JPH03136851A - ブロックハム真空包装用複合フィルム - Google Patents
ブロックハム真空包装用複合フィルムInfo
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- JPH03136851A JPH03136851A JP27485989A JP27485989A JPH03136851A JP H03136851 A JPH03136851 A JP H03136851A JP 27485989 A JP27485989 A JP 27485989A JP 27485989 A JP27485989 A JP 27485989A JP H03136851 A JPH03136851 A JP H03136851A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、衝撃強度や耐ピンホール性、および柔軟性を
改良し、ガスバリア性、透明性に優れた複合フィルムに
関するものである。
改良し、ガスバリア性、透明性に優れた複合フィルムに
関するものである。
食品包装等の柔軟包装分野において必要とされる性能に
は、バリア性、柔軟性、耐ピンホール性などがある。
は、バリア性、柔軟性、耐ピンホール性などがある。
食品包装分野においては、食品の変質や腐敗の原因とな
る微生物を完全に死滅、除去するために、レトルト加熱
滅菌処理やボイル滅菌処理等の加熱滅菌処理が行われた
り、クリーンルーム内で包装作業が行われたりする。ま
た包装材にガスバリヤ性を付与して酸素ガスによる食品
の変質や腐敗を防ぐとともに保存性も高めている。
る微生物を完全に死滅、除去するために、レトルト加熱
滅菌処理やボイル滅菌処理等の加熱滅菌処理が行われた
り、クリーンルーム内で包装作業が行われたりする。ま
た包装材にガスバリヤ性を付与して酸素ガスによる食品
の変質や腐敗を防ぐとともに保存性も高めている。
しかしながら流通過程において、製品に与える振動およ
び落下によってピンホールが発生し、その箇所から外部
環境の空気が侵入し、製品に触れ、製品が変色したり腐
敗する場合がある。そのため包装材には、振動や落下に
よる衝撃などによるピンホールの発生や破袋しない衝撃
強度や耐ピンホール性が要求されている。
び落下によってピンホールが発生し、その箇所から外部
環境の空気が侵入し、製品に触れ、製品が変色したり腐
敗する場合がある。そのため包装材には、振動や落下に
よる衝撃などによるピンホールの発生や破袋しない衝撃
強度や耐ピンホール性が要求されている。
特に耐ピンホール性において、従来よりよく用いられて
いる技術は、複合フィルムの一層に衝撃強度に優れたポ
リアミド樹脂を使用し、複合フィルムにおけるポリアミ
ド樹脂の比率を高くすることにより耐ピンホール性の向
上を計っていた。しかしながら、ポリアミド樹脂の比率
を高くすると複合フィルム全体の柔軟性は乏しくなり、
またフィルムの柔軟性が低下する割には耐ピンホール性
は正比例して向上されない、そのため柔軟性を考慮して
ポリアミド樹脂の比率を設計する必要性がある。
いる技術は、複合フィルムの一層に衝撃強度に優れたポ
リアミド樹脂を使用し、複合フィルムにおけるポリアミ
ド樹脂の比率を高くすることにより耐ピンホール性の向
上を計っていた。しかしながら、ポリアミド樹脂の比率
を高くすると複合フィルム全体の柔軟性は乏しくなり、
またフィルムの柔軟性が低下する割には耐ピンホール性
は正比例して向上されない、そのため柔軟性を考慮して
ポリアミド樹脂の比率を設計する必要性がある。
本発明は、複合フィルムにおけるポリアミド樹脂の比率
は従来と同じとし、ポリアミド樹脂層を多層に分けるこ
とにより柔軟性および衝撃強度、耐ピンホール性を改良
したガス遮断性複合フィルムを提供することにある。
は従来と同じとし、ポリアミド樹脂層を多層に分けるこ
とにより柔軟性および衝撃強度、耐ピンホール性を改良
したガス遮断性複合フィルムを提供することにある。
本発明は、ポリアミド樹脂層を多層に分け、ポリアミド
樹脂層の間に緩衝材として接着層を入れた層をＡ層とし
、Ａ層、バリア層、接着層、シーラント層、またはポリ
アミド樹脂層を多層に分け、ポリアミド樹脂層の間に緩
衝材として接着層を入れた層をＡ層、Ｂ層とし、Ａ層、
バリア層、Ｂ層、接着層、シーラント層の順で積層され
たことを特徴とした複合フィルムに関するものである。
樹脂層の間に緩衝材として接着層を入れた層をＡ層とし
、Ａ層、バリア層、接着層、シーラント層、またはポリ
アミド樹脂層を多層に分け、ポリアミド樹脂層の間に緩
衝材として接着層を入れた層をＡ層、Ｂ層とし、Ａ層、
バリア層、Ｂ層、接着層、シーラント層の順で積層され
たことを特徴とした複合フィルムに関するものである。
ポリアミド樹脂層を多層に分は接着層をいれた場合、同
比率でポリアミド層を分けずに複合フィルムを作ったも
のに比べ、飛躍的に衝撃強度が向上し、柔軟性が改良さ
れることを見いだした。
比率でポリアミド層を分けずに複合フィルムを作ったも
のに比べ、飛躍的に衝撃強度が向上し、柔軟性が改良さ
れることを見いだした。
第一図は、本発明による積層体のｌ具体例の断面図であ
る。１はポリアミド樹脂層、２は接着層、３はバリア層
、４はシーラント層となっている。
る。１はポリアミド樹脂層、２は接着層、３はバリア層
、４はシーラント層となっている。
バリア層として用いられる樹脂は、エチレンビニルアル
コール共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂であり、この
層で酸素ガスを有効に遮断し、内容物の保存性を高めて
いる。
コール共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂であり、この
層で酸素ガスを有効に遮断し、内容物の保存性を高めて
いる。
用いられるポリアミド樹脂は、ナイロン６、ナイロン１
１．６−１２共重合体ナイロン、６−６６共重合体ナイ
ロン、ナイロン６−１０．ナイロン１２、非品性ナイロ
ンおよびそれらを主成分とするブレンド物であり、ポリ
アミド樹脂を単層で用いるのではなく、ポリアミド樹脂
層間に接着層をいれ多層にわけ、耐ピンホール性を向上
させている。ポリアミド樹脂を多層にわける際、１種類
のポリアミド樹脂を接着層を介して多層にわけても、２
種類以上のポリアミド樹脂を接着層を介して多層にわけ
てもかまわない、多層にわけたポリアミド樹脂層間の接
着層は緩衝材層の役割を担っており、耐ピンホール性を
大幅に改善している。
１．６−１２共重合体ナイロン、６−６６共重合体ナイ
ロン、ナイロン６−１０．ナイロン１２、非品性ナイロ
ンおよびそれらを主成分とするブレンド物であり、ポリ
アミド樹脂を単層で用いるのではなく、ポリアミド樹脂
層間に接着層をいれ多層にわけ、耐ピンホール性を向上
させている。ポリアミド樹脂を多層にわける際、１種類
のポリアミド樹脂を接着層を介して多層にわけても、２
種類以上のポリアミド樹脂を接着層を介して多層にわけ
てもかまわない、多層にわけたポリアミド樹脂層間の接
着層は緩衝材層の役割を担っており、耐ピンホール性を
大幅に改善している。
接着層として用いられるものには、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体またはエチレン−プロピレンエラストマーに
一塩基性不飽和脂肪酸あるいは二塩基性不飽和脂肪酸の
無水物を化学的に結合させて得られる酸変性オレフィン
系樹脂が用いられる。
ル共重合体またはエチレン−プロピレンエラストマーに
一塩基性不飽和脂肪酸あるいは二塩基性不飽和脂肪酸の
無水物を化学的に結合させて得られる酸変性オレフィン
系樹脂が用いられる。
シーラント層は、オレフィン系樹脂であるＶＬＤＰＥＳ
ＬＬＤＰＥＳＬＤＰＥ、ＭＤＰＥ、ＨＤＰＥ、ＰＰ、
およびエチレン共重合体であるＥＶＡ２エチレン−メチ
ルメタアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレンメチルアクリレート共重合体
、エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重
合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタ
クリル酸共重合体、ＩＯＮなどの樹脂である。
ＬＬＤＰＥＳＬＤＰＥ、ＭＤＰＥ、ＨＤＰＥ、ＰＰ、
およびエチレン共重合体であるＥＶＡ２エチレン−メチ
ルメタアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレンメチルアクリレート共重合体
、エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重
合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタ
クリル酸共重合体、ＩＯＮなどの樹脂である。
本発明の実施例を示す。表１の樟な構成で積層体を作り
、耐ピンホール性について評価を行った。
、耐ピンホール性について評価を行った。
耐ピンホール性の評価は、図２に示したように、先端が
鋼製の計５を治具で水平にセットした複合フィルム６に
当て、針に一定加重をかけて一分間保持した。加重は１
０ｇずつピンホールが発生するまで増やしていき、ピン
ホールの発生した荷重の前の荷重が複合フィルムの耐え
うる荷重とした。
鋼製の計５を治具で水平にセットした複合フィルム６に
当て、針に一定加重をかけて一分間保持した。加重は１
０ｇずつピンホールが発生するまで増やしていき、ピン
ホールの発生した荷重の前の荷重が複合フィルムの耐え
うる荷重とした。
図３に耐ピンホール性の評価結果を示した。
本発明の複合フィルムを用いることにより、従来のもの
に比べ１．５〜２倍の耐ピンホール性を持っていること
がわかる。
に比べ１．５〜２倍の耐ピンホール性を持っていること
がわかる。
本発明の複合フィルムを用いて、ブロックハムを真空包
装し、１００℃の熱水中に２０分間入れ、加熱滅菌を行
いサンプルを作製した０作製したサンプルをダンボール
箱に２０個つめ、そのダンボール箱を１ｍの高さから１
８０回落とし、ピンホールなどの脱気もれがないか調べ
た結果を表１に示した。
装し、１００℃の熱水中に２０分間入れ、加熱滅菌を行
いサンプルを作製した０作製したサンプルをダンボール
箱に２０個つめ、そのダンボール箱を１ｍの高さから１
８０回落とし、ピンホールなどの脱気もれがないか調べ
た結果を表１に示した。
本発明の複合フィルムを用いた場合、１８０回の落下試
験を行なってもピンホールが発生しておらず、耐ピンホ
ール性が向上しているのがわかる。
験を行なってもピンホールが発生しておらず、耐ピンホ
ール性が向上しているのがわかる。
表 １
○：ピンホールの発生なし
×：ピンホールが発生
Ａ：６ナイロン
宇部ナイロン１０３０Ｂ 宇部興産株式会社Ｂ：接着
層 アトマーＮＦ３００ 三井石油化学工業株式会社 Ｃ：６−６６共重合体ナイロン 宇部ナイロン５０３３Ｂ 宇部興産株式会社Ｄ：６−
１２共重合体ナイロン 宇部ナイロン７０２４Ｂ 宇部興産株式会社Ｅ：エチ
レンビニルアルコール共重合体エバールＥ、 Ｆ
クラレ株式会社Ｆ：接着層 アトマー舛Ｆ５０〇 三井石油化学工業株式会社 Ｇ：線状低密度ポリエチレン エバフレックスＶ５２７４ 三井デュポン・ポリケミカル株式会社 Ｈ：エチレン酢酸ビニル共重合体 ウルトゼックス２０２２Ｌ 三井日石ポリマー株式会社 ■＝ポリ塩化ビニリデン樹脂 サラン４６８ ダウケミカル社 Ｊ：接着層 アトマーＡＴ４６９Ｃ 三井石油化学工業株式会社 【発明の効果〕 本発明の積層体を使用することにより、衝撃強度および
耐ピンホール性の向上が計れ、柔軟性も改良され、ピン
ホールの発生がなくなることにより食品等の包装分野に
大きく貢献し得るものである。
層 アトマーＮＦ３００ 三井石油化学工業株式会社 Ｃ：６−６６共重合体ナイロン 宇部ナイロン５０３３Ｂ 宇部興産株式会社Ｄ：６−
１２共重合体ナイロン 宇部ナイロン７０２４Ｂ 宇部興産株式会社Ｅ：エチ
レンビニルアルコール共重合体エバールＥ、 Ｆ
クラレ株式会社Ｆ：接着層 アトマー舛Ｆ５０〇 三井石油化学工業株式会社 Ｇ：線状低密度ポリエチレン エバフレックスＶ５２７４ 三井デュポン・ポリケミカル株式会社 Ｈ：エチレン酢酸ビニル共重合体 ウルトゼックス２０２２Ｌ 三井日石ポリマー株式会社 ■＝ポリ塩化ビニリデン樹脂 サラン４６８ ダウケミカル社 Ｊ：接着層 アトマーＡＴ４６９Ｃ 三井石油化学工業株式会社 【発明の効果〕 本発明の積層体を使用することにより、衝撃強度および
耐ピンホール性の向上が計れ、柔軟性も改良され、ピン
ホールの発生がなくなることにより食品等の包装分野に
大きく貢献し得るものである。
第１図は本発明による複合フィルムの１実施例を示す断
面図、第２図は複合フィルムの耐ピンホール性の評価方
法を示す斜視図及び一部拡大図、第３図は各複合フィル
ムの賃下荷重との関係を示すグラフである。
面図、第２図は複合フィルムの耐ピンホール性の評価方
法を示す斜視図及び一部拡大図、第３図は各複合フィル
ムの賃下荷重との関係を示すグラフである。
Claims (2)
- （１）ポリアミド樹脂層を多層に分け、ポリアミド樹脂
層の間に緩衝材として接着層を入れた層をＡ層とし、Ａ
層、バリア層、接着層、シーラント層の順で積層された
ことを特徴とした複合フィルム。 - （２）ポリアミド樹脂層を多層に分け、ポリアミド樹脂
層の間に緩衝材として接着層を入れた層をＡ層、Ｂ層と
し、Ａ層、バリア層、Ｂ層、接着層、シーラント層の順
で積層されたことを特徴とした複合フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27485989A JPH03136851A (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | ブロックハム真空包装用複合フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27485989A JPH03136851A (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | ブロックハム真空包装用複合フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03136851A true JPH03136851A (ja) | 1991-06-11 |
| JPH0575586B2 JPH0575586B2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=17547572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27485989A Granted JPH03136851A (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | ブロックハム真空包装用複合フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03136851A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001246711A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | 耐ピンホール性を有する積層体およびそれを用いた包装袋 |
| JP2019059122A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 住友ベークライト株式会社 | 多層フィルム及び包装体 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5869051A (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-25 | 三菱樹脂株式会社 | ボイル殺菌用共押出し複合フイルム |
| JPS6114438U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-28 | 株式会社クラベ | 電源コ−ド保護装置 |
-
1989
- 1989-10-24 JP JP27485989A patent/JPH03136851A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5869051A (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-25 | 三菱樹脂株式会社 | ボイル殺菌用共押出し複合フイルム |
| JPS6114438U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-28 | 株式会社クラベ | 電源コ−ド保護装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001246711A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-09-11 | Toppan Printing Co Ltd | 耐ピンホール性を有する積層体およびそれを用いた包装袋 |
| JP2019059122A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 住友ベークライト株式会社 | 多層フィルム及び包装体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0575586B2 (ja) | 1993-10-20 |
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