JPH03144630A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明１よ　カラー用感光性シートを用いてカラー画像
記録を行う画像形成装置に関する。

［従来の技術］ 近年、カラーの画像形成装置（例えばカラープリンタ）
として、単一の露光用光源を用いて感光シートを露光し
、カラー画像を形成する装置が提案されている。

すなわち、互いに感光波長域の異なる複数種類の発色型
感光剤が表面に混合担持された感光シートを用い、単一
の露光用光源から、各々の感光剤の感光波長域を含む光
を同時に照射し、その光源からの光を色変調部にて強度
変調した光ビームによって感光シートを露光するもので
ある。

この種の画像形成装置で（よ第４図に示すように、光源
Ｐ１からの光をコリメートレンズＰ２で平行にした後に
、色・変調部Ｐ３の色分解プリズムＰ４によって、色彩
に応じて光路を３つに分離している。即ち、赤（Ｒ）を
左方に、青（Ｂ）を右方に分離し、緑（Ｇ）は中央を透
過させて、異なる光路を形成している。そして、分離し
た各色の光を各変調器Ｐ５に導き、変調器Ｐ５にて各感
光波長の強度を調節した後に、色合成プリズムＰ６によ
って白色光に合成する。その後、この合成した白色光を
、回転多面鏡（ポリゴンミラー）Ｐ７の反射面で反射さ
せ、レンズＰ８を介して感光シートロ９上に集めて感光
シートＰ９を露光する。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の画像形成装置でｆ、ｔ、ＲＧＢの
色分解は感光シートの各感光波長毎の感度の強弱に関係
なく行われていたので、良好な画像が形成できないこと
があつｔニ つまり、前記の様に赤（Ｒ）を左方に、青（Ｂ）を右方
に分離し、緑（Ｇ）を直進させて色分割を行うと、赤色
や青色の光路はミラー等で反射して長くなり、それによ
って光の強度が低下していた。

例えば感光シートの感光剤が光路の長い赤色に対して感
度が低い場合には、形成される画像は赤色の発色が少な
いバランスの崩れたものとなってしまうという問題があ
った　またミラーのコーティングを工夫しても、その反
射率は８０％〜９５％程度であり光の強度の低下による
問題は解消されなかった。

本発明は上記課題を解決し、簡単な機構で良好な画像を
形成する画像形成装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の画像形成装置（よ 互いに感光波長域の異なる複数種類の発色型感光剤が表
面に混合担持された感光シートを、前記各感光剤の感光
波長域を含む光を同時に発する単一の露光用光源からの
光により露光する画像形成装置であって、前記各感光剤
の感光波長域毎に前記光源からの光路を分離する色分解
素子と、該色分解素子によって分離された分離光の光路
に配設さ札該分離光の強度を変調する変調器と、該各変
調器からの分離光丘同−光路に合成する色合成素子と、
を備え、前記各感光剤のうち感度の低い感光剤の感光波
長域に対応した分離光の光路を、他の分離光の光路より
短くすることを要旨とする。

［作用］ 本発明の画像形成装置（よ　互いに感光波長域の異なる
複数種類の発色型感光剤が表面に混合担持された感光シ
ートと、各感光剤の感光波長域を含む光を同時に発する
単一の露光用光源とを用い、この露光用光源から感光シ
ートに光を照射して、感光シートの露光を行う。

更に、この露光の際には、色分解素子によって、各感光
剤の感光波長域毎に光源からの光路を分離するとともに
、分離された光路に配設された各々の変調器によって分
離光の強度を変調し、次いで色合成素子によって、各変
調器からの分離光を同一光路に合成する。

そして前記分離光の光路については、各感光剤のうち、
感度の低い感光剤の感光波長域に対応した分離光の光路
を、他の分離光の光路より短くしているので、光路のロ
ス、即ち光学系における光エネルギーの低減が防止され
る。つまり、感度の低い感光剤に対応した分離光の強度
の低下が防止されるので、感光シートの発色が均一化さ
れ２　バランスのとれた色彩の画像が形成される。

［実施例］ 以下、本発明の好適な一実施例であるカラープノンタに
ついて、第１図に基づいて説明する。

図に示すように、本実施例のプリンタ１は露光走査部２
を備え、感光感圧シート３を用いてカラーの画像を形成
する装置であり、この露光走査部２は白色光源１０．コ
リメートレンズ１１２色変調部２０．　　ポリゴンミラ
ー１２及びｆθレンズ１３を主要な構成としている。

前記光源１０としては、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）。

青（Ｂ）の色成分を含むいわゆる白色光を放射するハロ
ゲンランプやメタルハライドランプ等を使用できる。例
えばこのメタルハライドランプ（よ可視光の４００ｎｍ
から７００ｎｍまで−様な光束を放射する分光エネルギ
ー分布を備えた光源である。

色変調部２０１；ｉ色分解プリズム２１Ｒ，２１Ｇ２反
射ミラー２２，２３．　　色合成プリズム２４Ｒ，２４
Ｇ及び光強度変調器２７Ｒ，２７Ｇ、２７Ｂ（以下変調
器２７と総称する）より構成されている。

このうち、色分解プリズム２１Ｒ，２１Ｇは、接合面に
反射膜が設けられたプリズムであって、この反射膜は白
色光を色毎に反射或は透過して光路を分離する。ここで
、一方の色分解プリズム２１Ｒは、赤色を透過してその
透過光を赤色変調器２７Ｒへ導くとともに、緑色及び青
色を第１図の右方へ反射し、その反射光を色分解プリズ
ム２１Ｇへ導く。また、他方の色分解プリズム２１Ｇ（
友緑色を第１図の下方に反射し、その反射光を緑色変調
器２７Ｇへ導くととも１：、青色をそのまま右方へ透過
し、反射ミラー２２によって反射光を青色変調器２７Ｂ
へ導く。

前記色分解プリズム２１Ｒ，２１Ｇの反射膜の分光反射
率を第２図に示す。ここで、第２図（ｂ２（よ一方の色
分解プリズム２１Ｒにおいて、緑色を選択して反射して
第１図の右方へ導き、また他方の色分解プリズム２１Ｇ
ｌ：おいて、緑色を選択して反射して第１図の下方へ導
く反射膜の特性を示す。同様に第２図（ｃ）（Ｌ　前記
色分解プリズム２１Ｒにおいて、青色を選択的に反射し
て第１図の右方へ導く反射膜の特性を示す。尚、他の例
として赤色を選択的に反射する場合には、第２図＜ａ＞
に示す特性の反射膜を用いる。

変調器２７としては例えば電気光学効果を用いたＰＬＺ
Ｔを使用し、各色の変調器２７Ｒ，２７Ｇ、２７Ｂによ
って、各々赤色緑色青色成分に対応する変調信号に基づ
いて光強度を変調する。

反射ミラー２３は、変調器２７Ｂからの青色の光を反射
して、色合成プリズム２４Ｇに導くものである。

色合成プリズム２４　Ｇ　Ｅ　前記色分解プリズム２１
Ｇを逆に使用したものであり、その接合面に設けられた
反射膜（友前記色分解プリズム２１Ｇと同等の特性を有
し、色毎に反射或は透過された光は、単一の光路に合成
され他方の色合成プリズム２４Ｒに導かれる。

この色合成プリズム２４Ｒ（＆　前記色分解プリズム２
１Ｒを逆に使用したものであり、その接合面に設けられ
た反射膜（よ前記色分解プリズム２１Ｒと同等の特性を
有し、それによって変調器２７Ｒ及び色分解プリズム２
４Ｇから入射した光（よ単一の光路に合成され再び白色
光となる。

感光感圧シート３は、特開昭５８−８８７３９号或は特
開昭５８−８８７４０号公報等により公知となっている
感光シートと類似のものである。

例えば、イエロ（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）
の各色の染料前駆体と、各々特定の波長域の光に対して
感度を持つ光硬化性樹脂とを、ある値以上の圧力により
漬れる外皮の中に別個に内包した３種類のマイクロカプ
セルが使用される。つまり、このマイクロカプセルが塗
布混合された感光シートと、各染料前駆体と発色反応を
起こす顕色剤粒子が塗布された別の顕色シートとを用い
（いわゆるセパレート型感光感圧シート）、この両シー
トを重ね合わせて加圧現像する方式を採用できる。

第３図は本実施例における感光感圧シート３の分光感度
特性を示したもので、青色で４５０ｎｍ付近緑色で５５
０ｎｍ付近赤色で６５０ｎｍ付近にそれぞれピーク感度
を持つ。

ポリゴンミラー１２（社　表面に６つの反射面１５を有
する正６角柱の部材であり、矢印Ａ（第１図）方向に等
角速度で回転して、色変調部２０から入射した光を一定
角速度範囲に偏向して反射する。

ｆθレンズ１３（よ等角速度で偏向された平行光束を、
感光感圧シート３上で等線速度で移動する微小スポット
に収束し、それによってカラー画像の感光を行う。

次に、前記色変調部２０における光路の分離等にともな
って行われるプリンタ１の動作について説明する。

まず、白色光を放射する光源１０より発した光（よ　コ
リメートレンズ１１にまり略平行に集光され色変調部２
０に導入される。色変調部２０１：導入された光（よ上
述した色分解プリズム２１Ｒ１２１Ｇによって、感光シ
ート３の感光剤の感度の低いものほど光路が短くなるよ
うに、各色毎に光路を分離する。即ち、赤色の光路を最
も短くし、緑色の光路を赤色の光路よりやや長くし、青
色の光路を最も長く設定する。そして、各色を分離した
状態で変調器２７で強度を変調した後１：、分離された
光路を経た各色舎、色合成プリズム２４Ｒ２４Ｇを用い
て再び合成する。

そして、合成した平行な白色光（よ　ポリゴンミラー１
２で反射されてｆθレンズ１３に導かわ、ｆθレンズ１
３によって、感光感圧シート３上で等線速度で移動する
微小スポットに収束さね　カラー画像の感光が行われる
。そして、図示しない現像　定着装置により現像定着さ
れカラー画像が完成する。

この様な構成及び動作によって、以下の作用効果が生ず
る。

即ち、本実施例のプリンタ１では、感光感圧シート３の
感光剤に対して感度の低い赤色の光路を一番短くし、感
度の最も高い青色の光路を一番長くすることによって、
光路のロスを低減している。

つまり、色分解プリズム２１Ｒ，２１Ｇによって、各感
光剤の感光波長域毎に光路を分離するが、この光路の分
離は、感度の低い感光剤の感光波長域に対応した分離光
の光路色地の分離光の光路より短くするように行われて
いるので、非常に光エネルギーの伝達効率のよい光学系
となる。

それによって、感度の低い感光剤に対応した分離光の強
度の低下が防止されるので、感光シートの発色が均一化
され７　色彩のバランスのとれた画像が形成される。ま
た、光学系の効率が高いので、光源１０に加える入力電
力を低減できる効果がある。更に、同じ入力電力なら高
速に画像を形成することができるという利点がある。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得
ることは勿論である。

例え（ｆ−変調器２７としては、電気光学変調器に限ら
ず音響光学変調器、液晶シャッタ等各種の同等の効果を
有する構成が考えられる。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明の画像形成装置は、感光シ
ートの感光剤のうち、感度の低い感光剤の感光波長域に
対応した分離光の光路を、他の分離光の光路より短くし
ているので、光学系の効率が極めて高し＼。それによっ
て、色彩のバランスに優れた良好なカラー画像を形成で
きる。また、入力電力の低減や、装置の高速化が実現で
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のプリンタを示す概略構成図、
第２図は色分解プリズムの分光反射率を表す特性図、第
３図は感光シートの合成感度を示す特性図、第４図は従
来のプリンタを示す構成図である。 １・・・プリンタ ３・・・感光感圧シート １ｏ・・・光源 ２０・・・色変調部 ２１Ｒ，２４Ｇ・・・色分解プリズム ２４Ｒ，２４Ｇ・・・色合成プリズム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　互いに感光波長域の異なる複数種類の発色型感光剤
   が表面に混合担持された感光シートを、前記各感光剤の
   感光波長域を含む光を同時に発する単一の露光用光源か
   らの光により露光する画像形成装置であって、 前記各感光剤の感光波長域毎に前記光源からの光路を分
   離する色分解素子と、 該色分解素子によつて分離された分離光の光路に配設さ
   れ、該分離光の強度を変調する変調器と、該各変調器か
   らの分離光を同一光路に合成する色合成素子と、を備え
   、 前記各感光剤のうち感度の低い感光剤の感光波長域に対
   応した分離光の光路を、他の分離光の光路より短くする
   ことを特徴とする画像形成装置。