JPH03140207A - 衝撃吸収性銘木建材 - Google Patents

衝撃吸収性銘木建材

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JPH03140207A
JPH03140207A JP27932589A JP27932589A JPH03140207A JP H03140207 A JPH03140207 A JP H03140207A JP 27932589 A JP27932589 A JP 27932589A JP 27932589 A JP27932589 A JP 27932589A JP H03140207 A JPH03140207 A JP H03140207A
Authority
JP
Japan
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precious wood
synthetic resin
elastic
wood veneer
precious
Prior art date
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Pending
Application number
JP27932589A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Nagata
永田 暢良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIYOURIN KK
Original Assignee
SHIYOURIN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コルクシート基材に銘木ツキ板を接着し、そ
の表面に塗料を塗装してえられる衝撃吸収性銘木建材に
関するものである。
(従来の技術) 銘木ツキ板を用いる建材は、その木目のもつ美しさから
主として内装用の壁材、床材および天井材として用いら
れている。
近年、わが国では高齢化社会の到来が叫ばれており、壁
面とか床面に誤って身体をぶつけた時でもケガをしない
ようにするためには、それらの表面が柔軟で衝撃を吸収
するような建材であることが望ましい。また、それが床
材としての用途であれば耐摩耗性をもったものでなけれ
ばならない。
従来の木質建材のなかで衝撃吸収性のあるものとしては
、唯一コルクシートを用いた建材があるが、需要の面か
らはケヤキやヒノキ、ナラといった銘木ツキ板を木質合
板に接着してその表面を塗装 仕上げしたものが多く用いられており、それらには衝撃
吸収性はない。銘木ツキ板が好んで用いられるのは、銘
木ツキ板のもつ優美さが人間の感性に合うためである。
コルクシートは弾力性があり復元力に富むのに対し、銘
木ツキ板は固くて伸縮性に乏しく、それらを貼合わせて
用いることは困難とされてきた。
敢えて、コルクシートの上に銘木ツキ板を接着して用い
るときは、コルクシートのもつ保温性、断熱性や防音性
などを利用目的とするものであった。かかる実用例とし
て、接着剤に酢酸ビニル系エマルジョン・尿素樹脂混合
系の硬くなる接着剤を用い、かつ銘木ツキ板の表面に厚
みのある透明なビニルシートを熱圧着したものがK社よ
り市販されている。それは、一般の木質建材並の硬くて
弾性のないものとなつている。しかも、厚い透明なビニ
ルシートのため銘木としての木目が不鮮明になり、恰も
木目模様のビニルタイルのような外観を呈している。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術では、一般に多用される銘木ツキ板を用いた衝
撃吸収性の銘木建材は未だ開発させていない。
内装用壁材として、或いは床材として美観と障害防止機
能をもつた銘木建材の創出がのぞまれている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、コルクシート基材に銘木ツキ板を架橋型発泡
性接着剤で接着し、該銘木ツキ板表面に弾性ポリウレタ
ン系合成樹脂塗料を塗装してえられる衝撃吸収性銘木建
材を創出した。
本発明に使用するコルクシート基材としては、コルクシ
ートおよびラバーコルクシートを包含する。さらに又、
コルクシートの裏面に木質合板、防振シート、防音性ク
ッションおよび両面テープのいづれか1種類以上を接着
したものを包含する。
コルクシートのサイズとしては、厚さ1mm〜12mm
,幅10cm〜2m,長さ10cmから3m またはロール状の長尺のものまで可能である。
本発明に使用する銘木ツキ板としては、シタン、コクタ
ン、チーク、ウォルナット、クロガキ、ケヤキ、オーク
、ナラ、ヒノキ、ニレ、セン、サクラ、メープル、桐、
アサダなどの木目の美しい厚さ0.3〜0.8mmまで
のものがよい。
本発明の衝撃吸収性銘木建材においては、その銘木ツキ
板の厚さは極めて重要で、厚みの薄いものはコルクシー
ト基材に接着加工するときの施工がむつかしく、かつ物
理的強度が弱くてソリやワレの原因となりやすいので0
.3mm以上が好まし く、また弾力性をあげる上からは0.8mm以下が 望ましい。なお、銘木ツキ板の裏面に補強のため紙や不
織布をはつたものを用いることができる。
そして、コルクシート基材に銘木ツキ板を接着するのに
架橋型発泡性接着剤を用いる。
架橋型発泡性接着剤は、水溶性樹脂または水性合成樹脂
エマルジョンとポリイソシアネート化合物との配合物か
らなり、その硬化物には気泡があつてその気泡のゆえに
若干の弾力性をもつている。
例えば、ポリビにアルコール水溶液とスチレン・ブタジ
エンラテックスまたは弾性アクリル系エマルジョンの配
合物に、ポリイソシアネート溶液を混合するものがある
。更に、市販品で三本理研工業株式会社製の二液型ウレ
タン系エマルジョンがある。このものは、ベースと硬化
成とを混合すると短時間のうちに発泡現象をおこし、硬
化した接着層のなかに独立気泡を残す。或いはまた、第 一工業製薬株式会社製の「キノエラストバインダー」が
ある。その詳細は、特開昭62−169604号に記載
のイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーと、これ
に適量の合成樹脂エマルジョ ンを加えることによって架橋型の発泡性接着剤をうるこ
とができる。
次に、銘木ツキ板の表面塗装に用いる弾性ポリウレタン
系合成樹脂塗料は、ベースと硬化剤の二液型で、ベース
のポリエステルポリオールまたはアクリル系ポリオール
に弾性要素をもたせたもの(以下、これを弾性ポリオー
ルと称する)と、硬化剤に弾性要素をもたせたもの(以
下、これを弾性硬化剤と称する)の種別がある。ここに
、弾性とはゴム弾性を意味する。即ち、その乾燥硬化塗
膜が弾性限界近くまでフックの法則に当はまる性質をも
つものをいう。
これらの市販品の例としては、弾性ポリオールに日本ポ
リウレタン工業株式会社製の「ニッポラン5000番シ
リーズ」のポリエステルポリオールがあり、その硬化剤
には塗料用として周知の脂肪 族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、芳
香族ポリイソシアネートおよびこれらのポリイソシアネ
ートの過剰を多価アルコールとのウレタン化によりえら
れるアダクト類およびイソシアヌレート環を含むポリイ
ソシアネート、ビューレット基を含むポリイソシアネー
トなど(以下、これを非弾性硬化剤と称する)を用いる
また、弾性硬化剤には旭化成工業株式会社製の「デュラ
ネートE」がある。このものは、ヘキサメチレンジイソ
シアネートのアダクトで、一般に自動車や金属製品や家
具類用の二液型ポリウレタン系合成樹脂塗料に使用させ
ているベースのポリエステルポリオールやアクリル系ポ
リオール(以下、これを非弾性ポリオールと称する)の
硬化剤として用いて弾性塗膜を形成する。非弾性ポリオ
ールそれ自体の乾燥塗膜は、硬くて弾力性に乏しいにか
かわらずである。
弾性ポリウレタン系合成樹脂塗料の塗布によってえられ
る硬化塗膜は、ゴム弾性をもっており、外力を受けると
その部分は変形するも外力を除くと短時間で復元する。
特に、弾性ポリオールをベースとし、硬化剤に弾性硬化
剤を主成分として配合したものは、非常に弾性に富んだ
塗膜を形成するので、本発明において最も好ましい仕様
一つである。
弾性ポリウレタン系合成樹脂塗料は、ゴム弾性を失はな
い範囲内で前述のビヒクル中に公知の体質顔料、着色顔
料、染料、無機または有機のせんい粉末、プラスチック
粉末、可塑剤、揺変剤、レベリング剤、老化防止剤、耐
摩耗剤および慣用の有機溶剤などの適当量を混合して用
いることができる。それは、目止剤であったり、ウッド
サーフェサーであったり、着色クリアーであったり、透
明クリアーであったり、或はツヤ消しクリアーなどとし
て用いることができる。
また、弾性ポリウレタン系合成樹脂塗料は、ゴム弾性を
失はない範囲内で弾性ポリオールの一部を非弾性ポリオ
ールに置換して用いることも、或は弾性硬化剤の一部を
非弾性硬化剤で置換して用いることができる。
本発明の衝撃吸収製銘木建材は、それが壁材であれば衝
撃吸収剤をよくするためにより弾力性のある弾性ポリウ
レタン系合成樹脂塗料の使用が好ましく、もしそれが床
材であるならば弾力性と共に表面に傷のつきにくい耐摩
耗性をもつものの使用が望ましい。
以下、実施例について図面を参照しながら説明する。
実施例1は、第1図においてコルクシート1の上に銘木
ツキ板2を架橋発泡性接着剤3(配合例1に示す)によ
り接着する。接着茶件は、熱圧プレスして短時間に接着
させることも、冷圧プレして行うこともできる。
配合例1の架橋型発泡性接着剤3は、発泡性の接着剤で
その接着面を拡大すると第2図のようになっている。
次に、銘木ツキ板2の表面に弾性ポリウレタン系合成樹
脂塗料4(配合例2に示す)を塗料する・塗装方法は、
フイラーなどの入らないクリアーであればローラー、ス
プレー、刷毛などのいづれでもよいが、配合例2は体質
顔料の入った着色目止剤を兼ねているのでシゴキ塗りを
1〜2回行う。
さらに、弾性ポリウレタン系合成樹脂塗料4の乾燥硬化
した塗膜上に、上塗として弾性ポリウレタン系合成樹脂
塗料5(配合例3に示す)を塗装する。
得られた第1図の本発明の衝撃吸収性銘木建材は、壁材
および床材として有用である。その使用にあたっては、
従来のコルク製建材の使用方法に準じて行えばよい。
なお、第1図の衝撃吸収性銘木建材の銘木ツキ板2に厚
さ0.45mmのオークのツキ板を用いた ものについて、JASフローリング規格による耐摩耗試
験を実施した結果は、摩耗量が500回転で0.375
g,であり、規定による100回転当り が0.075g,となって規定量の0.15g,以下で
あ り、かつ外観も良好であった。
実施例2の第3図は,第1図のコルクシート1の裏面に
合成紙を心材とした両面テープ7を接着させたもので、
コルクシート基材の厚さが薄いときはロール状の長尺の
ものにすることができる。
また、実施例3の第4図は、第1図ノコルクシート1の
裏面にラウン合板8を接着させ、かつ上塗々料として配
合例2及び3に代えて弾性ポリウレタン系合成樹脂塗料
6(配合例4に示す)を塗装したもので、より弾力性の
ある上塗々膜を形成することができる。その外観および
感触は、スウエード調で腰壁材として有用である。
次に前述の配合例を記す。数字は重量部を示す。
配合例1. 三木リケンボンド RBベース     100 特殊硬化剤      15 合計        115
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の断面図、第2図はその上層
部分の拡大図を示す。第3図および第4図は、それぞれ
本発明の実施例2および実施例3の断面図を示す。 1.コンクリート 2.銘木ツキ板 3.接着剤層 4.5.6.塗膜層 7.両面テープ 8.ラワン合板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コルクシート基材に銘木ツキ板を架橋型発泡性接着剤で
    接着し、該銘木ツキ板表面に弾性ポリウレタン系合成樹
    脂塗料を塗装してえられる衝撃吸収性銘木建材
JP27932589A 1989-10-26 1989-10-26 衝撃吸収性銘木建材 Pending JPH03140207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27932589A JPH03140207A (ja) 1989-10-26 1989-10-26 衝撃吸収性銘木建材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27932589A JPH03140207A (ja) 1989-10-26 1989-10-26 衝撃吸収性銘木建材

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JPH03140207A true JPH03140207A (ja) 1991-06-14

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ID=17609603

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27932589A Pending JPH03140207A (ja) 1989-10-26 1989-10-26 衝撃吸収性銘木建材

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JP (1) JPH03140207A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021080340A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 イサム塗料株式会社 木製部材の耐衝撃性を高めるためのコーティング剤およびそれを用いた車両用荷台

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021080340A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 イサム塗料株式会社 木製部材の耐衝撃性を高めるためのコーティング剤およびそれを用いた車両用荷台

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