JPH03143156A - 原稿読み取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学ヘッド移動型の原稿読み取り装置の構成に
関し、より詳しくはハウジングの締結機構に関する。

［従来の技術］ 文字や写真等の原稿を読み取る原稿読み取り装置におい
て、外観部品であるハウジングは、一般には、上ケース
と下ケースとからなり、両ケースの締結にはネジによる
ものが多く知られている。

第６図、第７図は従来の原稿読み取り装置におけるハウ
ジングの締結構造を示す図で、第６図において、図示は
しないが光学ヘッドや前記光学ヘッドの移動手段、制御
回路等を内包して上ケース２４と下ケース２６を締結し
て、ハウジングを構成しているものである。前記下ケー
ス２６に埋め込みナツト２５を植設し、前記上ケース２
４を化粧ネジ２７にて締結している。この場合、ネジの
頭部は外観として目につく構造であった。第７図では上
ケース３４に植設されたナツト３５に、下ケース３６側
からネジ３７で締結する構造でこの場合、第６図のよう
にネジの頭部は外観として見えることがない構成になっ
ている。

［発明が解決しようとする課題及び目的コしかし、従来
の原稿読み取り装置のハウジングの構成では、外観にネ
ジの頭部が見えて、たとえ化粧ネジであったにしても、
デザイン面から好ましくなかった。又、第７図で示すよ
うに、下ケース側からの締結構造の場合、光学ヘッド等
の組み込み・取り外し時には、装置全体を反転させなけ
ればならないため、ハウジングにキズがついたり、組立
工数が増えたりするという生産者側に取って、大きな不
利益をもたらすという課題を有していた。

そこで本発明は従来のこのような課題を解決するために
、上ケースを前記サイドフレームの一端に係合させるこ
とによって、デザイン面からも好ましい、かつ組み立て
性の良好な原稿読み取り装置を提供することを目的とし
ている。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、読み取る原稿を照明し、原
稿の像を光電気変換素子に結像させ、前記の像に応じた
出力を得るための光学ヘッドと、読み取る原稿をセット
する原稿ガラスと、前記原稿を前記原稿ガラスに押圧す
る原稿カバーと、読み取る原稿に沿って、前記光学ヘッ
ドを移動せしめる移動手段を搭載したセンターフレーム
と、前記光学ヘッドの摺動面を有し、かつ前記原稿ガラ
スの受け面を有するサイドフレームと、２本のサポート
フレームと、前記原稿ガラスを固着した上ケースと、前
記センタフレームと前記サイドフレームとを所定の位置
に固定する下ケースとからなり、前記上ケースに、前記
サイドフレームの一端に係合する手段を有し、一方の前
記サポートフレームに、複数の突起部と、ネジ穴を具備
してなることを特徴とする。

［作用］ 上記のように構成した本発明の原稿読み取り装置によれ
ば、デザイン面からも好ましく、かつ組み立て性が良好
で、上ケースの取り付け・取り外し作業が容易にできる
のである。

［実施例］ 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の原稿読み取り装置の構成を示す図で、第１
図において、下ケース６の両側に光学ヘッド５の摺動面
４ａと原稿ガラス１２の受け面４ｂを具備したサイドフ
レーム４および９を固定し、前記サイドフレーム４，９
の両端を２本のサポートフレーム２，３に、ネジ２ｂよ
って締結・補強している。前記サポートフレーム２には
上ケース１４の固定手段であるネジ穴２ｄを有し、光学
ヘッド５の略中央に前記光学ヘッド５の移動手段を搭載
したセンタフレーム１を配設して、下ケース６にネジ１
ｂで固定している。また、前記上ケース１４は前記原稿
ガラス１２を固着して、該読み取り装置の機構部を内包
するように、前記原稿ガラス１２を前記骨は面４ｂで保
持して、ネジ２ａによって前記サポートフレーム２に固
定している。

第２図は本発明の原稿読み取り装置の上ケースの係合手
段を示す要部断面図で、第２図において、下ケース６に
固定されたサイドフレーム４の一端に係合する剛体の固
定爪１１を、矢印Ｘ方向へ揺動可能にして皿バネ１０と
共にネジ１１によって上ケース１４に押圧・固定してい
る。前記固定爪１１は前記サイドフレーム４の一部に係
合する時に、皿バネ１０を矢印Ｘ方向へたわませて、前
記皿バネ１０の弾性によって上ケース１４とサイドフレ
ーム４を、挟み込むように一体的に係合するように構成
している。第２図では上ケースの片側だけについてその
係合構造を示したが、もう片側についても同様に構成し
ていることはもちろんである。

第３図は本発明の組み付は方法を示す要部断面図で、第
３図において、上ケース１４を下ケース６に組み付ける
ときは、真上から組み付けるのではなく、前記固定爪１
１と前記サイドフレーム４とが干渉しない程度に前記上
ケース１４を矢印Ｙ方向へずらしてセットした後に、前
記上ケース１４を矢印Ｚ方向へスライドさせることによ
って、前記固定爪１１は前記サイドフレーム４の一部に
係合する構造になっている。なお、前記上ケース１４を
前述の逆の工程にて簡単に取り外すことが出来る。

なお、実施例では剛体の固定爪１１と皿バネ１０で構成
したが、前述と同じ機能を上ケースに一体成形で構成し
ても同等の効果が得られる。

また、サイドフレーム４の他端には、もう一方のサイド
フレーム９とを締結・補強しているサポートフレーム２
を設けている。

第４図は本発明のハウジングの固定構造を示す図で、第
４図において、前記サポートフレーム２には前記上ケー
ス１４の位置決め用の凸部２Ｃをバーリングで形成し、
締結用のネジ穴２ｂを具備している。前記上ケース１４
に設けた案内穴１４ａと前記凸部２Ｃとを嵌合させて、
ネジ２ａによって前記上ケース１４を、前記サポートフ
レーム２に締結している。又、前記ネジ２ａは原稿を押
さえる原稿カバー１３で覆われるため、外観からは見え
ない構成になっている。また、読み取る原稿を前記原稿
ガラス１２にセットするときに前記原稿カバー１３を矢
印Ａ方向へ持ち上げても、前記ネジ２ａは外観からは見
えないものである。

第５図は本発明のその他の具体例を示す図で、サポート
フレーム２２の凸部をロケートピン２３の植設によって
形成してもよい。この場合、自動原稿送り装置即ち、オ
ート・ドキュメント・フィーダ（ＡＤＦ）を搭載すると
きの位置決め機構として活用できるという大きな利点が
ある。

以上のような実施例において、上ケースの締結は、２本
のネジで可能となり、デザイン面からみても良好であり
、かつ上ケースの保合手段は、単純な構成で、容易に取
り付け・取り外しができるため、装置全体の組立て時に
、装置の反転作業が低減でき、さらには組立や修理時間
の短縮に有効に作用する。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の構成によれば、上ケース
に皿バネと固定爪を配設するという簡単な構成と、一方
のサポートフレームに位置決め・締結する手段を構成す
ることによって、デザイン面でも良好で、かつ該装置の
組立や修理時間を短縮させることができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる原稿読み取り装置の構成を示す
上面図、第２図は本発明にかかる上ケースの保合手段を
示す断面図、第３図は本発明の組み付は方法を示す要部
断面図、第４図は本発明のハウジングの固定構造を示す
図、第５図は本発明にかかる原稿読み取り装置の他の具
体例を示す図、第６図、第７図は従来の原稿読み取り装
置におけるハウジングの構造示す側断面図である。 ２．３ ４．９ ０ １ ・・・・・センタフレーム ・・・・サポートフレーム ・　・・・　・サイドフレーム ・・・・光学ヘッド ・・・・下ケース ・・・・皿バネ ・・・・固定爪 　２ ３ ４ ３ ・・・・原稿ガラス ・・・・・原稿カバー ・・・・上ケース ・・・・・ロケートピン 以上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）読み取る原稿を照明し、原稿の像を光電気変換素
   子に結像させ、前記の像に応じた出力を得るための光学
   ヘッドと、読み取る原稿をセットする原稿ガラスと、前
   記原稿を前記原稿ガラスに押圧する原稿カバーと、読み
   取る原稿に沿って、前記光学ヘッドを移動せしめる移動
   手段を搭載したセンターフレームと、前記光学ヘッドの
   摺動面を有し、かつ前記原稿ガラスの受け面を有するサ
   イドフレームと、２本のサポートフレームと、前記原稿
   ガラスを固着した上ケースと、前記センタフレームと前
   記サイドフレームとを所定の位置に固定する下ケースと
   からなることを特徴とする原稿読み取り装置。
2. （２）前記上ケースに、前記サイドフレームの一端に係
   合する手段を有することを特徴とする第１項記載の原稿
   読み取り装置。
3. （３）一方の前記サポートフレームに、複数の突起部と
   、ネジ穴を具備してなることを特徴とする第１項記載の
   原稿読み取り装置。