位置まで降下させて、上下のエンドレスベ
ルト3で各スリット帯板2を上下から挟む。
この状態で、空気圧力体14の一部を構成する圧力調整
器14 bで設定された圧縮空気を圧縮空気供給m14
aから配管14c及び配管接続口14dを経て圧縮空気
室14eに供給する。圧縮空気室14eに供給された圧
縮空気は圧縮空気噴射口14fから噴射されて均一な空
気圧でエンドレスベルト3の内側表面3aを押圧する。
空気圧で押圧された各エンドレスベルト3はスリット帯
板2の上下から挟んだ状態で押圧して、各エンドレスベ
ルト3の外側表面3bをスリット帯板2に押し付け圧着
させる。
また、このとき、巻取り張力付与体15の接触片15a
を各エンドレスベルト3の内側表面3aに押し付りて接
触させ、接触片15aとエンドレスベルト3の内側表面
3aとの間で制動が働くようにする。
以上のような状態で図示しない巻取リドラムを運転し、
各条のスリット帯板2を一斉に巻取る。
この場合、各条のスリット帯板2の巻取り速度の差によ
る問題は各条のスリット帯板2に対応する上下エンドレ
スベルト3のWi環動が相互に全く干渉せず独立に行わ
れるので生しない。即ち、上下エンドレスベルト3は一
対のプーリ5間に張設されているが、各プーリ5は遊転
自在に前軸8及び後軸9に取付けられているため、各エ
ンドレスベルト3の循環動は相互に全く干渉せず独立に
行われることになるからである。
スリット帯板2の巻取りを開始すると、移動するスリッ
ト帯板2の表裏面とエンドレスベルト3の外側表面3b
との摩擦係合により、上下の各エンドレスベルト3は循
環動する。このとき、各エンドレスベルト3は移動する
各スリット帯板2と滑りを生じるユとなく一体となって
各々独立して循環動する。
その一方で、上記押圧機構4を構成する巻取り張力付与
体15の接触片15aとエンドレスベルト3の内側表面
3aとの間の滑りによる摩擦力でつまり、移動するスリ
ット帯板2との摩擦係合で循環動するエンドレスベルト
3の内側表面3aを押圧する接触片153が所謂ブレー
キ的な制動機能を果たして、図示しない巻取りドラムと
張力付与装置1との間に位置する各スリット帯板2に一
定の巻取り張力を発生させることになる。
このような巻取り張力は、スリット帯板2の表面が油脂
等で非常に滑り易くなっている場合でも、各スリット帯
板2とエンドレスベルト3の外側表面3bとの間で滑り
を生しることなく、スリソト帯板2に生しさせることが
できる。
これは以下の連山によって説明することができる(第2
図参照)。
即ち、エンドレスベルト3の内側表面3aと押圧機構4
側との間では滑りを生し、エンドレスベルト3の外側表
面3bとスリット帯板2との間では滑りを生しないとい
うことは、エンドレスベルト3の内側表面3aと押圧機
構4側との間の平均度1が係数μ。がエンドレスベルト
3の外側表面3bとスリット帯板2との間の平均摩擦係
数μ、より小さくなるときである。
従って、エンドレスベルト3の外側表面3bとスリ、ト
4i+f+反2との間で滑りを生しさセないためには、 μmくμl  −”−””’−”””””””””””
”””””のとなる条件を考えればよい。
u”if、F ’−接触片15 aとエンドレスベルト
3の内側表面3aとの接触圧力 p:圧縮空気噴射口14fの空気圧力 A:エンドレスヘルト3の内側表面3aにかかる空気圧
作用面積 N:押圧機構4側の全圧下刃 (=F−1−p−A) μU :エンドレスヘルト3の内側表面3 aと押圧4
!!&横4 (jll1間の平均摩擦係数μm;エンド
レスベルト3の外側表面3bとスリット帯板2間の平均
FFt!?!!係数μO:エンドレスベルト3の内側表
面3aと空気圧作用間の摩擦係数 μl :エンドレスベルト3の内側表面3aと接触片1
53間のPj擦係数 μ2 :エンドレスベルト3の外側表面3bとスリット
帯板2間の摩擦係数 であるとき、 エンドレスベルト3の内側表面3 4側との滑り摩擦力は、 μ。・N−μo’p’A十μ で表される。
ここで、エンドレスへルト 3の内側表面3aと aど押圧機構 ・ F ■ 空気圧作用間の摩擦係数μ0 は非常に小さくゼロ (μ。−0)と考えてよいから、上式■は、μ。・N−
μm ・F となり、また、N=F+p−Aであるから、μ0−μm
 ・F/ (F 十p −A)  −−−−−■となる
一方、エンドレスベルト3の外側表面3 b トスリッ
ト帯板2との滑りIf擦力は、 μm・N−μ2 ・N  −−−−■ で表されるから、 μ、−μz  −”−’−””’−””−”””−”−
”’−’−■とムる。
これらの■、■式を上記の式に代入すると、μm ・F
/ (F−1−p−A)<μ2即ち、エンドレスベルト
3の外側表面3bとスリンl−48;板2間で滑りを化
しないようにするための条件は、 μ2〉μm ・F / (F 十p −A)  −−−
−−−−■となる。
ここで、 F/  (F + p  −A)  < 1 −−−−
−一−−−−−−−■であるから、例えば、μ2がμm
よりかなり小さいときでも、つまり、スリット帯板2の
表面に油脂等が付着してエンドレスベルト3の外側表面
3bとスリット帯板2間がかなり滑り易い場合でも、0
式の1)−Aの値(空気全圧力)をF(接触片15aと
エンドレスベルト3の内側表面3aとの接触圧力)に比
べて十分に大きくすることにより、■式を満足させるこ
とが可能となり、エンドレスベルト3の外側表面3bと
スリット帯板2間で滑りを生しさせないようにすること
ができる。
これに対し、従来の装置では、空気圧力がないから(p
−A=O) 、N=Fであり、エンドレスベルト3の内
側表面3aと押圧機構4側との滑り摩擦力は、 μm・N−μl−F で表されるから、 μU : μ となる。
また、エンドレスベルト3の外側表面3bとスリット帯
板2との滑り摩擦力は、 μm−・N−μ2 ・N で表されるから、 IJ L = IJ z  ’−”’−”’−’−’−
””””’−”””−”””’−”−■となる。
従って、これらの■、■式を上記0式に代入すると、従
来の製置では、エンドレスベルト3の外側表面3bとス
リット:;)板2間で滑りを生しないようにするための
条件として μz > 111−’−−[相] を満足しなければならず、常に、エンドレスベルト3の
内側表面3aと押圧機構4側間を、エンドレスベルト3
の外側表面3bとスリット1)(板2間より滑り易い状
態にすることが必要となる。
このため、帯板の表面に浦脂等が付着して非常に滑り易
い場合には、エンドレスベルト3の外側表面3bとスリ
・ノド帯板2間で滑りを生し易くなる。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、この
発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得るこ
とは勿論である。
例えば、上記実施例においては、エンドレスベルト3を
一対のプーリ5間に張設した場合で説明したが、例えば
2個以上のプーリ5間に張設してもよい。
〔発明の効果〕
以上の記載より明らかなように、この発明に係る帯板の
巻取り張力付与装置によれば、エンドレスベルトの内側
表面を押圧する押圧機構を空気圧力体と巻取り張力付与
体とから構成したことにより、エンドレスベルトの外側
表面のスリット帯板への押し付け圧着は押圧機構の空気
圧力体を使用して滑り摩擦抵抗が殆どゼロの状態で行う
ことができる。
そして、エンドレスベルトの内側表面との滑り摩擦は押
圧機構の巻取り張力付与体を使用して所定の巻取り張力
を発生させるためにのみ用いられるようにすることで、
エンドレスベルトの内側表面の材質を外側表面の材質に
比べ極端に摩擦抵抗の小さなものを使用しない場合でも
、スリット帯板と外側表面との滑り摩擦JIE抗を内側
表面より大きい状態に保つことができ、たとえスリット
帯板が浦脂等で非常に滑り易い状態でも、スリット帯板
とエンドレスベルトの外側表面との間で滑りを化しない
ようにすることのできる。
これにより、各スリット帯板を巻取る際に生しる張力の
不均衡を確実に調整して均等な張力を付与することがで
き、この装置が本来有する優れた利点を遺憾なく発揮さ
せることが可能となる。
〔符号の説明〕
l:張力付与装置   2ニスリット帯板3:エンドレ
スベルト 3a : 内側i面3b:外側表面    
 4:押圧機構5:プーリ 6:上部軸受ブラケット 7:下部軸受ブラケット 8:前軸       9:後軸 lO:連結棒      ll:油圧シリンダ12:ス
タンド 14:空気圧力体 14a :圧縮空気供給源 14b=圧力調整器14c
:配管      14d :配管接続口14e:圧縮
空気室   14f:圧縮空気噴射口15 : S取り
張力付与体 15a:接触片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、循環動自在に保持されたエンドレスベルトを幅方向
    に複数並設したものを上下に相対向して配設し、上下各
    エンドレスベルトの内側表面側に配置した押圧機構で上
    下各エンドレスベルトを、上下のエンドレスベルトの相
    対向する外側表面の間に通したスリット帯板に押し付け
    圧着し、スリット帯板との圧着でエンドレスベルトを、
    移動するスリット帯板と一体となって循環動させ、上記
    押圧機構とエンドレスベルトの内側表面との滑り摩擦力
    で各スリット帯板に張力を付与する張力付与装置であっ
    て、各エンドレスベルトの内側表面を押圧する前記押圧
    機構を空気圧力体と巻取り張力付与体とから構成したこ
    とを特徴とする帯板の巻取り張力付与装置。
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