JPH03138847A - イオン注入装置 - Google Patents
イオン注入装置Info
- Publication number
- JPH03138847A JPH03138847A JP27676389A JP27676389A JPH03138847A JP H03138847 A JPH03138847 A JP H03138847A JP 27676389 A JP27676389 A JP 27676389A JP 27676389 A JP27676389 A JP 27676389A JP H03138847 A JPH03138847 A JP H03138847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ion
- ion beam
- space charge
- charge effect
- positive voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 claims abstract description 33
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims abstract description 20
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 claims description 10
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 abstract description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 18
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、イオン注入装置に関し、特にそのイオンビ
ームの集束点位置の変動を抑制する手段に関する。
ームの集束点位置の変動を抑制する手段に関する。
第4図は、従来のイオン注入装置の一例を示す概略平面
図である。
図である。
このイオン注入装置は、基本的には、イオン源2から引
き出したイオンビーム4を分析電磁石6を通して偏向さ
せ、かつその下流側における所定のビーム集束点Fに設
けた分析スリット8を通し、それによってイオンビーム
4の運動量分析を行って所望質量のイオンから成るイオ
ンビーム4を選択的に導出し、それをターゲット(例え
ばウェーハ)10に入射させる構成をしている。
き出したイオンビーム4を分析電磁石6を通して偏向さ
せ、かつその下流側における所定のビーム集束点Fに設
けた分析スリット8を通し、それによってイオンビーム
4の運動量分析を行って所望質量のイオンから成るイオ
ンビーム4を選択的に導出し、それをターゲット(例え
ばウェーハ)10に入射させる構成をしている。
上記のようなイオン注入装置においては、イオンビーム
4のイオン種、エネルギー、ビーム量、ビーム輸送ライ
ンの真空度等の運転パラメータの相違により、イオンビ
ーム4における空間電荷効果が異なってくる。
4のイオン種、エネルギー、ビーム量、ビーム輸送ライ
ンの真空度等の運転パラメータの相違により、イオンビ
ーム4における空間電荷効果が異なってくる。
このため、分析電磁石6の上流側や下流側におけるイオ
ンビーム4の発散状態が変化し、ビーム集束点Fの位置
がビーム進行方向上で種々に変動する。第4図中の破線
はその一例を示すものであり、この場合のビーム集束点
F′は正規のビーム集束点Fより下流側にずれている。
ンビーム4の発散状態が変化し、ビーム集束点Fの位置
がビーム進行方向上で種々に変動する。第4図中の破線
はその一例を示すものであり、この場合のビーム集束点
F′は正規のビーム集束点Fより下流側にずれている。
これによって、質量分解能の低下(換言すれば不純物イ
オンの混入)、ビーム輸送ライン上でのビーム損失の増
大(即ちビーム輸送効率の低下)、ターゲット10上で
のビーム形状の変化等、イオン注入装置の基本性能上程
々の問題が住しる。
オンの混入)、ビーム輸送ライン上でのビーム損失の増
大(即ちビーム輸送効率の低下)、ターゲット10上で
のビーム形状の変化等、イオン注入装置の基本性能上程
々の問題が住しる。
そこでこの発明は、上記のような空間電荷効果に影響を
与える運転パラメータが変化した場合でもイオンビーム
における空間電荷効果を一定に近づけてビーム集束点位
置の変動を抑えることができるようにしたイオン注入装
置を提供することを主たる目的とする。
与える運転パラメータが変化した場合でもイオンビーム
における空間電荷効果を一定に近づけてビーム集束点位
置の変動を抑えることができるようにしたイオン注入装
置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するため、この発明のイオン注入装置は
、前記イオン源からターゲットまでのビーム輸送ライン
の近傍であってイオンビームが当たらない所に、イオン
ビーム中に存在する電子を吸収するための1以上の電子
吸収電極を設け、これに直流電源から正電圧を印加する
ようにしたことを特徴とするイオン注入装置。
、前記イオン源からターゲットまでのビーム輸送ライン
の近傍であってイオンビームが当たらない所に、イオン
ビーム中に存在する電子を吸収するための1以上の電子
吸収電極を設け、これに直流電源から正電圧を印加する
ようにしたことを特徴とするイオン注入装置。
上記構成によれば、イオンビーム中に存在する電子を電
子吸収電極によって吸収することができ、その吸収量は
、電子吸収電極に印加する正電圧を加減することによっ
て調整することができる。その結果、イオンビームのイ
オン種、エネルギービーム量、ビーム輸送ラインの真空
度等の空間電荷効果に影響を与える運転パラメータが変
化した場合でも、イオンビームにおける正イオンおよび
電子の両作用を加味した実効的な空間電荷効果を一定に
近づけることができる。
子吸収電極によって吸収することができ、その吸収量は
、電子吸収電極に印加する正電圧を加減することによっ
て調整することができる。その結果、イオンビームのイ
オン種、エネルギービーム量、ビーム輸送ラインの真空
度等の空間電荷効果に影響を与える運転パラメータが変
化した場合でも、イオンビームにおける正イオンおよび
電子の両作用を加味した実効的な空間電荷効果を一定に
近づけることができる。
第1図は、この発明の一実施例に係るイオン注入装置を
示す概略平面図である。第4図の例と同一または相当す
る部分には同一符号を付し、以下においては従来例との
相違点を主に説明する。
示す概略平面図である。第4図の例と同一または相当す
る部分には同一符号を付し、以下においては従来例との
相違点を主に説明する。
この実施例においては、イオン源2と分析電磁石6との
間のビーム輸送ラインの近傍であってイオンビーム4が
当たらない所に、電子吸収電極12を設けている。そし
てこの電子吸収電極12に、直流電源14から正電圧を
印加するようにしている。
間のビーム輸送ラインの近傍であってイオンビーム4が
当たらない所に、電子吸収電極12を設けている。そし
てこの電子吸収電極12に、直流電源14から正電圧を
印加するようにしている。
電子吸収電極12は、図示例は平行平板状のものである
が、イオンビーム4の断面形状等に応じて、円筒状、角
筒状等の他の形状にしても良い。
が、イオンビーム4の断面形状等に応じて、円筒状、角
筒状等の他の形状にしても良い。
直流電源14から電子吸収電極12に印加する電圧は、
例えば0〜300■程度の範囲内で、定の値に設定する
ようにしても良いし、連続的または段階的に可変として
も良い。
例えば0〜300■程度の範囲内で、定の値に設定する
ようにしても良いし、連続的または段階的に可変として
も良い。
上記構成によれば、イオン源2と分析電磁石6との間に
おけるイオンビーム4中に存在する電子を電子吸収電極
12によって吸収することができ、その吸収量は、電子
吸収電極12に印加する正電圧を加減することによって
調整することができる。
おけるイオンビーム4中に存在する電子を電子吸収電極
12によって吸収することができ、その吸収量は、電子
吸収電極12に印加する正電圧を加減することによって
調整することができる。
従って、イオンビーム4のイオン種、エネルギービーム
量、ビーム輸送ラインの真空度等の空間電荷効果に影響
を与える運転パラメータが変化した場合でも、上記区間
内でのイオンビーム4における正イオンおよび電子の両
作用を加味した実効的な空間電荷効果を一定に近づける
ことができる。
量、ビーム輸送ラインの真空度等の空間電荷効果に影響
を与える運転パラメータが変化した場合でも、上記区間
内でのイオンビーム4における正イオンおよび電子の両
作用を加味した実効的な空間電荷効果を一定に近づける
ことができる。
その結果、ビーム集束点Fの位置のビーム進行方向上で
の変動を抑えることができ、それによって質量分解能の
低下、ビーム輸送効率の低下、ターゲット10上でのビ
ーム形状の変化等を防止することができ、イオン注入装
置としての特性が向上する。
の変動を抑えることができ、それによって質量分解能の
低下、ビーム輸送効率の低下、ターゲット10上でのビ
ーム形状の変化等を防止することができ、イオン注入装
置としての特性が向上する。
なお、電子吸収電極12に印加する電圧を制御する手段
の具体例を示すと、例えば第2図に示すように、電子吸
収電極12に流れる電流1eを計測する電流計測器16
を設けてその計測値を制御装置18に入力し、この電流
1eが予め定められた条件に基づいて所定の値になるよ
うに、制御装置18によって直流電源14の出力電圧V
eを自動調整するようにしても良い。
の具体例を示すと、例えば第2図に示すように、電子吸
収電極12に流れる電流1eを計測する電流計測器16
を設けてその計測値を制御装置18に入力し、この電流
1eが予め定められた条件に基づいて所定の値になるよ
うに、制御装置18によって直流電源14の出力電圧V
eを自動調整するようにしても良い。
あるいは第3図に示すように、イオンビーム4のイオン
種、エネルギー、ビーム量、ビーム輸送ラインの真空度
等の空間電荷効果に影響を与える運転パラメータと、そ
の運転パラメータに対してビーム集束点Fの位置を一定
にするために必要な印加電圧との関係を予めデータベー
スとして作成しておいてこれを制御装置20内に格納し
ておき、制御装置20に与えられる運転パラメータに応
じて直流電源14の出力電圧Veを自動調整するように
しても良い。
種、エネルギー、ビーム量、ビーム輸送ラインの真空度
等の空間電荷効果に影響を与える運転パラメータと、そ
の運転パラメータに対してビーム集束点Fの位置を一定
にするために必要な印加電圧との関係を予めデータベー
スとして作成しておいてこれを制御装置20内に格納し
ておき、制御装置20に与えられる運転パラメータに応
じて直流電源14の出力電圧Veを自動調整するように
しても良い。
また、上記のような電子吸収電極12は、第1図中に2
点鎖線で示すように、分析電磁石6と分析スリット8と
の間に設けても良く、そのようにすれば、この区間内で
のイオンビーム4における実効的な空間電荷効果を一定
に近づけることができ、それによってもビーム集束点位
置の変動を抑えることができる。
点鎖線で示すように、分析電磁石6と分析スリット8と
の間に設けても良く、そのようにすれば、この区間内で
のイオンビーム4における実効的な空間電荷効果を一定
に近づけることができ、それによってもビーム集束点位
置の変動を抑えることができる。
勿論必要に応じて、上記のような電子吸収電極12は、
イオン源2と分析電磁石6との間および分析電磁石6と
分析スリット8との間の両方に設けても良く、また各区
間において複数個設けても良い。
イオン源2と分析電磁石6との間および分析電磁石6と
分析スリット8との間の両方に設けても良く、また各区
間において複数個設けても良い。
また、イオンビーム4中の電子は、電界や分析電磁石6
中のように磁界のかかっている所以外では自由に上流側
および下流側にゆっくりとではあるが移動することがで
きるので、第1図中に2点t*vAで示すように、分析
スリット8の下流側に電子吸収電極12を設けてそこか
ら分析スリット8の上流側の電子を吸収するようにし、
それによって分析スリット8の上流側における空間電荷
効果を一定に近づけるようにしても良い。
中のように磁界のかかっている所以外では自由に上流側
および下流側にゆっくりとではあるが移動することがで
きるので、第1図中に2点t*vAで示すように、分析
スリット8の下流側に電子吸収電極12を設けてそこか
ら分析スリット8の上流側の電子を吸収するようにし、
それによって分析スリット8の上流側における空間電荷
効果を一定に近づけるようにしても良い。
以上のようにこの発明によれば、電子吸収電極に印加す
る正電圧を調整することによって、イオンビームのイオ
ン種、エネルギー、ビーム量、ビーム輸送ラインの真空
度等の空間電荷効果に影響を与える運転パラメータが変
化した場合でも、イオンビームにおける実効的な空間電
荷効果を一定に近づけることができる。
る正電圧を調整することによって、イオンビームのイオ
ン種、エネルギー、ビーム量、ビーム輸送ラインの真空
度等の空間電荷効果に影響を与える運転パラメータが変
化した場合でも、イオンビームにおける実効的な空間電
荷効果を一定に近づけることができる。
その結果、ビーム集束点位置の変動を抑えることができ
、それによって質量分解能の低下、ビーム輸送効率の低
下、ターゲット上でのビーム形状の変化等を防止するこ
とができ、イオン注入装置としての特性が向上する。
、それによって質量分解能の低下、ビーム輸送効率の低
下、ターゲット上でのビーム形状の変化等を防止するこ
とができ、イオン注入装置としての特性が向上する。
第1図は、この発明の一実施例に係るイオン注入装置を
示す概略平面図である。第2図および第3図は、それぞ
れ、第1図中の直流電源の制御系の例を示す図である。 第4図は、従来のイオン注入装置の一例を示す概略平面
図である。 2・・・イオン源、4・・・イオンビーム、6・・・分
析電磁石、8・・・分析スリット、10・・・ターゲッ
ト、12・・・電子吸収電極、14・・・直流電源、F
、F’・・・ビーム集束点。 第1図
示す概略平面図である。第2図および第3図は、それぞ
れ、第1図中の直流電源の制御系の例を示す図である。 第4図は、従来のイオン注入装置の一例を示す概略平面
図である。 2・・・イオン源、4・・・イオンビーム、6・・・分
析電磁石、8・・・分析スリット、10・・・ターゲッ
ト、12・・・電子吸収電極、14・・・直流電源、F
、F’・・・ビーム集束点。 第1図
Claims (1)
- (1)イオン源から引き出したイオンビームを分析電磁
石およびその下流側に設けた分析スリットを通してター
ゲットへ入射させる構成のイオン注入装置において、前
記イオン源からターゲットまでのビーム輸送ラインの近
傍であってイオンビームが当たらない所に、イオンビー
ム中に存在する電子を吸収するための1以上の電子吸収
電極を設け、これに直流電源から正電圧を印加するよう
にしたことを特徴とするイオン注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27676389A JPH03138847A (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27676389A JPH03138847A (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | イオン注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03138847A true JPH03138847A (ja) | 1991-06-13 |
Family
ID=17574015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27676389A Pending JPH03138847A (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03138847A (ja) |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP27676389A patent/JPH03138847A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7709807B2 (en) | Magneto-optical trap ion source | |
JP2648642B2 (ja) | 巾広ビームでイオンインプランテーションを行なう方法及び装置 | |
KR20050048589A (ko) | 리본 모양의 주입기 이온 빔의 특성 제어 | |
JP2009516335A (ja) | イオン注入装置のセグメント化された電界レンズを提供する技術 | |
US20040211914A1 (en) | Particle-optical apparatus with a permanent-magnetic lens and an electrostatic lens | |
EP0179294A1 (en) | Ion microbeam apparatus | |
US20160379799A1 (en) | Triple mode electrostatic collimator | |
JP2007280966A (ja) | 電子光学レンズ装置 | |
KR100844619B1 (ko) | 비평행 이온 빔을 이용한 2-모드 이온 주입 | |
US4105890A (en) | Device for electron-beam heating of materials | |
JPH10177952A (ja) | 電子線を用いた転写装置 | |
JP2023519210A (ja) | チャネリングを使用したインシトゥ角度測定 | |
JP2008047459A (ja) | イオン注入装置におけるビーム進行角補正方法 | |
EP0225717A1 (en) | High current mass spectrometer using space charge lens | |
JPH03138847A (ja) | イオン注入装置 | |
US7598498B2 (en) | Electric field lens and ion implanter having the same | |
JP2005353429A (ja) | 荷電粒子線色収差補正装置 | |
JP2000517095A5 (ja) | ||
JPH01319242A (ja) | ビーム強度分布制御方法及び装置 | |
JP2765829B2 (ja) | 集束イオンビーム加工装置 | |
US8952339B2 (en) | Chromatic aberration corrector and method of controlling same | |
RU2144237C1 (ru) | Оптическая колонка для излучения частиц | |
JP2006147244A (ja) | イオン注入装置 | |
KR940000867A (ko) | 이차 이온 질량분석기 | |
JPH03138848A (ja) | イオン注入装置 |