JPH03133216A - 送信出力制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は２台のパワーアンプの出力信号を合成して送信
出力を得るマイクロ波帯無線通信装置に関し、特にその
送信出力を制御する送信出力制御回路に関する。

〔従来の技術〕

従来、マイクロ波帯無線通信装置において、回線距離が
近い等の理由により送信出力レベルを低下させる時は、
装置出力部にマイクロ波帯の減衰器を追加することによ
り行ってきた。

第３図は従来の送信パワー制御の一例であり、ＲＦ入力
端子ｌに入力された信号を分岐器２で分岐し、それぞれ
移相器３．４を通した後、パワーアンプ５．６で増幅し
、かつこれらを合成器７で合成している。そして、この
合成された出力を減衰器１２で減衰させ、カブラ８を通
してＲＦ出力端子９に出力させている。

カプラ８は出力の一部を分岐し、モニタ端子ｌＯを通し
て出力をモニタする。

この構成では、減衰器１２の減衰量を調整することで送
信出力の制御を行なうことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の送信出力制御回路では、送信出力を制御
するための減衰器１２を信号路に介挿しているため、信
号路の接続ケーブルを変更する必要があり、更に減衰量
に応じて減衰量の異なる複数個の減衰器を準備する必要
があるという問題がある。また、回線運用中に送信電力
を変更しようとしても、−度回線を断にして減衰器の追
加工事を行わなければならないという問題もある。

本発明の目的は、構造を複雑にすることなく、しかも回
線を断することなく減衰量を制御することを可能にした
送信出力制御回路を提供することにある。

なお、移相器３，４は各信号の位相を一致させるための
もので、各信号の位相に対応してそれぞれ所要の移相量
に調整したものを設けている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の送信出力制御回路は、入力信号を分岐してそれ
ぞれパワーアンプで信号を増幅する各分岐路の少なくと
も一方に移相器を介挿し、この移相器の移相量を調整可
能に構成している。

この場合、送信出力の一部を分岐して得られた送信出力
レベルに応じて移相器の移相量を制御する移相制御器を
設けている。

〔作用］ この構成では、分岐された信号の移相量を制御すること
で、合成される出力のレベルを変化させ、送信出力の制
御を可能とする。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図であり、第３図
の従来構成と同一部分には同一符号を付しである０図に
おいて、ＲＦ入力端子１に入力したマイクロ波帯信号は
、ハイブリッドからなる分岐器２にて２列に分岐され、
それぞれ移相器３．４を通してパワーアンプ５，６で増
幅される。ここで、これら移相器３．４はその移相量が
変化できる構成として、その移相量は移相制御器１１に
よってそれぞれ独立に制御されるように構成している。

各パワーアンプ５，６の出力信号は合成器７にて合成さ
れ、カブラ８を通してＲＦ出力端子９から出力される。

その出力レベルはカブラ８にて分岐され、一部はモニタ
端子１０を通してモニタが可能とされ、他の一部は前記
移相制御器１１に出力される。

したがって、この構成では、ＲＦ出力端子９から出力さ
れる出力レベルの一部をカブラ８で分岐し、その一部を
移相制御器１１に出力すると、移相制御器ｌｌでは出力
レベルに応じて各移相器３４の移相量をそれぞれ独立に
変化制御する。これにより、パワーアンプ５．６で増幅
される各信号の位相の相対関係が変化され、合成器７で
合成されて得られる出力レベルが変化される。これによ
り、移相制御器１１において出力レベルを所要の基準レ
ベルと比較し、この比較結果に基づいて移相器３，４を
制御することで、所要の送信出力レベルを得ることがで
きる。これにより、減衰器を不要とし、この減衰器が原
因とされる種々の問題を解消することが実現される。

第２図は本発明の他の実施例のブロック図であり、第１
図と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。ここでは、一方のパワーアンプ５側にのみ移相
器３を介挿し、この移相器３を移相制御器１１で制御す
るように構成している。

この構成においても、移相器３における移相量を制御す
ることで、位相が変化されないパワーアンプ６の出力と
の合成出力を変化することが可能となり、送信出力を所
要レベルに制御することが可能となる。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明は、入力信号が分岐される分
岐路の少なくとも一方に移相器を介挿し、この移相器の
移相量を調整可能としているので、移相量に応じて合成
される出力のレベルを変化させ、送信出力の制御を可能
とする。これにより、所要の送信出力を得ることが可能
になる一方で減衰器を不要とし、異なる構成のケーブル
や異なる減衰量の減衰器を準備する必要を無くし、構成
の簡略化を図ることができる。

また、送信出力レベルに応じて移相器の移相量を自動的
に制御する移相制御器を設けることにより、送信出力の
自動制御が実現できる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は本発
明の他の実施例のブロック図、第３図は従来の送信出力
制御回路の一例のブロック図である。 １・・・ＲＦ入力端子、２・・・分岐器、３．４・・・
移相器、５．６・・・パワーアンプ、７・・・合成器、
８・・・カプラ、９・・・ＲＦ出力端子、１０・・・モ
ニタ端子、１１・・・移相制御器、１２・・・減衰器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力信号を分岐して各分岐信号をそれぞれパワーア
   ンプで増幅し、かつ増幅された各信号を合成器で合成し
   て出力する送信出力回路において、各分岐路の少なくと
   も一方に移相器を介挿し、この移相器の移相量を出力レ
   ベルに応じて調整可能に構成したことを特徴とする送信
   出力制御回路。 ２、送信出力の一部を分岐して得られた送信出力レベル
   を入力し、この入力値に応じて自動的に移相器の移相量
   を制御する移相制御器を備えてなる特許請求の範囲第１
   項記載の送信出力制御回路。