JPH03134404A

JPH03134404A - 廃棄物焼却装置

Info

Publication number: JPH03134404A
Application number: JP27156389A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Kawashima; 川島　憲一; Hayato Watanabe; 隼人渡辺; Tetsuo Horie; 堀江　哲夫
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1989-10-20
Filing date: 1989-10-20
Publication date: 1991-06-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は都市ゴミ、自動車ダスト等、廃棄物焼却装置の
改良に関する。

〔従来の技術〕

第２図は都市ゴミ、自動車ダスト等の廃棄物を焼却する
従来の焼却装置の一例を示す系統図である。

都市ゴミ、自動車ダスト等の焼却物は、ホッパ（１）お
よびフィーダ（２）を介して、炉床（４）を有する焼却
炉（３）に投入される。一方、送風機（５）により燃焼
用空気が炉床（４）の下方に、またオーバファイアエア
（６）が焼却炉（３）の上部に、それぞれ供給される。

また、油タンク（７）から補助燃料がバーナ（８）へ供
給される。

焼却炉（３）内で焼却物が燃焼して発生した排ガスは、
二次燃焼室（９）で完全焼却されたのち、蒸気発生装置
（１０）で熱交換し、さらに電気集塵器（１１）へ導か
れる。廃棄物を焼却した排ガスには有害ガス（塩素ガス
、塩化水素ガス等）が含まれているので、上記電気集塵
器（１１）の入口側に薬品投入装置（１２）およびブロ
ワ（１３）により中和薬品を投入して排ガスを中和させ
る。そしてこの薬品投入によって発生したダストは電気
集塵器（１１）で捕集し、排ガスのみを誘引送風１（１
４）で吸引して煙突（１５）へ導びく。

一方、上記焼却炉（３）で焼却された燃焼灰は、炉床（
４）の下方から落下灰コンベア（１６）へ集められ、落
下灰輸送装置（１７）によって貯蔵ホッパ（１８）に貯
蔵される。また電気集塵器（１１）で捕集された飛灰は
、飛灰コンベア（１９）へ集められ、飛灰輸送装置（２
０）によって、上記貯蔵ホッパ（１８）に貯蔵される。

貯蔵ホッパ（１８）で貯蔵された落下灰と飛灰には有害
物質（Ｐｂ、　Ｃｄ、　Ｚｎ、　Ｈｇ等）が含まれてい
るため、管理型として埋立地へ処理される。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の廃棄物焼却装置には、次のような解決すべき
課題があった。

■）廃棄物を燃焼させると有害ガスが発生するので、蒸
気発生装置の設計条件いかんによっては高ｍ席食や低温
腐食が発生し、蒸気発生装置の寿命が著しく短くなる。

２）燃焼灰には有害物質が含まれているので、埋立処分
するためにはセメントで固める等の処理が必要となり、
草大な費用がかかる。

本発明は上記課題を解決することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記目的を達成するために、炉床を有する焼
却炉と、同焼却炉の燃焼ガス出口に配されて空気を加熱
する耐食性熱交換器と、同耐食性熱交換器で加熱された
高温空気が導入される蒸気発生装置と、同蒸気発生装置
の出口空気を上記炉床の下方へ導入する管路とを備えた
ことを特徴とする廃棄物焼却装置；　炉床を有する焼却
炉と、同焼却炉の燃焼ガスが導入される集塵器と、上記
炉床の下方で捕集された燃焼灰および上記集塵器で捕集
された飛灰が導入される溶融炉と、同溶融炉の排ガスを
上記集塵器の入口に導入する管路と、上記溶融炉からス
ラグを取出す手段とを備えたことを特徴とする廃棄物焼
却装置；　ならびに炉床を有する焼却炉と、同焼却炉の
燃焼ガス出口に配されて空気を加熱する耐食性熱交換器
と、同耐食性熱交換器で加熱された高温空気が導入され
る蒸気発生装置と、同蒸気発生装置の出口空気を上記炉
床の下方へ導入する管路と、上記焼却炉の燃焼ガスが導
入される集塵器と、上記炉床の下方で捕集された燃焼灰
および上記集塵器で捕集された飛灰が導入される溶融炉
と、同溶融炉の排ガスを上記集塵器の入口に導入する管
路と、上記溶融炉からスラグを取出す手段とを備えたこ
とを特徴とする廃棄物焼却装置を提案するものである。

〔作用〕

本発明は前記のように構成されており、蒸気発生装置に
は耐食性熱交換器で得られたクリーンな高温空気を導入
して高温腐食や低温腐食を完全に防止する。また、燃焼
灰は溶融炉で溶融ガラス固化して、小容積かつ安定型の
廃棄物に変える。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す系統図である。

本実施例では、焼却炉（３）にホッパ（１）およびフィ
ーダ（２）が設けられ、同焼却炉（３）の火炉下部には
回転炉床（４）が設けられている。焼却炉（３）のガス
出口部には二次燃焼室（９）が設けられ、その下流には
耐食性熱交換器（セラミックス等）　（２１）、さらに
その下流には電気集塵器（１１）および誘引送風機（１
４）が設けられており、煙突（１５）に接続されている
。

一方、送風機（５）の出口は耐食性熱交換器（２１）の
空気入口および焼却炉（３）の上部に接続されている。

その耐食性熱交換器（２１）の空気出口は蒸気発生装置
（２２）に接続され、同蒸気発生装置（２２）の空気出
口は、１転炉床（４）の下方に接続される。また油タン
ク（７）から補助燃料が供給されるバーナ（８）が回転
炉床（４）上方に設けられている。

回転炉床（４）の下方には落下灰コンベア（１６）およ
び落下灰輸送装置（１７）が設けられており、貯蔵ホッ
パ（１８）に接続される。また電気集塵器（１１）の下
方には飛灰コンベア（１９）および飛灰輸送装置（２０
）が設けられており、上記貯蔵ホッパ（１８）に接続さ
れる。さらに、貯蔵ホッパ（１８）の下方には電気溶融
炉（２４）が設けられ、継電器（２６）に接続された電
極（２５）が内蔵されている。同電気溶融炉（２４）の
下方にはスラグコンベア（２７）とスラグバンカ（２８
）が設けられている。

このような廃棄物焼却装置において、焼却物はホッパ（
１）およびフィーダ（２）を介して焼却炉（３）へ投入
される。焼却物は、回転炉床（４）上で空気と混合して
燃焼し、その排ガスは、二次燃焼室（９）で完全燃焼し
たのち、耐食性熱交換器（セラミックス等）（２１）へ
導びかれる。

耐食性熱交換器（２１）では、送風機（５）出口の空気
が燃焼排ガスから熱を受けて、高温空気となる。

この高温空気は、蒸気発生袋Ｗ　（２２）に送られ、同
蒸気発生装置で熱交換したのち、燃焼用空気として回転
炉床（４）の下方へ供給される。

また、耐食性熱交換器（２１）で減温された排ガスは、
薬品投入装置１Ｆ（１２）およびブロワ（１３）により
中和薬品を投入されて中和され、中和によって生じたダ
ストは電気集塵器（１１）で捕集される。ダストを分離
された排ガスは、誘引送風機（１４）で吸引され煙突（
１５）へ導びかれる。

一方、焼却炉（３）で焼却された燃焼灰は、落下灰コン
ベア（１６）と落下灰輸送装置（１７）により輸送さ、
れ、貯蔵ホッパ（１８）に−旦貯えられる。また電気集
塵器（１１）で捕集された飛灰も、飛灰コンベア（１９
）および飛灰輸送装置（２０）により輸送され、貯蔵ホ
ッパ（１８）に−旦貯えられる。貯蔵ホッパ（１８）に
貯えられた燃焼灰と飛灰は、灰フィーダ（２３）によっ
て電気溶融炉（２４）へ投入される。

電気溶融炉（２４）には電極（２５）が内蔵されており
、継電器（２６）に接続されて、燃焼灰と飛灰を溶融可
能な温度まで加熱できるようになっている。電気溶融炉
（２４）で溶融した燃焼灰と飛灰は、水または空気によ
って冷却され、スラグコンベア（２７）を通してスラグ
バンカ（２８）へ貯蔵される。もし、この燃焼灰や飛灰
中に銅金属等の有価物質が含まれていれば、電気溶融炉
（２４）内で重力分離することにより、容易に取り出す
ことができる。電気溶融炉（２４）で発生した排ガスは
、スプレー水（２９）によって冷却されたのち、電気集
塵器（１１）の入口へ導びかれる。

〔発明の効果〕

本発明によれば次の効果が得られる。

１）　有害排ガスと燃焼用空気とを腐食に強い耐食性熱
交換器によって熱交換させることにより、クリーンな高
温空気が得られ、この高温空気を蒸気発生装置へ供給で
きるので、蒸気発生装置の高温腐食や低温腐食を完全に
防止できる。

２）溶融炉によって燃焼灰と飛灰を溶融できるので、生
成されたスラグは減容化される。また有害物質（Ｐｂ、
　Ｃｄ、　Ｚｎ、　Ｈｇ等）がガラス固化されるので、
安定型の廃棄物に変えることができ、容易かつ廉価に処
分ができる。

３）　溶融炉において生じた排ガスは、集塵器入口へ導
くので、集塵手段を別途に設ける必要がない。

４）　焼却物に有用金属が含まれていれば、溶融炉内で
重力分離により容易に取り出すことができるので、経済
的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す系統図、第２図は従来
の廃棄物焼却装置の一例を示す系統図である。（２）・・・ホッパ、　　　　（２）・・・フィーダ、
（３）・・・焼却炉、　　　　（４）・・・炉床、（５
）・・・送風機、　　　　（６）・・・オーバファイア
エア、（７）・・・油タンク、（８）・・・バーナ、（
９）・・・二次燃焼室、　　（１０）・・・蒸気発生装
置、（１１）・・・電気集塵器、　（１２）・・・薬品
投入装置、（１３）・・・プロワ、　　　（１４）・・
・誘引送風機、（１５）・・・煙突、　　　　（１６）
・・・落下灰コンベア、（１７）・・・落下灰輸送装置
、（１８）・・・貯蔵ホッパ、（１９）・・・飛灰コン
ベア、　（２０）・・・飛灰輸送装置、（２１）・・・
耐食性熱交換器、（２３）・・・灰フィーダ、（２５）・・・電極、（２７）・・・スラグコンベア、（２９）・・・スプレー水。（２２）・・・蒸気発生装置、（２４）・・・電気溶融炉、（２６）・・・継電器、（２８）・・・スラグバンカ、

Claims

【特許請求の範囲】１）炉床を有する焼却炉と、同焼却炉の燃焼ガス出口に
配されて空気を加熱する耐食性熱交換器と、同耐食性熱
交換器で加熱された高温空気が導入される蒸気発生装置
と、同蒸気発生装置の出口空気を上記炉床の下方へ導入
する管路とを備えたことを特徴とする廃棄物焼却装置。２）炉床を有する焼却炉と、同焼却炉の燃焼ガスが導入
される集塵器と、上記炉床の下方で捕集された燃焼灰お
よび上記集塵器で捕集された飛灰が導入される溶融炉と
、同溶融炉の排ガスを上記集塵器の入口に導入する管路
と、上記溶融炉からスラグを取出す手段とを備えたこと
を特徴とする廃棄物焼却装置。３）炉床を有する焼却炉と、同焼却炉の燃焼ガス出口に
配されて空気を加熱する耐食性熱交換器と、同耐食性熱
交換器で加熱された高温空気が導入される蒸気発生装置
と、同蒸気発生装置の出口空気を上記炉床の下方へ導入
する管路と、上記焼却炉の燃焼ガスが導入される集塵器
と、上記炉床の下方で捕集された燃焼灰および上記集塵
器で捕集された飛灰が導入される溶融炉と、同溶融炉の
排ガスを上記集塵器の入口に導入する管路と、上記溶融
炉からスラグを取出す手段とを備えたことを特徴とする
廃棄物焼却装置。