JPH03142551A - 共通バス制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子交換機システムや電子計算機システムな
どのデータ処理システムに適用される共通バス制御方式
に関するものである。

（従来の技術） 電子交換機システムや電子計算機システムなどのデータ
処理システムは、複数の入出力装置や分散型プロセッサ
などが共通バスで接続され、これらの装置が共通バスを
時分割多重的に使用する構成となっている。

この共通バスの多重使用を制御するための一手段として
、システム内にバスアービタが設置される。各装置は共
通バスの使用要求をこのバスアービタに発し、これに対
する使用許可を受けたのち共通バスの使用を開始する。

さらに、各装置からの使用要求の競合解決手段として、
各装置に共通バスの使用に関する優先度が付与され、使
用要求が競合した時にはより高い優先度の使用要求に対
し使用許可が発行される。この共通バスの使用に関する
優先度は、各装置が分担する機能の重要度や予想負荷量
などを考慮して予め決定され、付与される。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来のデータ処理システムでは、各装置に付与され
る共通バス使用に関する優先度はそれぞれの機能や予想
負荷量などを考慮して決定されている。このため、シス
テムの動作環境の変動に伴い負荷量などのバランスが崩
れると、付与済みの優先度が不適切となり、システム全
体の処理能力が低下するという問題がある。

（課題を解決するための手段） 本発明の共通バス制御方式は、各共通バス使用装置がバ
スアービタに発した使用要求の回数及びこのバスアービ
タから受けた使用許可の回数を含む共通バス使用情報を
収集する共通バス使用情報収集手段と、この収集された
共通バス使用情報に基づき各共通バス使用装置の優先度
を適応的に変更する制御手段とをシステム内に備え、シ
ステム全体の処理能力の向上を実現するように構成され
ている。

本発明の一実施例によれば、上記共通バス使用情報には
各装置ごとの共通バス使用時間の累積値が含まれる。

以下、本発明の作用を実施例と共に詳細に説明する。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例の共通バス制御方式を適用
するデータ処理システムの構成を示すブロック図である
。

このデータ処理システムは、複数の共通バス使用装置Ｌ
Ｏａ、１０ｂ・・・Ｉｏｎと、これらの装置によって時
分割的に多重使用される共通バス２０と、バスアービタ
３０と、中央処理装置４０とを備えている。バスアービ
タ３０は、共通バス割当て制御部３１と優先度／使用要
求管理テーブル３２とに加えて、共通バス使用情報収集
部３３を備えている。

共通バス使用装置１０ａ〜Ｉｏｎは、機能分散型あるい
は負荷分散型の複数のプロセッサや、入出力装置などで
あり、それぞれは共通バス２０を介して相互間のデータ
転送やこの共通バスに接続されている記憶装置（図示せ
ず）のアクセスなどを行う。

共通バス使用装置１０ａ〜Ｉｏｎは、共通バス２０を使
用しようとする場合、まず、アービタバス３４上に使用
要求を出力する。バスアービタ３０内の共通バス割当て
制御部３１は、アービタバス３４を介して新たな使用要
求を受け取ると、優先度／使用要求管理テーブル３２に
登録中の優先度を参照してこの新たな使用要求を待ち行
列に登録する。すなわち、待ち行列に登録済みの使用要
求のうち新たに登録しようとするものよりも低い優先度
のものが存在すれば、この使用要求の直前に新たな使用
要求を登録する。

共通バス割当て制御部３１は、共通バス使用装置１０３
〜１０ｎの一つからアービタバス３４を介して共通バス
の使用終了通知を受けるたびに、管理テーブル３２内の
使用要求の待ち行列を検査し、先頭に登録中の使用要求
を発した共通バス使用装置にアービタバス３４を介して
使用許可を発行しこの使用要求を待ち行列から抹消する
。この使用許可を受けた共通バス使用装置は共通バスの
使用を開始し、使用が終了すると使用終了通知をアービ
タバス３４上に出力する。

共通バス使用装置１０ａ〜Ｉｏｎは、共通バスの使用要
求を発してから所定時間内に使用許可を受けない場合に
は、アービタバス３４上に再度の使用要求を送出する。

パスアービタ３０内の共通バス割当て制御部３１は、こ
の再度の使用要求を受けた場合において同一の使用要求
が待ち行列に既に登録済みであればこの再度の使用要求
を無視にする。

パスアービタ３０内の共通バス使用情報収集部３３は、
アービタバス３４上に出現する共通バス使用要求及び使
用許可の出現回数、使用許可の発行から使用終了通知ま
でのバス専有時間、更には共通バス２０上のデータ転送
状況などの使用状況を収集し、これに基づき共通バス使
用情報テーブルを作成する。

この使用情報テーブルは、第２図に例示するように、各
共通バス使用装置の識別コード、共通ハスの使用に関す
る優先度、要求回数、許可回数、累積使用時間及び許可
率（＝使用許可回数／使用要求回数）を含んでいる。

中央処理装置４０は、上記共通バス使用情報収集部３３
内の共通バス使用情報テーブルを制御バス４１を介して
定期６′Ｊに読出し、共通バスの使用状況を分析する。

また、この使用情報に基づき現在付与中の優先度の適／
不適を判定し、必要な場合には付与中の優先度を変更す
る。例えば、使用の許可率が低すぎる共通バス使用装置
については、付与中の優先度を１ステツプ高める変更が
行われる。この優先度の変更に際しては、累積使用時間
あるいはこれを許可回数で除算した１回当たりの使用時
間が転送データ量などを知るための尺度として利用され
る。

以上、使用要求の待ち行列を作成しつつ各使用装置に共
通バスを割当てる構成を例示した。しかしながら、この
ような待ち行列によらずに割当てるようにしてもよい。

すなわち、単一の使用要求が発生した時には優先度に無
関係に共通バスが空きか／使用中かに応じて直ちに許可
／不許可が決定され、異なる優先度の使用要求が同時に
複数発生した時にはそれぞれの優先度と共通バスが空き
か／使用中かに応じて直ちに許可／不許可が決定される
。

また、共通バス使用装置とは別個の中央処理装置によっ
て共通バス使用情報の分析と優先度の適応的変更を行う
構成を例示した。しかしながら、共通バス使用装置の一
つあるいはバスアービタがこの共通バス使用情報の分析
と優先度の適応的変更を担当する構成とすることもでき
る。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の共通バス制御方式
は、使用の要求回数と許可回数を含む共通バスの使用情
報を収集する手段と、この収集された収集情報に基づき
各装置に付与中の優先度を変更する手段をシステム内に
備える構成であるから、負荷量の変動などに応じた優先
度の適応的な変更が可能となり、システム全体の処理能
力が向上するという効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の共通バス制御方式を適用す
るデータ処理システムの構成を例示するブロック図、第
２図はシステム内で収集された共通バスの使用状況を示
す共通バス使用情報テーブルの一例である。 １０ａ〜ｔｏｎ・・・共通バス使用装置、２０・・・共
通バス、３０・・・バスアービタ、３１・・・共通バス
割当て制御部、３２・・・優先度／使用要求管理テーブ
ル、３３・・・共通バス使用情報収集部、３４・・・ア
ービタバス、４０・・・中央処理装置、４１・・・制御
バス。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）共通バスと、この共通バスを所定の優先度のもと
   に時分割多重的に使用する複数の共通バス使用装置と、
   これらの共通バス使用装置から共通バスの使用要求を受
   け前記優先度に基づき選択的に使用許可を与えるバスア
   ービタとを備えたデータ処理システムの共通バス制御方
   式において、 前記各共通バス使用装置がバスアービタに発した使用要
   求の回数及びこのバスアービタから受けた使用許可の回
   数を含む共通バス使用情報を収集する共通バス使用情報
   収集手段と、 この収集された共通バス使用情報に基づき前記各共通バ
   ス使用装置の優先度を適応的に変更する制御手段とをこ
   のデータ処理システム内に備えたことを特徴とする共通
   バス制御方式。
2. （２）前記共通バス使用情報は、前述各共通バス使用装
   置ごとの共通バス使用時間の累積値を含むことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の共通バス制御方式。