JPH0314661A - ヘルド分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）ａ業上の利用分野 本発明は織布準備工程の一つとして行なわれる綜絖すな
わちヘルドに経糸を引き通す工程を行なうドローイング
マシンにおいて、多数個収容されているヘルドのうち一
つを他から分離する装置に関する． （口）従来技術 織布準備工程の一つを行なうドローイングマシンにおい
ては、多数個一括して収容してあるヘルドのうち最先の
一つのヘルドを他から分離して取り出し、その取り出さ
れたヘルドの糸通し孔内に糸引通し機構により経糸を引
き通すようにしている．このようなヘルドの収容、分離
を行なう従来の装置の一つとして、例えば特開昭６４−
２０３５８号公報に示される「ヘルドマガジン」がある
．この従来のヘルドマガジンは、並列に配置された二つ
のマガジンバーにより多数のヘルドを吊した状態で第１
及び第２のヘルド群として２列に収容し、ヘルド群の先
端部に設けられた上部及び下部ストッパ、下部ヘルド取
出し位置決め機構、下部ヘルド固定機構及び上部ヘルド
取出し位置決め８ｌｔＲを用いて、第１及び第２のヘル
ド群の先端部から交互に順次分離して取り出すようにし
ている．しかしながら、このヘルドマガジンでは構造の
複雑な下部ヘルド取出し位置決め機構及び上部ヘルド取
出し位置決め機構を往復揺動させることによって純機械
的な動作により分離、取出しを行なうものであるから、
作業の高速化に限度がある．（ハ）発明が解決しようと
する課題 本発明が解決しようとする課題は、多数並べて収容され
たヘルドを一個ずつ分離する装置において、空気圧を利
用することにより純機械的動作部分を少なくして装置の
楕遺を簡素化すると共に分離作業の高速化を可能にする
ことである．（二〉課題を解決するための手段 本発明は、ガイドレールが通されて並べて保持された多
数のヘルドから最前端の一個を分離するためのヘルド分
離装置において、該並べられたヘルドの列の少なくとも
一方の側には該ヘルドに空気を吹き付けて前方に送る送
り用エアノズルを設け、該ヘルドの列のいずれか一方の
側には最前端のヘルドとその次のヘルドとの間に空気を
吹き付ける分離用エアノズルを設け、該分離用エアノズ
ルの反対の側には該分離用エアノズルから吹き出された
空気の行く手をさえぎってその空気に隣接するヘルドを
引き離す作用をさせる遮弊壁を設け、該遮弊壁の近くに
は最前端のベルトの前に入るストツバ爪と該最前端のヘ
ルドとその次のヘルドとの間に入る分離爪とを交互にヘ
ルドの配列ライン内に侵入するように設けて構成されて
いる．（ホ）作用 上記楕或において、ストツバ爪をヘルドの配列ラインに
侵入させた状態で送り用エアノズルから空気を吹き付け
るとヘルドは全体としてストツパ爪に向って前方に送ら
れる．次に送り用エアノズルからの空気の吹き付けを停
止して分離用エアノズルから空気を吹き付けると最前端
のヘルドとその次のヘルドとが空気の作用により離され
る．この状態でストッパ爪をヘルドの配列ラインがら引
込めると共に分離爪を離された両ヘルド間でヘルドの配
列ラインに進入させる．これにより最前端のヘルドが他
のヘルドから完全に分離される．このヘルド分離装置で
はヘルドの送り、隣接するヘルドの引離しを圧力空気で
行なうので構造が簡単となり、分離作業を高速化できる
． （へ）実施例 以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
． 第１図ないし第３図において、本実施例のヘルド分離装
置１が示されている．このヘルド分離装Ｗ１は、ヘルド
ｈ用のガイドロッドｒの上方に配置された据付けブロッ
ク２と、ガイドロツドｒの一方側（第２図で左側）にお
いて据付けブロック２の下側に配置固定されたノズルブ
ロック３と、ガイドロッドｒの他方の側において据付け
ブロック２の下側に配役固定された取付けブロック４と
を備えている．ノズルブロック３と取付けブロック４と
は、第２図及び第３図に示されるようにガイドロヅドｒ
に吊り下げられた状態で保持されたヘルドｈの列がＴ度
入り得る間隔で隔てられている． ノズルブロック３には取付けブロック側の面３１に開口
する複数の送り用エアノズル３２がヘルドの配列方向に
関して斜め前方に（第３図で左方）に向って形或されて
いる。この送り用エアノズル３２は供給通＃１３３を介
して据付けブロック２に形成された供給ボート２１に連
通している．ノズルブロック３には、更に前端（第３図
で左端）近くにおいて面３１に開口する幅狭で縦に長い
スリット状の分離用ノズル３４が形成されている．この
分離用ノズル３４は供給通路３５を介して据付けブロッ
ク２に形戒された他の供給ボート２２に連通している． 取付けブロック４にはノズルブロック３の分離用ノズル
３４の位置に縦長の空洞４２が形成されている．この空
洞４２内にはシャッタ１１１？１１５が配設されている
．このシャッタ機構５は支点ビン５１により空洞４２内
に回動自在に収り付けられた縦長のシャツタレバー５２
と、シャッタレバ−５２に支点ビン５１の上下に隔てて
収り付けられたストッパ爪５３及び分離爪５４とを有し
ている．ストッパ爪５３は第３図に示される並べられた
ヘルドｈの最前端（第３図で左端）のヘルドｈよりも前
方においてヘルドの配列ライン内に、すなわち本実施例
ではノズルブロック３と取付けブロック４との間隙ｇ内
に侵入するようになっている．また分離爪５４は、第４
図に示されるように、最前端のヘルドｈとその次のヘル
ドｈとの間において間隙ｇ内に侵入できるようにストツ
パ爪よりヘルド１枚の厚さ分だけ位置をずらして取り付
けられている．このシャツタレバー５２はシャッタ駆動
機構６によって支点ピン５１の回りで往復回動されるよ
うになっている． シャッタ駆動機構６は空洞４２の真上で据付けブロック
２の穴２４内に取り付けられたシリンダ６１と、空洞４
２の上部に配置されシリンダ６１のピストンロッド６２
に取り付けられたカム板６３とを有している．カム板に
は斜め上下に伸びるカム渭６４が形戒され、このカム溝
内にシャツタレパー５２の上端に取り付けられたピン６
５が入っている．したがってシリンダ６１によりカム板
６３が上下することによりシャツタレバー５２１２ 際支点ビン５１を中心に回動する． 取付けブロック４のノズルブロック３に向う面４１には
分離用エアノズル３４とほぼ同じ高さに渭４３が形威さ
れ、その渭４３内には先端が分離用エアノズル３４と反
対側（ヘルドの列を間に挾んで〉の位Ｗまで伸びる遮弊
板４５が取り付けられている．この遮弊板４５は分離用
エアノズル３４から隣接するヘルド間に吹き出された圧
力空気の行く手をさえぎって圧力空気でそのヘルドを引
き離すように作用させる遮弊壁を限定している．なお遮
弊壁は取付けブロック４に一体的に形戊してもよい． 上記楕戒の装置において、シャツタレバー５２が第２図
に示される位置で送り用エアノズル３２には供給ボート
２１から圧力空気が送られガイドロッドｒに吊り下げて
配列されたヘルドに向ってそのエアノズル３２から圧力
空気が吹き付けられてヘルドｈ全体を前方に送る．した
がってヘルドの列は最前端のヘルドｈがストッパ爪５３
に当接した状態で停止する（第５図［Ａ］）．なお、ヘ
ルドｈとガイドロッドｒとの摩擦を少なくしてヘルドの
移動を容易にするためにヘルドの列の下方に押上げ板７
を設け、その押上板７で全ヘルドｈをわずかに浮かせる
ようにしてもよい．次に分離用エアノズル３４に供給ボ
ート２２から圧力空気が送られてそのエアノズル３４か
ら最前端のヘルドとその次のヘルドとの間に圧力空気を
供給する．この場合エアノズル３４から吹き出す空気の
圧力はエアノズル３２から吹き出す圧力空気よりもはる
かに高くなるように、供給ボート２１、２２に供給する
空気の圧力を変えるか又はエアノズルの形状、供給通路
の断面積を調整するのが望ましい．エアノズル３４から
圧力空気が吹き出されるとその空気は遮弊板４５によっ
て形成される遮弊壁に当って行く手をさえぎられるため
、隣接するヘルドが離される（第５図［Ａ］　）．この
状態でシリンダ６１が動作してカム板６３が上昇すると
、そのカム板６３のカム溝６４とピン６５との作用によ
りシャツタレバー５２は第２図で反時計回り方向にわず
かに回動する．このためストッパ爪５３は最前端のヘル
ドの前から引込むが分離爪５４がエアノズル３４からの
圧力空気と遮弊板４５とによって最前端のヘルドと次の
ヘルドとの間に間隙ｇ内を通って侵入し（第５図［Ｂ］
），両ヘルドを完全に分離する．れ位置決めストッパー
（図示せず）まで排出されてからエアノズル３４からの
空気の吹出しは停止される．その後シリンダが逆に動作
されてシャッタレバーは第４図に示される状態に戻る．
以下同様にしてヘルドを一個ずつ分離する．なお上記実
施例では送り用エアノズルを分離用エアノズルと同じ側
に設けたが反対の側に設けてもよく、また両側に設けて
もよい． （ト）効果 本発明によれば次のような効果を奏することができる， ■　ヘルドの送りを圧力空気で行なうので機械的な移送
装置が不要となり、空気の圧力を調節するだけで・送り
の調節を簡単にできる．■　隣接するヘルドを空気で離
した後に分離爪を入れて確実に分離するので、構造が簡
単でしかも動作の高速化が可能である．

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例のヘルド分離装置の側面図、第２図は
第１図の線ＩＩ一ＩＩに沿った断面図、第３図は第１図
の線１［［一ｍに沿った断面図、第４図はストッパ爪と
分離爪との関係を示す図、第５図は動作説明図である． １：ヘルド分離装置 ３：ノズルブロック ３２，３４：エアノズル ５：シャツタ機構 ５２：シャツタレバー ５３：ストッパ爪 ５４：分離爪 第２図 ７ゴ『 尾ｌ図 ７！＝，Ｊ＝廿＝一一 襄３図 眞４ 築５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガイドレールが通されて並べて保持された多数のヘルド
   から最前端の一個を分離するためのヘルド分離装置にお
   いて、該並べられたヘルドの列の少なくとも一方の側に
   は該ヘルドに空気を吹き付けて前方に送る送り用エアノ
   ズルを設け、該ヘルドの列のいずれか一方の側には最前
   端のヘルドとその次のヘルドとの間に空気を吹き付ける
   分離用エアノズルを設け、該分離用エアノズルの反対の
   側には該分離用エアノズルから吹き出された空気の行く
   手をさえぎってその空気に隣接するヘルドを引き離す作
   用をさせる遮弊壁を設け、該遮弊壁の近くには最前端の
   ヘルドの前に入るストッパ爪と該最前端のヘルドとその
   次のヘルドとの間に入る分離爪とを交互にヘルドの配列
   ライン内に侵入するように設けたことを特徴とするヘル
   ド分離装置。