JPH03137529A - 断線検知機能付き応力測定回路 - Google Patents

断線検知機能付き応力測定回路

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JPH03137529A
JPH03137529A JP27537589A JP27537589A JPH03137529A JP H03137529 A JPH03137529 A JP H03137529A JP 27537589 A JP27537589 A JP 27537589A JP 27537589 A JP27537589 A JP 27537589A JP H03137529 A JPH03137529 A JP H03137529A
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Yukio Yamashita
山下 由貴夫
Osamu Kashima
修 鹿島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ひずみゲージ回路によりひずみ応力を検出す
る応力?fJl定回路に係り、特にひずみゲージ回路の
断線状態を検知可能な断線検知機能付き応力測定回路に
関する。
(従来の技術) 従来、この種の応力測定回路としては、例えば第5図に
示すようなものがある。即ち、同図において、1はひず
みゲージ2をブリッジ接続してなるひずみゲージ回路で
、その入力端子には図示しない定電圧電源からバイアス
電圧+vc及び−VCが印加されている。ひずみゲージ
回路1の検出電圧は増幅回路3を介して正電圧入力形の
A/D変換回路4に与えられ、デジタル信号に変換され
てマイクロコンピュータ5に入力される。マイクロコン
ピュータ5はA/D変換回路4からのデジタル信号に基
づいてひずみ応力を演算して表示部6に出力するもので
ある。7は増幅器3の出力電圧が与えられる断線検知回
路で、マイナス側に大きくシフトした入力電圧を検知し
てマイクロコンピュータ5に検知信号を与える。マイク
ロコンピュータ5は、断線検知回路7からの検知信号に
基づいて断線報知回路8に警報信号を出力して動作させ
るようになっている。
このような構成によれば、ブリッジ接続されたひずみゲ
ージ2のうち何れかが断線した場合には、ひずみゲージ
回路1の検出電圧は定電圧電源のバイアス電圧+Vc或
は−Vc  (+15V或は−15Vlに略一致する値
となる。この場合、A/D変換回路4においては、正電
圧のみ受付けるようになっているため、ひずみゲージ回
路1の検出電圧が+Vcであるときには非常に高い入力
電圧として受付けてマイクロコンピュータ5に与えるこ
とができるが、検出電圧が−VcであるときにはOvと
して受付けることになり、マイクロコンピュータ5は、
そのデジタル信号に基づいてひずみ応力がないことを演
算して出力することになり、断線状態の検知はできない
。断線検知回路7は、このような場合にマイナス側に大
きくシフトしたひずみゲージ回路1の検出電圧に対して
、検知信号をマイクロコンピュータ5に与えて断線状態
を検出するもので、これにより上述のA/D変換回路4
の不具合を補っているものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のような従来のものでは、断線状態
を検知するために断線検知回路7を別途に設ける必要が
あると共に、この断線検知回路7ではひずみゲージ1が
完全に断線状態にならないと検出できないため、例えば
、ひずみゲージ1が劣化により断線を起こす場合には、
断線に至る前の状態でその抵抗値が変動して検出電圧が
マイナス側に変動している場合でもこれを検知できず、
誤った測定出力が表示されてしまうという不具合があっ
た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、断線検知回路を設けることなく簡単な構成でひずみ
ゲージ回路の断線状態を検知できると共に、ひずみゲー
ジの劣化状態をも検知して警報信号を出力できる断線検
知機能付き応力測定回路を提供するにある。
〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の断線検知機能付き応力測定回路は、ブリッジ接
続されたひずみゲージ回路の入力端子に定電圧を与えた
状態で出力端子に現れる電圧を検出してひずみ応力を検
出する応力測定回路を対象とし、前記ひずみゲージ回路
からの検出電圧に所定電圧を加算する加算回路、及びこ
の加算回路からの出力電圧を正或は負の何れか一方の極
性領域で受付けてデジタル信号に変換するA/D変換器
、並びにこのA/D変換器からのデジタル信号に基づい
てひずみ応力を検出する検出回路を設け、前記検出回路
を、応力のない状態での前記A/D変換器からのデジタ
ル信号が前記加算回路の加算電圧に相当しないときに警
報信号を出力させる構成としたところに特徴を有する。
また、上記応力測定回路において、ひずみゲージ回路か
らの検出電圧を正負の極性領域に渡って受付けてデジタ
ル信号に変換するA/D変換器、及びこのA/D変換器
からのデジタル信号に基づいてひずみ応力を検出する検
出回路を設け、前記検出回路を、前記A/D変換器から
のデジタル信号が応力のない状態で零ボルトの電圧値に
相当しないときに警報信号を出力させる構成としても良
い。
(作用) 請求項1記載の断線検知機能付き応力測定回路によれば
、ひずみゲージ回路からの検出電圧は加算回路において
所定電圧が加算されてA/D変換回路を介して検出回路
に与えられる。検出回路においては、ひずみ応力のない
状態でA/D変換回路からのデジタル信号が加算電圧に
相当するとき、つまりひずみゲージ回路の検出電圧がゼ
ロボルトに相当し加算電圧のみがA/D変換回路を介し
てデジタル信号として与えられているときには、ひずみ
ゲージ回路が正常であると判断して、その後ひずみゲー
ジ回路から加算回路及びA/D変換回路を介して与えら
れる検出電圧に基づいてひずみ応力を演算する。
しかして、ブリッジ接続されたひずみゲージのうち何れ
かが断線した場合には、応力のない状態でひずみゲージ
回路の検出電圧は入力端子に与えられた正或は負の定電
圧に略等しくなる。従って、この場合には、検出回路に
ひずみ応力がないときの加算電圧に相当するデジタル信
号がA/D変換回路から与えられないことにより、検出
電圧が正或は負の何れの電圧になっている場合にもひず
みゲージの断線状態を検知して警報信号を出力するもの
である。また、ひずみゲージが劣化等を起こした場合に
は、応力のない状態でその検出電圧がゼロボルトから外
れることにより、検出回路は、加算電圧に相当するデジ
タル信号がA/D変換回路から与えられないことにより
警報信号を特徴する 請求項2記載の断線検知機能付き応力測定回路によれば
、ひずみゲージの断線或は劣化等によりひずみゲージ回
路の検出電圧がゼロボルトから外れると、検出回路は、
A/D変換回路から与えられるデジタル信号に基づいて
、断線状態或は劣化状態を検出して警報信号を出力する
(実施例) 以下、本発明をプレス加工機の金型に取付けられる応力
測定回路に適用した場合の第1の実施例について第1図
及び第2図を参照しながら説明する。
まず、電気的構成を示す第1図において、11は4個の
ひずみゲージ12をブリッジ接続してなるひずみゲージ
回路で、これは図示しない金型の応力測定部分に取付け
られているもので、その入力端子11及びI2には図示
しない定電圧電源から夫々正、負のバイアス電圧+Vc
、Vc(例えば+15V、−15V)が与えられている
。13は増幅回路で、ひずみゲージ回路11の出力端子
01及びo2から検出電圧が与えられ、その差動入力を
増幅して出力する。14は加算回路で、増幅回路13の
出力に所定の電圧VA  (例えば+IV)を加算して
出力する。15は正電圧入力を受付けてデジタル信号に
変換するA/D変換回路である。16は検出回路たるマ
イクロコンピュータで、A/D変換回路15からのデジ
タル信号に基づいて後述するように演算を行なって表示
部17に表示出力を行なうものである。18は断線報知
回路で、これはマイクロコンピュータ16から断線警報
信号が与えられると図示しない断線報知ランプを点灯さ
せるようになっている。19は異常報知回路で、これは
マイクロコンピュータ16から異常警報信号が与えられ
るとひずみゲージ回路11の劣化状態を示す異常報知ラ
ンプが点灯されるようになっている。
次に、本実施例の作用について第2図に示すフローチャ
ートをも参照しながら説明する。
まず、プレス加工機が動作を開始して金型が所定位置ま
で移動すると、図示しない近接スイッチによりマイクロ
コンピュータ16にトリガ信号が与えられる。マイクロ
コンピュータ16は、このトリガ信号に応じて、第2図
に示すフローチャートに従って応力測定プログラムをス
タートする。
即ち、マイクロコンピュータ16は、まだひずみ応力の
加わっていない状態でのひずみゲージ回路11からの検
出電圧を初期電圧V。とじて入力する(ステップSt)
。この場合、ひずみゲージ回路11が正常状態であれば
、ひずみ応力が加わっていないことにより、その検出電
圧はOvであり、加算回路14.A/D変換回路15を
介してマイクロコンピュータ16に与えられるデジタル
信号は加算電圧vAに相当する値となる。従って、マイ
クロコンピュータ16は、ステップS2において、断線
状態を検知するための下限設置電圧V。
N及び上限設定電圧V MAXの中間に入っていること
によりrYESJと判断し、続くステップS。
において、初期電圧V0が許容誤差範囲内(VSA〜V
 sB)に入っていることによりrYESJと判断して
ステップS4に移行する。
上述の判断が終了すると、マイクロコンピュータ16は
、金型がプレス動作を行なってひずみ応力を受けたとき
のひずみゲージ回路11からの検出電圧Vを入力しくス
テップS4)、続いてその検出電圧Vの最大値と初期電
圧V。との差に基づいてひずみ応力を演算しくステップ
S、)、その結果を表示部17に出力して(ステップS
、)プログラムを終了する。
しかして、ひずみゲージ回路11のひずみゲージ12が
断線している場合には、増幅回路13に入力される電圧
はひずみゲージ回路11に与えられているバイアス電圧
VC或は=■、に略等しくなり(通常複数本同時に断線
することはないため)、加算回路14の出力はvc+■
い或は−VC+vAとなり、加算電圧VAの値から大き
く外れてV、、、、以下になるか或はV MAX以上の
値となる。
これにより、マイクロコンピュータ16は、ひずみゲー
ジ回路11が断線状態であるとして、ステップS2でr
NOJと判断し、ステップS7に進んで断線報知回路1
8に警報出力を与え、プログラムを終了する。断線報知
回路18はこれに応じて例えば断線報知ランプを点灯さ
せるようになっている。
また、ひずみゲージ回路11のひずみゲージ12が劣化
等を起こしている場合には、各抵抗値のバランスが崩れ
てひずみ応力のない状態でも検出電圧がOvを外れるこ
とがある。この場合、ひずみゲージ12が劣化等を起こ
さない場合でも温度変化により検出電圧が0■を外れる
ことがあるが、その温度補正の許容限界範囲としてV 
SA−V sBが設定されている。従って、初期電圧V
。がこの許容限界範囲を外れたときには、マイクロコン
ピュータ16は、ステップS、において「NO」と判断
し、ステップS8に進んでひずみゲージ12が劣化等の
異常状態であることを警報信号として異常報知回路19
に出力し、次いで前述同様ステップS4以降を実行して
プログラムを終了する。これにより、異常報知回路19
はひずみゲージ回路11の異常状態を報知ランプ等によ
り報知を行なう。そして、その報知ランプの点灯状態で
、ひずみ応力の表示出力が行なわれるものである。
このような本実施例によれば、ひずみゲージ回路11の
検出電圧に加算回路13により所定の電圧を加算してか
らA/D変換回路15に与えるようにしたので、断線検
知回路を別途に設ける従来と異なり、A/D変換回路1
5が正電圧領域のみ受付けるものでありながら、実質的
に検出電圧が負の値まで受付けることと等価となり、こ
れにより、ひずみゲージ12の断線状態及び劣化等によ
る異常状態の場合でもこれらを検知することができるも
のである。また、ひずみゲージ回路11の結線が何等か
の事故で断線した場合と、ひずみゲージ12そのものの
劣化による異常及びこれに続(断線とが区別できるので
、断線に至る前の測定データの信頼性が向上する。
第3図及び第4図は本発明の第2の実施例を示すもので
、第1の実施例と異なるところは、加算回路14及びA
/D変換回路15に代えて、正負の極性領域に渡って入
力電圧を受付けるA/D変換回路20を設けたところに
ある(第3図参照)。
これにより、A/D変換回路20は、ひずみゲージ回路
11からの検出電圧を正負の両極性領域に渡って受付け
てデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ16に
与えることができる。従って、ひずみゲージ回路11が
正常状態にある場合には、マイクロコンピュータ16に
Ovに相当するデジタル信号が検出電圧Vとして与えら
れる。
このような構成において、マイクロコンピュータ16は
、前述同様近接スイッチによるトリガ信号に応じて第4
図に示すフローチャートに従ってプログラムを開始する
。この第4図に示すフローチャートは、第1の実施例に
対してステップS2及びS、をステップS2 及びS3
 としたもので、その他のステップについては同様であ
る。
即ち、ひずみゲージ回路11の断線状態で現われるバイ
アス電圧vc或は−vcに略等しい検出電圧に対して、
マイクロコンピュータ16は、ステップS2 において
、誤差を考慮した上限電圧VM及び下限電圧−VMの範
囲から外れていることにより、「NO」と判断してステ
ップS7の警報信号圧力の処理を行う。また、ひずみゲ
ージ12の劣化による検出電圧が変動している状態では
、ステップS、において許容誤差範囲(−■、〜VS)
から外れていることにより、rNOJと判断してステッ
プS8を経てステップS4以降を実施する。
従って、第2の実施例によっても第1の実施例と同様の
効果が得られるものである。
尚、上記各実施例は、プレス加工機の金型のひずみ応力
測定回路に適用した場合について述べたが、これに限ら
ず、本発明はひずみゲージ回路を用いた装置全般に適用
できるものである。
[発明の効果] 請求項1記載の断線検知機能付き応力測定回路によれば
、加算回路により、ひずみゲージ回路の検出電圧に所定
の電圧を加算してA/D変換回路に与えるようにしたの
で、A/D変換回路が正或は負の何れか一方の極性領域
で受付けるものであっても、ひずみゲージ回路からの負
電圧入力を加算電圧以下の入力電圧として受付けて検出
回路に与えることができ、従って、断線検知回路を別途
に設けることなく、簡単な構成で、検出回路によりA/
D変換回路からの信号に基づいてひずみゲージ回路の断
線状態或はひずみゲージの劣化等による異常出力状態が
検出でき、さらに、断線に至るまでの測定データの信頼
性も向上するという優れた効果を奏する。
請求項2記載の断線検知機能付き応力DI定回路によれ
ば、正負の極性領域に渡ってひずみゲージ回路の検出電
圧を受付けるA/D変換回路を設けたので、検出回路に
より、A/D変換回路からのデジタル信号に基づいてひ
ずみゲージ回路の断線状態及びひずみゲージの劣化状態
を検知でき、上述と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は電気的構成図、第2図は応力n1定のプログラムを
示すフローチャートであり、第3図及び第4図は本発明
の第2の実施例を示す第1図及び第2図相当図であり、
第5図は従来例を示す第1図相当図である。 図面中、11はひずみゲージ回路、12はひずみゲージ
、13は増幅回路、14は加算回路、15及び20はA
/D変換回路、16はマイクロコンピュータ(検出回路
)、17は表示部、18は断線報知回路、19は異常報
知回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ブリッジ接続されたひずみゲージ回路の入力端子に
    定電圧を与えた状態で出力端子に現れる電圧を検出して
    ひずみ応力を検出するものにおいて、前記ひずみゲージ
    回路からの検出電圧に所定電圧を加算する加算回路と、
    この加算回路からの出力電圧を正或は負の何れか一方の
    極性領域で受付けてデジタル信号に変換するA/D変換
    器と、このA/D変換器からのデジタル信号に基づいて
    ひずみ応力を検出する検出回路とを具備し、前記検出回
    路は、応力のない状態での前記A/D変換器からのデジ
    タル信号が前記加算回路の加算電圧に相当しないときに
    警報信号を出力することを特徴とする断線検知機能付き
    応力測定回路。 2、ブリッジ接続されたひずみゲージ回路の入力端子に
    定電圧を与えた状態で出力端子に現れる電圧を検出して
    ひずみ応力を検出するものにおいて、前記ひずみゲージ
    回路からの検出電圧を正負の極性領域に渡って受付けて
    デジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変
    換器からのデジタル信号に基づいてひずみ応力を検出す
    る検出回路とを具備し、前記検出回路は、前記A/D変
    換器からのデジタル信号が応力のない状態で零ボルトの
    電圧値に相当しないときに警報信号を出力することを特
    徴とする断線検知機能付き応力測定回路。
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