JPH03141227A - 免疫強化剤 - Google Patents

免疫強化剤

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JPH03141227A
JPH03141227A JP1276439A JP27643989A JPH03141227A JP H03141227 A JPH03141227 A JP H03141227A JP 1276439 A JP1276439 A JP 1276439A JP 27643989 A JP27643989 A JP 27643989A JP H03141227 A JPH03141227 A JP H03141227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
oligopeptide
eisenine
acid residue
phe
Prior art date
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Pending
Application number
JP1276439A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Kojima
卓 小島
Takashi Iwata
岩田 高志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANYO SHIYOKUSAN KK
Original Assignee
SANYO SHIYOKUSAN KK
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、アイゼニン屈導体のオリゴペプチドを有効成
分とする免疫強化剤に関する。
本発明で免疫強化剤とは、ヒトの免疫機能の低下防止な
いしは増強作用を奏し、さらには、悪性腫瘍細胞増殖抑
制作用を奏する薬剤である。いわゆるB RM (Bi
ological Re5ponse Modifie
r)効果を有する薬剤である。当該薬剤は、注射、経口
貼付(外用)等によりヒトに投与され、悪性腫瘍の治療
ならびに予防に効果的なものである。また、当該薬剤は
、免疫機能も増強させるため、ウィルス感染症、細菌感
染症の治療および予防にも期待される。
〈従来の技術〉 従来、悪性Il!瘍に対する宿主(ヒト)の−船釣な免
疫機能を増強させる免疫療法がある。当該免疫療法に使
用される薬剤として、例えば、インターフェロンがある
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、インターフェロンは、大量投与する必要があり
、発熱等の副作用の問題点があった。
本発明は、上記にかんがみて、インタフエロンに比して
副作用の可能性が少なく、インターフェロンと同等又は
それ以上の免疫増強作用ないし悪性腫瘍細胞増殖抑制作
用を奏する免疫強化剤を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明の免疫強化剤は、アイゼニン誘導体のオリゴペプ
チドを有効成分とすることにより、上記問題点を解決す
るものである。
く手段の詳細な説明〉 以下の説明で、使用される略号の一覧表を次に示す。
(1)ペプチド構造式における略号 り、L・・・それぞれd−又はI−グリセリンアルデヒ
ド分子の不斉炭素原子と同じ立体配置をもつもの。
Ala・・・アラニン残基、 Asp・・・アスパラギン酸残基、 Glu・・・グルタミン酸残基、I Gln・・・グルタミン残基、 Pyroglu・・・ピログルタミン酸残基、Leu・
・・ロイシン残基、 Phe・・・フェニルアラニン残基、 Pro・・・プロリン残基、 Tyr・・・チロシン残基、 Ac・・・アセチル基、 Boc・・・ブチルオキシカルボニル基、OBz 1・
・・ベンジル基、 TosOH・・・トルエンスルホン酸塩、(2)その他
の略号 PBS・・・リン酸11衝化生理食塩水、HEPES・
・・N−2−ヒドロキシエチルビベラージンーN”−2
−エタンスルホン酸、DCC・・・ジシクロヘキシノン
カルボジイミド、DCHU・・・ジシクロヘキシル尿素
、DMF・・・ジメチルホルムアミド、 aq・・・水溶液。
また、アイゼニンとは、L−Pyroglu −L−G
 1 n−L−A 1 aの構造を有するトリペプチド
である。アミノ酸から人工合成可能であるが通常、アラ
メ(コンブ科)のエタノール抽出液から分離される。
A1本発明で使用可能なアイゼニン誘導体のオリゴペプ
チドとしては、下記のものを挙げることができる。
(1)アイゼニンのC末端(カルボキシル基)に疎水性
アミノ酸を脱水縮合させたオリゴペプチド■L−Pyr
og  1  u−L−Gl  n−L −Ala−L
−Phe ■L−Pyrog  1  u−L−Gl  n−L 
−Al  a−L−Phe−L−Phe ■L−Pyroglu−L−Gin−L −Ala−D
−Phe ■L−Pyroglu−L−Gin−L −Ala−L
−Tyr、等。
(2)アイゼニンを構成す3個のアミノ酸残基の1個を
類似のアミノ酸残基と置換したトリペプチド。
■L−Pyroglu−L−Asp−L −Ala ■L−Pyroglu−L−Glu−L −Ala ■L−Pyroglu−L−Gln−L −Phe ■L−Pro−L−Gin−L−Ala■Ac−L−A
  1  a−L−G  1  n−L −Ala ■L−G  l  u−L−G  l  u−L−A 
 1  a。
等。
(3)アイゼニンを構成する3個のアミノ酸残基の1個
を類似のアミノ酸残基と置換するとともにC末端に疎水
性アミノ酸を脱水縮合させたテトラペプチド。
■L−Pyrog 1 u−L−Asp−L −Ala
−L−Phe ■L−Pyrog 1 u−L−Asp−L −Leu
−L−Phe ■L−Py r o g 1 u−L−G 1 n−L
 −Ala−L−Phe ■L−Pyroglu−L−Gin−D −Al a−
L−Phe、等。
(4)上記(1)   (2)   (3)の誘導体か
ら訪導されるオリゴペプチド。
■L−Pyrog 1 u−D−Gl u= (L−A
 1 a) 2 ■L−Gl n−L−At a−L−Phe■L−Py
roglu−L−Ala、等。
B、上記アイゼニン誘導体の製造方法は、慣用の方法で
、市販のアミノ酸から脱水縮合させて順次、ペプチド結
合を生成させていけばよい。このペプチド結合生成の際
、一方のカルボキシル基またはアミノ基を保護して行な
い、生成後、保護基を除き、遊隙ペプチドを得る。
C1本発明のアイゼニン誘導体は、製剤技術上常識的な
任意所要の製薬用担体あるいは賦形剤等により、注射剤
、錠剤、軟膏または座薬等として適用可能である。
D、製剤化した本発明の免疫強化剤は、注射、杼口、貼
付(外用)等によりヒトに投与される。
く本発明の作用・効果〉 本発明の免疫強化剤は、後述の実施例で示す如く、ヒト
末梢血単核細胞のNK活性の増強し、さらには、ヒト白
血病細胞株(K−562)の増殖を抑制し、いわゆる、
BRM作用を奏する。従って、特に、悪性腫瘍に対する
予防および治療に効果的な薬剤として期待される。
〈実施例〉 A0本発明の免疫強化剤の有効成分となるアイゼニン誘
導体の合成方法を、上記(1)■のL−Pyroglu
−L−Gin−L−Ala−L−Phe を合成する場合を例に採り説明する。他のアイゼニン誘
導体の場合も同様にして市販アミノ酸から合成可能であ
る。
■第1工程(Boc−L−A 1 a−L−Phe−O
Bzlの合成): Boa−L−Ala  1.89gとL−Phe−OB
zl−TosOH4,28gとをジクロロメタン20I
Illに解かし、トリエチルアミン1.4mlを加え、
0℃でDCC2,26gを加え、0℃で1時間、室温で
1日攪拌後、析出するDCHUを濾去、減圧濃縮し、酢
酸エチルで3回抽出し、4%炭酸水素ナトリウムaQ、
to%クエン@ a q %および飽和食塩水で洗う、
硫酸ナトリウムで乾燥・減圧濃縮する。クロロホルム−
ヘキサンより結晶化、:+、9ag(収率93%)を得
る。
■第2工程(Boa−L−Gl n−L−Ala−L−
Phe−OBz lの合成):上記第1工程で合成した
 Boa−L−Ala−L−Phe−OBzl  3.
9gを0℃でトリフルオロ酢酸10m1に溶かし、0℃
で1時間放置後、減圧濃縮し、L−A 1 a−L−P
he−OBZトドリフルオロ酢酸塩を得、これとBoc
−Gin2.25gとをDMFloml、ジクロロメタ
ン10m1に溶かし、トリエチルアミン1.3mlを加
え、0℃−C−DCC2,07gを加え、0℃で1時間
室温で1日攪拌後、析出するDCHUを濾去・減圧濃縮
後、酢酸エチルで3回抽出し、4%炭酸水素ナトリウム
aq、10%クエン酸aq、および飽和食塩水で洗う、
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。エーテルを加
え、結晶化する。40g(収率79%)を得る。
■第3工程(L−Pyroglu−L−Gln−L−A
la−L−Phe−OBzlの合成): 上記第2工程で合成したBoc−L−Gin−L−Al
a−L−Phe−OBzl  4.Ogを0℃でトリフ
ルオロ酢酸101に溶かし、0℃で1時間放置後、減圧
濃縮し、L−Gin−L−A1 a−L−Phe−OB
z 1 ・)リフルオロ酢酸塩を得、これとL−ピログ
ルタミン酸 2.253とをDMFloml、ジクロロ
メタン10n+1に:溶かし、トリエチルアミン1.3
1を加え、0℃で 207gを加え、0℃で1時間、室
温で1日攪拌後、析出するDCHUを濾去、減圧濃縮後
、酢酸エチルで3回抽出し、4%炭酸水素ナトリウムa
q、10%クエン酸aq、および飽和食塩水で洗う。硫
酸ナトリウムで乾燥・減圧濃縮する。3.26g(収率
80%)を得る。
■最終工程(L−Pyrog 1 u−L−Gln−L
−Al a−L−Pheの合成):上記第3工程で合成
したL−Pyroglu−L−Gl n−L−Al a
−L−Phe −0Bzl  IgをDMF20mlに
溶かし、触媒として5%パラジウム炭素0.4g存在下
、接触還元する。約6時間後、触媒を濾去し、濾液を減
圧濃縮エーテルを加えて結晶化させて得る。L−Pyr
oglu−L−Gin−L−Ala−L−PheO,7
g(収率:85%)を得た。
B0本発明の免疫強化剤の有効成分である各アイゼニン
誘導体における薬効を確認するために、(1)細胞増殖
抑制試験および(2)ナチュラルキラー(NK)細胞活
性測定試験を行なった。(1)の結果は第1〜3表に、
(2)の結果は第4〜6表にそれぞれ示す。
各表に示す試験結果から、本発明の免疫強化剤(アイゼ
ニン誘導体)は、インターフェロンに比して、細胞増殖
抑制効果およびNK細胞活性におい°Cも優るともとも
劣らないことが分るなお、ヒストグラムは平均値を、幅
方向に伸びるH形線は試験結果のバラツキを示す。
また、両試験に使用した培養液は、下記のようにして調
製した。
「イーグル(Eagle)のミニマム・エツセンシャル
・ミデイアム(Minimum Es5ential 
Medium)に25mMのHEPES、5x t 0
−5Mの2−メルカエタノール、2mMのし一グルタミ
ン、さらに牛胎児血清を10%加えたものを使用した。
また、細胞の洗浄には、牛胎児血清のみ除いたものを使
用した。」 (1)細胞増殖抑制試験ニ 一3H−TdR(リボ核酸の一種であるサイミジンの水
素を三重水素で置換しEもの)により検討した。
ノアルコン(Falcon)の24穴プレートを使用し
、ウェル(1穴)当りに−562を5X10’cell
s (細胞の数)を入れ、アイゼニン誘導体またはイン
ターフェロンをそれぞれ各表(第1〜3表)に示めす量
を含む培養液2mlを加え、さらに12時間毎に2a+
1中11を上記の新しい培養液とと取り替え、48時間
培養を行なった。
48時間培養後、各ウェルの11′ll胞を2回洗浄し
新しい細胞液に浮遊させ、 H−TdRを1μCi/m
lの濃度になるように添加し、さらに3h×37℃の条
件で培養した。
上記で培養した細胞をPBSで三回洗浄し、0゜5%ラ
ウリル硫酸ナトリウム水溶液に溶解させ、該溶解液0.
11を、3mlのベックマン・シンチレータ(Read
y Protein”)に混合し、シンチレーション・
カウンター(Beckman Ls5801)で測定を
行なった。
細胞増殖抑制率は、次式において算出した。
性試験の結果を示すグラフ図である。
(2)NK細胞活性測定方法: r 19B7年現代化学増刊7」 (東京化学同人刊行
)第226〜227頁に記載の、[S I (r ]遊
離法によった。
エフェクタ細胞(ヒト末梢リンパ球)に標的細胞(K−
562)をエフェクタ細胞/標的細胞冨20/1の細胞
数比で混和し、各アイゼン誘導体またインターフェロン
を各表に示す濃度となる量加え、18時間反応させた後
、遊II [51(r]の放射活性をガンマカウンター
にて測定した。
細胞障害活性(NK活性)は、次式において算出した。
細胞障害活性(%) =t oox 特  許 出  願 人 小  島   卓 サンヨウ食産株式会社 堀  場   剛
【図面の簡単な説明】
′riS1〜3図はそれぞれ細胞増殖抑制試験の結果を
示すグラフ図、 第4〜6図はそれぞれ人末梢血単細胞のNK活細胞増殖
抑制試験 第 図 細胞増殖抑制試験 第 図 細胞増殖抑制試験 第 図 人末梢血J11細胞のNK活性試験 第 図 人末梢血単細胞のNK活性試験 第 図 人末梢血単細胞のNK活性試験 第 ズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アイゼニン誘導体のオリゴペプチドを有効成分とするこ
    とを特徴とする免疫強化剤。
JP1276439A 1989-10-24 1989-10-24 免疫強化剤 Pending JPH03141227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1276439A JPH03141227A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 免疫強化剤

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JP1276439A JPH03141227A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 免疫強化剤

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JPH03141227A true JPH03141227A (ja) 1991-06-17

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ID=17569442

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JP1276439A Pending JPH03141227A (ja) 1989-10-24 1989-10-24 免疫強化剤

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