JPH03144978A

JPH03144978A - 磁気ディスク装置

Info

Publication number: JPH03144978A
Application number: JP28199189A
Authority: JP
Inventors: Toshimitsu Takizawa; 滝沢　利光
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-10-31
Filing date: 1989-10-31
Publication date: 1991-06-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は大容量で高速シーク可能な特に小型の磁気デ
ィスク装置に関する。

（従来の技術）小型の磁気ディスク装置において、大容量化を実現する
手段の１つとして従来の装置外形寸法の中に多数の記録
媒体を積層状態に組込んで磁気記録面を増す方法がある
。

記録媒体を数多く組み込むためには、（ａ）記録媒体の厚さを薄くする。

（ｂ）隣り合う記録媒体の配置間隔を狭める。

などの手段がある。

前記（ａ）については記録媒体の反り、記録媒体周辺の
空気の流れによる記録媒体の振動など、記録再生時にお
ける磁気ヘッドの記録媒体に対する浮上特性を悪化させ
る要因が多いため、実現されない場合が多い。

（ｂ）については、最近、隣接する記録媒体間に入り込
むスイングアームの磁気ヘッドが取付けられる取付部か
ら記録媒体面までの間隔（高さ）を小さくできるヘッド
支持構造が開発されつつあり、実現上、有望である。

上記ヘッド支持機構を第４図および第５図を用いて説明
する。隣接する上下の記録媒体（以下、単に媒体と呼ぶ
）１０１と１０３との間に１本のヘッドアームとしての
スイングアーム１０５の先端を入り込ませ、このスイン
グアーム１０５に支持ばね１０７ａ、１０９ａを介して
それぞれ上位の媒体１０１の下面用のアップタイプの上
位ヘッド１０７と下位の媒体１０３の上面用のダウンタ
イプの下位ヘッド１０９を取付けている。この場合、第
４図のように上位ヘッド１０７と下位ヘッド１０９とで
スイングアーム１０５先端のヘッド取付部１１１を上下
から挾む方法と、第５図のように上位ヘッド１０７と下
位ヘッド１０９とを背中合せにしてスイングアーム１０
５のヘッド取付部１１１へ共締めする方法がある。

前記１１４図の方法の場合、上下の媒体１０１と１０３
の配設間隔が狭められると必然的にスイングアーム１０
５のヘッド取付１１１１の厚さも薄くせざるを得す、こ
のため上位ヘッド１０７と下位ヘッド１０９のスイング
アーム１０５への取付けねじ１１３．１１５の相互の先
端部が衝突してしまうことになる。

このｉ４図の場合の取付ねじ１１３と１１５の衝突をな
くすために第５図のように１本の取付ねじ１１７のみに
よって上位ヘッド１０７と下位ヘッド１０９を背中合せ
にしてスイングアーム１０５へ共締めするものでは、上
下の媒体１０１と１０３の配設間隔が狭くなると、やは
りスイングアーム１０５のヘッド取付部１１１の厚さが
薄くなってしまう。

即ち、この場合、ヘッド取付部１１１の厚さは、媒体１
０１．１０３の間隔りの１／２からヘッドマウント１１
６の厚さと、媒体１ｏ３、スイングアーム１０５間の隙
間とを減じた残りになってしまい、ヘッド取付部１１１
の厚さが極端に薄くなる結果、取付ねじ１１７による取
付強度が不足してしまう。

例えば、媒体１０１．１０３の間隔を３．５ｍｍにしよ
うとすると、ヘッドマウント１１６の厚さがＯ−５ｍ　
ｍ　ｓ媒体１０３とスイングアーム１０５との隙間が０
．５ｍｍであると、スイングアーム１０５のヘッド取付
部１１１の厚さは僅かに０．７５ｍｍとなって、取付強
度が確保できない。

又、前記第４図の場合の上下の取付ねじ１１３と１１５
の取付位置を左右幅方向にずらして衝突をなくしたもの
が第６図（平面図）である。

これは、２つのヘッド１０７．１０９を相互に重ね合せ
て支持ばね１０７ａと支持ばね１０９ａをへの字状にし
たものであるが、この場合、上位ヘッド１０７と下位ヘ
ッド１０９のそれぞれのアジマス角や、ヨー角が互いに
異なることになるので、データの記録、再生およびヘッ
ドの浮上特性に不具合が生じる。

次に、磁気ディスク装置のアクセスタイムの短縮化は、
近年、加速度的に実現されつつある。

アクセスタイムの短縮の手段として、情報を記録再生す
るヘッドを高速で移動せさることが採用されているが、
そのためにはヘッドを高速で移動、制御できるアクチュ
エータが必要である。

従来からよく用いられるロータリ型アクチュエータはス
イング回転の中心をボールベアリングで支承されている
が、このボールベアリングは高速でスイング回転する場
合にグリースの飛散などにより発生する微粒子がヘッド
と媒体に付着し、ヘッドによる記録再生が妨げられる恐
れがある。

従来の磁気ディスク装置では、シークタイムは５インチ
クラスの媒体では２５ｍ５ｅｃ程度であってボールベア
リングの回転速度は小さく、かつ、ヘッドの浮上量も大
きいので前記微粒子発生の恐れは小さく、若し発生して
もヘッドの機能に不具合は現われないものと考えられ、
微粒子の飛散に関する対策は特にとられていない。

（発明が解決しようとする課題）前述のように従来のヘッド取付は方法では、標準外形寸
法の磁気ディスク装置の機構部に、多数の媒体を実装し
てディスク装置の記憶容量を増加させることは困難なも
のとなっている。

さらに、従来よりも高速のシーク動作を行うには、微粒
子飛散がヘッドや媒体に付着しないような対策が必要と
なっている。

この発明は、従来のものにおけるこのような問題点を解
決すべく提案されたものである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）前記課題を解決するためのこの発明の構成は、情報が磁
気記録される複数の記録媒体が、隣り合う記録媒体間に
所定の間隔をおいて積層配置され、前記隣り合う記録媒
体間に一本のヘッドアームを介在させて、このヘッドア
ームの先端に支持ばねを介して隣り合う記録媒体の各記
録面に対応する記録再生用の磁気ヘッドがそれぞれ設け
られた磁気ディスク装置において、それぞれの一端に磁
気ヘッドが取付けられた２つの支持ばねの他端を前記ヘ
ッドアームの一方の記録媒体側の面に取り付けて、この
２つの支持ばねのそれぞれの一端に取り付けた磁気ヘッ
ドを前記隣り合う記録媒体の記録面にそれぞれ対向配置
する構成としである。

また、基台とカバー部材によって外気に対して密閉構造
とされた空間内に情報が磁気記録される複数枚の記録媒
体と、この記録媒体の各記録面に記録再生用の磁気ヘッ
ドを有し、磁気ヘッドは、ベアリングによって基部を回
転可能に支承されたヘッドアームに取付けられている磁
気ディスク装置において、ベアリングを磁気ヘッドおよ
び記録媒体が格納されている格納空間に対し磁性流体シ
ールにて隔ａ＋してもよい。

（作用）先端に磁気ヘッドが取付けられた支持ばねの基部側を、
ヘッドアームの一方の記録媒体側の面に取付けて、この
取付部から一方の記録植体までの間隔を、同じく取付部
から他方の記録媒体までの間隔より短くすることで、ヘ
ッドアームの支持ばね取付部を記録媒体間のより中央側
に配置させることができ、この結果記録媒体間の間隔を
狭くしたままヘッドアームの取付部の肉厚を厚くできて
その強度低下が防止される。

磁気ヘッドが取付けられているヘッドアームを支承して
いるベアリングを、磁気ヘッドおよび記って飛散するグ
リース等の微粒子はこの隔離構造内に閉じ込められて磁
気ヘッドおよび記録媒体が格納されている格納空間に浸
入することがない。

これにより、ヘッドを支障なく高速でシーク回転させる
ことができる。

（実施例）次にこの発明の実施例を図に基づいて説明する。

第１図に磁気ディスク装置の全体縦断正面図を、第２図
に第１図のヘッド取付部の拡大図を、第３図に第１図の
スイングアームの回転中心軸付近の拡大図を、それぞれ
示した。

装置基台１とこれの上端に接合されたシュラウド３とに
よって中空箱状の装置筐体５が形成され、この装置筐体
５内に、スピンドルモータ部７によって多数の磁気ディ
スクである記録媒体（以下、単に媒体と呼ぶ）２．１２
．・・・、５２が上下方向に積層して支承され、これら
の媒体２．１２．・・・はスピンドルモータ部７によっ
て回転される。

シュラウド３によって、装置筐体５内は外気と遮断され
て塵−つ無い清浄な状態に保たれる。

媒体２．１２．・・・に対して情報を記録再生するため
の磁気ヘッド４，１４，２４．・・・、６４は、上下方
向に複数設けられているヘッドアームとしてのスイング
アーム６．１６．・・・、５６の先端側に、支持ばね８
．１８．２８．・・・、６８を介して取付けられている
。上下両端のスイングアーム６゜５６についてはヘッド
４．６４および支持ばね８゜６８がそれぞれ１つである
が、隣接する媒体間に入り込んでいるスイングアーム１
６．２６．・・・については、これらがそれぞれ２つず
つ設けられている。スイングアーム６．１６．・・・、
５６は、装置基台１に立設したアーム軸１１の軸芯の回
りを、コイル１３ａ１永久磁石１３ｂおよびヨーク１３
Ｃからなるボイスコイルモータ１３の作用によって高速
でシーク回動する構造となっている。

ここで、隣接する媒体２．１２間のヘッド１４゜２４の
スイングアーム１６への取付けを説明すると、第２図に
拡大して示したように、スイングアーム１６の先端の一
方の媒体２側の部位を少し薄く形成してここをヘッド取
付１１Ｅ１５とし、上下の支持ばね１８と２８のそれぞ
れのへラドマウント１７．１９を、互いに重ねてヘッド
取付部１５の上にのせ、取付けねじ２１によってヘッド
取付部１５にヘッドマウント１７．１９を共線めする。

このようにして、スイングアーム１６へ取付ケられたヘ
ッド１４と２４は、上位の媒体２の下面に対しては上位
のヘッド１４によって、また、下位の媒体１２の上面に
対しては下位のヘッド２４によって、それぞれ記録再生
する。

そして、これらの支持ばね１８と２８のへラドマウント
１７と１９は、上下の媒体２と１２との配設間隔りを２
等分する位置でなく、上位の媒体２の側に接近した位置
でヘッド取付部１５に取付けられている。

即ち、ヘッドマウント１７と１９との相互接合面を吏と
すると、上位の媒体２から吏までの間隔Ｄ１は、下位の
媒体１２から吏までの間隔Ｄ２よりも充分に小さくなっ
ていて、ＤＩ　＜＜Ｄ２である。その他の隣接し合う媒
体間におけるスイングアームへのヘッドの取付けは、上
記と同様である。

このように、上位の媒体２に対する上位のヘッド１４の
取付間隔り、と、下位の媒体１２に対する下位のヘッド
２４の取付は間隔Ｄ２とを互いに異なったものとするこ
とによって、媒体２，１２間の間隔を大きくすることな
く、より大きい取付は間隔Ｄ２とした側に、充分な厚さ
のヘッド取付部１５を投与することができて、ヘッド取
付部１５の強度を充分なものとすることができる。この
ようにヘッド取付部１５の強度を充分とし、しかも上下
のヘッド相互のアジマス角やヨー角を異ならせることな
く、隣接する媒体同士の間隔を狭くできるので、従来と
同じ装置外形寸法の中に、より多くの媒体を組み込むこ
とが可能となり、小型磁気ディスク装置の大容量化が実
現できる。

スイングアーム６．１６．・・・の基部２３は中空円筒
状に形成されていてアーム軸１１に外嵌されており、基
部２３は、上下を、ベアリング２５゜２５（例えばボー
ルベアリング）によってアームＩＴｏｌｌへ回転自在に
支承される。これらのベアリング２５は、前記媒体２，
１２．・・・およびヘッド４．１４．・・・が格納され
ている装置筐体５内の格納空間２９に対し隔離構造Ｍと
している。

この隔離構造Ｍは第３図に例示するように、上下のベア
リング２５．２５のさらに上下外側方であるスイングア
ーム６．１６．・・・の基部２３の上下端部に設けてい
る磁性流体シールである。磁性流体シールは、永久磁石
３１と永久磁石３１による磁路をアーム＄６１１と共に
形成するヨーク３３と、ヨーク３３とアーム軸１１との
間に保持される磁性流体３５とによって形成され、上下
の磁性流体シールによってベアリング２５．２５の周囲
の基部２３内の空間３７はシールされている。

アーム軸１１の下部側には、この空間３７を装置筺体５
の外の大気に連通するための連通孔３９が設けられ、ま
た、格納空間２９は、呼吸孔４１とフィルタ４３を介し
て大気に連通している。

そして、シーク動作の際、スイングアーム６゜１６、・
・・が高速回転するとき、ヘアリング２５のグリース等
の飛散によって発生する微粒子は、磁性流体シールから
なる隔離構造Ｍによって空間３７内に閉じ込められ、媒
体２．１２．・・・およびヘッド４，１４．・・・が格
納されている格納空間２９へのこの微粒子の浸入は回避
され、ヘッド４，１４、・・・による記録再生機能は正
常に維持されることになる〇なお、大気の気圧が天候、高度などによって変動した場
合でも、連通孔３９によりスイングア−ムロ、１６．・
・・の基部２３内の空間３７を大気と同一気圧に保つこ
とができ、磁性流体シールが破損するようなことは起ら
ず、また大気から連通孔３９を通って空間３７内に塵埃
が侵入しても、磁性流体シールによってこの空間３７内
に閉じ込められるので、媒体２．１２．・・・やヘッド
４，１４゜・・・へこの塵埃が侵入する恐れはない。

なお、装置筐体５内の格納空間２９は、呼吸孔４１とフ
ィルタ４３を介して大気圧に保たれている。

［発明の効果］以上説明してきたようにこの発明によれば、隣り合う記
録媒体に対するそれぞれの磁気ヘッド相互の記録媒体に
対するアジマス角やヨー角を異ならせることなく、また
、隣り合う記録媒体間に入り込むヘッドアームの支持ば
ね取付部の肉厚を厚くでき強度を充分とした上で、記録
媒体間の間隔を狭くすることができるので、従来と同じ
装置外形寸法の中に、より多くの媒体を組み込むことが
可能となり、小型磁気ディスク装置の大容量化を実現す
ることができる。

磁気ヘッドが取付けられているヘッドアームを支承して
いるベアリングを、磁気ヘッドおよび記録媒体が格納さ
れている格納空間に対し隔離構造としたので、ベアリン
グの高速回転に伴って飛散するグリース等の微粒子はこ
の隔離構造内に閉じ込められて磁気ヘッドおよび記録媒
体が格納されている格納空間に侵入せず、これにより、
磁気ヘッドの記録再生機能は正常に維持され、高速シー
ク動作が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例における磁気ディスク装置
の縦断正面図、第２図に第１図の磁気ヘッド付近の拡大
図を、第３図は第１図のアームの軸付近の拡大図、第４
図、第５図、第６図はそれぞれ従来例の説明図である。２．１２．・・・５２・・・記録媒体４．１４．・・・６４・・・磁気ヘッド６．１６．・・
・５６・・・スイングアーム（ヘッドアーム）８゜１８゜・・・６８・・・支持ばね５・・・取付部２５・・・ベアリング９・・・格納空間１２・・・取付間隔Ｍ・・・隔離構造代勘弁社三好秀和ｌ第３図第４刃第Ｓ図宵６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）情報が磁気記録される複数の記録媒体が、隣り合
う記録媒体間に所定の間隔をおいて積層配置され、前記
隣り合う記録媒体間に一本のヘッドアームを介在させて
、このヘッドアームの先端に支持ばねを介して隣り合う
記録媒体の各記録面に対応する記録再生用の磁気ヘッド
がそれぞれ設けられた磁気ディスク装置において、それ
ぞれの一端に磁気ヘッドが取付けられた２つの支持ばね
の他端を前記ヘッドアームの一方の記録媒体側の面に取
り付けて、この２つの支持ばねのそれぞれの一端に取り
付けた磁気ヘッドを前記隣り合う記録媒体の記録面にそ
れぞれ対向配置したことを特徴とする磁気ディスク装置
。
（２）基台とカバー部材によって外気に対して密閉構造
とされた空間内に情報が磁気記録される複数枚の記録媒
体と、この記録媒体の各記録面に記録再生用の磁気ヘッ
ドを有し、磁気ヘッドは、ベアリングによって基部を回
転可能に支承されたヘッドアームに取付けられている磁
気ディスク装置において、ベアリングを磁気ヘッドおよ
び記録媒体が格納されている格納空間に対し磁性流体シ
ールにて隔離したことを特徴とする磁気ディスク装置。