JPH03137409A - 焼却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は固形状、布紐状、粉状等の各秤可燃物を焼却
するための焼却装置に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の焼却炉では例えば炉室内を１次燃焼室と
２次燃焼室とに区分して可燃物の完全燃焼化を図ってい
た。

［発明が解決しようとする課題］ 上記焼却炉の場合には炉構造が複雑となって設備コスト
が増大する問題点や、可燃物の性状によって燃焼状態が
変動する問題点があった。

本発明の課題は上記問題点を解消して各種の可燃物を効
果的に焼却しつる焼却装置を提供づることである。

［課題を解決するための手段］ 本発明の焼却装置は、焼却炉本体の側壁には投入口を通
じて炉室内へ投入された可燃物を燃焼さゼる燃焼ゾーン
に向って燃焼用エアを噴出するための第１噴出口群と、
前記燃焼ゾーンの上方に形成された燃焼ガス流動ゾーン
に向って燃焼用エアを噴出するための第２噴出口群と、
前記燃焼ゾーンの下方に向って燃焼用エアを噴出するた
めの第３噴出口群とを開口し・、炉室内の前記投入口付
近の上方には燃焼ガスを前記投入口側へ反転流動させて
炉室外へ排出するための排ガス通路を形成した構成を有
する。

［作　用］ 焼却炉本体の側壁に開口した第１噴出口群から噴出した
燃焼用エアを、炉室内へ投入された可燃物の燃焼ゾーン
に向って吹きつけて可燃物を燃焼させると同時に、第２
噴出口群から噴出した燃焼用エアを、炉室内の奥部から
炉室内の投入口付近の上方に形成された排ガス通路内へ
反転流動する燃焼ガス流動ゾーン内の燃焼ガスと混合さ
せて燃焼ガス中の未然ガスを燃焼させ、さらに、第３噴
出口群から噴出した燃焼用エアを前記燃焼ゾーンの下方
に向って吹きつけて燃焼ゾーンの下方へ落下した灰分中
の未燃分を燃焼させる。

［発明の効果］ 本発明は上記したように構成したので、燃焼ガスが投入
口側へ反転流動して排ガス通路内を流通する途中で燃焼
ガスと、第２噴出口から噴出した燃焼用エアとが効果的
に混合し、燃焼ガス中の未燃ガスが燃焼して火炎となり
、可燃物に対する燃焼効果を高めつるとともに、第３噴
出口から噴出した燃焼用エアが燃焼ゾーンの下方へ落下
した灰分に向って吹きつけられて灰分中の未燃分を静か
に再燃焼させるので、灰分がタリン力状に固化する不具
合を防止することができ、また、第３噴出助勢すること
ができる。

従って、可燃物、未燃ガス、未燃灰分を可燃物の性状の
如何に拘らず全て効果的に燃焼して完全燃焼化を図りつ
るとともに、燃焼炉本体の構造を簡略化して燃焼炉本体
をコンパクト化し、その設備コストを節減しうる効果が
ある。

〔実施例］ 次に、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

固形状、布紐状、粉状等の各種可燃物を焼！Ｊ＋するた
めの焼却装置において、焼却炉本体１は煙塵補集用すイ
クロン！Ｌ！！器２、排風ファン３、排気煙突４、燃焼
用エア送入用のブロア５等がＦＱｍされた設置面６に掘
設されたビット１１の底面上に設置されている。

焼却炉本体１の前後壁ｉａ、ｉｂおよび両側壁１ｃ、１
ｃは内外鋼板間に冷却水が封入された水冷壁部１２と、
この水冷壁部１２に内張すされた耐火壁部１３によって
形成されるとともに、焼却炉本体１内に形成された炉室
２の上方には水冷壁１２内に連通されて冷ｒＪ）水が収
容された水冷槽１４が形成され、この水冷槽１４内には
水中に浸漬されてザイクロン集ＩＩ器２に連通された多
数本の煙管１５〜１５が前後方向に沿って水平状に配管
されるとともに、水冷槽１４にはドレンセパレータ４０
が接続されている。

焼却炉本体１の前壁１ａの中央部付近には蓋扱１６ａに
よって開閉される投入口１６が固形状の可燃物を炉室２
内へ投入するために開口され、この投入口１６の外方へ
突出された台板１７上には固形状の可燃物を投入口１６
を通じて炉室２内へ押込むためにシリンダで駆動される
投入ブツシャ１８が取付けられるとともに、台板１７の
下方には投入ブツシャ１８によって炉室２内へ押込まれ
た可燃物をさらに炉室２内の奥部へ押込むための送入ブ
ツシャ１９が取付けられている。

焼却炉本体１の一方の側壁１ｃの中央部付近にはスクリ
ューコンベア等によって移送される粉状の可燃物を炉室
２内へ投入するための粉体投入口２０が開口され、また
、前壁１ａの下端部および両側壁１Ｃの下端部には常に
は肺によって閉止された排出口２１　、．２１がそれぞ
れ開設されている。

炉室２内の下部には高さが可燃物の送り込み方向に向っ
て漸減するように前後方向へ傾頭状に配列された多数本
の水冷ロスドル２２〜２２が両側壁１０間にわたって並
行状に横架され、投入口１６側に配列された複数本の水
冷０ストル２２上および粉体投入口２０の下方に配列さ
れた複数本の水冷ロスドル２２上には投入口１６および
粉体投入口２０から投入された可燃物を載置するために
それぞれ格子状に形成されて多数の孔部を有する１対の
耐火床２３．２３が設置され、両射火床２３上には可燃
物を燃焼させるための燃焼ゾーン２４が傾斜状に形成さ
れている。

炉室２内の上端部で煙管１５の基端部の下方には水冷槽
１４の下面に連接されて垂下された通路壁２６が両側壁
１Ｃ間にわたって横架されるとともに、炉室２内の投入
口１６付近の上方で前壁１ａと通路壁２６との間には燃
焼ガスを炉室２内の奥部から投入口１６側へ反転流動さ
せて煙管１５内へ送り込むための排ガス通路２７が垂直
状に形成されている。

両側壁１Ｇの中央部付近には燃焼ゾーン２４に向って燃
焼用エアを噴出するために水冷ロスドル２２の配列方向
と並行に配列された多数個の第１噴出口３３〜３３が燃
焼ゾーン２４に対向してそれぞれ開口されるとともに、
両側壁１Ｃの第１噴出口３３の上方には燃焼ゾーン２４
の上方に形成された燃焼ガス流動ゾーン２５に向って燃
焼用１アを噴出するために多数個の第２噴出口３４〜３
４が燃焼ガス流動ゾーン２５に対向してそれぞれ開口さ
れ、さらに、両側壁１Ｃの下端部には燃焼ゾーン２４の
下方に向って燃焼用エアを噴出するために横一列に配列
された多数個の第３噴出口３５〜３５がそれぞれ開口さ
れている。

両側壁１Ｃの外壁面の中央部付近には燃焼用エアを第１
噴出口３３および第２噴出口３４を通じて炉室内へ送入
するためにブロア５に導管２９゜２９を介して接続され
た左右１対の上エアボックス３０が各第１噴射口３３お
よび各第２噴射口３４に対向してそれぞれ取付けられて
いる。雨上エアボックス３０の内部は水冷ロスドル２２
の配列方向と並行に傾架された隔壁３０ａによって下送
風室３１と下送風室３２とに仕切られている。下送風室
３１内のエアは各第２噴出口３４を通じて炉室２内へ噴
出し、下送風室３２内のエアは各第１噴出口３３を通じ
て炉室２内へ噴出する。内導管２９にはそれぞれ炉室２
内へ流入する燃焼用エアの流ωを調整するための流量調
整弁３６がそれぞれ取付けられている。

両側壁１Ｃの外壁面の下端部には燃焼用エアを第３噴出
口３５を通じて炉室２内へ送入するために導管３７を介
してブロア５に接続された左右１対の下エアボックス３
８がそれぞれ取付けられ、導管３７には炉室２内へ流入
する燃焼用エアの流量を調整するための流量調整弁３９
が取付けられている。

投入口１６若しくは粉体投入口２０を通じて炉室２内へ
投入された可燃物に着火すると、各第１噴出口３３から
噴出した燃焼用エアが燃焼ゾーン２４の可燃物に向って
吹きつけられて可燃物が燃焼するとともに、燃焼ガスが
炉室２内の奥部から投入口１６側へ燃焼ガス流動ゾーン
２５内を反転流動して朗ガス通路２７内を通じて煙管１
５内へ流入する途中で、各第２噴出口３４から噴出した
燃焼用エアが燃焼ガスと混合して燃焼ガス中の未燃ガス
が再燃焼する。また、各第３噴出口３５から噴出した燃
焼用エアが水冷ロスドル２２下へ落下した灰分に向って
吹きつけられて落下した灰分中の未燃分が再燃焼する。

排ガス通路２７内を流通した排ガスは煙管１５内を流通
して冷却され、果梗サイクロン２内へ送出されて煙塵が
分離されてから、排風ファン３によって排気煙突４へ送
出されて排気炒突４から外気中へ放出される。

続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明
する。

本例では焼却炉本体１の両側壁１Ｃには投入口１６を通
じて炉室２内へ投入された可燃物を燃焼させる燃焼ゾー
ン２４に向って燃焼用エアを噴出するための第１噴出口
３３群と、燃焼ゾーン２４の上方に形成された燃焼ガス
流動ゾーン２５に向って燃焼用エアを噴出するための第
２噴出口３４群と、燃焼ゾーン２４の下方に向って燃焼
用エアを噴出するための第３噴出口３５群とを開口し、
炉室２内の投入口１６付近の上方には燃焼ガスを投入口
１６側へ反転流動させて炉室２外へ排出するための排ガ
ス通路２７を形成しである。

このため、燃焼ガスが投入口１６側へ反転流動して排ガ
ス通路２６内を流通する途中で燃焼ガスと第２噴出口３
４から噴出した燃焼用エアとが効果的に混合し、燃焼ガ
ス中の未燃ガスが燃焼して火炎となり、可燃物に対する
燃焼効果を高めうるとともに、第３噴出口３５から噴出
した燃焼用工アが燃焼ゾーン２４の下方へ落下した灰分
に向って吹きつけられて灰分中の未燃分を静かに再燃焼
させるので、灰分がタリンカ状に固化する不具合を防止
することができ、また、第３噴出口３５から噴出した燃
焼用エアが燃焼ゾーン２４の下方かｘ１ ２７・・・排ガス通路 ３３・・・第１噴出口 ３４・・・第２噴出口 ３５・・・第３噴出口 従って、可燃物、未燃ガス、未燃灰分を可燃物の性状の
如何に拘らず全て効果的に燃焼して完全燃焼化を図りう
るとともに、燃焼炉本体１の構造を簡略化して燃焼炉本
体１をコンパクト化し、その設備コストを節減しつる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は焼却炉
本体を断面にして示す焼却装置全体の側面図、第２図は
第１図のＸ−Ｘ線断面図である。 １・・・焼却炉本体 １６・・・投入口 ２４・・・燃焼ゾーン ２５・・・燃焼ガス流動ゾーン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 焼却炉本体の側壁には投入口を通じて炉室内へ投入され
   た可燃物を燃焼させる燃焼ゾーンに向つて燃焼用エアを
   噴出するための第１噴出口群と、前記燃焼ゾーンの上方
   に形成された燃焼ガス流動ゾーンに向つて燃焼用エアを
   噴出するための第２噴出口群と、前記燃焼ゾーンの下方
   に向つて燃焼用エアを噴出するための第３噴出口群とを
   開口し、炉室内の前記投入口付近の上方には燃焼ガスを
   前記投入口側へ反転流動させて炉室外へ排出するための
   排ガス通路を形成したことを特徴とする焼却装置。