JPH03138441A - 内燃機関の燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料制御装置

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JPH03138441A
JPH03138441A JP27569489A JP27569489A JPH03138441A JP H03138441 A JPH03138441 A JP H03138441A JP 27569489 A JP27569489 A JP 27569489A JP 27569489 A JP27569489 A JP 27569489A JP H03138441 A JPH03138441 A JP H03138441A
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瀬下 義美
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伸 鈴木
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無負荷運転で機関が設定回転数(危険回転数)
を超えた時、機関へ濃い混合気を供給して、機関回転数
を低下させ、機関の安全を図る、内燃機関の高速制御機
構に関するものである。
[従来の技術] 機関回転数が設定値以上になった時に、機関に濃い混合
気を供給して無負荷運転時の回転数上昇を抑える技術と
して、例えば実公昭47−38331号公報や実開昭5
2−89730@公報に開示されるようなものがある。
すなわち、気化器の燃料室を吸気通路に連通ずるバイパ
ス通路の途中に、ばねにより付勢されるボールを配設し
て通常はバイパス通路を閉じるようにし、機関が設定回
転数を超えた時機関本体の振動によりボールを振動させ
てバイパス通路を開き、燃料苗の燃料を吸気通路へ供給
して混合気を過濃化し機関の過回転を防止している。
上述の内燃機関の高速制御機構は、機関の振動をボール
とばねで感知するボール弁を使用するものであるから、
簡単な構成で機関回転数を制御でき、特にチェンソーや
刈払機などの携帯作業機用小型内燃機関に広く利用され
ている。
ところが、上述の内燃機関の高速制御機構では次のよう
な問題点がある。
(a)  ボールとばねを利用するため、設定回転数が
バラ付く。ばねのボールを押す力を調整する手段を備え
たものもあるが、一般にばねの力は数q程度の弱いもの
であり、調整が非常に難しく、また長期使用の内にばね
のへタリなどにより設定回転数が狂うことがある。
(b)  機関の振動はピストンの運動方向が最も強く
、したがってボールの振動方向を機関の最も強い振動方
向と一致させるためには、ボール弁の取付場所や取付方
向が制約される。
(C)  潤滑油を混合した燃料を使用するチェンソー
ヤ刈払機などの2サイクル機関では、季節的不使用の時
期に、気化器の内部の燃料が蒸発して乾燥状態となり、
残留油によりボールが弁座に固着され、使用初期に高速
制御機構が作動しなくなることがある。
(d)  機関の振動によるボールと弁座との離接運動
に対する耐摩耗性を備えるために、ボールと弁座は金属
製とされるが、金属同志の接触ではボールと弁座との完
全な閉鎖状態が得にくく、機関の設定回転数以下でも燃
料洩れが生じる。
ところで、本出願人は特願昭63−299026号によ
り、気化器の燃料室と吸気通路を結ぶ通路に、電磁開閉
弁を配設し、機関の始動時、電磁開閉弁を開き、燃料を
余分に供給するものを出願している。
したがって、上述の内燃機関の燃料増量機構によれば、
機関始動時だけでなく、高速回転でも燃料を増量し得る
ようにすると、機関の過回転を防止することができる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は機関始動時の燃料増量機構を利用し、機
関が設定回転数を超えた時気化器の燃料室から吸気通路
へ余分に燃料を供給することにより、機関の過回転を防
止する、内燃機関の高速制御機構を提供J−ることにあ
る。
1問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成は気化器の燃
料室と吸気通路を結ぶ燃料を供給するための通路に電磁
開閉弁を配設した機関において、電磁開閉弁をフライホ
イルマグネトの1次コイルの信号に基づき、設定回転数
以上の高速回転で開き、設定回転数以下で閉じるもので
ある。
[作用] 機関が設定回転数を超えると、この時の回転数として検
出されるフライホイルマグネトの1次コイルの電圧、電
流などの信号に基づき電磁開閉弁が開かれ、気化器の燃
料室の燃料が電磁開閉弁を経て吸気通路へ供給されるの
で、過濃の混合気が機関へ供給され、III関の燃焼悪
化により機関回転数が低下し、これにより機関の過回転
が防止される。
機関の回転数が設定値以下になると、電磁開閉弁が閉じ
、燃料増量が停止されるので、通常の負荷運転には支障
を来たさない。
[発明の実施例] 第1図はダイヤフラム型気化器の場合の本発明の実施例
に係る内燃機関の高速制御機構の概略構一 成因である。内燃機関の高速制御機構は気化器1の本体
4に、ダイヤフラム型の燃料ポンプAと、燃料供給機構
Bと、燃料供給機構Bと燃料溜室10との間の通路を開
閉する電磁開閉弁Cと、電磁開閉弁Cの動作を機関31
のフライボイルマグネ1−30の1次コイルの信号に基
づいて制御する電気制御回路37とを備えている。
気化器1は本体4の吸気通路9を横切る円筒部7に、ロ
ータリ型の絞り弁8を回転可能かつ軸方向移動可能に支
持される。絞り孔8aを有する絞り弁8は上端側小径軸
部にレバー2を結合され、レバー2から垂下するフォロ
アが、円筒部7を閉鎖する蓋3に形成したカム3aに図
示でないばねにより付勢係合される。レバー2により絞
り弁8を回動して開度を増加すると、絞り弁8に結合し
た棒弁5が上昇し、燃料噴孔6の開度が増加し、燃料量
の増加により機関31の出力が増大される。
円筒部7の底部すなわち絞り弁8の下側に始動燃料を保
留する燃料溜室10が形成され、機関31の始動時燃料
溜室10の燃料が円筒部7と絞り6− 弁8の隙間から吸気通路9へ吸引される。燃料溜室10
には好ましくはセラミックスなどの多孔質部材が配設さ
れる。
燃料ポンプAは気化器本体4の内部にダイヤフラム28
により脈動圧導入室とポンプ室を区画してなり、脈動圧
導入室が機関31のクランク室に接続される。ポンプ室
は逆止弁27、管38を経て燃料タンク18に接続され
る一方、逆止弁24、管15、流入弁23を経て燃料供
給機構Bのメータリング室26と称する燃料室へ接続さ
れる。
燃料供給機構Bは気化器本体4の内部にダイヤフラム1
9によりメータリング室26と大気室20とを区画して
なる。メータリング室26の内部に支軸22によりレバ
ー21が支持される。レバー21の一端がばねによりダ
イヤフラム19へ付勢される一方、他端が流入弁23に
係合し、これを閉鎖するように付勢される。メータリン
グ室26は燃料ジエン]−25を経て燃料供給管の燃料
噴孔6へ連通される。また、メータリング室26は較り
17、電磁開閉弁Cを有する通路11を経て前述の燃料
溜室10へ連通される。
第2図は本発明による内燃機関の高速制御機構の電気回
路図である。第2図において、40は点火栓、30は1
次コイル44と2次コイル42を有するフライホイルマ
グネト、32は2次コイル42から点火栓40への通電
時期すなわち点火時期を制御する点火回路ユニット(t
ransister control +gn+t+o
n)、46は1次コイル44の両端子を短絡させて機関
を停止するための停止スイッチ、47は1次コイル44
で発電される電力を電源バッテリ36へ充電するための
ダイオードである。
46aは停止スイッチ46が開くとこれに連動して閉じ
るスイッチであり、電気制御回路37の正導線78と負
導線80へ電源バッテリ36を接続するものである。2
9は始動電動機、35は手動で操作される押ボタン式始
動スイッチ、51は始動スイッチ35を閉じると励磁さ
れるリレーコイル、51a、51b、51cはリレーコ
イル51が励磁されると図示の状態から切り換わるスイ
ッチである。
52〜64は抵抗、66はコンデンサ67と協働して導
線79と負導線80との間の電圧を電源バッテリ36の
電圧よりも低い所定電圧に保つツェナダイオード、67
〜69はコンデンサ、71〜76はトランジスタ、48
.49はダイオード、12は電磁開閉弁Cの電磁コイル
である。77は単安定マルチバイブレータである。
次に、本発明による内燃機関の高速制御機構の作動につ
いて説明する。機関を始動するために停止スイッチ46
を開くと、これに連動してスイッチ46aが閉じ、電源
バッテリ36から電気制御回路37に通電される。導線
79からスイッチ51b、抵抗58を経てトランジスタ
71のベースに電圧が与えられ、トランジスタ71が導
通する。
トランジスタ71が導通すると、トランジスタ72のベ
ース電圧が0になり、導線79から抵抗59.60,6
1、スイッチ51Cを経てトランジスタ74のベースに
電圧が与えられ、トランジスタ74が導通する。この時
トランジスタ75のベ9− 一ス電圧がOになり、トランジスタ75.76が非導通
となるので、電磁コイル12は通電されず、電磁開閉弁
Cは閉じたままである。
次いで、始動スイッチ35を閉じると、リレーコイル5
1が励磁され、スイッチ51aが閉じ、スイッチ51b
が開き、スイッチ51Gが切り換わり、トランジスタ7
3のベースに接続される。
この時、トランジスタ73のベース電圧とエミッタ電圧
はほぼ等しいので、トランジスタ73は非導通のままで
ある。導線79から抵抗62を経てトランジスタ75の
ベースに電圧が与えられ、トランジスタ75が導通し、
トランジスタ76も導通し、電磁コイル12が通電され
、電磁開閉弁Cが開く。
スイッチ51aが閉じ、始動電動機29により機関がク
ランキングされると、気化器の燃料室26の燃料が通路
11を経て吸気通路9へ供給され、始動時必要とする濃
い混合気が機関へ供給されるので、機関が円滑に始動さ
れる。同時に、トランジスタ71のベース電圧は1次コ
イル44の負電10− 圧により1−リガされ、トランジスタ71が非導通とな
るので、トランジスタ72が導通し、トランジスタ72
のコレクタ電圧がほぼOになる。トランジスタ71のト
リがとトランジスタ72の導通により、導線79から抵
抗57.58を経てコンデンサ68が充電され、コンデ
ンサ68と抵抗58との間の電圧すなわちトランジスタ
71のベース電圧が高くなると、トランジスタ71が導
通し、トランジスタ72が非導通になる。
機関が完爆し、アイドル回転に達すると、トランジスタ
72のコレクタ電圧が第3図に示すように変化し、1〜
ランジスタフ3のベース電圧が低くなるので、トランジ
スタ73が導通し、l−ランジスタフ5.76が非導通
になり、電磁コイル12は通電されず、電磁開閉弁Cが
閉じる。
始動スイッチ35を離すと、始動スイッチ35が開き、
リレーコイル51が消磁され、スイッチ51a、51b
、51cが切り換わり(第2図の状態)、始動電動機2
9が停止するが、電磁開閉弁Cは今までどおり閉じたま
まである。
機関の通常の運転で機関回転数が異常に高くなると、機
関回転数に比例してトリがパルスの密度が増加するので
、トランジスタ71が非導通となり、トランジスタ72
が導通し、トランジスタ74のベース電圧が低くなり、
所定値以下になると、トランジスタ74が非導通となり
、トランジスタ75のベースへ電圧が与えられ、トラン
ジスタ75.76が導通となり、電磁コイル12が通電
され、電磁開閉弁Cが開かれる。したがって、気化器の
燃料量26の燃料が通路11を経て吸気通路9へ供給さ
れ、機関へ濃い混合気が供給される。
この時、機関の温度が始動時に比べて高くなっているの
で、機関の燃焼状態が悪くなり、これに伴って機関回転
数が低下するので、機関の過回転が防止される。
機関が設定回転数以下になると、トランジスタ74のベ
ース電圧が高くなり、トランジスタ74が導通し、トラ
ンジスタ75.76が非導通となり、電磁開閉弁Cが閉
じ、機関へ供給される燃料量が通常の状態へ戻る。
なお、スイッチ51bにより単安定マルチバイブレータ
77に機関の始動時は抵抗57と58を接続し、機関の
定常運転では抵抗58だけを接続するのは、単安定マル
チバイブレータ77のOFF時間を通常運転で良くし、
電磁開閉弁Cの開動作点を設定するものである。
また、本発明はダイヤフラム型気化器に限定されるもの
ではなく、フロート型気化器にも適用し得る。
[発明の効果コ 本発明は上述のように、気化器の燃料量と吸気通路を結
ぶ燃料を供給するための通路に電磁開閉弁を配設した機
関において、電磁開閉弁をフライホイルマグネトの1次
コイルの信号に基づき、設定回転数以上の高速回転で開
き、設定回転数以下で閉じるものであるから、例えば高
速負荷運転から無負荷運転に条件が急激に変化したよう
な場合に、運転者が絞り弁の操作を怠っても、機関が設
定回転数を超えると電磁開閉弁が開いて混合気が過激化
されるので、機関の燃焼状態が悪化して回13− 転数が低下し、これにより無負荷過回転が防止される。
また、機関の始動時も電磁開閉弁が開いて混合気が過濃
化されるので、低温の状態にある機関の円滑な始動が得
られる。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(a)  機関の始動時の燃料増量と機関の過回転での
燃料増量が、同一の電磁開閉弁を含む燃料制御機構と電
気制御回路により達せられる。
(b)  機関の過回転を抑える電磁開閉弁の動作点は
、1次コイルの電気信号に基づき設定し得るので、設定
値のバラツキが少ない。また、設定値を機関の種類や大
きさに応じて自由に変えることができる。
(C)  電磁開閉弁により燃料通路が開閉されるので
、長期間機関を放置した後でも、作動不良がない。特に
電磁開閉弁が機関の始動時燃料増量機構として作動する
ので(電磁開閉弁が作動しなければ機関は始動し難い)
、機関の過回転で電磁開閉弁が作動しないことはなく、
安全性が高い。
(d)電磁開閉弁は従来のボール弁に比べて振=14 勅に対し安定であるので、通常運転での燃料洩れがない
(e)  電磁開閉弁はボール弁のように取付位置や方
向性に制約されない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る内燃機関の高速制御機構の概略構
成図、第2図の同高速制御機構の電気回路図、第3図は
フライホイルマグネトの1次コイルの信号を説明する縮
図である。 C:電磁開閉弁 1:気化器 9:吸気通路 10:燃
料溜至 11:通路 26:燃料室 30:フライホイ
ルマグネト 36:電源バッテリ 37:電気制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気化器の燃料室と吸気通路を結ぶ燃料を供給する
    ための通路に電磁開閉弁を配設した機関において、電磁
    開閉弁をフライホイルマグネトの1次コイルの信号に基
    づき、設定回転数以上の高速回転で開き、設定回転数以
    下で閉じることを特徴とする、内燃機関の高速制御機構
  2. (2)内燃機関の始動時に作用する電磁開閉弁と内燃機
    関の高速回転で作動する電磁開閉弁が同一のものである
    、特許請求の範囲(1)に記載の内燃機関の高速制御機
    構。
  3. (3)フライホイルマグネトの1次コイルの信号は、電
    流、電圧、回転毎のパルスを含み、かつ点火系および電
    源バッテリの充電系を含む、特許請求の範囲(1)に記
    載の内燃機関の高速制御機構。
JP27569489A 1989-10-23 1989-10-23 内燃機関の燃料制御装置 Expired - Lifetime JP2844226B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04125643U (ja) * 1991-05-02 1992-11-16 株式会社クボタ 電子ガバナ付き火花点火式エンジンの電源装置
JP2014202148A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社やまびこ 内燃エンジン

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EP2787194A3 (en) * 2013-04-05 2014-12-03 Yamabiko Corporation Internal combustion engine

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