JPH03142009A - 熱間圧延用ロール冷却装置 - Google Patents
熱間圧延用ロール冷却装置Info
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- JPH03142009A JPH03142009A JP28071089A JP28071089A JPH03142009A JP H03142009 A JPH03142009 A JP H03142009A JP 28071089 A JP28071089 A JP 28071089A JP 28071089 A JP28071089 A JP 28071089A JP H03142009 A JPH03142009 A JP H03142009A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/06—Lubricating, cooling or heating rolls
- B21B27/10—Lubricating, cooling or heating rolls externally
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、走行する熱間鋼板を圧延する圧延ロールの表
面を冷却する装置に関するものである。
面を冷却する装置に関するものである。
(従来の技術)
熱間圧延時においては、高温の被圧延鋼材(800°C
以上)から圧延ロールへ大量の熱が伝達され、さらに被
圧延鋼材の加工熱及び摩擦熱が発生するため、圧延ロー
ルの外表面は周期的に非常に高温となる。そして高温高
荷重の熱疲労によるロールの肌荒れやロールクラウン量
の異常が生じ、その結果鋼板表面には傷が発生したり、
平坦不良が生じたりして生産性低下の原因となっている
。
以上)から圧延ロールへ大量の熱が伝達され、さらに被
圧延鋼材の加工熱及び摩擦熱が発生するため、圧延ロー
ルの外表面は周期的に非常に高温となる。そして高温高
荷重の熱疲労によるロールの肌荒れやロールクラウン量
の異常が生じ、その結果鋼板表面には傷が発生したり、
平坦不良が生じたりして生産性低下の原因となっている
。
さらにロール交換及び手入れを頻繁に行う必要が゛生じ
ロール原単位が高くなるなどの問題点が有る。
ロール原単位が高くなるなどの問題点が有る。
ところで、従来圧延ロールの冷却は、第7図に示すよう
にロール1の外表面に直接スプレーノズル2より冷却水
を噴出させて冷却していた。
にロール1の外表面に直接スプレーノズル2より冷却水
を噴出させて冷却していた。
ところがこの方法では冷却面積が小さい上に冷却水の衝
突圧が小さいため、冷却能力が小さく、ロール表面温度
の低下効果は小さかった。又単に噴出圧力を大きくして
も、ロール表面で冷却水が反射するため、冷却面積が大
きくならず、冷却能力の向上は図れなかった。
突圧が小さいため、冷却能力が小さく、ロール表面温度
の低下効果は小さかった。又単に噴出圧力を大きくして
も、ロール表面で冷却水が反射するため、冷却面積が大
きくならず、冷却能力の向上は図れなかった。
そこで近年では、
■ 第8図に示すように冷却面積を拡大するためロール
1の外表面に沿って冷却水ジャケット3を設け、この冷
却水ジャケット3内に冷却水を供給及び排出するもの(
実開昭61−111602号公報)、 ■ また噴出圧を10kg/afl〜20kg/c4と
高圧にすると共に、水量密度を4〜10rl(7m2・
1llinとし、冷却能を大きくした冷却方法(特公昭
60−18490号公報)、 ■ また冷却開始点をロールバイト出口から50″以内
とし、かつロール外表面への噴出圧を3kg/ci以上
とし、平均水量密度を2〜5ボ/ボ・minとした冷却
方法(特公昭61−21725号公報)、 などが考えられている。
1の外表面に沿って冷却水ジャケット3を設け、この冷
却水ジャケット3内に冷却水を供給及び排出するもの(
実開昭61−111602号公報)、 ■ また噴出圧を10kg/afl〜20kg/c4と
高圧にすると共に、水量密度を4〜10rl(7m2・
1llinとし、冷却能を大きくした冷却方法(特公昭
60−18490号公報)、 ■ また冷却開始点をロールバイト出口から50″以内
とし、かつロール外表面への噴出圧を3kg/ci以上
とし、平均水量密度を2〜5ボ/ボ・minとした冷却
方法(特公昭61−21725号公報)、 などが考えられている。
これらの発明(考案)は、冷却面積を大きくし、かつ冷
却能力を大きくするために考えられている。
却能力を大きくするために考えられている。
(発明が解決しようとする課題)
ところが上記した従来の冷却装置(方法)では以下の様
な問題点があった。
な問題点があった。
■ 単に冷却面積を大きくするために水冷ジャケットに
給水し、排水するだけでは、冷却能が向上しない。すな
わち、ロール外表面に蒸気膜が生成して冷却水がロール
外表面に接触せず、抜熱が不十分となるからであった。
給水し、排水するだけでは、冷却能が向上しない。すな
わち、ロール外表面に蒸気膜が生成して冷却水がロール
外表面に接触せず、抜熱が不十分となるからであった。
従って、ロール外表面と冷却水ジャケットの間の冷却水
通路内に邪魔板を設は強制的に撹拌しても同様に冷却能
不足であった。
通路内に邪魔板を設は強制的に撹拌しても同様に冷却能
不足であった。
■ ジャケット内に設けられた多数のノズルからの噴出
圧力を増加させると冷却能は大きくなるが、ポンプや配
管などの設備費が大きくなるばかりでなく、ポンプ動力
費も増加し不利であった。
圧力を増加させると冷却能は大きくなるが、ポンプや配
管などの設備費が大きくなるばかりでなく、ポンプ動力
費も増加し不利であった。
■ 冷却開始点をロールバイト出口に近づける事はロー
ルへの熱疲労を小さくするためには有効であるが、特公
昭61−21725号公報に記載の発明の場合の様に冷
却水を排出する排出孔を設けないと、冷却水がロール外
表面と冷却水ヘラグーの間でよどみ、ノズルから噴出さ
れた新しい冷却水がロール外表面に衝突する圧力が小さ
くなって冷却能が大きくならなかった。またこの場合、
水切り効果が悪く、たれ水となって圧延後の鋼材に落下
するため温度ムラや不均一スケールが発生し、品質不良
の原因となる事があった。
ルへの熱疲労を小さくするためには有効であるが、特公
昭61−21725号公報に記載の発明の場合の様に冷
却水を排出する排出孔を設けないと、冷却水がロール外
表面と冷却水ヘラグーの間でよどみ、ノズルから噴出さ
れた新しい冷却水がロール外表面に衝突する圧力が小さ
くなって冷却能が大きくならなかった。またこの場合、
水切り効果が悪く、たれ水となって圧延後の鋼材に落下
するため温度ムラや不均一スケールが発生し、品質不良
の原因となる事があった。
本発明はかかる問題点を解消するためになされたもので
あり、冷却能力の向上、均一冷却性の向上、水切り性向
上を図ると共に、ロール外表面の肌荒れ防止を図り、ロ
ール原単位を低下させ及びそれに起因する諸問題を解決
できる冷却装置を提供することを目的とするものである
。
あり、冷却能力の向上、均一冷却性の向上、水切り性向
上を図ると共に、ロール外表面の肌荒れ防止を図り、ロ
ール原単位を低下させ及びそれに起因する諸問題を解決
できる冷却装置を提供することを目的とするものである
。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記諸問題について鋭意研究・実験を重
ねた結果、以下の知見を得、本発明を成立させた。
ねた結果、以下の知見を得、本発明を成立させた。
■ ノズルより噴出された冷却水はロール外表面に衝突
し抜熱を行う。この際ロール外表面、高温の鋼材表面に
発生する水蒸気膜や、冷却水の水膜を貫通するべく衝突
速度を上げるためには、噴射距離Xを小さくし、ノズル
出口圧力を太きくしなければならない。
し抜熱を行う。この際ロール外表面、高温の鋼材表面に
発生する水蒸気膜や、冷却水の水膜を貫通するべく衝突
速度を上げるためには、噴射距離Xを小さくし、ノズル
出口圧力を太きくしなければならない。
■ 衝突速度Uは、ノズル出口圧力P、噴射距離X、及
びノズルオリフィス径dを用いて下記式%式% : ■ 現在一般に使用されているノズルは、水量密度W
=5000〜10000(f / rrf−win )
、噴出圧P=8〜10 (kgf/cfll) 、噴
射距離X=160〜250間、オリフィス径d:3〜8
0である。
びノズルオリフィス径dを用いて下記式%式% : ■ 現在一般に使用されているノズルは、水量密度W
=5000〜10000(f / rrf−win )
、噴出圧P=8〜10 (kgf/cfll) 、噴
射距離X=160〜250間、オリフィス径d:3〜8
0である。
これを基準として、冷却能を上げるためには、オリフィ
ス径dは大きく、噴射距離Xは小さく、噴出圧Pは大き
くすればよい。
ス径dは大きく、噴射距離Xは小さく、噴出圧Pは大き
くすればよい。
■ まず各ノズルのオリフィス径dを大きくすると、同
じ圧力のままでは、ノズル1個当たりの冷却水流量が大
きくなる。そのため、基準通りの水量密度Wを得るため
には、ノズル個数(ノズル配置密度)を小さくしなけれ
ばならない。
じ圧力のままでは、ノズル1個当たりの冷却水流量が大
きくなる。そのため、基準通りの水量密度Wを得るため
には、ノズル個数(ノズル配置密度)を小さくしなけれ
ばならない。
すると、ロール幅方向において、ノズル直下で急冷され
る部分と、ノズル間で弱冷される部分ができ、不均一冷
却となってロールのひずみが大きくなり、ロールクラウ
ンが変形し、製品の平坦不良が発生しやすくなるばかり
でなく、ノズル直下の冷却能は大きくなるがノズル間で
は、大きくならず、ロール全表面の冷却能の向上はあま
り望めない。
る部分と、ノズル間で弱冷される部分ができ、不均一冷
却となってロールのひずみが大きくなり、ロールクラウ
ンが変形し、製品の平坦不良が発生しやすくなるばかり
でなく、ノズル直下の冷却能は大きくなるがノズル間で
は、大きくならず、ロール全表面の冷却能の向上はあま
り望めない。
■ 次に、噴射距離Xを小さくすると、当然冷却水の衝
突速度が向上し、冷却能は大きくなる。
突速度が向上し、冷却能は大きくなる。
しかし噴射距離Xが70m以下になると(現状ノズルは
、噴射角が30°、ノズルピッチは50皿である。)、
第5図に示すように直接冷却水が衝突する部分と衝突し
ないで回りから流入する冷却水で冷やされる部分とがで
きる(上記■と同じ)。
、噴射角が30°、ノズルピッチは50皿である。)、
第5図に示すように直接冷却水が衝突する部分と衝突し
ないで回りから流入する冷却水で冷やされる部分とがで
きる(上記■と同じ)。
すなわち、噴射距離Xを小さくすると冷却能は良くなる
が、ノズルピッチ、ノズル噴射角を考慮しないで、ある
距離以下にするとノズル間の弱冷却部が発生し冷却ムラ
になる。
が、ノズルピッチ、ノズル噴射角を考慮しないで、ある
距離以下にするとノズル間の弱冷却部が発生し冷却ムラ
になる。
さらに、回転するロールには、必ず偏心があり、ある一
定距離(10〜20an以下)には近づけない。
定距離(10〜20an以下)には近づけない。
また、冷却ノズル(ヘッダー)を単にロールへ近づけて
行くと、排水機構がない場合、ロール外表面に水膜が形
成され、その水膜がある厚さ以上になると、冷却水がそ
の水膜を貫通してロール外表面に衝突できなくなり冷却
能が低下する。
行くと、排水機構がない場合、ロール外表面に水膜が形
成され、その水膜がある厚さ以上になると、冷却水がそ
の水膜を貫通してロール外表面に衝突できなくなり冷却
能が低下する。
第6図に示すように本発明者らは、水量密度W−500
0(1,/ I ・lll1n)において噴射距離Xと
水膜厚さhを変化させて冷却実験を行った結果、水膜厚
さhが50鵬以下ではそれほど熱伝達率αは低下しない
が、50u+mをこえると熱伝達率αは大きく低下し、
特に高温時(Ts =400〜600’C)及び噴射距
離Xが80mmと大きい時程熱伝達率αの低下は大きく
なる事を見出した。
0(1,/ I ・lll1n)において噴射距離Xと
水膜厚さhを変化させて冷却実験を行った結果、水膜厚
さhが50鵬以下ではそれほど熱伝達率αは低下しない
が、50u+mをこえると熱伝達率αは大きく低下し、
特に高温時(Ts =400〜600’C)及び噴射距
離Xが80mmと大きい時程熱伝達率αの低下は大きく
なる事を見出した。
従って、噴射距離Xを小さくすなわちロール外表面に近
づけたり、水量密度Wを大きくしたりして、冷却能を大
きくする場合、ロール外表面の冷却表面に形成される水
膜厚さを50mm以下にするべく、排水機構(排水孔)
を設ける事が、重要である事実を知見した。
づけたり、水量密度Wを大きくしたりして、冷却能を大
きくする場合、ロール外表面の冷却表面に形成される水
膜厚さを50mm以下にするべく、排水機構(排水孔)
を設ける事が、重要である事実を知見した。
■ 最後に、ノズル噴出圧Pを大きくすることにより冷
却水衝突速度が大きくなり、冷却能力が向上できる。
却水衝突速度が大きくなり、冷却能力が向上できる。
しかし、ノズルオリフィス径dが一定の時、ノズル噴出
圧Pを大きくすると冷却水量が多くなり、前述のように
排水孔がない場合、水膜厚さ、hが大きくなり、上述の
ように水膜厚さhが50mmを越えると、冷却能は大幅
に低下した。従って、ノズル噴出圧Pを大きくする場合
も必ず排水機構を設けて水膜厚さhを50mm以下にす
る事が必要である。
圧Pを大きくすると冷却水量が多くなり、前述のように
排水孔がない場合、水膜厚さ、hが大きくなり、上述の
ように水膜厚さhが50mmを越えると、冷却能は大幅
に低下した。従って、ノズル噴出圧Pを大きくする場合
も必ず排水機構を設けて水膜厚さhを50mm以下にす
る事が必要である。
■ また、ロール全体の冷却能を向上させる別の手段と
して冷却面積を大きくする事が考えられるが、この場合
も同様に、冷却ヘングーを大きく広くし、冷却面積を大
きく(例えばロール全外表面積の50%以上)とした時
も、冷却水が外に自然に流出しにくくなるためロールと
冷却ヘッダーの間に水が溜まりやすくなり水腹厚さhが
増大する。
して冷却面積を大きくする事が考えられるが、この場合
も同様に、冷却ヘングーを大きく広くし、冷却面積を大
きく(例えばロール全外表面積の50%以上)とした時
も、冷却水が外に自然に流出しにくくなるためロールと
冷却ヘッダーの間に水が溜まりやすくなり水腹厚さhが
増大する。
従ってやはり、冷却ヘングー内に排水機構が必要となる
。
。
■ 以上の知見に基づき本発明者らは、冷却装置内に排
水機構を有し、かつ噴射距離X(mm)。
水機構を有し、かつ噴射距離X(mm)。
ノズル噴出圧P (kgf/c1i) 、ノズルオリフ
ィス径d(mm)の関係を適正に保つ事により、効率よ
くロールの均一強冷却を行える以下の装置を発明した。
ィス径d(mm)の関係を適正に保つ事により、効率よ
くロールの均一強冷却を行える以下の装置を発明した。
すなわち本発明に係る熱間圧延用ロール冷却装置は、冷
却水を用いて熱間圧延ロールを冷却する装置であって、
ロール外表面に相対する冷却面に多数の冷却水の噴射ノ
ズルと冷却水の排出孔を設け、冷却水噴射距離X(mn
+)とノズルオリフィス径d(s)とノズル噴出圧力P
(kgf/d )との間に下記式を満たす関係を持たせ
た事を要旨とするものである。
却水を用いて熱間圧延ロールを冷却する装置であって、
ロール外表面に相対する冷却面に多数の冷却水の噴射ノ
ズルと冷却水の排出孔を設け、冷却水噴射距離X(mn
+)とノズルオリフィス径d(s)とノズル噴出圧力P
(kgf/d )との間に下記式を満たす関係を持たせ
た事を要旨とするものである。
(X/d)<11r丁−
(MWJノズルを用いた場合)
(X/d)<8r
(フルコーンノズルを用いた場合)
(作 用)
本発明は上記したような構成であり、
■ 本発明者らが以前実願昭63−32116号明細書
及びその第3図で提案した強冷却可能なノズル(以下r
MWJノズル」という)を用いた冷却装置を用い、水量
密度W = 5000〜10000R/rrf・win
分の時、試行錯誤しながら、ノズルオリフィス径d(m
m)、噴射距離X(aa)、噴射圧力P (kgf/c
ffl)の関係を調査した結果、以下の式を満足する場
合、50mm以下の水膜及び蒸気膜を貫通し、現状並以
上の均一強冷却が可能であった。
及びその第3図で提案した強冷却可能なノズル(以下r
MWJノズル」という)を用いた冷却装置を用い、水量
密度W = 5000〜10000R/rrf・win
分の時、試行錯誤しながら、ノズルオリフィス径d(m
m)、噴射距離X(aa)、噴射圧力P (kgf/c
ffl)の関係を調査した結果、以下の式を満足する場
合、50mm以下の水膜及び蒸気膜を貫通し、現状並以
上の均一強冷却が可能であった。
(X/d)<11r
■ また一般のフルコーンノズル(充円錐ノズル)を用
いた場合、(X/d)<8「T程度にする事が必要であ
った。
いた場合、(X/d)<8「T程度にする事が必要であ
った。
■ さらに、噴射距離Xを50mm以下(50〜30I
nI11)とし、噴射圧力Pを3.0kg/d未満(2
,5〜2.9)にし、水量密度を5000(f/rrf
・rsin)以上にし、排水機構を設ける事で、低コス
トで均一強冷却が可能であった。
nI11)とし、噴射圧力Pを3.0kg/d未満(2
,5〜2.9)にし、水量密度を5000(f/rrf
・rsin)以上にし、排水機構を設ける事で、低コス
トで均一強冷却が可能であった。
(実 施 例)
以下本発明を第1図及び第2図に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
4は本発明に係る熱間圧延用ロールの冷却装置であり、
ロール1によって圧延される鋼材5とバックアップロー
ル間におけるロール1の外表面部に配設される。そして
、この冷却装置4はロール1の外表面と相対する冷却面
に多数のノズル6が、例えば千鳥状に配列配置され、こ
れらノズル6からロール1に向かって噴射される冷却水
の噴射距離Xば前記関係式を満たすように設定されてい
る。
ロール1によって圧延される鋼材5とバックアップロー
ル間におけるロール1の外表面部に配設される。そして
、この冷却装置4はロール1の外表面と相対する冷却面
に多数のノズル6が、例えば千鳥状に配列配置され、こ
れらノズル6からロール1に向かって噴射される冷却水
の噴射距離Xば前記関係式を満たすように設定されてい
る。
また、前記冷却面の適所には冷却水の排出孔7が設けら
れ、冷却後の冷却水を強制的に排出するように威されて
いる。
れ、冷却後の冷却水を強制的に排出するように威されて
いる。
8は冷却装置1の冷却面上下部に設けられた水切り装置
であり、ロール1の外表面に付着した冷却水や冷却面か
らたれ落ちる冷却水を水切りするもので、例えば第1図
に示すようなゴム板からなる水切り板や、第2図に示す
ような小型の水切りロール8が採用される。
であり、ロール1の外表面に付着した冷却水や冷却面か
らたれ落ちる冷却水を水切りするもので、例えば第1図
に示すようなゴム板からなる水切り板や、第2図に示す
ような小型の水切りロール8が採用される。
ところで、本発明冷却装置4に多数配設されるノズル6
としてはフルコーンノズル等の適宜のノズルを採用すれ
ばよいのであるが、本出願人が実願昭63−32116
号明細書及びその第3図において提案したMWJノズル
を採用すれば同一噴射距離、同一水量密度においてより
大きな冷却能が得られた。
としてはフルコーンノズル等の適宜のノズルを採用すれ
ばよいのであるが、本出願人が実願昭63−32116
号明細書及びその第3図において提案したMWJノズル
を採用すれば同一噴射距離、同一水量密度においてより
大きな冷却能が得られた。
本発明冷却装置4は上記したような構成であり、ロール
lは鋼材5の圧延直後にノズル6から噴射された冷却水
によって急冷されることになる。このとき本発明冷却装
置ではロールlと冷却面間に冷却水が充満しても、前記
関係式を満足するように各条件を設定しているために、
平均冷却水量密度が大き゛く、すな゛わち冷却水運動量
が大きいため、水膜を貫通し、大きな冷却能が得られる
。さらに冷却後の冷却水を強制的に排出しているため、
ロール外表面と冷却面間に水が充満して冷却面が膨くれ
たり、噴射距離が大きくなって冷却ムラが発生すること
もない。
lは鋼材5の圧延直後にノズル6から噴射された冷却水
によって急冷されることになる。このとき本発明冷却装
置ではロールlと冷却面間に冷却水が充満しても、前記
関係式を満足するように各条件を設定しているために、
平均冷却水量密度が大き゛く、すな゛わち冷却水運動量
が大きいため、水膜を貫通し、大きな冷却能が得られる
。さらに冷却後の冷却水を強制的に排出しているため、
ロール外表面と冷却面間に水が充満して冷却面が膨くれ
たり、噴射距離が大きくなって冷却ムラが発生すること
もない。
すなわち、本発明冷却装置4では、冷却水を強制的に噴
出させ、そして排出させることでノズル直下の冷却水衝
突点以外の場所でも冷却水の流れが乱流状態となり、浸
漬強撹拌状態となって冷却能力が大幅に向上する。
出させ、そして排出させることでノズル直下の冷却水衝
突点以外の場所でも冷却水の流れが乱流状態となり、浸
漬強撹拌状態となって冷却能力が大幅に向上する。
特に以上の相乗効果のため、噴射距離を50am以下と
すれば冷却水噴出圧力が3 kg/crA未満で、ロー
ル1の水量密度が1.0〜10.0ボ/m1n−ボの範
囲内で大幅な冷却能力の向上が図れる。
すれば冷却水噴出圧力が3 kg/crA未満で、ロー
ル1の水量密度が1.0〜10.0ボ/m1n−ボの範
囲内で大幅な冷却能力の向上が図れる。
ちなみに第7図に示す従来の冷却装置を用いた場合には
第4図に示すようにロールの外表面はバイト部において
500°C以上の高温になっていた。
第4図に示すようにロールの外表面はバイト部において
500°C以上の高温になっていた。
これに対しMWJノズルを用いた第1図に示す本発明装
置を用いてロールの冷却を行った場合には、第3図に示
すように、ロール外表面のピーク温度は、本発明冷却装
置を1基のみ使用してロール外表面の35%をカバーし
、冷却水量を50%に低減しても(60001/ rr
r ]fn)、500°Cから430°Cへと大幅に低
下させることができた。そしてその結果ロール原単位は
20%以上低下可能となった。
置を用いてロールの冷却を行った場合には、第3図に示
すように、ロール外表面のピーク温度は、本発明冷却装
置を1基のみ使用してロール外表面の35%をカバーし
、冷却水量を50%に低減しても(60001/ rr
r ]fn)、500°Cから430°Cへと大幅に低
下させることができた。そしてその結果ロール原単位は
20%以上低下可能となった。
さらに、冷却水量の節約及びポンプ動力の低減が図れた
。
。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明に係る冷却装置を採用する
ことにより、ロールの強冷却、均一冷却が可能になって
ロール外表面の肌荒れが防止でき、その結果ロール原単
位の低下が達成できる。
ことにより、ロールの強冷却、均一冷却が可能になって
ロール外表面の肌荒れが防止でき、その結果ロール原単
位の低下が達成できる。
第1図及び第2図は本発明装置の実施例を示す図面で、
第1図(イ)は第1実施例の正面図、(ロ)はその冷却
面を示す図面、第2図は第2実施例の正面図、第3図は
本発明装置を使用した場合の水量密度とロール表面ピー
ク温度の関係図、第4図は従来装置を使用した場合のロ
ール表面及び表面から10nm内部の圧延や温度変化図
、第5図はノズルピッチと噴射距離の説明図、第6図は
水膜厚さと冷却能の関係図、第7図及び第8図は従来装
置の説明図である。 lはロール、4は冷却装置、5は鋼材、6はノズル、7
は排出孔。 M1層 第2図 第3図 ロールωに角友(4ン 第5図 第7図 第6図 を 第8図
第1図(イ)は第1実施例の正面図、(ロ)はその冷却
面を示す図面、第2図は第2実施例の正面図、第3図は
本発明装置を使用した場合の水量密度とロール表面ピー
ク温度の関係図、第4図は従来装置を使用した場合のロ
ール表面及び表面から10nm内部の圧延や温度変化図
、第5図はノズルピッチと噴射距離の説明図、第6図は
水膜厚さと冷却能の関係図、第7図及び第8図は従来装
置の説明図である。 lはロール、4は冷却装置、5は鋼材、6はノズル、7
は排出孔。 M1層 第2図 第3図 ロールωに角友(4ン 第5図 第7図 第6図 を 第8図
Claims (1)
- (1)冷却水を用いて熱間圧延ロールを冷却する装置で
あって、ロール外表面に相対する冷却面に多数の冷却水
の噴射ノズルと冷却水の排出孔を設け、冷却水噴射距離
X(mm)とノズルオリフィス径d(mm)とノズル噴
出圧力P(kgf/cm^2)との間に下記式を満たす
関係を持たせた事を特徴とする熱間圧延用ロール冷却装
置。 (X/d)<11√P (MWJノズルを用いた場合) (X/d)<8√P (フルコーンノズルを用いた場合)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28071089A JPH0773726B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 熱間圧延用ロール冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28071089A JPH0773726B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 熱間圧延用ロール冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03142009A true JPH03142009A (ja) | 1991-06-17 |
JPH0773726B2 JPH0773726B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17628874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28071089A Expired - Lifetime JPH0773726B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 熱間圧延用ロール冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0773726B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008104037A1 (fr) * | 2007-02-09 | 2008-09-04 | Centre De Recherches Metallurgiques Asbl-Centrum Voor De Research In De Metallurgie Vzw | Dispositf et procede de refroidissement de cylindres de laminage en regime hautement turbulent |
JP2008260047A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Nippon Steel Corp | 圧延機用ロールの冷却装置及び冷却方法 |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP28071089A patent/JPH0773726B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008104037A1 (fr) * | 2007-02-09 | 2008-09-04 | Centre De Recherches Metallurgiques Asbl-Centrum Voor De Research In De Metallurgie Vzw | Dispositf et procede de refroidissement de cylindres de laminage en regime hautement turbulent |
BE1017462A3 (fr) * | 2007-02-09 | 2008-10-07 | Ct Rech Metallurgiques Asbl | Dispositif et procede de refroidissement de cylindres de laminage en regime hautement turbulent. |
JP2010517782A (ja) * | 2007-02-09 | 2010-05-27 | サントル ド ルシェルシュ メタリュルジク アエスベエル−セントラム ヴォール リサーチ イン デ メタルージー フェーゼットヴェー | 圧延のために使用されるローラーを高乱流環境で冷却するための装置と方法 |
US8281632B2 (en) | 2007-02-09 | 2012-10-09 | Centre De Recherches Metallurgiques Asbl | Device and method for cooling rollers used for rolling in a highly turbulent environment |
JP2008260047A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Nippon Steel Corp | 圧延機用ロールの冷却装置及び冷却方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0773726B2 (ja) | 1995-08-09 |
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