JPH0314419A - 棒状生地の箱詰方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、整形機により整形された所定数の棒状生地を
、上方が開口されてなる生地収納箱に起立状態に収納さ
せるための技術に関する。

〔従来の技術〕

周知のように、例えばパン粉製造ラインにおいては、整
形機（モルダー）により整形された棒状生地を所定数だ
け生地収納箱に収納する所謂型詰工程が存在し、この型
詰めされた棒状生地は、この後、ホイロから焼成工程に
送られる。そして、上述の型詰工程において、生地収納
箱の内部に棒状生地が水平に横たわる状態に収納されて
いたのでは、焼成工程を終えた棒状生地の焼上りが悪く
不良のパン粉が多数発生するといった不具合を招く。そ
こで、前記棒状生地は、上方が開口されてなる生地収納
箱に縦方向に起立状態に収納され、このような状態で焼
戒工程に送られるのが通例である。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上述の型詰工程は、作業者が生地収納箱の上
方開口部からその内部に所定数の棒状生地を起立状態に
挿入するといった手作業により全て行われているのが実
情でって、この工程を自動化するには種々の妨げがある
。即ら、棒状生地は整形機の転圧コンヘヤ上をコンヘヤ
１般送方向と直交する方向に延びた状態で移送されるも
のであるため、何の対策も講ずることなく単に転圧コン
ベヤの移送端で棒状生地を生地収納箱に落下させた場合
には、必然的に棒状生地は水平に横たわる状態で生地収
納箱の内部に積み重ねられていくことになり、このよう
な状態で生地収納箱を焼威工程に送り込めば、既述の不
具合が生ずることとなる。

また、転圧コンヘヤの下流側に方向転換コンヘヤを設置
して棒状生地をコンベヤ搬送方向に沿う状態とした上で
生地収納箱に落下させることも考えられるが、このよう
な手法は、棒状生地が柔軟であることを考慮すれば、実
質的には実現不可能なものである。

そこで本発明は、かかる点に鑑み、上方が開口されてな
る生地収納箱に所定数の棒状生地を起立状態に収納する
工程を完全自動化することを技術的課題としてなされた
ものである。

〔課題を解決するための手段］ 上記技術的課題を達成するための手段即ち本発明方法の
特徴とするところは、整形機により順次整形される棒状
生地を、コンベヤ上にコンヘヤ搬送方向と直交する方向
に載置して移送し、その移送端で生地受ケースに落下収
納させ、この落下収納させた棒状生地が所定数となった
後に、前記生地受ケースを所定半径の円軌道に沿って所
定角度水平旋回させ、然る後、前記生地受ケースを傾動
させて、前記棒状生地をその長手方向一端が下方に位置
するように、前記生地受ケースから上方が開［」されて
なる生地収納箱に滑落収納させるようにしたことにある
。

また、上記発明方法の実施に際して使用される装置の特
徴とするところは、整形機により順次整形される棒状生
地を移送するコンベヤと、該コンベヤの移送端に達した
棒状生地の個数をＡｔ数ずるカウンタと、該カウンタの
カウント値が所定値となった時に棒状生地が前記コンヘ
ヤの移送端から落下することを阻止するストノパと、少
なくとも上方及び一側方が開口された複数の生地受ケー
スと、該複数の生地受ケースを所定半径の円軌道に沿っ
て間欠的に水平旋回させると共に一つの生地受ケースを
前記コンベヤの移送端の直下方に配置させ且つ他の生地
受ケースを上方が開口されてなる生地収納箱の直上方に
配置させるターンテーブルとを具備してなり、前記、複
数の生地受ケースを、その一側方開口部が下方を向く傾
斜状態となるように前記ターンテーブルに傾動可能に保
持すると共に、該生地受ケースを１頃動させる駆動装置
を備えたことにある。

〔作用〕

上記手段によると、先ず、コンベヤにより移送された棒
状生地は、その移送端で順次落下して生地受ケースに収
納されるが、この場合、一つの生地受ケースに収納され
る棒状生地の個数はカウンタ及びストソパの動作により
所定数に限定される。

また、この時、所定数の棒状生地は生地受ケースに水平
に横たわる状態で積み重ねられ且つ該棒状生地の長手力
向一端側には生地受ケースの一側方開口部が位置する状
態となる。次に、前記生地受ケースは、ターンテーブル
の駆動により所定半径の円軌道に沿って所定角度水平旋
回することにより、上記の生地落下収納位置から生地収
納箱の待機位置に移動する。この後、駆動装置の動作に
より、前記生地受ケースはその一側方開口部が下方を向
くように傾動し、これに伴って前記棒状生地はその長手
方向に滑落して、生地収納箱の上方開口部を介してその
内部に起立状態に収納される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず
、本発明に係る棒状生地の箱詰装置について説明する。

第１図及び第２図に示すように、棒状生地の箱詰装置ｌ
は、細長い棒状生地Ａ・・・Ａを順次整形する整形機で
あるモルダー２と、該モルダー２の転圧コンベヤ３から
落下した棒状生地Ａ・・・Ａを移送する補助コンベヤ４
と、該補助コンベヤ４の移送端に達した棒状生地Ａ・・
・Ａの涸数を計数ずるカウンタ（カウント用光電管）５
と、前記補助コンベヤ４の移送端から棒状生地Ａ・・・
Ａを落下させるシュート６と、この落下した棒状生地Ａ
・・・Ａを一時的に収納する合討四個の生地受ケース７
・・・７と、これらの生地受ケース７・・・７が載置さ
れたターンテーブル８とを有する。

前記四個の生地受ケース７・・・７は、９０゜間隔毎に
配設されていると共に、ターンテーブル８は、第１図ａ
方向に９０’ずつ間欠的に水平旋回駆動される。そして
、同図の（イ）の位置に停止している生地受ケース７に
、前記禎助コンヘヤ４から棒状生地Ａが落下収納される
構戊であるが、この落下収納された棒状生地Ａの個数が
所定数となった時つまり前記カウンタ５のカウン１一値
が所定値となった時には、第２図に示すストソパ９が鎖
線で示す状態となって棒状生地Ａの落下が阻止される構
威である。

また、前記補助コンベヤ４から所定寸法離間した位置に
は、該補助コンヘヤ４に直交する鍛出コンベヤｌＯと供
給コンベヤ１ｌとが配備されている。

そして、前記生地受ケース７が第ｌ図（イ）の位置から
（口）の位置に移行した時に、この生地受ケース７の直
下方に配置される生地収納箱１２が前記搬出コンベヤ１
０上に載置されており、後述する箱詰作業を終えた生地
収納箱ｌ２は、前記眼出コンベヤｌＯによりｂ方向に移
送されて焼戒工程に入ると共に、焼戒工程を終えて空の
状態となった生地収納箱ｌ２は、前記供給コンベヤ１１
によりＣ方向に移送された後、再び前記搬出コンベヤ１
０上に載置される。

一方、第３図及び第４図に示すように、前記各生地受ケ
ース７は、その一側方７ａと上方とが開口されているの
に対し、前記生地収納箱ｌ２は、上方のみが開口されて
いる。そして、前記各生地受ケース７は、その一側方７
ａの開口部が下方を向く傾斜状態となるように支軸ｌ３
を介して前記ターンテーブル８に傾動可能に保持されて
いると共に、各生地受ケース７のうちの前記（ロ）の位
置にある生地受ケース７を傾動させる駆動装置であるエ
アシリンダｌ４がブラケソトｌ５を介して床面上に取り
付けられており、このエアシリンダｌ４の出退ロソド１
４ａ先端は、前記（口）の位置にある生地受ケース７の
他側方下面に当接可能とされている。尚、駆動装置とし
ては、前記のエアシリンダに代えて、例えば油圧シリン
ダ等を使用することも可能である。

次に、上記構成からなる箱詰装置１を用いて棒状生地を
箱詰めする方法について説明する。

先ず、モルダー２により順次整形され且つ転圧コンベヤ
３から落下した棒状生地Ａ・・・Ａは、補助コンベヤ４
上にコンヘヤ搬送方向Ｘと直交する方向に載置されて移
送され、その移送端に達した時点でシュー１・６を介し
て順次落下し、（イ）の位置にある生地受ケース７に収
納される。この場合、前記生地受ケース７に収納される
棒状生地Ａの個数はカウンタ５及びストッパ９の動作に
より所定数に限定されると共に、生地受ケース７に水平
に横たわる状態で積み重ねられている棒状生地六の長手
方向一端側には該生地受ケース７の一側方７ａの開口部
が位置する状態となっている。このようにして、所定数
の棒状生地Ａが（イ）の位置の生地受ケース７に収納さ
れた後は、ターンテーブル８がａ方向に９０゜水平旋回
し、前記生地受ケース７はく口）の位置に移行する。こ
の時、前記生地受ケース７の直下方には生地収納箱１２
が配置されている。そして次に、エアシリンダｌ４の出
退ロノド１４ａを上動させて前記生地受ケース７を第４
図に鎮線で示すように傾動させることにより、棒状生地
Ａはその長手方向に滑落して前記生地収納箱１２に起立
状態に収納される。このようにして箱詩作業が完了する
と、前記生地収納箱１２はｔａ出コンヘヤＩＯにより焼
成工程に送られ、該生地収納箱１２に起立状態に収納さ
れている棒状生地Ａが良好に焼上げられることになる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、整形機により棒状生地が
整形されてから所定数の棒状生地を生地収納箱に起立状
態に収納させるまでの工程が完全自動化されることにな
り、従来のように前記工程を手作業で行う必要性がなく
なり、作業性及び作業能率の大幅な向上が図られると共
に、作業者に強いられる負担が可及的軽減されるという
利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明に
係る棒状生地の箱詰装置の全体構成を示す平面図、第２
図は前記装置の全体構成を示す側面図、第３図は前記装
置の要部を示す拡大平面図、第４図は第３図ｒＶ　−　
ＩＶ線で切断した縦断側面図である。 棒状生地の箱詰装置 整形機（モルダー） ・・コンベヤ（　？ｉ　助コンベヤ） カウンタ 生地受ケース ターンテーブル ストッパ ｌ２　　生地収納箱 １４−−〜駆動装置（エアシリンダ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）整形機により順次整形される棒状生地を、コンベ
   ヤ上にコンベヤ搬送方向と直交する方向に載置して移送
   し、その移送端で生地受ケースに落下収納させ、この落
   下収納させた棒状生地が所定数となった後に、前記生地
   受ケースを所定半径の円軌道に沿って所定角度水平旋回
   させ、然る後、前記生地受ケースを傾動させて、前記棒
   状生地をその長手方向一端が下方に位置するように、前
   記生地受ケースから上方が開口されてなる生地収納箱に
   滑落収納させるようにしたことを特徴とする棒状生地の
   箱詰方法。
2. （２）整形機により順次整形される棒状生地を移送する
   コンベヤと、該コンベヤの移送端に達した棒状生地の個
   数を計数するカウンタと、該カウンタのカウント値が所
   定値となった時に棒状生地が前記コンベヤの移送端から
   落下することを阻止するストッパと、少なくとも上方及
   び一側方が開口された複数の生地受ケースと、該複数の
   生地受ケースを所定半径の円軌道に沿って間欠的に水平
   旋回させると共に一つの生地受ケースを前記コンベヤの
   移送端の直下方に配置させ且つ他の生地受ケースを上方
   が開口されてなる生地収納箱の直上方に配置させるター
   ンテーブルとを具備してなり、前記複数の生地受ケース
   を、その一側方開口部が下方を向く傾斜状態となるよう
   に前記ターンテーブルに傾動可能に保持すると共に、該
   生地受ケースを傾動させる駆動装置を備えたことを特徴
   とする棒状生地の箱詰装置。