JPH03138424A - 油圧駆動の往復動内燃機関 - Google Patents

油圧駆動の往復動内燃機関

Info

Publication number
JPH03138424A
JPH03138424A JP27468789A JP27468789A JPH03138424A JP H03138424 A JPH03138424 A JP H03138424A JP 27468789 A JP27468789 A JP 27468789A JP 27468789 A JP27468789 A JP 27468789A JP H03138424 A JPH03138424 A JP H03138424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
hydraulic cylinder
piston
oil
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27468789A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Saito
肇 斎藤
Hiroko Saito
斎藤 宏子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP27468789A priority Critical patent/JPH03138424A/ja
Publication of JPH03138424A publication Critical patent/JPH03138424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B71/00Free-piston engines; Engines without rotary main shaft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は燃焼室内の燃料を燃焼させて発生した熱エネ
ルギーをピストンに連結した油圧シリンダにて作動油の
圧縮エネルギーに変換し、その圧縮エネルギーを出力油
圧モータで機械的な動力に変換するようにした自由ピス
トン型の油圧駆動の往復動内燃機関に関する。
(0)従来の技術 第1図は公知の4サイクル火花点火機関の作動順序を示
す(長尾、内燃機関講義、上巻、(昭48)、6.*賢
堂、)。同図(A)は吸気行程1図(B)は圧縮行程9
図(C)は膨脹行程2図(D)は排気行程である。従来
技術を第1図を例にして説明する。従来は同図(C)に
示すように燃焼室1の内部で燃料を燃焼させて発生した
熱エネルギーを、ピストン2を介して機械的な連接棒3
とクランク軸4との機構によって伝導軸に伝達していた
(ハ) 発明が解決しようとする問題点しかし、このよ
うな従来の往復動内燃機関においては、下記の問題点が
ある。
■ ピストン2の側圧による摩擦損失並びに摩耗を低減
するために、連接棒3の長さはクランク軸4の腕の長さ
に対して長めに制約を加える必要があり内燃機関の全高
が高くなる。
■ 運転中の、連接棒3の首振り運動による振動、クラ
ンク軸4の不釣り合い回転慣性による振動と、多シリン
ダ用クランク軸の着火順序による不釣り合い慣性偶力並
びにねじりによる振動とが大きい。
■ ピストン2は連接棒3を介してクランク軸4に連結
する必要があるために、多シリンダの配列並びに着火順
序は構造の簡易化の関係並びに振動低減の関係から制約
を受ける。
■ ピストン2の作動速度並びに燃焼室1の最高圧縮圧
力は9機関の回転数により変わり。
低速時に最高圧縮圧力並びに最高圧縮温度が下がって燃
焼が悪くなり燃料消費量も多くなる。
■ ピストン2は、連接棒3によって側圧が加わり、偏
摩耗をする。その偏摩耗低減のためと連接棒3を装着す
るビンボス部があるためとにより、ピストン2の構造並
びに形状は複雑である。またその熱変形も複雑で大きい
■ 機関の出力軸に対して機械式の動力伝導軸並びに変
速装置が一般的に使われているが。
それらの構造は複雑で大きく、また取り付けに関する制
約が大きい。
■ 機関の最高回転数は、ピストン運動部の質量が大き
く慣性力が大きくなり制約される。
■ 連接棒3が首振り運動をしながらクランク軸4を回
転するので、クランク機構は内燃機関の中で大きな空間
を占め、かつ複雑である。
そこで本発明は、上記問題点の主因となっている機械的
なりランク機構の作動によらずに、燃焼室内部で燃料を
燃焼させて発生した熱エネルギーをピストンに連結した
油圧シリンダにて作動油の圧縮エネルギーに変換し、そ
の圧縮エネルギーを油圧モータで機械的な出力軸に動力
として伝達することにより、全高が低い、振動が小さい
、ピストンの作動速度が機関回転数に影響されない、ピ
ストンの側圧が小さい、また最高回転数を従来より高め
るることができる。更に機関、動力伝導装置と変速装置
とを含めた構造がより簡易な往復動内燃機関を得ること
を目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 第2図から第5図は、−例として公知の1シリンダの4
サイクルガソリン機関に本発明を適用した際の作動行程
の模式図を示す。ここでは、ピストン5の直径りは66
I1行程Sは6Qaunの場合を例にして、従来のガソ
リン機関と異なる構造並びに作用について述べる。なお
当然7本発明は2サイクル機関、ガス機関、ディーゼル
機関等の本例以外の内燃機関にも適用できる。
第2図は吸気行程の説明図である。ピストン5を油圧作
動させるために作動油の流入を制御する流入回転弁軸6
が回転すると、油圧ポンプPのプランジャ7はカム8と
スプリング9の作用によってオイルパン10の作動油を
フィルタ11と吸入弁12を経由して吸入し、更に吐出
弁13を経由して流入回転弁軸6の内部の分配油路14
に圧送する。分配油路14に圧送された作動油は、流入
回転弁軸6の回転位相角によって、流入油路15を経由
し大径油圧シリンダ16の上部油室17へ送られる。ま
た流入油路18を経由し小径油圧シリンダ19の下部に
あるシリンダ圧縮室20に送られる。また万一、余剰作
動油が多く送られる場合はリリーフ弁21の開弁圧pw
より昇圧し逆止弁22を経由してアキュムレータ23へ
送られる。
同時に流量制御弁249分配油路25と流入油路26と
を順に経由して油圧モータMへ送られる。
分配油路14に送られた作動油は逆止弁22を開弁した
際にアキュムレータ23並びにリリーフ弁21によって
調圧される。なお逆止弁22の開弁圧はflwよりかな
り低めに設定しである。
分配油路14内の作動油圧は通常pwよりかなり低めに
なるように適切に決めであるが、ここではその分配油路
14内の作動油圧をpwに1例えば100kg/am2
にした場合で説明する。アキュムレータ23から流量制
御弁24と分配油路25とを順に経由して流入油路26
に送られた作動油は流入弁27を経由してスプリング2
8と共にプランジャ29を加圧し最大揚程位置にあるカ
ム30を作動する。吐出弁31と吐出油路32と流入回
転弁軸6の内部の流出油路33とを順に経由してオイル
パン10に流出する油路は、流入油路26が開いて作動
油圧によりカム30が最大揚程位置から最低揚程位置に
向かって回転する際に閉じ、流入油路26が閉じて作動
油圧によりカム30が最低揚程位置から最大揚程位置に
向かって回転する際に開く。
フライホエール34は流入回転弁軸6の回転を滑らかに
する。ピストン5を油圧作動させるために作動油の流出
を制御する流出回転弁軸35は。
歯車或いはタイミングベルト36により、流入回転弁軸
6と同時に回転する。
本吸気行程では大径油圧シリンダ16の上部油室17の
流出油路37は、流出回転弁軸35の内部の分配油路3
8によってオイルパン10へ流出する油路を閉じ、大径
油圧シリンダ16の下部油室39の流出油路40は流出
回転弁軸35の内部の分配油路38によってオイルパン
10へ流出する油路を開く。
大径油圧シリンダ16の直径dI、は圧縮行程で述べる
条件により21mmに、小径油圧シリンダ19の直径d
6は膨脹行程に示す条件により13mmに決めである。
したがって本吸気行程では、油圧ポンプPによって作動
油が大径油圧シリンダ16の上部油室17に流入すると
、上部油室17の油圧による大径油圧シリンダ16の押
し下げ力F、はp、=p、πX(dL”  ds”)/
4= 190kg、シリンダ圧縮室20の油圧による小
径油圧シリンダ19の押し上げ力F2はF 2= p 
w 1cd s ” / 4 = 75 k gでF+
)Fiとなり、それらの荷重差(F+  Fz)= 1
15kgが大径油圧シリンダ16並びに小径油圧シリン
ダ19と、止め輪41にて連結しであるピストン5とを
押し下げ、吸気弁42を経由して燃焼室43の内部に新
らしい空気を吸入する。
表1は各作動行程における大径油圧シリンダ16と小径
油圧シリンダ19とに対する作動油圧の作用状態を示す
。油室内が作動油圧により圧縮状態にある場合はON、
オイルパン10に連通して圧縮状態にない場合はOFF
にて示しである。
第3図は圧縮行程の説明図である。流入回転軸6が回転
すると、油圧ポンプPから分配油路14に送油された作
動油は表1に示すように流入回転弁軸6の回転位相角に
よって流入油路44を経由して大径油圧シリンダ16の
下部油室39に送られる。また流入油路18を経由し小
径油圧シリンダ19の下部にあるシリンダ圧縮室20に
送られる。また更に、余剰作動油が多く送られる場合は
リリーフ弁21の開弁圧pwより昇圧し、逆止弁22を
経由してアキュムレータ23へ送られ、同時に流量制御
弁24と流入回転弁軸6の内部の分配油路25とを順に
経由して油圧モータMの流入油路26に送られる。大径
油圧シリンダ16の上部油室17の流出油路37は流出
回転弁軸35の内部の分配油路38によってオイルパン
10へ流出する油路を開き、更に大径油圧シリンダ16
の下部油室39の流出油路40は分配油路38によって
オイルパン10への油路を閉じる。
大径油圧シリンダ16の直径d4.は圧縮行程を円滑に
実施するように次のように決めである。
燃焼室43の内部の有効圧縮比をC・、圧縮時の圧力を
pz、圧縮時の温度をL2とすると2通常C・= 4〜
8. pz = 6〜15kg/cm2. tz= 3
00〜500℃である。そこでε・= 6. [)2=
 10kg/am2. t、= 400℃とする。また
ピストン5の直径をDとすると2円滑に圧縮行程を行な
うためには1作動油圧は圧縮行程の終わり近くでpwに
上がり、大径油圧シリンダ16と小径油圧シリンダ19
とに対する押し一ヒげ力F、(=πd+、!f)w/4
. )はピストン5の圧縮押し下げ力F4(=πD”p
z/4)より大きくなければならない。
そこでF3>F4の関係からd+、>D−r扁■)、:
 20.9mmとなるので、ここではd、、=21mm
とする。
第4図は膨脹行程の説明図である。流入回転弁軸6が回
転すると、油圧ポンプPから分配油路14に圧送された
作動油は逆止弁22を経由してアキュムレータ23に送
られ、またシリンダ圧縮室20内の作動油は小径油圧シ
リンダ19にて加圧されてシリンダ圧縮室逆止弁45を
経由し、その圧縮エネルギーを機関出力に変換する出力
油圧モータM。n L F 11 Lと連通する油路4
6に送られる。
同時に流量制御弁24と分配油路25どを経由して、油
圧モータMの流入油路26と、アキュムレータ23と、
リリーフ弁21との3方向に送られる。なおシリンダ圧
縮室逆止弁45の開弁圧はpwよりかなり低めに設定し
である。
大径油圧シリンダ16の上部油室17の流出油路37は
流出回転弁軸35の分配油路38によりオイルパン10
へ流出する油路を開き、更に大径油圧シリンダ16の下
部油室39の流出油路40も分配油路38によってオイ
ルパン10への油路を開く。
小径油圧シリンダ19の直径dsは膨脹行程を円滑に実
施するように次のように決めである。
膨脹行程時にピストン5が下降して下死点に近づき排気
弁47を開き始める排気圧力p、は通常的4kH/cm
”であるから、膨脹行程をp、= 4kg/cm”まで
作動させるために小径油圧シリンダ19の直径d8はd
、≦DF百刀遭= 13.2mm丼13mmに決めた。
このd。
を採用の場合はp、、−(ds/D)”pv= (13
/66 )”x100# 3.9kg/am”まで膨張
するので、適切である。
第5図は排気行程の説明図である。流入回転弁軸6が回
転すると、油圧ポンプPから分配油路14に送油された
作動油は表1に示すように流入油路18を経由し小径油
圧シリンダ19の下部にあるシリンダ圧縮室20に送ら
れる。また更に。
余剰作動油が多く送られる場合はリリーフ弁21の開弁
圧pwより昇圧して逆止弁22を開き、流量制御弁24
を経由して油圧モータMに接続する流入油路26と、ア
キュムレータ23と、リリーフ弁21との3方向に送ら
れる。
大径油圧シリンダ1Gの上部油室17の流出油路37は
流出回転弁軸35の内部の分配油路38によってオイル
パン10へ流出する油路を開き。
更に大径油圧シリンダ16の下部油室39の流出油路4
0も分配油路38によってオイルパン10への油路を開
く。
通常、排気行程時の排気管48の内部圧力p、は0、0
5〜0.1kg/cm2である。したがって燃焼室43
の内部圧力pcは排気管48の内部圧力p、に等しいと
した場合、小径油圧シリンダ19を押し上げるシリンダ
圧縮室20内の油圧pはp = (D/ds)”p−=
 (66/13)”Xo、1= 2.58kg/cm2
でかなり低く、油圧ポンプPによって容易に発生させ得
るので9円滑な排気行程が行なわれる。
なお本油圧駆動の往復動内燃機関は9作動油の損失動力
が機関性能(出力、燃料消費jt)に大きく影響するの
で、リリーフ弁211分配油路38と流出油路33とを
経由してオイルパン10へ流出する作動油量を極力少な
くする必要がある。そのために油圧ポンプP並びに油圧
モータMは、第2図から第5図の例ではそれぞれ定容量
形を採用しているが、それぞれに、又はいずれかに斜軸
調節式可変容量形、又は斜板調節式可変容量形を採用し
1機関の負荷並びに回転数に応じてリリーフ弁21から
流出させずに送油量を機械的又は電子的に調節するのが
適切である。
ところで第2図から第5図の例では、流入回転弁軸6と
流出回転弁軸35とはそれぞれの外周の円筒形回転切換
弁の開口面積を極力小さく適切に決めて流出油路33と
分配油路38とを経由してオイルパン10へ流出する量
を少なくしである。
なお第2図から第5図の例では、流入回転弁軸6と流出
回転弁軸35とは別体にしであるが、−体形にした円筒
形回転切換弁の開口面積を形成することができる。また
それらの機械式切換弁はピストン運動部の位置を感知し
て電子制御される電磁弁に置き換えることもできる。
(ネ)作用 したがって第2図から第5図の例では手動或いは始動装
置でフライホエール34を連続回転すると、油圧ポンプ
Pのプランジャ7並びに小径油圧シリンダ19の作動に
よりシリンダ圧縮室20の油圧が上がる。その油圧上昇
と、流入回転弁軸6の回転位相角に同期して連動する公
知の従来構造の吸排気弁並びに点火装置の作用とにより
、ピストン5は吸気、圧縮、膨張、排気の一連の行程を
繰り返す。
すなわち吸気行程は、第2図で述べたように吸気弁42
を開き、ピストン5が上死点に到達した直後にオイルパ
ン10の作動iを油圧ポンプPのプランジャ7によって
上部油室17並びにシリンダ圧縮室20のみに送油し、
それらの油室で発生した油圧により大径油圧シリンダ1
6と連結しであるピストン5並びに小径油圧シリンダ1
9とをピストン5の上死点位置から押し下げ、下降直後
に排気弁47を閉じ燃焼室43の内部に新気と燃料を吸
入する。油圧ポンプPは油圧モータMによって作動され
、その油圧モータMはアキュムレータ23内に蓄圧され
た作動油により作動される。
ピストン5.又は大径油圧シリンダ16.又は小径油圧
シリンダ19のいずれかの下端面が下部衝突面(下死点
)まで下がると1次の圧縮行程に移行する。
圧縮行程は、第3図で述べたように作動油を下部油室3
9並びにシリンダ圧縮室20のみに送油し、それらの油
室で発生した油圧により小径油圧シリンダ19を押し上
げる。その押し上げ直後に吸気弁42を閉じ、ピストン
5により燃焼室43の内部の空気と燃料との混合気を圧
縮する。ピストン5.又は大径油圧シリンダ16.又は
小径油圧シリンダ19のいずれかの上端面が上部衝突面
(上死点)近傍まで上がると、その混合気に着火し1次
の膨脹行程に移行する。
膨脹行程は、第4図で述べたように、ピストン5に燃焼
圧力が作用して小径油圧シリンダ19を押し下げ、シリ
ンダ圧縮室20内部の作動油を加圧し、その圧縮エネル
ギーをシリンダ圧縮室逆止弁45と油路46とを経由し
て機械的な機関出力に変換する出力油圧モータM e 
w L p w tへ伝達する。
またアキュムレータ23に蓄圧し、リリーフ弁21で調
圧する。更に油圧モータMのプランジャ29でカム30
を回転する。ピストン5.又は大径油圧シリンダ16.
又は小径油圧シリンダ19のいずれかの下端面が下部衝
突面(下死点)近傍まで下がると排気弁47を開き1次
の排気行程に移行する。
排気行程は、第5図で述べたように、油圧ポンプPのプ
ランジャ7の圧送作動により流入油路18を経由して送
られた油圧が小径油圧シリンダ19の下端面に作用して
、小径油圧シリンダ19を押し上げ、ピストン5により
燃焼室43の内部の燃焼ガスを排出する。ピストン5が
上死点近傍まで上がると吸気弁42を開く。
フライホエール34は流入回転弁軸6の回転を滑らかに
する。回転数の調節は流入回転弁軸6の回転数と同期し
ている調速機に連動する燃料供給装置の送油量調節によ
って行なう。
なお油圧ポンプP並びに油圧モータMの外側ケースはシ
リンダ本体49に固定されている。
油圧ポンプPは所要駆動動力を低減するために円筒形回
転切換弁の開口面積を適切に決め、更に各作勤行程にお
いて流入回転弁軸6の回転位相角に対応してリリーフ弁
21の開弁圧pwを調節する場合がある。また、油圧ポ
ンプP又は油圧モータMのそれされの内部の複数個のプ
ランジャ7又は29の直径並びに行程長さをかえておき
各作勤行程に供給する作動油量を適切に調節する場合も
ある。また更に、低圧ポンプと高圧ポンプとを4jp用
して、各作勤行程に供給する作動油圧を適切に調節する
場合もある。なお本例では油圧ポンプと油圧モータどに
プランジャ形を採用しているが2本発明は当然プランジ
ャ形に限定していない。
また従来の機械的なカム駆動によらずにアキュムレータ
23内の作動油を利用して、燃料噴射装置と吸排気弁と
を、いずれか又は同時に、電子制御油圧駆動をする場合
もある。
(へ)発明の効果 本発明は、燃焼室内で燃料の燃焼によって発生した熱エ
ネルギーを作動油の圧縮エネルギーに変換し、その圧縮
エネルギーを油圧モータによって機械的な駆動軸に伝達
するために9次の効果がある。
■ 本発明のピストン5.大径油圧シリンダ16と小径
油圧シリンダ19とで構成されるピストン運動部の長さ
は、運動方向が直線方向のみなので、ピストンの側圧を
低減するために制約を受ける従来クランク機構のピスト
ン運動部の長さに比べて短縮することができる。したが
つて内燃機関の全高を低めることができる。
■ 本発明の振動は主にピストン運動部の直線的手釣り
合いによるものであり、従来のクランク運動機構による
振動、すなわち連接棒3の首振り運動による振動、クラ
ンク軸の不釣り合い回転慣性、多シリンダ用クランク軸
の着火順序による不釣り合い慣性偶力並びにねじりによ
る振動に比べて単純で小さい。
■ 本発明の多シリンダの配列並びに着火順序の選定自
由度は、従来のように機械的なりランク軸にて連結する
必要がないので、大きい。
■ 本発明のピストン5は油圧駆動されるので内燃機関
の回転数に影響されないピストンの定速作動、又は任意
の変速作動が可能である。
またそれらの自由度の大きな作動方法は排気排出物の抑
制に利用できる。
■ 本発明のピストン5の構造並びに形状は従来の連接
棒3を装着するビンボス部が無いので簡単である。また
ピストンの熱変形も単純で小さい。
■ 本発明の動力伝導は高圧管によって、出力油圧モー
タM o w L p w Lの回転数調節は出力油圧
モータM IIIILPIIL+ 又は油圧モータM、
又は燃料供給装置へのいずれかの送油量調節によって行
なうので、動力伝導装置並びに変速装置の構造は簡易で
小さく、またそれらの装置の取り付けに関する自由度も
大きい。
■ ピストン運動部の質量が軽く慣性力が小さいので、
またピストン運動部は機械的駆動より速くできる油圧駆
動をされるので9機関は高速小形にできる。
■ 本発明の機関は、大きな空間を占めている。かつ複
雑な従来のクランク機構の代わりに小形簡易な油圧ポン
プP、油圧モータMと円筒形回転切換弁とを採用してい
るので、大形にするほど製造原価は従来より安くなると
判断される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の4サイクル火花点火機関の作動順序の説
明図で、同図(A)は吸気行程9図(B)は圧縮行程2
図(C)は膨脹行程1図(D)は排気行程である。 第2図ないし第5図は本発明の作勤行程の説明図で、第
2図は吸気行程、第3図は圧縮行程、第4図は膨脹行程
、第5図は排気行程の説明図である。 従来の機関 1・・・・・・燃焼室、2・・・・・・ピストン、3・
・・・・・連接棒、4・・・・・・クランク軸。 本発明の機関 P・・・・・・油圧ポンプ、M・・・・・・油圧モータ
。 M * m t p w t・・・・・・出力油圧モー
タ、5・・・・・・ピストン、6・・・・・・流入回転
弁軸、7・・・・・・プランジャ(P)、8・・・・・
・カム(P)、9・・・・・・スプリング(P)、10
・・・・・・オイルパン、11・・・・・・フィルタ、
12・・・・・・吸入弁、13・・・・・・吐出弁(P
)。 14・・・・・・分配油路、15・・・・・・流入油路
、16・・・・・・大径油圧シリンダ、17・・・・・
・上部油室。 18・・・・・・流入油路、19・・・・・・小径油圧
シリンダ、20・・・・・・シリンダ圧縮室、21・・
・・・・リリ−フ弁、22・・・・・・逆止弁、23・
・・・・・アキュムレータ、24・・・・・・流量制御
弁、25・・・・・・分配油路、26・・・・・・流入
油路、27・・・・・・流入弁。 28・・・・・・スプリング(M)、29・・・・・・
プランジャ(M)、30・・・・・・カム(M)、31
・・・・・・吐出弁(M)、32・・・・・・吐出油路
(M)、33・・・・・・流出油路(M)、34・・・
・・・フライホエール、35・・・・・・流出回転弁軸
、36・・・・・・タイミングベルト又は歯車、37・
・・・・・流出油路、38・・・・・・分配油路、  
39・・・・・・下部油室、40・・・・・・流出油路
41・・・・・・止め輪、42・・・・・・吸気弁、4
3・・・・・・燃焼室、44・・・・・・流入油路、4
5・・・・・・シリンダ圧縮室逆止弁油路、46・・・
・・・油路(出力油圧モータM e w t p w 
tへの)、47・・・・・・排気弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ピストン(5)に、ピストン(5)の横断面積より
    小さな両ロッド形の大径油圧シリンダ(16)と小径油
    圧シリンダ(19)とを順に連結して作動するように装
    着し、大径油圧シリンダ(16)端面と小径油圧シリン
    ダ(19)端面とに油圧を作用させてピストン(5)に
    排気行程、吸気行程、圧縮行程を行なわせ、膨脹行程の
    際に燃焼室(43)内で燃料を燃焼させて発生した熱エ
    ネルギーをピストン(5)面に作用させて、小径油圧シ
    リンダ(19)にてシリンダ圧縮室(20)内部作動油
    の圧縮エネルギーに変換し、その圧縮エネルギーにより
    出力油圧モータ(M_o_u_t_p_u_t)を作動
    させて機械的な動力を得る自由ピストン機関において、
    油圧ポンプ(P)にて圧送した作動油を、大径油圧シリ
    ンダ(16)と小径油圧シリンダ(19)とに流出入さ
    せて、ピストン(5)と大径油圧シリンダ(16)と小
    径油圧シリンダ(19)とを連結したピストン運動部を
    油圧作動させ、その油圧ポンプ(P)を、シリンダ圧縮
    室(20)の圧縮エネルギーにより作動する油圧モータ
    (M)により機械的に同時作動させる構造を特徴とする
    油圧駆動の往復動内燃機関。 2 大径油圧シリンダ(16)と小径油圧シリンダ(1
    9)とに作用する作動油の制御を、油圧ポンプ(P)と
    油圧モータ(M)との間に同軸上に設けた流入回転弁軸
    (6)と、流入回転弁軸(6)に対して同時回転する流
    出回転弁軸(35)とのそれぞれの外周に設けた機械的
    な円筒形回転切換弁によって行なう構造を特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の油圧駆動の往復動内燃機関。 3 大径油圧シリンダ(16)と小径油圧シリンダ(1
    9)とに作用する作動油の制御を、油圧ポンプ(P)と
    油圧モータ(M)との間に同軸上に設けた流出入回転弁
    軸(6と35との一体型)外周の機械的な円筒形回転切
    換弁によつて行なう構造を特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の油圧駆動の往復動内燃機関。 4 大径油圧シリンダ(16)と小径油圧シリンダ(1
    9)とに作用する作動油の制御を、ピストン運動部の位
    置を感知して電子制御する電磁弁によつて行なう構造を
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の油圧駆動の往復
    動内燃機関。
JP27468789A 1989-10-20 1989-10-20 油圧駆動の往復動内燃機関 Pending JPH03138424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27468789A JPH03138424A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 油圧駆動の往復動内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27468789A JPH03138424A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 油圧駆動の往復動内燃機関

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03138424A true JPH03138424A (ja) 1991-06-12

Family

ID=17545164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27468789A Pending JPH03138424A (ja) 1989-10-20 1989-10-20 油圧駆動の往復動内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03138424A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2774925C1 (ru) * 2021-11-26 2022-06-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ярославский государственный технический университет" ФГБОУВО "ЯГТУ" Гидропневмодвигатель внутреннего сгорания

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2774925C1 (ru) * 2021-11-26 2022-06-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ярославский государственный технический университет" ФГБОУВО "ЯГТУ" Гидропневмодвигатель внутреннего сгорания

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07504010A (ja) 可変燃焼室を有する内燃機関
US6230671B1 (en) Variable compression and asymmetrical stroke internal combustion engine
US20150136067A1 (en) High efficiency internal explosion engine
US20110192370A1 (en) Positive-Displacement Engine
CN106224093A (zh) 一种液力调节式可变压缩比发动机
US1914707A (en) Internal combustion engine
JP2014515068A (ja) 分割サイクルエンジンのための大きさのクロスオーバー通路
JPH11503805A (ja) 自由ピストン機関
KR20020081243A (ko) 내연기관
CN100538061C (zh) 内燃机和其工作方法
JP3977374B2 (ja) 内燃機関用弁機構
JP2004510095A (ja) 回転シリンダバルブエンジン
US6880517B1 (en) Two-step combustion system
WO2007088560A1 (en) An improved hybrid internal combustion engine with extended expansion
EP0663523A1 (en) Internal combustion engine
US6216444B1 (en) Combustion engine
JPH03138424A (ja) 油圧駆動の往復動内燃機関
KR100231333B1 (ko) 엔진의 연소실 가변장치
CN100434668C (zh) 一种无曲轴内燃机
US10253680B2 (en) Internal combustion engine having fuel/air induction system
US1091389A (en) Internal-combustion engine.
GB2227522A (en) Opposed piston twin crankshaft I.C. engine
RU2078962C1 (ru) Двигатель внутреннего сгорания с гидроприводом
KR100667575B1 (ko) 내연기관의 효율을 개선하기 위한 방법 및 그 장치
JPS5996436A (ja) 転がり球と案内溝によりピストンを往復動させる四サイクル機関