JPH03147502A - 磁気ヘッド用シールドケースおよびその製法 - Google Patents

磁気ヘッド用シールドケースおよびその製法

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JPH03147502A
JPH03147502A JP28577689A JP28577689A JPH03147502A JP H03147502 A JPH03147502 A JP H03147502A JP 28577689 A JP28577689 A JP 28577689A JP 28577689 A JP28577689 A JP 28577689A JP H03147502 A JPH03147502 A JP H03147502A
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JP
Japan
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magnetic head
shield case
valleys
roughness
rough surface
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Pending
Application number
JP28577689A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tanaka
田中 恒
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03147502A publication Critical patent/JPH03147502A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、磁気ヘッド用シールドケースおよびその製法
に関するものである。
「従来の技術」 第8図は、従来の磁気ヘッドを示すものである。
このものは、磁気ヘッド本体lが磁気ヘッド用シールド
ケース2(以下、シールドケース2と略称する)内に収
納され固定されたものである。
シールドケース2は、磁性材料等からなる金属板を絞り
加工することによって前面3および側面4からなる筐体
に成型されたものであり、また前面3は磁気ヘッド本体
1のテープ摺動面5と滑らかに連続するように形成され
ている。
磁気ヘッド本体lをシールドケース2内に固定するには
、まず、磁気ヘッド本体lをシールドケース2内に収納
した後、合成樹脂や接着剤等の充填剤6を磁気ヘッド本
体lとシールドケース2との間に充填させ、これを固化
させることによって行なわれる。
そして、この充填剤6のシールドケース2に対する接着
力を強化させるために、シールドケース2の内表面7を
粗面に形成する方法が考案されている。(特開昭51−
56212号公報)この方法によれば、第9図に示すよ
うに、両面が滑らかな金属板8のシールドケース2の内
表面7となる面に、サンドブラスト、研削、エツチング
等の機械的あるいは化学的手段により、面粗度(Rma
x)が8.5〜15μm程度の粗面9を形成する。その
後、プレス加工、絞り加工等によりこの粗面9が内表面
7になるように、筐体に加工して、シールドケース2を
その内表面7が粗面9になるように形成している。
「発明が解決しよ゛うとする課題」 しかしながら、このような従来の磁気ヘッド用シールド
ケース2にあっては、その内表面7に形成された粗面9
が、第10図に示すように、粗さ幅Wが30μI11〜
50μmと狭く、また面粗度Rも8.5〜15μmと浅
いものであるので、充填剤6のシールドケース2に対す
る接着力が充分ではない。従って、急激な温度変化や衝
撃を与える等の耐環境試験を行うと、熱膨張係数の違い
等から、充填剤6がシールドケース2に対して数μmの
オーダーでずれ、磁気ヘッド本体lのテープ摺動面5と
シールドケース2の前面3との間に段差ができ、テープ
とテープ摺動面5との接触が不充分となり、磁気テープ
との信号の授受が不完全になる慣れが生じるという問題
があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、磁気ヘッド
本体をシールドケース内に固定するための充填剤のシー
ルドケースへの接着力が充分で、急激な温度変化や衝撃
が与えられても、磁気ヘッド本体がシールドケース内で
動くことによる磁気ヘッドの特性の劣化を防ぐことので
きる磁気ヘッド用シールドケースおよびその製法を提供
することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明は、金属からなる筐体内壁に粗さ幅が100μm
以上で面粗度が8〜32μmの粗面が形成されている磁
気ヘッド用シールドケースを提供すること、および、金
属板に粗さ幅100μm以上の粗面を形成した後、この
金属板をプレス加工することにより筐体に成型する磁気
ヘッド用シールドケースの製法を提供することにより前
記問題点を解決した。
「作用」 このような構成の本発明の請求項1の磁気ヘッド用シー
ルドケース(シールドケースと略称する)にあっては、
金属からなる筐体内壁に粗さ幅が100μm以上で面粗
度が8〜32μmの粗面が形成されているので、第11
図に示すように、従来のものと比較して山11が高くて
谷12が深いので、この山11と谷12に合成樹脂等の
充填剤が多量に入り込むことによって、充填剤のシール
ドケースに対する接着力が強固なものとなる。
また、谷12の幅(粗さ幅)Wが100μ鍋以上と広い
ため、充填剤の合成樹脂等に含まれているフィラー13
(粒径50〜100μm)がこの谷12の中に入り込み
、シールドケースと磁気ヘッド本体との間に充填剤を充
填した際に、そのすべりを抑制する効果があり、さらに
密着力も強固なものとなるため、テープ摺動面と磁気ヘ
ッド本体との間の段差を低減することができる。
また、請求項2の磁気ヘッド用シールドケースの製法に
よれば、 シールドケースの側面の内表面は、粗面の山11の部分
はプレスによる絞り加工がなされて、谷12の部分によ
る密着効果を残しながら、はとんど無くなるので、側面
の内表面と磁気ヘッド本体との摩擦が小さ(なって、磁
気ヘッド本体をシールドケース内に挿入する際の作業性
が向上する。
また、前面を折曲加工する場合には、内側全部を金型に
よる絞り加工をする必要がない。すなわち前面の内側は
絞り加工(しごき)ではなく普通の曲げ加工するように
すれば、シールドケースの前面の内表面には粗面の山1
1および谷12がそのまま残っているので、充填剤のシ
ールドケースの前面の内表面に対する接着力は強固なも
のとなる。
そしてこのシールドケースの前面の内表面はテープ摺動
面の近傍にあるため、磁気ヘッド本体のテープとシール
ドケースのテープ摺動面との間に生じる段差を低減する
ことができる。
「実施例」 以下、本発明の請求項2の磁気ヘッド用シールドケース
の製法を詳しく説明する。
まず、第1図に示すような磁性材料等からなる金v4仮
8を用意する。この金属板8のシールドケ−スの内面と
なる面に、鉄粒(shot)または鉄粒片(grit)
を用いて、ショツトブラストあるいはグリッドブラスト
を行って第2図に示すような粗面9Aを形成する。この
際に用いられる鉄粒(shot)または鉄粒片(gri
t)の粒径は、0.061111m〜3ffiIm程度
のものが用いられる。あるいは、このような機械的な処
理の他に、金属板8の成分に応じた薬液中に金属板8を
浸漬することにより、この粗面9Aを形成してもよい。
この粗面9Aの面粗度は8〜32μmで、粗さ幅は10
0μm以上に形成する。
次いで、このようにして片面に粗面9Aを形成した金属
板8を、粗面9Aが形成された而を内面になるようにし
て絞り加工(金型による絞り)を行って第3図に示すよ
うな筐体に加工して、内表面7Ah<粗面9Aに形成さ
れたシールドケース2Aを作製する。
金属板としてパーマロイ材を用いて、粗さ幅150〜2
50μm、面粗度8〜32μ傷の粗面を#60〜#10
0の砥石により加工して形成した。
そして、この粗面の形成された金属板を金型による絞り
加工を行って筐体に加工してシールドケースを作製した
この際、金属板に形成した粗面の粗さの状態を表面粗さ
計により測定して第4図に示した。比較のため、従来の
ブラスト加工によって作製した粗面の状態を測定して、
第5図に示した。
さらに、この作製したシールドケースの側面および前面
の粗面の状態を測定して、それぞれ第6図および第7図
に示した。
第4図と第5図を比較してわかるように、本発明の粗面
ば従来のものと比較して山の部分が高く、谷の部分が深
く、さらに谷の幅が広く形成されている。
そして、第6図および第7図を見てわかるように、本発
明のシールドケースは、その側面の粗面には山の部分が
ほとんど無く、谷の部分のみ゛が深く形成されている。
また、前面の粗面には金属板に形成した粗面がほとんど
そのままの形状で残っている。
このようにして作製されたシールドケース内に充填剤と
してフィラー入りのエポキシ樹脂を用いて、磁気ヘッド
本体を固定させたところ、急激な温度変化(+ 85 
)”C〜(−40)’Cや衝撃(670G×6万回)に
対して、磁気ヘッド本体のテープとテープ摺動面との接
触が不充分となる等の特性の劣化は全く見られなかった
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の請求項1の磁気ヘッド用
シールドケースにあっては、金属からなる筐体内壁に粗
さ幅が100μm以上で面粗度が8〜32μmの粗面が
形成されている。従って、従来のものと比較して山が高
くて谷が深いので、この山と谷に合成樹脂等の充填剤が
多量に入り込むことによって、充填剤のシールドケース
に対する接着力が強固なものとなる。
また、谷の幅(粗さ輻)Wが100μm以上と広いため
、充填剤の合成樹脂に含まれているフィラー(粒径50
〜100μm)がこの谷の中に入り込み、シールドケー
スと磁気ヘッド本体との間に充填剤を充填した際に、そ
のすべりを抑制する効果があり作業性を高めることがで
きる。さらにこの充填剤によるシールドケースと磁気ヘ
ッド本体との密着性らさらに強固なものとなる。
そして、請求項2の磁気ヘッド用シールドケース(以下
シールドケースと略称する)の製法によれば、シールド
ケース内に磁気ヘッド本体を挿入する際に、側面には粗
面の山の部分がほとんど無いので、側面と磁気ヘッド本
体の摩擦が小さくて、その作業性が向上する。また、前
面には粗面の山の部分と谷の部分の両方が残っているの
で、充填剤のシールドケースの前面に対する接着力は強
固なものとなり、磁気ヘッド本体のテープとシールドケ
ースのテープ摺動面との間に生じる段差を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気ヘッド用シールドケースの材料
である金属板の断面図、第2図は第1図の金属板に粗面
を形成したものを示す断面図、第3図は本発明の磁気ヘ
ッド用シールドケースを示す概略断面図、第4図は実施
例に示した本発明の方法によって金属板に形成した粗面
の状態を示すグラフ、第5図は従来の方法で金属板に形
成した粗面の状態を示すグラフ、第6図および第7図は
それぞれ実施例に示した本発明の磁気ヘッド用シールド
ケースの側面、前面に形成した粗面の状態を示すグラフ
、第8図は従来の磁気ヘッドを示す概略断面図、第9図
は従来の方法によって金属板に粗面が形成されているも
のを示す概略断面図、第1θ図は従来の磁気ヘッド用シ
ールドケースの内面に形成されている粗面の状態をしめ
ず概略図、第11図は本発明の磁気ヘッド用シールドケ
ースの内面に形成されている粗面の状態を示す概略図で
ある。 2A・・・磁気ヘッド用シールドケース、7A・・・シ
ールドケースの内表面(筐体内壁)、8・・・金属板、
9A・・・粗面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属からなる筐体内壁に粗さ幅が100μm以上
    で面粗度が8〜32μmの粗面が形成されていることを
    特徴とする磁気ヘッド用シールドケース。
  2. (2)金属板に粗さ幅100μm以上で面粗度が8〜3
    2μmの粗面を形成した後、この金属板をプレス加工す
    ることにより筐体に成型することを特徴とする磁気ヘッ
    ド用シールドケースの製法。
JP28577689A 1989-11-01 1989-11-01 磁気ヘッド用シールドケースおよびその製法 Pending JPH03147502A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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